JPH096462A - データ処理システム及び半導体集積回路 - Google Patents

データ処理システム及び半導体集積回路

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JPH096462A
JPH096462A JP7178170A JP17817095A JPH096462A JP H096462 A JPH096462 A JP H096462A JP 7178170 A JP7178170 A JP 7178170A JP 17817095 A JP17817095 A JP 17817095A JP H096462 A JPH096462 A JP H096462A
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clock
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delay
signal
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Kazuyoshi Shoji
和良 庄司
Kazumasa Yanagisawa
一正 柳沢
Koichiro Ishibashi
孝一郎 石橋
Yoshitaka Kinoshita
嘉隆 木下
Sadayuki Morita
貞幸 森田
Kiyoshi Nagai
清 永井
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムのクロック信号周波数の切換えに際
して周辺回路の内部クロック信号を即座に追従できるよ
うにする。 【構成】 第1のクロック信号(PCLK)と当該信号
に等しい周波数を持ち相互に位相が一定時間遅延された
第2のクロック信号(CLK)とがクロックパルスジェ
ネレータ(10)で生成され、周辺回路(2,3)は双
方のクロック信号を受けて同期動作する。周辺回路が備
えるディレーロックドループ回路(20,30)は、可
変遅延手段が第1のクロック信号を遅延させて内部クロ
ック信号を形成し、内部クロック信号と第2のクロック
信号との位相差を位相差検出手段にて検出し、検出され
た位相差を相殺させるように可変遅延手段による遅延時
間を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロック信号に同期動
作されるデータ処理システム、更には外部から与えられ
るクロック信号を動作基準クロック信号として動作され
る半導体集積回路に関し、例えばマイクロプロセッサ、
DMA(ダイレクトメモリアクセス)コントローラ、入
出力コントローラ、クロック同期型RAM(ランダムア
クセスメモリ)等を備えたコンピュータシステムに適用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クロック信号に同期動作される半導体集
積回路において、外部から供給されるクロック信号に同
期する安定的な内部のクロック信号を生成したり、内部
クロック信号周波数を外部クロック信号周波数に対して
逓倍したりするために、PLL(フェーズロックドルー
プ)回路を内蔵させることができる。また、コンピュー
タシステムにおいて、一定時間入出力動作が行われずマ
イクロプロセッサの高速動作を要しない場合に、低消費
電力などの観点からシステムのクロック信号周波数を低
下させるパワーマネージメント技術を採用することがで
きる。尚、PLL回路について記載された文献の例とし
ては、1986年10月25日に東海大学出版会より発
行された「ディジタル信号処理システム」の第164頁
乃至169頁がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は半導体集積
回路のクロックパルスジェネレータにPLL回路を用い
た場合に、パワーマネージメント制御などによって外部
クロック信号周波数が低下されたとき、それによって周
波数変化される内部クロック信号が安定化されるまでの
期間について検討した。PLL回路は、外部クロック信
号と電圧制御発振器の出力信号との位相誤差を位相比較
器で検出し、検出した位相誤差電圧をループフィルタを
通して電圧制御発振器にフィードバックさせて、電圧制
御発振器の出力信号周波数及び位相を外部入力信号に同
期させるものである。PLL回路における同期過程は一
般に、周波数引き込み過程で周波数が近接した後に位相
同期過程で同期するという2段階の過程に分けて考える
ことができる。また、入力信号周波数がロックレンジを
越えて変化されるとPLL回路は同期状態を保持するこ
とができなくなり、上記同期過程を新たに辿ることにな
る。そのような同期過程においてPLL回路からの出力
クロック信号は不安定であり、それが安定化するまでシ
ステムの動作を休止させることが望ましい。そのような
動作の休止期間はクロック信号の数百サイクル分の時間
に及ぶことも想定される。しかしながら、その間、シス
テムの動作がウェイトされ、処理の連続性を保証するこ
とができなくなる。また、クロック信号周波数を途中で
変化させて行うようなテストの動作時間が長くなってし
まう。
【0004】本発明の目的は、システムのクロック信号
周波数の切換えによるシステム動作の休止期間を短くす
ることができるデータ処理システムを提供することにあ
る。また、本発明の別の目的は、外部から供給されるク
ロック信号周波数が変化されたとき即座に内部クロック
信号を追従させることができる半導体集積回路を提供す
ることにある。
【0005】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0007】データ処理システムは、第1のクロック信
号(PCLK)と該第1のクロック信号の周波数に等し
い周波数を持ち相互に位相が一定時間遅延された第2の
クロック信号(CLK)とを発生するクロックパルスジ
ェネレータ(10)を有し、前記第1及び第2のクロッ
ク信号を受けて相互に同期動作される夫々半導体集積回
路化された複数個の回路ユニット(2,3)がバス(D
BUS,ABUS)を共有して成る。前記回路ユニット
は、第1及び第2のクロック信号を受けて内部クロック
信号を形成するディレーロックドループ回路(20,3
0)を備え、当該ディレーロックドループ回路は、第1
のクロック信号を受ける第1のクロック入力バッファ
(21)と、第2のクロック信号を受ける第2のクロッ
ク入力バッファ(22)と、前記第1のクロック入力バ
ッファの出力クロック信号を可変に遅延させて内部クロ
ック信号を形成する可変遅延手段(23)と、前記内部
クロック信号と第2のクロック入力バッファから出力さ
れるクロック信号との位相差を検出する位相差検出手段
(24)と、この位相差検出手段によって検出された位
相差を相殺させるように可変遅延手段による遅延時間を
制御する遅延制御手段(25,26又は26〜29)
と、を備え成る。
【0008】前記クロックパルスジェネレータはマイク
ロプロセッサのような一つの回路ユニット(1)に含め
ることができる。このとき、当該一つの回路ユニットは
クロックパルスジェネレータで生成される第2のクロッ
ク信号に同期する内部クロック信号(ICLK1)を動
作基準クロック信号として動作される。残りの回路ユニ
ットは前記ディレーロックドループ回路を備える。
【0009】データ処理システムがパワーマネージメン
トユニット(5)を含むとき、前記クロックパルスジェ
ネレータは、第1及び第2のクロック信号周波数を共に
複数の周波数の中から選択可能とされ、第1及び第2の
クロック信号周波数を共に低下させる指示をパワーマネ
ージメントユニットから受ける。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、位相差検出手段は第2
のクロック入力バッファを通った第2のクロック信号
(CLKs)と可変遅延手段を通った内部クロック信号
(ICLK2s)との位相差を検出し、検出された位相
差を相殺するように遅延制御手段が可変遅延手段をして
内部クロック信号(ICLK2s)の遅延時間を決定す
る。この結果、内部クロック信号(ICLK2s)の位
相はクロック信号(CLKs)の位相と等しくされる。
この状態は、位相差検出手段によって検出可能な位相差
以下の範囲内で第1のクロック信号(PCLK)及び第
2のクロック信号(CLK)の位相がずれても一定に保
持される。即ち、可変遅延手段にて設定された遅延時間
がロック状態を保つ。この点においてディレーロックド
ループ回路は、外部クロック信号に同期化される内部ク
ロック信号を安定させる。また、第1及び第2のクロッ
ク信号周波数が変化されたとき(相互の位相差若しくは
遅延時間は変化されない)、位相差検出手段が検出する
位相差には変化はなく、内部クロック信号はそのような
外部クロック信号の周波数変化に即座に追従した周波数
の信号とされる。PLL回路における比較対象の一方は
外部からのクロック信号であり他方は当該比較結果を反
映した内部クロック信号(帰還信号)であるから、外部
クロック信号周波数の変化はPLL回路の内部制御状態
に変化を与える。これらの作用により、PLL回路と同
様に内部クロック信号を安定化して外部クロック信号に
同期化させることができ、また、外部から供給されるク
ロック信号周波数が変化されたときPLL回路とは比較
にならないほど即座に内部クロック信号を追従させるこ
とができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るマイクロコン
ピュータシステムの全体的なブロック図である。同図に
は、夫々1個の半導体集積回路化されたマイクロプロセ
ッサ1及び周辺回路2,3が代表的に示され、それらは
アドレスバスABUSとデータバスDBUSを共有す
る。本実施例においてマイクロプロセッサ1はクロック
パルスジェネレータ10を内蔵し、それによって生成さ
れたクロック信号PCLK,CLKはクロック配線4を
介して周辺回路2,3に供給される。前記クロック信号
CLK(第2のクロック信号)はクロック信号PCLK
(第1のクロック信号)の周波数に等しい周波数を持ち
相互に位相が一定時間遅延されたクロック信号とされ
る。
【0012】マイクロプロセッサ1は前記クロック信号
CLKと実質的に同一の内部クロック信号ICLK1に
同期して演算処理並びに外部に対するアクセス制御を行
う内部回路11を有する。周辺回路2,3は夫々ディレ
ーロックドループ回路20,30を有する。ディレーロ
ックドループ回路20,30は、外部から供給されるク
ロック信号PCLK,CLKに基づいて内部クロック信
号ICLK2,ICLK3を生成する。内部クロック信
号ICLK2,ICLK3は、詳細を後述するディレー
ロックドループ回路20,30により安定してクロック
信号CLKに同期化される。周辺回路2,3は内部クロ
ック信号ICLK2,ICLK3に同期動作される内部
回路21,31を有する。例えば周辺回路2,3は、ク
ロック信号に同期動作される半導体記憶装置、タイマカ
ウンタ、コプロセッサなどとされる。マイクロプロセッ
サ1の内部回路11は、夫々図示を省略するが、次に実
行すべき命令アドレスを保持するプログラムカウンタ、
当該プログラムカウンタの値に従って命令が転送される
命令レジスタ、マイクロプロセッサ1の内部状態が設定
されるステータスレジスタ、演算回路、制御回路、入出
力バッファなどを供える。前記制御回路は、命令レジス
タにフェッチされた命令を解読して順次命令を実行する
に必要な制御信号を生成すると共に、割込み信号を受け
付けてから所定の割込み処理プログラムへ命令実行状態
を移すまでの前記割込み遷移制御などを行う。それらを
実現するための制御論理は、マイクロプログラム制御又
はワイヤードロジック、さらには双方を併用した論理構
成を採用することができる。
【0013】更に本実施例のマイクロコンピュータシス
テムはパワーマネージメントユニットユニット5を供え
る。パワーマネージメントユニットユニット5は、特に
制限されないが、アドレスバスABUSやデータバスD
BUSの変化状態やマイクロプロセッサ1の内部状態を
監視し、一定時間入出力動作等が行われずマイクロプロ
セッサ1の高速動作を要しない場合に、低消費電力など
の観点からシステムのクロック信号周波数を低下させる
ための制御を行う回路であり、制御信号FLOWを活性
化することによってクロックパルスジェネレータ10
に、クロック信号PCLK,CLKの周波数低下を指示
する。それによってクロックパルスジェネレータ10
は、クロック信号CLK,PCLKの周波数を低下させ
る。このとき、クロック信号PCLK,CLKの位相差
若しくは遅延時間は変化されない。制御信号FLOWが
非活性状態に転じられると、クロック信号CLK,PC
LKの周波数は元に戻される。このときも、クロック信
号PCLK,CLKの位相差若しくは遅延時間は変化さ
れない。その詳細は後述するが、前記ディレーロックド
ループ回路20,30は内部クロック信号ICLK2,
ICLK3をそのようなクロック信号PCLK,CLK
の周波数変化に即座に追従した周波数の信号とする。
【0014】図1のマイクロコンピュータシステムはマ
イクロプロセッサ1がクロックパルスジェネレータ10
を内蔵しているが、図2に示されるようにクロックパル
スジェネレータ10をマイクロプロセッサ1から分離
し、その代わりに、前記同様のディレーロックドループ
回路12をマイクロプロセッサ1に内蔵させ、当該ディ
レーロックドループ回路12で生成された内部クロック
信号ICLK4に同期させて内部回路11を動作させる
ように、マイクロコンピュータシステムを構成すること
も可能である。図1と同一の回路構成要素にはそれと同
一符号を付してある。
【0015】以下においては、上記マイクロコンピュー
タシステムにおけるクロック系統についてその詳細を説
明する。
【0016】図3にはクロックパルスジェネレータ10
の一例が示される。同図に示される構成はマイクロプロ
セッサ1にオンチップされたものを一例とする。同図に
示されるクロックパルスジェネレータ10は、水晶発振
回路100の発振周波数を逓倍するPLL回路を主体と
する。即ち、位相比較回路101は、電圧制御発振器1
02の発振出力が分周器103と遅延回路104を通っ
て入力された信号と、水晶発振回路100からの発振出
力との位相誤差を検出し、検出した位相誤差電圧をロー
パスフィルタ106を通して電圧制御発振器102にフ
ィードバックさせ、これによって電圧制御発振器102
の発振周波数を水晶発振回路100の発振周波数に対し
て逓倍し、且つ電圧制御発振器102の出力信号の位相
を水晶発振回路100の発振信号に同期させるものであ
る。本実施例において分周器103の出力は相対的に分
周比の大きなクロック信号φ1と相対的に分周比の小さ
なクロック信号φ2とされ、その何れかは選択回路10
7を介して選択され、クロック出力バッファ若しくはク
ロックドライバCDRV1からクロック信号PCLKと
して外部に出力される。また、前記クロック信号φ1,
φ2は夫々遅延回路104,105にて一定時間遅延さ
れ、遅延されたクロック信号の何れかが選択回路108
を介して選択され、クロック出力バッファ若しくはクロ
ックドライバCDRV2からクロック信号CLKとして
外部に出力される。内部クロック信号は選択回路108
で選択されたクロック信号に基づいて生成され、実質的
に前記クロック信号CLKと同一位相のクロック信号と
される。選択回路107,108は、制御信号FLOW
の非活性状態において信号φ2及びそれを遅延回路10
5で遅延させた信号を選択し、制御信号FLOWの活性
状態において信号φ1及びそれを遅延回路104で遅延
させた信号を選択する。図3の構成から明らかなよう
に、クロックパルスジェネレータ10によるPLL動作
が一旦安定化された後に、信号FLOWの状態が反転さ
れると、クロック信号CLK,PCLKは、相互の位相
差若しくは遅延時間に変化なく、周波数だけが即座に変
化される。
【0017】図4にはクロックパルスジェネレータ10
の別の一例が示される。同図に示される構成はマイクロ
プロセッサ1とは分離された例である。同図に示される
クロックパルスジェネレータ10は、水晶発振回路11
0を主体とする。水晶発振回路110は、水晶振動子1
101、インバータアンプ1102,1103を備えた
コルピッツ発振回路とされる。夫々のインバータアンプ
1102,1103は例えばCMOSインバータの入力
と出力との間の入出力特性にリニアリティーを持たせる
ための負帰還抵抗1104,1105が設けられ、反転
増幅回路として動作される。このインバータアンプ11
02の入力端子とインバータアンプ1103の出力端子
との間には水晶振動子1101が接続されることによっ
て、当該振動子1101の固有振動数に応ずる周波数に
て発信する発振回路が構成される。1106は接地電位
Vssと振動子1101との間に配置された負荷コンデ
ンサである。分周器111は水晶発振回路110で得ら
れた発振信号を分周する。2個のアンドゲートで構成さ
れた選択回路112は分周器111の出力又は水晶発振
器110の発振出力の何れかを前記制御信号FLOWに
て選択する。選択された信号は、一方においてクロック
出力バッファ若しくはクロックドライバCDRV4を介
して外部にクロック信号PCLKとして出力され、他方
において遅延回路113で遅延されてクロック出力バッ
ファ若しくはクロックドライバCDRV5を介して外部
にクロック信CLKとして出力される。遅延回路113
は偶数段のインバータの直列回路によって構成できる。
選択回路112は、制御信号FLOWの活性状態におい
て分周器111の出力信号を選択し、制御信号FLOW
の非活性状態において水晶発振回路110の出力信号を
選択する。図4の構成から明らかなように、制御信号F
LOWの状態が反転されると、クロック信号CLK,P
CLKは、相互の位相差若しくは遅延時間に変化なく、
周波数だけが即座に変化される。
【0018】図5には前記ディレーロックドループ回路
の一例が示される。同図に示されるディレーロックドル
ープ回路20は、クロック信号CLKを受けたクロック
入力バッファ22の出力クロック信号CLKsと一つの
内部クロック信号ICLK2sとの位相差を位相比較回
路24で比較し、それによって検出された位相差を相殺
させるように可変遅延回路23による遅延時間をバイナ
リカウンタ25とデコーダ26で制御する。可変遅延回
路23はクロック入力バッファ21で受けたクロック信
号PCLKを遅延させる。内部クロック信号ICLK2
は可変遅延回路23の出力クロック信号をクロックドラ
イバCDRV6で受けて生成される。図5においてP0
〜P7はバイナリカウンタ25にプリセットデータを並
列的に供給する端子群である。該端子群P0〜P7の状
態は個々の端子をプルアップ又はプルダウンする事によ
って任意のプリセットデータを供給する事ができるよう
にプログラマブルに設定可能にされる。バイナリカウン
タ25のプリセット動作はマイクロコンピュータシステ
ムのリセットに応じて行われる。プリセット動作後バイ
ナリカウンタ25は、位相比較回路24からのアップ信
号UPの立ち下がり変化に同期してアップカウント(+
1)を行い、ダウン信号DOWNの立ち下がり変化に同
期してダウンカウント(−1)を行う。デコーダ26は
バイナリカウンタ25の計数値をデコードする。可変遅
延回路はデコーダ26からのデコード出力によって選ば
れた一つの遅延時間を選択してクロック入力バッファ2
1の出力を遅延させる。
【0019】図6には可変遅延回路23の一例が示され
る。同図に示される可変遅延回路23は8通りの遅延時
間の中から一つの遅延時間を選択する。夫々の遅延時間
は遅延素子DLYによって決定される。各遅延素子のD
LYの出力はアンドゲートANDを介してデコーダ26
からのデコード出力S0〜S7によって選択される。本
実施例においてバイナリカウンタ25は3ビットとされ
る。
【0020】図7には前記位相比較回路24の一例論理
回路図が示される。クロック信号ICLK2sは2入力
ナンドゲート241の一方の入力に与えられ、クロック
信号CLKsは2入力ナンドゲート246の一方の入力
に与えられる。2入力ナンドゲート242と243とに
よってフリップフロップが形成され、2入力ナンドゲー
ト244と245とによってフリップフロップが形成さ
れる。ナンドゲート242の一方の入力端子には、2入
力ナンドゲート241の論理出力が、フリップフロップ
のセット信号として入力される。また、ナンドゲート2
46の論理出力が、ナンドゲート245の一方の入力端
子に、フリップフロップのセット信号として入力され
る。フリップフロップのリセットには、4入力ナンドゲ
ート247の論理出力が利用される。フリップフロップ
の出力と上記2入力ナンドゲート241、246の出力
信号が、後段の4入力ナンドゲート247に入力され、
さらに3入力ナンドゲート248、249に入力される
ようになっている。ナンドゲート248の出力信号UP
は、可変遅延回路23での遅延時間を増大させるための
制御信号とされ、またこれとは逆に、3入力ナンドゲー
ト249の出力信号DOWNは、可変遅延回路23での
遅延時間を減少させるための制御信号とされる。ナンド
ゲート248の論理出力が、前記ナンドゲート241の
他方の入力端子に帰還され、同様に、前記ナンドゲート
249の論理出力が、ナンドゲート246の他方の入力
端子に帰還されることによって、信号UP,DOWNが
ローレベルにされる時間、すなわちパルス幅が決定され
る。
【0021】図7の位相比較回路24はフリップフロッ
プを含むので前のデータの状態によって出力が決定され
る。先ず、入力信号ICLK2sに対して信号CLKs
の位相が進んでいる場合、信号CLKsの立ち下がりか
らICLK2sの立ち下がりまでの時間(信号CLKs
と信号ICLK2sとの位相差に相当する時間)だけダ
ウン信号DOWNがローレベルにされ、アップ信号UP
はハイレベルを維持する。逆に、入力信号CLKsに対
して信号ICLK2sの位相が進んでいる場合、信号I
CLK2sの立ち下がりからCLKsの立ち下がりまで
の時間だけアップ信号UPがローレベルにされ、ダウン
信号DOWNはハイレベルを維持する。信号CLKsと
信号ICLK2sの立ち下がりが一致した場合はアップ
信号UP及びダウン信号DOWN共にハイレベルを維持
する。これによって位相の進みと遅れを示す出力UP,
DOWNが得られる。
【0022】図8には上記位相比較回路24の動作タイ
ミングが示される。信号ICLKsとCLKsとの位相
が完全に一致している場合には、遅延時間調整の必要が
無いので、当該位相比較回路102の出力制御信号U
P、DOWNは、共にハイレベルにされた状態である。
しかし、信号CLKsに対して信号ICLK2sの位相
が進んでいる場合は、それを遅延させる必要があるか
ら、信号ICLK2s、CLKsの論理不一致のタイミ
ングで、ナンドゲート248での負論理積条件が成立さ
れることにより、それの出力信号UPがローレベルにさ
れる。信号CLKsに対して信号ICLK2sの位相が
遅れている場合は、それを早める必要があるから、信号
ICLK2s、CLKsの論理不一致のタイミングでナ
ンドゲート249での負論理積条件が成立されることに
よって、それの出力制御信号DOWNがローレベルにさ
れる。
【0023】図9乃至図11をも参照して上記ディレー
ロックドループ回路20による遅延時間の補正及び保持
動作を説明する。マイクロコンピュータのリセットに応
じてバイナリカウンタ25にプリセットされる値は当該
カウンタ25の計数可能範囲のほぼ中央値とされる。本
実施例ではバイナリカウンタ25は3ビットのカウンタ
とされ、例えばプリセット値は”011”とされる。従
ってバイナリカウンタ25がプリセットされた直後にお
いてデコーダ26によるデコード出力S0〜S7の内、
S3が選択レベルにされ、それを一方の入力に受けるア
ンドゲートAND1の他方の入力までの遅延素子DLY
の段数によって決定される遅延時間td2を以て遅延さ
れたクロック信号が可変遅延回路23から出力される。
遅延時間td2は前記遅延回路104,105又は11
3による遅延時間td1に等しくなるように予め決定さ
れた遅延時間とされる。換言すれば、遅延時間td2が
そのような遅延時間td1に一致するように個々の遅延
素子DLYによって得られる遅延時間と遅延素子DLY
の段数とが決定されている。そのような遅延時間td2
はプロセスばらつきなどによって無視し得ない変動を受
けることがある。
【0024】図9は、デコード出力S3が選択レベルに
されている状態においてクロック信号CLKsとICL
Ksの位相が一致されているときの状態が示される。こ
の状態ではtd1=td2とされている。
【0025】図10においてクロック信号ICLK2s
の位相は最初CLKsよりも遅れている。その原因は例
えば当該ディレーロックドループ回路を内蔵する周辺回
路のプロセスばらつき、そしてディレーロックドループ
回路20に供給されるクロック信号CLKとPCLKと
の間の不所望なスキュー(位相誤差)の発生などに起因
する。この状態が位相比較回路24によって検出される
ことによりアップ信号UPがローレベルに変化される結
果、バイナリカウンタ25がアップカウントを行い、信
号CLKsとICLK2sとの位相差が徐々に縮めら
れ、最後にtd3=td2+taj1=td1になった
ところで、信号ICLK2sとCLKsが同じ位相にさ
れる。
【0026】図11においてクロック信号ICLK2s
の位相は最初CLKsよりも進んでいる。その原因は例
えば図10の場合と同じである。この状態が位相比較回
路24によって検出されることによりダウン信号DOW
Nがローレベルに変化される結果、バイナリカウンタ2
5がダウンカウントを行い、信号CLKsとICLK2
sとの位相差が徐々に縮められ、最後にtd3=td2
−taj2=td1になったところで、信号ICLK2
sとCLKsが同じ位相にされる。
【0027】ここで、ディレーロックドループ回路20
における位相比較の基準は外部から与えられるクロック
信号CLKとされる。一見すると、当該クロック信号C
LKをクロック入力バッファ22で受けて得られるクロ
ック信号CLKsをそのまま内部クロックICLK2の
生成に利用することが可能なようにも考えられるが、デ
ィレーロックドループ回路20は、入力の変化に対して
遅延ループを維持するロックレンジを有する。即ち、可
変遅延回路23によって段階的に設定可能な遅延時間の
幅で入力信号CLK,PCLKの位相が変動してもその
ようなわずかな変動を無視するように、位相比較回路の
精度等が決定されている。ディレーロックドループ回路
20はそのような遅延ループに対するロックレンジを有
するので、クロック信号CLKsを内部クロック信号の
生成に直接利用する場合に比べて内部クロック信号の安
定化を図ることができる。換言すれば、ディレーロック
ドループ回路20が内部クロック信号ICLK2sの位
相をクロック信号CLKsの位相に等しく制御する状態
は、位相比較回路24によって検出可能な位相差以下の
範囲内でクロック信号PCLKとクロック信号CLKの
位相が不所望にずれても一定に保持し、可変遅延回路2
3にて設定された遅延時間をロック状態に保つ。この点
においてディレーロックドループ回路は、外部クロック
信号に同期化される内部クロック信号を安定させること
ができる。
【0028】図12にはディレーロックドループ回路の
別の例が示される。同図に示されるディレーロックドル
ープ回路20は、前記位相比較回路24によって検出さ
れた位相差に応じた直流電位をチャージポンプ回路27
にて生成する。チャージポンプ回路27にて生成された
直流電位はA/D変換回路28にてディジタル値に変換
され、そのディジタル値はレジスタ29に保持され、前
記デコーダ26に与えられる。A/D変換器28は並列
比較型で構成される。チャージポンプ回路は、図示を省
略するが、CMOSインバータ回路を含み、そのPチャ
ンネル型MOSトランジスタをアップ信号UPで制御
し、そのNチャンネル型MOSトランジスタをダウン信
号DOWNの反転信号にてスイッチ制御し、CMOSイ
ンバータの出力に積分回路を設け、それによって直流電
位を形成するように構成すればよい。図5の例ではバイ
ナリカウンタ25のプリセットによって遅延時間の初期
値を決めたが、図12の場合には、チャージポンプ回路
の出力を所定の直流電位に初期化するようにすればよ
い。その他の点は図5と同様であり、それと同一の回路
要素には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0029】図13はパワーマネージメントユニット5
からの指示によってクロック信号CLK,PCLKの周
波数が低下された場合におけるディレーロックドループ
回路20の動作特性を示すタイミング図である。クロッ
クパルスジェネレータ10においてクロック信号PCL
KとCLKには遅延時間td1に相当される位相差が与
えられてクロック配線4に供給される。ディレーロック
ドループ回路20はそのクロック信号PCLK,CLK
をクロック入力バッファ21,22で受ける。図13で
は便宜上、クロック入力バッファ21,22から出力さ
れるクロック信号PCLKs,CLKsの位相を前記ク
ロック信号PCLK,CLKと同一として図示してい
る。時刻ti以前においてディレーロックドループ回路
20は前記遅延時間の補正及び保持動作によって、内部
クロック信号ICLK2,ICLK2sの位相をクロッ
ク信号CLKsの位相に一致させる制御を行っている。
時刻tiにパワーマネージメントユニット5からの制御
信号FLOWにて周波数低減の指令がクロックパルスジ
ェネレータ10に与えられると、クロック信号PCL
K,CLKの周波数が低減される。図3及び図4の説明
から明らかなようにクロック信号PCLK,CLKの周
波数の低減はその出力経路を選択する動作によって行わ
れるため、当該クロック信号波形は実質的な乱れを生じ
ない。周波数が低減されても前記遅延時間td1はその
まま保たれる。したがって、クロック信号PCLK,C
LKの周波数が変化されたとき(相互の位相差若しくは
遅延時間は変化されない)、位相比較回路24が検出す
る位相差には変化はなく、内部クロック信号ICLK
2,ICLK2sはそのような外部クロック信号PCL
K,CLKの周波数変化に即座に追従した周波数の信号
とされる。PLL回路における比較対象の一方は外部か
らのクロック信号であり他方は当該比較結果を反映した
内部クロック信号(帰還信号)であるから、外部クロッ
ク信号周波数の変化はPLL回路の内部制御状態に変化
を与え、同期化が安定するまでには数百サイクル分のセ
トリングタイムを要する。
【0030】以上の説明から明らかなように、同一周波
数で一定の位相差(遅延時間)を持ったクロック信号P
CLK,CLKをマスタクロック信号とし、周辺回路は
それをディレーロックドループ回路20によって受ける
ことにより、クロック信号CLKに同期した内部クロッ
ク信号ICLK2、ICLK2sを内部の動作基準クロ
ック信号とする。位相比較回路24によって検出された
位相差によって可変遅延回路23に設定された遅延時間
は、その後における入力クロック信号CLK,PCLK
の位相変動量がロックレンジの範囲内である限り保た
れ、内部クロック信号ICLK2、ICLK2sを安定
してクロック信号CLKに同期化させることができ(同
期の安定化という点ではPLL回路と同様に機能す
る)、また、外部から供給されるクロック信号周波数が
変化されたときPLL回路とは比較にならないほど即座
に内部クロック信号を追従させることができる。尚、そ
の他のディレーロックドループ回路12,30も以上代
表的に説明したディレーロックドループ回路20と同様
の構成及び作用を有する。
【0031】図14には前記周辺回路2の一例としての
シンクロナスSRAM(スタティック・ランダム・アク
セス・メモリ)のブロック図が示される。同図に示され
るシンクロナスSRAMは、例えばキャッシュメモリな
どに利用されるものであり、32ビットのデータD0〜
D31を並列入出力可能であって、15ビットのアドレ
ス信号A0〜A14が供給される。ADVはバースト動
作のための内部でのアドレス更新動作のイネーブル信号
であり、ADSCは図示しないメモリコントローラから
のアクセス指示信号であり、BW0〜BW3は1エント
リ32ビットのデータに対する書込み対象バイトを指示
する信号とみなされ、CE1,CE2,CEは3本のチ
ップイネーブル信号であり。OEは出力イネーブル信
号、ADSPはマイクロプロセッサからのアクセス指示
信号であり、それらは外部から供給されるアクセス制御
信号である。アドレス信号A0〜A14はアドレス入力
レジスタAIRが保持する。レジスタAIRによるラッ
チタイミングはアンドゲートAND13,AND11,
及びオアゲートOR10を介して前記信号ADSP,C
E2,ADSCによる指示に従う。このときのアドレス
信号が書込み動作のためのアドレス信号である場合、書
込み対象バイトを指示する信号BW0〜BW3が内部ク
ロック信号ICLK2に同期してバイトライトレジスタ
BWR0〜BWR3のオアゲートOR11〜OR14を
介してラッチされる。信号ADSPによる書込み指示は
一括して前記バイトライトレジスタBWR0〜BWR3
にラッチされる。書込みデータは内部クロック信号IC
LK2に同期してデータ入力レジスタDIRにラッチさ
れる。書込みデータはバイト毎にバイトライトドライバ
BWD0〜BWDに供給されるが、バイトライトドライ
バBWD0〜BWDは、対応されるバイトライトレジス
タBWR0〜BWR3が書込みイネーブルデータを保持
し且つイネーブルレジスタERがイネーブルレベルを保
持している場合に、データ入力レジスタDIRからのデ
ータが入力可能にされる。データ出力レジスタDOR
は、全てのバイトライトレジスタBWR0〜BWR3が
ディスエーブルデータを保持し、イネーブルレジスタE
Rがイネーブルレベルを保持し、且つ、OE信号によっ
て出力イネーブルにされたとき、メモリブロックMBL
Kからの読み出しデータを出力可能にされる。CUNT
は2ビットのバイナリカウンタであり、アンドゲートA
ND10から出力されるクロック信号を計数し、その計
数動作のタイミングはアンドゲートAND11の出力に
よって与えられる。カウンタCUNTの計数値はビット
対応で2入力型のイクスクルッシブオアゲートEOR
1,EOR2の一方の入力に供給される。アドレス入力
レジスタAIRが出力するアドレス信号A0〜A14の
うち、最下位2ビットA0,A1はイクスクルッシブオ
アゲートEOR1,EOR2の他方の入力に供給され、
これにより、メモリアドレスの最下位2ビットは信号A
DSP又はADSCによる連続的なメモリアクセスの指
示に従って順次更新される。
【0032】図15には前記メモリブロックMBLKの
一例が示される。メモリブロックMBLKはスタティッ
ク型のメモリセルMCがマトリクス配置されたメモリセ
ルアレイMARYを供える。メモリセルMCは行毎に選
択端子がワード線WLiに接続され、データ入出力端子
が列毎に相補データ線BLj,BLj*に結合される。
図15においてメモリセルは例えば高抵抗負荷型とさ
れ、抵抗素子RとNチャンネル型MOSトランジスタQ
1との直列回路を電源端子Vddと接地端子Vssとの
間に一対供え、相互に一方のMOSトランジスタQ1の
ゲートが他方のMOSトランジスタQ1のドレインに結
合されてスタティックラッチを構成し、MOSトランジ
スタQ1のドレインがNチャンネル型の選択MOSトラ
ンジスタQ2を介して相補データ線BLj,BLj*
に、そして当該選択MOSトランジスタQ2のゲートが
ワード線WLiに接続されて成る。相補データ線BL
j,BLj*の一端には制御信号φにてスイッチ制御さ
れるデータ線負荷トランジスタQ3が結合されている。
相補データ線BLj,BLj*の他端はカラムスイッチ
回路CSWを構成するカラムスイッチトランジスタを介
して相補共通データ線CDに結合される。本実施例に従
えば、相補共通データCD線は32対設けられている。
夫々のワード線の選択はロウアドレスデコーダRADE
Cのデコード出力に基づいて行われる。32対の相補共
通データ線CDに導通させるべき相補データ線の選択は
カラムアドレスデコーダCADECによるデコード信号
にて行われる。相補共通データCDに読出されたデータ
はセンスアンプを含む読み出し回路RCを経て前記デー
タ出力レジスタDORに与えられる。前記バイトライト
ドライバBWD0〜BWD3からの書込みデータは書込
み回路WCを経て相補共通データ線CDに与えられる。
【0033】図16にはシンクロナスSRAMにおける
シングルリード(単純読出し)とバーストリード(連続
読出し)の動作タイミングチャートが示される。前記シ
ンクロナスSRAMは、マイクロプロセッサとの間での
データのやりとりをクロック信号CLKの立ち上がりに
同期して行う。したがって、クロック信号CLKの立ち
上がりタイミングと、データ、アドレス信号、及び制御
信号とのセットアップタイムやホールドタイムのタイミ
ング設計がシステム全体の特性を左右する大きな要因と
される。このため、クロック信号CLKと内部クロック
信号ICLK2との位相が等しされていることが理想と
される。シンクロナスSRAMは内部クロック信号IC
LK2の立ち上がりエッジに同期してレジスタへの情報
を取り込み、レジスタからの情報出力を制御することを
基本として動作される。図16の最初の動作はシングル
リードであり、クロック信号PCLK2の立ち上がり時
に信号ADSP,CE1のロー状態とアドレス信号をレ
ジスタに取り込み、それによって読み出し動作とされ
る。これによってメモリアレイMARYからデータが読
出され、出力レジスタDORへ転送される。この例では
次のクロックの立ち上がりに同期してマイクロプロセッ
サがデータを取り込む。連続読み出しの場合、ADS
C,CE1がローレベル、BWiがハイレベルでアドレ
ス信号が取り込まれて読み出しモードとされる。単一読
み出しと同様にクロック信号の立ち上がりに同期してマ
イクロプロセッサとの間でデータの受け渡しが行われ
る。単一読み出しとの相違点は、信号ADVがローレベ
ルの時、クロック信号の立ち上がり変化を受けてバイナ
リカウンタが計数動作を行い、それによって指定される
次のアドレスのデータがメモリアレイから読出され、そ
れによって順次連続して4回データ読み出しが行われ
る。図16においてバーストリードの最中にクロック信
号周波数が約半分に低下されている。前記ディレーロッ
クドループ回路20の作用により、クロック信号CL
K,PCLKの周波数が変化されても、シンクロナスS
RAMの内部クロック信号ICLK2はその変化に即座
に追従するので、バーストリード動作が途中で中断され
ることはない。
【0034】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、
可変遅延手段による遅延時間の設定可能範囲は実施例の
如き8段階に限定されず適宜変更可能である。また周辺
回路はシンクロナスSRAMに限定されず、その他のク
ロック同期型のメモリ、タイマカウンタ、コプロセッサ
などの各種クロック同期型の半導体集積回路に変更可能
である。
【0035】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0036】すなわち、位相差検出手段は第2のクロッ
ク入力バッファを通った第2のクロック信号(CLK
s)と可変遅延手段を通った内部クロック信号(ICL
K2s)との位相差を検出し、検出された位相差を相殺
するように遅延制御手段が可変遅延手段をして内部クロ
ック信号(ICLK2s)の遅延時間を決定するから、
内部クロック信号(ICLK2s)の位相を前記第2の
クロック入力バッファを通った第2のクロック信号(C
LKs)の位相と等しくすることができる。そしてこの
状態は、位相差検出手段によって検出可能な位相差以下
の範囲内で第1のクロック信号(PCLK)と第2のク
ロック信号(CLK)の位相が不所望にずれても一定に
保持される。即ち、可変遅延手段にて設定された遅延時
間をロック状態に保つことができる。したがってディレ
ーロックドループ回路は、外部クロック信号に同期化さ
れる内部クロック信号を安定させることができる。ま
た、第1及び第2のクロック信号周波数が変化されたと
き(相互の位相差若しくは遅延時間は変化されない)、
位相差検出手段が検出する位相差には変化はなく、内部
クロック信号をそのような外部クロック信号の周波数変
化に即座に追従した周波数の信号とすることができる。
上記により、PLL回路と同様に内部クロック信号を安
定化して外部クロック信号に同期化させることができ、
しかも、外部から供給されるクロック信号周波数が変化
されたときPLL回路とは比較にならないほど即座に内
部クロック信号を追従させることができるという効果を
得る。それらにより、システムのクロック信号周波数の
切換えによるシステム動作の休止期間を短くすることが
できるデータ処理システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロックパルスジェネレータをマイクロプロセ
ッサに内蔵させたマイクロコンピュータシステムの一実
施例ブロック図である。
【図2】クロックパルスジェネレータをマイクロプロセ
ッサ1から分離させたマイクロコンピュータシステムの
一実施例ブロック図である。
【図3】PLL回路を利用したクロックパルスジェネレ
ータのブロック図である。
【図4】PLL回路を利用しないクロックパルスジェネ
レータのブロック図である。
【図5】前記ディレーロックドループ回路の一例ブロッ
ク図である。
【図6】可変遅延回路の一例論理回路図である。
【図7】位相比較回路の一例論理回路図である。
【図8】位相比較回路の一例動作タイミングチャートで
ある。
【図9】ディレーロックドループ回路による遅延ループ
のロック動作としてクロック信号CLKsとICLKs
の位相が一致されているときの動作状態を示す説明図で
ある。
【図10】ディレーロックドループ回路による遅延ルー
プのロック動作としてクロック信号ICLK2sの位相
が最初CLKsよりも遅れている場合の動作状態を示す
説明図である。
【図11】ディレーロックドループ回路による遅延ルー
プのロック動作としてクロック信号ICLK2sの位相
が最初CLKsよりも進んでいる場合の動作状態を示す
説明図である。
【図12】ディレーロックドループ回路の別の例を示す
ブロック図である。
【図13】パワーマネージメントユニットからの指示に
よってクロック信号CLK,PCLKの周波数が低下さ
れた場合におけるディレーロックドループ回路の動作特
性を示すタイミング図である。
【図14】周辺回路の一例であるシンクロナスSRAM
の全体的なブロック図である。
【図15】シンクロナスSRAMのメモリブロックの一
例説明図である。
【図16】シンクロナスSRAMにおけるシングルリー
ドとバーストリードの動作タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 10 クロックパルスジェネレータ 11 内部回路 12 ディレーロックドループ回路 2 ,3 周辺回路 20,30 ディレーロックドループ回路 21 クロック入力バッファ 22 クロック入力バッファ 23 可変遅延回路 24 位相比較回路 25 バイナリカウンタ 26 デコーダ 27 チャージポンプ回路 28 A/D変換器 29 レジスタ 5 パワーマネージメントユニット CLK クロック信号 PCLK クロック信号 ICLK1,ICLK2,ICLK3,ICLK4 内
部クロック信号 DBUS データバス ABUS アドレスバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳沢 一正 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 石橋 孝一郎 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 木下 嘉隆 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 森田 貞幸 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 永井 清 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクロック信号と該第1のクロック
    信号の周波数に等しい周波数を持ち相互に位相が一定時
    間遅延された第2のクロック信号とを発生するクロック
    パルスジェネレータを供え、前記第1及び第2のクロッ
    ク信号を受けて相互に同期動作される夫々半導体集積回
    路化された複数個の回路ユニットがバスを共有して成る
    データ処理システムであって、前記回路ユニットは第1
    及び第2のクロック信号を受けて内部クロック信号を形
    成するディレーロックドループ回路を備え、当該ディレ
    ーロックドループ回路は、第1のクロック信号を受ける
    第1のクロック入力バッファと、第2のクロック信号を
    受ける第2のクロック入力バッファと、前記第1のクロ
    ック入力バッファの出力クロック信号を可変に遅延させ
    て内部クロック信号を形成する可変遅延手段と、前記内
    部クロック信号と第2のクロック入力バッファから出力
    されるクロック信号との位相差を検出する位相差検出手
    段と、この位相差検出手段によって検出された位相差を
    相殺させるように可変遅延手段による遅延時間を制御す
    る遅延制御手段と、を備えて成るものであることを特徴
    とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 夫々半導体集積回路化された複数個の回
    路ユニットがバスを共有し、一つの回路ユニットは、第
    1のクロック信号と該第1のクロック信号の周波数に等
    しい周波数を持ち相互に位相が一定時間遅延された第2
    のクロック信号とを発生するクロックパルスジェネレー
    タを供えると共に、当該第2のクロック信号に同期する
    内部クロック信号を動作基準クロック信号として動作さ
    れるものであり、残りの回路ユニットは、第1及び第2
    のクロック信号を受けて内部クロック信号を形成するデ
    ィレーロックドループ回路を備え、当該ディレーロック
    ドループ回路は、第1のクロック信号を受ける第1のク
    ロック入力バッファと、第2のクロック信号を受ける第
    2のクロック入力バッファと、前記第1のクロック入力
    バッファの出力クロック信号を可変に遅延させて内部ク
    ロック信号を形成する可変遅延手段と、前記内部クロッ
    ク信号と第2のクロック入力バッファから出力されるク
    ロック信号との位相差を検出する位相差検出手段と、こ
    の位相差検出手段によって検出された位相差を相殺させ
    るように可変遅延手段による遅延時間を制御する遅延制
    御手段と、を備えて成るものであることを特徴とするデ
    ータ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記一つの回路ユニットはマイクロプロ
    セッサであることを特徴とする請求項2記載のデータ処
    理システム。
  4. 【請求項4】 前記クロックパルスジェネレータは、第
    1及び第2のクロック信号周波数を共に複数の周波数の
    中から選択可能とされ、当該クロックパルスジェネレー
    タが出力する第1及び第2のクロック信号周波数を共に
    低下させる指示を与えるパワーマネージメントユニット
    を備えて成るものであることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れか1項記載のデータ処理システム。
  5. 【請求項5】 第1のクロック信号と該第1のクロック
    信号の周波数に等しい周波数を持ち相互に位相が一定時
    間遅延された第2のクロック信号とを受けて内部クロッ
    ク信号を形成するディレーロックドループ回路を備え、
    当該内部クロック信号に同期動作される半導体集積回路
    であって、前記ディレーロックドループ回路は、第1の
    クロック信号を受ける第1のクロック入力バッファと、
    第2のクロック信号を受ける第2のクロック入力バッフ
    ァと、前記第1のクロック入力バッファの出力クロック
    信号を可変に遅延させて内部クロック信号を形成する可
    変遅延手段と、前記内部クロック信号と第2のクロック
    入力バッファから出力されるクロック信号との位相差を
    検出する位相差検出手段と、この位相差検出手段によっ
    て検出された位相差を相殺させるように可変遅延手段に
    よる遅延時間を制御する遅延制御手段と、を備えて成る
    ものであることを特徴とする半導体集積回路。
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