JPH0961768A - 外部変調方式による光変調装置 - Google Patents

外部変調方式による光変調装置

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JPH0961768A
JPH0961768A JP7215787A JP21578795A JPH0961768A JP H0961768 A JPH0961768 A JP H0961768A JP 7215787 A JP7215787 A JP 7215787A JP 21578795 A JP21578795 A JP 21578795A JP H0961768 A JPH0961768 A JP H0961768A
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optical modulator
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雅俊 中尾
Hiroyuki Ibe
博之 井辺
Hitoshi Takahira
仁 高平
Shu Yamamoto
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的簡単な構成で伝送速度の高速化に対応す
ることができ、光送信波形の立上がり時間、立下がり時
間が短く、入力電気信号の振幅依存性が少なく、入力電
気信号の遮断時に自動的に光遮断をすることができるよ
うにする。 【解決手段】入力電気信号を駆動アンプ22でリミッテ
ィングレベルまで増幅して光変調器21に供給し、変調
回路25により発振器24からのバイアス制御用の低周
波信号で光変調器の入力電圧を変調することで、低周波
信号を光信号に重畳し、光変調器21の光信号出力の一
部を光分岐回路28で取り出して光電変換器29で検出
し、その検出出力と上記低周波信号とを乗算器31で混
合し、その混合出力の低域成分をLPF33で取り出
し、レベル比較器34でレベル検波して、その検波出力
に応じて光変調器21のバイアス電圧を可変制御するよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムの
光送信装置や光中継器等に用いられ、光出力波形を良好
な状態に維持でき、光遮断機能を容易に実現できる外部
変調方式による光変調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信システムにあっては、情報
量の増大に伴って通信容量の飛躍的な増大が望まれてお
り、10Gbpsでの伝送実験も行われている。一方、
回線コストの低下を図る面から、中継間隔の増大が図ら
れており、100km程度の無中継伝送が実験により確
かめられている。
【0003】このような長距離大容量の光通信システム
において、光送信装置や光中継器等に用いられる光変調
装置には、光出力波形を良好な状態に維持でき、確実な
光遮断特性を有することが強く望まれる。
【0004】ここで、光変調方式としては、レーザを直
接変調する方法がよく用いられる。しかしながら、この
直接変調方式では、チャーピングとして知られるレーザ
発振波長の変化とファイバの波長分散の影響により、受
信端での光波形が劣化する。このため、チャーピングの
影響の少ない外部変調方式の光変調装置を用いた光伝送
が検討されている。
【0005】外部変調方式に用いられる光変調器として
は、ニオブ酸リチウムを用いたマッハツェンダー形の光
強度変調器(以下、MZ変調器と記す)がよく知られて
いる。このMZ変調器は入力された光を分岐し、分岐さ
れた一方の光の位相を変化させて合波することによって
光のオン/オフを行う光変調器である。MZ変調器の入
出力特性を図6(a)に示す。
【0006】図6(a)中のPmax はMZ変調器から出
力される光の最大値で、入力光より変調器の損失分だけ
小さい値となる。通常のMZ変調器では、入力電気信号
が0VレベルのときにほぼPmax が得られるようになっ
ている。入力信号として図6(b)に示すような振幅V
πの電気信号を加えた場合、図6(c)に示すように逆
位相の光信号が出力される。図6(a)から明らかなよ
うに、図6(c)に示すような光信号を得るためには入
力電気信号にDC成分(バイアス電圧Vb)が必要であ
る。
【0007】例えばチタン酸リチウムを利用したMZ変
調器では、温度、湿度、当該変調器に加わる電圧歪等に
より、その入出力特性が図7(a)に示すようにドリフ
トする。このように入出力特性がドリフトした場合、図
7(b)に示すような電気信号が入力されると、図7
(c)に示すように出力光波形に折り返しが見られるよ
うになる。そこで、入出力特性のドリフトを補償するた
めに、バイアス電圧Vbをシフトする必要がある。
【0008】入出力特性のドリフトを補償する方法の先
行技術として、特公平3−251815号公報(以下、
先行技術例と記す)に入力電気信号に低周波を重畳し、
ドリフトを検出する方法が記載されている。図8にこの
先行技術例の構成を示す。
【0009】図8において、レーザダイオード等の光源
1から出射される光はMZ変調器2に入射される。ま
た、入力電気信号はAGCアンプ3により低周波発振器
4で発生される所定の周波数の低周波信号で振幅変調さ
れ、さらにMZ変調器2の駆動に必要なレベルまで駆動
アンプ5で増幅されて、カップリングコンデンサ6を介
してMZ変調器2に供給される。
【0010】また、MZ変調器2の変調に供された電気
信号はインダクタL及びキャパシタCによるバイアスT
回路7を介して終端抵抗8に導かれる。MZ変調器2か
らの光出力の一部は光分岐回路9で取り出され、フォト
ダイオード等の光電変換器10で検出され、その検出信
号はバッファアンプ11で増幅されて乗算器12に入力
され、低周波発振器4からの低周波信号と混合される。
【0011】すなわち、光電変換器10で検出された信
号にはAGCアンプ3で重畳された低周波信号が乗って
おり、乗算器12で参照低周波と混合することで位相検
波することができる。この位相検波出力は低域通過フィ
ルタ13で不要な高周波成分が除去され、レベル比較器
14で基準レベル(例えばグランドレベル)と比較され
る。この比較結果は誤差信号としてバイアスT回路7に
供給され、誤差を修正するようバイアス値が可変制御さ
れる。
【0012】上記構成において、バイアスが最適の場
合、図9(a)〜(c)に示すように、出力光には重畳
した低周波信号が現れない。入出力特性が図10(a)
に示すように、高電圧側(特性A)または低電圧側(特
性B)にドリフトしたときには、図10(c1),(c
2)に示すように、出力光に重畳した低周波信号が、ド
リフト方向の違いにより位相が反転して現れる。このた
め、乗算器12からの低周波混合信号でバイアス電圧を
制御することで、入出力特性のドリフトを補償すること
ができる。
【0013】ところで、伝送速度が高速になると、光出
力波形の立ち上がり時間tr、立ち下がり時間tfがデ
ータ1タイムスロットの長さに比べて無視できない時間
となる。tr、tfが長くなると光送信波形の開口部の
面積が小さくなって伝送特性に重大の影響を与えること
になる。このため、高速の光伝送システムではtr、t
fをできる限り短くする必要がある。
【0014】しかしながら、上述の先行技術例に示され
る外部変調方式の光変調装置では、可変利得アンプと駆
動アンプを用いている。可変利得アンプはその性質上リ
ニアアンプで構成される。駆動アンプも低周波で振幅変
調された信号を増幅するためにリニアアンプで構成され
る。リニアアンプでは、入力信号の振幅に応じてtr、
tfが変化し、同じアンプをリミッティング動作させた
場合に比べて長くなる。前述したように、伝送特性の観
点からtr、tfは短いことが望ましいので、何らかの
処置が望まれる。
【0015】また、前述のように低周波信号を重畳する
ためにAGCアンプを使用しているが、伝送速度が高速
になると、AGCアンプは構成が難しくなる。信頼性の
向上、低価格化の観点から、できるだけ簡単な構成のア
ンプを使用することが望ましい。
【0016】一方、光変調装置の保守点検を行う際に作
業者の目を保護する観点から、保守作業中に光出力を遮
断する機能が必要となっている。このことはCCITT
(国際電信電話諮問委員会)でも勧告されている。光出
力の遮断方法としては、入力電気信号が遮断されたとき
に自動的に光出力も遮断される方法が望ましい。
【0017】ところが、前記先行技術例の装置では、A
GCアンプのゲインを変えて変調器のバイアス制御信号
を重畳しており、入力電気信号が遮断された場合、バイ
アスには制御信号が現れない。このため、バイアスの制
御は行われず、変調器の光信号出力レベルを定めること
ができず、自動的に光出力を遮断することはできない。
【0018】さらに、前記先行技術例の装置ではAGC
アンプをバイアス制御信号の重畳手段として使用してお
り、出力振幅を一定にする手段がない。従って、入力信
号の振幅の変化に伴って、出力光波形が変化してしま
う。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の外部変調方式の光変調装置では、入力電気信号の増
幅部にリニアアンプの使用が前提となっているため、光
送信波形の立上がり時間、立下がり時間が比較的長く、
かつ入力電気信号の振幅依存性が高い。よって、伝送速
度の高速化に対応するためには入力増幅部の構成が複雑
となる。しかも、入力電気信号遮断時に自動的に光遮断
をすることができないため、保守作業時の安全性が問題
となっている。
【0020】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、比較的簡単な構成で伝送速度の高速化に
対応することができ、光送信波形の立上がり時間、立下
がり時間が短く、入力電気信号の振幅依存性が少なく、
入力電気信号の遮断時に自動的に光遮断をすることので
きる外部変調方式の光変調装置を提供することを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明に係る外部変調方式の光変調装置は、被変
調光信号を入力して2分岐し、分岐された一方の光に外
部からの電気信号により位相変化を与え、分岐された光
を再度合波して光信号を変調出力する光変調器と、入力
電気信号の振幅をリミッティングレベルまで増幅して前
記光変調器に供給するリミッティングアンプと、前記光
変調器に入力される電気信号にバイアス電圧を加えるバ
イアス電圧供給手段と、バイアス制御用の低周波信号を
発生する低周波発振器と、この低周波発振器から出力さ
れる低周波信号で前記リミッティングアンプの出力電圧
レベルを変調する電圧変調手段と、前記光変調器から出
力される光信号を分岐する光分岐器と、前記光分岐器に
より分岐された光信号を電気信号に変換する光電変換器
と、前記光電変換器から出力される電気信号に含まれる
低周波信号の周波数成分と前記低周波発振器の出力との
位相を比較する位相比較回路と、前記位相比較回路の比
較結果に基づいて前記バイアス電圧供給手段で発生され
るバイアス電圧をレベル制御するバイアス制御手段とを
具備して構成される。
【0022】特に、前記リミッティングアンプは、出力
段に電界効果型トランジスタが用いられ、当該トランジ
スタのドレインに現れる電圧をアンプ出力とし、前記電
圧制御手段は、前記ドレイン電圧を変調するようにした
ことを特徴とする。
【0023】上記構成による外部変調方式の光変調装置
では、入力電気信号をリミッティングアンプでリミッテ
ィングレベルまで増幅して光変調器に供給し、バイアス
を制御するための低周波信号を光変調器の入力電圧を変
調することで光信号に重畳しているため、AGCアンプ
を用いる必要がなく、比較的簡単な装置構成で光信号の
立上がり、立下がり時間を短くすることができ、入力信
号の振幅依存性の少ない光出力波形が得られる。また、
入力電気信号が遮断された場合にも、リミッティングア
ンプの出力電圧に重畳された低周波信号を検出できるた
め、自動的に光遮断状態を得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
乃至図4を参照して詳細に説明する。図1はこの発明に
係る外部変調方式の光変調装置の構成を示すもので、2
1は光変調器であり、入力される光信号を2分岐し、分
岐された光に外部から入力される電気信号で位相変化を
与えた後、再度合波することにより、光信号を変調出力
する。
【0025】22は光変調器21に電気信号を供給する
駆動アンプであり、前置増幅部221とソース接地のF
ET(電界効果型トランジスタ、図中Dはドレイン、G
はゲート、Sはソースを意味する)増幅部222で構成
され、入力電気信号の振幅を前置増幅部221でリミッ
ティングレベルまで増幅してFETのゲートGに入力
し、そのドレインDから出力する。この駆動アンプ22
から出力される電気信号は、インダクタL及びキャパシ
タCによる第1のバイアスT回路23で適当なドレイン
電圧が加算された後、光変調器21に供給される。尚、
FETのドレインDにつながるLは省略することもでき
る。
【0026】24はバイアス制御用の低周波信号を発生
する低周波発振器であり、その出力はドレイン電圧変調
回路25に供給される。このドレイン電圧変調回路25
は、図2に示すように、差動アンプ251の(+)入力
端を接地し、出力端及び(−)入力端間に帰還抵抗25
2を接続し、さらに(−)入力端を抵抗253を介して
可変電圧源254に接続すると共に抵抗255を介して
低周波発振器24の出力端に接続して構成される。
【0027】すなわち、上記構成によるドレイン電圧変
調回路25は、低周波発振器24からの低周波信号に応
じてFET増幅部222のドレイン電圧をバイアスT回
路23、直流負荷抵抗35を通じて制御することで、光
変調器21に供給される電気信号に低周波信号を重畳す
る。重畳レベルは可変電圧源254の出力調整によって
可変できる。光変調器21に入力された電気信号は光信
号変調後、インダクタL及びキャパシタCによる第2の
バイアスT回路26を介して終端抵抗27に導びかれ
る。
【0028】上記光変調器21から出力される光信号は
光分岐回路28で2系統に分岐され、一方は光変調出力
となり、他方は光電変換器29に導かれて電気信号に変
換される。ここで得られた電気信号はバッファアンプ3
0で増幅された後、乗算器31に供給される。
【0029】この乗算器31は上記低周波発振器24で
発生された低周波信号を移相器32を介して入力し、バ
ッファアンプ30からの光電変換信号と混合する。尚、
移相器32はバイアス制御ループの時間遅れを補償する
ためのものである。
【0030】乗算器31で低周波信号が混合された信号
は低域通過フィルタ(LPF)33で不要な高周波成分
が除去された後、レベル比較器34で基準レベル(例え
ばグランドレベル)と比較される。この比較結果は誤差
信号として第2のバイアスT回路26に供給され、誤差
を修正するようバイアス値が可変制御される。
【0031】すなわち、上記構成による光変調装置で
は、入力電気信号は前置増幅部221及びFET増幅部
222を用いた駆動アンプ22によってリミッティング
レベルまで増幅され、第1のバイアスT回路23を介し
て光変調器21に供給される。この場合、駆動アンプ2
2では低周波信号を重畳する必要がないため、構成の比
較的簡単なリミッティングアンプを使用することができ
る。また、リミッティング動作のため、立ち上がり時間
tr、立ち下がり時間tfは、同じアンプをリニア動作
で使用したより短くなる。
【0032】ここで、駆動アンプ22において、ソース
接地FET増幅部222の立ち上がり時間をtr、前置
増幅部221の立ち上がり時間を、リニア動作させたと
きにはFET増幅部222と同じtr、リミッティング
動作をさせたときには(tr−δtr)と仮定する。こ
のとき、前置増幅部221とFET増幅部222を合わ
せたときの立ち上がり時間は、
【0033】
【数1】 となる。上式より、同じアンプをリニア動作させて用い
るよりもδtr/2trだけ立ち上がり時間が短くなる
ことがわかる。
【0034】また、前置増幅部221をリミッティング
アンプとして使用しているために、入力される電気信号
の振幅が多少変動しても、FET増幅部222に入力さ
れる信号の振幅は常に一定となる。このため、出力信号
振幅の入力信号振幅に対する依存性を小さくすることが
できる。
【0035】低周波の重畳は低周波発振器24の出力を
DC電圧に重畳し、直流負荷抵抗35を通してFET増
幅部222のドレインDに印加することによって行うこ
とができる。このFET増幅部222の出力信号は光変
調器21に入力され、ここで変調された光信号はその一
部が光分岐回路28で取り出され、光電変換器29で電
気信号に変換される。変換された電気信号はバッファア
ンプ30で増幅されて、低周波発振器24の出力と乗算
器31に入力される。
【0036】光変調器21のバイアス電圧が最適状態に
あるときの光出力波形は、図10に示したように、光変
調器21の入出力特性から、低周波発振器24から出力
された低周波の成分が含まれない。また、光変調器21
の入出力特性が左右にずれた場合の光出力波形は図11
に示した通りであり、ずれる方向に応じて光出力波形の
位相が反転する。
【0037】そこで、乗算器31において、低周波発振
器24からの低周波信号と混合し、その出力を低域通過
フィルタ33で濾波する。これにより、バイアス電圧が
最適であれば、フィルタ33の通過後の電圧として
“0”となり、入出力特性のずれる方向により極性が反
転するバイアス制御電圧を得ることができる。
【0038】このフィルタ33で炉波された電圧によ
り、光変調器21の静特性の変動を検出し、第2のバイ
アスT回路26を通じてバイアス電圧を制御すること
で、最適状態を保つことが可能となる。
【0039】したがって、上記構成による光変調装置に
よれば、入力電気信号をリミッティングレベルまで増幅
して光変調器21に供給すると共に、バイアスを制御す
るための低周波信号を、光変調器21の入力電圧を変調
することで光信号に重畳しているので、AGCアンプを
用いる必要がない。しかも、比較的簡単な装置構成で光
信号の立上がり、立下がり時間を短くすることができ、
入力信号の振幅依存性の少ない光出力波形が得られるよ
うになる。また、入力電気信号が遮断された場合にも、
リミッティング出力電圧に重畳された低周波信号を検出
できるため、自動的に光遮断状態を得ることができる。
【0040】ところで、上記実施形態ではバイアスT回
路を2つ使用しているが、図3に示すように、FET増
幅部222のドレインDをキャパシタC1を介して光変
調器21の電気信号入力端に接続し、キャパシタC1の
入力側をインダクタL1を介して直流負荷抵抗35に接
続し、レベル比較器34の出力端をインダクタL2を介
してキャパシタC1の出力側に接続し、光変調器21の
電気信号出力端をキャパシタC2を介して終端抵抗27
に接続するようにしてもよい。この場合も、前述のよう
にドレインDにつながるL1を省略することもできる。
【0041】すなわち、上記構成によっても、入力電気
信号が遮断されたとき、バイアス制御用の低周波信号が
FETのドレイン電極Dに印加されているので、図3中
に示すキャパシタC1を通じて光変調器21のバイアス
に重畳される。従って、入力電気信号を遮断した瞬間の
光出力波形は、図4(a)〜(c)に示すようにバイア
ス制御用の低周波信号がそのまま出力される。
【0042】ここで、光変調器21を入力電圧−光出力
特性の傾きが負の領域で使用してれば、入力電気信号が
遮断されたときに自動的に光出力を遮断することができ
る。また、電気信号が入力されているとき、バイアス電
圧が最適電圧からずれていれば、図10(c1),(c
2)に示すように光出力に低周波信号成分が出力され
る。図10(a)の特性Bのように最適点より低電圧側
にずれていた場合には、バイアス電圧を大きくする方向
に制御電圧が加わり、最適バイアスになるようにバイア
ス電圧を制御する。
【0043】すなわち、入力電気信号が遮断された直後
の場合は、図4(c)中実線で示すような光信号が出力
される。このときの乗算器31に入力される電気信号の
位相は図10(c1)と同じであり、バイアス電圧を大
きくする方向に制御が働く。この場合には、図4(c)
中点線で示すようにVπで示した電圧で光出力に低周波
信号成分が現れなくなるため、この電圧によりバイアス
を制御することで光出力を遮断することができる。
【0044】また、駆動アンプ22が複数のFETで構
成される場合、最終段がオープンドレインのFETであ
れば、最終段のドレイン電圧を変調することによりバイ
アス制御用の低周波信号を重畳することができる。
【0045】他の実施形態として、図5に示すように、
駆動アンプとしてFET増幅部223を設けると共に、
そのFETのソースS、ゲートGのバイアスを制御する
バイアス制御回路36を設け、ドレイン電圧変調回路2
5の出力で各S,G電位をドレインDの電位と共に可変
するようにすれば、FETの出力振幅を一定にしたまま
出力DCレベルのみ変化させることができる。さらに、
位相比較回路31の出力でFETのソースS、ゲート
G、ドレインDの電圧を制御することにより、FETと
光変調器21を結合するキャパリシタCを省略して光変
調器21のバイアス制御を行うことができる。この発明
は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形しても同様に実施可能
であることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、比
較的簡単な構成で伝送速度の高速化に対応することがで
き、光送信波形の立上がり時間、立下がり時間が短く、
入力電気信号の振幅依存性が少なく、入力電気信号の遮
断時に自動的に光遮断をすることのできる外部変調方式
の光変調装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る外部変調方式の光変調装置の第
1の実施形態の構成を示すブロック回路図である。
【図2】同実施形態のドレイン電圧変調回路の具体的な
構成を示す回路図である。
【図3】この発明に係る外部変調方式の光変調装置の第
2の実施形態の構成を示すブロック回路図である。
【図4】この発明による自動出力遮断の制御動作を説明
するための波形図である。
【図5】この発明に係る外部変調方式の光変調装置の第
3の実施形態の構成を示すブロック回路図である。
【図6】光変調器の制御動作を説明するための波形図で
ある。
【図7】光変調器のドリフト発生時の動作を説明するた
めの波形図である。
【図8】先行技術例に記載される外部変調方式の光変調
装置の構成を示すブロック回路図である。
【図9】図8の構成において、バイアス電圧が適正レベ
ルの時の動作を説明するための波形図である。
【図10】図8の構成において、光変調器の入出力特性
にドリフトが生じた場合の動作を説明するための波形図
である。
【符号の説明】 1…光源、2…MZ変調器、3…AGCアンプ、4…低
周波発振器、5…駆動アンプ、6…キャパシタ(カップ
リングコンデンサ)、7…バイアスT回路、8…終端抵
抗、9…光分岐回路、10…光電変換器、11…バッフ
ァアンプ、12…乗算器、13…低域通過フィルタ(L
PF)、14…レベル比較器、21…光変調器、22…
駆動アンプ、221…入力増幅部、222,223…F
ET増幅部、23…バイアスT回路、24…低周波発振
器、25…ドレイン電圧変調回路、251…差動アン
プ、252,253,255…抵抗、254…可変電圧
源、26…バイアスT回路、27…終端抵抗、28…光
分岐回路、29…光電変換器、30…バッファアンプ、
31…乗算器、32…移相器、33…低域通過フィルタ
(LPF)、34…レベル比較器、35…直流負荷抵
抗、36…バイアス制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/06 (72)発明者 高平 仁 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号 国際 電信電話株式会社内 (72)発明者 山本 周 埼玉県上福岡市大原2丁目1番15号 国際 電信電話株式会社研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被変調光信号を入力して2分岐し、外部か
    らの電気信号により位相変化を与え、分岐された光を再
    度合波して光信号を変調出力する光変調器と、 入力電気信号の振幅をリミッティングレベルまで増幅し
    て前記光変調器に供給するリミッティングアンプと、 前記光変調器に入力される電気信号にバイアス電圧を加
    えるバイアス電圧供給手段と、 バイアス制御用の低周波信号を発生する低周波発振器
    と、 この低周波発振器から出力される低周波信号で前記リミ
    ッティングアンプの出力電圧レベルを変調する電圧変調
    手段と、 前記光変調器から出力される光信号を分岐する光分岐器
    と、 前記光分岐器により分岐された光信号を電気信号に変換
    する光電変換器と、 前記光電変換器から出力される電気信号に含まれる低周
    波信号の周波数成分と前記低周波発振器の出力との位相
    を比較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の比較結果に基づいて前記バイアス電
    圧供給手段で発生されるバイアス電圧をレベル制御する
    バイアス制御手段とを具備する外部変調方式の光変調装
    置。
  2. 【請求項2】前記リミッティングアンプは、出力段に電
    界効果型トランジスタが用いられ、当該トランジスタの
    ドレインに現れる電圧をアンプ出力とし、前記電圧制御
    手段は、前記ドレイン電圧を変調するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の外部変調方式の光変調装置。
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