JPH0965579A - 電池制御方法及び装置並びに電池駆動式電子機器 - Google Patents

電池制御方法及び装置並びに電池駆動式電子機器

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JPH0965579A
JPH0965579A JP24044295A JP24044295A JPH0965579A JP H0965579 A JPH0965579 A JP H0965579A JP 24044295 A JP24044295 A JP 24044295A JP 24044295 A JP24044295 A JP 24044295A JP H0965579 A JPH0965579 A JP H0965579A
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battery
program
charge
discharge
battery control
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JP24044295A
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Nobutsune Kobayashi
伸恒 小林
Hironobu Taki
広伸 滝
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度決定された充放電プログラムを変更する
ことができないため、プログラムの発動後にFAX処理
等の継続的な処理が入った場合、プログラム通りに充放
電処理を行うことができない。 【解決手段】 ステップS204でプログラムを発動
し、ステップS205で与えられた時間が放電・充電処
理時間より少ない場合は、ステップS208で充放電動
作を行い、与えられた時間が放電・充電処理時間より多
い場合は、充放電動作を行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池を電源と
する情報処理装置等の電子機器の電源制御を行う電池制
御方法及び装置並びに電池により駆動する電池駆動式電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型の情報処理装置の電源とし
て、NiCd電池やNiH電池等の二次電池が用いられ
て来た。しかし二次電池には、中途半端な残量から充電
を行うと、その後の使用可能な容量が減ってしまう、い
わゆる「メモリ効果」がある。このため、十分な使用時
間を確保するために、予め十分な放電を行った後に充電
を行う等の制御が行われている。
【0003】ところが実動作にあたっては、一旦完全に
放電してから充電を開始しなければならないため、充電
が完了する前に使おうとすると、最悪の場合、電池が空
になっている可能性がある。また、空でなくとも、充電
が十分に行われないと放電をする前よりもかえって使用
時間が短くなってしまう恐れがある。
【0004】以上の障害に対処するため、使用者の「何
時間後から、何時間の間使いたい」という希望に沿っ
て、最適な充・放電制御をプログラム化し、該プログラ
ムを遂行することで使用者が望む使用時間を満足するよ
うにした電池制御装置が従来公知である。これは、前記
プログラムが発動されると、一定時間の通常動作の後、
装置は適切な充・放電動作に入ることになる。
【0005】また、従来から金融業や流通業等で電池駆
動式電子機器が利用され、業務の効率化が図られてい
た。このような電池駆動式電子機器上で動作する業務用
アプリケーションプログラムは、起動されると基本画面
が表示され、この基本画面より業務別に機能を選択し、
所定の処理を行い、その処理が終了すると、また基本画
面に戻るというループ形式のアルゴリズムが利用されて
いる。
【0006】図27は、上記の電池駆動式電子機器にお
ける業務用アプリケーションプログラムの基本画面の一
例を示す図である。
【0007】図28は、図27に示す業務用アプリケー
ションプログラムを実行してから終了するまでの処理の
制御手順の一例を示すフローチャートである。同図のス
テップS270lでは業務用アプリケーションプログラ
ムが動作するのに必要な初期処理が行われ基本画面を表
示して、ステップS2702に進む。このステップS2
702では基本画面で機能選択キーの入力待ちを行い、
キー入力されたらステップS2703に進む。このステ
ップS2703では基本画面中の「終了」キーが選択さ
れたか否かの判断を行い、選択されたらステップS27
l0に進み、選択されなければステップS2704に進
む。このステップS27l0では業務用アプリケーショ
ンプログラムに必要な終了処理が行なわれ、上記の電池
駆動式電子機器の電源をオフにして本処理動作を終了す
る。
【0008】また、ステップS2704では基本画面中
の「売上」キーが選択されたか否かの判断を行い、選択
されたらステップS2707に進み、売上処理を実行し
た後、前記ステップS2702の機能選択キー入力待ち
に戻る。また、前記「売上」キーが選択されなければス
テップS2705に進む。このステップS2705では
基本画面中の「入金」キーが選択されたか否かの判断を
行い、選択されたらステップS2708に進み、入金処
理を実行した後、前記ステップS2702の機能選択キ
ーの入力待ち状態に戻る。また、前記「入金」キーが選
択されなければステップS2706に進む。このステッ
プS2706では基本画面中の「照会」キーが選択され
たか否かの判断を行い、選択されたらステップS270
9に進み、照会処理を実行した後、前記ステップS27
02の機能選択キーの入力待ち状態に戻る。また、前記
「照会」キーが選択されなければ、どの選択キーにも該
当しないと判断して前記ステップS2702の機能選択
キーの入力待ち状態に戻る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一般的な
携帯型情報処理装置においては、充・放電処理中と他の
処理とを同時に遂行することは不可能である場合が多
く、従って、ファクシミリ(FAX)処理等が継続的に
実行されていると、その最中は充・放電処理の遂行は不
可能になる。このような公知の提案においては、一度決
定された充・放電プログラムを変更することかできない
ため、プログラムの発動後にFAX処理等の継続的な処
理が入った場合、プログラム通りに充・放電処理を行う
ことができなくなってしまうという問題点があった。
【0010】また、放電処理は二次電池のメモリー効果
を防ぐために行うものであり、従って、より小さい負荷
で行われることが一般的であるが、負荷が小さいと時間
がかかるため、使用者の時間的要求が満たされないとい
う問題点があった。
【0011】更に、現在では電気料金が深夜と昼間では
異なる場合が多いが、従来の単なる充電処理において
は、これらの費用の違いを考慮することができないた
め、深夜に充電を行えば経費削減になるところを、昼間
に充電してしまい無駄な充電費用を費やしてしまうとい
う問題点があった。
【0012】そして、使用者が複数の未充電の二次電池
を持っており、そのいずれかを、これから充電して使用
しようとするとき、従来の充電処理においては、どの二
次電池が最も短時間で充放電処理を完遂することができ
るかを知る手段がなかった。
【0013】従って、短時間で充・放電処理を完遂でき
る二次電池があるにも拘らず、他の二次電池を選択して
充・放電処理に不要な時間を費やしてしまうという問題
点があった。
【0014】また、上記従来の電池駆動式電子機器にあ
っては、処理の途中で突然の電池切れが発生するために
作業の中断が起こったり、予備の電池を携帯していた場
合も電池交換の上、再度処理をやり直す手間が生じた
り、電池切れに対応する処理、即ち、データの再入力や
伝票の再発行等の処理をアプリケーションプログラムに
準備する等の負荷があり、上記の機器を使用するシステ
ム開発の効率を悪化させるという問題点があった。
【0015】本発明は上記従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、
現時点で最も使用に適した二次電池を容易に選択して使
用することができ、処理の合理化を実現し得る電池制御
方法及び装置を提供することである。
【0016】また、本発明の第2の目的は、電池電源の
管理に関するプログラムの開発作業や使用者の操作等の
負荷を軽減し得る電池駆動式電子機器を提供することで
ある。
【0017】
【問題点を解決するための手段】上記第1の目的を達成
するため本発明の請求項1の電池制御方法は、機器使用
者の使用予定状況を入力し、該入力した使用予定状況に
対し最適な放電・充電制御手段を自動的に組み合わせて
プログラムを構成し、該構成したプログラムに基づき二
次電池の放電・充電制御を行う電池制御方法において、
前記プログラムが発動された後に使用者の使用状況が変
化したことにより該プログラムの実行を完遂することが
不可能になった場合に自動的に対処することを特徴とす
るものである。
【0018】また、第1の目的を達成するため本発明の
請求項2の電池制御装置は、機器使用者の使用予定状況
を入力する入力手段と、該入力手段により入力された使
用予定状況に対し最適な放電・充電制御手段を自動的に
組み合わせてプログラムを構成するプログラム手段と、
該プログラム手段により構成されたプログラムに基づき
二次電池の放電・充電制御を行う電池制御手段とを有す
る電池制御装置において、前記プログラム手段により構
成されたプログラムが発動された後に使用者の使用状況
が変化したことにより該プログラムの実行を完遂するこ
とが不可能になった場合に自動的に対処する対処手段を
具備したことを特徴とするものである。
【0019】また、第1の目的を達成するため本発明の
請求項3の電池制御装置は、請求項2の電池制御装置に
おいて、前記対処手段は、使用者に対して注意を喚起す
る喚起手段を有していることを特徴とするものである。
【0020】また、第1の目的を達成するため本発明の
請求項4の電池制御装置は、請求項2の電池制御装置に
おいて、前記対処手段は、該対処すべき時点において最
適な放電・充電制御手段を自動的に組み合わせて再プロ
グラムを構成する再プログラム手段と、該再プログラム
手段により構成されたプログラムに基づき前記二次電池
の放電・充電制御を行う電池制御手段とを有することを
特徴とするものである。
【0021】また、第1の目的を達成するため本発明の
請求項5の電池制御装置は、請求項2の電池制御装置に
おいて、使用者が二次電池による駆動を希望する時刻ま
での残り時間に応じて放電するための負荷の大きさを変
化させる負荷変化手段を具備したことを特徴とするもの
である。
【0022】また、第1の目的を達成するため本発明の
請求項6の電池制御装置は、請求項2の電池制御装置に
おいて、充電費用の節約できる時間帯を優先的に選択し
て充電を行う選択手段を具備したことを特徴とするもの
である。
【0023】また、第1の目的を達成するため本発明の
請求項7の電池制御装置は、請求項2の電池制御装置に
おいて、複数の二次電池における処理を記憶する記憶手
段と、現時点で最も使用に適した二次電池を提示する提
示手段とを具備したことを特徴とするものである。
【0024】更に、上記第2の目的を達成するため本発
明の請求項8の電池駆動式電子機器は、電池駆動式電子
機器において、機器の電池残量を検出する電池残量検出
手段と、機器で動作するプログラムが消費する電力を解
析するプログラム別消費電力解析手段と、機器で動作す
るプログラムが消費する電力情報を記録するプログラム
別消費電力情報記録手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図26に基づき説明する。
【0026】[電池制御方法及び装置]まず、本発明の
電池制御方法及び装置について図1〜図16を用いて説
明する。
【0027】(第1の実施の形態)まず、本発明の電池
制御方法及び装置の第1の実施の形態を図1〜図6を用
いて説明する。
【0028】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
電池制御装置の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、l01はシステム全体の制御を司るCPU、l0
2は読み書き可能なRAM(ランダムアクセスメモ
リ)、l03は制御プログラムが格納されたROM(リ
ードオンリーメモリ)、l04は入力装置であるキ一ボ
ード、105は表示装置、l06は外部電源、107は
電源であるところの二次電池、108は二次電池107
と外部電源106との切り替えや二次電池l07の放電
を行う電源制御回路、109は強制的な放電を行うため
の放電回路、110は二次電池l07の残量を調べる残
量検出装置である。
【0029】図2は第1の実施の形態に係る電池制御装
置の動作を示すフローチャートである。
【0030】同図において、Taは現在時刻、Tbは使
用者が二次電池107を使用開始する予定時刻である。
Tdousaは二次電池107の使用予定時間長、Ts
tartは現在の時刻から放電・充電処理が開始される
時刻までの時間長、Thodenは二次電池107に対
して実際に放電処理が行われる時間長、Tjudenは
二次電池107に対して実際に充電処理が行われる時間
長である。p1は現在二次電池107が発生している電
力レベル、p2は電力レベルp1の二次電池107をT
startの間システムを通常使用した後の残留電力レ
ベル、p3は電力レベルp1の二次電池107をTho
denの間放電した後の残留電力レベル、p4はTdo
usaの間システムを動作させることができる最少の二
次電池107の残留電力レベルである。
【0031】図2の処理動作がスタートすると、まず、
ステップS201で使用者はキーボード104のキー入
力操作によりTb、Tdousaを設定する。次にステ
ップS202に進み、システムは内部クロック及び残量
検出装置1l0を用いてTa、plを検出する。次にス
テップS203に進み、前記ステップS201及びステ
ップS202で確定した各値を用いてp2、p3、p
4、Tstart、Thoden、Tjudenをそれ
ぞれ算出する。次にステップS204で前記ステップS
203において算出した各値を放電・充電プログラムに
代入し、該プログラムを発動する。次にステップS20
5へ進み、与えられた時間が完全な放電・充電処理を行
うための時間よりも多いか否かを判別する。
【0032】そして、与えられた時間が完全な放電・充
電処理を行うための時間よりも少ない場合は、充放電の
実動作を即座に開始する必要があるため、ステップS2
08に進んで充放電の実動作を行った後、本処理動作を
終了する。また、前記与えられた時間が完全な放電・充
電処理を行うための時間よりも多い場合は、充放電の実
動作を開始するまで使用者がシステムを通常使用し続け
ることができるため、当面は充放電の実動作を行わずに
ステップS206へ進む。このステップS206では、
システムは内部クロックにより現在の時刻を検出し、T
aからTstartの時間が経過した否かを判別する。
【0033】そして、前記TaからTstartの時間
が経過していない場合は、まだ使用者がシステムを通常
使用し続けることができるため、その判別処理を繰り返
し行う。また、前記TaからTstartの時間が経過
した場合は、ステップS207に進み、システムにおい
てファクシミリ(FAX)処理及び印刷処理等の継続的
な処理が行われているか否かを判別する。そして、前記
継続的な処理が行われていない場合は、前記ステップS
208に進み、充放電の実動作を行った後、本処理動作
を終了する。また、前記継続的な処理が行われている場
合は、このままでは充放電の実動作が遂行不能であるた
めステップS209に進み使用者に対して警告を報知す
る。その後は前記ステップS207に戻るため、使用者
が前記継続的な処理を中断しない限り充放電の実動作は
行われないことになる。
【0034】図3、図4、図5及び図6は、以上の処理
の詳細を説明するための図である。即ち、図3は、前記
図2のステップS201を実行した場合の表示装置10
5の表示画面の具体例を示す図である。図4及び図5
は、前記図2のステップS203において算出される各
値の具体例を示す図であり、使用予定状況に対して最適
な放電・充電制御手段を自動的に組み合わせてプログラ
ムを構成する方法について、グラフを用いて示したもの
である。
【0035】即ち、図4は、与えられた時間が完全な放
電・充電処理を行うための時間より多い場合を示したも
のであり、図5は、与えられた時間が完全な放電・充電
処理を行うための時間より少ない場合を示したものであ
る。
【0036】両図において、Td(y1,y2)は発生
電力のレベルがy1である二次電池107を用いてシス
テムを駆動し発生電力がy2になるまでのシステム駆動
可能時間である。Th(y1,y2)は発生電力のレベ
ルがylである二次電池107をレベルy2の電力まで
放電するのに必要な時間である。Tj(y1,y2)は
発生電力のレベルがy2である二次電池107をレベル
ylの電力を発生できるまで充電するのに必要な時間で
ある。Ta、Tb、Tdousa及びp1は使用者が使
用予定スケジュールを入力した時点で設定される変数で
ある。Td(yl,y2)はシステムによる二次電池1
07の電力消費特性に依存する関数、Th(yl,y
2)は二次電池107の放電特性に依存する関数、Tj
(y1,y2)は二次電池107の充電特性に依存する
関数である。
【0037】前記関数を用いて、p2、p3、p4、T
start、Thoden及びTjudenの各値は、
以下のように求めることができる。 (1)まず、図4に従い以下の計算を行う。
【0038】求める変数: p2、p4、Tstart、Thoden、Tjude
n 成立する式: Tstart+Thoden+Tjuden=Tb−T
a Tdousa=Td(p4,0) Tjuden=Tj(p4,0) Thoden=Th(p2,0) Tstart=Td(pl,p2) ここで、変数はp2、p4、Tstart、Thode
n及びTjudenの5つであることから、前記5元方
程式を解けば、これらの数値が求まることがわかる。
【0039】このようにして求まった数値のうち、Ts
tartが正の数値である場合、前記結果が放電・充電
制御プログラムへの入力となる。
【0040】また、前記求まった数値のうち、Tsta
rtが負の数値である場合、与えられた時間か完全な放
電・充電処理を行うための時間より少ないことを示して
おり、上記結果は放電・充電制御プログラムへの入力と
して不適切である。この場合、次の計算を行う。 (2)図5に従い以下の計算を行う。
【0041】求める変数: p3、p4、Thoden、Tjuden 成立する式: Thoden+Tjuden=Tb−Ta Tdousa=Td(p4,0) Tjuden=Tj(p4,P3) Thoden=Th(p1,P3) ここで、変数はp3、p4、Thoden及びTjud
enの4つであることから、前記4元方程式を解けば、
これらの数値が求まることがわかる。この結果が放電・
充電制御プログラムへの入力となる。
【0042】図6は、前記図2のステップS208を実
行した場合の表示装置105の表示画面の具体例を示す
図である。
【0043】以上詳述したように本実施の形態装置によ
り、使用者はよりインテリジェントな二次電池の運用が
でき、処理の簡便化を実現することができる。
【0044】(第2の実施の形態)次に、本発明の電池
制御方法及び装置の第2の実施の形態を図7を用いて説
明する。なお、第2の実施の形態に係る電池制御装置の
基本的な構成は、上述した第1の実施の形態における図
1と同一であるから、同図を流用して説明する。
【0045】図7は、第2の実施の形態に係る電池制御
装置の動作を示すフローチャートである。同図におい
て、Ta、Tb、Tdousa、Tstart、Tho
den、Tjuden、p1、p2、p3及びp4の意
味は、第1の実施の形態と同一である。同図において、
ステップS701〜ステップS708は、上述した第1
の実施の形態における図2のステップS201〜ステッ
プS208と同一であるから、その説明は省略し、本実
施の形態特有の処理ステップについて説明する。
【0046】図7において、図2と異なる点は、ステッ
プS705において、与えられた時間が完全な放電・充
電処理を行うための時間よりも少ない場合は、充放電の
実動作を即座に開始する必要があるためステップS70
7へ進む。このステップS707において、システムに
おいてファクシミリ(FAX)処理及び印刷処理等の継
続的な処理が行われている場合は、もはや現在のp2、
p3、p4、Tstart、Thoden及びTjud
enが設定値のままでは放電・充電プログラムの完遂は
不可能であるため、前記ステップS702へ戻るもので
ある。
【0047】以上詳述したように第2の実施の形態に係
る電池制御装置により、放電・充電プログラムは一度決
定した後も、状況の変化に応じてフレキシブルに各値を
変化させて対応できるようになり、使用者はよりインテ
リジェントな二次電池の運用ができ、処理の簡便化を実
現することができるものである。
【0048】(第3の実施の形態)次に、本発明の電池
制御方法及び装置の第3の実施の形態を図8を用いて説
明する。なお、第3の実施の形態に係る電池制御装置の
基本的な構成は、上述した第1の実施の形態における図
1と同一であるから、同図を流用して説明する。
【0049】図8は、第3の実施の形態に係る電池制御
装置の動作を示すフローチャートである。同図におい
て、Ta、Tb、Tdousa、Tstart、Tho
den、Tjuden、p1、p2及びp4の意味は、
第1の実施の形態の場合と同一である。αは、システム
が二次電池107を放電させるときに加える負荷の大き
さである。
【0050】図8において、ステップS802、ステッ
プS804、ステップS805及びステップS806
は、上述した第1の実施の形態における図2のステップ
S202、ステップS204、ステップS206及びス
テップS208と同一であるから、その説明は省略し、
第3の実施の形態特有の処理ステップについて説明す
る。
【0051】図8におけるステップS801でキーボー
ド104のキー入力操作によりTb、Tdousa、T
startを設定し、次にステップS802でTa及び
p1を検出した後、ステップS803に進み、前記ステ
ップS801及びステップS802において確定した各
値を用いてp2、p4、Thoden、Tjuden及
びαを算出する。次にステップS804に進んで前記ス
テップS803において算出した各値を放電・充電プロ
グラムに代入し、該プログラムを発動した後、ステップ
S805及びステップS806を順次実行した後、本処
理動作を終了する。
【0052】図9は、前記図8のステップS801を実
行した場合の表示装置105の表示画面の具体例を示す
図である。
【0053】図l0は、前記図8のステップS803の
算出処理を実行した場合の表示装置105の表示画面の
具体例を示す図であり、使用予定状況に対して最適な放
電・充電制御手段を自動的に組み合わせてプログラムを
構成する方法について、グラフを用いて示したものであ
る。
【0054】同図において、Td(yl,y2)は発生
電力のレベルがylである二次電池107を用いてシス
テムを駆動し、発生電力がy2になるまでのシステム駆
動可能時間、Th(yl,y2,α)はαの大きさの放
電負荷を用いて発生電力のレベルがylである二次電池
107をレベルy2の電力まで放電するのに必要な時
間、Tj(yl,y2)は発生電力のレベルがy2であ
る二次電池107をレベルylの電力を発生できるまで
充電するのに必要な時間である。Ta、Tb、Tdou
sa、p1、Tstartは使用者が使用予定スケジュ
一ルを入力した時点で設定される変数である。Td(y
l,y2)はシステムによる二次電池107の電力消費
特性に依存する関数、Th(yl,y2,α)は二次電
池107の放電特性に依存する関数、Tj(y1,y
2)は二次電池107の充電特性に依存する関数であ
る。
【0055】前記関数を用いて、p2、p4、Thod
en、Tjuden及びαの各値は、以下のように求め
ることができる。
【0056】求める変数: p2、p4、Thoden、Tjuden、α 成立する式: Tstart+Thoden+Tjuden=Tb−T
a Tdousa=Td(p4,0) Tjuden=Tj(p4,0) Thoden=Th(p2,0,α) Tstar=Td(p1,p2) ここで、変数はp2、p4、Thoden、Tjude
n及びαの5つであることから、上記5元方程式を解け
ば、これらの数値が求まることがわかる。この結果が放
電・充電制御プログラムへの入力となる。
【0057】以上詳述したように第3の実施の形態に係
る電池制御装置により、残り時間に応じて放電するため
の負荷の大きさをフレキシブルに変化させることが可能
になり、これにより使用者はよりインテリジェントな二
次電池の運用ができ、処理の簡便化を実現することがで
きる。
【0058】(第4の実施の形態)次に、本発明の電池
制御方法及び装置の第4の実施の形態を図11〜図13
を用いて説明する。なお、第4の実施の形態に係る電池
制御装置の基本的な構成は、上述した第1の実施の形態
おける図1と同一であるから、同図を流用して説明す
る。
【0059】図11は、第4の実施の形態に係る電池制
御装置の動作を示すフローチャートである。同図におい
て、Ta、Tb、Tdousa、Tstart、Tho
den、Tjuden、p1、p2及びp4の意味は、
第1の実施の形態の場合と同一である。Tcheapは
電気料金の安価な時間帯の開始時刻、Texpensi
veは電気料金の高価な時間帯の開始時刻である。Ts
hift1は使用者がシステムの一般使用を終了してか
ら放電の実動作を開始するまでの時間長、Tshift
2は充電の実動作が終了してから使用者がシステムの一
般使用を再開するまでの時間長である。
【0060】図11において、ステップS1102、ス
テップS1104及びステップS1105は、上述した
第1の実施の形態における図2のステップS202、ス
テップS204及びステップS208と同一であるか
ら、その説明は省略し、第4の実施の形態特有の処理ス
テップについて説明する。
【0061】図11におけるステップS1101でキー
ボード104のキー入力操作によりTstart、Td
ousa、Tcheap、Texpensive及びT
bを設定し、次にステップS1102でTa及びp1を
検出した後、ステップS1103に進み、前記ステップ
S1101及びステップS1102において確定した各
値を用いてp2、p4、Thoden、Tjuden、
Tshift1及びTshift2を算出する。次にス
テップS1104に進んで前記ステップS1103にお
いて算出した各値を放電・充電プログラムに代入し、該
プログラムを発動した後、ステップS1105を実行
し、その後、本処理動作を終了する。
【0062】図12は、前記図11のステップSl10
1を実行した場合の表示装置105の表示画面の具体例
を示す図である。
【0063】図l3は、前記図11のステップSl10
3の算出処理を実行した場合の表示装置105の表示画
面の具体例を示す図であり、使用予定状況に対して最適
な放電・充電制御手段を自動的に組み合わせてプログラ
ムを構成する方法について、グラフを用いて示したもの
である。
【0064】同図において、Td(yl,y2)は、発
生電力のレベルがy1である二次電池107を用いてシ
ステムを駆動し発生電力がy2になるまでのシステム駆
動可能時間、Th(y1,y2)は発生電力のレベルが
ylである二次電池107をレベルy2の電力まで放電
するのに必要な時間、Tj(yl,y2)は発生電力の
レベルがy2である二次電池107をレベルylの電力
を発生できるまで充電するのに必要な時間である。T
a、Tb、Tdousa、pl、Tstart、Tch
eap、Texpeneは使用者が使用予定スケジュー
ルを入力した時点で設定される変数である。Td(y
l,y2)はシステムによる二次電池107の電力消費
特性に依存する関数、Th(yl,y2)は二次電池1
07の放電特性に依存する関数、Tj(yl,y2)は
二次電池107の充電特性に依存する関数である。
【0065】上記関数を用いて、p2、p4、Thod
en、Tjuden、Tshiftl、Tshift2
の各値は、以下のように求めることができる。
【0066】求める変数: p2、p4、Thoden、Tjuden、Tshif
tl、Tshift2 成立する等式: Tstart+Thoden+Tjuden+Tshi
ftl+Tshift2=Tb−Ta Tdousa=Td(p4,0) Tjuden=Tj(P4,0) Thoden=Th(p2,0) Tstart=Td(pl,p2) 成立する不等式: Texpensive>Tb−Tshift2 Tcheap<Tb−Tshift2−Tjuden ここで、変数はp2、p4、Thoden、Tjude
n、Tshiftl及びTshift2の6つであり、
上記5元方程式を解いて得られるTshiftl+Ts
hift2に対し上記2つの不等式を満たす値を設定す
ることで、各値が求まることがわかる。
【0067】この結果が放電・充電制御プログラムへの
入力となる。
【0068】以上詳述した本実施の形態装置により、使
用者は電気料金の安価な時間に自動的に充電処理を行う
ことができ、経費削減を実現することができる。
【0069】(第5の実施の形態)次に、本発明の電池
制御方法及び装置の第5の実施の形態を図14〜図16
を用いて説明する。なお、第5の実施の形態に係る電池
制御装置の基本的な構成は、上述した第1の実施の形態
における図1と同一であるから、同図を流用して説明す
る。
【0070】図14及び図15は、第5の実施の形態に
係る電池制御装置の動作を示すフローチャートであり、
図14は、システム稼動中に絶えず割り込み処理として
行われる二次電池の残量検出処理、図15は、二次電池
107の放電・充電制御のプログラミング処理について
示したものである。両図において、Ta、Tb、Tdo
usa、Tstart、Thoden、Tjuden、
p1、p2、p3及びp4の意味は、第1の実施の形態
の場合と同一である。idは各々の二次電池107が固
有している判別用のID(識別子)であり、CPU10
1から参照することができるものとする。P(id)は
システムに設けられたバッファであり、各IDに対応す
る二次電池107の電力残量を格納している。IDmi
nはバッファP(id)中、最も小さな値を格納してい
るバッファに対応するIDの値である。
【0071】システム稼動中に指定された割り込みがか
かると、図14のステップS1402でシステムは装着
されている二次電池107のIDを検出する。次に、ス
テップS1402に進み、前記ステップS1401で得
られたIDの値に対応するバッファP(id)にp1を
格納した後、本処理動作を終了する。
【0072】使用者が二次電池107の放電・充電制御
のプログラミング処理を実行しようとすると、図l5の
ステップSl50lで使用者はTd、Tdousaの値
を設定するための入力手段であるキーボード104を起
動する。するとステップS1502に進み、システムは
バッファP(id)中、最も小さな値を格納しているバ
ッファに対応するIDminの値を算出する。次に、ス
テップSl503で、システムはIDminを表示装置
105の表示画面に表示する。次に、ステップSl50
5で使用者はIDminで示された二次電池107への
交換を行う。次いでステップS1505に進み、使用者
はキーボード104のキー入力操作によりTb、Tdo
usaを設定する。次に、ステップS1506で、シス
テムは内部クロックを用いてTaを検出する。次いでス
テップS1507に進み、前記ステップS1506まで
の処理で確定した各値を用いてp2、p3、p4、Ts
tart、Thoden、Tjudenを算出する。次
に、ステップS1508で、前記ステップS1507に
おいて算出した各値を放電・充電プログラムに代入し、
該プログラムを発動する。次いで、ステップS1509
に進んで前記プログラムに従って充放電の実動作を行っ
た後、本処理動作を終了する。
【0073】図l6は、図15のステップSl503及
びステップS1505を実行した場合の表示装置105
の表示画面の具体例を示す図である。
【0074】以上詳述したように第5の実施の形態に係
る電池制御例装置により、使用者は現時点で最も使用に
適した二次電池を容易に選択して使用することができ、
処理の合理化を実現することができる。
【0075】[電池駆動式電子機器]次に、本発明の電
池駆動式電子機器について図17〜図26に基づき説明
する。
【0076】(第6の実施の形態)まず、本発明の電池
駆動式電子機器の第6の実施の形態を図17〜図23を
用いて説明する。図l7は、本発明の第6の実施の形態
に係る電池駆動式電子機器の構成を示すブロック図であ
る。同図において、170lは制御や解折の演算処理を
行うCPU(中央演算処理装置)である。1702は電
池駆動式電子機器に必要な制御プログラムやデータ等を
格納するROM(リードオンリーメモリ)、1703は
ROM1702の内部にある基本ソフトウェアで、電池
駆動式電子機器全体を制御するためのソフトウェアであ
る。1704は情報処理時に必要なデータ格納領域や作
業領域として用いられるRAM(ランダムアクセスメモ
リ)、1705はRAM1704の内部にある基本ソフ
トウェア3が使用するシステム作業領域で、基本ソフト
ウェア1703が使用する領域である。
【0077】1706はファイル管理情報、1707は
電池駆動式電子機器を利用するために作成されたアプリ
ケーションプログラム、1708はアプリケーションプ
ログラム1707を実行することにより作成されるデー
タファイル、1709はアプリケーションプログラム1
707による情報処理時の演算用作業領域として使用さ
れるフリー領域である。17l0は使用者からキーボー
ドやタッチパネル(タッチキー)等によりデータや処理
命令の入力を受信する入力部、17llはLCD(発光
ダイオード)等で構成されて文字や図形、イメージ等を
表示する表示部である。17l2は電池の残量を検出す
る電池残量検出部、17l3は消費電力解折部で、ファ
イル管理情報1706と電池残量検出部l2の検出情報
に基づいて消費電力の解折処理を実行するもので、該解
析処理に必要な制御プログラムやデータを格納したRO
M部と解析処理時に必要な作業領域として用いられるR
AM部とから構成されている。17l4は消費電力解析
部17l3で発生する消費電力に関するデータ等を記録
及び管理するRAM部から構成されるアプリ(アプリケ
ーションプログラム)別消費電力情報登録部、17l5
は電池駆動式電子機器内の各部とのデ一タや制御信号の
やり取りに使用されるデータバスである。
【0078】また、消費電力解析部17l3について
は、解析処理に必要な制御プログラムやデータを格納し
たROM部と処理時に必要な作業領域として用いられる
RAM部とから構成される例を示したが、これに限られ
るものではなく、ROM1702上に制御プログラムや
データを格納したり、RAM1704上に専用の作業領
域を確保したり、基本ソフトウェア1703にこのよう
な機能を追加することで、容易に代用して実現すること
ができる。また、アプリ別消費電力情報登録部17l4
については、消費電力解折部17l3で発生する消費電
力に関するデータ等を記録及び管理するRAM部から構
成される例を示したが、これに限られるものではなく、
RAM1704上に専用の記録領域を確保したり、基本
ソフトウェア1703にこのような機能を追加すること
で、容易に代用して実現することができる。
【0079】図18は、第6の実施の形態に係る電池駆
動式電子機器において、ファイル管理情報1706に消
費電力情報の登録を指定したアプリケーションプログラ
ム1707を実行し、終了するまでの処理の制御手順を
示すフローチャートである。
【0080】同図のステップS180lで電池駆動式電
子機器のオペレータによる所定の操作等により、基本ソ
フトウェア1703が起動して、必要なハードウェアの
チェックや設定等の処理を行い、次のステップS180
2へ進む。このステップS1802では、アプリケーシ
ョンプログラム1707をプロセス登録する処理を行
い、次のステップS1803へ進む。前記実行するアプ
リケーションプログラム1707は基本ソフトウェア1
703や電池駆動式電子機器のシステム構成によりファ
イル名等で指定することが可能である。また、プロセス
登録とは、アプリケーションプログラム1707を実行
できるアドレスにプログラムを配置することである。
【0081】ステップS1803では、ファイル管理情
報1706に格納されている情報に基づいて、消費電力
情報を登録する処理を行い、次のステップS1804へ
進む。このステップS1804では、プロセス登録され
たアプリケーションプログラム1707に対して、ジャ
ンプ(セグメント間ジャンプ)、またはコール(セグメ
ント間コール)等のような方法で制御が基本ソフトウェ
ア1703から実行するアプリケーションプログラム1
6に移行され、ステップS1805へ進む。アプリケー
ションプログラム16はステップS1802においてア
プリケーションプログラム1707がステップS180
4で基本ソフトウェア1703から制御を移行されたア
プリケーションプログラムを示している。制御を移行さ
れたアプリケーションプログラムl6の内容は、電池駆
動式電子機器のシステム構成等により細部は異なるが、
通常は初期処理、メイン処理及び終了処理からなる構成
を有している。
【0082】ステップS1805では、基本ソフトウェ
ア1703から制御を移行されたアプリケーションプロ
グラムl6の情報処理時に必要なデータや作業領域等の
確認等の処理を行い、次のステップS1806へ進む。
このステップS1806では、制御を移行されたアプリ
ケーションプログラムl6の情報処理の中心部分であ
り、発生するデータの更新等を行い、次のステップS1
807へ進む。このステップS1807では、制御を移
行されたアプリケーションプログラムl6の情報処理で
のデータを格納したり、作業領域を解放する処理を行
い、次のステップS1808へ進む。制御を移行された
アプリケーションプログラムl6の実行が終了すると、
制御は基本ソフトウェア1703へ戻り、ステップS1
808では、アプリケーションプログラムl6の消費電
力を解折する処理を行い、ステップS1809へ進む。
このステップS1809では、アプリケーションプログ
ラムl6のプロセスを削除する処理を行い、次のステッ
プS18l0へ進む。このステップS18l0では、基
本ソフトウェア1703により、電池駆動式電子機器の
起動時の設定をクリアする等の処理を行なった後、本処
理動作を終了する。
【0083】図19は、図18のステップS1803に
おいて実行される消費電力情報の登録処理の制御手順を
示すフローチャートである。
【0084】同図のステップS190lではプロセス登
録した実行するアプリケーションプログラム1707の
ファイル管理情報1706を検索して、消費電力情報に
登録指定がなされているか否かを碓認する処理を行う。
そして、登録指定されていなければ本処理動作を終了
し、登録指定されていればステップS1902へ進む。
このステップS1902では、基本ソフトウェア170
3が電池残量検出部17l2を用いて電池の残量検出を
行い、次のステップS1903へ進む。このステップS
1903では、基本ソフトウェア1703が前記ステッ
プS1902において検出された電池残量のデータとR
AM1704上のファイル管理情報1706から消費電
力解折に必要な情報をアプリ別消費電力情報登録部17
l4に登録する処理を行なった後、本処理動作を終了す
る。
【0085】図20は、図18のステップS1808に
おいて実行される消費電力解折処理の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【0086】同図のステップS200lで実行したアプ
リケーションプログラム1707のファイル管理情報1
706を検索して、消費電力情報に登録指定がなされて
いるか否かを判別する処理を行う。そして、登録指定さ
れていなければ本処理動作を終了し、登録指定されてい
ればステップS2002へ進む。このステップS200
2では、基本ソフトウェア1703が電池残置検出部1
7l2を用いて電池の残量検出を行ない、次のステップ
S2003へ進む。
【0087】このステップS2003では、基本ソフト
ウェア1703が前記ステップS2002で検出された
電池残量のデータとアプリ別消費電力情報登録部17l
4から消費電力解折に必要な情報を用いて、消費電力解
析部17l3でアプリケーションプログラム1707の
消費電力値を算出する処理を行ない、次のステップS2
004へ進む。
【0088】このステップS2004では、前記ステッ
プS2003において検出されたアプリケーションプロ
グラム1707の消費電力情報をアプリ別消費電力情報
登録部17l4に更新する処理を行なった後、本処理動
作を終了する。
【0089】図21は、ファイル管理情報1706での
ファイルを管理するフォーマットの一例を示す図であ
る。同図において、215lはファイル名、2152は
拡張子、2153は消費電力登録に関する情報を格納す
るファイルフラグ、2154はファイルの大きさを示す
ファイルサイズ、2155はファイルの位置を示すファ
イルアドレス、2156はファイルが作成、または更新
された日付及び時刻等を記録するファイル作成日付であ
る。
【0090】図22は、図21のファイルフラグ215
3の一例を示す図である。このファイルフラグ2153
は消費電力登録等をビット単位で指定するものである。
図22において、226lはアプリケーションプログラ
ム1707を実行時に消費電力情報登録を行うことを指
定するものである。
【0091】図23は、アプリ別消費電力情報登録部1
7l4で消費電力情報を管理するフォーマットの一例を
示す図である。同図において、237lは電池残量値、
2372はファイル名、2373は拡張子、2374は
消費電力登録に関する情報を格納するファイルフラグ、
2375は消費電力値である。
【0092】図24は、電池駆動式電子機器の表示部1
7llにアプリ別消費電力情報登録部17l4の消費電
力情報に基づいて、消費電力情報を登録しているアプリ
ケーションプログラム1707の実行可能回数を表示す
る一例を示す図である。
【0093】以上詳述したように第6の実施の形態に係
る電池駆動式電子機器によれば、電池駆動式電子機器の
電池残量を検出する電池残量検出手段と、前記機器で動
作するプログラムが消費する電力を解折するプログラム
別消費電力解折手段と、前記機器で動作するプログラム
が消費する電力情報を記録するプログラム別消費電力情
報記録手段とを設けることにより、予めその処理が完結
できるか否かを確認することができるので、途中で処理
が中断してしまうという恐れがなくなる。そして、その
処理が完結できない場合は、前もって電池の充電や電池
の交換を行うことが可能であるので、電池電圧低下時の
特殊な処理をアプリケーションプログラムで準備する手
間もなくなる。
【0094】(第7の実施の形態)次に、本発明の電池
駆動式電子機器の第7の実施の形態を図25及び図26
を用いて説明する。なお、第7の実施の形態に係る電池
駆動式電子機器の基本的な構成は、上述した第6の実施
の形態における図l7と同一であるから、同図を流用し
て説明する。
【0095】図25は、ファイル管理情報1706での
ファイルを管理するフォーマットの一例を示す図であ
る。同図において、258lはファイル名、2582は
拡張子、2583は消費電力登録に関する情報を格納す
るファイルフラグ、2584はファイルの大きさを示す
ファイルサイズ、2585はファイルの位置を示すファ
イルアドレス、2586はファイルが作成、または更新
された日付及び時刻等を記録するファイル作成日付、2
587は消費電力値である。
【0096】図26は、図18のステップS1808に
おいて実行される消費電力の解析処理の制御手順の一例
を示すフローチャートである。
【0097】同図のステップS260lで実行したアプ
リケーションプログラム1707のファイル管理情報1
706を検索して消費電力情報に登録指定がなされてい
るか否かを確認する処理を行う。そして、登録指定され
ている場合は、ステップS2602へ進み、登録指定さ
れていない場合は、何もせずに本処理動作を終了する。
【0098】ステップS2602では、基本ソフトウェ
ア1703が電池残量検出部17l2を用いて電池残量
の検出を行い、次のステップS2603へ進む。このス
テップS2603では、前記ステップS2602におい
て検出された電池残量値やファイル管理情報1706に
格納されている消費電力値2587等のアプリケーショ
ンプログラム1707の消費電力情報をアプリ別消費電
力情報登録部17l4に更新する処理を行なった後、本
処理動作を終了する。
【0099】以上詳述したように第7の実施の形態に係
る電池駆動式電子機器によれば、電池駆動式電子機器の
電池残量を検出する電池残量検出手段と、前記機器で動
作するプログラムが消費する電力を解折するプログラム
別消費電力解析手段と、前記機器で動作するプログラム
が消費する電力情報を記録するプログラム別消費電力情
報記録手段とを設けることにより、前記機器の電池電源
の管理に関するプログラムを用意する必要がなくなり、
開発効率が向上する。また、前記機器の使用者の操作等
の負荷を軽減することができる。
【0100】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電池制御
方法及び装置によれば、使用者は現時点で最も適した二
次電池を容易に選択して使用することができ、処理の合
理化を実現することができるという効果を奏する。
【0101】また、本発明の電池駆動式電子機器によれ
ば、処理途中での突然の電池切れを防止することができ
ると共に、電池切れに対応する処理、即ちデータの再入
力や伝票の再発行等の処理アプリケーションプログラム
を準備する等の負荷がなくなり、前記機器を使用するシ
ステム開発の効率が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図l】本発明の第1の実施の形態に係る電池制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態に係る電池制御装置の動作を示す
フローチャートである。
【図3】同実施の形態に係る電池制御装置の設定処理を
実行した場合の表示装置の表示画面の具体例を示す図で
ある。
【図4】同実施の形態に係る電池制御装置の算出処理の
詳細を説明するための図である。
【図5】同実施の形態に係る電池制御装置の算出処理の
詳細を説明するための図である。
【図6】同実施の形態に係る電池制御装置の算出処理を
実行した場合の表示装置の表示画面の具体例を示す図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る電池制御装置
の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る電池制御装置
の動作を示すフローチャートである。
【図9】同実施の形態に係る電池制御装置の設定処理を
実行した場合の表示装置の表示画面の具体例を示す図で
ある。
【図10】同実施の形態に係る電池制御装置の算出処理
の詳細を説明するための図である。
【図ll】本発明の第4の実施の形態に係る電池制御装
置の動作を示すフローチャートである。
【図12】同実施の形態に係る電池制御装置の設定処理
を実行した場合の表示装置の表示画面の具体例を示す図
である。
【図l3】同実施の形態に係る電池制御装置の算出処理
の詳細を説明するための図である。
【図l4】本発明の第5の実施の形態に係る電池制御装
置の動作を示すフローチャートである。
【図l5】同実施の形態に係る電池制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図l6】同実施の形態に係る電池制御装置の表示処理
及び設定処理を実行した場合の表示装置の表示画面の具
体例を示す図である。
【図l7】本発明の第6の実施の形態に係る電池駆動式
電子機器の構成を示すブロック図である。
【図18】同実施の形態に係る電池駆動式電子機器の動
作を示すフローチャートである。
【図19】同実施の形態に係る電池駆動式電子機器の動
作を示すフローチャートである。である。
【図20】同実施の形態に係る電池駆動式電子機器の動
作を示すフローチャートである。
【図21】同実施の形態に係る電池駆動式電子機器にお
けるファイル管理情報のファイルを管理するフォーマッ
トの一例を示す図である。
【図22】図21のファイルラグの一例を示す図であ
る。
【図23】同実施の形態に係る電池駆動式電子機器にお
けるアプリ別消費電力情報登録部のアプリ別の消費電力
情報を管理するフォーマットの一例を示す図である。
【図24】同実施の形態に係る電池駆動式電子機器にお
ける消費電力情報を登録したアプリケーションプログラ
ムの実行可能回数表示の一例を示す図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係る電池駆動式
電子機器におけるファイル管理情報のファイルを管理す
るフォーマットの一例を示す図である。
【図26】同実施の形態に係る電池駆動式電子機器の動
作を示すフローチャートである。
【図27】従来の電池駆動式電子機器におけるアプリケ
ーションプログラムの基本画面の一例を示す図である。
【図28】同従来の電池駆動式電子機器の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU(対処手段、負荷変化手段、選択手段) 102 RAM(記憶手段) 103 ROM(記憶手段) 104 キーボード(選択手段) 105 表示装置 106 外部電源 107 二次電池 108 電源制御回路 109 放電回路 110 残量検出装置 1701 CPU 1702 ROM 1703 基本ソフトウェア 1704 RAM 1705 システム作業領域 1706 ファイル管理情報 1707 アプリケーションプログラム 1708 データファイル 1709 フリー領域 1710 入力部 1711 表示部 1712 電池残量検出部(電池残量検出手段) 1713 消費電力解析部(プログラム別消費電力解析
手段) 1714 アプリ別消費電力情報登録部(プログラム別
消費電力情報登録手段) 1715 データバス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器使用者の使用予定状況を入力し、該
    入力した使用予定状況に対し最適な放電・充電制御手段
    を自動的に組み合わせてプログラムを構成し、該構成し
    たプログラムに基づき二次電池の放電・充電制御を行う
    電池制御方法において、前記プログラムが発動された後
    に使用者の使用状況が変化したことにより該プログラム
    の実行を完遂することが不可能になった場合に自動的に
    対処することを特徴とする電池制御方法。
  2. 【請求項2】 機器使用者の使用予定状況を入力する入
    力手段と、該入力手段により入力された使用予定状況に
    対し最適な放電・充電制御手段を自動的に組み合わせて
    プログラムを構成するプログラム手段と、該プログラム
    手段により構成されたプログラムに基づき二次電池の放
    電・充電制御を行う電池制御手段とを有する電池制御装
    置において、前記プログラム手段により構成されたプロ
    グラムが発動された後に使用者の使用状況が変化したこ
    とにより該プログラムの実行を完遂することが不可能に
    なった場合に自動的に対処する対処手段を具備したこと
    を特徴とする電池制御装置。
  3. 【請求項3】 前記対処手段は、使用者に対して注意を
    喚起する喚起手段を有していることを特徴とする請求項
    2記載の電池制御装置。
  4. 【請求項4】 前記対処手段は、該対処すべき時点にお
    いて最適な放電・充電制御手段を自動的に組み合わせて
    再プログラムを構成する再プログラム手段と、該再プロ
    グラム手段により構成されたプログラムに基づき前記二
    次電池の放電・充電制御を行う電池制御手段とを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の電池制御装置。
  5. 【請求項5】 使用者が二次電池による駆動を希望する
    時刻までの残り時間に応じて放電するための負荷の大き
    さを変化させる負荷変化手段を具備したことを特徴とす
    る請求項2記載の電池制御装置。
  6. 【請求項6】 充電費用の節約できる時間帯を優先的に
    選択して充電を行う選択手段を具備したことを特徴とす
    る請求項2記載の電池制御装置。
  7. 【請求項7】 複数の二次電池における処理を記憶する
    記憶手段と、現時点で最も使用に適した二次電池を提示
    する提示手段とを具備したことを特徴とする請求項2記
    載の電池制御装置。
  8. 【請求項8】 電池駆動式電子機器において、機器の電
    池残量を検出する電池残量検出手段と、機器で動作する
    プログラムが消費する電力を解析するプログラム別消費
    電力解析手段と、機器で動作するプログラムが消費する
    電力情報を記録するプログラム別消費電力情報記録手段
    とを有することを特徴とする電池駆動式電子機器。
JP24044295A 1995-08-28 1995-08-28 電池制御方法及び装置並びに電池駆動式電子機器 Pending JPH0965579A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010028427A1 (en) * 2008-09-10 2010-03-18 Resmed Ltd Improved power management in respiratory treatment apparatus
JP2014027830A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Toshiba Home Technology Corp 蓄電池システム

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