JPH096542A - 情報割付方法および装置 - Google Patents

情報割付方法および装置

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JPH096542A
JPH096542A JP7154899A JP15489995A JPH096542A JP H096542 A JPH096542 A JP H096542A JP 7154899 A JP7154899 A JP 7154899A JP 15489995 A JP15489995 A JP 15489995A JP H096542 A JPH096542 A JP H096542A
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Hideaki Matsumoto
英明 松本
Ko Takahashi
香 高橋
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報の入出力処理(アクセス)の効率化および
高速化を図ること。 【構成】記憶媒体に対する情報の入出力処理の要求順序
の規則性を検出する規則性検出手段と、規則性検出手段
により検出された規則性に基づいて、情報の記憶媒体に
おける割付位置を求める割付位置判断手段と、割付位置
判断手段により求められた割付位置に対応して、所定の
タイミングで記憶媒体における情報の格納場所を変更す
る情報格納場所変更手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶媒体に入出力処理
すべき情報の配列に応じて、計画的に記憶媒体への情報
の格納位置を割り当てることにより、情報の入出力処理
(アクセス)の効率化および高速化を図るようにした情
報割付方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、記憶媒体の格納容量の拡大が進ん
できている。また、計算機の処理装置の高速化も進んで
きている。このため、記憶媒体を備えた計算機システム
全体の能力向上を図るためには、記憶媒体に対する情報
の入出力処理(アクセス)を高速に行なうことが必要不
可欠となっている。
【0003】特に、記憶媒体の格納容量が増大するにつ
れて、記憶媒体内の情報の配置の仕方により、アクセス
時間に大幅な差異が出てくるようになってきている。す
なわち、次々と発生する記憶媒体への入出力処理要求の
アクセス位置が、記憶媒体内で連続していれば、入出力
を行なうために記憶媒体内をヘッドが無駄に移動する必
要はなく、高速に処理される。
【0004】しかしながら、記憶媒体内の距離的に離れ
た2箇所の位置を交互にアクセスするようなケースがあ
ると、この入出力処理要求の毎に、記憶媒体内のヘッド
の移動が発生して、処理時間が増大する。そして、この
ような問題は、磁気ディスク、光磁気ディスク、磁気テ
ープ等、ほとんどの種類の記憶媒体に共通して発生す
る。
【0005】一方、計算機システムにおける記憶媒体へ
の入出力処理要求は、一般に、応用プログラムの実行に
よって発生する。そして、この応用プログラムの業務が
定型化すればする程、記憶媒体の入出力のパターンも決
まってくる。
【0006】従って、この入出力パターンに合った記憶
媒体内の情報の割付けがなされていれば、アクセスの競
合や無駄なヘッドの移動は必要最低限に抑えられ、記憶
媒体に対する情報の入出力処理(アクセス)を効率的に
行なうことができる。
【0007】しかしながら、現状では、記憶媒体に対し
て情報の格納位置がランダム(無計画)に割り付けられ
ていることから、そのような情報の割付けがなされては
おらず、その結果として、無駄なヘッドの移動によるア
クセスの効率低下を招くことになる。
【0008】以下、かかる点についてより具体的に説明
する。この種の計算機システムを適用した従来の記憶媒
体(ディスク)制御装置としては、例えばディスクのデ
ータ記憶領域があらかじめ複数のファイルに分割され、
その各ファイル毎に各々対応するデータが随時格納され
るように制御を施すものである。
【0009】この記憶領域の分割は、あらかじめ設定さ
れたファイルの割付け順序に従って、ディスクの内側の
レコードから各ファイル毎に設定された記憶容量分の領
域を確保することにより行なわれる。
【0010】そして、このように割り付けられたファイ
ルに対して、初期状態からデータの入出力処理を行なう
場合、データ入出力用の磁気ヘッドは、ディスクの内側
レコードから順次ファイルの記憶領域内のデータにアク
セスしている。
【0011】このため、ディスクの内側レコードに割り
付けられたファイルのデータには、短時間でアクセスは
可能であるが、外側レコードに割り付けられたファイル
のデータアクセスには長時間を要する。
【0012】ところで、一般に、上位の計算機がディス
クにデータの入出力処理を行なう場合、計算機が行なっ
ている処理内容によっては、複数の特定ファイル間のデ
ータのみを交互にアクセスしたり、あるファイルのデー
タをアクセスした後には、常に高い確率で別の特定ファ
イルのデータをアクセスすることがある。
【0013】しかしながら、この場合、これらの2つの
特定ファイルがディスクの内側と外側に割り付けられて
いると、それらのファイル間の磁気ヘッドの移動に無駄
な時間を要してしまい、ディスクのアクセス制御が非効
率的な運用になってしまう。
【0014】一方、複数の記憶媒体(補助記憶媒体)を
備えた計算機システムにおいては、記憶媒体への入出力
処理要求が同時に発生しても、その記憶媒体が異なれ
ば、同時に入出力の処理を行なうことはできる。
【0015】しかしながら、特定の記憶媒体に入出力処
理要求が同時に集中すると、入出力の処理は順次にしか
行なわれず、たとえ他に処理を行なっていない記憶媒体
があっても、その能力を生かすことができない。その結
果、記憶媒体毎のアクセスむらにより、処理効率が低下
してシステム全体の稼働率が低下することになる。
【0016】そこで、従来では、計算機システムの構築
時に、設計者が記憶媒体内におく、通常、ファイルと呼
ばれる情報の配置の工夫をして、処理効率を上げるよう
にしている。
【0017】しかしながら、記憶媒体内の情報(ファイ
ル)の効率的な配置を決定することは、非常に困難な作
業であり、その困難さは情報の数が増えるにつれて、加
速的に増大する。
【0018】また、システムの稼働状態や、イベントの
発生順序によっても、記憶媒体の入出力のパターンは変
わってくるため、システムの導入時には最適な情報配置
であっても、そのシステムの動作環境が変化してくる
と、それに対応できなくなってしまう。なお、前述した
ような問題は、計算機システムについてのみならず、記
憶媒体を備えたその他のシステムについても、同様に言
えるものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
記憶媒体を備えたシステムにおいては、記憶媒体に対し
て情報の格納位置がランダム(無計画)に割り付けられ
ていることから、情報の入出力処理(アクセス)の効率
が低いばかりでなく、情報の入出力処理(アクセス)を
高速に行なえないという問題があった。
【0020】本発明の目的は、記憶媒体に入出力処理す
べき情報の配列に応じて、計画的に記憶媒体への情報の
格納位置を割り当てることにより、情報の入出力処理
(アクセス)の効率化および高速化を図ることが可能な
情報割付方法および装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に対応する発明の情報割付方法
は、記憶媒体に対する情報の入出力処理の要求順序の規
則性を検出し、この検出された規則性に基づいて情報の
記憶媒体における割付位置を求め、この求められた割付
位置に対応して所定のタイミングで記憶媒体における情
報の格納場所を変更するようにする。
【0022】一方、請求項2に対応する発明の情報割付
装置は、記憶媒体に対する情報の入出力処理の要求順序
の規則性を検出する規則性検出手段と、規則性検出手段
により検出された規則性に基づいて、情報の記憶媒体に
おける割付位置を求める割付位置判断手段と、割付位置
判断手段により求められた割付位置に対応して、所定の
タイミングで記憶媒体における情報の格納場所を変更す
る情報格納場所変更手段とを備えて成る。
【0023】ここで、特に請求項3に対応する発明のよ
うに、上記規則性検出手段は、情報の入出力処理の要求
順序の規則性として、入出力処理を順番が連続している
2つの情報間における連続頻度を求め、上記割付位置判
断手段は、当該連続頻度の高い2つの情報を記憶媒体に
おける隣接領域としてそれらの割付位置を求めるように
する。
【0024】また、請求項4に対応する発明のように、
上記規則性検出手段は、情報の入出力処理の要求順序の
規則性として、情報の要求頻度を求め、上記割付位置判
断手段は、当該要求頻度の高い情報を記憶媒体における
情報の入出力処理が高速にもっと行なえる領域としてそ
れらの割付位置を求めるようにする。
【0025】さらに、請求項5に対応する発明のよう
に、上記規則性検出手段は、情報の入出力処理の要求順
序の規則性として、情報の優先度を求め、上記割付位置
判断手段は、当該優先度の高い情報を記憶媒体における
情報の入出力処理が高速にもっと行なえる領域としてそ
れらの割付位置を求めるようにする。
【0026】また、請求項6に対応する発明のように、
上記規則性検出手段は、情報の入出力処理の要求順序の
規則性として、情報の記憶媒体への格納容量を求め、上
記割付位置判断手段は、当該格納容量の少ない情報を記
憶媒体における情報の入出力処理が高速にもっと行なえ
る領域としてそれらの割付位置を求めるようにする。
【0027】さらに、請求項7に対応する発明のよう
に、上記規則性検出手段は、情報の入出力処理の要求順
序の規則性として、情報の要求頻度、情報の優先度、情
報の記憶媒体への格納容量を求め、上記割付位置判断手
段は、当該要求頻度、優先度、格納容量に基づいて重み
付け演算し、最重要となった情報を記憶媒体における情
報の入出力処理が高速にもっと行なえる領域としてそれ
らの割付位置を求めるようにする。
【0028】一方、請求項8に対応する係る発明の情報
割付装置は、複数の記憶媒体に対する情報の入力処理の
要求数を検出する情報数検出手段と、情報数検出手段に
より検出された要求数に基づいて、どの記憶媒体に情報
を割付けるかを演算する情報割付判断手段と、情報割付
判断手段により求められた各記憶媒体に対する情報の割
付に対応して、所定のタイミングで各記憶媒体に対する
情報の割付けを変更する情報割付変更手段とを備えて成
る。
【0029】また、請求項9に対応する発明の情報割付
装置は、複数の記憶媒体に対する情報の入力処理の要求
数を検出する情報検出手段と、情報数検出手段により検
出された要求数に基づいて、どの記憶媒体に情報を割付
けるかを演算する情報割付判断手段と、各記憶媒体毎に
自己に割り付けられた情報の入出力処理の要求順序の規
則性を検出する規則性検出手段と、規則性検出手段によ
り検出された規則性に基づいて、各記憶媒体毎にその内
部記憶領域における情報の割付位置を求める割付位置判
断手段と、情報割付判断手段により求められた各記憶媒
体に対する情報の割付、および割付位置判断手段により
求められた割付位置に対応して、所定のタイミングで、
各記憶媒体に対する情報の割付けを変更すると共に、記
憶媒体毎に情報の格納場所を変更する情報割付・格納場
所変更手段とを備えて成る。
【0030】
【作用】従って、まず、請求項1に対応する発明の情報
割付方法においては、記憶媒体に対する情報の入出力処
理の要求順序の規則性に基づいて、情報の記憶媒体にお
ける割付位置を求め、この割付位置に対応して、記憶媒
体における情報の格納場所を変更することにより、記憶
媒体に入出力処理すべき情報の配列に応じて、計画的に
記憶媒体への情報の格納位置を割り当てることが可能と
なるため、無駄なヘッドの移動を排除して、情報の入出
力処理(アクセス)の効率化および高速化を図ることが
できる。
【0031】一方、請求項2乃至請求項7に対応する発
明の情報割付装置においては、規則性検出手段で、記憶
媒体に対する情報の入出力処理の要求順序の規則性を検
出し、この規則性に基づいて、割付位置判断手段で、情
報の記憶媒体における割付位置を求め、この割付位置に
対応して、情報格納場所変更手段で、記憶媒体における
情報の格納場所を変更することにより、記憶媒体に入出
力処理すべき情報の配列に応じて、計画的に記憶媒体へ
の情報の格納位置を割り当てることが可能となるため、
無駄なヘッドの移動を排除して、情報の入出力処理(ア
クセス)の効率化および高速化を図ることができる。
【0032】一方、請求項8に対応する発明の情報割付
装置においては、情報数検出手段で、複数の記憶媒体に
対する情報の入力処理の要求数を検出し、この要求数に
基づいて、情報割付判断手段で、どの記憶媒体に情報を
割付けるかを演算し、この各記憶媒体に対する情報の割
付に対応して、情報割付変更手段で、各記憶媒体に対す
る情報の割付けを変更することにより、記憶媒体に入出
力処理すべき情報の配列に応じて、計画的に記憶媒体へ
の情報の格納位置を割り当てることが可能となるため、
情報の入出力処理(アクセス)の効率化および高速化を
図ることができる。
【0033】これにより、記憶媒体毎のアクセスむらに
よる処理効率の低下をなくし、複数の記憶媒体を備えた
システム全体の稼働率の向上を図ることが可能となる。
また、請求項9に対応する発明の情報割付装置において
は、情報検出手段で、複数の記憶媒体に対する情報の入
力処理の要求数を検出し、この要求数に基づいて、情報
割付判断手段で、どの記憶媒体に情報を割付けるかを演
算し、また規則性検出手段で、各記憶媒体毎に自己に割
り付けられた情報の入出力処理の要求順序の規則性を検
出し、割付位置判断手段で、各記憶媒体毎にその内部記
憶領域における情報の割付位置を求め、情報割付・格納
場所変更手段で、上記各記憶媒体に対する情報の割付、
および割付位置に対応して、各記憶媒体に対する情報の
割付けを変更すると共に、記憶媒体毎に情報の格納場所
を変更することにより、記憶媒体に入出力処理すべき情
報の配列に応じて、計画的に記憶媒体への情報の格納位
置を割り当てることが可能となるため、情報の入出力処
理(アクセス)の効率化および高速化を図ることができ
る。これにより、記憶媒体毎のアクセスむらによる処理
効率の低下をなくし、複数の記憶媒体を備えたシステム
全体の稼働率の向上を図ることが可能となる。
【0034】
【実施例】まず、本発明の考え方について説明する。記
憶媒体を備えたシステムにおいて、記憶媒体の情報の入
出力のパターンは、記憶装置への情報の入出力処理要求
の発生のパターンとして現われてくることから、この入
出力処理要求の順序を監視することにより、その規則性
を見つけることができる。そして、この規則性に対して
記憶媒体への情報の割付けを改善できる場合には、記憶
媒体への情報の割付けを変更する。これを、定期的に繰
り返すことにより、記憶媒体への情報の割付けを改善す
ることができる。
【0035】従って、本発明では、記憶媒体に対する情
報の入出力処理の要求順序の規則性を検出し、この規則
性に基づいて情報の記憶媒体における割付位置を求め、
この割付位置に対応して、所定のタイミングで記憶媒体
における情報の格納場所を変更するようにするものであ
る。
【0036】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本実施例によるディスク制御
装置を適用した計算機システムの全体構成例を示すブロ
ック図である。
【0037】図1において、上位の計算機1は、主メモ
リ2と、その補助記憶装置である本実施例のディスク制
御装置3とが、信号バス4を介して接続されている。こ
の計算機1は、所定のプログラムに基づいて演算処理を
行ない、その処理結果のデータは、図2に示すようなデ
ータフォーマットとして、主メモリ2やディスク制御装
置3に出力される。なお、このデータフォーマットのヘ
ッダ部には、このデータを格納すべき主メモリ2やディ
スク制御装置3のファイル名が設定される。
【0038】一方、ディスク制御装置3は、データ待ち
行列部10が、計算機1からのデータを受付して順次保
持し、データ入出力処理部50が、そのデータを順次デ
ィスク20に書き込みを行なうものであり、ファイル割
付部30が、データ毎の書き込み先であるファイルのデ
ィスク20の記憶領域における割付位置を設定してい
る。
【0039】ここで、データ待ち行列部10は、例えば
図3に示すように、計算機1からのデータをあらかじめ
定められた数だけ、その受付した順番に沿って保持して
いるバッファメモリであり、本例では、7個のデータが
保持されている。
【0040】また、ディスク20は、例えば図4に示す
ように、計算機1の処理内容に応じてあらかじめ設定さ
れたファイルが、所定の割り付け順序に従って、ディス
ク20の内側のレコードから各ファイル毎に設定された
記憶容量分の領域を確保するよう記憶領域が分割されて
おり、本例では、「A」「B」「C」「D」「E」の5
ファイルが、順次内側レコードから割り付けられてい
る。
【0041】さらに、データ入出力処理部50は、ディ
スク20に対してデータの書き込み・読み出し(入出力
処理:アクセス)を行なうもので、その磁気ヘッドが初
期状態からはディスク20の内側レコードから順次アク
セスする。
【0042】一方、ファイル割付部30は、例えば図5
に示すような構成となっており、ファイル割付変更タイ
ミング判断部36からの指示により、アクセスファイル
読込部31がデータ待ち行列部10から順次各データの
ファイル名を読み出し、連続アクセスファイル順序計数
部33が読み込みデータのファイル名と前回読込ファイ
ル名記憶部32のファイル名とを比較し、その規則性と
して両名の連続度合を計数し、この連続性に基づいて、
ファイル割付位置判断部34がディスク20の記憶領域
における各ファイルの割付位置を判断し、この割付位置
に、ファイル割付変更制御部35が各ファイルを割付変
更するものである。
【0043】また、ファイル割付変更タイミング判断部
36は、例えば図6に示すような構成となっており、処
理状態設定部361、変更タイミングパラメータ設定部
362、パラメータ上限値設定部363にそれぞれ設定
されたファイル割付変更タイミング条件に基づいて、パ
ラメータ上限判断部364、およびファイル割付コント
ロール部365が、アクセスファイル読込部31、連続
アクセスファイル順序計数部33、ファイル割付位置判
断部34の駆動タイミングをそれぞれ制御し、ファイル
変更制御信号出力部366が、データ入出力処理部50
にデータ入出力処理の停止信号と、ファイル割付変更制
御部35にファイル割付変更指示信号をそれぞれ出力し
て、ディスク20のファイル割付位置の変更を行なわせ
しめるものである。
【0044】ここで、処理状態設定部361は、ファイ
ル割付位置の変更を、バッチ処理、連続処理のいずれの
状態にて行なわせるかがあらかじめ設定される。バッチ
処理とは、データ入出力処理部50によるディスク20
へのデータ入出力処理を停止させておき、ファイル割付
部30がデータ待ち行列部10中のデータを一括して読
み込み、ディスク20に対するファイルの割付位置変更
処理を行なうもので、データ取り込み前にそのデータに
応じたファイル割付を行なっておくものである。
【0045】また、連続処理とは、データ入出力処理部
50により、ディスク20へのデータ入出力処理と併行
して、ファイル割付部30がデータ待ち行列部10中の
データを随時読み込み、今後変更すべきファイルの割付
位置を求め、所定のタイミングでディスク20に対する
割付変更処理を行なうもので、取り込みデータの過去の
実績に応じたファイル割付を行なうものである。
【0046】ファイル割付位置変更要求が与えられる
と、バッチ処理の場合には、まず最初に、データ入出力
処理部50にデータ入出力処理の停止信号を出力するよ
う、ファイル変更制御信号出力部366に指示する。そ
の後、いずれの場合においても、アクセスファイル読込
部31に、データ待ち行列部10のデータの読込み指示
を与える。
【0047】一方、変更タイミングパラメータ設定部3
62は、連続アクセスファイル順序計数部33が行なう
今回読み込みデータと前回読込データとのファイル名の
比較対象個数を確定するための条件が設定される。
【0048】この条件としては、(a)比較対象データ
の絶対個数、(b)ファイル名の連続数、(c)時間が
あり、これらの条件値(上限値)は、パラメータ上限値
設定部363に設定されている。
【0049】また、パラメータ上限判断部364は、処
理状態設定部361からのファイル割付位置変更要求に
基づいて、アクセスファイル読込部31にデータ待ち行
列部10のデータの読込み指示と、連続アクセスファイ
ル順序計数部33に変更タイミングパラメータとその条
件値および計数動作指示を与える。そして、連続アクセ
スファイル順序計数部33からパラメータ条件成立の回
答を得ると、この旨をファイル割付コントロール部36
5に通知する。
【0050】さらに、ファイル割付コントロール部36
5は、パラメータ上限判断部364からの通知に基づい
て、連続アクセスファイル順序計数部33に対して、今
回データと前回データとのファイル名の連続性計数結果
を保持した、例えば図7に示すような計数テーブルの内
容をファイル割付位置判断部34に出力させると共に、
ファイル割付位置判断部34に、ファイル名の連続性の
多い順にそれらのファイルをペアとしたファイルの変更
割付動作を指示する。そして、この変更割付動作が終了
すると、この旨をファイル変更制御信号出力部366に
通知する。
【0051】さらにまた、ファイル変更制御信号出力部
366は、ファイル割付コントロール部365からの通
知に基づいて、データ入出力処理部50にデータ入出力
処理の停止信号と、ファイル割付変更制御部35にファ
イル割付変更指示信号をそれぞれ出力して、ディスク2
0のファイル割付位置の変更を行なわせしめる。
【0052】次に、以上のように構成した本実施例の計
算機システムにおけるディスク制御装置の動作につい
て、図8を用いて説明する。なお、図8は、ディスク制
御装置のデータ書き込みおよびファイルの割付変更処理
の動作を説明するための概念図である。
【0053】図8において、計算機1は、ディスク20
に格納すべきデータを、例えば図2に示したようなデー
タフォーマット化し、信号バス4を介してディスク制御
装置3のデータ待ち行列部10に順次送信する。
【0054】データ待ち行列部10に格納されたデータ
は、ファイル割付部30の処理状態設定部361に設定
されたバッチ処理または連続処理の状態に応じて、ファ
イル割付部30のアクセスファイル読込部31に、一括
または随時取り込まれる。
【0055】すると、ファイル割付部30では、外部よ
り与えられるファイル割付変更要求、処理状態、変更タ
イミングパラメータとその上限値(ステップS11)に
基づいて、ファイル割付変更タイミング判断部36が、
図9に示すようなフローチャートに従って動作を開始す
る。
【0056】まず、処理状態設定部361は、あらかじ
め設定された処理状態を判断し(ステップS11)、処
理状態がバッチ処理の場合には、データ入出力処理部5
0のディスク20に対するデータの入出力処理を停止さ
せる(ステップS12)。
【0057】次に、パラメータ上限判断部364が、処
理状態設定部361からのファイル割付位置変更要求に
基づいて、変更タイミングパラメータ設定部362、お
よびパラメータ上限値設定部363に設定されている変
更タイミングパラメータ((a)比較対象データの絶対
個数、(b)ファイル名の連続数、(c)時間)を選定
し、その条件値(上限値)を読み込む(ステップS1
3)。
【0058】さらに、アクセスファイル読込部31にデ
ータ待ち行列部10のデータの読込み指示(ステップS
14)と、連続アクセスファイル順序計数部33に変更
タイミングパラメータとその条件値および計数動作指示
(ステップS15)を与え、連続アクセスファイル順序
計数部33に今回読込みデータと前回データのファイル
名の連続性を、図10に示すフローチャートに従って計
数させる。
【0059】そして、連続アクセスファイル順序計数部
33による計数動作で、変更タイミングパラメータがそ
の条件値に達した場合(ステップS16)には、パラメ
ータ上限判断部364は、その旨をファイル割付コント
ロール部365に通知する。
【0060】また、ファイル割付コントロール部365
は、この通知に基づいて、連続アクセスファイル順序計
数部33に対してファイル名の連続性計数結果を、ファ
イル割付位置判断部34に出力させる(ステップS1
7)。この出力が終了する(ステップS18)と、ファ
イル割付位置判断部34を起動させ、ファイル名の連続
性の多い順に、それらのファイルをペアとしたファイル
の変更割付動作を指示する(ステップS19)。そし
て、この変更割付動作が終了する(ステップS20)
と、ファイル変更制御信号出力部366にその旨を通知
する。
【0061】さらに、ファイル変更制御信号出力部36
6は、この通知に基づいて、データ入出力処理部50に
データ入出力処理の停止信号を出力する(ステップS2
1)と共に、ファイル割付変更制御部35にファイル割
付変更指示信号を出力する(ステップS22)。そし
て、ファイル割付変更制御部35が、ディスク20のフ
ァイル位置の割付変更作業が終了する(ステップS2
3)と、データ入出力処理部50にデータ入出力処理の
開始信号を出力する(ステップS24)。
【0062】上述したように、本実施例では、計算機1
からのデータの入出力処理要求が、特定のファイル間に
おいて規則性を有しているかどうかを検出し、この規則
性に基づいて、それらのファイルはディスク20の隣接
領域に割付位置を変更するようにしているので、ディス
ク20への計画的なデータの格納により、前述した従来
のような磁気ヘッドの無駄な移動を排除して、アクセス
の効率化を図ることが可能となる。
【0063】すなわち、より具体的には、次のような種
々の効果が得られるものである。 (a)ファイル割付部30が、データ待ち行列部10に
格納されているデータ列におけるファイル名の連続性
(規則性)を計数し、アクセスの連続性が高い2つのフ
ァイルは、ディスク20の内側レコード寄りに隣接させ
て記憶領域を確保するようにしているため、磁気ヘッド
の移動を最小限化することができ、データのアクセスの
効率化を図ることが可能となる。
【0064】(b)ファイル割付部30がバッチ処理を
行なった場合には、データ待ち行列部10に格納されて
いてるデータ列のディスク20への書き込み前に、フィ
ードフォワード制御的にそれらのデータ自体に対して最
適になるようなファイルの割付変更が行なわれるため、
当該データのアクセツ効率をより一層向上することが可
能となる。
【0065】(c)ファイル割付部30が連続処理を行
なった場合には、ディスク20に書き込まれるデータの
全体的な連続性に基づいてファイルの割付変更が行なわ
れるため、データ待ち行列部10に格納されているデー
タ列単位で処理を行なう必要がなくなり、ディスク20
へのデータ入出力処理の停止を最小限化することが可能
となる。
【0066】(d)ファイル割付部30が、変更タイミ
ングパラメータとして比較対象データの絶対個数を使用
した場合には、計算機1が1ジョブや関連ジョブとして
行なった演算処理の結果生じたデータに対して、その個
数を限定してファイルの割付変更が行なえるため、計算
機1のジョブとの関係でディスク20へのファイルの割
付位置を把握することが可能となる。
【0067】(e)ファイル割付部30が、変更タイミ
ングパラメータとしてファイル名の連続数を使用した場
合には、入出力処理すべきデータが統計的に計数できる
ため、連続性が所定の条件に達した時にのみ自動的にフ
ァイルの割付変更が行なえるため、利用者はファイルの
割付位置のタイミングを意識しなくともよくなる。
【0068】(f)ファイル割付部30が、変更タイミ
ングパラメータとして時間を使用した場合には、計算機
1が保守点検等でディスク20へのアクセスが行なわれ
ない時にファイルの割付変更が行なえるため、計算機1
から見てディスク20へのアクセスが制限されないで済
むことになる。
【0069】(変形例1)図11は、前記第1の実施例
におけるファイル割付部30の変形例1を示すブロック
図であり、図5と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0070】すなわち、本変形例1では、図5にファイ
ルアクセス数計数部41を付加した構成としており、フ
ァイルの変更割付位置を、データによるファイル名の連
続性のみならず、各ファイル単位毎のアクセス数を加味
して、ファイル割付位置判断部34が判断するようにし
たものである。
【0071】かかる構成において、ファイルアクセス数
計数部41では、アクセスファイル読込部31から今回
読込みデータを取得して、そのデータのファイル名を調
べ、図12に示すようなテーブルに該当ファイル名のカ
ウント数を1つカウントアップする。そして、ファイル
割付位置判断部34からのカウント数出力要求に応じ
て、その数値をファイル割付位置判断部34に出力す
る。
【0072】さらに、ファイル割付位置判断部34で
は、このカウント数を受け取ると、連続アクセスファイ
ル順序計数部33からのファイル名連続性結果と共に、
ファイルに割付順序を求める。
【0073】上述したように、本変形例1では、ファイ
ル割付部30により、ファイル名の連続性のみならず、
アクセス頻度の高いファイルを、ディスク20の内側レ
コード寄りに隣接させて記憶領域を確保できるため、デ
ータのアクセスのより一層の効率化を図ることが可能と
なる。
【0074】(変形例2)図13は、前記第1の実施例
におけるファイル割付部30の変形例2を示すブロック
図であり、図5と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0075】すなわち、本変形例2では、図5にファイ
ルデータ優先度評価部42を付加した構成としており、
ファイルの変更割付位置を、データによるファイル名の
連続性のみならず、各ファイル単位毎のアクセスされる
データの優先度を加味して、ファイル割付位置判断部3
4が判断するようにしたものである。
【0076】かかる構成において、計算機1は、その演
算処理結果のデータフォーマットとして、そのヘッダ部
にファイル名に加え、そのデータの重要度や緊急度に応
じた「1」「2」「3」の値で示される優先度を設定し
て、データ待ち行列部10に送信する。
【0077】一方、ファイルデータ優先度評価部42
は、例えば図14に示すような構成となっており、アク
セスファイル読込部31から今回読込みデータをファイ
ル名優先度読込部421が取得し、そのデータのファイ
ル名および優先度を調べて、例えば図15に示すような
優先度テーブル422の該当ファイル名に対する該当優
先度のカウント数を1つカウントアップする。
【0078】さらに、優先度重み付け計算部423は、
各ファイル毎にあらかじめ各優先度毎に設定された評価
数値を、各優先度のカウント数の合計値に乗算して評価
点を求め、優先度テーブル422に書き込む。
【0079】なお、本例では、評価数値として、優先度
「1」には3点が、優先度「2」には2点が、優先度
「3」には1点が、それぞれ設定されている。そして、
ファイル割付位置判断部34からのカウント数出力要求
に応じて、優先度テーブル出力部424は、優先度テー
ブル422内の評価点をファイル割付位置判断部34に
出力する。
【0080】一方、ファイル割付位置判断部34では、
この評価数を受け取ると、連続アクセスファイル順序計
数部33からのファイル名連続性計数結果と共に、ファ
イルに割付順序を求める。
【0081】上述したように、本変形例2では、ファイ
ル割付部30により、ファイル名の連続性のみならず、
データの重要性や緊急性に基づく優先度も加味して、そ
の数値が高いファイルを、ディスク20の内側レコード
寄りに隣接させて記憶領域を確保できるため、重要性や
緊急性の高いデータを多く格納しているファイルへのデ
ータのアクセスのより一層の高速化を図ることが可能と
なる。
【0082】(変形例3)図16は、前記第1の実施例
におけるファイル割付部30の変形例3を示すブロック
図であり、図5と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0083】すなわち、本変形例3では、図5にファイ
ルデータ容量評価部43を付加した構成としており、フ
ァイルの変更割付位置を、データによるファイル名の連
続性のみならず、各ファイル単位毎のアクセスされるデ
ータの容量を加味して、ファイル割付位置判断部34が
判断するようにしたものである。
【0084】かかる構成において、計算機1は、その演
算処理結果のデータフォーマットとして、そのヘッダ部
にファイル名に加え、そのデータの記憶容量を設定し
て、データ待ち行列部10に送信する。
【0085】一方、ファイルデータ容量評価部43は、
例えば図17に示すような構成となっており、アクセス
ファイル読込部31から今回読込みデータをファイル名
容量読込部431が取得して、そのデータのファイル名
および容量を調べ、例えば図18に示すような容量テー
ブル432の該当ファイル名に対する該当容量範囲のカ
ウント数を1つカウントアップする。
【0086】さらに、容量重み付け計算部433は、各
ファイル毎にあらかじめ各容量範囲毎に設定された評価
数値を、各容量範囲のカウント数の合計値に乗算して評
価点を求め、容量テーブル432に書き込む。
【0087】なお、本例では、評価数値として、記憶容
量が100バイト以下の場合には3点が、記憶容量が1
01バイト以上500バイト以下の場合には2点が、記
憶容量が501バイト以上の場合には1点が、それぞれ
設定されている。
【0088】そして、ファイル割付位置判断部34から
のカウント数出力要求に応じて、容量テーブル出力部4
34は、容量テーブル432内の評価点をファイル割付
位置判断部34に出力する。
【0089】一方、ファイル割付位置判断部34では、
この評価数を受け取ると、連続アクセスファイル順序計
数部33からのファイル名連続性計数結果と共に、ファ
イルに割付順序を求める。
【0090】上述したように、本変形例3では、ファイ
ル割付部30により、ファイル名の連続性のみならず、
データの容量も加味して、連続性が高く、かつ容量の小
さいデータが多く格納されているファイルを、ディスク
20の内側レコード寄りに隣接させて記憶領域を確保で
きるため、入出力処理に要する時間が短いデータを多く
格納しているファイルへのアクセスの優先度を高めるこ
とが可能となる。
【0091】(変形例4)図19は、前記第1の実施例
におけるファイル割付部30の変形例4を示すブロック
図であり、図5、図11、図13、および図16と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。
【0092】すなわち、本変形例4では、前記変形例
1、2、3を組み合わせたものに、ファイル割付順番判
断部44を付加した構成としており、ファイルの割付順
番を、各ファイル単位毎のデータのアクセス数、優先
度、容量に基づいて、ファイル割付順番判断部44が判
断するようにしたものである。
【0093】かかる構成において、計算機1は、その演
算処理結果のデータフォーマットとして、そのヘッダ部
にファイル名に加え、そのデータの優先度と記憶容量を
設定して、データ待ち行列部10に送信する。
【0094】また、ファイルアクセス数計数部41、フ
ァイルデータ優先度評価部42、およびファイルデータ
容量評価部43は、それぞれ前記変形例1、変形例2、
変形例3にて説明した構成および作用により、各ファイ
ル毎のアクセス数、優先度評価点、容量評価点を求め、
ファイル割付順番判断部44からのカウント数出力要求
に応じて、各々その値をファイル割付順番判断部44に
出力する。
【0095】一方、ファイル割付順番判断部44は、例
えば図20に示すような構成となっつており、評価項目
選択部441が、ファイル割付順番評価項目設定部44
2に設定されている各ファイル毎のアクセス数、優先度
評価点、容量評価点のいずれを選択するかの指示に基づ
いて、該当する数値を取り込み、ファイル評価点演算部
443に出力する。
【0096】そして、ファイル評価点演算部443は、
ファイル割付順番評価項目設定部442からの各ファイ
ル毎のアクセス数、優先度評価点、容量評価点の選択内
容および選択した評価項目毎の重み係数に基づいて、各
ファイルに対する最終評価点を次式により演算し、ファ
イル割付順番決定部444に出力する。
【0097】ファイルの最終評価点=アクセス数*重み
係数+優先度評価点*重み係数+容量評価点*重み係数 また、ファイル割付順番決定部444では、各ファイル
毎の最終評価点に基づいて、その点数の高い順に各ファ
イル毎の割付順番を並べ替え、その割付順番を、ファイ
ル割付位置判断部34からのカウント数出力要求に応じ
て、ファイル割付位置判断部34に出力する。
【0098】一方、ファイル割付位置判断部34では、
この割付順番を受け取ると、連続アクセスファイル順序
計数部33からのファイル連続性計数結果と共に、ファ
イルに割付順序を求める。
【0099】上述したように、本変形例4では、ファイ
ル割付部30により、ファイル名の連続性のみならず、
各ファイル毎のデータのアクセス数、優先度評価点、容
量評価点を総合的に加味して、連続性が高く、しかも総
合的な評価が高いファイルを、ディスク20の内側レコ
ード寄りに隣接させて記憶領域を確保できるため、シス
テム全体として重視すべきファイルのアクセスの優先度
を高めることが可能となる。
【0100】(応用例1)前記第1の実施例による情報
割付方法および装置を、例えば自動倉庫システム等の他
の物流システムについても、同様に適用することができ
る。
【0101】すなわち、自動倉庫システムは、クレーン
を移動させることによって、倉庫への物品の入庫および
出庫を自動的に行なうシステムである。そして、この種
の自動倉庫システムにおいては、倉庫への物品の入出庫
のパターンは、物品の種類、物品の入出庫の時間帯や季
節、倉庫の収納容量等の条件によって概ね決まり、入出
庫処理要求の発生のパターンとして現われてくることか
ら、これらの入出庫処理要求の順序を監視することによ
って、その規則性を見つけることができる。そして、こ
の規則に対して、倉庫への物品の割付け(棚への配置位
置)を改善できる場合には、入出庫し易い棚位置へ倉庫
内の物品の割付けを変更する。これを、定期的に繰り返
すことにより、倉庫内の物品の割付けを改善していくこ
とができる。
【0102】従って、本発明を適用した自動倉庫システ
ムにおいては、次のような効果が得られるものである。 (a)従来では、倉庫への入出庫処理要求のパターンを
監視していなかったため、倉庫内の距離的に離れた2箇
所の棚位置を交互にアクセスするような場合には、この
入出庫処理要求の度にクレーンの移動が発生し、クレー
ンのシーク時間が発生して処理時間が増大し、倉庫への
製品の入出庫(アクセス)を短時間で高速に行なうこと
が不可能であった。
【0103】これに対して、本実施例では、倉庫への入
出庫処理要求の順序を定期的に監視してその規則性を検
出し、この規則性に対応した最適な割付位置となるよう
に倉庫内の物品の割付けを行なう、すなわち入出庫処理
要求が発生すると、この入出庫処理要求の倉庫内の製品
の配置位置と、この入出庫処理要求の以前に処理待ちし
ている入出庫処理要求の倉庫内の製品の配置位置とを継
続的に記憶・蓄積し、この記憶・蓄積された情報を解析
して、発生した入出庫処理要求の製品の配置位置とそれ
以前の入出庫処理要求の製品の配置位置とが一定以上の
頻度で発生している場合に、その箇所の物品を連続した
棚位置に割付けることにより、最適な物品の割付けを行
なうようにしているため、倉庫への製品の入出庫(アク
セス)を短時間で高速に行なうことができ、結果とし
て、システム全体の処理効率を向上させることが可能に
なる。
【0104】(b)従来では、倉庫への入出庫処理要求
のパターンを監視していなかったため、倉庫内の距離的
に離れた2箇所の棚位置を交互にアクセスするような場
合に、無駄なクレーンの移動が多く、クレーンの寿命が
短かかった。
【0105】これに対して、本実施例では、倉庫内の距
離的に離れた2箇所の棚位置を交互にアクセスするよう
な場合に、その箇所の物品を連続した棚位置に割付け変
更して、無駄なクレーンの移動が必要最低限に抑えられ
るため、クレーンの寿命を延ばすことが可能となる。
【0106】(第2の実施例)図21は、本実施例によ
る複数のディスクを備えたディスク制御装置を適用した
計算機システムの全体構成例を示すブロック図である。
【0107】すなわち、前記第1実施例のファイル割付
部30の構成を、複数(本例では3つ)の各データ待ち
行列部と各ディスクとの組み合わせに追加し、各データ
待ち行列部に対して均等な待ち行列数になるように、割
り当てられたファイルのディスクに対する割付順番を行
なう構成としたものである。
【0108】図5において、ファイルアロケーション情
報記憶部60と、要求割振部70と、入出力情報収集部
71と、入出力情報記憶部72と、情報割付判断手段で
ある情報割付位置演算部73と、情報割付変更手段であ
る情報移動部74と、タイマー75とから成っている。
【0109】また、20A,20B,20Cは、前記計
算機1にそれぞれ接続されているディスク、10A,1
0B,10Cは、ディスク20A,20B,20C毎の
データ待ち行列部、30A,30B,30Cは、ディス
ク20A,20B,20C毎のファイル割付部、50
A,50B,50Cは、ディスク20A,20B,20
C毎のデータ入出力処理部をそれぞれ示している。
【0110】なお、データ待ち行列部10A,10B,
10C、ディスク20A,20B,20C、ファイル割
付部30A,30B,30C、データ入出力処理部50
A,50B,50Cは、前記第1実施例におけるデータ
待ち行列部10、ディスク20、ファイル割付部30、
データ入出力処理部50とそれぞれ同様の構成となって
いる。
【0111】ここで、ファイルアロケーション情報記憶
部60は、ディスク20A,20B,20C内のファイ
ルの割付情報を記憶しているもので、計算機システムが
ファイルをアクセスする際に参照してファイルの位置を
得るためのものである。
【0112】また、要求割振部70は、応用プログラム
からの入出力処理要求を受付け、ファイルアロケーショ
ン情報記憶部21の情報を参照して、入出力処理要求が
どの補助記憶装置に対するものかを決定し、データ待ち
行列部10A,10B,10Cに振り分けるものであ
る。
【0113】さらに、入出力情報収集部71は、ディス
ク20A,20B,20Cへの入出力処理要求が発生す
ると、この入出力処理要求の内容と、その時点でデータ
待ち行列部10A,10B,10Cに蓄積されている入
出力処理要求の内容とを収集するものである。
【0114】さらにまた、入出力情報記憶部72は、入
出力情報収集部71により収集された情報を記憶・蓄積
するものである。一方、タイマー75は、一定時間間隔
で情報割付位置演算装置26を起動するものである。こ
の時間間隔は変更可能であり、応用システムの動作のサ
イクルを考慮して設定する。
【0115】また、情報割付位置演算部73は、タイマ
ー75により起動されると、入出力情報記憶部72に記
憶・蓄積された情報を解析して、特定のディスクに対す
る処理の集中を検出し、これが発生しないように各ディ
スク20A,20B,20Cの最適な情報の割付けを算
出するものである。
【0116】さらに、情報移動部74は、情報割付位置
演算部73により算出された最適割付位置となるよう
に、各ディスク20A,20B,20Cの情報の割付け
を変更するものである。
【0117】次に、以上のように構成した本実施例の計
算機システムにおけるディスク制御装置の作用について
説明する。なお、ディスク20A,20B,20C毎の
ファイル割付部30A,30B,30Cによるファイル
の割り付けについては、前記第1実施例のファイル割付
部30の場合と同様であるのでその説明を省略し、ここ
では、異なる部分の作用についてのみ述べる。
【0118】図21において、各ディスク20A,20
B,20Cへの入出力処理要求は、ディスク20A,2
0B,20C毎のデータ待ち行列部10A,10B,1
0Cの内部にそれぞれ蓄積されている。そして、この各
データ待ち行列部10A,10B,10Cに蓄積された
入出力処理要求は、ディスク20A,20B,20C毎
のデータ入出力処理部50A,50B,50Cによりそ
れぞれ順次処理されていく。
【0119】本例では、現時点で、データ待ち行列部1
0Aの内部には、6つの入出力処理要求が蓄積されてお
り、ファイルA→ファイルB→ファイルC→ファイルB
→ファイルB→ファイルBという順番で処理されてい
く。また、データ待ち行列部10Bの内部には、3つの
入出力処理要求が蓄積されており、ファイルD→ファイ
ルE→ファイルDという順番で処理されていく。さら
に、データ待ち行列部10Cの内部には、5つの入出力
処理要求が蓄積されており、ファイルF→ファイルG→
ファイルF→ファイルF→ファイルGという順番で処理
されていく。
【0120】次に、このような状態で、応用プログラム
からの入出力処理要求が発生すると、この入出力処理要
求が要求割振部70で受付けられる。要求割振部70で
は、ファイルアロケーション情報記憶部60の情報を参
照して、入出力処理要求が3つのディスク20A,20
B,20Cのうち、どのディスクに対するものかが決定
され、ディスク20A,20B,20C毎のデータ待ち
行列部10A,10B,10Cに振り分けられて蓄積さ
れる。そして、このデータ待ち行列部10A,10B,
10Cに蓄積された入出力処理要求は、ディスク20
A,20B,20C毎のデータ入出力処理部50A,5
0B,50Cによりそれぞれ順次処理されていく。
【0121】また、要求割振部70は、入出力処理要求
を受付けた時に、その入出力処理要求のファイル名と、
その入出力処理要求が蓄積されているデータ待ち行列部
の番号を、入出力情報収集部71に渡して起動する。
【0122】すると、入出力情報収集部71では、受け
取った入出力待ち行列内に蓄積されている入出力処理要
求が、どのファイルに対するアクセスであるかが調べら
れる。また、それ以外の入出力待ち行列に対しては、処
理待ちしている入出力処理要求の数が調べられる。そし
て、これらの情報が、入出力情報記憶部72に蓄積され
る。
【0123】入出力情報記憶部72では、データ待ち行
列部10A,10B,10C毎に、所定の形式で情報が
記録されている。すなわち、今回発生した入出力処理要
求のファイルAに対し、データ待ち行列部10A内の入
出力処理要求の数がファイル毎に記録され、また他のデ
ータ待ち行列部10B,10C内の入出力処理要求の数
が記録されている。そして、これらの情報は蓄積され、
入出力情報記憶部72の容量一杯になった後は、最も古
いものから上書きされていく。
【0124】本例では、ある時点において、データ待ち
行列部10A内の入出力処理要求のファイルが、ファイ
ルAの入出力処理要求が1つ、ファイルBの入出力処理
要求が4つ、ファイルCの入出力処理要求が1つであ
り、またデータ待ち行列部10A内の入出力処理要求の
数が6つ、データ待ち行列部10B内の入出力処理要求
の数が3つ、データ待ち行列部10C内の入出力処理要
求の数が5つとなっている。
【0125】一方、情報割付位置演算部73は、タイマ
ー75により一定時間間隔で起動される。この時間間隔
は変更可能であり、応用システムの動作のサイクルを考
慮して設定される。すなわち、ディスク20A,20
B,20Cに対するシステムのアクセスパターンは、応
用システムの振る舞いによるものであることから、例え
ば応用システムの作業単位で時間を区切って、補助記憶
装置に対する入出力処理要求40の発生状況を分析した
方が、アクセスパターンの有意性を検出し易い。
【0126】情報割付位置演算部73では、入出力情報
記憶部72に蓄積されている上記のような情報を解析
し、ファイル毎に統計をとって入出力処理要求の重なり
が多いファイル、すなわち特定のディスクに対する処理
の集中が、システムアクセスパターンとして有意である
移動ファイルとして検出され、その特定のディスクに対
する処理の集中が発生しないように、換言すれば、その
時点で入出力処理要求の数が少ないディスクがあれば、
片方のファイルをそのディスクに移動する旨の指示が情
報移動部74に送られる。
【0127】本例では、発生した入出力処理要求のファ
イルAに対し、そのファイルAが存在しているディスク
20Aのデータ待ち行列部10Aに入出力処理要求が一
定以上の頻度で発生しているファイル(本例では、ファ
イルB)がある場合に、そのファイルBがシステムアク
セスパターンとして有意であると認識され、ファイルB
を入出力処理要求の数が少ない他の入出力待ち行列のデ
ィスク10Bまたは10Cに移動させる旨の情報移動指
示が送られる。
【0128】一方、情報移動部74では、情報割付位置
演算部73より送られた情報移動指示にしたがって、各
ディスク20A,20B,20Cの情報の割付けが変更
される。
【0129】すなわち、本例では、各ディスク20A,
20B,20Cの中の各ファイルの位置が、図20に示
すような状態にあり、発生した入出力処理要求のファイ
ルAが存在しているディスク20Aのデータ待ち行列部
10Aに入出力処理要求が一定以上の頻度で発生してい
るファイルBがあるため、ディスク20AのファイルB
を、入出力処理要求の数が少ないデータ待ち行列部10
Bのディスク20Bに移動させて、ファイルの割付けが
変更される。
【0130】上述したように、本実施例では、次のよう
な効果が得られるものである。 (a)従来では、ディスクへの入出力処理要求のパター
ンを監視していなかったため、複数のディスクを備えた
計算機システムにおいて、特定のディスクに入出力処理
要求が同時に集中したような場合には、入出力の処理は
順次にしか行なわれず、ディスクのアクセスを短時間で
高速に行なうことが不可能であった。
【0131】これに対して、本実施例では、複数のディ
スク20A,20B,20Cに対する情報の入出力処理
の要求数を検出し、この要求数に基づいて、どのディス
クに情報を割り付けるかを演算し、この求めた各ディス
ク20A,20B,20Cに対する情報の割り付けに対
応して、各ディスク20A,20B,20Cに対する情
報の割り付けを変更するようにしている。
【0132】これにより、特定のディスクに入出力処理
要求が同時に集中したような場合に、ファイルを移動さ
せて最適な情報の割付けが行なわれるため、各ディスク
20A,20B,20Cのアクセスを短時間で高速に行
なうことができ、結果として、システム全体の処理効率
を向上させることが可能になる。
【0133】(b)従来では、計算機システムの構築時
に、設計者がディスク内におく通常ファイルと呼ばれる
情報の配置の工夫をして、システム全体の処理効率を上
げるための面倒な工夫をすることが必要であった。
【0134】これに対して、本実施例では、ファイルの
移動によって最適な情報の割付けが行なわれるため、計
算機システムの構築時に、設計者がディスク内におく通
常ファイルと呼ばれる情報の配置の工夫をする等の困難
な作業を行なうことなく、システム全体の処理効率を上
げることが可能となる。
【0135】(c)各ディスク20A,20B,20C
に対して割り付けられるデータの数量が平均化されるこ
とに加えて、各ディスク20A,20B,20Cに対す
るファイルの割り付けを、前記第1実施例の場合と同様
に、データの連続性に基づいて隣接領域に行なっている
ため、各ディスク20A,20B,20Cにおけるファ
イルのアクセスの効率化を図ることも可能となる。
【0136】(d)また、データの内容に応じて各ファ
イルに優先度を設定し、その優先度に基づいて、順次各
ディスク20A,20B,20Cへのファイルの割り付
けを行ない、かつ各ディスク20A,20B,20C内
のファイルも、その優先度に基づいて、順次アクセスし
易い領域から割り付けるしているため、常に各ディスク
20A,20B,20Cのアクセスし易い領域には高優
先度のファイルが配置され、データアクセスのより一層
の効率化を図ることが可能となる。
【0137】(応用例2)図22は、本発明をオートチ
ェンジャー付レーザディスクのカラオケシステムに適用
した場合の全体構成例を示す機能ブロック図である。
【0138】すなわち、図22に示すように、本実施例
のカラオケシステムは、レーザディスク収納部81と、
ディスク装着部82と、ディスク83と、再生手段であ
る3台のプレーヤー84,85,86と、切換スイッチ
87と、アンプ88と、スピーカー89とから成ってい
る。
【0139】なお、図22中、90は演奏要求曲の待ち
行列部を示している。ここで、レーザディスク収納部8
1は、表面および裏面に互いに異なった多数の曲目がそ
れぞれ記録された複数枚(本例では、A,B,C,Dの
4枚)のレーザディスクをあらかじめ収納しているもの
である。
【0140】また、ディスク装着部82は、図示しない
選曲スイッチを用いて客により選択入力された演奏要求
曲が記録されているレーザディスクの識別符号A,B,
C,Dが順次蓄積された演奏要求曲待ち行列90におけ
る識別符号A,B,C,Dの順番をチェックする機能、
この識別符号順番のチェック結果に基づいて、演奏要求
曲待ち行列部90に蓄積された識別符号に対応するレー
ザディスク収納部81内のレーザディスクを1枚ずつ取
り出し、2台のプレーヤー84,85に交互に装着して
駆動する機能、識別符号順番のチェックの結果、演奏要
求曲待ち行列90の中に同一レーザディスクの表面と裏
面が連続している状態を検出すると、この連続した曲目
のうちの2番目の曲目の曲をディスク83に一時的に転
写する機能を有するものである。
【0141】さらに、ディスク83は、例えば読み書き
可能な光磁気ディスク等の媒体からなり、ディスク装着
部82により転写された曲を一時的に記憶するものであ
る。一方、プレーヤー84,85は、ディスク装着部8
2により装着されたレーザディスクの選択曲をそれぞれ
演奏するものである。
【0142】また、プレーヤー86は、ディスク83に
転写された曲を演奏するものである。さらに、切換スイ
ッチ87は、3台のプレーヤー84,85,86により
演奏される曲の音声信号の中の1つのみを切換え出力す
るものである。
【0143】また、アンプ88は、切換スイッチ87に
より出力された曲の音声信号を増幅し出力するものであ
る。さらに、スピーカー89は、アンプ88により出力
された曲の音声信号を音声として出力するものである。
【0144】次に、以上のように構成したカラオケシス
テムの作用について説明する。図22において、客が選
曲スイッチにより所望の演奏要求曲を選択入力すると、
その演奏要求曲が記録されているレーザディスクの識別
符号が、選択入力を行なう都度、演奏要求曲待ち行列部
90に順次蓄積される。
【0145】一方、ディスク装着部82では、この演奏
要求曲待ち行列部90に蓄積された識別符号A,B,
C,Dの順番がチェックされる。本例では、演奏要求曲
待ち行列部90の内部には、現時点で、ディスクC→デ
ィスクA→ディスクA→ディスクB→ディスクC→ディ
スクDという順番で蓄積されている。
【0146】そして、ディスク装着部82では、この識
別符号の順番のチェック結果を基に、その演奏要求曲待
ち行列部90の中に、同一レーザディスクの表面と裏面
が連続している状態があるかどうかが検出される。
【0147】この場合、本例では、まず、第1番目の識
別符号がC、第2番目の識別符号がAであり、同一レー
ザディスクの表面と裏面に記録された曲が連続していな
い状態であることが検出される。
【0148】よって、この場合には、ディスク装着部8
2では、まず、識別符号Cに対応するレーザディスク収
納部81内のレーザディスクCが1枚取り出され、一方
のプレーヤー84に装着して駆動される。
【0149】すると、プレーヤー84では、ディスク装
着部82により装着されたレーザディスクCの選択曲が
演奏され、その曲の音声信号が、切換スイッチ87を通
してアンプ58に入力して音声信号が増幅され、スピー
カー89を通して音声として出力される。
【0150】また、このレーザディスクCの選択曲が演
奏されている間に、ディスク装着部82では、識別符号
Aに対応するレーザディスク収納部81内のレーザディ
スクAが1枚取り出され、他方のプレーヤー85に装着
される。
【0151】そして、レーザディスクCの選択曲の演奏
が終了した時点で、プレーヤー85が駆動される。する
と、プレーヤー85では、ディスク装着部82により装
着されたレーザディスクAの選択曲が演奏され、その曲
の音声信号が、切換スイッチ87を通してアンプ88に
入力して音声信号が増幅され、スピーカー89を通して
音声として出力される。
【0152】一方、本例では、第2番目の識別符号が
A、第3番目の識別符号もAであり、同一レーザディス
クAの表面と裏面に記録された曲が連続している状態で
あることが検出される。
【0153】よって、この場合には、ディスク装着部8
2では、この演奏要求曲待ち行列部90の中に、同一レ
ーザディスクAの表面と裏面が連続している状態が検出
されると、この連続した曲目のうちの2番目の曲目(後
者の曲目)、すなわち第3番目の識別符号Aのレーザデ
ィスクAの表面(または裏面)に記憶されている選択曲
が、ディスク83に一時的に転写される。
【0154】そして、このレーザディスクAの裏面(ま
たは表面)に記憶されている選択曲の演奏が終了した時
点で、プレーヤー86が駆動される。すると、プレーヤ
ー86では、ディスク83に一時的に転写されたレーザ
ディスクAの表面(または裏面)に記憶されている選択
曲が演奏され、その曲の音声信号が、切換スイッチ87
を通してアンプ88に入力して音声信号が増幅され、ス
ピーカー89を通して音声として出力される。
【0155】これにより、演奏要求曲待ち行列部90の
中に、同一のレーザディスクAの表面と裏面に記録され
ている曲目が連続して蓄積されている場合には、この連
続した曲目のうちの2番目の曲目の曲が、読み書き可能
なディスク83に一時的に転写されるため、ディスク装
着部82によりレーザディスクAをプレーヤー84また
は85から取り外し、その表面と裏面を逆にしてプレー
ヤー84または85に装着し直す必要がなくなる。その
結果、曲と曲との間の待ち時間が短縮されることにな
る。
【0156】このようにして、演奏要求曲待ち行列部9
0の中に、同一のレーザディスクの表面と裏面に記録さ
れている曲目が連続して蓄積されていない状態の場合に
は、それに対応するレーザディスクが、一方のプレーヤ
ー84、他方のプレーヤー85に交互にそれぞれ装着さ
れて曲の演奏が行なわれ、また演奏要求曲待ち行列部9
0の中に、同一のレーザディスクの表面と裏面に記録さ
れている曲目が連続して蓄積されている状態の場合に
は、そのレーザディスクの連続した曲目のうちの2番目
の曲目(後者の曲目)が、ディスク83に一時的に転写
され、当該レーザディスクの連続した曲目のうちの1番
目の曲目(前者の曲目)の演奏が終了した後に、残りの
プレーヤー86によって演奏が行なわれる。
【0157】上述したように、本カラオケシステムにお
いては、次のような効果が得られるものである。 (a)従来では、客が選択入力した曲目を順次記憶し、
一方のプレーヤーによる前の曲目のレーザディスクの演
奏中に、次の曲目のレーザディスクを取り出して他方の
プレーヤーに装着し、2台のプレーヤーを交互にしてい
るため、同一のレーザディスクの表面と裏面に記録され
ている曲目が連続して選択された場合には、その2番目
の曲目の曲の演奏に移るために、レーザディスクをプレ
ーヤーから一度取り外し、その表面と裏面を逆にしてプ
レーヤーに再度装着し直す必要があり、レーザディスク
のアクセスに時間がかかって、曲と曲との間の待ち時間
が長くなっていた。
【0158】これに対して、本実施例では、演奏要求曲
待ち行列60の中に蓄積された、演奏要求曲が記録され
ているレーザディスクの識別符号の順番をチェックし、
演奏要求曲待ち行列部90の中に同一のレーザディスク
の表面と裏面に記録されている曲目が連続して蓄積され
ている状態を検出した場合に、この連続した曲目のうち
の2番目の曲目の曲を、読み書き可能なディスク83に
一時的に転写し、当該レーザディスクの1番目の曲目の
曲の演奏終了後に、当該転写した2番目の曲目の曲をプ
レーヤー86により演奏するようにしているため、同一
のレーザディスクの表面と裏面に記録されている曲目が
連続して選択された場合にも、曲と曲との間の待ち時間
を短縮することが可能になる。
【0159】すなわち、演奏要求曲待ち行列部90の中
の識別符号の順番をチェックし、アクセスに時間がかか
ると予想される連続した処理要求に対し、情報を移動さ
せてアクセスを行なうため、レーザディスクのアクセス
を短時間で高速に行なうことができ、結果として、カラ
オケシステム全体の処理効率を向上させることが可能に
なる。
【0160】(b)従来では、同一のレーザディスクの
表面と裏面に記録されている曲目が連続して選択された
場合には、その2番目の曲目の曲の演奏に移るために、
レーザディスクをプレーヤーから一度取り外し、その表
面と裏面を逆にしてプレーヤーに再度装着し直す必要が
あるため、かかる操作を行なう分だけ、ディスク装着部
82の寿命が短かかった。
【0161】これに対して、本実施例では、演奏要求曲
待ち行列部90の中に蓄積された、演奏要求曲が記録さ
れているレーザディスクの識別符号の順番をチェック
し、演奏要求曲待ち行列部90の中に同一のレーザディ
スクの表面と裏面に記録されている曲目が連続して蓄積
されている状態を検出した場合に、この連続した曲目の
うちの2番目の曲目の曲を、読み書き可能なディスク8
3に一時的に転写し、1番目の曲目の曲の演奏終了後
に、転写した2番目の曲目の曲をプレーヤー86により
演奏するようにしているため、同一のレーザディスクの
表面と裏面に記録されている曲目が連続して選択された
場合にも、レーザディスクをプレーヤー84または85
から取り外し、その表面と裏面を逆にしてプレーヤー8
4または85に装着し直す必要がなくなる。これによ
り、ディスク装着部82による無駄なレーザディスクの
操作が必要最低限に抑えられるため、ディスク装着部8
2の寿命を延ばすことが可能となる。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項7に対応する発明によれば、記憶媒体に対する情報の
入出力処理の要求順序の規則性を検出する規則性検出手
段と、規則性検出手段により検出された規則性に基づい
て、情報の記憶媒体における割付位置を求める割付位置
判断手段と、割付位置判断手段により求められた割付位
置に対応して、所定のタイミングで記憶媒体における情
報の格納場所を変更する情報格納場所変更手段とを備
え、記憶媒体に対する情報の入出力処理の要求順序の規
則性を検出し、この検出された規則性に基づいて情報の
記憶媒体における割付位置を求め、この求められた割付
位置に対応して所定のタイミングで記憶媒体における情
報の格納場所を変更するようにしたので、記憶媒体に入
出力処理すべき情報の配列に応じて、計画的に記憶媒体
への情報の格納位置を割り当て、無駄なヘッドの移動を
排除して、情報の入出力処理(アクセス)の効率化およ
び高速化を図ることが可能な情報割付方法および装置が
提供できる。
【0163】また、請求項8に対応する発明によれば、
複数の記憶媒体に対する情報の入力処理の要求数を検出
する情報数検出手段と、情報数検出手段により検出され
た要求数に基づいて、どの記憶媒体に情報を割付けるか
を演算する情報割付判断手段と、情報割付判断手段によ
り求められた各記憶媒体に対する情報の割付に対応し
て、所定のタイミングで各記憶媒体に対する情報の割付
けを変更する情報割付変更手段とを備えるようにしたの
で、記憶媒体に入出力処理すべき情報の配列に応じて、
計画的に記憶媒体への情報の格納位置を割り当て、記憶
媒体毎のアクセスむらによる処理効率の低下をなくし
て、複数の記憶媒体を備えたシステム全体の稼働率の向
上を図ることが可能な情報割付装置が提供できる。
【0164】さらに、請求項9に対応する発明によれ
ば、複数の記憶媒体に対する情報の入力処理の要求数を
検出する情報検出手段と、情報数検出手段により検出さ
れた要求数に基づいて、どの記憶媒体に情報を割付ける
かを演算する情報割付判断手段と、各記憶媒体毎に自己
に割り付けられた情報の入出力処理の要求順序の規則性
を検出する規則性検出手段と、規則性検出手段により検
出された規則性に基づいて、各記憶媒体毎にその内部記
憶領域における情報の割付位置を求める割付位置判断手
段と、情報割付判断手段により求められた各記憶媒体に
対する情報の割付、および割付位置判断手段により求め
られた割付位置に対応して、所定のタイミングで、各記
憶媒体に対する情報の割付けを変更すると共に、記憶媒
体毎に情報の格納場所を変更する情報割付・格納場所変
更手段とを備えるようにしたので、記憶媒体に入出力処
理すべき情報の配列に応じて、計画的に記憶媒体への情
報の格納位置を割り当て、無駄なヘッドの移動を排除し
て、情報の入出力処理(アクセス)の効率化および高速
化を図ると共に、記憶媒体毎のアクセスむらによる処理
効率の低下をなくして、複数の記憶媒体を備えたシステ
ム全体の稼働率の向上を図ることが可能な情報割付装置
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示すブロック図。
【図2】同第1の実施例におけるデータのフォーマット
の一例を示す図。
【図3】同第1の実施例におけるデータ待ち行列部の構
成例を示す概念図。
【図4】同第1の実施例におけるディスクのファイル格
納例を示す概念図。
【図5】同第1の実施例におけるファイル割付部の構成
例を示すブロック図。
【図6】同第1の実施例におけるファイル割付変更タイ
ミング判断部の構成例を示すブロック図。
【図7】同第1の実施例における連続アクセスファイル
順序計数部の計数テーブルの一例を示す概念図。
【図8】同第1の実施例における全体の作用を説明する
ための構成図。
【図9】同第1の実施例におけるファイル割付変更タイ
ミング判断部の作用を説明するためのフロー図。
【図10】同第1の実施例におけるパラメータ上限判断
部の作用を説明するためのフロー図。
【図11】本発明による変形例1を示すブロック図。
【図12】同変形例1におけるファイルアクセス数計数
部のテーブルの一例を示す概念図。
【図13】本発明による変形例2を示すブロック図。
【図14】同変形例2におけるファイルデータ優先度評
価部の構成例を示すブロック図。
【図15】同変形例2におけるファイルデータ優先度評
価部のテーブルの一例を示す概念図。
【図16】本発明による変形例3を示すブロック図。
【図17】同変形例3におけるファイルデータ容量評価
部の構成例を示すブロック図。
【図18】同変形例3におけるファイルデータ容量評価
部のテーブルの一例を示す概念図。
【図19】本発明による変形例4を示すブロック図。
【図20】同変形例4におけるファイル割付順番判断部
の構成例を示すブロック図。
【図21】本発明による第2の実施例を示すブロック
図。
【図22】本発明による第2の実施例の応用例を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
1…計算機、 2…主メモリ、 3…ディスク制御装置、 4…信号バス、 10…データ待ち行列部、 20…ディスク、 30…ファイル割付部、 50…データ入出力処理部、 31…アクセスファイル読込部、 32…前回読込ファイル名記憶部、 33…連続アクセスファイル順序計数部、 34…ファイル割付位置判断部、 35…ファイル割付変更制御部、 36…ファイル割付変更タイミング判断部、 361…処理状態設定部、 362…変更タイミングパラメータ設定部、 363…パラメータ上限値設定部、 364…パラメータ上限判断部、 365…ファイル割付コントロール部、 366…ファイル変更制御信号出力部、 41…ファイルアクセス数計数部、 42…ファイルデータ優先度評価部、 421…ファイル名優先度読込部、 422…優先度テーブル、 423…優先度重み付け計算部、 424…優先度テーブル出力部、 43…ファイルデータ容量評価部、 431…ファイル名容量読込部、 432…容量テーブル、 433…容量重み付け計算部、 434…容量テーブル出力部、 44…ファイル割付順番判断部、 441…評価項目選択部、 442…ファイル割付順番評価項目設定部、 443…ファイル評価点演算部、 444…ファイル割付順番決定部、 10A,10B,10C…データ待ち行列部、 20A,20B,20C…ディスク、 30A,30B,30C…ファイル割付部、 50A,50B,50C…データ入出力処理部、 60…ファイルアロケーション情報記憶部、 70…要求割振部、 71…入出力情報収集部、 72…入出力情報記憶部、 75…タイマー、 73…情報割付位置演算部、 74…情報移動部、 81…レーザディスク収納部、 82…ディスク装着部、 83…ディスク、 84,85,86…プレーヤー、 87…切換スイッチ、 88…アンプ、 89…スピーカー、 90…演奏要求曲待ち行列部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体に対する情報の入出力処理の要
    求順序の規則性を検出し、 前記検出された規則性に基づいて情報の記憶媒体におけ
    る割付位置を求め、 前記求められた割付位置に対応して所定のタイミングで
    記憶媒体における情報の格納場所を変更するようにした
    ことを特徴とする情報割付方法。
  2. 【請求項2】 記憶媒体に対する情報の入出力処理の要
    求順序の規則性を検出する規則性検出手段と、 前記規則性検出手段により検出された規則性に基づい
    て、情報の記憶媒体における割付位置を求める割付位置
    判断手段と、 前記割付位置判断手段により求められた割付位置に対応
    して、所定のタイミングで記憶媒体における情報の格納
    場所を変更する情報格納場所変更手段と、 を備えて成ることを特徴とする情報割付装置。
  3. 【請求項3】 前記規則性検出手段は、情報の入出力処
    理の要求順序の規則性として、入出力処理を順番が連続
    している2つの情報間における連続頻度を求め、 前記割付位置判断手段は、当該連続頻度の高い2つの情
    報を記憶媒体における隣接領域としてそれらの割付位置
    を求めるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の
    情報割付装置。
  4. 【請求項4】 前記規則性検出手段は、情報の入出力処
    理の要求順序の規則性として、情報の要求頻度を求め、 前記割付位置判断手段は、当該要求頻度の高い情報を記
    憶媒体における情報の入出力処理が高速にもっと行なえ
    る領域としてそれらの割付位置を求めるようにしたこと
    を特徴とする請求項2に記載の情報割付装置。
  5. 【請求項5】 前記規則性検出手段は、情報の入出力処
    理の要求順序の規則性として、情報の優先度を求め、 前記割付位置判断手段は、当該優先度の高い情報を記憶
    媒体における情報の入出力処理が高速にもっと行なえる
    領域としてそれらの割付位置を求めるようにしたことを
    特徴とする請求項2に記載の情報割付装置。
  6. 【請求項6】 前記規則性検出手段は、情報の入出力処
    理の要求順序の規則性として、情報の記憶媒体への格納
    容量を求め、 前記割付位置判断手段は、当該格納容量の少ない情報を
    記憶媒体における情報の入出力処理が高速にもっと行な
    える領域としてそれらの割付位置を求めるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の情報割付装置。
  7. 【請求項7】 前記規則性検出手段は、情報の入出力処
    理の要求順序の規則性として、情報の要求頻度、情報の
    優先度、情報の記憶媒体への格納容量を求め、 前記割付位置判断手段は、当該要求頻度、優先度、格納
    容量に基づいて重み付け演算し、最重要となった情報を
    記憶媒体における情報の入出力処理が高速にもっと行な
    える領域としてそれらの割付位置を求めるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の情報割付装置。
  8. 【請求項8】 複数の記憶媒体に対する情報の入力処理
    の要求数を検出する情報数検出手段と、 前記情報数検出手段により検出された要求数に基づい
    て、どの記憶媒体に情報を割付けるかを演算する情報割
    付判断手段と、 前記情報割付判断手段により求められた各記憶媒体に対
    する情報の割付に対応して、所定のタイミングで各記憶
    媒体に対する情報の割付けを変更する情報割付変更手段
    と、 を備えて成ることを特徴とする情報割付装置。
  9. 【請求項9】 複数の記憶媒体に対する情報の入力処理
    の要求数を検出する情報検出手段と、 前記情報数検出手段により検出された要求数に基づい
    て、どの記憶媒体に情報を割付けるかを演算する情報割
    付判断手段と、 各記憶媒体毎に自己に割り付けられた情報の入出力処理
    の要求順序の規則性を検出する規則性検出手段と、 前記規則性検出手段により検出された規則性に基づい
    て、各記憶媒体毎にその内部記憶領域における情報の割
    付位置を求める割付位置判断手段と、 前記情報割付判断手段により求められた各記憶媒体に対
    する情報の割付、および前記割付位置判断手段により求
    められた割付位置に対応して、所定のタイミングで、各
    記憶媒体に対する情報の割付けを変更すると共に、記憶
    媒体毎に情報の格納場所を変更する情報割付・格納場所
    変更手段と、 を備えて成ることを特徴とする情報割付装置。
JP7154899A 1995-06-21 1995-06-21 情報割付方法および装置 Pending JPH096542A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004139301A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Nihon Safety Co Ltd データ名自動変換システム、データ名自動変換方法、データ名自動変換プログラム
JP2005275937A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Fujitsu Ltd P2pネットワークシステム
US7584333B2 (en) 2004-03-04 2009-09-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Data processing device in vehicle control system

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