JPH0963877A - 希土類磁石粉末のホットプレス方法および装置 - Google Patents
希土類磁石粉末のホットプレス方法および装置Info
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- JPH0963877A JPH0963877A JP23477495A JP23477495A JPH0963877A JP H0963877 A JPH0963877 A JP H0963877A JP 23477495 A JP23477495 A JP 23477495A JP 23477495 A JP23477495 A JP 23477495A JP H0963877 A JPH0963877 A JP H0963877A
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- magnet powder
- earth magnet
- cylindrical die
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
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- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
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- H01F1/0555—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 pressed, sintered or bonded together
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 希土類磁石粉末をホットプレスするための装
置を提供する。 【解決手段】 いずれも上下動可能な上パンチ１および
下パンチ２、円筒ダイ３、並びに上記円筒ダイを加熱す
る加熱装置４を有し、上記上パンチ１および下パンチ２
は円筒ダイ３のダイ空間８にそれぞれ上下方向から挿入
可能な構造となっているホットプレス装置において、上
記上パンチ１および下パンチ２のそれぞれの外周に少な
くとも１個の酸素ゲッター剤が通過可能なリング状溝
６，６１を設け、一方、上記円筒ダイには半径方向に貫
通した酸素ゲッター剤挿入用穴５，５１を円筒ダイの上
部および下部にそれぞれ設けてなる。
置を提供する。 【解決手段】 いずれも上下動可能な上パンチ１および
下パンチ２、円筒ダイ３、並びに上記円筒ダイを加熱す
る加熱装置４を有し、上記上パンチ１および下パンチ２
は円筒ダイ３のダイ空間８にそれぞれ上下方向から挿入
可能な構造となっているホットプレス装置において、上
記上パンチ１および下パンチ２のそれぞれの外周に少な
くとも１個の酸素ゲッター剤が通過可能なリング状溝
６，６１を設け、一方、上記円筒ダイには半径方向に貫
通した酸素ゲッター剤挿入用穴５，５１を円筒ダイの上
部および下部にそれぞれ設けてなる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】この発明は、酸化しやすい原
料粉末（例えば、希土類を含む磁石粉末）をホットプレ
スするための装置および方法に関するものである。
料粉末（例えば、希土類を含む磁石粉末）をホットプレ
スするための装置および方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】希土類元素を含む磁石粉末（以下、希土
類磁石粉末という）は、高温大気雰囲気下では極めて酸
化しやすいので、希土類磁石粉末をホットプレスするに
は真空雰囲気または不活性ガス雰囲気（以下、非酸化性
雰囲気という）でホットプレスする。
類磁石粉末という）は、高温大気雰囲気下では極めて酸
化しやすいので、希土類磁石粉末をホットプレスするに
は真空雰囲気または不活性ガス雰囲気（以下、非酸化性
雰囲気という）でホットプレスする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、希土類磁石粉
末を非酸化性雰囲気中でホットプレスするには、ホット
プレス装置の入ったチャンバー内を真空ポンプにより真
空にするか不活性ガスを導入してチャンバー内を非酸化
性ガス雰囲気に置換して行う必要があり、大きなチャン
バー内を非酸化性雰囲気に置換するには時間とコストが
かかり、また生産効率も低かった。
末を非酸化性雰囲気中でホットプレスするには、ホット
プレス装置の入ったチャンバー内を真空ポンプにより真
空にするか不活性ガスを導入してチャンバー内を非酸化
性ガス雰囲気に置換して行う必要があり、大きなチャン
バー内を非酸化性雰囲気に置換するには時間とコストが
かかり、また生産効率も低かった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
大気中であっても非酸化性雰囲気中でホットプレスする
ことのできる方法および装置を開発すべく研究を行った
結果、ホットプレス温度で酸化する金属粉末（以下、こ
の金属粉末を酸素ゲッター剤という）を酸化させること
により、ダイ空間を非酸化性雰囲気に保持し、この非酸
化性雰囲気に保持されたダイ空間で希土類磁石粉末をホ
ットプレスすると、非酸化性雰囲気に保持された大きな
チャンバーを必要とすることなく大気中においても非酸
化性雰囲気でホットプレスすることができるという研究
結果が得られたのである。
大気中であっても非酸化性雰囲気中でホットプレスする
ことのできる方法および装置を開発すべく研究を行った
結果、ホットプレス温度で酸化する金属粉末（以下、こ
の金属粉末を酸素ゲッター剤という）を酸化させること
により、ダイ空間を非酸化性雰囲気に保持し、この非酸
化性雰囲気に保持されたダイ空間で希土類磁石粉末をホ
ットプレスすると、非酸化性雰囲気に保持された大きな
チャンバーを必要とすることなく大気中においても非酸
化性雰囲気でホットプレスすることができるという研究
結果が得られたのである。
【０００５】この発明は、かかる研究結果に基づいてな
されたものであって、（１） ダイ空間に希土類磁石粉
末を充填し、酸素ゲッター剤を用いてダイ空間を非酸化
性雰囲気に保持しながら上記ダイ空間に充填された希土
類磁石粉末をホットプレスする希土類磁石粉末のホット
プレス方法、（２） いずれも上下動可能な上パンチお
よび下パンチ、円筒ダイ、並びに上記円筒ダイを加熱す
る加熱装置を有し、上記上パンチおよび下パンチは円筒
ダイのダイ空間にそれぞれ上下方向から挿入可能な構造
となっているホットプレス装置において、上記上パンチ
および下パンチのそれぞれの外周に少なくとも１個の酸
素ゲッター剤が通過可能なリング状溝を設け、一方、上
記円筒ダイには半径方向に貫通した酸素ゲッター剤挿入
用穴を円筒ダイの上部および下部にそれぞれ設けてなる
希土類磁石粉末のホットプレス装置、（３） いずれも
上下動可能な上パンチおよび下パンチ、円筒ダイ、並び
に上記円筒ダイを加熱する加熱装置を有し、上記上パン
チおよび下パンチは円筒ダイのダイ空間にそれぞれ上下
方向から挿入可能な構造となっているホットプレス装置
において、上記円筒ダイの内壁の上下にそれぞれ少なく
とも１個の酸素ゲッター剤が通過可能なリング状溝を設
け、さらに上記溝に連通する半径方向に貫通した酸素ゲ
ッター剤挿入用穴を円筒ダイに設けてなる希土類磁石粉
末のホットプレス装置、に特徴を有するものである。
されたものであって、（１） ダイ空間に希土類磁石粉
末を充填し、酸素ゲッター剤を用いてダイ空間を非酸化
性雰囲気に保持しながら上記ダイ空間に充填された希土
類磁石粉末をホットプレスする希土類磁石粉末のホット
プレス方法、（２） いずれも上下動可能な上パンチお
よび下パンチ、円筒ダイ、並びに上記円筒ダイを加熱す
る加熱装置を有し、上記上パンチおよび下パンチは円筒
ダイのダイ空間にそれぞれ上下方向から挿入可能な構造
となっているホットプレス装置において、上記上パンチ
および下パンチのそれぞれの外周に少なくとも１個の酸
素ゲッター剤が通過可能なリング状溝を設け、一方、上
記円筒ダイには半径方向に貫通した酸素ゲッター剤挿入
用穴を円筒ダイの上部および下部にそれぞれ設けてなる
希土類磁石粉末のホットプレス装置、（３） いずれも
上下動可能な上パンチおよび下パンチ、円筒ダイ、並び
に上記円筒ダイを加熱する加熱装置を有し、上記上パン
チおよび下パンチは円筒ダイのダイ空間にそれぞれ上下
方向から挿入可能な構造となっているホットプレス装置
において、上記円筒ダイの内壁の上下にそれぞれ少なく
とも１個の酸素ゲッター剤が通過可能なリング状溝を設
け、さらに上記溝に連通する半径方向に貫通した酸素ゲ
ッター剤挿入用穴を円筒ダイに設けてなる希土類磁石粉
末のホットプレス装置、に特徴を有するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、この発明の希土類磁石粉
末をホットプレスするための斜視説明図であり、図１に
おいて、１は上パンチ、２は下パンチ、３は円筒ダイ、
４は加熱装置、５，５１は酸素ゲッター剤挿入用穴、
６，６１はリング状溝、８はダイ空間である。
末をホットプレスするための斜視説明図であり、図１に
おいて、１は上パンチ、２は下パンチ、３は円筒ダイ、
４は加熱装置、５，５１は酸素ゲッター剤挿入用穴、
６，６１はリング状溝、８はダイ空間である。
【０００７】図１に示される装置を用いて希土類磁石粉
末をホットプレスするには、先ず図２に示されるよう
に、円筒ダイ３のダイ空間８に下パンチ２を挿入し、下
パンチ２に設けられたリング状溝６を酸素ゲッター剤挿
入用穴５と一致させる。
末をホットプレスするには、先ず図２に示されるよう
に、円筒ダイ３のダイ空間８に下パンチ２を挿入し、下
パンチ２に設けられたリング状溝６を酸素ゲッター剤挿
入用穴５と一致させる。
【０００８】この状態でホッパー（図示せず）に貯蔵さ
れている酸素ゲッター剤９を酸素ゲッター剤挿入用穴５
を通して下パンチ２の外周に設けられたリング状溝６に
充填する。この酸素ゲッター剤９をング状溝に充填した
状態を図３の断面図に示し、図３のＡ−Ａ断面図を図４
に示す。図４に示されるように、酸素ゲッター剤９をリ
ング状溝６に充填する時は、酸素ゲッター剤９がリング
状溝を充満するように充填するのが好ましい。
れている酸素ゲッター剤９を酸素ゲッター剤挿入用穴５
を通して下パンチ２の外周に設けられたリング状溝６に
充填する。この酸素ゲッター剤９をング状溝に充填した
状態を図３の断面図に示し、図３のＡ−Ａ断面図を図４
に示す。図４に示されるように、酸素ゲッター剤９をリ
ング状溝６に充填する時は、酸素ゲッター剤９がリング
状溝を充満するように充填するのが好ましい。
【０００９】リング状溝６内に酸素ゲッター剤９を充填
し終ったら、下パンチ２を少し押し上げて図５に示され
るように、リング状溝６内の酸素ゲッター剤９と酸素ゲ
ッター剤挿入用穴５内にある酸素ゲッター剤を分離し、
リング状溝６に充填した酸素ゲッター剤９を円筒ダイ３
の内壁７により密封する。
し終ったら、下パンチ２を少し押し上げて図５に示され
るように、リング状溝６内の酸素ゲッター剤９と酸素ゲ
ッター剤挿入用穴５内にある酸素ゲッター剤を分離し、
リング状溝６に充填した酸素ゲッター剤９を円筒ダイ３
の内壁７により密封する。
【００１０】次に、ダイ空間８内に希土類磁石粉末１０
を充填し、上パンチ１を下降させて図６に示されるよう
に上パンチ１のリング状溝６１と酸素ゲッター剤挿入用
穴５１と一致させ、同様にして酸素ゲッター剤９を酸素
ゲッター剤挿入用穴５１を通してリング状溝６１に充填
する。
を充填し、上パンチ１を下降させて図６に示されるよう
に上パンチ１のリング状溝６１と酸素ゲッター剤挿入用
穴５１と一致させ、同様にして酸素ゲッター剤９を酸素
ゲッター剤挿入用穴５１を通してリング状溝６１に充填
する。
【００１１】リング状溝６１に酸素ゲッター剤９の充填
が終了した時点で上パンチ１をさらに下降させ、図７に
示されるようにリング状溝６１内の酸素ゲッター剤９を
円筒ダイ３の内壁７で密封する。
が終了した時点で上パンチ１をさらに下降させ、図７に
示されるようにリング状溝６１内の酸素ゲッター剤９を
円筒ダイ３の内壁７で密封する。
【００１２】図７に示される状態を保持しながら円筒ダ
イ内の希土類磁石粉末１０を上パンチ１および下パンチ
２によりさらに圧縮し、同時に加熱装置４を作動させて
円筒ダイ３を加熱しながら希土類磁石粉末１０をホット
プレスする。
イ内の希土類磁石粉末１０を上パンチ１および下パンチ
２によりさらに圧縮し、同時に加熱装置４を作動させて
円筒ダイ３を加熱しながら希土類磁石粉末１０をホット
プレスする。
【００１３】ホットプレス終了後、図８に示されるよう
に上パンチ１および下パンチ２を上昇させて上パンチ１
のリング状溝６１を酸素ゲッター剤挿入用穴５１に一致
させて、リング状溝６１および酸素ゲッター剤挿入用穴
５１に充填されている酸素ゲッター剤９を吸引排出し、
さらに図９に示されるように上パンチ１および下パンチ
２をさらに上昇させて下パンチ２のリング状溝６と酸素
ゲッター剤挿入用穴５１を一致させ、同様にして酸素ゲ
ッター剤９を吸引排出し、さらに下パンチ２を押し上げ
てホットプレス体を取り出す。
に上パンチ１および下パンチ２を上昇させて上パンチ１
のリング状溝６１を酸素ゲッター剤挿入用穴５１に一致
させて、リング状溝６１および酸素ゲッター剤挿入用穴
５１に充填されている酸素ゲッター剤９を吸引排出し、
さらに図９に示されるように上パンチ１および下パンチ
２をさらに上昇させて下パンチ２のリング状溝６と酸素
ゲッター剤挿入用穴５１を一致させ、同様にして酸素ゲ
ッター剤９を吸引排出し、さらに下パンチ２を押し上げ
てホットプレス体を取り出す。
【００１４】図１〜図９において、リング状溝６が下パ
ンチ２にリング状溝６１が上パンチ１にそれぞれ設けた
この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置の実施の
形態について詳述したが、図１０に示されるように、リ
ング状溝６および６１を円筒ダイ３の内壁の上部および
下部に設け、さらに円筒ダイ３に上記リング状溝６およ
び６１にそれぞれ連通する酸素ゲッター剤挿入用穴５お
よび５１を設けてもよい。
ンチ２にリング状溝６１が上パンチ１にそれぞれ設けた
この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置の実施の
形態について詳述したが、図１０に示されるように、リ
ング状溝６および６１を円筒ダイ３の内壁の上部および
下部に設け、さらに円筒ダイ３に上記リング状溝６およ
び６１にそれぞれ連通する酸素ゲッター剤挿入用穴５お
よび５１を設けてもよい。
【００１５】
【作用】かかる構造のホットプレス装置を用いて希土類
磁石粉末をホットプレスすると、上パンチ１および下パ
ンチ２の周囲はそれぞれ酸素ゲッター剤９で包囲されて
いるので、図７に示される状態でホットプレス中に酸素
ゲッター剤９が加熱されると、ダイ空間中に存在する酸
素またはダイ空間に侵入しようとする大気中の酸素は、
酸素ゲッター剤９によって酸化吸収され、希土類磁石粉
末の充填されているダイ空間は非酸化性雰囲気に保持さ
れる。
磁石粉末をホットプレスすると、上パンチ１および下パ
ンチ２の周囲はそれぞれ酸素ゲッター剤９で包囲されて
いるので、図７に示される状態でホットプレス中に酸素
ゲッター剤９が加熱されると、ダイ空間中に存在する酸
素またはダイ空間に侵入しようとする大気中の酸素は、
酸素ゲッター剤９によって酸化吸収され、希土類磁石粉
末の充填されているダイ空間は非酸化性雰囲気に保持さ
れる。
【００１６】希土類磁石粉末のホットプレス時に使用す
る酸素ゲッター剤は、ホットプレス温度に加熱された時
に酸化する金属粉末であればよく、通常Ｚｒ粉末を用い
るが、希土類磁石粉末やＭｎ，Ｓｃ，Ｙ，Ｔｉ，Ｃなど
の粉末を用いることもできる。しかしＬｉ，Ｃａ，Ａｌ
などの希土類磁石粉末よりも酸化しやすい金属粉末であ
ると一層効果がある。
る酸素ゲッター剤は、ホットプレス温度に加熱された時
に酸化する金属粉末であればよく、通常Ｚｒ粉末を用い
るが、希土類磁石粉末やＭｎ，Ｓｃ，Ｙ，Ｔｉ，Ｃなど
の粉末を用いることもできる。しかしＬｉ，Ｃａ，Ａｌ
などの希土類磁石粉末よりも酸化しやすい金属粉末であ
ると一層効果がある。
【００１７】なお、この発明の方法および装置は希土類
磁石粉末をホットプレスする方法および装置に関するも
のであるが、希土類磁石粉末に限定されることなく、高
温において酸化されやすい金属または合金粉末のホット
プレスにも適用しうるものである。
磁石粉末をホットプレスする方法および装置に関するも
のであるが、希土類磁石粉末に限定されることなく、高
温において酸化されやすい金属または合金粉末のホット
プレスにも適用しうるものである。
【００１８】
酸素含有量：０．０３％、平均粒径：４２５μｍのＮｄ
−Ｆｅ−Ｂ系磁石粉末を用意し、このＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系
磁石粉末を図１に示される装置の円筒ダイに充填し、酸
素ゲッター剤として平均粒径：１００μｍのＺｒ粉末を
用い、温度：７２５℃、圧力：５００kgｆ／cm2 の条件
でホットプレスすることによりフルデンス磁石を作製
し、本発明法を実施した。本発明法により得られたＮｄ
−Ｆｅ−Ｂ系フルデンス磁石に含まれる酸素含有量を測
定したところ、酸素含有量は０．０６％であった。
−Ｆｅ−Ｂ系磁石粉末を用意し、このＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系
磁石粉末を図１に示される装置の円筒ダイに充填し、酸
素ゲッター剤として平均粒径：１００μｍのＺｒ粉末を
用い、温度：７２５℃、圧力：５００kgｆ／cm2 の条件
でホットプレスすることによりフルデンス磁石を作製
し、本発明法を実施した。本発明法により得られたＮｄ
−Ｆｅ−Ｂ系フルデンス磁石に含まれる酸素含有量を測
定したところ、酸素含有量は０．０６％であった。
【００１９】一方、チャンバー内を１．０×１０-4Torr
の真空に保持し、この真空に保持されたチャンバー内に
ホットプレス装置を設置し、上記Ｎｄ−Ｆｅ−Ｂ系磁石
粉末を温度：７５０℃、圧力：５００kgｆ／cm2 の条件
でホットプレスすることによりフルデンス磁石を作製
し、従来法を実施した。従来法により得られたＮｄ−Ｆ
ｅ−Ｂ系フルデンス磁石に含まれる酸素含有量を測定し
たところ、酸素含有量は０．１０％であった。
の真空に保持し、この真空に保持されたチャンバー内に
ホットプレス装置を設置し、上記Ｎｄ−Ｆｅ−Ｂ系磁石
粉末を温度：７５０℃、圧力：５００kgｆ／cm2 の条件
でホットプレスすることによりフルデンス磁石を作製
し、従来法を実施した。従来法により得られたＮｄ−Ｆ
ｅ−Ｂ系フルデンス磁石に含まれる酸素含有量を測定し
たところ、酸素含有量は０．１０％であった。
【００２０】
【発明の効果】実施例からも明らかなように、この発明
のホットプレス装置を用いて得られたＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系
フルデンス磁石は、大気中におけるホットプレスであっ
ても酸素含有量は従来の真空雰囲気におけるホットプレ
スにより得られたＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系フルデンス磁石より
も少なく、特性の優れたＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系フルデンス磁
石を効率よく生産することができ、産業上すぐれた効果
をもたらすものである。
のホットプレス装置を用いて得られたＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系
フルデンス磁石は、大気中におけるホットプレスであっ
ても酸素含有量は従来の真空雰囲気におけるホットプレ
スにより得られたＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系フルデンス磁石より
も少なく、特性の優れたＮｄ−Ｆｅ−Ｂ系フルデンス磁
石を効率よく生産することができ、産業上すぐれた効果
をもたらすものである。
【図１】この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置
の作動を示す断面説明図である。
の作動を示す断面説明図である。
【図３】この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置
の作動を示す断面説明図である。
の作動を示す断面説明図である。
【図４】図３のＡ−Ａ断面図である。
【図５】この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置
の作動を示す断面説明図である。
の作動を示す断面説明図である。
【図６】この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置
の作動を示す断面説明図である。
の作動を示す断面説明図である。
【図７】この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置
の作動を示す断面説明図である。
の作動を示す断面説明図である。
【図８】この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置
の作動を示す断面説明図である。
の作動を示す断面説明図である。
【図９】この発明の希土類磁石粉末のホットプレス装置
の作動を示す断面説明図である。
の作動を示す断面説明図である。
【図１０】この発明の他の希土類磁石粉末のホットプレ
ス装置の斜視図である。
ス装置の斜視図である。
１ 上パンチ ２ 下パンチ ３ 円筒ダイ ４ 加熱装置 ５ 酸素ゲッター剤挿入用穴 ５１ 酸素ゲッター剤挿入用穴 ６ リング状溝 ６１ リング状溝 ７ 内壁 ８ ダイ空間 ９ 酸素ゲッター剤 １０ 希土類磁石粉末
Claims (3)
- 【請求項１】 希土類元素を含む磁石粉末（以下、希土
類磁石粉末という）をダイ空間に充填し、ホットプレス
温度で酸化する金属粉末（以下、この金属粉末を酸素ゲ
ッター剤という）の酸化によりダイ空間を非酸化性雰囲
気に保持しながらダイ空間に充填された希土類磁石粉末
をホットプレスすることを特徴とする希土類磁石粉末の
ホットプレス方法。 - 【請求項２】 いずれも上下動可能な上パンチおよび下
パンチ、並びに加熱装置を有する円筒ダイを設け、上記
上パンチおよび下パンチは円筒ダイの空間に上下方向か
ら挿入可能な構造となっているホットプレス装置におい
て、 上記上パンチおよび下パンチのそれぞれの外周に少なく
とも１個の酸素ゲッター剤が通過可能なリング状溝を設
け、一方、上記円筒ダイには半径方向に貫通した酸素ゲ
ッター剤挿入用穴を円筒ダイの上部および下部にそれぞ
れ設けてなることを特徴とする希土類磁石粉末のホット
プレス装置。 - 【請求項３】 いずれも上下動可能な上パンチおよび下
パンチ、並びに加熱装置を有する円筒ダイを設け、上記
上パンチおよび下パンチは円筒ダイの空間に上下方向か
ら挿入可能な構造となっているホットプレス装置におい
て、 上記円筒ダイの内壁の上下にそれぞれ少なくとも１個の
酸素ゲッター剤が通過可能なリング状溝を設け、さらに
上記リング状溝に連通する半径方向に貫通した酸素ゲッ
ター剤挿入用穴を円筒ダイの上部および下部にそれぞれ
設けてなることを特徴とする希土類磁石粉末のホットプ
レス装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23477495A JPH0963877A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 希土類磁石粉末のホットプレス方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23477495A JPH0963877A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 希土類磁石粉末のホットプレス方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0963877A true JPH0963877A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16976165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23477495A Withdrawn JPH0963877A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 希土類磁石粉末のホットプレス方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0963877A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015118219A1 (en) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | Eps International Oy | Method for compacting thermoplastic materials intended for recycling, compactor apparatus and related assembly |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP23477495A patent/JPH0963877A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015118219A1 (en) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | Eps International Oy | Method for compacting thermoplastic materials intended for recycling, compactor apparatus and related assembly |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |