JPH0965205A - 映像信号切替装置 - Google Patents

映像信号切替装置

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JPH0965205A
JPH0965205A JP24371895A JP24371895A JPH0965205A JP H0965205 A JPH0965205 A JP H0965205A JP 24371895 A JP24371895 A JP 24371895A JP 24371895 A JP24371895 A JP 24371895A JP H0965205 A JPH0965205 A JP H0965205A
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JP
Japan
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video
switching
video signal
data
automatic mode
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Application number
JP24371895A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Okamoto
義信 岡本
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像放送システムの映像信号切替装置におい
て、出力映像の異常状態が確認された場合にその映像を
迅速に代替映像へ切替える。 【解決手段】 映像信号切替装置21が、複数の映像信号
及び代替映像信号が入力されている各映像切替器31-1〜
nと、それらを統括的に制御する切替制御器32とからな
り、各映像切替器31-1nの各映像信号系にはそれぞれ異
常検出部43-1〜nが設けられている。ホスト3側は周期的
に状態確認要求を行うが、切替制御器32は各映像切替器
31-1〜nの制御I/F部44から最新の選択データと各異常検
出部43-1〜nの正常/異常データを得てホスト3側へ通知
する。ホスト側3では選択状態と共に出力映像の異常状
態が確認でき、異常状態の出力映像がある場合に切替制
御器32へ代替映像への切替要求を行ってその映像を代替
映像へ切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はTVスタジオ等の映
像放送システムに使用される映像信号切替装置に係り、
出力映像の異常時やシステムダウン後の復帰時における
代替映像への円滑な切替え等を実現するための改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATV等の映像放送サービス分
野では多チャンネル化や無停止化が進んで手動による映
像出力の切替制御が困難になり、映像放送システムでは
コンピュータ制御による映像信号切替装置が適用される
ようになっている。その映像放送システムは、図8に示
すように、複数の映像信号を出力させる映像信号出力部
1と、映像信号切替装置2と、ホストコンピュータ3とか
ら構成されており、映像信号切替装置2については、映
像信号出力部1から入力された各映像信号の内から一の
映像信号を選択的に出力させる各映像切替器4-1〜nと、
各映像切替器4-1〜nの切替機能を統括的に制御する切替
制御器5とからなり、ホストコンピュータ3側から切替制
御器5へ制御コマンドを送出することにより各映像切替
器4-1〜nの出力映像信号を選択設定するようになってい
る。
【0003】そして、前記の映像放送システムにおいて
は、映像信号出力部1が通常の放送用映像信号と共に代
替映像信号(『しばらくお待ち下さい。』等のメッセー
ジ情報を含んだ静止映像信号)を常時出力させており、
放送終了時や出力映像が異常状態になって放送を中断又
は停止しなければならない事態が発生した場合に、ホス
トコンピュータ3側からの切替コマンドに基づいて映像
信号切替装置2が代替映像信号の出力状態に切替えるよ
うになっている。また、切替制御器5は各映像切替器4-1
〜nの制御状態に係るデータをセーブすると共にホスト
コンピュータ3から状態確認要求に基づいてそのセーブ
データを返送するため、ホストコンピュータ3側で常に
最新の映像選択状態を統括的に確認することができる。
【0004】従って、ホストコンピュータ3が定期的に
切替制御器5に対して状態確認要求を行って映像の選択
状態を確認し、切替コマンドを所定のタイミングで切替
制御器5へ送出させて映像を切替えることにより、映像
放送サービスの適正な管理・運営が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、放送中の映像に異常が発生した場合にその映像を代
替映像へ切替えるようにしているが、従来の映像放送シ
ステムでは、ホストコンピュータ3側で映像の選択状態
のみが確認でき、現在放送されている映像が正常である
か否かについてはモニタ(図示せず)の表示状態を見て判
断しなければならず、結果的に代替映像への切替対応が
遅れる場合がある。そして、そのような場合には、乱れ
た映像状態や無映像状態が長時間継続するために受信者
に対して不快感を与えることになり、実際の運営に際し
ても受信者からの苦情によって異常事態を確認すること
が少なくない。
【0006】また、停電等のシステムダウンに備えて映
像信号切替装置2にバックアップ機能を設けておき、復
帰時にシステムダウンの直前に放送されていた映像の選
択出力状態を回復させるようにしたものもあるが、復帰
時にホストコンピュータ3が直ちに通常の動作状態へ移
行できるとは限らず、システムの復帰処理中には即座に
送出することが可能な代替映像を放送しておく方が都合
の良い場合がある。しかし、従来の映像放送システムで
はホストコンピュータ3で統括的な放送の管理・運営を実
行しているため、システム復帰時におけるそのような対
応が迅速に行えないという不具合がある。更に、映像放
送システムは定期的に又は異常事態が頻繁に発生した場
合等に保守・点検を受けるが、一般に映像信号切替装置2
とホストコンピュータ3は離隔した位置に設置されてい
るため、映像の切替えを伴う点検が必要な場合にはその
作業効率が極めて悪くなる。
【0007】そこで、本発明は、映像信号切替装置の構
成に工夫を施すことにより、前記の不利不便を解消した
映像放送システムを実現することを目的として創作され
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の映
像信号とその映像信号が異常状態になった時に代替せし
められる代替映像信号が入力されており、入力された各
映像信号を選択的に切替出力させる映像切替器と、外部
制御装置からの制御データに基づいて前記映像切替器の
切替状態を制御し、また前記外部制御装置からの状態確
認要求に応じて前記映像切替器の最新の映像選択データ
を前記外部制御装置へ返送する切替制御器からなる映像
信号切替装置において、前記映像切替器の各映像信号系
に対して入力映像信号に異常が発生しているか否かを検
出する異常検出部を設け、前記外部制御装置から状態確
認要求があった場合に、前記切替制御器が最新の映像選
択データと共に前記の各異常検出部から得られている検
出データを外部制御装置へ転送することを特徴とした映
像信号切替装置に係る。
【0009】この発明によれば、映像信号切替装置か
ら、最新の映像選択状態に係るデータだけでなく各異常
検出部の検出データも転送させるため、各選択映像信号
の正常/異常状態を外部制御装置側で直接的に監視する
ことが可能になる。従って、従来のように各出力映像の
状態を各モニタから逐一確認しなくても外部制御装置で
統括的に確認でき、異常映像を代替映像へ切替える対処
を迅速に実行できる。
【0010】第2の発明は、第1の発明の映像信号切替
装置において、切替制御器を外部モード又は自己モード
に設定し、また前記切替制御器を介して映像選択を行う
ための手動操作部を設け、外部モード設定時には外部制
御装置の制御データに基づき、自己モード設定時には前
記手動操作部から入力された制御データに基づいて前記
切替制御器が映像切替器を制御することとした映像信号
切替装置に係る。
【0011】この発明によれば、システムの保守・点検
作業等において、切替制御器を自己モードに設定してお
くと、映像信号切替装置側で点検中の信号系を代替映像
に切替えておく等のように映像出力を自由に切替えるこ
とが可能になる。
【0012】第3の発明は、第1又は第2の発明の映像
信号切替装置において、切替制御器を非自動モードと自
動モードに設定する自動選択部を設けると共に、前記切
替制御器に代替映像への切替プログラムを内蔵せしめ、
非自動モード設定時には外部制御装置の制御データに基
づいて前記切替制御器が映像切替器を制御し、自動モー
ド設定時には、前記切替制御器が映像切替器の異常検出
部から選択映像信号の異常状態を確認した場合に、前記
切替制御器が前記映像切替器に対してその選択映像信号
を代替映像信号の出力状態に切替える制御データを出力
して前記映像切替器を代替映像信号の出力状態に制御す
ることとした映像信号切替装置に係る。
【0013】この発明によれば、自動モード設定時に切
替制御器が出力映像の異常状態を確認し、外部制御装置
からの制御を待たずに異常状態にある映像信号を自動的
に代替映像に切替えることができる。
【0014】第4の発明は、第1から第3の発明の映像
信号切替装置において、切替制御器を非自動モードと自
動モードに設定する自動選択部を設けると共に、前記切
替制御器にシステム立上げ時の切替プログラムを内蔵せ
しめ、前記のシステム立上げ時において、非自動モード
設定時には、前記切替制御器が映像切替器に対して代替
映像信号の出力状態に初期設定する制御データを出力し
て前記映像切替器を代替映像信号の出力状態に制御した
後に前記外部制御装置からの制御待機状態となり、自動
モード設定時には、前記切替制御器が前記の非自動モー
ドと同様の初期切替制御を実行すると共に切替後の経過
時間を計測し、一定時間を経過しても前記外部制御装置
からの制御データが受信されない場合に、前記映像切替
器に対して前記切替プログラムで予め設定された映像信
号の出力状態に設定する制御データを出力して前記映像
切替器を選択映像信号の出力状態に制御することとした
映像信号切替装置に係る。
【0015】この発明によれば、システム立上げ時に非
自動モード又は自動モードを問わず全ての出力映像を代
替映像に切替えておき、非自動モードでは外部制御装置
からの制御によって選択映像に切替えることができ、自
動モードでは更に選択映像への切替えまでも映像信号切
替装置によって自動的に実行させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の映像信号切替装置
に係る実施形態を図1から図7を用いて詳細に説明す
る。先ず、図1はCATVの映像放送システムのブロッ
ク回路図を示す。同図において、1はnチャンネル分の
映像信号及び代替映像信号を個別に出力する映像信号出
力部、21は映像信号切替装置、3はホストコンピュータ
であり、映像信号切替装置21が、映像信号出力部1のn
チャンネル分の映像信号と代替映像信号が入力されてい
るn個の映像切替器31-1〜nと、ホストコンピュータ3か
ら制御コマンドを受けて各映像切替器31-1〜nを統括的
に制御する切替制御器32で構成されている点は従来の映
像システム(図8)と同様である。
【0017】本実施形態における映像信号切替装置21の
特徴は次のような点にある。 (1) 各映像切替器31-1〜nが、映像信号出力部1から入力
された各映像信号の内から一の映像信号を選択して出力
させるセレクタ41と、前記セレクタ41を制御するセレク
タ制御部42と、各映像信号の異常状態を検出する各異常
検出部43-1〜nと、切替制御器32から受けた切替制御デ
ータをセレクタ制御部42へ転送すると共に最新の映像選
択データと各異常検出部43-1〜nの検出データをセーブ
する制御I/F部44から構成されており、その制御I/F部44
を切替制御器32からアクセスできるようになっている。
ここに、各異常検出部43-1〜nは入力映像信号の同期信
号が所定周期で検出されるか否かに対応してフラグをO
N又はOFFに設定する回路として構成できる。尚、51
-1〜n+1は各入力信号系の高域減衰やレベル低下を補償
するための等化増幅部であり、52は出力映像信号の利得
を制御するための利得制御部である。 (2) 切替制御器32に手動切替部45と自動選択スイッチ46
が付設されている。そして、手動切替部45から映像の切
替に関して自己モードとホスト側モードを設定でき、自
己モード設定時には付属の手動切替ボタンを操作するこ
とによって各映像切替器31-1〜nを直接切替制御でき
る。また、自動選択スイッチ46から自動モードと非自動
モードを設定でき、自動モード設定時にはホストコンピ
ュータ3からの制御によらずに切替制御器32が予めダウ
ンロードされたプログラムに基づいて映像の切替えを自
動制御するようになっている。
【0018】次に、本実施形態の映像信号切替装置21の
各動作を図2から図7の信号シーケンスフロー図を参照
しながら説明する。 A.《通常の映像切替動作》[図2参照] この映像切替動作では、手動切替部32がホスト側モード
に、自動選択スイッチ46が自動モード又は非自動モード
に設定してある。ホストコンピュータ3側から切替コマ
ンドが送出されると、それを受けた切替制御器32はコマ
ンドデータが正規なフォーマットであることを確認して
ホストコンピュータ3へACK信号を返送すると共に、
各映像切替器31-1〜nに対して前記の切替コマンドに対
応した切替指示データを送出する。そして、切替指示デ
ータを受けた各映像切替器31-1〜nの制御I/F部44はセレ
クタ制御部42へその指示データに対応した制御データを
転送し、セレクタ制御部42がセレクタ41の制御を実行す
る。その結果、各映像切替器31-1〜nのセレクタ41では
入力されているnチャンネル分の映像信号から個々に指
定されている一の映像信号(Xi:i=1〜n)のみが選択さ
れ、選択された各映像信号は映像信号切替装置21から送
信装置(図示せず)へ出力され、各回線を通じて配信され
る。
【0019】その後、ホストコンピュータ3は各映像信
号切替装置21の切替制御器32に対して状態確認要求(確
認コマンド)を一定の周期毎(例えば、数秒間隔)に送出
する。ところで、各映像切替器31-1〜nの制御I/F部44は
最新の映像選択データと各異常検出部43-1〜nから得ら
れている各映像信号の正常/異常データをセーブしてい
る。切替制御器32は確認コマンドを受けた段階で直ちに
各映像切替器31-1〜nの制御I/F部44をアクセスし、前記
の最新の映像選択データと各映像信号の正常/異常デー
タを読取ってホストコンピュータ3側へ転送する。従っ
て、ホストコンピュータ3では転送データを処理して各
映像切替器31-1〜nに対応した選択映像の種類と各選択
映像が正常か否かを表示させることが可能になる。特
に、異常状態が確認された選択映像に係る表示部分につ
いては他と異なる色彩で表示させたり点滅表示させるこ
とで注意を喚起させるようにできる。その結果、ホスト
コンピュータ3側のオペレータは切替え後の各出力映像
の何れかに異常が発生しているときにはその事実を容易
に確認でき、自動選択スイッチ46が非自動モードに設定
してある場合には、直ちに切替要求を行ってその異常状
態にある映像を代替映像に切替えることができる。尚、
出力映像が異常時における映像切替動作に関しては、自
動選択スイッチ46によるモード設定条件別に後述する。
【0020】B.《手動による映像切替動作》[図3参
照] この映像切替動作は、映像放送システムの保守・点検が
行われる場合等に選択されるものであり、手動切替部32
が手動モードに、自動選択スイッチ46が自動モード又は
非自動モードに設定される。その場合、切替制御器32が
手動モードに設定されたことにより、切替制御器32に付
属せしめられた手動切替ボタンを適宜操作することによ
って各映像切替器31-1〜nを直接切替制御できる。ま
た、その操作入力に基づく制御はホストコンピュータ3
からの制御に優先する。
【0021】具体的には、切替制御器32の手動切替ボタ
ンから特定の映像切替器31-iが出力中の映像信号を他の
映像信号に切替えるように指示を与えると、切替え制御
器32は各映像切替器31-1〜nへその切替指示データを送
出し、前記の特定の映像切替器31-iのみが指示に対応し
て映像を切替える。そして、各映像切替器31-1〜nの制
御I/F部44は最新の映像選択データをセーブし、前記A
のシーケンスと同様に、切替制御器32はホストコンピュ
ータ3側から周期的に確認コマンドを受ける度に各映像
切替器31-1〜nの制御I/F部44をアクセスして映像選択デ
ータと各出力映像信号の正常/異常データを読出してホ
ストコンピュータ3へ転送する。
【0022】保守・点検作業中には、各映像信号系統を
個別に検査してゆくが、検査中の信号系については代替
映像に切替えておくことが望ましく、映像信号切替装置
21から離隔して配置されているホストコンピュータ3側
へ逐一戻って切替え操作を行うことは作業効率が著しく
低下する。前記のように切替制御器32を手動モードに設
定して映像信号切替装置21側で直接切替え操作が行える
ようにすると、その不便さが解消されて保守・点検作業
を円滑に行うことが可能になる。
【0023】C.《出力映像が異常時の映像切替動作
(非自動モード)》[図4参照] この映像切替動作は、自動選択スイッチ46が非自動モー
ドに設定してある場合(手動切替部32はホスト側モード)
の異常対処動作に係る。本実施形態の映像放送システム
では、上記のAの映像切替動作に基づいて、一つの放送
番組が終了すると、ホストコンピュータ3側から切替要
求を行って、一旦代替映像へ切替えた後に他の放送番組
に切替えるようにし、予め定められた番組を順次放送し
てゆく。しかし、映像信号出力部1の故障等に起因し
て、番組の放送中に映像が乱れたり無映像状態になるこ
とがあるが、ホストコンピュータ3は周期的な状態確認
要求を行うことによって切替制御器32から放送中の各映
像信号の正常/異常データを受けるため、ホストコンピ
ュータ3側ではどの番組の映像が異常状態になったかを
確認することができる。
【0024】その場合、この映像切替動作では自動選択
スイッチ46が非自動モードに設定されているため、ホス
トコンピュータ3側からの映像切替要求が有効とされ
て、ホストコンピュータ3から前記の異常状態になった
映像だけを代替映像へ切替えるための切替要求を送出さ
せる。そして、その切替コマンドを受けた切替制御器32
は、ホストコンピュータ3へACK信号を返送した後に
異常状態が検出された映像切替器31-iへ切替指示データ
を送出し、その指示データを受けた映像切替器31-iの制
御I/F部44がセレクタ制御部42へ制御データを転送し、
セレクタ制御部42が代替映像信号を出力させるようにセ
レクタ41を制御する。従って、異常状態になった映像は
直ちに代替映像に切替えられるが、その切替状態の間に
異常原因を点検して映像を復帰させるための作業を行う
ことになる。尚、異常状態が解消したか否かはホストコ
ンピュータ3側からの周期的な状態確認要求によって確
認でき、正常な映像信号が出力できる状態になった段階
でホストコンピュータ3から代替映像から元の選択映像
へ切替えるための切替えコマンドを送出して放送番組の
映像を復帰させる。
【0025】D.《出力映像が異常時の映像切替動作
(自動モード)》[図5参照] この映像切替動作は、自動選択スイッチ46が自動モード
に設定してある場合(手動切替部32はホスト側モード)の
異常対処動作に係る。この場合には、切替制御器32が自
動モードになっているために予めダウンロードされてい
るプログラムに基づいて映像切替器31-1〜nを直接制御
し、ホストコンピュータ3の指示を待たずに映像信号切
替装置21が独自に代替映像への切替えを実行する。
【0026】切替制御器32は各映像切替器31-1〜nの制
御I/F部44から異常検出部43-1〜nの検出データを受信で
き、出力中の映像信号の内に異常状態が発生しているも
のがある場合にはその事実を確認することができる。そ
こで、切替制御器32は、前記の異常が確認されるとその
時点から時間を計測し、一定時間(例えば、10秒間)が
経過しても異常映像が正常復帰していないことを確認す
ると、異常状態の映像信号を出力させている映像切替器
31-iに対して代替映像へ切替えるための切替指示データ
を出力する。その結果、前記のC(非自動モード)の場合
と同様に異常状態の映像が直ちに代替映像に切替えら
れ、その代替映像の出力中に復帰作業を行うことにな
る。この自動モードでは、ホストコンピュータ3から指
示を与えなくても切替制御器32が自動的に代替映像への
切替えを実行するため、ホストコンピュータ3側で監視
しながら切替要求を出す必要がなく、迅速な切替えが可
能になって異常映像の放送状態が長時間継続する事態を
防止できる。
【0027】E.《システム立上げ時の映像切替動作
(非自動モード)》[図6参照] 放送の開始当初や停電等によるシステムダウン後のシス
テム立上げ時には、ホストコンピュータ3が通常の動作
状態になるまでに相当の時間を要し、実際に番組の映像
が放送されるまでの無映像時間が長くなる。従って、そ
のような場合には、一旦代替映像を放送しておき、準備
が整った段階で番組の映像を放送することが望ましい。
【0028】この映像切替動作は、自動選択スイッチ46
が非自動モードに設定してある場合(手動切替部32はホ
スト側モード)の立上げ動作に係る。映像放送システム
の電源がONになった段階で、映像信号切替装置21の切
替制御器32は全ての映像切替器31-1〜nに対して代替映
像の出力状態を確保する切替指示データを送出する。前
記の切替指示データを受けた各映像切替器31-1〜nで
は、制御I/F部44がセレクタ制御部42へ制御データを転
送し、セレクタ制御部42がセレクタ41を代替映像信号の
出力状態に設定する。尚、映像信号出力部1もその立上
げに時間を要するが、放送番組の映像データがVTR等
に収録されているのに対して代替映像のデータは半導体
メモリやハードディスクに格納されており、代替映像信
号についてはシステム立上げ時に即座に出力させること
ができる。
【0029】従って、システムの立上げ後には自動的に
代替映像が放送されることになるが、一定時間が経過し
てホストコンピュータ3が通常の動作状態になった段階
でホストコンピュータ3側から選択映像への切替要求を
行い、切替コマンドを映像信号切替装置21へ出力するこ
とにより上記のAで説明した手順で代替映像から選択映
像へ切替えられて、実際の番組放送が開始される。
【0030】F.《システム立上げ時の映像切替動作
(自動モード)》[図7参照] この映像切替動作は、自動選択スイッチ46が自動モード
に設定してある場合(手動切替部32はホスト側モード)の
立上げ動作に係る。前記のEでは自動選択スイッチ46が
非自動モードに設定してあるために、システムの立上げ
時に代替映像を放送させた後、ホストコンピュータ3側
からの切替要求を待って選択映像への切替えを行ってい
るが、この自動モードでは映像信号切替装置21側で選択
映像への切替えも自動的に実行させる。
【0031】即ち、映像信号切替装置21の切替制御器32
には予めシステム立上げ時の切替制御プログラムがダウ
ンロードされており、代替映像信号を出力させた段階で
内蔵タイマを起動させて時間を計測し、一定時間経過し
てもホストコンピュータ3側からコマンドを受信しない
場合には、前記のプログラムに基づいて各映像切替器31
-1〜nへ所定の切替指示データを送出する。そして、こ
の場合にも各映像切替器31-1〜nで代替映像信号の出力
状態から個別の選択映像信号の出力状態へ切替えられて
実際の番組放送が開始される。従って、この自動モード
が設定してある場合には、ホストコンピュータ3側から
の切替要求が遅れても自動的に代替映像から選択映像へ
切替られ、番組放送をより迅速に開始させることができ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明の映像信号切替装置は、以上の構
成を有していることにより、次のような効果を奏する。
請求項1の発明は、最新の映像選択状態のデータと共に
各選択映像信号の正常/異常状態のデータを外部制御装
置へ転送するため、外部制御装置側においてモニタの映
像を監視することなく出力映像の状態を統括的に確認で
き、出力映像に異常が発生した場合に代替映像への迅速
な切替え処理を可能にする。請求項2の発明は、切替制
御器を自己モードに設定しておくことで映像信号切替装
置側で出力映像を自由に切替えられるようにし、システ
ムの保守・点検作業で点検中の信号系を代替映像に切替
えるような場合に、逐一離隔した位置の外部制御装置側
まで戻って操作を行う必要をなくして作業効率を向上さ
せる。請求項3の発明は、切替制御器を自動モードに設
定しておくことで、出力映像の異常状態を確認した場合
に映像信号切替装置自体がその映像を自動的に代替映像
に切替えるため、外部制御装置側での監視態勢の負担を
軽減すると共に、異常発生時の迅速な切替え処理を可能
にする。請求項4の発明は、放送の開始時や停電後のシ
ステム立上げ時において、システムの制御態勢が整うま
で代替映像を出力させておくと共に、自動モードに設定
しておくことで予め定められている選択映像へ自動的に
切替えることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る映像信号切替装置が適
用されたCATVの映像放送システムのブロック回路図
である。
【図2】通常の映像切替動作(手動切替部;ホスト側モー
ド/自動選択スイッチ;自動モード又は非自動モード)に
おける信号シーケンスフローである。
【図3】手動による映像切替動作(手動切替部;手動モー
ド/自動選択スイッチ;自動モード又は非自動モード)に
おける信号シーケンスフローである。
【図4】出力映像が異常時の映像切替動作(自動選択ス
イッチ;非自動モード/手動切替部;ホスト側モード)に
おける信号シーケンスフローである。
【図5】出力映像が異常時の映像切替動作(自動選択ス
イッチ;自動モード/手動切替部;ホスト側モード)にお
ける信号シーケンスフローである。
【図6】システム立上げ時の映像切替動作(自動選択ス
イッチ;非自動モード/手動切替部;ホスト側モード)に
おける信号シーケンスフローである。
【図7】システム立上げ時の映像切替動作(自動選択ス
イッチ;自動モード/手動切替部;ホスト側モード)にお
ける信号シーケンスフローである。
【図8】従来の映像放送システムのブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
1…映像信号出力部、2,21…映像信号切替装置、3…ホス
トコンピュータ(外部制御装置)、4-1〜n,31-1〜n…映像
切替器、5…切替制御器、41…セレクタ、42…セレクタ
制御部、43-1〜n…異常検出部、44…制御I/F部、45…手
動切替部(手動操作部)、46…自動選択スイッチ(自動選
択部)、51-1〜n+1…等化増幅部、52…利得制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像信号とその映像信号が異常状
    態になった時に代替せしめられる代替映像信号が入力さ
    れており、入力された各映像信号を選択的に切替出力さ
    せる映像切替器と、外部制御装置からの制御データに基
    づいて前記映像切替器の切替状態を制御し、また前記外
    部制御装置からの状態確認要求に応じて前記映像切替器
    の最新の映像選択データを前記外部制御装置へ返送する
    切替制御器からなる映像信号切替装置において、前記映
    像切替器の各映像信号系に対して入力映像信号に異常が
    発生しているか否かを検出する異常検出部を設け、前記
    外部制御装置から状態確認要求があった場合に、前記切
    替制御器が最新の映像選択データと共に前記の各異常検
    出部から得られている検出データを外部制御装置へ転送
    することを特徴とした映像信号切替装置。
  2. 【請求項2】 切替制御器を外部モード又は自己モード
    に設定し、また前記切替制御器を介して映像選択を行う
    ための手動操作部を設け、外部モード設定時には外部制
    御装置の制御データに基づき、自己モード設定時には前
    記手動操作部から入力された制御データに基づいて前記
    切替制御器が映像切替器を制御することとした請求項1
    の映像信号切替装置。
  3. 【請求項3】 切替制御器を非自動モードと自動モード
    に設定する自動選択部を設けると共に、前記切替制御器
    に代替映像への切替プログラムを内蔵せしめ、非自動モ
    ード設定時には外部制御装置の制御データに基づいて前
    記切替制御器が映像切替器を制御し、自動モード設定時
    には、前記切替制御器が映像切替器の異常検出部から選
    択映像信号の異常状態を確認した場合に、前記切替制御
    器が前記映像切替器に対してその選択映像信号を代替映
    像信号の出力状態に切替える制御データを出力して前記
    映像切替器を代替映像信号の出力状態に制御することと
    した請求項1又は2の映像信号切替装置。
  4. 【請求項4】 切替制御器を非自動モードと自動モード
    に設定する自動選択部を設けると共に、前記切替制御器
    にシステム立上げ時の切替プログラムを内蔵せしめ、前
    記のシステム立上げ時において、非自動モード設定時に
    は、前記切替制御器が映像切替器に対して代替映像信号
    の出力状態に初期設定する制御データを出力して前記映
    像切替器を代替映像信号の出力状態に制御した後に前記
    外部制御装置からの制御待機状態となり、自動モード設
    定時には、前記切替制御器が前記の非自動モードと同様
    の初期切替制御を実行すると共に切替後の経過時間を計
    測し、一定時間を経過しても前記外部制御装置からの制
    御データが受信されない場合に、前記映像切替器に対し
    て前記切替プログラムで予め設定された映像信号の出力
    状態に設定する制御データを出力して前記映像切替器を
    選択映像信号の出力状態に制御することとした請求項
    1、2又は3の映像信号切替装置。
JP24371895A 1995-08-28 1995-08-28 映像信号切替装置 Pending JPH0965205A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067255A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Hitachi Kokusai Electric Inc 番組送出システムの制御方法
JP2012182670A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Toshiba Corp 放送信号切替装置及び放送信号切替方法
CN103124333A (zh) * 2012-12-27 2013-05-29 北京恒泰实达科技股份有限公司 热备装置以及可视化服务装置
JP2018160787A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 株式会社東芝 放送システム、制御装置、および再生制御方法

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