JPH0961097A - 玩具用打ち揚げ煙火 - Google Patents

玩具用打ち揚げ煙火

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JPH0961097A
JPH0961097A JP24377395A JP24377395A JPH0961097A JP H0961097 A JPH0961097 A JP H0961097A JP 24377395 A JP24377395 A JP 24377395A JP 24377395 A JP24377395 A JP 24377395A JP H0961097 A JPH0961097 A JP H0961097A
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JP
Japan
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toy
inner cylinder
propellant
outer cylinder
squib
Prior art date
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JP24377395A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Sakakibara
正利 榊原
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SAKAKIBARA HANABI KK
SANSHU KAKO KK
Original Assignee
SAKAKIBARA HANABI KK
SANSHU KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造的に趣向を凝らした物体を打ち揚げるこ
とにより花火遊戯の興趣を増大させ、かつ、安全で落下
後の回収も容易な玩具用打ち揚げ煙火を提供する。 【解決手段】 内部に充填された発射薬2と、外部に導
出され発射薬2に着火するための点火用導火線3とを有
し、先端が開口した外筒4と、外筒4内に挿入され発射
薬2の発火により前記先端開口5から打ち揚がる内筒6
と、外筒4の外方に設けられ、かつ、内筒6と一体的に
形成され内筒6と共に打ち揚がる外装部7とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、花火遊戯に供され
る玩具用打ち揚げ煙火に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内部に充填された発射薬と、
外部に導出され前記発射薬に着火するための点火用導火
線とを有し、先端が開口した外筒と、該外筒内に挿入さ
れ前記発射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げら
れる内筒あるいは球状体とからなる、いわゆる玩具用打
ち揚げ煙火が種々提案されている。これら従来の玩具用
打ち揚げ煙火は、外筒内下部に充填された発射薬によ
り、外筒の先端開口から円筒体である内筒あるいは球状
体を上空に打ち揚げるものであり、内筒内に備えられた
発色火薬、発音火薬或いはパラシュートなどが空中で放
出される構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような内
筒あるいは球状体を上空に打ち揚げるタイプの玩具用打
ち揚げ煙火は、基本的には単に円筒体に形成された内筒
あるいは球状体が打ち揚がるだけであり、花火遊戯の興
趣に欠けていた。なお、上空に特定形態を有した物体を
飛翔させる玩具煙火として、例えば図8に示すようない
わゆるロケット花火50がある。このロケット花火50
は、本体51内部に推進薬52を備え、外部に導出され
た点火用導火線53に点火することにより、本体51が
推進飛翔するように構成されている。しかし、この種の
ロケット花火は、内部に推進薬を備えている危険性から
火薬類取締法で薬量が2g以下と制限されており、大型
化することができない。また、飛翔開始直後の姿勢が不
安定で、垂直方向に飛翔しないことがあり、飛翔中にも
その推進力により方向が変化し易く危険であった。さら
に、小型であるため、落下後にゴミとしての回収が困難
であった。そこで、本願発明者は、薬量を10gまで使
用できる打ち揚げ煙火によって、種々の大型物体または
装飾された内筒を打ち揚げることを想起し、本発明の玩
具煙火を考案した。即ち、本発明の課題は、構造的に趣
向を凝らした物体を打ち揚げることにより、花火遊戯の
興趣を増大させ、かつ安全で落下後の回収も容易な玩具
用打ち揚げ煙火を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
は、内部に充填された発射薬と、外部に導出され前記発
射薬に着火するための点火用導火線とを有し、先端が開
口した外筒と、該外筒内に挿入され前記発射薬の発火に
より前記先端開口から打ち揚げられる内筒と、前記外筒
の外方に設けられ、かつ、前記内筒と一体的に形成され
前記内筒と共に打ち揚げられる外装部とを備えているこ
とを特徴とする玩具用打ち揚げ煙火である。従来に比し
て大型で装飾された外装部が内筒と共に打ち揚がるの
で、花火遊戯の興趣が増大する。
【0005】前記内筒は、前記外筒の前記先端開口より
突出する突出部を有し、前記外装部は該突出部に固定さ
れていることが好ましい。このように形成することによ
り、外装部と内筒が共に打ち揚がる。また、前記外装部
はロケット形状に形成されていることが好ましい。これ
により遊戯者にロケット発射を想起させ、興趣が増大す
る。そして、前記外装部は、前記外筒の少なくとも一部
を被覆していればよい。
【0006】前記玩具用打ち揚げ煙火は、外部に露出し
た前記点火用導火線を被覆するための導火線被覆部を有
していることが好ましい。これにより、外部に露出した
導火線が保護され、かつ不慮の着火を防ぐことができ安
全を確保することができる。また、前記玩具用打ち揚げ
煙火は、前記外筒を立設するための据え付け台を有し、
前記導火線被覆部は、該据え付け台に設けられていても
よい。そして、前記導火線被覆部は、その一部が前記外
装部に連結されており、前記点火用導火線の点火時に
は、両者の連結を解除可能に設けられていることが好ま
しい。これにより、遊戯前に外装部が外筒から外れてし
まうことを防止できる。また、前記導火線被覆部と前記
据え付け台は、ロケット発射台の擬態を形成しているこ
とが好ましい。これにより遊戯者にロケット発射を想起
させ、興趣が増大する。
【0007】前記内筒は、内部に充填された放出薬と、
前記発射薬付近に導出され前記放出薬に着火するための
第2の導火線と、先端開口部とを有し、該先端開口部に
は、前記放出薬の発火により空中にて放出される頭部が
装着されていることが好ましい。打ち揚がった内筒から
空中で頭部が分離離脱するため、興趣が増大する。ま
た、前記内筒および/または前記頭部は、パラシュート
を備えている。これにより、内筒等が低速落下し、安全
かつゴミとして回収し易くなると共に、興趣が増大す
る。
【0008】また、上記課題を解決するものは、内部に
充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火
するための点火用導火線とを有し、先端が開口した外筒
と、該外筒内に収納され前記発射薬の発火により前記先
端開口から打ち揚げられる内筒とからなる玩具用打ち揚
げ煙火であって、前記内筒は外観が装飾されていること
を特徴とする玩具用打ち揚げ煙火である。外筒から外観
が装飾された内筒(例えばロケット形状に装飾された内
筒)が打ち揚がるので興趣が増大する。例えばロケット
形状の場合は遊戯者にロケット発射を想起させるので興
趣が増大する。
【0009】前記内筒は、前記外筒の内形と略同形の拡
大部と、縮小部とからなることが好ましい。拡大部を形
成することにより、垂直方向に高く打ち揚げることがで
きる。前記内筒は、内部に充填された放出薬と、前記発
射薬付近に導出され前記放出薬に着火するための第2の
導火線と、先端開口部とを有し、該先端開口部には、前
記放出薬の発火により空中にて放出される頭部が装着さ
れていることが好ましい。打ち揚がった内筒から空中で
頭部が分離離脱するため、興趣が増大する。さらに、前
記内筒および/または前記頭部は、パラシュートを備え
ていることが好ましい。これにより、内筒等が低速落下
し、安全かつゴミとして回収し易くなると共に、興趣が
増大する。
【0010】さらに、上記課題を解決するものは、内部
に充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着
火するための点火用導火線とを有し、先端が開口した外
筒と、該外筒内に挿入され前記発射薬の発火により前記
先端開口から打ち揚がる内筒とからなる玩具用打ち揚げ
煙火であって、前記内筒は、内部に充填された放出薬
と、前記発射薬付近に導出され前記放出薬に着火するた
めの第2の導火線と、先端開口部とを有し、該先端開口
部には、前記放出薬の発火により空中にて放出される頭
部が装着されていることを特徴とする玩具用打ち揚げ煙
火である。打ち揚がった内筒から空中で頭部が分離離脱
するため、興趣が増大する。そして、前記内筒および/
または前記頭部は、パラシュートを備えていることが好
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】そこで、本発明の一実施例の玩具
用打ち揚げ煙火1を図面を用いて説明する。図1は、本
発明の玩具用打ち揚げ煙火の一実施例の正面図であり、
図2は、図1の縦断面図であり、図3ないし図6は、図
1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作用を説明するための
説明図である。
【0012】この実施例の玩具用打ち揚げ煙火1は、図
2に示すように、内部に充填された発射薬2と、外部に
導出され発射薬2に着火するための点火用導火線3とを
有し、先端が開口した外筒4と、外筒4内に挿入され発
射薬2の発火により先端開口5から打ち揚がる内筒6
と、外筒4の外方に設けられ、かつ、内筒6と一体的に
形成され内筒6と共に打ち揚がる外装部7とを備えてい
る。以下、各構成について順次説明する。
【0013】外筒4は、内筒6を垂直方向に打ち揚げる
ためのものであり、据え付け台8上に固着され、垂直方
向に立設されている。本発明の玩具用打ち揚げ煙火は、
このような所要高さを有する外筒を備えているので、内
筒の打ち上がり開始時の姿勢が安定し垂直方向に打ち揚
げることができ安全である。
【0014】なお、この実施例の外筒4は円筒状に形成
されているが、これに限定されるものではなく、例え
ば、多角柱形状、断面楕円形状等であってもよい。外筒
4内部の底部には、セメント、石膏、合成樹脂等により
底止部9aが形成されており、その上部には、内筒6を
打ち揚げるための火薬である発射薬2が配備されてい
る。このように、本発明の玩具煙火は、飛翔する物体そ
のものが飛翔するための火薬を備えたもの(例えば前述
したロケット花火の類い)ではなく、外筒が発射薬を備
えたいわゆる打ち揚げ煙火に関するものである。そし
て、発射薬2付近には、発射薬2に着火するための点火
用導火線3の一端3aが配置され、点火用導火線3の他
端3bは、外筒4および外装部7を貫通して外方に導出
されている。外筒4の内部空間は、内筒6を挿入し収納
する空間であり、その先端には、内筒6が打ち揚がるた
めの先端開口5が設けられている。
【0015】内筒6は、外筒4内に挿入され発射薬2の
発火により外筒4の先端開口5より上方へ打ち揚がるよ
うに構成されている。内筒6は外筒4の内形より小さい
外形を有し、外筒4内に少なくともその一部が収納され
ている。そして、この実施例の内筒6は円筒形に形成さ
れ、内筒6の外径は外筒4の内径より若干小さく形成さ
れている。このように内筒6の外径は外筒4の内径より
若干小さく形成され、内筒6の外面と外筒4の内面とが
近接するように形成されることによって、内筒6は、外
筒4の内面に沿って上昇し、内筒6をより確実に垂直方
向に打ち揚がる。
【0016】内筒6の先端は、外筒4の先端開口5より
若干突出し、突出部10を形成している。この突出部1
0には後述する外装部7が接着剤等で固定されており、
内筒6と外装部7が一体的に形成されている。この構造
により、外装部7が内筒6と共に打ち揚がる。なお、本
願において、外装部が内筒と一体的に形成されていると
は、内筒6と外装部7が別部材で構成され、内筒6の突
出部10と外装部7の先端とが接続或は連結(この実施
例では接着剤等で固着)されることにより一体化された
場合の他、内筒6と外装部7が合成樹脂等で一体成形さ
れている場合も含むものである。また、外装部7と内筒
6は、必ずしもこの実施例のように、外筒4の上方で一
体的に形成されている必要はなく、例えば外筒4に形成
された縦方向のスリットを介して一体的に形成されてい
てもよい。そして、この場合、内筒6は、外筒4の先端
開口5より突出する突出部10を有している必要はな
く、例えば、前述した縦方向スリット等を介して外装部
7と一体的に形成され、全体が外筒4内部に収納されて
いてもよい。
【0017】内筒6の底部には、図2に示すように、セ
メント、石膏等の難燃性あるいは不燃性の物質により形
成された底止部9bが設けられており、この底止部9b
の上部には、後述する頭部12およびパラシュート13
a,13bを外方に放出するための放出薬11が配備さ
れている。放出薬11の内部には、放出薬11が着火す
るための第2の導火線14の一端14aが埋設されてお
り、第2の導火線14の他端14bは底止部9bを貫通
して発射薬2付近に配置されている。これにより、発射
薬2の発火により、第2の導火線14の他端14bが着
火し、空中にて放出薬11を発火させる。なお、第2の
導火線14を使用せず、空中にて放出薬11を発火させ
るため、底止部9bの代わりに泥薬(固められた火薬)
を使用してもよい。
【0018】なお、外筒4の内面と、底止部9aの上面
および底止部9bの下面によって囲まれた空間を形成し
ており、発射薬2の発火による燃焼圧を内筒6に伝え、
内筒6に上方への推力を与える。また、内筒6の放出薬
11の上方部には、紙栓15が取り付けられており、こ
の紙栓15の下面と、内筒6の内面および底止部9bの
上面によって囲まれた空間が形成されている。そして、
放出薬11の発火による燃焼圧を頭部12に伝え、内筒
6から頭部が離脱するように構成されている。
【0019】内筒6の先端には開口部16が形成されて
おり、この開口部16には頭部12が着脱自在に装着さ
れている。このような頭部12を装着することにより、
空中で頭部12が内筒6より分離放出するため、花火遊
戯の興趣をさらに増大させることができる。なお、頭部
12の形状は、空気抵抗を小さくするために、いわゆる
弾丸状に形成されているが、この形状に限定されるもの
ではなく、空中にて内筒6から放出されるものであれば
いかなる形状でもよく、また、必ずしも開口部16に装
着にされている必要はなく、内筒6内に収納されていて
もよい。
【0020】内筒6、頭部12のいずれか一方、好まし
くは双方には、パラシュート13が取り付けられている
ことが好ましい。この実施例では、内筒6、頭部12に
それぞれパラシュート13a,13bがそれぞれ取り付
けられている。これにより、打ち揚げられた内筒6およ
び頭部12が落下する際、パラシュート13a、13b
がそれぞれ開き低速で落下するため安全で回収も容易で
あり、また遊戯の興趣も増大する。
【0021】外装部7は、外観を形成する部位であり、
外筒4の外方に位置し、外筒4を被覆するように設けら
れている。本発明の玩具用打ち揚げ煙火は、このような
外装部を有しているので、特定形状に形成された外観が
打ち揚げ前から目視でき、そのまま上方に打ち揚がるた
め、花火遊戯の興趣が増大する。さらに、地上に残る外
筒4に外装部7に対応する装飾を施せば(例えば、外装
部7がロケット形状であれば外筒4に発射台の装飾を施
したり、外装部7がコアラを象ったものであれば、外筒
4を樹木のように装飾するなど)、打ち揚げ前は目視で
きなかったものが外筒4の外観として現れ、花火遊戯の
興趣がさらに増大する。なお、このように、外筒4の装
飾は、外装部7に対応したものであってもよいが、外装
部7の装飾とは無関係な装飾を外筒4に施し、その意外
性により花火遊戯の興趣を増大させるようにしてもよ
い。
【0022】外装部7は、この実施例のようにロケット
形状に形成される他、動物形状、その他の飛行物体形状
等いかなる形状または装飾がされたものであってもよ
い。なお、この実施例の外装部7は、外筒6をすべて覆
っているが、一部を覆っていてもよい。
【0023】また、この実施例の玩具用打ち揚げ煙火1
は、点火用導火線3のうち、外部に露出した部分の全て
を被覆するための導火線被覆部17を有している。これ
により、露出した導火線が保護される。具体的には、導
火線被覆部17は、図2に示すように、外装部7側が開
口した凹形状となっており、遊戯前の状態では、点火用
導火線3の他端3bを収容し保護している。なお、導火
線被覆部17は、この実施例のように、全体が凹形状に
形成されているものに限定されず、中実の棒状体であっ
てその一部に導火線収納用凹部を有するものであっても
よい。さらに、導火線被覆部17は、外部に露出した部
分すべてを被覆するシール材であってもよい。そして、
導火線被覆部17の下端部は、据え付け台8内に固定さ
れ、図1に示すように、上部にて外装部7に連結されて
いる。導火線被覆部17と外装部7の接触部はシール材
19で接続されており、導火線点火時には、切り取り線
18に沿ってシール材19を切断して外装部7より導火
線被覆部17を切り離し、点火用導火線3の他端3bを
露出させる。ただし、導火線被覆部17と外装部7との
接続構造はこれ限定されるものではなく、両者に着脱可
能な係合部を設けて接続されていてもよい。このよう
に、導火線被覆部と外筒とを接続することにより、遊戯
前に外装部が外筒から離脱してしまうことを防止でき
る。また、この実施例の導火線被覆部17と据え付け台
8は、ロケット発射台の擬態に形成されていることが好
ましい。これにより遊戯者にロケット発射を想起させ、
興趣が増大する。
【0024】つぎに、図7に示した本発明の他の実施例
の玩具用打ち揚げ煙火20について説明する。なお、前
述した玩具用打ち揚げ煙火1と同一の構成部分について
は同一符号を付し説明は省略する。
【0025】玩具用打ち揚げ煙火20は、内部に充填さ
れた発射薬2と、外部に導出され発射薬2に着火するた
めの点火用導火線3とを有し、先端が開口した外筒4
と、外筒4内に収納され発射薬2の発火により前記先端
開口5から打ち揚がる内筒26とからなる玩具用打ち揚
げ煙火であって、内筒26の外観が装飾されていること
を特徴とする玩具用打ち揚げ煙火である。
【0026】玩具用打ち揚げ煙火20と、前述した玩具
用打ち揚げ煙火1との基本的な相違は、玩具用打ち揚げ
煙火20が外装部7を有しておらず、内筒26が外筒4
内に収納され、かつ内筒26の外観が装飾されている点
である。このように、打ち揚がる内筒26の外観が装飾
されていることにより、花火遊戯の興趣が増大する。な
お、この実施例では、内筒26は、ロケット形状に形成
されているが、これに限定されるものではなく、例え
ば、動物形状、他の飛行物体形状等にその形態が形成さ
れ、あるいは表面装飾がされているものであってもよ
い。そして、この内筒26は、外筒4の内形と略同形の
拡大部27と、縮小部28とからなっている。このよう
な拡大部27を形成することにより、垂直方向により高
く打ち揚げることができる。
【0027】さらに、本発明の玩具用打ち揚げ煙火1の
遊戯方法について、図1ないし図6を用いて説明する。
まず、玩具用打ち揚げ煙火1の据え付け台8を平坦な地
面上に載置する。つぎに、切り取り線18を剥離して、
図3に示すように導火線被覆部17を横方向に倒し、点
火用導火線3を露出させる。そして、点火用導火線3に
点火すると、点火用導火線3が燃焼し、数秒後に発射薬
2が発火する。この発火により、第2の導火線14が着
火すると共に、図4に示すように、燃焼圧により内筒6
が上空に向けて打ち揚がる。さらに、第2の導火線14
が燃焼し、空中にて放出薬11が発火し、図5に示すよ
うに、その燃焼圧によって頭部12およびパラシュート
13が空中に放出される。空中に発射または放出された
内筒6および頭部12は、図6に示すように、それぞれ
パラシュート13a,13bによって低速で落下する。
【0028】
【発明の効果】本発明の玩具用打ち揚げ煙火は、内部に
充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火
するための点火用導火線とを有し、先端が開口した外筒
と、該外筒内に挿入され前記発射薬の発火により前記先
端開口から打ち揚がる内筒と、前記外筒の外方に設けら
れ、かつ、前記内筒と一体的に形成され前記内筒と共に
打ち揚がる外装部とを備えていることを特徴とする玩具
用打ち揚げ煙火であり、従来に比して大型で装飾された
外装部が内筒と共に打ち揚がるので、花火遊戯の興趣が
増大する。また、本発明の玩具用打ち揚げ煙火は、内部
に充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着
火するための点火用導火線とを有し、先端が開口した外
筒と、該外筒内に収納され前記発射薬の発火により前記
先端開口から打ち揚げられる内筒とからなる玩具用打ち
揚げ煙火であって、前記内筒は外観が装飾されているこ
とを特徴とする玩具用打ち揚げ煙火であるので、外筒か
ら外観が装飾された内筒が打ち揚がり興趣が増大する。
さらに、本発明の玩具用打ち揚げ煙火は、内部に充填さ
れた発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火するた
めの点火用導火線とを有し、先端が開口した外筒と、該
外筒内に挿入され前記発射薬の発火により前記先端開口
から打ち揚がる内筒とからなる玩具用打ち揚げ煙火であ
って、前記内筒は、内部に充填された放出薬と、前記発
射薬付近に導出され前記放出薬に着火するための第2の
導火線と、先端開口部とを有し、該先端開口部には、前
記放出薬の発火により空中にて放出される頭部が装着さ
れていることを特徴とする玩具用打ち揚げ煙火である。
打ち揚がった内筒から空中で頭部が分離離脱するため、
興趣が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の玩具用打ち揚げ煙火の一実施
例の正面図である。
【図2】図2は、図1の縦断面図である。
【図3】図3は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作
用を説明するための説明図である。
【図4】図4は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作
用を説明するための説明図である。
【図5】図5は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作
用を説明するための説明図である。
【図6】図6は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作
用を説明するための説明図である。
【図7】図7は、本発明の玩具用打ち揚げ煙火の他の実
施例の断面概略図である。
【図8】図8は、従来の玩具煙火の断面概略図である。
【符号の説明】
1 玩具用打ち揚げ煙火 2 発射薬 3 点火用導火線 4 外筒 5 先端開口 6 内筒 7 外装部 8 据え付け台 9 底止部 10 突出部 11 放出薬 12 頭部 13 パラシュート 14 第2の導火線 15 紙栓 16 開口部 17 導火線被覆部 18 切り取り線 19 シール材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に充填された発射薬と、外部に導出
    され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有
    し、先端が開口した外筒と、該外筒内に挿入され前記発
    射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げられる内筒
    と、前記外筒の外方に設けられ、かつ、前記内筒と一体
    的に形成され前記内筒と共に打ち揚げられる外装部とを
    備えていることを特徴とする玩具用打ち揚げ煙火。
  2. 【請求項2】 前記内筒部は、前記外筒部の前記先端開
    口より突出する突出部を有し、前記外装部は、該突出部
    に固着されて一体的に形成されている請求項1に記載の
    玩具用打ち揚げ煙火。
  3. 【請求項3】 前記外装部は、前記外筒部の少なくとも
    一部を被覆している請求項1または2に記載の玩具用打
    ち揚げ煙火。
  4. 【請求項4】 前記外装部はロケット形状に形成されて
    いる請求項1ないし3のいずれかに記載の玩具用打ち揚
    げ煙火。
  5. 【請求項5】 前記玩具用打ち揚げ煙火は、前記点火用
    導火線の内、外部に露出した部分の全てを被覆するため
    の導火線被覆部を有している請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の玩具用打ち揚げ煙火。
  6. 【請求項6】 前記内筒は、内部に充填された放出薬
    と、先端開口部とを有し、該先端開口部には、前記放出
    薬の発火により空中にて放出される頭部が装着されてい
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の玩具用打ち揚げ
    煙火。
  7. 【請求項7】 前記内筒および/または前記頭部は、パ
    ラシュートを備えている請求項1ないし6のいずれかに
    記載の玩具用打ち揚げ煙火。
  8. 【請求項8】 内部に充填された発射薬と、外部に導出
    され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有
    し、先端が開口した外筒と、該外筒内に収納され前記発
    射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げられる内筒
    とからなる玩具用打ち揚げ煙火であって、前記内筒は外
    観が装飾されていることを特徴とする玩具用打ち揚げ煙
    火。
  9. 【請求項9】 前記内筒は、内部に充填された放出薬
    と、先端開口部とを有し、該先端開口部には、前記放出
    薬の発火により空中にて放出される頭部が装着されてい
    る請求項8に記載の玩具用打ち揚げ煙火。
  10. 【請求項10】 前記内筒および/または前記頭部は、
    パラシュートを備えている請求項8または9に記載の玩
    具用打ち揚げ煙火。
  11. 【請求項11】 前記玩具用打ち揚げ煙火は、前記点火
    用導火線の内、外部に露出した部分の全てを被覆するた
    めの導火線被覆部を有している請求項8ないし10のい
    ずれかに記載の玩具用打ち揚げ煙火。
  12. 【請求項12】 内部に充填された発射薬と、外部に導
    出され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有
    し、先端が開口した外筒と、該外筒内に挿入され前記発
    射薬の発火により前記先端開口から打ち揚がる内筒とか
    らなる玩具用打ち揚げ煙火であって、前記内筒は、内部
    に充填された放出薬と、先端開口部とを有し、該先端開
    口部には、前記放出薬の発火により空中にて放出される
    頭部が装着されていることを特徴とする玩具用打ち揚げ
    煙火。
  13. 【請求項13】 前記内筒および/または前記頭部は、
    パラシュートを備えている請求項12に記載の玩具用打
    ち揚げ煙火。
  14. 【請求項14】 前記玩具用打ち揚げ煙火は、前記点火
    用導火線の内、外部に露出した部分の全てを被覆するた
    めの導火線被覆部を有している請求項12または13に
    記載の玩具用打ち揚げ煙火。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002168597A (ja) * 2000-12-01 2002-06-14 Inoue Gangu Enka Kk 玩具花火
CN102607334A (zh) * 2012-04-15 2012-07-25 张宗贤 一种带彩灯、音乐的降落伞烟花

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