JPH0962271A - 車載電子装置 - Google Patents

車載電子装置

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JPH0962271A
JPH0962271A JP7213809A JP21380995A JPH0962271A JP H0962271 A JPH0962271 A JP H0962271A JP 7213809 A JP7213809 A JP 7213809A JP 21380995 A JP21380995 A JP 21380995A JP H0962271 A JPH0962271 A JP H0962271A
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circuit
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sound quality
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JP7213809A
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Yutaka Kotani
豊 小谷
Atsushi Ishikawa
淳 石川
Yukio Saga
征雄 嵯峨
Taizo Nakamura
泰三 中村
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輌に取り付けるだけで、取り付けた車種に
適合した所定の仕様特性に自動的に適応させることがで
きる車載電子機器を提供する。 【構成】 車輌識別用配線15a、15bによる複数の
ビットコードの状態によって車輌の種類を識別する車輌
識別手段13aと、あらかじめパラメータ記憶手段13
bに記憶されている特性パラメータの中より、車輌識別
手段13aにて識別された車種に対応したものを選択
し、それに基づいて当該車載電子装置の特性仕様の設定
を行う制御手段13とを設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車輌に搭載され、マ
イクロコンピュータやディジタル・シグナル・プロセッ
サ(以下、DSPという)を用いて、例えば、音響・映
像信号処理、操作・表示処理などの特性仕様を制御する
車載電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の車載電子装置の一例として
の、DSPを用いた再生音質音場調整機能を持つ車載音
響装置の全体構成を示すブロック図であり、この車載音
響装置は、コンパクト・ディスク(以下、CDという)
プレーヤ、カセットテーププレーヤ、ラジオ受信機、デ
ィジタル・オーディオ・テープレコーダ(以下、DAT
という)プレーヤなどをオーディオ信号源とするもので
ある。図において、13はマイクロコンピュータで構成
された制御回路であり、13bはこの制御回路13に接
続されたリード・オンリー・メモリ(以下、ROMとい
う)、14は制御回路13へのキー入力が行われるキー
入力スイッチである。21は前述のようなオーディオ信
号源より入力されるオーディオ信号をアナログ信号から
ディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換回
路(以下、ADコンバータという)、22はそのディジ
タルオーディオ信号を処理するDSPであり、22aは
このDSP22の音質調整回路、22bはDSP22の
音場調整回路である。23はDSP22の出力をディジ
タル信号からアナログ信号に変換するディジタル→アナ
ログ変換回路(以下、DAコンバータという)であり、
24は音量調整のためのボリウム回路、25は音響出力
を抑制するミュート回路である。26はミュート回路2
5を通過した前左と前右のオーディオ信号をそれぞれ2
つのチャンネルに分割するチャンネルデバイダ回路、2
7は各オーディオ信号の電力増幅を行うパワーアンプ回
路であり、28はこのパワーアンプ回路27で増幅され
たオーディオ信号に基づく音響出力を行うスピーカであ
る。
【0003】図7はDSP22内の音質調整回路22a
の具体例を示すブロック図である。図において、31は
ADコンバータ21より入力されるディジタルオーディ
オ信号の入力レベルを調整する入力レベル調整回路であ
り、32は入力レベル調整回路31からの出力を、縦列
に接続された複数の2次無限長インパルス応答型ディジ
タル・フィルタ(以下、2次IIR型ディジタル・フィ
ルタという)でフィルタリングする2次IIR型ディジ
タル・フィルタ縦列回路である。33は入力レベル調整
回路31が出力する信号に基づいて残響音を生成する残
響音生成回路であり、34はこれら2次IIR型ディジ
タル・フィルタ縦列回路32および残響音生成回路33
の出力レベルを調整する出力レベル調整回路である。
【0004】図8はDSP22内の音場調整回路22b
の具体例を示すブロック図である。図において、40は
音質調整回路22aからのディジタルオーディオ信号が
直接音として伝送される線路であり、41aはその反射
音成分に遅延を与える遅延回路、41bは間接音成分に
遅延を与える遅延回路、41cは残響音成分に遅延を与
える遅延回路である。42はこれら線路40および各遅
延回路41a〜41cからの各成分の積和をとる積和回
路であり、42aは各成分の混合割合を決める積算回路
(レベル調整回路)、42bはそれらを合成する加算回
路である。43は積和回路42の出力を遅延させる遅延
回路であり、44は遅延回路43の出力レベルを調整す
る出力レベル調整回路である。
【0005】なお、これら音質調整回路22aおよび音
場調整回路22bは、DSP22のプログラムでアルゴ
リズムが構成されるディジタル信号処理回路であり、キ
ー入力スイッチ14からのキー入力を受けた制御回路1
3による係数設定により、周波数特性、および反射音成
分・残響音成分・間接音成分を合成した音場特性の設定
ができる。
【0006】次に動作について説明する。CDプレー
ヤ、カセットテーププレーヤ、ラジオ受信機、DATプ
レーヤなどのオーディオ信号源からの2チャンネルのア
ナログオーディオ信号がADコンバータ21でディジタ
ルオーディオ信号に変換されてDSP22に入力され
る。DSP22ではその2チャンネルのディジタルオー
ディオ信号を音質調整回路22aで音質調整し、音場調
整回路22bで音場調整する。すなわち、音質調整回路
22aでは入力された2チャンネルのディジタルオーデ
ィオ信号を、前左、後左、後ウーハー、残響音、前右、
後右の6つの信号に分け、それぞれ2次IIR型ディジ
タル・フィルタ32あるいは残響音生成回路33に送っ
て音質調整を行い、音場調整回路22bでは遅延回路4
1a〜41cや積和回路42を用いてそれら6つの信号
の音場調整を行い、前左、後左、後ウーハー、後右、前
右の5つの信号を出力する。
【0007】ここで、DSP22内の音質調整回路22
aで行われる音質調整、および音場調整回路22bで行
われる音場調整は、車載音響装置のパネル面に設けられ
た複数のキー入力スイッチ14より使用者によって逐一
設定された、音質音場特性の各種パラメータに従って行
われる。なお、設定するパラメータとしては、音質特性
に関するものとして、各再生チャンネルに設けられる各
イコライザのフィルタの種類、中心周波数、クオリティ
・ファクタ、利得などがあり、音場特性に関するものと
して、反射音成分の本数、レベル、遅延時間、残響音成
分のレベル、減衰率、遅延時間、間接音成分のレベル、
遅延時間などがある。また、これらのパラメータは、当
該車載音響装置が搭載される車輌の種類によって車室内
形状、内装素材、スピーカ特性、配置などが異なるた
め、その自動車に合った音質音場特性が得られるように
設定する必要がある。
【0008】音質調整および音場調整が行われてDSP
22より出力された5つのディジタル信号はDAコンバ
ータ23でそれぞれアナログ信号に変換され、ボリウム
回路24で音量調整されてミュート回路25に送られ
る。このミュート回路25を通過した信号は、直接ある
いはチャンネルデバイダ回路26経由でパワーアンプ回
路27に送られ、電力増幅されて自動車の各所に配置さ
れた対応するスピーカ28を鳴らす。
【0009】なお、このような従来の車載電子装置に関
連した技術が記載されている文献としては、例えば実開
平2−112100号公報、実開昭61−145051
号公報、実開平4−61995号公報などがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載電子装置は
以上のように構成されているので、以下のような問題点
があった。すなわち、車載音響装置などにおいては、そ
れが搭載される車輌に適合した音質音場特性が得られる
ようにパラメータを設定する必要があるが、車種によっ
て車室内の形状、内装素材、スピーカの特性、配置など
の室内環境特性が異なっているため、その車輌に合った
特性を得るために、上記パラメータの設定には、使用者
に専門的な知識と経験が要求され、大変面倒なものであ
った。
【0011】そのため、いくつかの種類の特性に対応さ
せてそれぞれのパラメータをプリセットの形で記憶して
おき、それをスイッチ操作等によって選択的に読み出
し、特性仕様の設定を行うような工夫もなされている。
しかしながら、この場合にあっても、その車輌がどのよ
うな室内環境特性を持つものかを判断して、それに対応
したパラメータを選択することは使用者にとっては難し
いものであった。
【0012】また、車室内にマイクロホンを設置し、車
載音響装置から測定音を発生させてそれをマイクロホン
で集音し、発生信号と集音信号の関係を車載音響装置内
部のコンピュータで分析して、適正となるパラメータの
抽出と設定を行うようにしたものも提案されている。こ
の場合、ある程度は室内環境特性とそれに見合った再生
音質特性の関係が得られるが、その適応性の度合いは、
集音や音響分析などのシステムにかけるコストに依存
し、満足の行くものに仕上げるためには相当のコストを
覚悟しなければならない。
【0013】また、車種毎の再生音質音場特性に合わせ
て専用の車載音響装置を設計することで、各車輌毎にそ
の室内環境特性にあった再生音質音場特性を提供するこ
とは可能であるが、この場合には車種ごとに設計する機
種数が増えて行くため、設計生産コストの増大が避けら
れないものとなる。
【0014】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、車輌に取り付けるだけで、取り
付けた車種に適合した所定の仕様特性に自動的に適応さ
せることができる車載電子機器を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
載電子装置は、車輌識別用配線による複数のビットコー
ドの状態によって車輌の種類を識別する車輌識別手段
と、あらかじめ設定されている特性パラメータの中よ
り、その車輌識別手段にて識別された車種に対応したも
のを選択し、当該車載電子装置の特性仕様の設定を行う
制御手段とを設けたものである。
【0016】請求項2の発明に係る車載電子装置は、特
性パラメータとして各車種に対応した音質音場パラメー
タをあらかじめ設定しておき、選択された音質音場パラ
メータに従って制御手段が再生音質音場特性を設定する
ようにしたものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明における制御手段は、車輌識別
手段が車輌識別用配線のビットコードの状態に基づいて
識別した車輌の種類に従って、パラメータ記憶手段にあ
らかじめ記憶しておいた特性パラメータの中より、その
車種に対応したものを選択して特性仕様を設定すること
により、車輌に取り付けるだけでその車種を判断し、使
用者の手を煩わすことなく適切な仕様特性の設定を可能
とする。
【0018】請求項2の発明における制御手段は、車輌
識別手段の識別した車種に基づいて選択した音質音場パ
ラメータに従って再生音質音場特性を設定することによ
り、車載音響装置における音質音場調整の煩わしさを軽
減する。
【0019】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による車載電子装置の
全体構成を示すブロック図であり、この場合も従来の場
合と同様に、車載音響装置を例として説明する。図にお
いて、図6と同一符号は従来のそれらと同一もしくは相
当部分であるため、詳細な説明は省略する。
【0020】11は車輌内の各種電気配線に用いられる
車輌配線ハーネスであり、12はこの車輌配線ハーネス
11の接続用の車輌配線コネクタである。15a、15
bは車輌配線コネクタ12に接続されて、車輌配線ハー
ネス11とともに車輌電気配線を形成する複数の車輌識
別用配線であり、16はその車輌識別用配線15a、1
5bをそれぞれバッテリ電位か接地のいずれかの状態に
して、車輌の種類を識別するためのビットコードを設定
する車輌識別情報発生回路である。13aはこの車輌識
別用配線15a、15bのビットコードの状態より当該
車輌の種類を識別する、車輌識別手段としての車輌種類
識別回路である。なお、13bは車輌の種類毎にそれぞ
れの特性パラメータをあらかじめ記憶している点で、図
6に同一符号を付したものとは異なったパラメータ記憶
手段としてのROMであり、13は車輌種類識別回路1
3aの識別結果に基づいてROM13bより該当する特
性パラメータを読み出し、当該車載音響装置の特性仕様
の設定を行う点で図6に同一符号を付したものとは異な
る、制御手段としての制御回路である。
【0021】図2は車輌識別情報発生回路16の具体例
を示すブロック図である。図において、16aは車輌識
別用配線15aをバッテリ電位VB 、もしくは接地GN
Dのいずれかの状態に設定するスイッチであり、16b
は車輌識別用配線15bをバッテリ電位VB 、もしくは
接地GNDのいずれかの状態に設定するスイッチであ
る。図示の場合は、車輌識別用配線15aがバッテリ電
位VB 、車輌識別用配線15bが接地GNDに設定され
た状態を示している。
【0022】次に動作について説明する。図1におい
て、車輌配線ハーネス11に車輌識別用配線15a、1
5bを追加して設け、それらを車輌配線コネクタ12に
接続することにより、車輌種類識別回路13aはその車
輌識別用配線15a、15bのビットコードの状態より
車輌識別情報を得て車輌種類の識別を行う。この車輌識
別用配線15a、15bによるビット数を増すことによ
り、入力ビット数の2乗の車種設定が可能である。図2
に示すように、2本の車輌識別用配線15a、15bを
設けた場合を考えてみる。車輌識別用配線15a、15
bは図3(a)の表に示してあるように、それぞれがバ
ッテリ電位VB であるか接地GNDであるかのいずれか
の状態を有し、その組み合わせの4状態がA車〜D車の
それぞれに対応付けられている。すなわち、同図(b)
に示すように、4種の車輌識別コード“01”、“1
0”、“00”、“11”によって、A車、B車、C車
およびD車の4車種が識別可能となっている。車輌種類
識別回路13aはこの車輌識別用配線15a、15bの
ビットコードの状態で車輌の種類を識別する。
【0023】ここで、上記音質調整回路22aおよび音
場調整回路22bは、従来の場合と同様に、DSP22
のプログラムでアルゴリズムが構成されるディジタル信
号処理回路であり、制御回路13からの係数設定によ
り、周波数特性、および反射音成分・残響音成分・間接
音成分を合成した音場特性の設定ができる。今、ROM
13bには各車種毎の音質仕様を持った、音質調整回路
22a、音場調整回路22bの係数が特性パラメータと
して記憶されており、制御回路13は車輌種類識別回路
13aの識別結果に基づいて、対応する特性パラメータ
をROM13bより読み出してその係数をDSP22に
設定する。これにより、当該車載音響装置が接続される
車輌に対応して、自動識別でその車種に最適の再生音質
音場特性の設定が可能となる。
【0024】以下、特性設定の手順を図4に示すフロー
チャートを用いて説明する。ステップST1において車
輌のアクセサリ電源の投入が監視されており、アクセサ
リ電源の投入が検出されると、ステップST2におい
て、当該車載音響装置の電源をオンにした後、車輌種類
識別回路13aが車輌識別用配線15a、15bによる
車輌識別コードの取り込みを行う。次に、取り込まれた
車輌識別コードがA車に対応するコードか、B車に対応
するコードか、C車に対応するコードか、あるいはD車
に対応するコードかの識別を、ステップST3〜ST6
において行う。この識別結果は制御回路13に送られ、
制御回路13はステップST7でその識別結果に基づい
て対応する音質音場特性の特性パラメータを、ROM1
3bより読み出してDSP22に転送する。
【0025】なお、各車種ごとの音質仕様の特性パラメ
ータは、あらかじめ車種ごとにその車室音響特性、さら
にその音場・音質を補正するためのオーディオ信号処理
特性を分析して求めておく。分析手段としては、マイク
ロホンや周波数分析計などを用いて車室音響伝達特性を
測定し、この伝達特性を補正すべきDSPのパラメータ
をコンピュータシミュレーションや、聴感評価によるト
ライ・アンド・エラー法などにより求める。このように
して求めた音質仕様の特性パラメータは、この車載音響
装置が搭載されるべき車種の数だけ、例えば図5に示す
車種コード対パラメータ表としてROM13bに記憶し
ておくものである。
【0026】図5(a)は4つの車種、すなわちA車か
らD車に対応した音質音場パラメータ表である。図中の
U−1〜U−5はA車の、X−1〜X−5はB車の、Y
−1〜Y−5はC車の、Z−1〜Z−5はD車のそれぞ
れ音質特性を表す記号であり、同一記号は同一特性を表
している。例えば、B車の前左と前右はそれぞれX−1
で同一の音質特性である。
【0027】図5(b)はD車を例としてその特性の詳
細を示している。図中、プレゼンス1、プレゼンス2な
どはフィルタのタイプを表し、中心周波数f、クオリテ
ィファクタQ(Q=f/B、Bは−3dBにおけるバン
ド幅)、および利得Gで表される、山(ピーク)型、谷
(ディップ)型の周波数特性を持つところの、イコライ
ザなどでよく用いられるフィルタのことである。また、
ATTは減衰量のことである。
【0028】図5(c)は同図(b)のZ−1特性を実
現するためのDSPパラメータを例示している。プレゼ
ンス1、2、フィルタ特性はIIR型フィルタで構成さ
れており、同図(c)に示す信号チャート図で表され
る。なお、その信号チャート図において、Z-1は1サン
プリング周期の遅延を示し、C0 、C1 、C2 、C3
4 、およびCATT は乗算係数を示している。また、R
OM13bにはこれらの係数が、この図5(c)の下段
に示すように、2の補数表現の+1から−1までの数値
で記憶される。なお、図5(c)の例では、係数ビット
長は32ビットとして表している。
【0029】このようにして設計・製作されるこの発明
の車載音響装置は、ハードウェア構成、および信号処理
方式すなわちDSP22や制御手段13のプログラム構
成は、搭載される車輌の種類が異なっても同じである。
従って、設計効率が良く、機種も一つに標準化されると
いう生産システム上の大きな利点が得られる。もちろ
ん、このことは製品のコスト低減にも寄与する。また、
使用者は音質・音場補正のための煩わしい操作から解放
される。
【0030】なお、上記実施例1では、この発明を車載
音響装置に適用した場合について説明したが、音響・映
像信号処理、操作・表示処理などの特性仕様を、それが
搭載される車輌の種類にあわせて設定する必要のある他
の種類の車載電子装置に適用することも可能であり、上
記実施例と同様の効果を奏する。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、車輌識別用配線による複数のビットコードの状態に
よって車輌の種類を識別し、あらかじめ設定されている
特性パラメータの中よりその車種に対応したものを選択
して当該車載電子装置の特性仕様の設定を行うように構
成したので、車輌側と車載電子装置との間に所定の結線
を設けることで、安価で簡易に車輌識別を行うことがで
き、車輌に取り付けるだけで、使用者に煩雑な操作を要
求することなくその車輌に合った適切な特性仕様を与え
ることができるばかりか、生産管理上は1機種とみなせ
るため原価低減に貢献でき、より安価に車載電子装置を
提供することができる効果がある。
【0032】請求項2の発明によれば、各車種に対応し
た音質音場パラメータを特性パラメータとしてあらかじ
め設定しておき、識別された車種に対応した音質音場パ
ラメータに従って再生音質音場特性を設定するように構
成したので、音質音場調整の煩わしさを小さくすること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による車載電子装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】 上記実施例における車輌識別情報発生回路の
具体例を示すブロック図である。
【図3】 上記実施例における特性パラメータ対応表の
一例を示す説明図である。
【図4】 上記実施例における特性設定の手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】 上記実施例における車種コード対パラメータ
表の一例を示す説明図である。
【図6】 従来の車載電子装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 この発明および従来の音質調整回路の具体例
を示すブロック図である。
【図8】 この発明および従来の音場調整回路の具体例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
13 制御回路(制御手段)、13a 車輌種類識別回
路(車輌識別手段)、13b ROM(パラメータ記憶
手段)、15a,15b 車輌識別用配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嵯峨 征雄 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 中村 泰三 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の種類を識別するための信号を複数
    のビットコードで設定する車輌識別用配線と、前記車輌
    識別用配線による複数のビットコードの状態に基づいて
    車輌の種類識別を行う車輌識別手段と、前記車輌の種類
    のそれぞれに対応した特性パラメータをあらかじめ記憶
    しているパラメータ記憶手段と、前記車輌識別手段の識
    別結果に基づいて対応する特性パラメータを前記パラメ
    ータ記憶手段より読み出し、その特性パラメータによっ
    て特性仕様の設定を行う制御手段とを備えた車載電子装
    置。
  2. 【請求項2】 前記車輌の種類に対応した特性パラメー
    タとして、再生音質音場パラメータを前記パラメータ記
    憶手段にあらかじめ設定しておき、前記制御手段が前記
    パラメータ記憶手段より前記車輌識別手段の識別結果に
    基づいて読み出した、前記再生音質音場パラメータに従
    って再生音質音場特性の設定を行うことを特徴とする請
    求項1記載の車載電子装置。
JP7213809A 1995-08-22 1995-08-22 車載電子装置 Pending JPH0962271A (ja)

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