JPH0965533A - 牽引ガイド装置 - Google Patents

牽引ガイド装置

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JPH0965533A
JPH0965533A JP23920395A JP23920395A JPH0965533A JP H0965533 A JPH0965533 A JP H0965533A JP 23920395 A JP23920395 A JP 23920395A JP 23920395 A JP23920395 A JP 23920395A JP H0965533 A JPH0965533 A JP H0965533A
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JP
Japan
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vibrated
towed object
vibrating
towed
vibrating body
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JP23920395A
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English (en)
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Hikari Hirasawa
光 平澤
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Kyowa Exeo Corp
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Kyowa Exeo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 牽引の際の負荷となることがなく、また複数
を使用した際に同期させる必要をなくす。 【解決手段】 扇状の伝動板12の要部には、加振機1
4が設けてある。伝動板12の外周縁部には、L字状の
取付けブラケット16が複数固定してあり、このブラケ
ット16の棚部17に被振動体22がボルト26とナッ
ト28とによって螺着してある。各被振動体22は、ば
ね材によって断面C字状に形成してあり、加振機14の
発生した振動によって直径方向に振動する。各被振動体
22の両側には、被振動体22の中心部を貫通した軸に
固定したガイド板36、38が配置してあり、これらの
ガイド板36、38間を被牽引物が通されるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ファイバ
ーケーブルや電力ケーブル等の長尺な被牽引物を牽引す
る際に使用する牽引ガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信用の光ファイバーケーブルや
電力ケーブルなどは、トンネル等の洞道や地中に埋設し
た管路に布設するようになっている。これらの洞道や管
路は、一般に道路に沿って設けてあるため、道路の状況
に応じて屈曲したり段差を有する。特に、道路の交差点
などにおいては、マンホールの形状も交差点に合せてL
字型や十字型となおり、洞道や管路が直角に曲がるよう
になっているのが普通である。そして、これらのマンホ
ールを介してケーブルを洞道や管路に布設する場合、洞
道や管路の曲がりに伴うコーナ部におけるケーブルの損
傷を防止するとともに、ケーブルを円滑に牽引、布設す
ることができるように、屈曲ローラや段差ローラを使用
してケーブルを牽引するようにしている。これらのロー
ラについては、牽引距離が大きくなるのに伴う使用個数
の増加による張力の増大を抑えるために種々の工夫がな
されており、摩擦力の小さなローラや、複数のローラを
無端状に連結して回転させる連接回転型の帯状ローラ等
が考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した各ロ
ーラは、ケーブルを曲げて牽引する際に、ローラの半径
方向に大きな力が作用し、牽引距離の増大による使用個
数の増加に伴い、全体的な牽引抵抗(張力)が大きくな
り、牽引距離を十分に大きくすることができなかった。
このため、ローラ自体をモータ等の駆動装置により回転
させる駆動型ローラを使用することも考えられるが、駆
動型ローラは、機構が複雑となるばかりでなく高価とな
る。しかも、ケーブルの布設は、牽引速度が0〜20m
/分と大幅に変化し、また洞道や管路とケーブルとの摩
擦のため、波打つような速度変動をしながらローラ上を
通過する場合もあり、ケーブルの牽引速度とローラの回
転速度とが一致しないと牽引抵抗(負荷)となるため、
各ローラの回転速度の同期を取る必要があり、複雑な制
御をしなければならない。
【0004】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、被牽引物の牽引の際に負荷とな
ることがなく、また複数使用した場合に同期させる必要
のない牽引ガイド装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、被牽引物を振動させて断続的に空中に
浮かせて、牽引抵抗を小さくする。すなわち、本発明に
係る牽引ガイド装置は、被牽引物が引き通される通路に
配置され、前記被牽引物を前記通路に保持する牽引ガイ
ド装置において、前記被牽引物が接触する通過面に配設
した被振動体と、この被振動体を振動させる加振機とを
有する構成にしてある。被振動体は、振動させやすいよ
うに弾性振動可能に形成するとよい。
【0006】被振動体は、板体またはローラのような中
実体によって構成できるが、小さなエネルギーによって
容易に振動できるように板体によって構成するとよい。
特に、被振動体は、弾性変形する弾性体によって構成す
ることが望ましい。そして、被振動体の形状としては、
被牽引物の牽引方向側に開口を有する断面C字状、半円
形の一部を切り欠いた形状、半長円形の一部を切り欠い
た形状、三角形の一部を切り欠いた形状等に形成するこ
とができる。被振動体を構成する弾性体は、通常のばね
鋼であってよい。さらに、被振動体を金属等の硬質の円
筒体とこの円筒体の内部に配置した硬質ゴム等の弾性体
とによって構成し、円筒体の中心部を貫通させた軸を円
筒体の直径方向に振動させて被振動体を弾性振動させる
ようにすることもできる。また、加振機は、磁石を電磁
的に振動させる電磁式や圧電素子を利用した圧電式、圧
縮空気によってウエイトを振動させる圧縮空気式、また
はカムによって振動を発生させるものなどを使用するこ
とができる。
【0007】被振動体は、被牽引物を曲げて牽引するた
めに被牽引物の通路に沿って複数配置することができ
る。そして、これら各被振動体と加振機とは、加振機に
より発生させた振動を各被振動体に伝達する伝動板を介
して接続することができる。被振動体の被牽引物との接
触面には、被振動体と被牽引物との間の摩擦係数より小
さな摩擦係数を有する低摩擦部材を配置し、さらに牽引
抵抗を小さくするとよい。低摩擦部材としては、ポリエ
チレンやフッ素樹脂等の樹脂シートや樹脂シートを筒状
に形成したものなどを用いることができる。また、被振
動体の表面にフッ素樹脂などをコーティングしてもよ
い。
【0008】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、加振機により
被振動体を振動させると、被振動体と接触している被牽
引物が被振動体によって跳ね上げられ、瞬間的に被振動
体から離間し、牽引抵抗を極めて小さくすることができ
る。このため、被牽引物を小さな牽引力によって牽引す
ることが可能となり、被牽引物作用する張力が小さくな
って牽引距離を大きくすることができる。また、被振動
体を弾性体によってC字状に形成すれば、被振動体は自
由端を有するとともに弾性変形が可能であるため、被振
動体の面に被牽引物を牽引する力が外力として作用して
も確実に振動し、被牽引物を被振動体から離間させるこ
とができる。そして、被振動体の被牽引物の牽引方向側
に開口を設けると、被牽引物を牽引する力が被振動体に
作用したときに、被振動体が内側へ容易に弾性変形する
ため、被牽引が被振動体の面を牽引方向に滑り、より牽
引が容易となる。さらに、複数の被振動体を被牽引物の
通路に沿って複数配置することにより、例えば管路の曲
がり部などに牽引ガイド装置を配置して被牽引物を曲げ
て牽引する場合に、各被振動体と被牽引物との接触面積
が小さくなるとともに、被牽引物を牽引する力による被
振動体との接触圧が個々の被振動体に分散され、各被振
動体の振動に与える影響が小さくなって被牽引物を被振
動体から確実に離間することができ、被牽引物を容易に
曲げて牽引することができる。また、被振動体と被牽引
物との間の摩擦係数より小さな摩擦係数を有する低摩擦
部材を被振動体と被牽引物をの間に配置すれば、牽引抵
抗をより小さくすることができ、より円滑な牽引が可能
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る牽引ガイド装置の好
ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明す
る。図1は、本発明の実施の形態に係る牽引ガイド装置
の正面図である。図1に示したように、牽引ガイド装置
10は、扇状の伝動板12と加振機14とを有してい
る。加振機14は、例えば磁石の両側に配置したコイル
を交互に励磁して磁石を振動させる電磁式のものであっ
て、伝動板12の図の左右方向中央部の要部に複数のね
じ15によって固定してある。そして、加振機14は、
図1の上下方向に振動を発生させるようになっていて、
発生した振動が伝動板12の円弧状周縁部に伝達するよ
うになっている。
【0010】扇状伝動板12の円弧状周縁部には、複数
個(実施例の場合11個)の取付けブラケット16が固
定ねじ18を介して等間隔で放射状に固定してある。こ
の取付けブラケット16は、図2に示してあるように、
例えばアングルから構成してあって、直角に折曲された
断面L字状をなしている。そして、各取付けブラケット
16には、伝動板12の面と直交して張り出している棚
部17の外側面に被振動体22が取り付けてあり、これ
らの被振動体22によって被牽引物が引き通される通路
の一部を構成するようになっている。
【0011】被振動体22は、ばね鋼などの弾性体から
構成してあり、図3に示したように、扇状伝動板12の
円弧状周縁部の周方向一側、すなわち後述するように、
被牽引物の牽引方向側に開口部24を有する断面C字状
に形成してある。この被振動体22は、周面頂部23が
被牽引物の接触する通過面となっている。そして、被振
動体22は、取付けブラケット16の棚部17に接する
底部の軸線方向中心部に取付け穴が形成してあって、こ
の取付け穴を介してボルト26とナット28とによって
棚部17に螺着してある。このため、各被振動体22
は、取付けブラケット16、ボルト26を介して伝動板
12から振動が伝達され、直径方向(図3の上下方向)
に振動するようになっている。そして、ナット28は、
被振動体22と接する面が被振動体22の内周面と一致
した曲面形状に形成してあって、被振動体22が容易に
緩まないようにしてあるとともに、振動がボルト26か
ら被振動体22に確実に伝わるようにしている。また、
開口部24の下側縁には、被振動体22の中心側に折曲
した折曲片30が設けられており、その折曲片30の先
端部に断面コ字状をなすブラケット32が開口を底側
(ナット28側)に向けて固定してある。そして、被振
動体22は、コ字状ブラケット32内に軸34が挿入さ
れ、後述するように、この軸34よって支持されるよう
になっている。
【0012】被振動体22の軸方向両側部には、ガイド
本体を構成するガイド板36、38が配置してある(図
2参照)。これらのガイド板36、38は、被振動体2
2の配列に沿って略円弧状に形成してあって、各被振動
体22を貫通している軸34の両端部に固定してあり、
被振動体22を支持するフレームを構成しているととも
に、被振動体22に沿って牽引される被牽引物である光
ファイバーケーブル40が被振動体22から外れるのを
防止している。そして、各ガイド板36、38の中央部
には、図1に示したように、法線方向にブラケット部4
2が一体に形成してある。
【0013】ブラケット部42の先端部には、楕円孔4
4が設けてあって、この楕円孔44を貫通させて配置し
た図示しないピンを介して、両ガイド板36、38間に
配置した取付け金具46が回動可能に取付けられ、取付
け金具46を介して牽引ガイド10を吊ったりすること
ができるようにしてある。さらに、ガイド板36、38
の両端部には、突部48、50がブラケット部42と平
行に突設してある。そして、これらの突部48、50の
上部には、両側のガイド板36、38を所定の間隔に保
持して連結する連結ピン52、54が設けてある。ま
た、この連結ピン52、54は、両ガイド板36、38
間に配置した光ファイバーケーブル40がガイド板3
6、38間から外れるのを防止している。
【0014】なお、各ガイド板36、38の両端部に
は、耳片62がガイド板36、38の面と直交するよう
に形成してあって、この耳片に設けた取付け孔(図示せ
ず)を介して牽引ガイド装置10をマンホール壁等の固
定部に固定したり、固定部に任意の姿勢に保持すること
ができるようにしてある。上記のごとく構成した実施の
形態においては、光ファイバーケーブル40を屈曲させ
て牽引しなければならないマンホール内の管路の屈曲位
置等に上記の牽引ガイド装置10を取付け金具46を介
して吊るなどして配置し、光ファイバーケーブル40の
先端を、図1の左側から右側の方向に一対のガイド板3
6、38間を通す。そして、光ファイバーケーブル40
を牽引する場合、加振機14を駆動して振動を発生させ
る。加振機14により発生した振動は、伝動板12の周
縁部に伝播し、各取付けブラケット16の棚部17をそ
の厚さ方向に振動させる。このため、弾性体によって形
成した各被振動体22は、ボルト26を介して棚部17
の振動が伝達され、全体が振動するとともに弾性振動
し、周面頂部23が略法線方向に振動して頂部23に接
触する光ファイバーケーブル40を跳ね上げ、断続的に
離間させる。
【0015】この結果、図1の右方向に牽引される光フ
ァイバーケーブル40は、各被振動体22との間の摩擦
が極めて小さくなり、小さな力で容易に牽引することが
できる。従って、複数の牽引ガイド装置10を使用して
長距離の牽引をしたとしてもに、円滑な牽引をすること
ができ、牽引距離の増大が図れてケーブル布設の作業効
率を改善することができる。しかも、被振動体22は、
回転するのでなく、直径方向に振動しているだけである
ため、ケーブル牽引機(図示せず)を作動させない状態
で振動させても光ファイバーケーブル40をドラム等か
ら引き出すようなことがなく、また複数の牽引ガイド装
置10を使用した場合に、光ファイバーケーブル40の
牽引速度が変動したとしても、各ガイド装置間の同期を
取ったりする必要がなく、取扱いが容易である。
【0016】また、上記実施の形態においては、被振動
体22を取付けブラケット16の棚部17に取り付ける
とともに、被振動体22をばね材によってC字状に形成
しているため、光ファイバーケーブル40の牽引力が被
振動体22に外力として作用してもの頂部23を確実に
振動させることができ、光ファイバーケーブル40を確
実に被振動体22から離間させることができる。そし
て、複数の被振動体22を円弧状に平行配置しているた
め、光ファイバーケーブル40を曲げて牽引する場合
に、光ファイバーケーブル40と個々の被振動体22と
の接触面積が小さくなるとともに、光ファイバーケーブ
ル40と被振動体22との接触圧力を各被振動体22に
分散することができ、被振動体22の振動に与える影響
を小さくでき、被振動体22と光ファイバーケーブル4
0とが確実に離間し、容易に牽引することができる。し
かも、被振動体22は、光ファイバーケーブル40の牽
引方向側となる側部が開口しているため、被振動体22
に光ファイバーケーブル40を介して牽引力が作用した
ときに容易に内側に撓み、光ファイバーケーブル40が
牽引方向に滑りやすく、牽引抵抗をさらに小さくするこ
とができる。
【0017】なお、図2に2点鎖線によって示したよう
に、被振動体22の面に、被振動体22と光ファイバー
ケーブル40との間の摩擦係数より小さな摩擦係数を有
する低摩擦部材70、例えばポリエチレンやフッ素樹脂
のシートまたはシートを筒状に形成したもの等を配置し
たり、被振動体22の外周面にフッ素樹脂などをコーテ
ィングするとよい。このような低摩擦部材70を被振動
体22と光ファイバーケーブル40との間に配置する
と、光ファイバーケーブル40と低摩擦部材70との間
の摩擦係数が光ファイバーケーブル40と被振動体22
との間の摩擦係数より小さくなるため、さらに牽引力を
小さくすることができる。
【0018】そして、前記実施の形態においては、被振
動体22をC字状に形成した場合について説明したが、
図4(1)に示したように、半円形の一部を切り欠いた
形状の被振動体72や、同図(2)の半長円形の一部を
切り欠いた形状の被振動体74、または同図(3)の三
角形の一部を切り欠いた形状の被振動体76としてもよ
い。さらに、図4(4)に示したように、被振動体80
を金属などの硬質の円筒体82と、この円筒体82の内
部に設けた硬質ゴムなどの弾性体84とによって構成す
るとともに、円筒体82の中心部を貫通させた軸86を
一点鎖線に示したように図の上下方向に振動させ、被振
動体80を弾性振動させるようにしてもよい。なお、三
角形状の被振動体76の場合には、被牽引物が接触する
頂部78を円弧状にして被牽引物を損傷しないようにす
る。
【0019】なお、前記実施の形態おいては、加振機1
4が電磁式である場合について説明したが、加振機は圧
電素子を用いたものや圧縮空気式、カム式等であっても
よい。また、前記実施の形態においては、被牽引物が光
ファイバーケーブル40である場合について説明した
が、被牽引物は通信ケーブルや電力ケーブル、またはフ
レキシブルチューブやワイヤ、鋼管等であってもよい。
そして、前記実施の形態においては、被振動体22を円
弧状に配置した場合について説明したが、被牽引物を直
線的に牽引する場合には、被振動体22が1つであって
もよく、複数を直線上に平行配置してもよい。また、加
振機14の出力、すなわち振動の強さは、被牽引物の牽
引力の大きさに応じて変えるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、加振機により被振動体を振動させると、被振動体と
接触している被牽引物が被振動体によって跳ね上げら
れ、瞬間的に被振動体から離間し、牽引抵抗を極めて小
さくすることができる。このため、被牽引物を小さな牽
引力によって牽引することが可能となり、被牽引物作用
する張力が小さくなって牽引距離を大きくすることがで
きる。また、被振動体を弾性振動可能に構成したことに
より、被振動体を容易に振動させることができる。さら
に、被振動体を弾性体によってC字状に形成したことに
より、被振動体は自由端を有するとともに弾性変形が可
能であるため、被振動体の面に被牽引物を牽引による力
が外力として作用しても確実に振動し、被牽引物を被振
動体から離間させることができる。そして、被振動体の
開口を被牽引物の牽引方向側としたことにより、被牽引
物を牽引する力が被振動体に作用したときに、被振動体
が内側へ容易に弾性変形して被牽引が被振動体面を牽引
方向に滑り、牽引抵抗を小さくできる。さらに、複数の
被振動体を被牽引物の通路に沿ってしたことにより、被
牽引物を曲げて牽引する場合に、各被振動体と被牽引物
との接触面積が小さくなるとともに、被牽引物を牽引す
る際に被振動体に作用する力が個々の被振動体に分散さ
れ、被振動体の振動に与える影響を小さくできるため、
屈曲部を有していても容易に牽引することができる。ま
た、被振動体と被牽引物との間の摩擦係数より小さな摩
擦係数を有する低摩擦部材を被振動体と被牽引物との間
に配置したことにより、牽引抵抗をさらに小さくするこ
とができ、より円滑な牽引が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る牽引ガイド装置の正
面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】実施の形態に係る被振動体の断面図である。
【図4】他の実施の形態に係る被振動体の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 牽引ガイド装置 12 伝動板 14 加振機 16 取付けブラケット 17 棚部 22 被振動体 36、38 ガイド板 40 被牽引物(光ファイバーケーブル) 70 低摩擦部材 72、74、76、80 被振動体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被牽引物が引き通される通路に配置さ
    れ、前記被牽引物を前記通路に保持する牽引ガイド装置
    において、前記被牽引物が接触する通過面に配設した被
    振動体と、この被振動体を振動させる加振機とを有する
    ことを特徴とする牽引ガイド装置。
  2. 【請求項2】 前記被振動体は、弾性振動可能に形成し
    てあることを特徴とする請求項1に記載の牽引ガイド装
    置。
  3. 【請求項3】 前記被振動体は、弾性体によって形成さ
    れ、前記被牽引物の牽引方向側に開口を有する断面C字
    状であることを特徴とする請求項1または2に記載の牽
    引ガイド装置。
  4. 【請求項4】 前記被振動体は、前記被牽引物の通路に
    沿って複数配置され、これら各被振動体と前記加振機と
    は、加振機により発生させた振動を前記各被振動体に伝
    達する伝動板を介して接続してあることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1に記載の牽引ガイド装置。
  5. 【請求項5】 前記被振動体の被牽引物との接触面に、
    被振動体と被牽引物との間の摩擦係数より小さな摩擦係
    数を有する低摩擦部材を配置したことを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれか1に記載の牽引ガイド装置。
JP23920395A 1995-08-24 1995-08-24 牽引ガイド装置 Pending JPH0965533A (ja)

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