JPH0961150A - 平面度及び応力測定装置 - Google Patents
平面度及び応力測定装置Info
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- JPH0961150A JPH0961150A JP21717495A JP21717495A JPH0961150A JP H0961150 A JPH0961150 A JP H0961150A JP 21717495 A JP21717495 A JP 21717495A JP 21717495 A JP21717495 A JP 21717495A JP H0961150 A JPH0961150 A JP H0961150A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平面度測定、応力測定のいずれに対しても1
台で最適な測定を行う。 【解決手段】 試料ステージ2aでは、支持面の形状が
輪形である円周支持部5が平面支持部4の周囲に設けら
れている。図2(a)のような状態で被測定物1を載置
すると、被測定物1は平面支持部4によって支持され
る。これにより、平面度測定に必要な被測定物1の支持
条件を得ることができ、被測定物1の平面度を測定する
ことができる。図2(b)のような状態で被測定物1を
載置すると、被測定物1は円周支持部5によって支持さ
れる。これにより、応力測定に必要な被測定物1の支持
条件を得ることができるので、膜付着前後の反りをそれ
ぞれ測定すれば、反りの変化量から膜応力を求めること
ができる。
台で最適な測定を行う。 【解決手段】 試料ステージ2aでは、支持面の形状が
輪形である円周支持部5が平面支持部4の周囲に設けら
れている。図2(a)のような状態で被測定物1を載置
すると、被測定物1は平面支持部4によって支持され
る。これにより、平面度測定に必要な被測定物1の支持
条件を得ることができ、被測定物1の平面度を測定する
ことができる。図2(b)のような状態で被測定物1を
載置すると、被測定物1は円周支持部5によって支持さ
れる。これにより、応力測定に必要な被測定物1の支持
条件を得ることができるので、膜付着前後の反りをそれ
ぞれ測定すれば、反りの変化量から膜応力を求めること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
薄い被測定物の平面度や被測定物上に形成された付着膜
の応力を測定する平面度及び応力測定装置に関するもの
である。
薄い被測定物の平面度や被測定物上に形成された付着膜
の応力を測定する平面度及び応力測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ等の鏡面形状物体の表面の
平面度、反りあるいは厚さむら等を測定するため、各種
の平面度測定装置が使われている。測定原理は色々ある
が、光の干渉を利用する装置が多い。図8は従来の代表
的な平面度測定装置として利用されているフィゾー干渉
計の測定原理を示す図であり、1は半導体ウエハ等の被
測定物、31はレーザ光を発する光源、32はハーフミ
ラー、33はレンズ、34はオプチカルフラット等の平
面度の基準とする参照平面35を持つ基準平面体、36
はスクリーンである。
平面度、反りあるいは厚さむら等を測定するため、各種
の平面度測定装置が使われている。測定原理は色々ある
が、光の干渉を利用する装置が多い。図8は従来の代表
的な平面度測定装置として利用されているフィゾー干渉
計の測定原理を示す図であり、1は半導体ウエハ等の被
測定物、31はレーザ光を発する光源、32はハーフミ
ラー、33はレンズ、34はオプチカルフラット等の平
面度の基準とする参照平面35を持つ基準平面体、36
はスクリーンである。
【0003】この種の装置は、例えば「谷田貝豊彦著、
「応用光学−光計測入門−」、丸善、初版、1988.8.30
」(以下、参考文献1とする)の128〜129頁
や、「末田哲夫著、「オプトロニクス技術活用のための
光部品の使い方と留意点」、オプトロニクス社、増補改
訂版、1994.9.10 」(以下、参考文献2とする)の28
1〜287頁等に開示されている。この平面度測定装置
においては、参照平面35を持つ基準平面体34を被測
定物1の表面に近接させて設置し、光源31からのレー
ザ光等の可干渉光を被測定物1に照射する。基準平面体
34の参照平面35と被測定物1の表面との間隔をdと
するとき、参照平面35からの反射光と測定表面からの
反射光とは2×dの光路差を生じて互いに干渉しあう。
「応用光学−光計測入門−」、丸善、初版、1988.8.30
」(以下、参考文献1とする)の128〜129頁
や、「末田哲夫著、「オプトロニクス技術活用のための
光部品の使い方と留意点」、オプトロニクス社、増補改
訂版、1994.9.10 」(以下、参考文献2とする)の28
1〜287頁等に開示されている。この平面度測定装置
においては、参照平面35を持つ基準平面体34を被測
定物1の表面に近接させて設置し、光源31からのレー
ザ光等の可干渉光を被測定物1に照射する。基準平面体
34の参照平面35と被測定物1の表面との間隔をdと
するとき、参照平面35からの反射光と測定表面からの
反射光とは2×dの光路差を生じて互いに干渉しあう。
【0004】これらの反射光は、この光路差2×dが測
定光波長の整数倍のときに位相が合致するため強め合
い、光路差2×dが測定光波長の(整数+1/2)倍の
ときには位相が反対になるため打ち消し合う。この結
果、参照平面35と被測定物1の表面との間隔dに応じ
た明暗干渉縞分布がスクリーン36上で観察され、参照
平面35に対する測定表面の平面度が求められる。ただ
し、この方法では、1/2波長の間隔変化に対して1本
の割合で干渉縞を生ずるため、被測定物1の反りが大き
いと干渉間隔が密になり過ぎて読み取れない場合があ
る。
定光波長の整数倍のときに位相が合致するため強め合
い、光路差2×dが測定光波長の(整数+1/2)倍の
ときには位相が反対になるため打ち消し合う。この結
果、参照平面35と被測定物1の表面との間隔dに応じ
た明暗干渉縞分布がスクリーン36上で観察され、参照
平面35に対する測定表面の平面度が求められる。ただ
し、この方法では、1/2波長の間隔変化に対して1本
の割合で干渉縞を生ずるため、被測定物1の反りが大き
いと干渉間隔が密になり過ぎて読み取れない場合があ
る。
【0005】そこで、図9に示すように、プリズムを利
用して被測定物の斜め方向から光を照射することによ
り、干渉縞間隔を疎にしたり、照射角度を変えて干渉縞
間隔を可変にした装置も考案されている。図9におい
て、37は反射鏡、38は被測定物1の表面と対向する
下面が上記参照平面となるプリズムである。このような
構成において、反射鏡37の傾きを可変とすれば、干渉
縞間隔が可変となる。
用して被測定物の斜め方向から光を照射することによ
り、干渉縞間隔を疎にしたり、照射角度を変えて干渉縞
間隔を可変にした装置も考案されている。図9におい
て、37は反射鏡、38は被測定物1の表面と対向する
下面が上記参照平面となるプリズムである。このような
構成において、反射鏡37の傾きを可変とすれば、干渉
縞間隔が可変となる。
【0006】図9の方式では、参考文献1の129〜1
30頁に開示されているように、被測定物1への測定光
入射角をθ、測定光の波長をλ、プリズム38と被測定
物1の表面との間隔をd、この間隔空間の屈折率をn0
とすれば、プリズム38の下面で反射する光と被測定物
1の表面で反射する光の位相差φは次式となる。 φ=4×π×n0×d×cosθ/λ ・・・(1) したがって、n0=1とすれば、d=λ/(2×cos
θ)間隔で干渉縞が生じる。こうして、図8の例と同様
に被測定物1の表面の平面度を求めることができる。
30頁に開示されているように、被測定物1への測定光
入射角をθ、測定光の波長をλ、プリズム38と被測定
物1の表面との間隔をd、この間隔空間の屈折率をn0
とすれば、プリズム38の下面で反射する光と被測定物
1の表面で反射する光の位相差φは次式となる。 φ=4×π×n0×d×cosθ/λ ・・・(1) したがって、n0=1とすれば、d=λ/(2×cos
θ)間隔で干渉縞が生じる。こうして、図8の例と同様
に被測定物1の表面の平面度を求めることができる。
【0007】光の干渉を利用して平面度を測定する原理
はこのほかにも数多く知られており、例えば参考文献1
の127〜128頁や参考文献2の280〜281頁に
開示されているトワイマングリーン干渉計、参考文献1
の131〜135頁に開示されている位相変調干渉法、
参考文献2の286〜292頁に開示されている位相測
定干渉計、参考文献1の138〜141頁に開示されて
いるホログラフィ干渉法、同142〜143頁に開示さ
れているオートコリメーション法などの方法を用いる装
置が使用されている。
はこのほかにも数多く知られており、例えば参考文献1
の127〜128頁や参考文献2の280〜281頁に
開示されているトワイマングリーン干渉計、参考文献1
の131〜135頁に開示されている位相変調干渉法、
参考文献2の286〜292頁に開示されている位相測
定干渉計、参考文献1の138〜141頁に開示されて
いるホログラフィ干渉法、同142〜143頁に開示さ
れているオートコリメーション法などの方法を用いる装
置が使用されている。
【0008】一方、上記のように光学的に被測定物の平
面度を測定するのではなく、図10に示すごとくギャッ
プセンサを用いる平面度測定装置も存在する。図10に
おいて、2は被測定物1をほぼ水平に支持する試料ステ
ージ、41は装置の基台、42は被測定物1の水平方向
の位置を調整するためのXYステージ、43は被測定物
1の垂直方向の位置を調整するためのZステージ、44
は被測定物1の平面度を測定するギャップセンサであ
る。また、45、46、47はギャップセンサ44を基
台41に固定するためのギャップセンサホルダ、支持
梁、支柱である。
面度を測定するのではなく、図10に示すごとくギャッ
プセンサを用いる平面度測定装置も存在する。図10に
おいて、2は被測定物1をほぼ水平に支持する試料ステ
ージ、41は装置の基台、42は被測定物1の水平方向
の位置を調整するためのXYステージ、43は被測定物
1の垂直方向の位置を調整するためのZステージ、44
は被測定物1の平面度を測定するギャップセンサであ
る。また、45、46、47はギャップセンサ44を基
台41に固定するためのギャップセンサホルダ、支持
梁、支柱である。
【0009】この平面度測定装置では、鉛直方向への振
れが非常に小さいXYステージ42を用いて被測定物1
を載置した試料ステージ2を水平方向に動かす。これに
より、ギャップセンサ44は被測定物1の表面を走査
し、被測定物1の平面度を測定する。なお、Zステージ
43は、被測定物1の厚さ又は高さに応じてギャップセ
ンサ44と被測定物1の表面との間隔を測定可能な値に
調整する。ギャップセンサ44としては、非接触式のギ
ャップセンサであることが好ましく、静電容量式のもの
が良く使われているが、渦電流式のギャップセンサ、フ
ォトニックセンサ等任意の種類のギャップセンサを使用
することができる。
れが非常に小さいXYステージ42を用いて被測定物1
を載置した試料ステージ2を水平方向に動かす。これに
より、ギャップセンサ44は被測定物1の表面を走査
し、被測定物1の平面度を測定する。なお、Zステージ
43は、被測定物1の厚さ又は高さに応じてギャップセ
ンサ44と被測定物1の表面との間隔を測定可能な値に
調整する。ギャップセンサ44としては、非接触式のギ
ャップセンサであることが好ましく、静電容量式のもの
が良く使われているが、渦電流式のギャップセンサ、フ
ォトニックセンサ等任意の種類のギャップセンサを使用
することができる。
【0010】ところで、図8〜10の従来の平面度測定
装置において、被測定物1を載置する試料ステージ(図
8〜10では図10のみ記載)は、平坦な支持面で被測
定物1を支持することを基本としていた。図11は従来
の平面度測定装置における最も一般的な試料ステージの
断面図である。被測定物1は、試料ステージ2eの表面
で平面支持される。試料ステージ2eには、真空吸着溝
50が設けてあり、必要に応じて被測定物1を真空吸着
保持することができる。
装置において、被測定物1を載置する試料ステージ(図
8〜10では図10のみ記載)は、平坦な支持面で被測
定物1を支持することを基本としていた。図11は従来
の平面度測定装置における最も一般的な試料ステージの
断面図である。被測定物1は、試料ステージ2eの表面
で平面支持される。試料ステージ2eには、真空吸着溝
50が設けてあり、必要に応じて被測定物1を真空吸着
保持することができる。
【0011】図12は従来の平面度測定装置における他
の試料ステージの断面図である。試料ステージ2fの上
面には多くの微小突起51が存在し、被測定物1は微小
突起51の先端を連ねる平面で支持される。また、図1
2(b)に示すように、試料ステージ2fの周囲を可撓
膜52で塞いで、微小突起51間の空気を真空ポンプ等
で吸引すれば、被測定物1を微小突起51が形成する平
面に真空吸着することもできる。
の試料ステージの断面図である。試料ステージ2fの上
面には多くの微小突起51が存在し、被測定物1は微小
突起51の先端を連ねる平面で支持される。また、図1
2(b)に示すように、試料ステージ2fの周囲を可撓
膜52で塞いで、微小突起51間の空気を真空ポンプ等
で吸引すれば、被測定物1を微小突起51が形成する平
面に真空吸着することもできる。
【0012】ところで、以上の平面度測定装置は、被測
定物の平面度、反りあるいは厚さむら等を測定するだけ
でなく、被測定物上に膜を形成する際の膜付着前後にお
ける被測定物の反りの変化の測定や付着膜の応力測定に
も利用することができる。例えば、膜付着によって被測
定物の反りが変化する量を検出して膜応力を求める場
合、膜付着によって、元々平坦な薄い円板状の被測定物
が曲率半径ρの円弧状に反ったとすれば、膜応力σは次
式で計算される。 σ=Es×ts2 /{6×(1−νs)×tf×ρ} ・・・(2) ここで、Es、νs、tsはそれぞれ被測定物のヤング
率、ポアソン比、厚さであり、tfは膜の厚さである。
定物の平面度、反りあるいは厚さむら等を測定するだけ
でなく、被測定物上に膜を形成する際の膜付着前後にお
ける被測定物の反りの変化の測定や付着膜の応力測定に
も利用することができる。例えば、膜付着によって被測
定物の反りが変化する量を検出して膜応力を求める場
合、膜付着によって、元々平坦な薄い円板状の被測定物
が曲率半径ρの円弧状に反ったとすれば、膜応力σは次
式で計算される。 σ=Es×ts2 /{6×(1−νs)×tf×ρ} ・・・(2) ここで、Es、νs、tsはそれぞれ被測定物のヤング
率、ポアソン比、厚さであり、tfは膜の厚さである。
【0013】中心から半径rの位置で測定した被測定物
の反り量をδとすれば、幾何学的な関係から次式が得ら
れる。 ρ=r2 /(2×δ) ・・・(3) 式(3)より、式(2)は次式のように変形でき、反り
量δから膜応力σが求まる。 σ=Es×ts2 ×δ/{3×(1−νs)×tf×r2 } ・・・(4) このようにして膜応力σを求める際は、膜付着前後の被
測定物の反り量を比較し、反り量の変化が膜応力σによ
るものと考えて膜応力σを算出する。
の反り量をδとすれば、幾何学的な関係から次式が得ら
れる。 ρ=r2 /(2×δ) ・・・(3) 式(3)より、式(2)は次式のように変形でき、反り
量δから膜応力σが求まる。 σ=Es×ts2 ×δ/{3×(1−νs)×tf×r2 } ・・・(4) このようにして膜応力σを求める際は、膜付着前後の被
測定物の反り量を比較し、反り量の変化が膜応力σによ
るものと考えて膜応力σを算出する。
【0014】この用途で主に利用するため、平面度測定
装置ではなく、応力測定装置として作られている装置も
存在し、反り量δから膜応力σを自動的に計算したり、
被測定物内の反り量から膜応力σの分布を計算する装置
も開示されている。しかし、被測定物が薄いと、被測定
物の自重が反り量の測定に大きな影響を及ぼすようにな
る。例えば、実験によると、平坦な面で支持するときほ
ぼ反りがない公称厚さ625μm、直径6インチのシリ
コンウエハの周辺を支持すると、このウエハは約14μ
mも撓んだ。よって、被測定物が半導体ウエハ等の薄い
物体の場合には、自重が及ぼす影響を考慮することが必
要不可欠の条件となる。
装置ではなく、応力測定装置として作られている装置も
存在し、反り量δから膜応力σを自動的に計算したり、
被測定物内の反り量から膜応力σの分布を計算する装置
も開示されている。しかし、被測定物が薄いと、被測定
物の自重が反り量の測定に大きな影響を及ぼすようにな
る。例えば、実験によると、平坦な面で支持するときほ
ぼ反りがない公称厚さ625μm、直径6インチのシリ
コンウエハの周辺を支持すると、このウエハは約14μ
mも撓んだ。よって、被測定物が半導体ウエハ等の薄い
物体の場合には、自重が及ぼす影響を考慮することが必
要不可欠の条件となる。
【0015】図13は被測定物を平面支持するときの自
重が及ぼす影響を説明するための断面図である。図13
(b)は、図13(a)のような無重力下で反りがない
被測定物1を平坦な支持面を有する試料ステージ2gに
載置した場合を示す。また、図13(d)は、図13
(c)のような下に凸の反りを有する被測定物1を試料
ステージ2gに載置した場合を示し、図13(f)は、
図13(e)のような上に凸の反りを有する被測定物1
をステージ2gに載置した場合を示す。図13(d)で
は被測定物1が中央で支持されて周辺が自重で撓み、ま
た図13(f)では被測定物1が周辺で支持されて中央
が自重で撓むため、被測定物1の反りは矯正されて小さ
くなる。
重が及ぼす影響を説明するための断面図である。図13
(b)は、図13(a)のような無重力下で反りがない
被測定物1を平坦な支持面を有する試料ステージ2gに
載置した場合を示す。また、図13(d)は、図13
(c)のような下に凸の反りを有する被測定物1を試料
ステージ2gに載置した場合を示し、図13(f)は、
図13(e)のような上に凸の反りを有する被測定物1
をステージ2gに載置した場合を示す。図13(d)で
は被測定物1が中央で支持されて周辺が自重で撓み、ま
た図13(f)では被測定物1が周辺で支持されて中央
が自重で撓むため、被測定物1の反りは矯正されて小さ
くなる。
【0016】このように、ステージ2gが平坦である
と、薄い被測定物1が無重力下で反っている場合でも反
りがほとんど無いかのような形状となる。このため、膜
応力を求めるために膜付着の前後で被測定物1の反りを
測定する際、被測定物1の自重の分だけ無重力下での本
来の反り量より小さく測定されてしまうことがあった。
よって、例えば無重力下で元々上に凸の反りを有してい
た被測定物が自重の影響でほとんど反っていないかのよ
うに測定され、そして膜付着後には無重力下で下に凸に
反るにも拘らず、自重の影響でほとんど反っていないか
のように測定されるといった最悪の場合には、膜付けに
よって本来は被測定物の反りが大きく変化しているにも
拘らず、見掛け上は反りがほとんど変化しないので、膜
応力が非常に小さいかのような誤った測定をしないとも
限らなかった。
と、薄い被測定物1が無重力下で反っている場合でも反
りがほとんど無いかのような形状となる。このため、膜
応力を求めるために膜付着の前後で被測定物1の反りを
測定する際、被測定物1の自重の分だけ無重力下での本
来の反り量より小さく測定されてしまうことがあった。
よって、例えば無重力下で元々上に凸の反りを有してい
た被測定物が自重の影響でほとんど反っていないかのよ
うに測定され、そして膜付着後には無重力下で下に凸に
反るにも拘らず、自重の影響でほとんど反っていないか
のように測定されるといった最悪の場合には、膜付けに
よって本来は被測定物の反りが大きく変化しているにも
拘らず、見掛け上は反りがほとんど変化しないので、膜
応力が非常に小さいかのような誤った測定をしないとも
限らなかった。
【0017】そして、通常の平面度測定装置や応力測定
装置の使用環境では、重力が必ず存在する。したがっ
て、重力があっても膜応力を正確に測定できるようにし
なければならない。それには、被測定物の反りの形態に
よらずに、被測定物が同じ箇所で支持されるようにする
必要がある。被測定物が無重力下で上に凸でも下に凸で
も、被測定物が同じ箇所で支持されれば、自重による影
響は常に同じとなる。従来の応力測定装置の中には、こ
の点を鑑み、被測定物を搭載する試料ステージを平面支
持のステージではなく3点支持としたものも存在する。
被測定物を3点支持のように局部的に支持すれば、被測
定物が無重力下で上に凸でも下に凸でも平坦でも、被測
定物は同じ支持点で常に同じように支持される。
装置の使用環境では、重力が必ず存在する。したがっ
て、重力があっても膜応力を正確に測定できるようにし
なければならない。それには、被測定物の反りの形態に
よらずに、被測定物が同じ箇所で支持されるようにする
必要がある。被測定物が無重力下で上に凸でも下に凸で
も、被測定物が同じ箇所で支持されれば、自重による影
響は常に同じとなる。従来の応力測定装置の中には、こ
の点を鑑み、被測定物を搭載する試料ステージを平面支
持のステージではなく3点支持としたものも存在する。
被測定物を3点支持のように局部的に支持すれば、被測
定物が無重力下で上に凸でも下に凸でも平坦でも、被測
定物は同じ支持点で常に同じように支持される。
【0018】よって、被測定物は自重によって常に撓む
ものの、膜付着によって被測定物の反りが変わっても自
重の影響は同じとなる。これにより、膜付着の前後で被
測定物の反りの変化を測定すれば、反りの変化は純粋に
膜応力に対応し、膜応力が正確に求まる。しかし、被測
定物をこのように膜応力の測定に都合が良い局部支持で
支えると、薄い被測定物は自重によって常に撓むため、
平面度や厚さむらの測定を行うときにはこの撓みが誤差
となる。逆に、被測定物全体を平坦な試料ステージで支
えると、上述のように反りの変化量や応力測定を行うと
きに誤差が生じる。したがって、平面支持を行う平面度
測定装置では膜応力を測定することができず、局部支持
を行う応力測定装置では平面度を測定することはできな
い。
ものの、膜付着によって被測定物の反りが変わっても自
重の影響は同じとなる。これにより、膜付着の前後で被
測定物の反りの変化を測定すれば、反りの変化は純粋に
膜応力に対応し、膜応力が正確に求まる。しかし、被測
定物をこのように膜応力の測定に都合が良い局部支持で
支えると、薄い被測定物は自重によって常に撓むため、
平面度や厚さむらの測定を行うときにはこの撓みが誤差
となる。逆に、被測定物全体を平坦な試料ステージで支
えると、上述のように反りの変化量や応力測定を行うと
きに誤差が生じる。したがって、平面支持を行う平面度
測定装置では膜応力を測定することができず、局部支持
を行う応力測定装置では平面度を測定することはできな
い。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の平
面度測定と応力測定では、測定原理が共通であるにも拘
らず、被測定物を載置する試料ステージが異なるため、
1台の装置で平面度測定と応力測定を行うことができな
いという問題点があった。本発明は、上記課題を解決す
るためになされたもので、平面度測定、応力測定のいず
れに対しても1台で最適な測定を行うことができる平面
度及び応力測定装置を提供することを目的とする。
面度測定と応力測定では、測定原理が共通であるにも拘
らず、被測定物を載置する試料ステージが異なるため、
1台の装置で平面度測定と応力測定を行うことができな
いという問題点があった。本発明は、上記課題を解決す
るためになされたもので、平面度測定、応力測定のいず
れに対しても1台で最適な測定を行うことができる平面
度及び応力測定装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の平面度及び応力
測定装置は、請求項1に記載のように、被測定物を載置
するための平坦な支持面を有する平面支持部と、被測定
物を局部的に支持する局部支持部とを備えた試料ステー
ジを有し、試料ステージは、平面支持部と局部支持部の
うちのどちらで被測定物を支持するかを選択可能なもの
である。このような構成により、平面度測定のときは平
面支持部で被測定物を支持し、応力測定のときは局部支
持部で被測定物を支持するというように、平面度測定、
あるいは応力測定に応じて被測定物の支持条件を容易に
変えることができる。
測定装置は、請求項1に記載のように、被測定物を載置
するための平坦な支持面を有する平面支持部と、被測定
物を局部的に支持する局部支持部とを備えた試料ステー
ジを有し、試料ステージは、平面支持部と局部支持部の
うちのどちらで被測定物を支持するかを選択可能なもの
である。このような構成により、平面度測定のときは平
面支持部で被測定物を支持し、応力測定のときは局部支
持部で被測定物を支持するというように、平面度測定、
あるいは応力測定に応じて被測定物の支持条件を容易に
変えることができる。
【0021】また、請求項2に記載のように、試料ステ
ージは、平面支持部と局部支持部のうちのどちらで被測
定物を支持するかを選択可能なものであり、かつ局部支
持部で支持する場合に、周辺支持部、中央支持部、中間
支持部のうちのいずれで被測定物を支持するかを選択可
能なものである。このような構成により、応力測定にお
いて、被測定物の支持箇所を周辺支持、中央支持、中間
支持のうちの少なくとも2つ以上の中から適切に選択す
ることができ、膜付着前後の反りの絶対値を小さくする
ことができる。
ージは、平面支持部と局部支持部のうちのどちらで被測
定物を支持するかを選択可能なものであり、かつ局部支
持部で支持する場合に、周辺支持部、中央支持部、中間
支持部のうちのいずれで被測定物を支持するかを選択可
能なものである。このような構成により、応力測定にお
いて、被測定物の支持箇所を周辺支持、中央支持、中間
支持のうちの少なくとも2つ以上の中から適切に選択す
ることができ、膜付着前後の反りの絶対値を小さくする
ことができる。
【0022】また、請求項3に記載のように、平面支持
部は、被測定物を真空吸着又は静電吸着する手段を有す
るものである。また、請求項4に記載のように、周辺支
持部、中央支持部、中間支持部は、被測定物を真空吸着
又は静電吸着する手段を有するものである。
部は、被測定物を真空吸着又は静電吸着する手段を有す
るものである。また、請求項4に記載のように、周辺支
持部、中央支持部、中間支持部は、被測定物を真空吸着
又は静電吸着する手段を有するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の平面度及び応力測
定装置の基本動作を説明するためのブロック図である。
1は半導体ウエハ等の被測定物、2は試料ステージ、1
0は被測定物載置ステージ機構部、11は機構部10の
基台、12は被測定物1の水平方向の位置を調整するた
めの移動ステージ(XYステージ)、13は被測定物1
の垂直方向の位置を調整するための高さ調整部(Zステ
ージ)、14は後述する被測定物表面位置検出部に対す
る被測定物1の傾きを調整するための傾斜角調整部、1
5は測定前の被測定物1を格納するための被測定物格納
部、16は被測定物1を試料ステージ2へ運ぶ搬送機
構、17は被測定物1を一定方向に揃えるオリエンテー
ション部である。
定装置の基本動作を説明するためのブロック図である。
1は半導体ウエハ等の被測定物、2は試料ステージ、1
0は被測定物載置ステージ機構部、11は機構部10の
基台、12は被測定物1の水平方向の位置を調整するた
めの移動ステージ(XYステージ)、13は被測定物1
の垂直方向の位置を調整するための高さ調整部(Zステ
ージ)、14は後述する被測定物表面位置検出部に対す
る被測定物1の傾きを調整するための傾斜角調整部、1
5は測定前の被測定物1を格納するための被測定物格納
部、16は被測定物1を試料ステージ2へ運ぶ搬送機
構、17は被測定物1を一定方向に揃えるオリエンテー
ション部である。
【0024】また、18は被測定物1の平面度や反りを
測定する被測定物表面位置検出部19は被測定物載置ス
テージ機構部10、被測定物表面位置検出部18を制御
するコンピュータ、20はコンピュータ19に測定開始
などを指示するための操作部、21はCRTや液晶ディ
スプレイ等からなる測定結果表示部、22はビデオプリ
ンタや画面コピー機等からなる記録部である。
測定する被測定物表面位置検出部19は被測定物載置ス
テージ機構部10、被測定物表面位置検出部18を制御
するコンピュータ、20はコンピュータ19に測定開始
などを指示するための操作部、21はCRTや液晶ディ
スプレイ等からなる測定結果表示部、22はビデオプリ
ンタや画面コピー機等からなる記録部である。
【0025】被測定物表面位置検出部18は、例えば図
8〜10に示した構成(ただし、図10の場合にはギャ
ップセンサとそれを固定する構成のみが対象となる)を
有するものであり、上述した動作により被測定物1の平
面度や反りを測定する。移動ステージ12は、被測定物
1の水平方向(図1左右方向及び紙面に垂直な方向)の
位置を調整する。また、この移動ステージ12が水平方
向に動くことにより、検出部18が被測定物1を走査す
ることもある。
8〜10に示した構成(ただし、図10の場合にはギャ
ップセンサとそれを固定する構成のみが対象となる)を
有するものであり、上述した動作により被測定物1の平
面度や反りを測定する。移動ステージ12は、被測定物
1の水平方向(図1左右方向及び紙面に垂直な方向)の
位置を調整する。また、この移動ステージ12が水平方
向に動くことにより、検出部18が被測定物1を走査す
ることもある。
【0026】また、高さ調整部13は検出部18に対す
る被測定物1の高さ方向の位置を調整し、傾斜角調整部
14は検出部18に対する傾きを調整する。また、高さ
調整部13と傾斜角調整部14が1つの機構で構成され
ることもある。半導体ウエハ等の特定の厚さ、形状を持
つ被測定物1を専門的に測定する装置では、被測定物1
を収納する被測定物格納部15を設け、ここから被測定
物1を順次取り出し、搬送機構16によって試料ステー
ジ2に運ぶものが多い。なお、本実施形態では、被測定
物格納部15が1つとなっているが、測定前と測定後の
被測定物1を別々に格納する方式が一般的である。
る被測定物1の高さ方向の位置を調整し、傾斜角調整部
14は検出部18に対する傾きを調整する。また、高さ
調整部13と傾斜角調整部14が1つの機構で構成され
ることもある。半導体ウエハ等の特定の厚さ、形状を持
つ被測定物1を専門的に測定する装置では、被測定物1
を収納する被測定物格納部15を設け、ここから被測定
物1を順次取り出し、搬送機構16によって試料ステー
ジ2に運ぶものが多い。なお、本実施形態では、被測定
物格納部15が1つとなっているが、測定前と測定後の
被測定物1を別々に格納する方式が一般的である。
【0027】また、オリエンテーション部17は、被測
定物1に設けられたオリエンテーションフラット等を利
用して被測定物1の方向を検出し、被測定物1を一定方
向に揃える。また、試料ステージ2に被測定物1の方向
を決める図示しない機構を付加した装置もある。次に、
コンピュータ19は、被測定物載置ステージ機構部1
0、被測定物表面位置検出部18、測定結果表示部21
及び記録部22の制御や、測定結果の算出等を行う。操
作部20は測定開始の指示、表示する測定結果の指示等
をコンピュータ19に対して行う。
定物1に設けられたオリエンテーションフラット等を利
用して被測定物1の方向を検出し、被測定物1を一定方
向に揃える。また、試料ステージ2に被測定物1の方向
を決める図示しない機構を付加した装置もある。次に、
コンピュータ19は、被測定物載置ステージ機構部1
0、被測定物表面位置検出部18、測定結果表示部21
及び記録部22の制御や、測定結果の算出等を行う。操
作部20は測定開始の指示、表示する測定結果の指示等
をコンピュータ19に対して行う。
【0028】平面度の測定結果は、測定結果表示部21
に等高線として表示される。このとき、被測定物表面位
置検出部18が図8あるいは図9のように平面度を光学
的に測定する構成をとる場合は、干渉縞を図示しない撮
像管やCCD等で捉えれば、干渉縞がそのまま等高線と
して表示される。
に等高線として表示される。このとき、被測定物表面位
置検出部18が図8あるいは図9のように平面度を光学
的に測定する構成をとる場合は、干渉縞を図示しない撮
像管やCCD等で捉えれば、干渉縞がそのまま等高線と
して表示される。
【0029】被測定物表面位置検出部18が図10のよ
うにギャップセンサを使って平面度を測定する構成をと
る場合には、被測定物1の座標と高さとの関係から、コ
ンピュータ19によって等高線が計算され、測定結果表
示部21に表示される。また、被測定物1の任意の断面
について、被測定物1の高さを画像で表示したり、被測
定物1の凹凸を鳥瞰図で表示したりする場合もある。
うにギャップセンサを使って平面度を測定する構成をと
る場合には、被測定物1の座標と高さとの関係から、コ
ンピュータ19によって等高線が計算され、測定結果表
示部21に表示される。また、被測定物1の任意の断面
について、被測定物1の高さを画像で表示したり、被測
定物1の凹凸を鳥瞰図で表示したりする場合もある。
【0030】また、応力測定の場合には、検出部18に
よって測定された膜付着前後の各反り量をコンピュータ
19が表示部21に表示させて、測定者がこの反り量か
ら膜応力を計算するか、あるいはコンピュータ19が反
り量から膜応力を計算し、その結果を表示部21に表示
させる。そして、測定結果表示部21に表示された内容
は記録部23によって印刷することができる。
よって測定された膜付着前後の各反り量をコンピュータ
19が表示部21に表示させて、測定者がこの反り量か
ら膜応力を計算するか、あるいはコンピュータ19が反
り量から膜応力を計算し、その結果を表示部21に表示
させる。そして、測定結果表示部21に表示された内容
は記録部23によって印刷することができる。
【0031】以上の説明は、平面度及び応力測定装置の
代表例を示したものであり、説明した機能のうち、一部
の機能のみを有するものや、更に他の機能を追加した装
置が存在することは言うまでもない。
代表例を示したものであり、説明した機能のうち、一部
の機能のみを有するものや、更に他の機能を追加した装
置が存在することは言うまでもない。
【0032】実施形態1.次に、本発明の主要構成部で
ある試料ステージについて詳細に説明する。図2は本発
明の1実施形態を示す平面度及び応力測定装置の試料ス
テージの断面図である。2aは試料ステージ、3は試料
ステージ2aの基台、4は被測定物1を載置するための
平坦な支持面を有する平面支持部、5は被測定物1の周
辺部を支持するための周辺支持部となる円周支持部、8
は被測定物1が試料ステージ2aから滑り落ちるのを防
ぐ滑落防止突起である。
ある試料ステージについて詳細に説明する。図2は本発
明の1実施形態を示す平面度及び応力測定装置の試料ス
テージの断面図である。2aは試料ステージ、3は試料
ステージ2aの基台、4は被測定物1を載置するための
平坦な支持面を有する平面支持部、5は被測定物1の周
辺部を支持するための周辺支持部となる円周支持部、8
は被測定物1が試料ステージ2aから滑り落ちるのを防
ぐ滑落防止突起である。
【0033】本実施形態の試料ステージ2aでは、支持
面の形状、すなわち図2上方から見た被測定物1との接
触面の形状が輪形である円周支持部5が支持面の形状が
円形である平面支持部4の周囲に設けられている。な
お、被測定物1と接触する円周支持部5の先端は、ナイ
フエッジ等の尖った形状が望ましい。
面の形状、すなわち図2上方から見た被測定物1との接
触面の形状が輪形である円周支持部5が支持面の形状が
円形である平面支持部4の周囲に設けられている。な
お、被測定物1と接触する円周支持部5の先端は、ナイ
フエッジ等の尖った形状が望ましい。
【0034】そして、平面支持部4と円周支持部5は、
図示しない機構により相対的に上下動するようになって
いる。平面支持部4と円周支持部5が相対的に上下動す
るようにせしめるには、平面支持部4を基台3に固定し
て円周支持部5を上下動させてもよく、円周支持部5を
固定して平面支持部4を上下動させてもよい。また、平
面支持部4と円周支持部5が両方とも上下動するように
してもよい。
図示しない機構により相対的に上下動するようになって
いる。平面支持部4と円周支持部5が相対的に上下動す
るようにせしめるには、平面支持部4を基台3に固定し
て円周支持部5を上下動させてもよく、円周支持部5を
固定して平面支持部4を上下動させてもよい。また、平
面支持部4と円周支持部5が両方とも上下動するように
してもよい。
【0035】このとき、平面支持部4と円周支持部5が
上下動しても被測定物1の表面の高さがあまり変わらな
いようにすると、被測定物1の平面度を検出する図1の
検出部18と被測定物1との距離を再調整する手間が減
り便利である。また、被測定物1は鏡面研磨されたもの
が多いため、試料ステージ2aから滑り落ちないように
する対策が必要である。円周支持部5の外側に設けた滑
落防止突起8はそのために設けた突起である。よって、
被測定物1は、この滑落防止突起8と少なくとも1点で
接触していることが有り得る。
上下動しても被測定物1の表面の高さがあまり変わらな
いようにすると、被測定物1の平面度を検出する図1の
検出部18と被測定物1との距離を再調整する手間が減
り便利である。また、被測定物1は鏡面研磨されたもの
が多いため、試料ステージ2aから滑り落ちないように
する対策が必要である。円周支持部5の外側に設けた滑
落防止突起8はそのために設けた突起である。よって、
被測定物1は、この滑落防止突起8と少なくとも1点で
接触していることが有り得る。
【0036】この滑落防止突起8は、被測定物1の形状
を考慮し、任意の箇所、形状で設けて良い。また、本実
施形態では、試料ステージ2aの基台3に滑落防止突起
8を取り付けているが、被測定物1の滑落防止という目
的を満たすものであれば、平面支持部4や円周支持部5
に取り付けてもよい。
を考慮し、任意の箇所、形状で設けて良い。また、本実
施形態では、試料ステージ2aの基台3に滑落防止突起
8を取り付けているが、被測定物1の滑落防止という目
的を満たすものであれば、平面支持部4や円周支持部5
に取り付けてもよい。
【0037】図2(a)は円周支持部5を平面支持部4
よりも相対的に下げた状態を示し、平面支持部4の支持
面が円周支持部5の支持面と同じかそれより上に来る。
よって、半導体ウエハ等の被測定物1を試料ステージ2
aに載置すると、被測定物1は平面支持部4、あるいは
平面支持部4と同じ高さの円周支持部5及び平面支持部
4によって支持される。
よりも相対的に下げた状態を示し、平面支持部4の支持
面が円周支持部5の支持面と同じかそれより上に来る。
よって、半導体ウエハ等の被測定物1を試料ステージ2
aに載置すると、被測定物1は平面支持部4、あるいは
平面支持部4と同じ高さの円周支持部5及び平面支持部
4によって支持される。
【0038】これにより、平面度測定に必要な被測定物
1の支持条件(平面支持)を得ることができ、図1の被
測定物表面位置検出部18により被測定物1の平面度を
測定することができる。
1の支持条件(平面支持)を得ることができ、図1の被
測定物表面位置検出部18により被測定物1の平面度を
測定することができる。
【0039】一方、図2(b)は円周支持部5を平面支
持部4よりも相対的に上げた状態を示し、円周支持部5
の支持面が平面支持部4の支持面より上に来る。よっ
て、被測定物1を載置すると、被測定物1は円周支持部
5によってその周辺部を支持される。このように、被測
定物1の周辺を局部的に支持すれば、被測定物1が無重
力下で上に凸でも下に凸でも平坦でも、被測定物1は同
じ支持点で常に同じように支持される。
持部4よりも相対的に上げた状態を示し、円周支持部5
の支持面が平面支持部4の支持面より上に来る。よっ
て、被測定物1を載置すると、被測定物1は円周支持部
5によってその周辺部を支持される。このように、被測
定物1の周辺を局部的に支持すれば、被測定物1が無重
力下で上に凸でも下に凸でも平坦でも、被測定物1は同
じ支持点で常に同じように支持される。
【0040】これにより、膜付着によって被測定物1の
反りが変わっても、自重の影響は同じとなる。こうし
て、応力測定に必要な被測定物1の支持条件を得ること
ができるので、図1の検出部18によって膜付着前後の
反りをそれぞれ測定すれば、反りの変化量から膜応力を
求めることができる。
反りが変わっても、自重の影響は同じとなる。こうし
て、応力測定に必要な被測定物1の支持条件を得ること
ができるので、図1の検出部18によって膜付着前後の
反りをそれぞれ測定すれば、反りの変化量から膜応力を
求めることができる。
【0041】実施形態2.図3は本発明の他の実施形態
を示す平面度及び応力測定装置の試料ステージの断面図
であり、図2と同様の構成には同一の符号を付してあ
る。2bは試料ステージ、4aは平面支持部4と同様に
平坦な支持面を有する平面支持部、6は被測定物1の中
央部を支持するための中央支持部である。
を示す平面度及び応力測定装置の試料ステージの断面図
であり、図2と同様の構成には同一の符号を付してあ
る。2bは試料ステージ、4aは平面支持部4と同様に
平坦な支持面を有する平面支持部、6は被測定物1の中
央部を支持するための中央支持部である。
【0042】本実施形態の試料ステージ2bでは、平面
支持部4aの中央に中央支持部6が設けられている。そ
して、図示しない機構により平面支持部4aと中央支持
部6が相対的に上下動するようになっている。平面支持
部4aと中央支持部6が相対的に上下動するようにせし
めるには、平面支持部4aを基台3に固定して中央支持
部6を上下動させてもよく、中央支持部6を固定して平
面支持部4aを上下動させてもよい。また、平面支持部
4aと中央支持部6が両方とも上下動するようにしても
よい。
支持部4aの中央に中央支持部6が設けられている。そ
して、図示しない機構により平面支持部4aと中央支持
部6が相対的に上下動するようになっている。平面支持
部4aと中央支持部6が相対的に上下動するようにせし
めるには、平面支持部4aを基台3に固定して中央支持
部6を上下動させてもよく、中央支持部6を固定して平
面支持部4aを上下動させてもよい。また、平面支持部
4aと中央支持部6が両方とも上下動するようにしても
よい。
【0043】このとき、平面支持部4aと中央支持部6
が上下動しても被測定物1の表面の高さがあまり変わら
ないようにすると、被測定物1の平面度を検出する図1
の検出部18と被測定物1との距離を再調整する手間が
減り便利である。
が上下動しても被測定物1の表面の高さがあまり変わら
ないようにすると、被測定物1の平面度を検出する図1
の検出部18と被測定物1との距離を再調整する手間が
減り便利である。
【0044】図3(a)は中央支持部6を平面支持部4
aよりも相対的に下げた状態を示し、平面支持部4aの
支持面が中央支持部6の支持面と同じかそれより上に来
る。よって、被測定物1を試料ステージ2bに載置する
と、被測定物1は平面支持部4a、あるいは平面支持部
4aと同じ高さの中央支持部6及び平面支持部4aによ
って支持される。こうして、実施形態1と同様に平面度
測定に必要な被測定物1の支持条件を得ることができ
る。
aよりも相対的に下げた状態を示し、平面支持部4aの
支持面が中央支持部6の支持面と同じかそれより上に来
る。よって、被測定物1を試料ステージ2bに載置する
と、被測定物1は平面支持部4a、あるいは平面支持部
4aと同じ高さの中央支持部6及び平面支持部4aによ
って支持される。こうして、実施形態1と同様に平面度
測定に必要な被測定物1の支持条件を得ることができ
る。
【0045】なお、本実施形態の平面支持部4aは、中
央支持部6を設けたために中央部が欠けているので、被
測定物1が中央部で凹むことが有り得る。この中央部が
ないことによる被測定物1の凹みを考慮すると、中央支
持部6を平面支持部4aと同じ高さにした方が望まし
い。
央支持部6を設けたために中央部が欠けているので、被
測定物1が中央部で凹むことが有り得る。この中央部が
ないことによる被測定物1の凹みを考慮すると、中央支
持部6を平面支持部4aと同じ高さにした方が望まし
い。
【0046】一方、図3(b)は中央支持部6を平面支
持部4aよりも相対的に上げた状態を示し、中央支持部
6の支持面が平面支持部4aの支持面より上に来る。よ
って、被測定物1を載置すると、被測定物1は中央支持
部6によってその中央部を支持される。こうして、実施
形態1と同様に応力測定に必要な被測定物1の支持条件
を得ることができる。
持部4aよりも相対的に上げた状態を示し、中央支持部
6の支持面が平面支持部4aの支持面より上に来る。よ
って、被測定物1を載置すると、被測定物1は中央支持
部6によってその中央部を支持される。こうして、実施
形態1と同様に応力測定に必要な被測定物1の支持条件
を得ることができる。
【0047】実施形態3.図4は本発明の他の実施形態
を示す平面度及び応力測定装置の試料ステージの断面図
であり、図2と同様の構成には同一の符号を付してあ
る。2cは試料ステージ、4bは平面支持部4と同様に
平坦な支持面を有する平面支持部、7は被測定物1の中
間部を支持するための中間支持部となる3点支持部であ
る。
を示す平面度及び応力測定装置の試料ステージの断面図
であり、図2と同様の構成には同一の符号を付してあ
る。2cは試料ステージ、4bは平面支持部4と同様に
平坦な支持面を有する平面支持部、7は被測定物1の中
間部を支持するための中間支持部となる3点支持部であ
る。
【0048】本実施形態の試料ステージ2cでは、球
状、円錐状、あるいは多角錐状などの先端形状を有する
3つの突起体からなる3点支持部7が平面支持部4bの
中程に設けられている。そして、図示しない機構により
平面支持部4bと3点支持部7が相対的に上下動するよ
うになっている。
状、円錐状、あるいは多角錐状などの先端形状を有する
3つの突起体からなる3点支持部7が平面支持部4bの
中程に設けられている。そして、図示しない機構により
平面支持部4bと3点支持部7が相対的に上下動するよ
うになっている。
【0049】平面支持部4bと3点支持部7が相対的に
上下動するようにせしめるには、平面支持部4bを基台
3に固定して3点支持部7を上下動させてもよく、3点
支持部7を固定して平面支持部4bを上下動させてもよ
い。また、平面支持部4bと3点支持部7が両方とも上
下動するようにしてもよい。このとき、平面支持部4b
と3点支持部7が相対的に上下動しても被測定物1の表
面の高さがあまり変わらないようにすると、被測定物1
の平面度を検出する図1の検出部18と被測定物1との
距離を再調整する手間が減り便利である。
上下動するようにせしめるには、平面支持部4bを基台
3に固定して3点支持部7を上下動させてもよく、3点
支持部7を固定して平面支持部4bを上下動させてもよ
い。また、平面支持部4bと3点支持部7が両方とも上
下動するようにしてもよい。このとき、平面支持部4b
と3点支持部7が相対的に上下動しても被測定物1の表
面の高さがあまり変わらないようにすると、被測定物1
の平面度を検出する図1の検出部18と被測定物1との
距離を再調整する手間が減り便利である。
【0050】図4(a)は3点支持部7を平面支持部4
bよりも相対的に下げた状態を示し、平面支持部4bの
支持面が3点支持部7の支持面と同じかそれより上に来
る。よって、被測定物1を試料ステージ2cに載置する
と、被測定物1は平面支持部4b、あるいは平面支持部
4bと同じ高さの3点支持部7及び平面支持部4bによ
って支持される。こうして、実施形態1と同様に平面度
測定に必要な被測定物1の支持条件を得ることができ
る。
bよりも相対的に下げた状態を示し、平面支持部4bの
支持面が3点支持部7の支持面と同じかそれより上に来
る。よって、被測定物1を試料ステージ2cに載置する
と、被測定物1は平面支持部4b、あるいは平面支持部
4bと同じ高さの3点支持部7及び平面支持部4bによ
って支持される。こうして、実施形態1と同様に平面度
測定に必要な被測定物1の支持条件を得ることができ
る。
【0051】なお、本実施形態の平面支持部4bは、3
点支持部7を設けたために中間部が部分的に欠けている
ので、被測定物1が中間部で凹むことが有り得る。この
中間部がないことによる被測定物1の凹みを考慮する
と、3点支持部7を平面支持部4bと同じ高さにした方
が望ましい。
点支持部7を設けたために中間部が部分的に欠けている
ので、被測定物1が中間部で凹むことが有り得る。この
中間部がないことによる被測定物1の凹みを考慮する
と、3点支持部7を平面支持部4bと同じ高さにした方
が望ましい。
【0052】一方、図4(b)は3点支持部7を平面支
持部4bよりも相対的に上げた状態を示し、3点支持部
7の支持面が平面支持部4bの支持面より上に来る。よ
って、被測定物1を載置すると、被測定物1は3点支持
部7によってその中間部を3点支持される。こうして、
実施形態1と同様に応力測定に必要な被測定物1の支持
条件を得ることができる。
持部4bよりも相対的に上げた状態を示し、3点支持部
7の支持面が平面支持部4bの支持面より上に来る。よ
って、被測定物1を載置すると、被測定物1は3点支持
部7によってその中間部を3点支持される。こうして、
実施形態1と同様に応力測定に必要な被測定物1の支持
条件を得ることができる。
【0053】実施形態4.図5、6は本発明の他の実施
形態を示す平面度及び応力測定装置の試料ステージの断
面図であり、図2〜図4と同様の構成には同一の符号を
付してある。2dは試料ステージ、4cは平面支持部4
と同様に平坦な支持面を有する平面支持部である。
形態を示す平面度及び応力測定装置の試料ステージの断
面図であり、図2〜図4と同様の構成には同一の符号を
付してある。2dは試料ステージ、4cは平面支持部4
と同様に平坦な支持面を有する平面支持部である。
【0054】本実施形態の試料ステージ2dでは、周辺
支持部となる円周支持部5が平面支持部4cの周囲に設
けられ、中央支持部6が平面支持部4cの中央に設けら
れ、中間支持部となる3点支持部7が平面支持部4cの
中程に設けられている。そして、図示しない機構により
平面支持部4c、円周支持部5、中央支持部6、3点支
持部7が相対的に上下動するようになっている。
支持部となる円周支持部5が平面支持部4cの周囲に設
けられ、中央支持部6が平面支持部4cの中央に設けら
れ、中間支持部となる3点支持部7が平面支持部4cの
中程に設けられている。そして、図示しない機構により
平面支持部4c、円周支持部5、中央支持部6、3点支
持部7が相対的に上下動するようになっている。
【0055】このとき、平面支持部4c、円周支持部
5、中央支持部6、3点支持部7が相対的に上下動して
も被測定物1の表面の高さがあまり変わらないようにす
ると、被測定物1の平面度を検出する図1の検出部18
と被測定物1との距離を再調整する手間が減り便利であ
る。
5、中央支持部6、3点支持部7が相対的に上下動して
も被測定物1の表面の高さがあまり変わらないようにす
ると、被測定物1の平面度を検出する図1の検出部18
と被測定物1との距離を再調整する手間が減り便利であ
る。
【0056】図5(a)は平面支持部4cが最も上にな
るようにした状態を示している。よって、被測定物1を
試料ステージ2dに載置すると、被測定物1は平面支持
部4bによって支持される。こうして、実施形態1と同
様に平面度測定に必要な被測定物1の支持条件を得るこ
とができる。なお、本実施形態の平面支持部4cは、円
周支持部5、中央支持部6、3点支持部7を設けたため
にその1部が欠けているので、被測定物1がその部分で
凹むことが有り得る。この被測定物1の凹みを考慮する
と、円周支持部5、中央支持部6及び3点支持部7を平
面支持部4cと同じ高さにした方が望ましい。
るようにした状態を示している。よって、被測定物1を
試料ステージ2dに載置すると、被測定物1は平面支持
部4bによって支持される。こうして、実施形態1と同
様に平面度測定に必要な被測定物1の支持条件を得るこ
とができる。なお、本実施形態の平面支持部4cは、円
周支持部5、中央支持部6、3点支持部7を設けたため
にその1部が欠けているので、被測定物1がその部分で
凹むことが有り得る。この被測定物1の凹みを考慮する
と、円周支持部5、中央支持部6及び3点支持部7を平
面支持部4cと同じ高さにした方が望ましい。
【0057】一方、図5(b)は円周支持部5が最も上
になるようにした状態を示し、図6(a)は中央支持部
6が最も上になるようにした状態を示し、図6(b)は
3点支持部7が最も上になるようにした状態を示してい
る。よって、被測定物1を載置すると、被測定物1は円
周支持部5、中央支持部6又は3点支持部7のいずれか
によって支持される。こうして、実施形態1と同様に応
力測定に必要な被測定物1の支持条件を得ることができ
る。
になるようにした状態を示し、図6(a)は中央支持部
6が最も上になるようにした状態を示し、図6(b)は
3点支持部7が最も上になるようにした状態を示してい
る。よって、被測定物1を載置すると、被測定物1は円
周支持部5、中央支持部6又は3点支持部7のいずれか
によって支持される。こうして、実施形態1と同様に応
力測定に必要な被測定物1の支持条件を得ることができ
る。
【0058】このように、円周支持部5、中央支持部
6、3点支持部7のうちのいずれで被測定物1を支持す
るかを選択可能にするのは、以下のような理由による。
膜応力を測定する際、被測定物1は無重力下で平坦とは
限らず、元々反りを有していることが多いが、膜付着前
の被測定物1の元々の反りや、膜付着によって被測定物
1が上下どちらに反るか等を考慮して、被測定物1の支
持箇所を適切に選択すれば、膜付着前後の反りの絶対値
を小さくすることができ、測定分解能を高めることがで
きる。
6、3点支持部7のうちのいずれで被測定物1を支持す
るかを選択可能にするのは、以下のような理由による。
膜応力を測定する際、被測定物1は無重力下で平坦とは
限らず、元々反りを有していることが多いが、膜付着前
の被測定物1の元々の反りや、膜付着によって被測定物
1が上下どちらに反るか等を考慮して、被測定物1の支
持箇所を適切に選択すれば、膜付着前後の反りの絶対値
を小さくすることができ、測定分解能を高めることがで
きる。
【0059】図7は支持条件を変えたときの被測定物1
の撓みの変化を示す図であり、P5は円周支持部5によ
る支持点(被測定物1との接触点)、P6は中央支持部
6による支持点、P7は3点支持部7による支持点であ
る。図7(b)に示すように、無重力下で平坦な被測定
物1を円周支持部5(支持点P5)で支えると、下に凸
の反りが生じ、図7(c)に示すように、中央支持部6
(支持点P6)で支えると、上に凸の反りが生じる。
の撓みの変化を示す図であり、P5は円周支持部5によ
る支持点(被測定物1との接触点)、P6は中央支持部
6による支持点、P7は3点支持部7による支持点であ
る。図7(b)に示すように、無重力下で平坦な被測定
物1を円周支持部5(支持点P5)で支えると、下に凸
の反りが生じ、図7(c)に示すように、中央支持部6
(支持点P6)で支えると、上に凸の反りが生じる。
【0060】これに対して、図7(a)のように、この
被測定物1を3点支持部7(支持点P7)で支えると、
被測定物1は、その自重により、支持点P7の内側と外
側で逆方向に反る。このため、図7(b)に示す周辺支
持や図7(c)に示す中央支持の場合より反りの絶対値
が小さくなる。
被測定物1を3点支持部7(支持点P7)で支えると、
被測定物1は、その自重により、支持点P7の内側と外
側で逆方向に反る。このため、図7(b)に示す周辺支
持や図7(c)に示す中央支持の場合より反りの絶対値
が小さくなる。
【0061】したがって、このように被測定物1の支持
箇所を適切に選択すると、自重による撓みを含めた膜付
着前の反りがなるべく小さくなるようにすることができ
る。また、自重による撓みを含めた膜付着前の反りが膜
付着によって生ずる反りと反対の方向になるようにして
おけば、膜付着後の反りの絶対値を小さくすることがで
きる。
箇所を適切に選択すると、自重による撓みを含めた膜付
着前の反りがなるべく小さくなるようにすることができ
る。また、自重による撓みを含めた膜付着前の反りが膜
付着によって生ずる反りと反対の方向になるようにして
おけば、膜付着後の反りの絶対値を小さくすることがで
きる。
【0062】こうして、膜付着前後の反りの絶対値を小
さくすると、測定分解能を高めることができる。すなわ
ち、図1の平面度及び応力測定装置において、図8ある
いは図9のように平面度を光学的に測定する検出部18
を用いている場合、反りの絶対値が小さくなることは、
干渉縞の間隔が大きくなることを意味し、計測し易くな
って精度が上がる。
さくすると、測定分解能を高めることができる。すなわ
ち、図1の平面度及び応力測定装置において、図8ある
いは図9のように平面度を光学的に測定する検出部18
を用いている場合、反りの絶対値が小さくなることは、
干渉縞の間隔が大きくなることを意味し、計測し易くな
って精度が上がる。
【0063】また、図10のようにギャップセンサを用
いる検出部18を用いている場合、反りの絶対値が小さ
くなることは、測定ギャップ範囲を小さくできることを
意味し、測定分解能を上げることができる。これによ
り、膜応力を正確に求めることができる。なお、膜付着
前後の反りは同一の支持条件で測定する。
いる検出部18を用いている場合、反りの絶対値が小さ
くなることは、測定ギャップ範囲を小さくできることを
意味し、測定分解能を上げることができる。これによ
り、膜応力を正確に求めることができる。なお、膜付着
前後の反りは同一の支持条件で測定する。
【0064】実施形態5.実施形態1〜4では、平面支
持部4、4a〜4cの上方から見た形状を円形とした
が、被測定物1の形状に応じた他の形状であってもよ
い。
持部4、4a〜4cの上方から見た形状を円形とした
が、被測定物1の形状に応じた他の形状であってもよ
い。
【0065】また、実施形態1、4では、輪形の円周支
持部5を用いたが、これも被測定物1の形状に応じて、
例えば4辺形などの他の形状であってもよい。また、周
辺支持部として円周支持部5を用いたが、円周支持部5
の代わりの周辺支持部として、球状、円錐状又は多角錐
状等の先端形状を有する突起体を3箇所に設けた3点支
持部を用い、被測定物1の周辺部を3点支持してもよ
い。また、円周支持部5の代わりの周辺支持部として、
独立した複数の円弧状の支持面を有する円弧支持部を用
い、被測定物1の周辺部をこれら円弧で支持してもよ
い。
持部5を用いたが、これも被測定物1の形状に応じて、
例えば4辺形などの他の形状であってもよい。また、周
辺支持部として円周支持部5を用いたが、円周支持部5
の代わりの周辺支持部として、球状、円錐状又は多角錐
状等の先端形状を有する突起体を3箇所に設けた3点支
持部を用い、被測定物1の周辺部を3点支持してもよ
い。また、円周支持部5の代わりの周辺支持部として、
独立した複数の円弧状の支持面を有する円弧支持部を用
い、被測定物1の周辺部をこれら円弧で支持してもよ
い。
【0066】また、実施形態2、4では、上方から見た
形状が円形の中央支持部6を用いたが、その他の形状で
あってもよい。また、実施形態3、4では、中間支持部
として3点支持部7を用いたが、3点支持部7の代わり
の中間支持部として、独立した複数の円弧状の支持面を
有する円弧支持部を用い、被測定物1の中間部をこれら
円弧で支持してもよい。
形状が円形の中央支持部6を用いたが、その他の形状で
あってもよい。また、実施形態3、4では、中間支持部
として3点支持部7を用いたが、3点支持部7の代わり
の中間支持部として、独立した複数の円弧状の支持面を
有する円弧支持部を用い、被測定物1の中間部をこれら
円弧で支持してもよい。
【0067】実施形態6.また、本発明の他の実施形態
として、図2〜6に示すように、平面支持部4、4a〜
4cの支持面に真空吸着溝9(この溝9の形状は図2〜
6上方から見ると、同心円状、半径方向に延びる放射状
など様々である)を設け、図示しない真空ポンプによっ
て溝9の空気を排気するようにしてもよい。このような
真空吸着溝9、真空ポンプからなる真空吸着手段によ
り、被測定物1を平坦に真空吸着保持することができ
る。
として、図2〜6に示すように、平面支持部4、4a〜
4cの支持面に真空吸着溝9(この溝9の形状は図2〜
6上方から見ると、同心円状、半径方向に延びる放射状
など様々である)を設け、図示しない真空ポンプによっ
て溝9の空気を排気するようにしてもよい。このような
真空吸着溝9、真空ポンプからなる真空吸着手段によ
り、被測定物1を平坦に真空吸着保持することができ
る。
【0068】なお、このとき平面支持部4、4a〜4c
の支持面に設けるのは、真空吸着溝7でなく真空吸着孔
でもよい。また、平面支持部4、4a〜4c内部に電極
を埋め込み、この電極と被測定物1間の平面支持部4、
4a〜4cを誘電体層とし、電極間に電圧を印加するこ
とによって被測定物1を静電吸着保持する静電チャック
を設けてもよい。このような静電チャックからなる静電
吸着手段により、被測定物1を平坦に静電吸着保持する
ことができる。
の支持面に設けるのは、真空吸着溝7でなく真空吸着孔
でもよい。また、平面支持部4、4a〜4c内部に電極
を埋め込み、この電極と被測定物1間の平面支持部4、
4a〜4cを誘電体層とし、電極間に電圧を印加するこ
とによって被測定物1を静電吸着保持する静電チャック
を設けてもよい。このような静電チャックからなる静電
吸着手段により、被測定物1を平坦に静電吸着保持する
ことができる。
【0069】実施形態7.また、本発明の他の実施形態
として、図2〜図6の円周支持部5(周辺支持部)、中
央支持部6、3点支持部7(中間支持部)に真空吸着孔
(図3、5、6の9a)を設けて、実施形態6と同様に
真空吸着を行ったり、円周支持部5、中央支持部6、3
点支持部7の内部に静電チャックを設けて、静電吸着を
行ったりしてもよい。
として、図2〜図6の円周支持部5(周辺支持部)、中
央支持部6、3点支持部7(中間支持部)に真空吸着孔
(図3、5、6の9a)を設けて、実施形態6と同様に
真空吸着を行ったり、円周支持部5、中央支持部6、3
点支持部7の内部に静電チャックを設けて、静電吸着を
行ったりしてもよい。
【0070】これは、例えば中央支持部6で被測定物1
を支持すると、ただ載置するだけでは被測定物1が不安
定となり易い。仮に被測定物1が傾いてその周辺が平面
支持部に接触すると、被測定物1は中央支持部6と平面
支持部の双方に支持される。そして、被測定物1の周辺
のどこがどのように平面支持部上に自重の一部を投ずる
かによって、被測定物1の反りが変化してしまう。そこ
で、中央支持部6に真空吸着孔9aあるいは静電チャッ
クを設けることにより、被測定物1が滑り落ちないよう
にすることができ、被測定物1を中央支持部6のみによ
って支持することができる。
を支持すると、ただ載置するだけでは被測定物1が不安
定となり易い。仮に被測定物1が傾いてその周辺が平面
支持部に接触すると、被測定物1は中央支持部6と平面
支持部の双方に支持される。そして、被測定物1の周辺
のどこがどのように平面支持部上に自重の一部を投ずる
かによって、被測定物1の反りが変化してしまう。そこ
で、中央支持部6に真空吸着孔9aあるいは静電チャッ
クを設けることにより、被測定物1が滑り落ちないよう
にすることができ、被測定物1を中央支持部6のみによ
って支持することができる。
【0071】その他の円周支持部5、3点支持部7につ
いても同様であり、被測定物1が滑り落ちることを防止
することができる。なお、吸着保持面積を小さくすれ
ば、真空吸着や静電吸着を行っても、被測定物1の反り
はほとんど変わらない。
いても同様であり、被測定物1が滑り落ちることを防止
することができる。なお、吸着保持面積を小さくすれ
ば、真空吸着や静電吸着を行っても、被測定物1の反り
はほとんど変わらない。
【0072】実施形態8.以上の各実施形態では、平面
支持部4、4a〜4c、円周支持部5、中央支持部6、
3点支持部7が、各々上下方向に単純に動くものとして
説明したが、要はどれかの支持部に切り替えて支持でき
ればよい。したがって、被測定物1が載置される位置ま
で各支持部が水平方向に動くという直線移動を行った
り、未使用時に水平あるいは斜めになっている支持部が
使用時に垂直に起きるという回転移動を行ったりして切
り替わるようにしても良い。
支持部4、4a〜4c、円周支持部5、中央支持部6、
3点支持部7が、各々上下方向に単純に動くものとして
説明したが、要はどれかの支持部に切り替えて支持でき
ればよい。したがって、被測定物1が載置される位置ま
で各支持部が水平方向に動くという直線移動を行った
り、未使用時に水平あるいは斜めになっている支持部が
使用時に垂直に起きるという回転移動を行ったりして切
り替わるようにしても良い。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、試料ステージを平面支
持部と局部支持部のうちのどちらで被測定物を支持する
かを選択可能なものとすることにより、平面度測定、あ
るいは応力測定に応じて被測定物の支持条件を容易に変
えることができる。よって、被測定物を平面支持部で支
持すれば、各種リソグラフィ装置、エッチング装置、イ
オン注入装置等、平坦な載置面を持つ各種プロセス装置
に被測定物を載置するときの平面度を測定することがで
きる。また、被測定物を局部支持部で支持すれば、膜付
着前後における被測定物の反りの変化を純粋に膜応力に
対応させることができ、膜応力を正確に求めることがで
きる。また、膜付けだけでなく、イオン注入、エッチン
グ、酸化等各種プロセスを施した際の被測定物の反りの
変化についても正確に測定できる。こうして、平面度測
定、応力測定のいずれに対しても1台の装置で最適な測
定を行うことができる。
持部と局部支持部のうちのどちらで被測定物を支持する
かを選択可能なものとすることにより、平面度測定、あ
るいは応力測定に応じて被測定物の支持条件を容易に変
えることができる。よって、被測定物を平面支持部で支
持すれば、各種リソグラフィ装置、エッチング装置、イ
オン注入装置等、平坦な載置面を持つ各種プロセス装置
に被測定物を載置するときの平面度を測定することがで
きる。また、被測定物を局部支持部で支持すれば、膜付
着前後における被測定物の反りの変化を純粋に膜応力に
対応させることができ、膜応力を正確に求めることがで
きる。また、膜付けだけでなく、イオン注入、エッチン
グ、酸化等各種プロセスを施した際の被測定物の反りの
変化についても正確に測定できる。こうして、平面度測
定、応力測定のいずれに対しても1台の装置で最適な測
定を行うことができる。
【0074】また、局部支持部で支持する場合に、周辺
支持部、中央支持部、中間支持部のうちのいずれで被測
定物を支持するかを選択可能なものとすることにより、
応力測定において、被測定物の元々の反りや付着膜の応
力の方向を考慮した支持条件を周辺支持部、中央支持
部、中間支持部のうちの少なくとも2つ以上の中から選
択することができるので、膜付着前後の反りの絶対値を
小さくすることができ、測定分解能を高めることができ
る。
支持部、中央支持部、中間支持部のうちのいずれで被測
定物を支持するかを選択可能なものとすることにより、
応力測定において、被測定物の元々の反りや付着膜の応
力の方向を考慮した支持条件を周辺支持部、中央支持
部、中間支持部のうちの少なくとも2つ以上の中から選
択することができるので、膜付着前後の反りの絶対値を
小さくすることができ、測定分解能を高めることができ
る。
【0075】また、被測定物を真空吸着又は静電吸着す
る手段を平面支持部に設けることにより、平坦な載置面
を持つ各種プロセス装置に被測定物を真空吸着矯正や静
電吸着矯正して載置するときの平面度を求めることがで
きる。また、平面支持部の支持面が完全な平坦でない場
合でも、真空吸着又は静電吸着したときの被測定物の平
面度と被測定物を載せない状態で測定した平面支持部の
平面度の差より、被測定物の厚さむらを正確に求めるこ
とができる。
る手段を平面支持部に設けることにより、平坦な載置面
を持つ各種プロセス装置に被測定物を真空吸着矯正や静
電吸着矯正して載置するときの平面度を求めることがで
きる。また、平面支持部の支持面が完全な平坦でない場
合でも、真空吸着又は静電吸着したときの被測定物の平
面度と被測定物を載せない状態で測定した平面支持部の
平面度の差より、被測定物の厚さむらを正確に求めるこ
とができる。
【0076】また、被測定物を真空吸着又は静電吸着す
る手段を周辺支持部、中央支持部、中間支持部に設ける
ことにより、被測定物の滑落を防止することができ、被
測定物を周辺支持部、中央支持部あるいは中間支持部の
みによって支持することができる。
る手段を周辺支持部、中央支持部、中間支持部に設ける
ことにより、被測定物の滑落を防止することができ、被
測定物を周辺支持部、中央支持部あるいは中間支持部の
みによって支持することができる。
【図1】 本発明の平面度及び応力測定装置の基本動作
を説明するためのブロック図である。
を説明するためのブロック図である。
【図2】 本発明の1実施形態を示す平面度及び応力測
定装置の試料ステージの断面図である。
定装置の試料ステージの断面図である。
【図3】 本発明の他の実施形態を示す平面度及び応力
測定装置の試料ステージの断面図である。
測定装置の試料ステージの断面図である。
【図4】 本発明の他の実施形態を示す平面度及び応力
測定装置の試料ステージの断面図である。
測定装置の試料ステージの断面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態を示す平面度及び応力
測定装置の試料ステージの断面図である。
測定装置の試料ステージの断面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態を示す平面度及び応力
測定装置の試料ステージの断面図である。
測定装置の試料ステージの断面図である。
【図7】 支持条件を変えたときの被測定物の撓みの変
化を示す図である。
化を示す図である。
【図8】 従来の代表的な平面度測定装置として利用さ
れているフィゾー干渉計の測定原理を示す図である。
れているフィゾー干渉計の測定原理を示す図である。
【図9】 プリズムを利用した従来の平面度測定装置の
測定原理を示す図である。
測定原理を示す図である。
【図10】 ギャップセンサを利用した従来の平面度測
定装置の測定原理を示す図である。
定装置の測定原理を示す図である。
【図11】 従来の平面度測定装置における試料ステー
ジの断面図である。
ジの断面図である。
【図12】 従来の平面度測定装置における他の試料ス
テージの断面図である。
テージの断面図である。
【図13】 被測定物を平面支持するときの自重が及ぼ
す影響を説明するための断面図である。
す影響を説明するための断面図である。
1…被測定物、2、2a〜2d…試料ステージ、3…基
台、4、4a〜4c…平面支持部、5…円周支持部、6
…中央支持部、7…3点支持部、8…滑落防止突起、9
…真空吸着溝、9a…真空吸着孔。
台、4、4a〜4c…平面支持部、5…円周支持部、6
…中央支持部、7…3点支持部、8…滑落防止突起、9
…真空吸着溝、9a…真空吸着孔。
Claims (4)
- 【請求項1】 被測定物を載置するための平坦な支持面
を有する平面支持部と、被測定物の周辺部を支持するた
めの周辺支持部、被測定物の中央部を支持するための中
央支持部又は被測定物の中間部を支持するための中間支
持部からなる局部支持部とを備えた試料ステージを有
し、この試料ステージ上に被測定物を載置して、被測定
物の平面度や被測定物上に形成された付着膜の応力を測
定する平面度及び応力測定装置であって、 前記試料ステージは、平面支持部と局部支持部のうちの
どちらで被測定物を支持するかを選択可能なものである
ことを特徴とする平面度及び応力測定装置。 - 【請求項2】 被測定物を載置するための平坦な支持面
を有する平面支持部と、被測定物の周辺部を支持するた
めの周辺支持部、被測定物の中央部を支持するための中
央支持部、被測定物の中間部を支持するための中間支持
部のうちの少なくとも2つ以上からなる局部支持部とを
備えた試料ステージを有し、この試料ステージ上に被測
定物を載置して、被測定物の平面度や被測定物上に形成
された付着膜の応力を測定する平面度及び応力測定装置
であって、 前記試料ステージは、平面支持部と局部支持部のうちの
どちらで被測定物を支持するかを選択可能なものであ
り、かつ局部支持部で支持する場合に、周辺支持部、中
央支持部、中間支持部のうちのいずれで被測定物を支持
するかを選択可能なものであることを特徴とする平面度
及び応力測定装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の平面度及び応力測
定装置において、 前記平面支持部は、被測定物を真空吸着又は静電吸着す
る手段を有するものであることを特徴とする平面度及び
応力測定装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の平面度及び応力測
定装置において、 前記周辺支持部、中央支持部、中間支持部は、被測定物
を真空吸着又は静電吸着する手段を有するものであるこ
とを特徴とする平面度及び応力測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21717495A JPH0961150A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 平面度及び応力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21717495A JPH0961150A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 平面度及び応力測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0961150A true JPH0961150A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16700027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21717495A Pending JPH0961150A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 平面度及び応力測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0961150A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007150287A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-06-14 | Nuflare Technology Inc | 位置計測装置及び位置ずれ量計測方 |
US7643130B2 (en) | 2005-11-04 | 2010-01-05 | Nuflare Technology, Inc. | Position measuring apparatus and positional deviation measuring method |
JP2011007645A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Nec Corp | 非破壊単結晶基板応力測定法、測定装置および測定プログラム |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP21717495A patent/JPH0961150A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007150287A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-06-14 | Nuflare Technology Inc | 位置計測装置及び位置ずれ量計測方 |
US7643130B2 (en) | 2005-11-04 | 2010-01-05 | Nuflare Technology, Inc. | Position measuring apparatus and positional deviation measuring method |
JP4634992B2 (ja) * | 2005-11-04 | 2011-02-16 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | 位置計測装置及び位置ずれ量計測方法 |
JP2011007645A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Nec Corp | 非破壊単結晶基板応力測定法、測定装置および測定プログラム |
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