JPH0962894A - 印刷物読み取り方法及び装置 - Google Patents

印刷物読み取り方法及び装置

Info

Publication number
JPH0962894A
JPH0962894A JP7240493A JP24049395A JPH0962894A JP H0962894 A JPH0962894 A JP H0962894A JP 7240493 A JP7240493 A JP 7240493A JP 24049395 A JP24049395 A JP 24049395A JP H0962894 A JPH0962894 A JP H0962894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed matter
light
change ink
reading
hue change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7240493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3813212B2 (ja
Inventor
Satoshi Kinoshita
聡 木下
Morihito Sakai
酒井守人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP24049395A priority Critical patent/JP3813212B2/ja
Publication of JPH0962894A publication Critical patent/JPH0962894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3813212B2 publication Critical patent/JP3813212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷物の真偽を目視によらないで精度よく判定
できる印刷物読み取り方法及び装置を提供する。 【構成】視角により色相の変わる色相変化インキを用い
て印刷してなる印刷物の読み取り領域を一定の方向から
照射し、所定の反射角度で反射してくる光の色度を計測
して得られる計測値が前記色相変化インキ固有の値であ
ることを同定することによって、正規印刷物の検証を行
い、また前記反射光を反射角度の異なる2か所以上の観
測点で測光し、該反射光中の2種の指定単色光の強弱が
2か所の前記観測点において逆転していることを確認す
ることによって正規印刷物の検証を行う印刷物読み取り
方法、さらに、読み取り領域を照射する照明装置と、異
なる角度で反射する反射光中の2種の単色光の測光装置
からなる測光手段と、測光値を補正する補正手段と、補
正値の強弱を比較して印刷物の真偽判定を行う比較、判
定手段と、判定結果を表示する表示手段からなる印刷物
読み取り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金券類やカード等の
印刷物の真偽判定技術に属するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーコピー機の技術的進歩によ
り、高度な偽造防止対策が施されているはずの銀行券、
商品券、招待券、カード等の偽造物が出回るようにな
り、社会問題となっている。このカラーコピーによる偽
造防止対策として、これまでは、カラーコピーのスキャ
ニング精度(400DPI)より微細な文字(300μ
m程度の大きさ)を印刷することにより、すなわちコピ
ー機の解像能力を越える微細文字で印刷しておき、ルー
ペでチェックして真偽判定する方法、また特定の波長光
を照射することにより蛍光を発する透明蛍光インキであ
らかじめ印刷しておき、これに例えばブラックライトを
照射して真偽判定する方法が用いられている。また、カ
ラーコピー機で解像できる大きさの網点と解像できない
大きさの網点とを組合わせたコピー牽制パターンを印刷
しておき、コピーすると警告文字等の牽制パターンが現
れる方法等が用いられている。また、目視によって真偽
判定をするべく、見る角度によって色相が変わる特殊イ
ンキをもって印刷しておく手段が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来用いら
れてきた微細文字や無色蛍光インキを用いた方法では本
物とカラーコピーとの識別すなわち真偽判定をするとき
はルーペやブラックライトを用いて、目視で識別するこ
とが一般的で、両者間の明確な差が識別できる場合はよ
いが、微妙な判定を余儀なくされる場合があり、また個
人差もあり、信頼の置ける識別、判定を期待することは
出来ないという問題があった。また、コピー牽制パター
ンを有する印刷物をコピーすると、潜在的に隠されてい
た警告文字やパターンが顕在化して、目視で容易に複写
物であることの識別が可能であるが、牽制パターン機能
を持たせた印刷物の印刷には、網点の太り、細りを制御
する高度な製版、印刷技術を必要とし、印刷コストが高
くなるという問題がある。また、見る角度によって色相
が変わる特殊インキを使用する方法は、色相の変化がデ
リケートで見にくいという問題がある。例えば色相変化
インキを反射率の高い基材に利用する場合に、下地から
の光の反射が障害となって色相変化が十分現れないとい
う問題がある。従ってこの色相変化による識別判定を個
人差のある目視によって行うのは問題である。さらに以
上の目視に頼る方法では無人の状態でカードが使用され
るキャッシュディスペンサー等のシステムに対しては全
く正規印刷物に対する検証機能が果たせなくなるという
問題がある。本発明は、前述の問題点に鑑みてなされた
もので、見る角度によって色相が変わる特殊インキを使
用した印刷物の真偽判定を個人差がなく、高信頼度をも
って行うことができる印刷物読み取り方法と装置の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明は、視角により色相の変わる色相変化
インキを用いて印刷してなる印刷物の読み取り領域を一
定の方向から照射し、所定の反射角度で反射してくる光
の色度を計測して得られる計測値が前記色相変化インキ
固有の値であることを同定することによって、正規印刷
物の検証を行う印刷物読み取り方法、前記読み取り領域
からの反射光中の2種の特定単色光成分を反射角度を変
えた少なくとも2か所以上の複数の観測点で計測し、該
観測点において、2種の前記特定単色光成分の強弱に逆
転現象が生じていることを確認することによって、正規
印刷物の検証を行う印刷物読み取り方法、前記読み取り
領域を照射する照明装置と、異なる角度で反射する反射
光中の2種の単色光の測光装置からなる測光手段と、測
光値を補正する補正手段と、補正値の強弱を比較して印
刷物の真偽判定を行う比較、判定手段と、判定結果を表
示する表示手段からなる読み取り装置、視角により色相
の変わる色相変化インキを用いて印刷された読み取り領
域が図柄の一部を構成し、該読み取り領域であることを
識別しにくくした印刷物を要旨とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面に従って、本発明を詳細
に説明する。図1は本発明による印刷物読み取り方法及
び装置が対象とする被判定印刷物10の一例を示す磁気
カードの平面図である。図1において、基材1の上に
は、磁気部2が帯状に設けられ、隠蔽層を介して文字、
背景の彩紋等の図柄3が印刷されており、さらに読み取
り領域4が視角によって色相が微妙に変化する色相変化
インキによって印刷されて設けられている。この色相変
化インキによる印刷は通常の印刷技術や管理技術で十分
印刷可能であり、読み取り領域4の被印刷基材1の平滑
度はホログラム層を形成する場合のような制約はない。
図1において、読み取り領域4は説明し易いように独立
して設けられているが、本発明においては、色相変化イ
ンキによる読み取り領域4が一般インキによる図柄3の
一部を構成するようデザイン、レイアウトされることに
よって、印刷物の真偽判定を行うための読み取り領域4
であることが識別しにくくなりっており、セキュリティ
の面でも優れた効果を発揮するようになっている。色相
変化インキを使用する印刷対象物には、上記のカード以
外にも定期券、チケット、さらに商品券を始めとする金
券類全体におよび、本発明による印刷物読み取り方法及
び装置の対象範囲は極めて広い。
【0006】図2は本発明による印刷物読み取り方法の
原理説明図である。図2(a)に示すように、被判定印
刷物10上に色相変化インキ層が形成されている読み取
り領域4に照明装置5から一定の角度θsで光を照射す
ると、色相変化インキ層上で入射光は散乱されて多角的
に反射する。この反射光は見る角度によって異なる色相
に見える。この角度による色変化は色相変化インキ固有
のもので、色相変化インキの種類が変わればまた別の色
変化が生ずる。従って、見る角度が一定角度θaになる
ように、必ず観測点Aで見るようにすれば、目視でも使
用されている色相変化インキの同定はできる筈である。
しかし器具を使用しないで同一角度で目視することは精
度的に無理があり、また個人差があって良い結果が得ら
れない。しかるに、本発明による印刷物読み取り方法に
おいては、計測器たとえば光学色度計を使用して観測点
Aにおける色度を例えばXY色度値やL* ,a* ,b*
色度値等をもって計測し、予め観測点Aで計測してある
各色相変化インキの色度値のデータを用いて読み取り領
域4に使用されている色相変化インキの同定を正確に信
頼性をもって行うことができる。
【0007】次にもう一つの印刷物読み取り方法につい
て説明する。この方法は同じく図2(a)で示す、2か
所の観測点A,Bで異なる反射角度で反射してくる光を
受光する。各観測点には反射光中の選ばれた2種の波長
λa,λbを主波長とする単色光に対して選択的に感度
を有する2種のフォトセンサ6、7が配置されている。
このフォトセンサ6、7はフォトダイオードに例えば図
2(b)に示すような分光透過特性を有する赤と緑のバ
ンドパスフィルターを組み合わせたものである。光源と
なる発光体は白色光でもよいが、計測対象となる2種の
単色光が例えば赤色光と緑色光である場合には、赤と緑
の発光ダイオードを同時に発光させて使用する方が光源
のエネルギー効率さらに照明光源としての取扱上からも
望ましい。以上の発光体と2種のフィルターの分光特性
は色相変化インキ層から反射する光の反射角度による色
相に適合するように選択すればよい。すなわち、もし色
相変化インキ層からの反射光の色が赤と緑である観測点
において赤、緑単色光の強弱を計測するのであれば、図
1(b)に示すような分光特性を示す赤、緑フィルター
を使用すればよい。ただし、図1(b)は赤、緑フィル
ターの一例を示したもので、この分光特性に限定される
ものではない。
【0008】上記A,B2か所の観測点で受光する色相
変化インキ層からの反射光の色相は相違しているので、
フォトセンサ6、7が選択的に検知する反射光中の2種
の単色光の強弱には観測点によって必ず違いが生じてい
る筈である。従って、観測点Aでは、例えば赤色光のフ
ォトセンサ出力が緑色光のフォトセンサ出力よりも大き
く、かつ観測点Bではその大小が反転している場合に、
被判定印刷物は特定の色相変化インキを使用している正
規の印刷物であると判定され、反転が見られない場合は
偽物であると判定することができる。ここで注意すべき
ことは、選定された色相変化インキ、計測の対象に選ん
だ2種の単色光と、観測位置A,B(異なる2組の反射
角度)間には相関関係があり、この関係の基に計測条件
が設定されることが必要である。また観測点は以上の説
明のように2か所に限定されず、それ以上の複数の観測
点で計測するようにしてもよい。この場合は複数の観測
点の中のいずれかに2種の単色光の強弱の反転現象が見
られるか、見られないかによってさらに信頼性のある真
偽判定が可能である。以上説明したフォトセンサ出力の
反転現象は選択された色相変化インキ特有の現象であ
り、通常の印刷インキやカラーコピーされた複写物の着
色トナーでは起こり得ないことなので、以上のようなO
N,OFFによる真偽判定が可能になる。
【0009】本発明による印刷物読み取り方法及び装置
による検証の対象となる印刷物に使用する色相変化イン
キは薄膜の光学的干渉効果を利用したものであり、薄膜
が多層化された構造を持つ物質を顔料としてインキ化し
たものである。具体的には、ジルコニアとシリカの蒸着
薄膜を交互に数層積層した薄片状の顔料を用いる場合、
また微細な薄片状雲母の表面に二酸化チタン層を設けた
顔料等である。これらは光干渉効果を示し、見る角度に
よって種々な色相に変化して見える。しかるに、このよ
うな顔料を使用した色相変化インキの色相変化効果は下
地によって大きく影響される。すなわち、下地が光反射
率の大きな白色系基材、あるいは銀粉や金粉を使用した
金属光沢のある層の場合は、この下地による反射光が色
相変化インキの色相変化効果を極めて弱くして、反射角
度による色の認識を妨げることになるので、下地には可
視光を広域に亘って吸収するダークなインキによる印刷
層を設けるかあるいは反射率の少ない印刷基材上に直接
前記読み取り領域4が形成されていることが好ましい。
【0010】図3は本発明による印刷物読み取り装置の
機能ブロック図である。なお、測光する2種の単色光は
赤と緑を例にとって説明する。本発明による装置の機能
は、A,B両観測点において受光する反射光中の赤と緑
の単色光成分を赤色光フォトセンサ(以下、Rセンサと
いう)と緑色光フォトセンサ(以下、Gセンサとい
う))で測光し、RセンサとGセンサからの出力を赤と
緑の両フィルターの分光特性とフォトダイオードの分光
特性に従って決定された所定の係数を乗ずることによっ
て実際に観測点で受光された赤と緑単色光成分の強弱を
正しく比較できるように補正し、次に各補正値を比較・
判定基板に入力して、両観測点における赤と緑単色光成
分の強弱に逆転が有るか無いかを比較し、逆転がある場
合には正規な印刷物であり、逆転がない場合には偽物で
有ると判定し、その結果を表示あるいは有効信号で関連
自動機器に伝達することから構成されている。
【0011】図4は本発明による印刷物読み取り装置2
0の概念図である。前記の機能が達成できるように、先
ず読取手段として被判定印刷物10の読み取り領域4を
照射する光源に2色発光ダイオード5と反射光を2種の
角度で受光するように観測の位置をずらして二組のRセ
ンサ6、とGセンサ7が設けられている。次に前述の出
力補正を行う出力補正基板11〜14が各Rセンサ6と
Gセンサ7からの出力を受け取るように設けられ、補正
した値の大小と両観測点での逆転の有無によって真偽判
定する比較・判定基板15が接続される。その結果は表
示装置16によって表示されるか、あるいは自動支払い
機のような機器類に対して発信されるようにしてもよ
い。表示機16には液晶ディスプレイを始め種々のタイ
プが利用可能であり、また単に赤と緑のランプの点滅に
よって真偽の判定結果を知らせるようにしてもよい。な
お、比較・判定基板15に補正係数を使用する演算ソフ
トを組み込んで、出力補正と同時に比較、判定を行うよ
うにして、個々の出力補正基板11〜14を削除しても
よい。
【実施例】
【0012】被判定印刷物に対する照明光源として57
0nm,630nmの波長を主波長として緑と赤の発光
をする2色発光ダイオード(スタンレー社製、VRPY
5614S)を採用し、色相変化インキによる被判定印
刷物の読み取り領域4に対して、45°の入射角度で照
射し、反射角0°(法線)と60°のA,B両観測点で
受光素子を用いて受光した。受光素子にはフォトダイオ
ードの前面にバンドパスフィルター(富士写真フィルム
(株)製、BPB55,BPB60)を貼り合わせて使
用した。その分光透過率は図1(b)に示されている。
色相変化インキについては、前記の0°と60°の視角
でそれぞれ赤と緑の色相を呈するものを選択した。以上
の読み取り条件で色相変化インキ3種、PANTONE COLOR
6種からの反射光を0°と60°の反射角度で計測した
ところ次の結果を得た。 NO. サンプル 測定角度 赤出力 緑出力 赤:緑 逆転 (換算係数) 8.0 2.4 3.33:1 1 色相変化インキA 0 110 25 1:0.76 有 60 130 50 1:1.28 2 色相変化インキB 0 56 22 1:1.31 無 60 95 38 1:1.33 3 色相変化インキC 0 33 16 1:1.62 無 60 62 22 1:1.18 4 PANTONE YELLOW 0 138 45 1:1.08 無 012C 60 188 63 1:1.12 5 PANTONE RED 0 130 38 1:0.97 無 032C 60 160 44 1:0.92 6 PANTONE PURPLE 0 82 26 1:1.06 無 C 60 140 46 1:1.10 7 PANTONE BLUE O 44 18 1:1.36 無 072C 60 85 33 1:1.29 8 PANTONE PROCESS 0 36 17 1:1.57 無 BLUE C 60 76 26 1:1.14 9 PANTONE GREEN 0 26 11 1:1.41 無 C 60 68 22 1:1.08 上記表中の色相変化インキAは赤色と緑色間で,すなわ
ち赤色から緑色にまた緑色から赤色に変色するものであ
り、色相変化インキBは金と緑間で、色相変化インキC
は緑色と青色間でそれぞれ変色するものである。赤色及
び緑色フィルターとフォトダイオードからなるR,G両
センサの補正を上記の補正値で行った後の赤:緑の出力
をサンプルごとに比較すると、サンプル1は両角度にお
いて赤:緑の出力比が逆転しているが、他のサンプルに
おいては逆転は見られない。表中に記載はないが、色相
変化インキによる読み取り領域4をカラーコピーする
と、読み取り領域4はコピー機のスキャニング角度に応
じた色相で再現され、その再現された色は上記PANTONE
COLOR と同様視角による色変化はない。上表では3種の
色相変化インキがテストされていて、色相変化インキA
のみが逆転現象を示し、他の色相変化インキは有効でな
いようにみられるが、上表の結果は、色相変化インキA
に合わせて読み取り手段が設計されているためにそうな
ったもので、他の色相変化インキも読み取り手段の条件
をその色相変化インキに合うように設定すれば有効に使
用できる。ただし、その条件設定とその実現の容易さは
色相変化インキによって異なる。
【0013】以上の結果から判るように、正規印刷物用
の色相変化インキを適宜に選定し、このインキに応じた
読み取り手段における条件設定をした印刷物読み取り装
置によれば、目視判定ではないので個人差はなく、無人
の状態で自動的に真偽判定を行うことができる。また、
本発明による装置は読み取り精度の面でも信頼性があ
る。それは観測点(測定角度)が多少ずれても主波長の
ピークが急激に落ちなければ出力の大小関係が維持で
き、判定に支障はないからである。この装置をカードの
検証に使用する場合に、カード面が多少曲がっていても
読み取りエラーは解消される。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば色相変化インキによって
印刷された正規の印刷物を、無人の状態で、精度良く検
証することができ、検証結果の表示または他の機器との
接続は自由になる。また、色相変化インキによる効果で
はあるが、正規な印刷物は、読み取り領域を判りにくく
することによりセキュリティ面でも効果を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷物読み取り方法及び装置が対
象とする被判定印刷物10の一例を示す磁気カードの平
面図
【図2】本発明による印刷物読み取り方法の原理説明図
【図3】本発明による印刷物読み取り装置の機能ブロッ
ク図
【図4】本発明による印刷物読み取装置20の概念図
【符号の説明】
1 カード基材 2 磁気部 3 文字図柄 4 読み取り領域 5 照明装置 6 フォトセンサ 7 フォトセンサ 10 被判定印刷物 A 観測点 B 観測点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/12 G07F 7/08 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視角により色相の変わる色相変化インキ
    を用いて印刷してなる印刷物の読み取り領域を一定の方
    向から照射し、所定の反射角度で反射してくる光の色度
    を計測して得られる計測値が前記色相変化インキ固有の
    値であることを同定することによって、正規印刷物の検
    証を行うことを特徴とする印刷物読み取り方法。
  2. 【請求項2】 前記読み取り領域からの反射光中の2種
    の特定単色光成分を反射角度を変えた少なくとも2か所
    以上の複数の観測点で計測し、該観測点において、2種
    の前記特定単色光成分の強弱に逆転現象が生じているこ
    とを確認することによって、正規印刷物の検証を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷物読み取り方法。
  3. 【請求項3】 前記読み取り領域を照射する照明装置
    と、異なる角度で反射する反射光中の2種の単色光の測
    光装置からなる測光手段と、測光値を補正する補正手段
    と、補正値の強弱を比較して印刷物の真偽判定を行う比
    較、判定手段と、判定結果を表示する表示手段からなる
    ことを特徴とする印刷物読み取り装置。
  4. 【請求項4】 視角により色相の変わる色相変化インキ
    を用いて印刷された読み取り領域が図柄の一部を構成
    し、該読み取り領域であることを識別しにくくしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3記載の印刷物。
JP24049395A 1995-08-28 1995-08-28 印刷物読み取り方法及び装置 Expired - Fee Related JP3813212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24049395A JP3813212B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 印刷物読み取り方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24049395A JP3813212B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 印刷物読み取り方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0962894A true JPH0962894A (ja) 1997-03-07
JP3813212B2 JP3813212B2 (ja) 2006-08-23

Family

ID=17060341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24049395A Expired - Fee Related JP3813212B2 (ja) 1995-08-28 1995-08-28 印刷物読み取り方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3813212B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7586592B2 (en) 2004-11-16 2009-09-08 Kabushiki Kaisha Nippon Conlux Sheet recognizing device and method
JP2013531307A (ja) * 2010-06-29 2013-08-01 シクパ ホールディング エスアー 物体に適用される光学的可変マーキングの光学特性を測定するための方法およびデバイス
JP2015055909A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 凸版印刷株式会社 識別方法および識別装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7586592B2 (en) 2004-11-16 2009-09-08 Kabushiki Kaisha Nippon Conlux Sheet recognizing device and method
JP2013531307A (ja) * 2010-06-29 2013-08-01 シクパ ホールディング エスアー 物体に適用される光学的可変マーキングの光学特性を測定するための方法およびデバイス
JP2015055909A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 凸版印刷株式会社 識別方法および識別装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3813212B2 (ja) 2006-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6047964A (en) Scratch card, and method and apparatus for validation of the same
US4527051A (en) Token such as credit or identification card and an apparatus for testing the token or card
FI98003C (fi) Setelien ja muiden vastaavien paperien aitouden optinen tarkastaminen
EP1490828B1 (en) Currency verification
US6470093B2 (en) First-order authentication system
US8263948B2 (en) Authentication apparatus for moving value documents
AU2009265358B2 (en) Authentication apparatus and methods
JPS58109989A (ja) 印刷物の判別装置
GB2355522A (en) Improvements in verifying printed security substrates
EA000733B1 (ru) Устройство для проверки подлинности банкнот
KR20120073289A (ko) 가치 문서 인증 장치
JPH11157199A (ja) 安全マーキング、その製造方法、該安全マーキングを有する物品及び安全系並びに安全マーキングの反射帯域を検出する検査装置
JPS593278B2 (ja) ジドウキカイニテキゴウシタ ユウカシヨウケンヤソノルイジブツノ ヘンゾウニタイスルアンゼンシユダン
WO2012094896A1 (zh) 一种纸币、票券的鉴别方法及装置
EP0660277B1 (en) Method and apparatus for the characterization and discrimination of legal tender bank notes and documents
US7403272B1 (en) Method and device for the detection of counterfeit documents and banknotes
JP3813212B2 (ja) 印刷物読み取り方法及び装置
JP3292863B2 (ja) 機械読取り方法及び機械読取り装置
JPH10312480A (ja) 紙幣鑑別装置
CN111781176A (zh) 一种基于量子点的防伪检测方法
WO2003084767A2 (en) Verify security documents by means of polarised light
JP2005062968A (ja) 紙葉類の鑑別装置および鑑別方法
TWI320916B (ja)
RU2115169C1 (ru) Способ определения подлинности банкноты
JPH09240134A (ja) 印刷物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees