JPH0963527A - コンタミネーション低減装置 - Google Patents

コンタミネーション低減装置

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JPH0963527A
JPH0963527A JP7210607A JP21060795A JPH0963527A JP H0963527 A JPH0963527 A JP H0963527A JP 7210607 A JP7210607 A JP 7210607A JP 21060795 A JP21060795 A JP 21060795A JP H0963527 A JPH0963527 A JP H0963527A
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JP
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sample
chamber
contamination
exchange chamber
processing
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Application number
JP7210607A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takeda
博之 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Engineering Corp, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Renesas Semiconductor Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタミネーションの低減を図ることのでき
るコンタミネーション低減装置を得る。 【解決手段】 大気雰囲気と接続・隔離が選択できる試
料交換室15と、試料交換室15と接続・隔離が選択で
き、試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料
室8とも接続・隔離が選択できる試料交換室3と、試料
交換室3,15の内部をそれぞれ真空引きを行える手段
を備える。これにより、真空引きを行った後の残留ガス
が試料室に入り難くなり、試料に付着するコンタミネー
ションを低減して、製造や検査装置等に生じる悪影響を
防止するコンタミネーション低減装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンタミネーシ
ョンが基で悪影響が生じる製造装置や検査装置等に適用
され、そのコンタミネーションを排除するための機構を
備えたコンタミネーション低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンタミネーションは製造装置及び検査
装置等に色々な影響を与えており、微細加工技術におい
てはその影響が顕著に見られ製品開発、生産に悪影響を
及ぼしている。特にSEM、EB描画装置等のビーム技
術を用いた装置では、測長、加工、分析、観察等の精度
に影響が見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンタ
ミネーションは装置内の汚染、グリスの材質、装置部品
の材質、試料(例えば、半導体装置関連や液晶パネル関
連に用いる試料、Siウエハ上のデバイス、GaAsウ
エハ上のデバイス等)の装置内への交換の際に装置内へ
の大気流入、試料からの汚染等から出たハイドロカーボ
ンが原因と考えられる。ビーム技術を用いた装置はビー
ム照射時に試料周りに存在するハイドロカーボンを試料
表面に付着してしまうという問題点がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、コンタミネーションの低減を
図ることのできるコンタミネーション低減装置を得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、試料の測長、加工、分析、観察等を行
うための試料室と、一列に配置され、一端が大気雰囲気
と隔離・接続が選択でき、他端が前記試料室と隔離・接
続が選択でき、それぞれ互いに隔離・接続が選択でき、
かつ真空引きを行える複数の試料交換室とを備える。
【0006】本発明の請求項2に係る課題解決手段は、
試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料室
と、前記試料室の壁の内壁面側に設けられた熱を発する
ヒータとを備える。
【0007】本発明の請求項3に係る課題解決手段は、
試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料室
と、前記試料室の壁内に設けられた熱を発するヒータと
を備える。
【0008】本発明の請求項4に係る課題解決手段は、
試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料室
と、前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料室
へ送る試料交換室と、前記試料交換室の壁の内壁面側に
設けられた熱を発するヒータとを備える。
【0009】本発明の請求項5に係る課題解決手段は、
試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料室
と、前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料室
へ送る試料交換室と、前記試料交換室の壁内に設けられ
た熱を発するヒータとを備える。
【0010】本発明の請求項6に係る課題解決手段は、
試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料室
と、前記試料室に接続された鏡筒と、前記鏡筒の壁の内
壁面側に設けられた熱を発するヒータとを備える。
【0011】本発明の請求項7に係る課題解決手段は、
試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料室
と、前記試料室に接続された鏡筒と、前記鏡筒の壁内に
設けられた熱を発するヒータとを備える。
【0012】本発明の請求項8に係る課題解決手段は、
試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料室
と、前記試料室内に納置される前記試料の近傍の部材内
に設けられた熱を発するヒータとを備える。
【0013】本発明の請求項9に係る課題解決手段は、
試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料室
と、前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料室
へ送る試料交換室と、前記試料交換室内に納置される前
記試料の近傍の部材内に設けられた熱を発するヒータと
を備える。
【0014】本発明の請求項10に係る課題解決手段
は、試料を収納する試料ホルダと、前記試料ホルダの内
部に設けられた熱を発するヒータとを備える。
【0015】本発明の請求項11に係る課題解決手段
は、試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料
室と、熱を発する材質で形成され、前記試料室内に納置
される前記試料の近傍に配置された部材と、前記材質に
熱を発生させる加熱手段とを備える。
【0016】本発明の請求項12に係る課題解決手段
は、試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料
室と、前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料
室へ送る試料交換室と、熱を発する材質で形成され、前
記試料交換室内に納置された前記試料の近傍に配置され
た部材と、前記材質に熱を発生させる加熱手段とを備え
る。
【0017】本発明の請求項13に係る課題解決手段
は、試料を収納し、熱を発する材質で形成された試料ホ
ルダと、前記試料ホルダを納置し、前記試料の測長、加
工、分析、観察等を行う試料室と、前記試料室内に前記
試料ホルダが納置された状態で、前記材質に熱を発生さ
せる加熱手段とを備える。
【0018】本発明の請求項14に係る課題解決手段
は、試料を収納し、熱を発する材質で形成された試料ホ
ルダと、前記試料ホルダを納置し、前記試料の測長、加
工、分析、観察等を行う試料室と、前記大気雰囲気中の
前記ホルダ試料を取り込み前記試料室へ送る試料交換室
と、前記試料交換室内に前記試料ホルダが存在する状態
で、前記材質に熱を発生させる加熱手段とを備える。
【0019】本発明の請求項15に係る課題解決手段
は、試料の測長、加工、分析、観察等を行うための試料
室と、前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料
室へ送る試料交換室と、前記試料交換室内にコンタミネ
ーションを含むガスと質量の違うガスをガス導入するガ
ス導入手段と、前記試料交換室内の真空引きを行う手段
とを備える。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.まず、図24は従来のコンタミネーショ
ン低減装置の一例を示す上面図、図25はその側面図で
あって、電子顕微鏡を有する例えば製造装置や検査装置
等に適用されている場合を示している。図24及び図2
5において、2は試料ホルダを載置するための試料ホル
ダ固定台、3は試料交換室、4は試料を搬送するための
AUTO−LODER、5は試料のコンタミネーション
低減装置内への出入口となる試料セット位置、6は試料
ホルダを載置する位置を示す試料ホルダ固定位置、7は
試料ホルダを載置するためのステージ、8は試料の測
長、加工、分析、観察等を行うための試料室、9は電子
顕微鏡の鏡筒(光学系を構成する光学素子を正しい位置
に保持する筒)である。
【0021】次に構成を説明する。鏡筒9下に設けられ
た試料室8は、試料交換室3に接続されている。AUT
O−LOADER4は大気雰囲気中に存在し、試料を試
料交換室3・試料セット位置5間において搬送できる。
大気雰囲気・試料交換室3間、試料交換室3・試料室8
間には接続あるいは隔離ができる手段(図示せず)がそ
れぞれ設けられている。試料室8内にはステージ7を備
え、試料交換室3内には試料ホルダ固定台2を備える。
試料交換室3、試料室8には内部の真空引きを行う手段
(図示せず)がそれぞれ設けられている。試料交換室3
よりコンタミネーション低減装置の本体を構成する。
【0022】次に動作において、試料を大気雰囲気中か
ら試料室8内に納置する場合について、大気雰囲気・試
料交換室3間、試料交換室3・試料室8間を隔離し、試
料交換室3内部、試料室8内部の充分な真空引きを行う
ことにより完全にガスを除去した理想的な状態から説明
する。まず、試料交換室3内部を大気圧に戻して、大気
雰囲気・試料交換室3間を接続する。次に、試料を載置
した試料ホルダを試料セット位置5に載置し、AUTO
−LOADER4によって試料交換室3へ搬送し、試料
ホルダを試料ホルダ固定台2上に載置する。次に、大気
雰囲気・試料交換室3間を隔離して、試料交換室3内部
の真空引きを行う。真空引き終了後の試料交換室3内部
は理想的に真空状態とはならず、実際はガスがいくらか
残留する。以下真空引き終了後の残留したガスを残留ガ
スと称す。次に試料交換室3・試料室8間を接続して、
試料ホルダを試料ホルダ固定位置6に載置する。このと
き、試料交換室3内部の残留ガスの一部が試料室8内に
入り、残留ガス中のコンタミネーションが試料に付着す
る。この状態で、試料の観察等を行う。
【0023】次に、試料を試料室8内から大気雰囲気中
に出す場合について説明する。上記の試料の観察等の終
了後の状態に続いて、試料ホルダを試料ホルダ固定台2
上に載置する。次に、試料交換室3・試料室8間を隔離
して、試料交換室3内部を大気圧に戻す。次に、大気雰
囲気・試料交換室3間を接続し、試料ホルダをAUTO
−LOADER4上に載置して試料セット位置5へ搬送
する。
【0024】また、図26は従来のコンタミネーション
低減装置の他の例を示す上面図、図27はその側面図で
あって、電子顕微鏡を有する例えば製造装置や検査装置
等に適用されている場合を示している。図26及び図2
7において、10は試料交換アーム台、11は試料交換
アーム台10上に設置され、試料の受け渡しを行う試料
交換アーム、12はステージ7上に設置され、試料の受
け渡しを行う試料固定アーム、その他の各符号は図24
及び図25中の各符号に対応している。
【0025】次に構成は、図24及び図25に示す試料
ホルダ固定台2を試料交換アーム11を設置した試料交
換アーム台10に置き換え、ステージ7を試料固定アー
ム12を設置したステージ7に置き換えれば、図26及
び図27に示す構成となる。
【0026】次に主たる動作は、図24に示すコンタミ
ネーション低減装置と同様であり、図26に示すコンタ
ミネーション低減装置では、試料交換アーム11によっ
て、AUTO−LOADER4・試料交換室3間の試料
の受け渡しを行い、試料交換アーム11及び試料固定ア
ーム12によって、試料交換室3・試料室8間の試料の
受け渡しを行う。図26に示すコンタミネーション低減
装置も、試料交換室3・試料室8間を接続して、試料交
換室3から試料室8へ試料の受け渡しを行う際に、試料
交換室3内部の残留ガスの一部が試料室8内に入り、残
留ガス中のコンタミネーションが試料に付着する。
【0027】以上のように、従来では、試料室3内の残
留ガスのうち、比較的多い量の残留ガスが試料室8に入
り、ビーム照射時に試料にコンタミネーションが付着す
るため、試料の観察等に悪影響が生じる。
【0028】次に、図1は本発明の実施の形態1におけ
るコンタミネーション低減装置の一例を示す上面図であ
って、電子顕微鏡を有する例えば製造装置や検査装置等
に適用されている場合を示している。図1中の14は試
料ホルダを載置するための試料ホルダ固定台、15は試
料交換室、その他の符号は図24中の各符号に対応して
いる。
【0029】次に構成を説明する。AUTO−LOAD
ER4は試料を試料交換室15・試料セット位置5間に
おいて搬送できる。大気雰囲気・試料交換室15間、試
料交換室15・試料交換室3間、試料交換室3・試料室
8間には接続あるいは隔離ができる手段(図示せず)が
それぞれ設けられている。試料交換室15内には試料ホ
ルダ固定台14を備える。試料交換室15には内部の真
空引きを行う手段(図示せず)が設けられている。その
他の構成は図24に示すコンタミネーション低減装置の
構成と同様である。試料交換室15及び試料交換室3よ
りコンタミネーション低減装置の本体を構成する。
【0030】次に動作において、試料を大気雰囲気中か
ら試料室8内に納置する場合について、大気雰囲気・試
料交換室15間、試料交換室15・試料交換室3間、試
料交換室3・試料室8間を隔離し、試料交換室15内
部、試料交換室3内部、試料室8内部の充分な真空引き
を行うことにより完全にガスを除去した理想的な状態か
ら説明する。まず、試料交換室15内部を大気圧に戻し
て、大気雰囲気・試料交換室15間を接続する。次に、
試料を載置した試料ホルダを試料セット位置5に載置
し、AUTO−LOADER4によって試料交換室15
へ搬送し、試料ホルダ固定台14上に載置する。次に、
大気雰囲気・試料交換室15間を隔離して、試料交換室
15内部の真空引きを行う。真空引き終了後の試料交換
室15内部は理想的に真空状態とはならず、残留ガスが
いくらか存在する。次に試料交換室15・試料交換室3
間を接続して、試料ホルダを試料ホルダ固定台2上に載
置する。このとき、試料交換室15内部の残留ガスの一
部が試料交換室3内に入る。次に、試料交換室15・試
料交換室3間を隔離する。次に試料交換室3・試料室8
間を接続して、試料ホルダを試料ホルダ固定位置6に載
置する。このとき、試料交換室3内部の残留ガスの一部
が試料室8内に入り、残留ガス中のコンタミネーション
が試料に付着する。この状態で、試料の観察等を行う。
この状態で、試料の観察等を行う。
【0031】しかし、図24に示すコンタミネーション
低減装置の試料室8内に入る残留ガスの量は、試料交換
室3内の残留ガスの一部となり比較的多いが、図1に示
すコンタミネーション低減装置の試料室8内に入る残留
ガスの量は試料交換室15内の残留ガスの一部のさらに
一部となり、比較的少ない。
【0032】次に、試料を試料室8内から大気雰囲気中
に出す場合について説明する。上記の試料の観察等の終
了後の状態に続いて、試料ホルダを試料ホルダ固定台2
上に載置する。次に、試料交換室3・試料室8間を隔離
する。次に、試料交換室15・試料交換室3間を接続し
て、試料ホルダを試料ホルダ固定台14上に載置する。
次に、試料交換室15・試料交換室3間を隔離する。次
に、試料交換室15内部を大気圧に戻す。次に、大気雰
囲気・試料交換室15間を接続し、試料ホルダをAUT
O−LOADER4上に載置して試料セット位置5へ搬
送する。
【0033】また、図2は本発明の実施の形態1におけ
るコンタミネーション低減装置の他の例を示す上面図で
あって、電子顕微鏡を有する例えば製造装置や検査装置
等に適用されている場合を示している。図2において、
10は試料交換アーム台、11は試料交換アーム台10
上に設置され、試料の受け渡しを行う試料交換アーム、
12はステージ7上に設置され、試料の受け渡しを行う
試料固定アーム、16は試料交換アーム台、17は試料
交換アーム台16上に設置され、試料の受け渡しを行う
試料固定アーム、その他の各符号は図1中の各符号に対
応している。
【0034】次に構成は、図1に示す試料ホルダ固定台
2を試料交換アーム11を設置した試料交換アーム台1
0に置き換え、ステージ7を試料固定アーム12を設置
したステージ7に置き換え、試料ホルダ固定台14を試
料固定アーム17を設置した試料交換アーム台16に置
き換えれば、図2に示す構成となる。
【0035】次に主たる動作は、図1に示すコンタミネ
ーション低減装置と同様であり、図2に示すコンタミネ
ーション低減装置では、試料交換アーム17によって、
AUTO−LOADER4・試料交換室15間の試料の
受け渡しを行い、試料交換アーム17及び試料交換アー
ム11によって、試料交換室15・試料交換室3間の試
料の受け渡しを行い、試料交換アーム11及び試料固定
アーム12によって、試料交換室3・試料室8間の試料
の受け渡しを行う。図2に示すコンタミネーション低減
装置も、試料交換室3・試料室8間を接続して、試料交
換室3から試料室8へ試料の受け渡しを行う際に、試料
交換室3内部の残留ガスの一部が試料室8内に入り、残
留ガス中のコンタミネーションが試料に付着する。
【0036】しかし、図26に示すコンタミネーション
低減装置の試料室8内に入る残留ガスの量は、試料交換
室3内の残留ガスの一部となり比較的多いが、図2に示
すコンタミネーション低減装置の試料室8内に入る残留
ガスの量は試料交換室15内の残留ガスの一部のさらに
一部となり、比較的少ない。
【0037】本実施の形態による効果は、試料交換室を
複数設けることで、残留ガスが試料室8に入り難くな
り、例えばビーム照射時等の試料の観察等の際に、試料
に付着するコンタミネーションを低減して、製造や検査
装置等に生じる悪影響を防止する。尚、試料交換室を3
つ以上設ければさらに効果があがる。
【0038】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2におけるコンタミネーション低減装置の一例を示す側
面図である。図3中の1は試料ホルダ、18はステージ
7に取り付けられたヒータ、その他の符号は図25中の
符号と対応している。
【0039】また、図4は本発明の実施の形態2におけ
るコンタミネーション低減装置の他の例を示す側面図で
ある。図4中の18はステージ7に取り付けられたヒー
タ、その他の符号は図27中の符号と対応している。
【0040】ヒータ18によって常時又は定期的にステ
ージ7を加熱し、ステージ7、試料等に付着しているコ
ンタミネーションの原因となるハイドロカーボンを取り
除く。
【0041】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、
観察等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低
減して、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0042】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3におけるコンタミネーション低減装置の一例を示す側
面図である。図5中の18は試料ホルダ固定位置6に取
り付けられたヒータ、その他の符号は図25中の符号と
対応している。
【0043】また、図6は本発明の実施の形態3におけ
るコンタミネーション低減装置の他の例を示す側面図で
ある。図6中の18は試料固定アーム12に取り付けら
れたヒータ、その他の符号は図27中の符号と対応して
いる。
【0044】ヒータ18によって常時又は定期的に試料
ホルダ固定位置6に載置された試料ホルダ、試料固定ア
ーム12を加熱し、試料ホルダあるいは試料固定アーム
12及び試料等に付着しているコンタミネーションの原
因となるハイドロカーボンを取り除く。
【0045】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、
観察等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低
減して、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0046】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4におけるコンタミネーション低減装置の一例を示す側
面図である。図7中の1は試料ホルダ、18は試料ホル
ダ固定台2に取り付けられたヒータ、その他の符号は図
25中の符号と対応している。
【0047】また、図8は本発明の実施の形態4におけ
るコンタミネーション低減装置の他の例を示す側面図で
ある。図8中の18は試料交換アーム台10に取り付け
られたヒータ、その他の符号は図27中の符号と対応し
ている。
【0048】ヒータ18によって常時又は定期的に試料
ホルダ固定台2あるいは試料交換アーム台10を加熱
し、試料ホルダ固定台2、試料交換アーム台10等に付
着しているコンタミネーションの原因となるハイドロカ
ーボンを取り除く。
【0049】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、試料を試料交換室3から試料室8へ納置する際に、
試料室8に入ってしまうコンタミネーションの低減し、
例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、観察
等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低減し
て、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0050】実施の形態5.図9は本発明の実施の形態
5におけるコンタミネーション低減装置の一例を示す側
面図である。図9中の18は試料ホルダ1に取り付けら
れたヒータ、その他の符号は図25中の符号と対応して
いる。
【0051】また、図10は本発明の実施の形態5にお
けるコンタミネーション低減装置の他の例を示す側面図
である。図10中の18は試料交換アーム11に取り付
けられたヒータ、その他の符号は図27中の符号と対応
している。
【0052】ヒータ18によって常時又は定期的に試料
ホルダ1、試料交換アーム11を加熱し、試料ホルダ
1、試料交換アーム11等に付着しているコンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除く。
【0053】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、試料を試料交換室3から試料室8へ納置する際に、
試料室8に入ってしまうコンタミネーションの低減し、
例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、観察
等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低減し
て、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0054】実施の形態6.図11は本発明の実施の形
態6におけるコンタミネーション低減装置の一例を示す
側面図、図12はその上面図である。図11及び図12
中の18は試料交換室3、試料室8及び鏡筒9の壁内に
設けられたヒータ、その他の符号は図24及び図25中
の符号と対応している。
【0055】ヒータ18によって常時又は定期的に試料
交換室3、試料室8、鏡筒9の内壁を加熱し、試料交換
室3、試料室8、鏡筒9の内壁に付着しているコンタミ
ネーションの原因となるハイドロカーボンを取り除く。
【0056】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、試料を試料交換室3から試料室8へ納置する際に、
試料室8に入ってしまうコンタミネーションを低減し、
また、試料室8内において例えばビーム照射時等の試料
の測長、加工、分析、観察等の際に、試料に付着するコ
ンタミネーションを低減して、製造や検査装置等に生じ
る悪影響を防止する。
【0057】実施の形態7.図13は本発明の実施の形
態7におけるコンタミネーション低減装置の一例を示す
側面図、図14はその上面図である。図13及び図14
中の18は試料交換室3、試料室8及び鏡筒9の内側に
設けられたヒータ、その他の符号は図24及び図25中
の符号と対応している。
【0058】ヒータ18によって常時又は定期的に試料
交換室3、試料室8あるいは鏡筒9の内壁等を加熱し、
試料交換室3、試料室8あるいは鏡筒9の内壁等に付着
しているコンタミネーションの原因となるハイドロカー
ボンを取り除く。
【0059】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、試料を試料交換室3から試料室8へ納置する際に、
試料室8に入ってしまうコンタミネーションを低減し、
また、試料室8内において、例えばビーム照射時等の試
料の測長、加工、分析、観察等の際に、試料に付着する
コンタミネーションを低減して、製造や検査装置等に生
じる悪影響を防止する。
【0060】実施の形態8.図15は本発明の実施の形
態8におけるコンタミネーション低減装置の一例を示す
側面図である。図15中の19はステージ7自体から熱
を発生させるための加熱装置、その他の符号は図25中
の符号と対応している。
【0061】また、図16は本発明の実施の形態8にお
けるコンタミネーション低減装置の他の例を示す側面図
である。図16中の19はステージ7自体から熱を発生
させるための加熱装置、その他の符号は図27中の符号
と対応している。
【0062】ステージ7はそれ自体が熱を発するヒータ
となりえる材料で構成され、加熱装置19によって常時
又は定期的にステージ7から熱を発生させてステージ7
を直接加熱し、ステージ7及び試料等に付着しているコ
ンタミネーションの原因となるハイドロカーボンを取り
除く。
【0063】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、
観察等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低
減して、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0064】実施の形態9.図17は本発明の実施の形
態9におけるコンタミネーション低減装置の一例を示す
側面図である。図17中の19は試料ホルダ固定位置6
に接続され、試料ホルダから熱を発生させるための加熱
装置、その他の符号は図25中の符号と対応している。
【0065】また、図18は本発明の実施の形態9にお
けるコンタミネーション低減装置の他の例を示す側面図
である。図18中の19は試料固定アーム12自体から
熱を発生させるための加熱装置、その他の符号は図27
中の符号と対応している。
【0066】試料ホルダあるいは試料固定アーム12は
それ自体が熱を発するヒータとなりえる材料で構成さ
れ、加熱装置19によって常時又は定期的に試料ホルダ
固定位置6に載置された試料ホルダあるいは試料固定ア
ーム12自体から熱を発生させて試料ホルダ、試料固定
アームを直接加熱し、試料ホルダ、試料固定アーム12
及び試料等に付着しているコンタミネーションの原因と
なるハイドロカーボンを取り除く。
【0067】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、
観察等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低
減して、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0068】実施の形態10.図19は本発明の実施の
形態10におけるコンタミネーション低減装置の一例を
示す側面図である。図19中の19は試料ホルダ固定台
2自体から熱を発生させるための加熱装置、その他の符
号は図25中の符号と対応している。
【0069】また、図20は本発明の実施の形態10に
おけるコンタミネーション低減装置の他の例を示す側面
図である。図20中の19は試料交換アーム台10自体
から熱を発生させるための加熱装置、その他の符号は図
27中の符号と対応している。
【0070】試料ホルダ固定台2、試料交換アーム台1
0はそれ自体が熱を発するヒータとなりえる材料で構成
され、加熱装置19によって常時又は定期的に試料ホル
ダ固定台2、試料交換アーム台10自体から熱を発生さ
せて試料ホルダ固定台、試料交換アーム台10を直接加
熱し、試料ホルダ固定台2、試料交換アーム台10等に
付着しているコンタミネーションの原因となるハイドロ
カーボンを取り除く。
【0071】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、試料を試料交換室3から試料室8へ納置する際に、
試料室8に入ってしまうコンタミネーションの低減し、
例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、観察
等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低減し
て、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0072】実施の形態11.図21は本発明の実施の
形態11におけるコンタミネーション低減装置の一例を
示す側面図である。図21中の19は試料ホルダ1自体
から熱を発生させるための加熱装置、その他の符号は図
25中の符号と対応している。
【0073】また、図22は本発明の実施の形態11に
おけるコンタミネーション低減装置の他の例を示す側面
図である。図22中の19は試料交換アーム11自体か
ら熱を発生させるための加熱装置、その他の符号は図2
7中の符号と対応している。
【0074】試料ホルダ1、試料交換アーム11はそれ
自体が熱を発するヒータとなりえる材料で構成され、加
熱装置19によって常時又は定期的に試料ホルダ1、試
料交換アーム11自体から熱を発生させて、試料ホルダ
1、試料交換アーム台を直接加熱して、試料ホルダ1、
試料交換アーム11等に付着しているコンタミネーショ
ンの原因となるハイドロカーボンを取り除く。
【0075】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、試料を試料交換室3から試料室8へ納置する際に、
試料室8に入ってしまうコンタミネーションの低減し、
例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、観察
等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低減し
て、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0076】実施の形態12.図23は本発明の実施の
形態12におけるコンタミネーション低減装置の試料交
換室を示す側面図である。図23中の20は比較的質量
の小さいガス、21は試料ホルダ1下に設けられ、開閉
することで試料交換室3内を2つの部分に隔離したり接
続したりできるシャッター、22はコンタミネーション
の原因となるハイドロカーボンを含み、ガス20より比
較的質量の大きいガス、23はガス22を排気する配
管、24はガス20を排気する配管、その他の符号は図
25の各符号に対応している。
【0077】次に構成について説明する。試料交換室3
内を2つに隔離できるシャッター21を設け、隔離され
たうちの一方には、試料ホルダ固定台2を設け、配管2
4を接続し、他方には配管23を接続する。その他の構
成は図24や図26に示す従来のコンタミネーション低
減装置と同様である。試料交換室3は、ガス20を試料
交換室3内に導入するガス導入手段(図示せず)を備え
ている。その他の構成については図25に示すコンタミ
ネーション低減装置と同様である。
【0078】次に動作について説明する。試料交換室3
内を真空引きする前に、シャッター21は開けておく。
次に、試料交換室3内を真空引きを行う際に、試料交換
室3内にガス導入手段によりガス20を導入する。する
と、ガス22は試料交換室3の下に溜まり、軽いガス2
0は試料交換室3の上に溜まる。ガス20とガス22と
が上下に分離したら、シャッター21を閉じて、試料交
換室3を2つの部分に隔離する。なお、シャッター21
の取り付けられている位置は、その位置より下の部分に
少なくとも全てのガス22が存在する位置に設置するこ
とが望ましい。次に、ガス22を配管23より排気し、
ガス20を配管24より排気して真空引きを行う。
【0079】また、ガス20の具体例として、ガス22
がCの場合は、ガス20はCよりも質量の小さいH、H
e、B等がある。また、ガス22がCmHn(m、nは自然
数)の場合は、ガス20はさらに多くの種類のガスが考
えられ、例えば、H、B、C、N、O、F等がある。ま
た、ガス20は、理想的には、他の物質と反応しにくい
不活性ガス(He、Ne、Ar、Kr、Xe、Rn)が
望ましい。
【0080】本実施の形態による効果は、コンタミネー
ションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこと
で、試料を試料交換室3から試料室へ納置する際に試料
室に入ってしまうコンタミネーションの低減し、例えば
ビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、観察等の際
に、試料に付着するコンタミネーションを低減して、製
造や検査装置等に生じる悪影響を防止する。
【0081】尚、実施の形態1〜12において、コンタ
ミネーション低減装置は、各実施の形態の図に示す装置
以外にも、コンタミネーションが基で悪影響が生じる製
造装置や検査装置等に適用できる。
【0082】また、実施の形態8〜11において、例え
ば加熱装置19は電源、ヒータとなりえる材料は金属で
構成し、電源によりその金属を加熱すればよい。
【0083】
【発明の効果】本発明請求項1によると、試料が移動す
る際を除いては各試料交換室は隔離されている。大気雰
囲気中から最初の試料交換室内とを接続して、試料が移
動する際に、ガスも試料交換室内に入る。次に、最初の
試料交換室を隔離して、真空引きを行う。真空引きを行
っても実際にはガスが残留する。その他の試料交換室も
例えば予め真空引きを行っておく。最初の試料交換室と
隣の試料交換室とを接続し、試料を移動させて、移動後
再び隔離する。その際残留したガスの一部が前述の次の
試料交換室に移る。このように、試料の移動に伴うガス
は、次の試料交換室に入る毎に減少し、試料室内には残
留したガスが入り難くなり、試料に付着するコンタミネ
ーションを低減して、製造や検査装置等に生じる悪影響
を防止するという効果を奏す。
【0084】本発明請求項2によると、ヒータによって
常時又は定期的に試料室の内壁等を加熱し、試料室の内
壁やその近傍に付着しているコンタミネーションの原因
となるハイドロカーボンを取り除くことで、試料室内の
コンタミネーションを低減して、試料に付着するコンタ
ミネーションを低減し、製造や検査装置等に生じる悪影
響を防止するという効果を奏す。
【0085】本発明請求項3によると、ヒータによって
常時又は定期的に試料室の内壁を加熱し、試料室の内壁
に付着しているコンタミネーションの原因となるハイド
ロカーボンを取り除くことで、試料室内のコンタミネー
ションを低減して、試料に付着するコンタミネーション
を低減し、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止する
という効果を奏す。
【0086】本発明請求項4によると、ヒータによって
常時又は定期的に試料交換室の内壁等を加熱し、試料室
の内壁やその近傍に付着しているコンタミネーションの
原因となるハイドロカーボンを取り除くことで、試料室
に入ってしまうコンタミネーションを低減し、例えばビ
ーム照射時等の試料の測長、加工、分析、観察等の際
に、試料に付着するコンタミネーションを低減して、製
造や検査装置等に生じる悪影響を防止するという効果を
奏す。
【0087】本発明請求項5によると、ヒータによって
常時又は定期的に試料交換室の内壁を加熱し、試料室の
内壁に付着しているコンタミネーションの原因となるハ
イドロカーボンを取り除くことで、試料室に入ってしま
うコンタミネーションを低減し、例えばビーム照射時等
の試料の測長、加工、分析、観察等の際に、試料に付着
するコンタミネーションを低減して、製造や検査装置等
に生じる悪影響を防止するという効果を奏す。
【0088】本発明請求項6によると、ヒータによって
常時又は定期的に鏡筒の内壁等を加熱し、試料室の内壁
やその近傍に付着しているコンタミネーションの原因と
なるハイドロカーボンを取り除くことで、鏡筒内のコン
タミネーションを低減して、試料に付着するコンタミネ
ーションを低減し、製造や検査装置等に生じる悪影響を
防止するという効果を奏す。
【0089】本発明請求項7によると、ヒータによって
常時又は定期的に鏡筒の内壁を加熱し、試料室の内壁に
付着しているコンタミネーションの原因となるハイドロ
カーボンを取り除くことで、鏡筒内のコンタミネーショ
ンを低減して、試料に付着するコンタミネーションを低
減し、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止するとい
う効果を奏す。
【0090】本発明請求項8によると、ヒータによって
常時又は定期的に部材を加熱し、部材及び試料やその近
傍に付着しているコンタミネーションの原因となるハイ
ドロカーボンを取り除くことで、試料室内のコンタミネ
ーションを低減して、試料に付着するコンタミネーショ
ンを低減し、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止す
るという効果を奏す。
【0091】本発明請求項9によると、ヒータによって
常時又は定期的に部材を加熱し、部材やその近傍に付着
しているコンタミネーションの原因となるハイドロカー
ボンを取り除くことで、試料室に入ってしまうコンタミ
ネーションを低減し、例えばビーム照射時等の試料の測
長、加工、分析、観察等の際に、試料に付着するコンタ
ミネーションを低減して、製造や検査装置等に生じる悪
影響を防止するという効果を奏す。
【0092】本発明請求項10によると、ヒータによっ
て常時又は定期的に試料ホルダを加熱し、試料ホルダ、
試料やその近傍に付着しているコンタミネーションの原
因となるハイドロカーボンを取り除くことで、コンタミ
ネーションを低減して、試料に付着するコンタミネーシ
ョンを低減し、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止
するという効果を奏す。
【0093】本発明請求項11によると、加熱手段によ
って常時又は定期的に部材から熱を発生させて部材を直
接加熱し、部材、試料やその近傍に付着しているコンタ
ミネーションの原因となるハイドロカーボンを取り除く
ことで、試料室内のコンタミネーションを低減して、試
料に付着するコンタミネーションを低減し、製造や検査
装置等に生じる悪影響を防止するという効果を奏す。
【0094】本発明請求項12によると、加熱手段によ
って常時又は定期的に部材自体から熱を発生させて部材
を直接加熱し、部材やその近傍に付着しているコンタミ
ネーションの原因となるハイドロカーボンを取り除くこ
とで、試料室に入ってしまうコンタミネーションを低減
し、例えばビーム照射時等の試料の測長、加工、分析、
観察等の際に、試料に付着するコンタミネーションを低
減して、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止すると
いう効果を奏す。
【0095】本発明請求項13によると、加熱手段によ
って常時又は定期的に試料ホルダ自体から熱を発生させ
て試料ホルダを直接加熱し、試料ホルダ、試料やその近
傍に付着しているコンタミネーションの原因となるハイ
ドロカーボンを取り除くことで、試料室内のコンタミネ
ーションを低減して、試料に付着するコンタミネーショ
ンを低減し、製造や検査装置等に生じる悪影響を防止す
るという効果を奏す。
【0096】本発明請求項14によると、加熱手段によ
って常時又は定期的に試料ホルダ自体から熱を発生させ
て、試料ホルダを直接加熱して、試料ホルダやその近傍
に付着しているコンタミネーションの原因となるハイド
ロカーボンを取り除くことで、試料交換室内で熱を発生
させることで、試料室に入ってしまうコンタミネーショ
ンを低減し、例えばビーム照射時等の試料の測長、加
工、分析、観察等の際に、試料に付着するコンタミネー
ションを低減して、製造や検査装置等に生じる悪影響を
防止するという効果を奏す。
【0097】本発明請求項15によると、試料交換室内
にガス導入手段によりコンタミネーションを含むガスと
質量の違うガスを導入し、コンタミネーションを含むガ
スと、その質量の違うガスとのうち重い方のガスが試料
交換室内の底に沈み、コンタミネーションを含むガスが
試料交換室内の局所的な部分に存在することで、コンタ
ミネーションを低減して、試料に付着するコンタミネー
ションを低減し、製造や検査装置等に生じる悪影響を防
止するという効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるコンタミネー
ション低減装置の一例を示す上面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるコンタミネー
ション低減装置の他の例を示す上面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2におけるコンタミネー
ション低減装置の一例を示す側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2におけるコンタミネー
ション低減装置の他の例を示す側面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3におけるコンタミネー
ション低減装置の一例を示す側面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3におけるコンタミネー
ション低減装置の他の例を示す側面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4におけるコンタミネー
ション低減装置の一例を示す側面図である。
【図8】 本発明の実施の形態4におけるコンタミネー
ション低減装置の他の例を示す側面図である。
【図9】 本発明の実施の形態5におけるコンタミネー
ション低減装置の一例を示す側面図である。
【図10】 本発明の実施の形態5におけるコンタミネ
ーション低減装置の他の例を示す側面図である。
【図11】 本発明の実施の形態6におけるコンタミネ
ーション低減装置の一例を示す側面図である。
【図12】 本発明の実施の形態6におけるコンタミネ
ーション低減装置の一例を示す上面図である。
【図13】 本発明の実施の形態7におけるコンタミネ
ーション低減装置の一例を示す側面図である。
【図14】 本発明の実施の形態7におけるコンタミネ
ーション低減装置の一例を示す上面図である。
【図15】 本発明の実施の形態8におけるコンタミネ
ーション低減装置の一例を示す側面図である。
【図16】 本発明の実施の形態8におけるコンタミネ
ーション低減装置の他の例を示す側面図である。
【図17】 本発明の実施の形態9におけるコンタミネ
ーション低減装置の一例を示す側面図である。
【図18】 本発明の実施の形態9におけるコンタミネ
ーション低減装置の他の例を示す側面図である。
【図19】 本発明の実施の形態10におけるコンタミ
ネーション低減装置の一例を示す側面図である。
【図20】 本発明の実施の形態10におけるコンタミ
ネーション低減装置の一例を示す側面図である。
【図21】 本発明の実施の形態11におけるコンタミ
ネーション低減装置の一例を示す側面図である。
【図22】 本発明の実施の形態11におけるコンタミ
ネーション低減装置の他の例を示す側面図である。
【図23】 本発明の実施の形態12におけるコンタミ
ネーション低減装置の試料交換室を示す側面図である。
【図24】 従来のコンタミネーション低減装置の一例
を示す上面図である。
【図25】 従来のコンタミネーション低減装置の一例
を示す側面図である。
【図26】 従来のコンタミネーション低減装置の他の
例を示す上面図である。
【図27】 従来のコンタミネーション低減装置の他の
例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 試料ホルダ、2 試料ホルダ固定台、3 試料交換
室、4 AUTO−LODER、5 試料セット位置、
6 試料ホルダ固定位置、7 ステージ、8試料室、9
鏡筒、10 試料交換アーム台、11 試料交換アー
ム、12 試料固定アーム、14 試料ホルダ固定台、
15 試料交換室、16 試料交換アーム台、17 試
料固定アーム、18 ヒータ、19 加熱装置、20
ガス、21 シャッター、22 ガス、23,24 配
管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 H01L 21/68 A 21/68 21/30 541Z

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 一列に配置され、一端が大気雰囲気と隔離・接続が選択
    でき、他端が前記試料室と隔離・接続が選択でき、それ
    ぞれ互いに隔離・接続が選択でき、かつ真空引きを行え
    る複数の試料交換室と、を備えたコンタミネーション低
    減装置。
  2. 【請求項2】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 前記試料室の壁の内壁面側に設けられた熱を発するヒー
    タと、を備えたコンタミネーション低減装置。
  3. 【請求項3】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 前記試料室の壁内に設けられた熱を発するヒータと、を
    備えたコンタミネーション低減装置。
  4. 【請求項4】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料室へ送
    る試料交換室と、 前記試料交換室の壁の内壁面側に設けられた熱を発する
    ヒータと、を備えたコンタミネーション低減装置。
  5. 【請求項5】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料室へ送
    る試料交換室と、 前記試料交換室の壁内に設けられた熱を発するヒータ
    と、を備えたコンタミネーション低減装置。
  6. 【請求項6】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 前記試料室に接続された鏡筒と、 前記鏡筒の壁の内壁面側に設けられた熱を発するヒータ
    と、を備えたコンタミネーション低減装置。
  7. 【請求項7】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 前記試料室に接続された鏡筒と、 前記鏡筒の壁内に設けられた熱を発するヒータと、を備
    えたコンタミネーション低減装置。
  8. 【請求項8】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 前記試料室内に納置される前記試料の近傍の部材内に設
    けられた熱を発するヒータと、を備えたコンタミネーシ
    ョン低減装置。
  9. 【請求項9】 試料の測長、加工、分析、観察等を行う
    ための試料室と、 前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料室へ送
    る試料交換室と、 前記試料交換室内に納置される前記試料の近傍の部材内
    に設けられた熱を発するヒータと、を備えたコンタミネ
    ーション低減装置。
  10. 【請求項10】 試料を収納する試料ホルダと、 前記試料ホルダの内部に設けられた熱を発するヒータ
    と、を備えたコンタミネーション低減装置。
  11. 【請求項11】 試料の測長、加工、分析、観察等を行
    うための試料室と、 熱を発する材質で形成され、前記試料室内に納置される
    前記試料の近傍に配置された部材と、 前記材質に熱を発生させる加熱手段と、を備えたコンタ
    ミネーション低減装置。
  12. 【請求項12】 試料の測長、加工、分析、観察等を行
    うための試料室と、 前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料室へ送
    る試料交換室と、 熱を発する材質で形成され、前記試料交換室内に納置さ
    れた前記試料の近傍に配置された部材と、 前記材質に熱を発生させる加熱手段と、を備えたコンタ
    ミネーション低減装置。
  13. 【請求項13】 試料を収納し、熱を発する材質で形成
    された試料ホルダと、 前記試料ホルダを納置し、前記試料の測長、加工、分
    析、観察等を行う試料室と、 前記試料室内に前記試料ホルダが納置された状態で、前
    記材質に熱を発生させる加熱手段と、を備えたコンタミ
    ネーション低減装置。
  14. 【請求項14】 試料を収納し、熱を発する材質で形成
    された試料ホルダと、 前記試料ホルダを納置し、前記試料の測長、加工、分
    析、観察等を行う試料室と、 前記大気雰囲気中の前記ホルダ試料を取り込み前記試料
    室へ送る試料交換室と、 前記試料交換室内に前記試料ホルダが存在する状態で、
    前記材質に熱を発生させる加熱手段と、を備えたコンタ
    ミネーション低減装置。
  15. 【請求項15】 試料の測長、加工、分析、観察等を行
    うための試料室と、 前記大気雰囲気中の前記試料を取り込み前記試料室へ送
    る試料交換室と、 前記試料交換室内にコンタミネーションを含むガスと質
    量の違うガスをガス導入するガス導入手段と、 前記試料交換室内の真空引きを行う手段と、を備えたコ
    ンタミネーション低減装置。
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