JPH0965884A - SacI制限エンドヌクレアーゼのクローニング及び製造法 - Google Patents

SacI制限エンドヌクレアーゼのクローニング及び製造法

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JPH0965884A
JPH0965884A JP8066393A JP6639396A JPH0965884A JP H0965884 A JPH0965884 A JP H0965884A JP 8066393 A JP8066393 A JP 8066393A JP 6639396 A JP6639396 A JP 6639396A JP H0965884 A JPH0965884 A JP H0965884A
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dna
saci
gene
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methylase
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Shuang-Yong Xu
シユアン−ヤン・クユー
Jianping Xiao
ジヤン−ピン・クシヤオ
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New England Biolabs Inc
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/16Hydrolases (3) acting on ester bonds (3.1)
    • C12N9/22Ribonucleases RNAses, DNAses

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SacI制限エンドヌクレアーゼ及び修飾メ
チラーゼをコードするDNA及び組換えDNA、及び該
DNAからSacI制限エンドヌクレアーゼを製造する
方法を提供すること。 【解決手段】 SacI制限エンドヌクレアーゼ又はS
acI制限修飾系をコードするDNAセグメントを挿入
した単離DNAを含む組換えベクターで形質転換された
宿主細胞を、該エンドヌクレアーゼの発現に好適な条件
下に培養する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SacI制限エン
ドヌクレアーゼ及び修飾メチラーゼをコードする組換え
DNA、並びに該組換えDNAからSacI制限エンド
ヌクレアーゼを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】タイプ
II制限エンドヌクレアーゼは、細菌中に天然に産生する
酵素類であり、細菌の他の成分を取り除いて精製すれ
ば、実験室でDNA分子のクローニング及び遺伝子のキ
ャラクタリゼーション用に該分子を正確な断片に切断す
るのに用いることができる。
【0003】制限エンドヌクレアーゼは、DNA分子に
沿った特定のヌクレオチド配列(「認識配列」)を認識
し、該配列に結合することによって作用する。該酵素
は、一旦結合すると、分子を認識配列内又は該配列の一
方の端部で切断する。異なる制限エンドヌクレアーゼは
異なる認識配列に対して親和性を有する。現在までに検
査された数百もの細菌種の中から単一の特異性を有する
制限エンドヌクレアーゼが180個以上も同定された。
【0004】細菌は、種毎にせいぜい極く少数の制限エ
ンドヌクレアーゼしか有していない傾向がある。一般に
エンドヌクレアーゼは、それらが由来する細菌に従って
命名されている。従って、例えばDeinococcu
s radiophilus種は、DraI、DraII
及びDraIIIと称される3種の異なる制限エンドヌク
レアーゼを合成する。これらの酵素はそれぞれ、TTT
AAA,PuGGNCCPy及びCACNNNGTG配
列を認識して切断する。一方、Escherichia
coli RY13は、ただ1つの酵素EcoRIを合
成し、配列GAATTCを認識する。
【0005】制限エンドヌクレアーゼは、実際に細菌細
胞を保護する防御的役割を果たすものと考えられる。制
限エンドヌクレアーゼは、細菌を破壊若しくはそれに寄
生するウイルス及びプラスミドのような外来DNA分子
による感染に対する耐性を細菌に与える。制限エンドヌ
クレアーゼは、侵入する外来DNA分子をその認識配列
が発生するたびに切断して耐性を付与する。感染性遺伝
子の多くは切断されると失活し、そのDNAが非特異的
ヌクレアーゼによりさらに分解され易くなる。
【0006】細菌の第2の保護系成分は修飾メチラーゼ
である。該酵素は、制限エンドヌクレアーゼと相補的で
あり、細菌が自身のDNAを保護し、該DNAと外来の
感染性DNAとを区別し得る手段を提供する。修飾メチ
ラーゼは、対応する制限エンドヌクレアーゼと同じ認識
配列を認識し、該配列に結合するが、DNAを切断する
代わりに、メチル基の付加により配列内のいずれかのヌ
クレオチドを化学修飾する。認識配列は、メチル化され
た後ではもはや制限ヌクレアーゼによって切断されな
い。細菌細胞のDNAは、常にその修飾メチラーゼの作
用により完全に修飾され、従って、内在制限エンドヌク
レアーゼの存在に対しては完全に不感受性である。制限
エンドヌクレアーゼの認識及び切断に対して感受性を有
するのは、修飾されていない、従って外来であると同定
され得るDNAのみである。
【0007】遺伝子工学技術の到来により、現在では、
遺伝子をクローン化し、遺伝子がコードするタンパク質
及び酵素を慣用の精製技術により得られるよりも大量に
製造することが可能である。制限エンドヌクレアーゼ遺
伝子のクローン単離の手掛かりは、クローンが10-3
10-4の程度の低い頻度で発生する場合に、そのような
クローンを、複合体「ライブラリー」、即ち「ショット
ガン」手順により誘導されたクローン集団内で同定する
簡単且つ信頼し得る方法を開発することである。該方法
は、不要な多数のクローンを破壊し、所望の少数のクロ
ーンを生存させるように選択的であるのが好ましい。
【0008】タイプII制限修飾系は高頻度でクローン化
される。最初にクローン化された系は、制限エンドヌク
レアーゼクローンの同定又は選択手段としてバクテリオ
ファージ感染を用いた〔EcoRII:Kosykhら.
Molec.Gen.Genet.178:717−7
19,(1980);HhaII:Mannら,Gen
e,3:97−112,(1978);PstI:Wa
lderら,Proc.Nat.Acad.Sci.,
78:1503−1507,(1981)〕。細菌中に
制限修飾系が存在すると、細菌がバクテリオファージ感
染に対して耐性を有し得るので、クローン化制限修飾遺
伝子を有する細胞は、原則として、ファージに暴露され
たライブラリーから生存細胞として選択的に単離され得
る。しかし該方法は、有用性が限定されていることが知
見された。具体的に言えば、クローン化制限修飾遺伝子
は必ずしも選択的生存を付与するに十分なファージ耐性
を示さないことがわかった。
【0009】別のクローン化法は、プラスミドによって
運搬されるものとして特徴付けられた系を最初にE.c
oliクローニングプラスミドに転移させることを含む
〔EcoRV:Bougueleretら,Nucl.
Acid.Res.,12:3659−3676,(1
984);PaeR7:Gingeras及びBroo
ks,Proc.Natl.Acad.Sci.US
A,80:402−406,(1983);Theri
ault及びRoy,Gene,19:355−359
(1982);PvuII:Blumenthalら,
J.Bacteriol., 164:501−50
9,(1985)〕。
【0010】第3の、より多くの系のクローン化に用い
られている方法は、活性メチラーゼ遺伝子の選択による
クローン化である〔1986年9月3日に公開されたE
PO特許出願公開第0193413号明細書及びBsu
RI:Kissら,Nucl.Acid.Res.,1
3:6403−6421,(1985)を参照された
い〕。制限遺伝子及び修飾遺伝子はしばしば近接して結
合するので、両遺伝子を同時にクローン化し得る場合が
多い。しかし、この選択により必ずしも完全な制限系が
得られるとは限らず、その代わりに、メチラーゼ遺伝子
のみが得られる〔BspRI:Szomolanyi
ら,Gene,10:219−225,(1980);
BcnI:Janulaitisら,Gene,20:
197−204(1982);BsuRI:Kiss及
びBaldauf,Gene,21:111−119,
(1983);並びにMspI:Walderら,J.
Biol.Chem.,258:1235−1241,
(1983)〕。
【0011】より最近になって、dinD::lacZ
融合を含むE.coliのインジケーター株をベースと
するE.coli中の制限エンドヌクレアーゼ遺伝子の
直接クローニング法〔「エンド−ブルー法」(endo
−blue method)〕が記載された〔Fome
nkovら,Nucl.Acids Res.,22:
2399−2403(1994)〕。該方法は、エンド
ヌクレアーゼ又は非特異的ヌクレアーゼによるDNA損
傷後のE.coliのSOS応答を利用する。多くの熱
安定性ヌクレアーゼ遺伝子(Tth111I,BsoB
I,Thermusヌクレアーゼ)が該方法(係属特許
出願)によりクローン化された。
【0012】E.coliのこれらの系のクローニング
を妨げる他の障害が種々のメチラーゼのクローニングプ
ロセス中に発見された。多くのE.coli株(クロー
ニングに通常用いられているものを含む)は、シトシン
のメチル化を含むDNAの導入に抵抗する系を有する。
〔Raleigh及びWilson,Proc.Nat
l.Acad.Sci.,USA,83:9070−9
074,(1986)〕。従って、クローニングに、ど
のE.coli株を用いるかを慎重に検討することも必
要である。
【0013】精製された制限エンドヌクレアーゼ及びと
きに修飾メチラーゼも、実験室における遺伝子のキャラ
クタリゼーションに有用なツールなので、該酵素を大量
に合成する組換えDNA技術による細菌株製造の工業化
が求められている。そのような株は、精製プロセスを簡
易化すると共に、商品化に有用な量を製造する手段を提
供するので有用である。
【0014】外来制限修飾系をクローン化してE.co
liに導入したときに、恐らくE.coliにおける遺
伝子の不十分な転写又は翻訳により、メチラーゼ及びエ
ンドヌクレアーゼの収率が天然のエンドヌクレアーゼ産
生株に比べて極めて低い場合がある。これは、E.co
li中でStreptomyces遺伝子をクローニン
グする場合、2種の微生物が異なるGC含量を有するた
めに、特によく認められる。Streptomyces
遺伝子がE.coli中で十分に発現し、効率的な遺伝
子発現に基づいて選択され得るクローニング系をもつこ
とが望ましい。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、メチラーゼ選
択法により、Streptomyces由来のSacI
制限エンドヌクレアーゼをE.coliにクローニング
する方法に関する。先ず、ライブラリー構築中にpBR
322及びpUC19のような標準的なクローニングベ
クターを用いて、SacIメチラーゼ遺伝子をクローン
化する標準メチラーゼ遺伝子選択法を試みた。SacI
メチラーゼ遺伝子のクローニングは、恐らくはE.co
li中のSacIメチラーゼ遺伝子の発現度が低いため
に、慣用のクローニングベクターを用いてもうまくいか
なかった。SacIメチラーゼがE.coli中で効率
的に発現しなければ、プラスミド上のSacI部位はメ
チラーゼによって効率的に修飾されない。その結果、プ
ラスミドは切断され、SacIエンドヌクレアーゼによ
るチャンレンジの後、プラスミドライブラリー中に失わ
れる。標準メチラーゼ選択が機能しなかったので、「エ
ンド−ブルー法」を用いてSacIエンドヌクレアーゼ
遺伝子をクローン化した。20個以上のクローンを同定
したが、いずれも検出し得る程のSacIエンドヌクレ
アーゼ活性を有していなかった。PCR DNA増幅を
用いる第2の方法により、SacIエンドヌクレアーゼ
遺伝子の開始部をクローン化した。SacIタンパク質
N末端配列に基づいて変性プライマーを形成し、該プラ
イマーを87bp(29コドン)コーディング配列の増
幅に用いた。短鎖のPCR産物を得、pUC19にクロ
ーン化し、DNA配列を決定した。該PCR産物はプラ
イマー多量体であることが判明した。
【0016】E.coli中のSacIメチラーゼ遺伝
子の発現を増大させるために、pRRSと称されるla
cUV5プロモーターを含む高コピー数のプラスミド
(Skoglundら,Gene,88:1−5,19
90)を用いて、SacIメチラーゼ遺伝子をクローン
化し、メチラーゼ選択に用いた。SacIメチラーゼ遺
伝子を、pRRS中、以下の4段階で連続的にクローン
化した:(1)Sau3AI部分消化ゲノムDNAとB
amHI切断/CIP処理pRRSの結合、及び結合さ
れたDNAのE.coli RR1コンピテント細胞へ
の形質転換;(2)混合プラスミドライブラリーの形
成;(3)プラスミドDNAライブラリーのSacI消
化及びチャレンジされたDNAのRR1細胞への再形質
転換;(4)生存細胞中のSacI耐性プラスミドのス
クリーニング。SacIメチラーゼ遺伝子をクローン化
した後、メチラーゼ遺伝子に隣接するDNA断片のクロ
ーン化を試みた。通常、特定の制限修飾系中のメチラー
ゼ遺伝子及びエンドヌクレアーゼ遺伝子は互いに隣り合
って位置している。コロニーハイブリダイゼーションを
用い、SacIメチラーゼ遺伝子及び隣接DNAを含む
大型挿入物についてプラスミドライブラリーをスクリー
ニングした。大型挿入物を同定しようとする試みは失敗
に帰した。SacIエンドヌクレアーゼ遺伝子をクロー
ン化するためには、適合し得るプラスミド中のSacI
エンドヌクレアーゼ遺伝子の発現を増大させる必要があ
ることがわかった。ATG開始コドン〔GGAGGTA
AATAA(配列番号1)〕の前に6bpのスペーシン
グ(spacing)を含む良好なリボソーム結合部を
合成した。sacIM遺伝子がTetプロモーターによ
り作動するように、良好なリボソーム結合部位を含むS
acIメチラーゼ遺伝子をpLG339(中コピー数ベ
クター)のTetR遺伝子のSalI部位にクローン化
した。E.coli染色体DNAはSacIメチラーゼ
により完全に修飾される。予備保護した宿主を作製した
後、2段階の逆PCRによりSacIエンドヌクレアー
ゼ遺伝子をクローン化した。第1の逆PCRはSacI
エンドヌクレアーゼ遺伝子の70%を含み、第2の逆P
CRは残りの遺伝子を含んでいた。ポリメラーゼ連鎖反
応によりゲノムDNA由来の遺伝子を増幅し、SacI
エンドヌクレアーゼ遺伝子全体をクローン化して、pR
RSベクターに挿入した。
【0017】
【発明の実施の形態】SacIメチラーゼ遺伝子及びエ
ンドヌクレアーゼ遺伝子をクローン化して発現させる本
明細書に記載の方法は、図1に示され、以下の段階を含
む: 1.Streptomyces achromogen
esのゲノムDNAを精製する。
【0018】2.該DNAをSau3AIのような制限
エンドヌクレアーゼ又はその任意のアイソシゾマーで部
分的に消化し、SacIメチラーゼ遺伝子全体を含むD
NA断片を形成する。あるいは、ApaLI、SacII
又はSalIゲノムライブラリーのような制限修飾系全
体を含むライブラリーを形成してもよい。さらに断片
は、クローン化し得るサイズ、即ち、2〜20kbの範
囲のものでなければならない。3.Sau3AI消化ゲ
ノムDNAをBamHI切断/CIP処理pUC19ク
ローニングベクターに共有結合させるのが好ましい。得
られた混合物を用いて、適切な宿主、即ち、E.col
i株RR1のようなhsdR-、mcrBC-、mrr-株を
形質転換する。DNA/細胞混合物を形質転換細胞用の
アンピシリン選択培地上に置く。インキュベーション
後、形質転換細胞のコロニーを一緒に収穫して、一次細
胞ライブラリーを形成する。
【0019】4.組換え体プラスミドを一次細胞ライブ
ラリーから完全に精製して一次プラスミドライブラリー
を形成する。次いで、精製されたプラスミドライブラリ
ーをSacIエンドヌクレアーゼ又は任意のSacIア
イソシゾマーでin vitroで完全に消化する。S
acIエンドヌクレアーゼ消化により、非修飾、無メチ
ラーゼクローンの選択的破壊が発生し、SacIメチラ
ーゼ含有クローンの相対頻度が増大する。
【0020】5.SacIメチラーゼクローンの同定:
消化されたプラスミドライブラリーDNAをE.co
li株RR1のような宿主に再形質転換し、アンピシリ
ンプレート上で平板培養して再形質転換コロニーを得
る。該コロニーを取り出し、そのプラスミドDNAを形
成し、精製されたプラスミドDNAをin vitro
でSacIエンドヌクレアーゼと共にインキュベートし
て、SacIメチラーゼ遺伝子の存在について分析し、
該遺伝子がSacI消化に対して耐性を有するかどうか
を決定する。
【0021】6.メチラーゼ遺伝子がクローン化された
ら、該クローンを制限マッピング及び欠失マッピングに
より分析する。挿入体全体を配列決定して、SacIメ
チラーゼ遺伝子のDNA配列を決定する。
【0022】7.メチラーゼ遺伝子配列を決定したら、
メチラーゼ遺伝子の開始部及び末端部にアニーリングす
る2セットのプライマーを設計する。逆PCRを用い
て、メチラーゼ遺伝子に隣接するDNAを増幅する。
【0023】8.Streptomyces achr
omogenesゲノムDNAは、ApaLI、Bsr
FI、EaeI、EagI、HaeII、NgoMI、P
stI、SalI、SacII若しくはTaqI制限酵素
又は、逆PCR反応用の妥当なサイズの鋳型DNA(3
kb未満)を産生させる任意の他の制限酵素で消化する
のが好ましい。消化したDNAを低DNA濃度(1ml
当たり2μg未満)で自己連結させる。連結した環状D
NAを、SacIメチラーゼ遺伝子の末端にアニーリン
グするプライマーセットを用いる逆PCR反応用の鋳型
として用いる。
【0024】9.逆PCR産物を得た後、DNAをT4
DNAキナーゼ及びDNAポリメラーゼで処理し、H
incII切断/CIP処理pUC19ベクターにクロー
ン化する。挿入体全体を配列決定し、そのDNA配列を
全6個の読み取り枠でアミノ酸配列に翻訳し、次いでS
acIN末端タンパク質配列に対するアミノ酸配列と比
較する。27個のアミノ酸がSacIタンパク質配列と
同一である804bpの読み取り枠1個を同定する。8
04bp配列の末端には終結コドンが見あたらず、これ
は、SacIエンドヌクレアーゼ遺伝子がまだ終結して
いないことを示している。
【0025】10.Streptomyces ach
romogenesゲノムDNAを、AatII、Apa
I、BsaWI、BssHI、EaeI、HaeII、M
seI、NcoI、NlaIII、PvuI若しくはTa
qI制限酵素又は、 逆PCR反応用の妥当なサイズの鋳
型DNA(3kb未満)を産生させる任意の他の制限酵
素で消化する。消化されたDNAを低DNA濃度(1m
l当たり2μg未満)で自己連結させる。連結した環状
DNAを、804bpの読み取り枠の末端にアニーリン
グするプライマーセットを用いる逆PCR反応用の鋳型
として用いる。逆PCR産物を得た後、DNAをT4
DNAキナーゼ及びDNAポリメラーゼで処理し、Hi
ncII切断/CIP処理pUC19ベクターにクローン
化する。挿入体を終結コドンが見つかるまで配列決定す
る。完全なSacIエンドヌクレアーゼ遺伝子は107
7bpであることが判明した。該遺伝子を2段階の逆P
CRによりクローン化した。
【0026】11.次いで、SacIメチラーゼ遺伝子
をpSC101誘導体にクローン化して、E.coli
宿主を予備修飾する。2つのプライマーを用いてPCR
によりSacIエンドヌクレアーゼ遺伝子全体を増幅す
る。前進プライマーは、ATG開始コドンの前に、リボ
ソーム結合部位及び7bpのスペーシングを含んでい
る。次いでSacIエンドヌクレアーゼ遺伝子を発現ベ
クターpRRSにクローン化し、SacIメチラーゼ予
備修飾細胞に形質転換する。
【0027】
【実施例】以下の実施例は、現在実施するのに好ましい
本発明の実施態様を例示するために記載されている。該
実施例は本発明を例示するものであって限定するもので
はなく、本発明は、添付特許請求の範囲によってのみ限
定されるものとする。
【0028】実施例1 SacI制限修飾系のクローニング 1.「エンド−ブルー法」を用いたSacIエンドヌク
レアーゼ遺伝子のクローン化。
【0029】E.coli細胞中でのSacIエンドヌ
クレアーゼ遺伝子の発現度が低い場合、「エンド−ブル
ー法」を用い、SacIメチラーゼを保護することな
く、エンドヌクレアーゼ遺伝子を直接E.coliにク
ローン化し得る。Sau3AI部分消化SacIゲノム
DNAをBamHI消化/CIP処理pUC19に結合
し、din1::lacZ融合体を有するE.coli
インジケーター株に形質転換し、X−galインジケー
タープレート上で平板培養した。10,000ApR
質転換細胞中に26個のブルーコロニーを見いだした。
これらのブルー単離体全てからプラスミドDNAを調製
し、SacIN末端タンパク質配列から設計した変性プ
ローブとのハイブリダイゼーションに用いた。1個のプ
ラスミドがプローブにハイブリダイズしたことが認めら
れた。該プラスミド中の挿入体についてDNA配列を決
定した。翻訳されたアミノ酸配列とSacIタンパク質
配列との間には、4個のアミノ酸からなる配列(str
etch)が同一であること以外には何ら有意な同一性
は認められなかった。これら4個のアミノ酸残基を含む
アミノ酸配列から変性プローブを設計した。ブルー単離
体全ての細胞抽出物にはSacI活性は全く見られなか
った。
【0030】2.PCRを用いたSacIエンドヌクレ
アーゼ遺伝子の開始部の増幅。
【0031】SacIタンパク質のN末端配列は、
(M)GITIKKSE(又はT)AEQVLRKAY
EAAASDDVFLEF(又はD)(配列番号:6)
と決定された。変性プライマーをアミノ酸残基ITIK
K(配列番号:7)及びDDVFLEF(配列番号:
8)から設計し、PCR反応(95℃で1分、30℃で
1分の40サイクル)において、SacIエンドヌクレ
アーゼ遺伝子の開始部の84bpの増幅に用いた。PC
R産物をT4 DNAキナーゼ及びDNAポリメラーゼ
で処理し、HincII切断/CIP処理pUC19にク
ローン化した。挿入体DNAを配列決定した。挿入体は
全てプライマーのコンカテマー(プライマー二量体)で
あることが判明した。
【0032】3.クローニングベクターとしてpUC1
9を用いたSacIメチラーゼ選択。
【0033】以下のように、クローニングベクターとし
てpUC19を用い、AatII、BamHI、Nar
I、Sau3AI及びSphIゲノムDNAライブラリ
ーを構築した:AatII、BamHI、NarI及びS
phI消化S.achromogenesゲノムDNA
を、AatII、BamHI、NarI及びSphl切断
/CIP処理pUC19ベクターに結合した;Sau3
AI部分消化S.achromogenesゲノムDN
AをBamHI切断/CIP処理pUC19に結合させ
た。結合したDNAをRR1コンピテント細胞に形質転
換し、アンピシリンプレート上で平板培養した。各形質
転換において、全部で1−5×104個の細胞が見つか
った。各一次細胞ライブラリーからプラスミドDNAを
形成し、SacI制限エンドヌクレアーゼで切断した。
SacI消化DNAをRR1コンピテント細胞に形質転
換した。生存する形質転換細胞からプラスミドDNAを
再単離し、SacI制限酵素で消化して、プラスミドD
NAがSacI消化に対して耐性を有しているかどうか
を調べた。各ライブラリー由来の108個のプラスミド
をSacI消化に対する耐性について調べた。ベクター
のSacI部位が欠失した14個の耐性クローンを検出
した。真の耐性クローンは5つのライブラリーのいずれ
にも見られなかった。
【0034】4.クローニングベクターとしてpRRS
を用いたSacIメチラーゼ選択。
【0035】メチラーゼ選択法では、SacIメチラー
ゼ遺伝子をin vivoで妥当なレベルまで発現さ
せ、それによってメチラーゼが該遺伝子を有するベクタ
ー上のSacI部位を修飾する必要がある。Strep
tomyces遺伝子は、E.coli中では2種の微
生物のGC含量が異なるために発現度が低いことは公知
である。SacIメチラーゼ遺伝子を高レベルに発現さ
せるために、クローニングベヒクルとして別の高コピー
数ベクターpRRSを用いた。プラスミドpRRSは、
pUC19上に標準lacプロモーターより強力なla
cUV5プロモーターを有している。多重クローニング
部位にクローン化された遺伝子はlacUV5プロモー
ターにより作動される。Sau3AI部分消化S.ac
hromogenesゲノムDNAをBamHI消化/
CIP処理pRRSベクターに結合させ、結合したDN
AをRR1コンピテント細胞に形質転換した。一次細胞
ライブラリーとして合計10000個のApR形質転換
細胞を得た。一次細胞ライブラリーからプラスミドDN
Aを形成し、SacI制限酵素で切断し、RR1コンピ
テント細胞に再形質転換した。生存する形質転換細胞を
取り出し、培養した。これらの細胞からプラスミドDN
Aを単離した。これらのプラスミドのいずれがSacI
メチラーゼ遺伝子を含んでいるかを調べるために、個々
のプラスミドをSacIエンドヌクレアーゼで消化し
た。1個のプラスミドが真にSacI消化に対する耐性
を有していることが見いだされた。該プラスミドは約1
500bpの挿入体を有している。該挿入体中のPst
I断片(約320bp)又はHincII断片(約120
0bp)が欠失すると、SacIメチラーゼ遺伝子が不
活性化し、欠失クローンがSacIエンドヌクレアーゼ
切断に対して感受性になる。
【0036】欠失クローン〔PstIフラグメントの欠
失、HinclIフラグメントの欠失、EagI/Ba
mHIフラグメントの欠失、EagI/EcoRIの欠
失、XbaI/AflIIフラグメントの欠失及びエキソ
ヌクレアーゼIII/ヤエナリ(Mung bean)ヌク
レアーゼの欠失〕を用いて、SacIメチラーゼ遺伝子
全体を配列決定した。DNA配列及び推定アミノ酸配列
を図2に示す。
【0037】5.SacIエンドヌクレアーゼ遺伝子の
クローニング。
【0038】PvuIIゲノムDNAライブラリーの構
築: ゲノムDNAのサザン法分析により、10kbの
PvuII制限フラグメントは、SacIメチラーゼ遺伝
子とエンドヌクレアーゼ遺伝子の両方を含むことが示さ
れた。8〜12kb以内のPvuIIフラグメントをゲル
精製し、HincII切断/CIP処理pUC19に結合
させ、結合したDNAをRR1コンピテント細胞に形質
転換した。プローブとしてSacIメチラーゼ遺伝子を
用いてコロニーハイブリダイゼーションを行ったが、真
の陽性クローンは同定されなかった。
【0039】逆PCRによるSacIエンドヌクレアー
ゼ遺伝子のクローニング: 逆PCRは、既知のDNA
配列に隣接するDNAをクローン化するのに効率的な方
法である。S.achromogenesゲノムDNA
を、AatII、AvrII、BamHI、ClaI、Ec
oRI、EcoRV、HindIII、KpnI、Mlu
I、NcoI、NarI、PstI、PvuII、Sma
I、SphI、SalI、XbaI又はXhoIで消化
した。消化されたDNAをそれぞれ自己連結させて、低
DNA濃度(全容量500μl中2μg/ml)で環化
した。連結したDNAをフェノール−CHCl3で一
度、CHCl3で一度抽出し、95%エタノールで沈殿
させた。該DNAを逆PCR反応(95℃で1分、60
℃で1分、72℃で5分の30サイクル)用の鋳型とし
て用いた。メチラーゼ遺伝子の末端にアニーリングする
プライマーセットを以下のように設計した:前進プライ
マー、5’−GAGTGAAGCGCGAGGTGCA
GCGGCAGA−3’(配列番号9)、逆進プライマ
ー、5’−AAACGAACTCTCAGGGAAAG
TCATGA−3’(配列番号10)。自己連結Pst
IゲノムDNA及びSphIゲノムDNA中に、それぞ
れ900bp及び4000bpの逆PCR産物が見いだ
された。
【0040】逆PCR反応の効率をさらに高めるため
に、S.achromogenesゲノムDNAを、そ
の認識配列が全てGC塩基対であるBsrFI、Eae
I、HaeII、TaqI及びNgoMI制限酵素のよう
な切断頻度の高い制限酵素で消化した。効率的な逆PC
R反応を得るためには妥当なサイズの鋳型DNA(3k
b未満)を生じさせる制限酵素を用いることが望まし
い。逆PCR反応において、BsrFI、EaeI、H
aeII、PstI、TaqI及びNgoMIで消化し、
自己連結させたDNA中に増幅産物が見つかった。Ng
oMI及びHaeII逆PCR産物をT4 DNAキナー
ゼ、DNAポリメラーゼで処理し、pUC19にクロー
ン化した。挿入体を配列決定し、新しい配列を全6個の
枠内で翻訳した。翻訳されたアミノ酸配列をSacIN
末端タンパク質配列と比較した。SacIエンドヌクレ
アーゼ遺伝子がSacIメチラーゼ遺伝子の22bp下
流にあることがわかった。27個のアミノ酸がSacI
タンパク質配列と同一である804bpからなる読み取
り枠1個を同定する。804bp配列の末端には終結コ
ドンが見られず、これは、SacIエンドヌクレアーゼ
遺伝子がまだ終結していないことを示している。Sac
Iエンドヌクレアーゼ遺伝子の残りをクローン化するた
めに、別のプライマーセットを設計して、以下のように
既知のDNA配列の末端にアニーリングした:前進プラ
イマー、5’−GAAGTGCGTGGAAAGAGC
GTGTCG−3’(配列番号:11);逆進プライマ
ー、5’−GCAATGGATCGCCGTCCAAA
ATCA−3’(配列番号:12)。S.achrom
ogenesゲノムDNAを、AatII、ApaI、B
saWI、BssHII、EaeI、HaeII,Mse
I、NcoI、NlaIII、 PvuI又はTaqI制限
酵素で消化した。消化されたDNAを低DNA濃度(1
ml当たり2μg未満)で自己連結させた。連結した環
状DNAを逆PCR反応(95℃で1分、60℃で1
分、72℃で1分の30サイクル)用の鋳型として用い
た。AatII、BsaWI、BssHII、NlaIII、
PvuI及びHaeII消化/自己連結DNAの連結DN
A中に逆PCR産物が見つかった。HaeII及びPvu
Iからの逆PCR産物をT4 DNAキナーゼ及びDN
Aポリメラーゼで処理し、HincII切断/CIP処理
pUC19ベクターにクローン化した。挿入体を終結コ
ドンが見つかるまで配列決定した。SacIエンドヌク
レアーゼ遺伝子は全部で1077bpであり、41kD
aのタンパク質をコードすることが判明した。
【0041】6.E.coliにおけるSacIエンド
ヌクレアーゼの発現。
【0042】SacIメチラーゼ遺伝子をpSC101
誘導体pLG339にサブクローン化してE.coli
宿主を予備修飾した。2個のプライマーを用い、PCR
により、SacIエンドヌクレアーゼ遺伝子全体を増幅
した。前進プライマーは、ATG開始コドンの前にリボ
ソーム結合部位及び7bpのスペーシングを含んでいる
〔前進プライマー、5’−CATGGGAAGCTTG
GAGGTTTAAAAATGGGAATAACAAT
TAAAAAGAGCACG−3’(配列番号:1
3);逆進プライマー、5’−TCTGGATCCCG
GCGATACATTGCCTCAGGAAAG−3’
(配列番号:14〕。HindIII及びBamHI部位
が隣接(フランキング)したSacIエンドヌクレアー
ゼ遺伝子を発現ベクターpRRSにクローン化し、Sa
cIメチラーゼ予備修飾細胞に形質転換した。pRRS
−SacIR+及びpLG−SacIM+を有する細胞
(NEB#963)500mlをLBプラスAp(10
0μg/ml)及びKm(50μg/ml)中、30℃
で120klett単位に増殖させ、0.5mMまでI
PTGを添加して4時間SacI産生を誘導した。細胞
を収穫し、音波処理緩衝液30mlに再懸濁した。10
0μg/mlまでリゾチームを添加し、音波処理して細
胞の溶解を完結させた。細胞の破片を遠心して除去し
た。細胞抽出物をTE緩衝液に10、100、1000
及び1000倍希釈した。5μlの希釈抽出物を用い
て、1μgのHindIII切断λDNAを37℃で1時
間消化した。消化したDNAを0.8%アガロースゲル
で分離した。該クローンが、湿潤E.coli細胞1グ
ラム当たり1.5×106単位のSacIエンドヌクレ
アーゼを形成することが判明した。1995年3月22
日に、SacI制限修飾系(NEB#963)を含む
E.coliRR1の試料を、ブタペスト条約下に、A
merican Type Culture Coll
ectionに寄託し、ATCC受託番号
受けた。
【0043】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:12 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列
【0044】
【表1】
【0045】配列番号:2 配列の長さ:1168 配列の型:核酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:CDS 存在位置:1..1167 配列
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】配列番号:3 配列の長さ:389 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】配列番号:4 配列の長さ:1077 配列の型:核酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列の特徴 特徴を表す記号:CDS 存在位置:1..1074 配列
【0054】
【表8】
【0055】
【表9】
【0056】
【表10】
【0057】配列番号:5 配列の長さ:358 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列
【0058】
【表11】
【0059】
【表12】
【0060】
【表13】
【0061】配列番号:6 配列の長さ:30 配列の型:アミノ酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:タンパク質 配列
【0062】
【表14】
【0063】配列番号:7 配列の長さ:5 配列の型:アミノ酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:タンパク質 配列
【0064】
【表15】
【0065】配列番号:8 配列の長さ:7 配列の型:アミノ酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:タンパク質 配列
【0066】
【表16】
【0067】配列番号:9 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列
【0068】
【表17】
【0069】配列番号:10 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列
【0070】
【表18】
【0071】配列番号:11 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列
【0072】
【表19】
【0073】配列番号:12 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列
【0074】
【表20】
【0075】配列番号:13 配列の長さ:51 配列の型:核酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列
【0076】
【表21】
【0077】配列番号:14 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:不明 トポロジー:不明 配列の種類:genomic DNA 配列
【0078】
【表22】
【図面の簡単な説明】
【図1】SacI制限エンドヌクレアーゼのクローニン
グ及び製造スキームである。
【図2】sacIM遺伝子のDNA配列及びそれによっ
てコードされるタンパク質配列(配列番号:2及び対応
アミノ酸配列、配列番号:3)である。
【図3】sacIR遺伝子のDNA配列及びそれによっ
てコードされるタンパク質配列(配列番号:4及び対応
アミノ酸配列、配列番号:5)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 9/16 C12R 1:19)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宿主Streptomyces ach
    romogenesから得ることができる、SacI制
    限エンドヌクレアーゼをコードする単離DNA。
  2. 【請求項2】 SacI制限エンドヌクレアーゼをコー
    ドするDNAセグメントを挿入したベクターからなる組
    換え体DNAベクター。
  3. 【請求項3】 ATCC番号 から得ることがで
    きる、SacI制限エンドヌクレアーゼ及びメチラーゼ
    をコードする単離DNA。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の単離DNAを含むクロ
    ーニングベクター。
  5. 【請求項5】 請求項2又は4に記載のクローニングベ
    クターにより形質転換された宿主細胞。
  6. 【請求項6】 SacI制限エンドヌクレアーゼの発現
    に適した条件下に、請求項2又は4に記載のベクターで
    形質転換した宿主細胞を培養することを含むSacI制
    限エンドヌクレアーゼの製造法。
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