JPH0960744A - チェックバルブの構造 - Google Patents

チェックバルブの構造

Info

Publication number
JPH0960744A
JPH0960744A JP23349095A JP23349095A JPH0960744A JP H0960744 A JPH0960744 A JP H0960744A JP 23349095 A JP23349095 A JP 23349095A JP 23349095 A JP23349095 A JP 23349095A JP H0960744 A JPH0960744 A JP H0960744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
fuel tank
spring
connecting pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23349095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3421828B2 (ja
Inventor
Harumitsu Sugiyama
晴光 杉山
Yoshikazu Kitamura
嘉一 北村
Hiroki Isobe
博樹 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Piolax Inc
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Piolax Inc
Priority to JP23349095A priority Critical patent/JP3421828B2/ja
Publication of JPH0960744A publication Critical patent/JPH0960744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3421828B2 publication Critical patent/JP3421828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】コンパクトで、燃料による膨潤のないチェック
バルブを提供する。 【解決手段】第1ボディ7と第2ボディ8内に、正圧バ
ルブ9と負圧バルブ10とを配したチェックバルブ1
で、接続管11,12が燃料タンクに、接続管14がキ
ャニスター側に、正圧バルブ9と負圧バルブ10とが同
一軸心上に配され、正圧バルブ9は、バルブボディ1
5、第1ばね16からなり、頂部に連通孔19の形成さ
れた第1バルブ20が第1弁座13に嵌接可能で、バル
ブボディ15が、第1ばね16により付勢され、負圧バ
ルブ10は、第2バルブ23と第2ばね24からなり、
第2弁座21に嵌接可能であり、バルブボディ15は、
第1ボディ7の内壁面に摺動可能であり、第1ボディ7
の内壁面と第1バルブボディ17の外周面間に、燃料タ
ンク側からキャニスター側に第1通路26が形成され第
2バルブ23の外周面と、バルブボディ15の内周面間
に、第2通路28が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用燃料タンクに
おける内圧の調整に好適なチェックバルブの構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の燃料タンク内に燃料を注
入する際には、燃料タンク内の燃料の量を検出、調整す
るために例えば図13に示すような手段を採用してい
る。図13において50はチェックバルブ、51は燃料
タンク、52はキャニスター、53はフィラーチュー
ブ、54はベントチューブ、55はカットバルブであ
る。
【0003】燃料給油時には、燃料の満タン規制をし
て、蒸発燃料がキャニスター52へ逃げないように、チ
ェックバルブ50は閉じて、通気管56を遮断してい
る。これにより、蒸発燃料はベントチューブ54を通っ
てフィラーチューブ53から排出される。ベントチュー
ブ54の下面を越えて燃料が給油されると、ベントチュ
ーブ54及びフィラーチューブ53内に溜り始め、図示
しない給油ガンの先端に達したときに、給油ガン先端の
センサーが作動して給油を止めるようになっている。
【0004】また、給油終了後は、燃料タンク51内圧
の上昇を防止するために、チェックバルブ50の正圧バ
ルブが開いて蒸発燃料をキャニスター52に逃がし、さ
らに、気圧、温度もしくは走行状態により、燃料タンク
51内圧の減少を防止するためチェックバルブ50の負
圧バルブを開いて、キャニスター52側から空気を燃料
タンク51内に導入するようになっている。
【0005】しかして従来は、例えば実公昭62−21
183号公報や、実開昭62−37677号公報に開示
され図14に示すようなチェックバルブを採用してい
た。図14のチェックバルブ50において、接続管60
は燃料タンク51に接続され、接続管61がキャニスタ
ー52に接続されており、チェックバルブ50内には正
圧バルブとしてのゴム製の傘バルブ62と、負圧バルブ
としてのゴム製の筒形バルブ63が配設され、筒形バル
ブ63は、ばね64によって付勢されて接続管61の開
口部周縁に当接されている。
【0006】しかして、燃料タンク51の内圧が蒸発燃
料によって上昇すると、チェックバルブ50の傘バルブ
62が開いて、蒸発燃料は燃料タンク51側からキャニ
スター52側に向かって流れる。そして、燃料タンク5
1内が負圧になると、ばね64に抗して筒形バルブ63
が開き、キャニスター52側から空気が燃料タンク51
側に流入して、燃料タンク51内を常圧に戻すようにな
っている。
【0007】また、図15は、実開平5−79148号
公報で開示されたチェックバルブを図示しており、この
チェックバルブ70も、ゴム製の筒形バルブ71と傘形
バルブ72とを備え、筒形バルブ71はばね73に抗し
て開動作するようになっており、基本的な構成と作用は
上記従来例と同様である。
【0008】次に、図16はチェックバルブの他の従来
例を示すものであり、本従来例では、チェックバルブ8
0は、アルミ製の球状バルブ81とばね82と弁座83
とからなる一対のバルブを相互に作動方向を逆にして並
列配置することにより、一方を正圧バルブ、他方を負圧
バルブとして機能させるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た筒形バルブと傘形バルブとを備えた従来例において
は、ゴム製のバルブのため、燃料によってバルブ自体が
膨潤したり、性能劣化を起こし易く、性能が不安定で、
作動時に異音が発生するなどの問題を有していた。ま
た、ゴム製のバルブのため、高価であり、また、自動機
による組付けが困難で、組立性能が悪いという欠点があ
った。さらに、各部品が大きく、レイアウトの自由度が
少なくなるという問題もあった。
【0010】一方、上記したアルミ製の球状バルブを利
用した従来例にあっては、アルミ材を使用しているため
コスト高となり、また、正圧バルブと負圧バルブとが並
列配置される構成であるため、バルブ全体が非常に大型
になり、配置スペースやレイアウトの点で問題が多かっ
た。また、一対のバルブを相互に作動方向を逆にして配
置しなければならないため、組立作業は上下2方向から
行う必要があり、作業性が悪いという欠点があった。さ
らに、バルブとしての作動性の面からしても、車体が傾
斜した場合には、球状バルブの重量が正常な作動軸方向
から傾斜した方向に作用するため、ばねに偏心した荷重
が加わり、作動不良を起こす恐れがあった。
【0011】また、従来の上記バルブでは、いずれも燃
料タンク側からの入口が1つしか形成されておらず、一
方、車体が傾斜した場合に燃料タンクも追随して傾斜す
るため、図13に示したようなシステムでは、燃料タン
ク51から通気管56への出口が燃料によって閉塞され
てしまうおそれがあった。そこで、燃料タンク51から
の通気管56を燃料タンク51の両端部に2本設置し
て、車体の傾斜の影響を受けないようにする手段も採用
されているが、この場合には、各通気管ごとにバルブの
方も2個設置するか、あるいは、2本の通気管をバルブ
の位置で1本にするT型接続管のようなものが別途に必
要になるという不具合があった。
【0012】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決し、安価で、コンパクトであり、組立作業性が良好
で、燃料による膨潤の恐れもないチェックバルブの構造
を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、第1ボディと第2ボディとで形成さ
れた空間内に、正圧バルブと負圧バルブとを配設してな
るチェックバルブにおいて、前記第1ボディに形成され
た接続管が第1管路を介して燃料タンクに連絡され、前
記第2ボディに形成された接続管が第2管路を介してキ
ャニスター側に連絡されており、前記正圧バルブと負圧
バルブとが同一軸心上に配設され、前記正圧バルブは、
略筒状のバルブボディと、第1ばねとからなり、前記バ
ルブボディ上部に設けられ、当頂部に連通孔の形成され
た第1バルブが前記第1ボディ内に形成された第1弁座
に嵌接可能となっており、前記バルブボディが、前記第
1ばねにより前記第1弁座方向に付勢されており、前記
負圧バルブは、第2バルブと第2ばねとからなり、前記
第2バルブは、前記第2ばねに付勢されて前記バルブボ
ディの下部に形成された第2弁座に嵌接可能となってお
り、前記バルブボディは、前記第1ボディの内壁面に沿
って軸心方向に摺動可能となっており、前記第1ボディ
の内壁面と前記第1バルブボディの外周面との間には、
前記燃料タンク側から前記キャニスター側に蒸発燃料を
送給する第1通路が形成されており、前記第2バルブ
は、前記バルブボディの内周面に沿って摺動可能となっ
ており、該第2バルブの外周面と、前記バルブボディの
内周面との間には、前記キャニスター側から前記燃料タ
ンク側に空気を送給する第2通路が形成されており、前
記第1ボディ、第2ボディ、バルブボディ及び第2バル
ブは合成樹脂材で成形されているチェックバルブの構造
を特徴とするものである。
【0014】なお、前記バルブボディは、第1バルブボ
ディと、第2バルブボディとからなり、前記第1バルブ
は、前記第1バルブボディに形成され、前記第2弁座は
前記第2バルブボディに形成されており、前記第1バル
ブボディと第2バルブボディとは、組立時に前記負圧バ
ルブを内蔵して相互の接合部が溶着、固定されて一体化
されている構成とするのが組付け作業性の点で最適であ
る。
【0015】また、前記第1ボディに形成された前記燃
料タンク側の接続管は、二又状に分岐されて第1接続管
及び第2接続管が形成されており、この第1接続管及び
第2接続管が各々前記第1管路を介して前記燃料タンク
内の左右両端部近傍に各々配置されたカットバルブに連
絡されている構成とするのが望ましい。
【0016】さらに、前記第2バルブボディの基端部
は、燃料タンク側から大流量または大圧力が作用した場
合に、前記第1ばねに抗して前記第2ボディの外周に形
成された円環部に当接するようになっており、該円環部
には前記当接時の圧力を逃がすための切欠部が複数個形
成されている構成とするのが好適である。
【0017】また、前記第2バルブの外周面に複数個の
第2リブを設け、この各第2リブと前記バルブボディの
内周面との間に前記第2通路が形成された構成とする
か、もしくは、前記バルブボディの内周面に複数個の第
2リブを設け、この各第2リブと前記第2バルブの外周
面との間に前記第2通路が形成されている構成とするの
が望ましい。
【0018】また、前記合成樹脂材がポリアセタール樹
脂材であり、前記第1ばね及び第2ばねは、ステンレス
製とするのが耐久性の点で望ましい。
【0019】
【作用】本発明に係るチェクバルブの構造によれば、燃
料タンクの内圧上昇時には、燃料タンク側とキャニスタ
ー側との差圧が第1ばねの付勢力に打ち勝った時点で、
バルブボディ全体がキャニスター側に移動し、第1バル
ブが第1弁座から離脱してが開状態となり、第1通路が
開通する。よって、燃料タンク側から、第1通路を介し
てキャニスター側に圧力を逃がし、蒸発燃料もキャニス
ターへと送られる。
【0020】一方、燃料タンクの内圧低下時には、燃料
タンク側とキャニスター側との差圧が第2ばねの付勢力
に打ち勝った時点で、第2バルブが燃料タンク側に移動
し、第2バルブが第2弁座から離脱してが開状態とな
り、第2通路が開通する。よって、キャニスター側から
第2通路を介して、燃料タンクへ空気が導入され、燃料
タンク内を常圧に戻すことができる。
【0021】また、燃料タンク側から大流量または大圧
力が作用した場合、バルブボディ全体が第1ばねに抗し
て下方に移動して、バルブボディの当接部が第2ボディ
の外周に形成された円環部に当接した状態となる。とこ
ろが円環部には、この当接時の圧力を逃がすための切欠
部が複数個形成されているため、上記大流量または大圧
力は、第1通路から、この切欠部を通過してキャニスタ
ー側にリークされ、チェックバルブがロック状態となる
のを確実に防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面により説
明する。図1乃至図10は本発明の一実施例を示すもの
であり、図中1は本実施例に係るチェックバルブであ
る。
【0023】本実施例に係るチェックバルブ1は、図7
に示すようなシステム内に配設されており、燃料タンク
2とキャニスター3とを連絡する管路の途中に配置され
ている。即ち、燃料タンク2内には、左右両端部近傍に
各々カットバルブ4、4が配設されており、この一対の
カットバルブ4が一対の第1管路5を介してチェックバ
ルブ1に連絡されており、一方チェックバルブ1とキャ
ニスター3とが、第2管路6により連絡されている。
【0024】図1に示すように、チェックバルブ1は、
円筒状の本体を備えた第1ボディ7と第2ボディ8とで
形成された空間内に、正圧バルブ9と負圧バルブ10と
を配設して構成されている。
【0025】第1ボディ7の上記円筒状の本体7aから
一体に延設形成された燃料タンク2側の接続管は、本実
施例では、二又状に分岐されて第1接続管11及び第2
接続管12が形成されており、この第1接続管11及び
第2接続管12が各々第1管路5を介して、燃料タンク
2内に配置された一対のカットバルブ4、4に連絡され
ている。また、第1接続管11及び第2接続管12と
は、基端部で1本に収束されて、第1ボディ本体7aと
一体に接続されており、この接続部の開口回りに第1弁
座13が形成されている。
【0026】一方、前記第2ボディ8の本体8aから一
体に延設形成されたキャニスター3側の接続管14が、
上記第2管路6を介してキャニスター3に連絡されてい
る。
【0027】本実施例では、図1に示すように正圧バル
ブ9の構成部品と、負圧バルブ10の構成部品とが、全
て同一軸心上に配設されていることが第1の特徴であ
る。正圧バルブ9は、バルブボディ15と、圧縮ばねと
しての第1ばね16とからなり、さらに、本実施例で
は、バルブボディ15は、第1バルブボディ17と、第
2バルブボディ18の2部品から構成されている。
【0028】第1バルブボディ17は、本体部17aが
略円筒状に形成されており、この本体部17aの上部か
ら第1バルブ20がドーム状に突出形成されており、第
1バルブ20の当頂部には連通孔19が形成されてい
る。第1バルブボディ17は、第1ばね16によって付
勢されており、第1バルブ20が、上記した第1ボディ
7内に形成された第1弁座13に嵌接可能となってい
る。
【0029】第2バルブボディ18も本体部18aが略
円筒状に形成されており、この本体部18aの基端部に
中央が開口した第2弁座21が形成され、外周部分に第
2ボディ8の本体8aの円環部29へ当接する当接部2
2が形成されている。第1ばね16は、図2に示すよう
に一端が本体部18aの基端部に当圧され、他端が第2
ボディ8の本体8aに当圧されることにより、バルブボ
ディ15に図1中上方向への所定の付勢力が作用するよ
うになっている。
【0030】なお、第1バルブボディ17と第2バルブ
ボディ18とは、後述の如く組立時に前記負圧バルブ1
0を内蔵して相互の接合部17b,18bが溶着、固定
されて一体化され、バルブボディ15を構成するように
なっている。
【0031】負圧バルブ10は、図1に示すように第2
バルブ23と、圧縮ばねとしての第2ばね24とから構
成されている。第2バルブ23は、上部が開口し、内部
が中空の略半円球形状に形成されている。また、第2ば
ね24は、図2に示すように一端が第1バルブボディ1
7の内面に当圧され、他端が第2バルブ23の開口周縁
に当圧されており、この第2ばね24により付勢され
て、第2バルブ23が第2バルブボディ18に形成され
た第2弁座21に嵌接しうるようになっている。
【0032】第1ボディ7の本体7aの内壁面には、図
3に示すように複数個の第1リブ25が円周面に対して
放射状に形成されており、第1バルブボディ本体部17
aの外周面は、第1ばね16の付勢力と、後述する燃料
タンク2側からの圧力との差圧により、この各第1リブ
25に当接して軸心方向に摺動可能となっている。ま
た、第1ボディ7の本体7aの内壁面と、第1バルブボ
ディ本体部17aの外周面との間には、前記各第1リブ
25間に、燃料タンク2側からキャニスター3側に蒸発
燃料を送給する第1通路26が画成される。
【0033】一方、第2バルブ23の上部外周面には、
図3に示すように複数個の第2リブ27が放射状に突出
形成されており、この各第2リブ27が、第2バルブボ
ディ18の内周面に当接した状態で、後述する燃料タン
ク2側の負圧と、第2ばね24の付勢力との差圧によっ
て、第2バルブ23が第2バルブボディ18の内周面に
沿って上下に摺動可能となっている。また、第2バルブ
23の複数個の第2リブ27と、第2バルブボディ18
の内周面との間には、キャニスター3側から燃料タンク
2側に空気を送給する第2通路28が画成される。
【0034】なお、本実施例のように第2バルブ23の
外周面に第2リブ27を形成する代わりに、第2バルブ
ボディ18の内周面側に複数個の第2リブ27を形成し
て、この各第2リブ27と第2バルブ23の外周面との
間に、前記第2通路28を形成する構成としてもよく、
この場合にも、第2通路28が画成される点では同様で
ある。
【0035】しかして、本実施例では上記第1ボディ
7、第2ボディ8、第1バルブボディ17、第2バルブ
ボディ18及び第2バルブ23は、全て合成樹脂材で成
形されていることが第2の特徴である。なお、材質的に
はポリアセタール材が、燃料の膨潤を確実に防止しうる
点で最適であるが、他の適宜材質の合成樹脂材を使用す
ることも可能である。また、上記第1ばね16及び第2
ばね24は、本実施例ではいずれもステンレス製となっ
ている。
【0036】また、第2バルブボディ18の当接部22
は、燃料タンク2側から大流量または大圧力が作用した
場合には、図6に示すように第1ばね16に抗して下方
に移動して、第2ボディ8の外周に形成された円環部2
9に当接するようになっている。そして、該円環部29
には、この当接時の圧力を逃がすための切欠部31が複
数個形成されていることが本実施例の第3の特徴であ
る。
【0037】即ち、図8に示す第2ボディ8の円環部2
9には、本実施例では円周方向の4個所に、図9に示す
ような、第2バルブボディ18の当接部22の接触部3
0が設けられ、円周方向の他の部分は、図9に示すよう
に内壁面がテーパー状に切り欠かかれて、切欠部31形
成されているため、第2バルブボディ18の当接部22
が第2ボディ8の接触部30に当接した状態でも、切欠
部31から圧力をリークさせることができるようになっ
ている。
【0038】上記構成からなる、本実施例のチェックバ
ルブ1を組み付ける際には、図1及び図2においてま
ず、第1バルブボディ17と第2バルブボディ18との
間に、負圧バルブ10を構成する第2ばね24と第2バ
ルブ23とを嵌挿しておいて、第1バルブボディ17と
第2バルブボディ18との相互の接合部17b,18b
を溶着、固定する。しかる後に、負圧バルブ10を内蔵
したバルブボディ15全体を第1ボディ7の本体7a内
に嵌挿し、次に第2バルブボディ18と第2ボディ8と
の間に第1ばね16を介装しておいて、第1ボディ7と
第2ボディ8とを嵌合し、相互の接合部7b,8bを溶
着、固定すれば完成する。よって、組付け後は、正圧バ
ルブ9内に負圧バルブ10が内蔵された態様で作動がな
されることになる。
【0039】このように、組付け作業が一方向(図中下
方向)からだけで可能なため、組立作業性が極めて良好
であり、また、合成樹脂材とばねからなる構成部品のた
め、自動機による組付けが可能となる。
【0040】次に、本実施例に係るチェックバルブ1の
作動態様につき、図2ないし図6を参照しつつ説明す
る。まず、図2はチェックバルブ1の非作動状態を示し
ており、この状態では、正圧バルブ9の第1バルブ20
は、第1ばね16の付勢力によって第1ボディ7の第1
弁座13に嵌着している。また、負圧バルブ10の第2
バルブ23は、第2ばね24の付勢力によってバルブボ
ディ15の第2弁座21に嵌着している。よって、チェ
ックバルブ1の上記第1通路26及び第2通路28とも
閉鎖された状態となっている。
【0041】次に、図4は、燃料タンク2の内圧上昇時
の状態を示しており、この状態では、第1接続管11及
び第2接続管12側と接続管14側との差圧(第1及び
第2接続管11,12側が大)が第1ばね16の付勢力
に打ち勝った時点で、図示の如くバルブボディ15全体
が接続管14方向(図中下方向)に移動し、第1バルブ
20が第1弁座13から離脱してが開状態となり、第1
通路26が開通する。よって、燃料タンク2側から、図
4に矢線で示すように第1接続管11及び第2接続管1
2、第1通路26、接続管14を介してキャニスター3
側に圧力を逃がし、蒸発燃料もキャニスター3へと送ら
れる。
【0042】図5は、燃料タンク2の内圧低下時の状態
を示しており、この状態では、第1接続管11及び第2
接続管12側と接続管14側との差圧(接続管14側が
大)が第2ばね24の付勢力に打ち勝った時点で、図示
の如く第2バルブ23が第1バルブ20方向(図中上方
向)に移動し、第2バルブ23が第2弁座21から離脱
してが開状態となり、第2通路28が開通する。よっ
て、図5に矢線で示すように、キャニスター3側から接
続管14、第2通路28、連通孔19及び第1接続管1
1、第2接続管12を介して、燃料タンク2へ空気が導
入され、燃料タンク2内を常圧に戻すようになってい
る。
【0043】次に、図6は、燃料タンク2側から大流量
または大圧力が作用した場合の状態を示している。この
場合には、図6に示すようにバルブボディ15全体が第
1ばね16に抗して下方に移動して、バルブボディ15
の当接部22が第2ボディ8の外周に形成された円環部
29に当接した状態となる。よって、従来はこの状態で
チェックバルブがロック状態となる問題があったが、本
実施例では上記の通り円環部29には、この当接時の圧
力を逃がすための切欠部31が複数個形成されているた
め、上記大流量または大圧力は、第1通路26から、こ
の切欠部31を通過して接続管14方向にリークされ、
チェックバルブ1がロック状態となるのを確実に防止す
ることができる。なお、図10に示すように第1バルブ
ボディ17の下端には、円環部29の接触部30に当接
してバルブボディ15が図6に示す位置以上に移動する
のを規制するストッパー部32が形成されている。
【0044】上記構成からなる本実施例においては、構
成部品がばねの他は全て合成樹脂製であり、合成樹脂材
同士のシール構造となっているため、コスト的に格段に
安価となる。また、上記の如く組付け作業が一方向から
だけで可能なため、組立作業性が極めて良好であり、ま
た、合成樹脂材とばねからなる構成部品のため、自動機
による組付けが可能となる。また、上記の如く、構成部
品が全て同一軸心上に配列された構成であるため、組付
け作業性はさらに向上する。
【0045】さらに、正圧バルブ9及び負圧バルブ10
の開弁圧の調整をいずれもばねで行っているため、開弁
圧の細かいチューニングがやり易いという特長がある。
また、正圧バルブ9内に負圧バルブ10を組み込んだ構
成となっているため、バルブ全体がコンパクトになり、
部品のレイアウトが非常に行い易くなる。
【0046】さらに、合成樹脂材としてポリアセタール
樹脂材を使用し、ステンレス製の第1ばね16及び第2
ばね24と組み合わせれば、燃料による膨潤作用を最小
限に抑え、性能劣化を有効に防止することができる。
【0047】また、バルブとしての作動性の面からは、
車体が傾斜した場合等でも、上記従来例のような球状バ
ルブがないため、作動不良を起こす恐れがない。また、
燃料タンク2側の接続管が、二又状に分岐されて第1接
続管11及び第2接続管12が形成されており、この第
1接続管11及び第2接続管12が各々前記第1管路5
を介して燃料タンク2内のカットバルブ4に連絡されて
いる構成となっているため、上記従来例のようにチェッ
クバルブを各管路毎に設置したり、あるいは管路と途中
で1本にまとめるT型接続管のようなものが別途に必要
となる不具合を解消することができる。
【0048】さらに、燃料タンク2側から大流量または
大圧力が作用した場合でも、円環部29には、この当接
時の圧力を逃がすための切欠部31が複数個形成されて
いるため、大流量または大圧力は、第1通路26から、
この切欠部31を通過して接続管14方向にリークさ
れ、チェックバルブ1がロック状態となるのを確実に防
止することができる。
【0049】なお、上記実施例では、本発明に係るチェ
ックバルブ1を、従来例と同様に、図7に示すシステム
内に配置した場合を例示したが、これに限定されるもの
ではなく、他の適宜システムや機構にも適用しうるもの
であることは云うまでもない。
【0050】また、バルブボディ15の第1バルブ20
や第2弁座21の形状や、これに対応した第2バルブ2
3の形状については、上記第1実施例に限定されるもの
ではなく、例えば図11に示すよう第1実施例とほぼ逆
の形状としたり、図12に示すような形状とすることも
できる。さらに、第1実施例では、第1バルブボディ1
7と第2バルブボディ18の各接合部17b及び18b
が、第2バルブボディ18の当接部22側で溶着接合さ
れる場合を例示したが、これに限定されず、第2バルブ
ボディ18の上端部側で溶着接合される構成とすること
もできる。
【0050】また、他の構成部分の形状や、形成ピッ
チ、形成個数等も、必要に応じて適宜変更可能である
等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形例が
可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されており、以
下の効果を奏し得る。 (1) 構成部品がばねの他は全て合成樹脂製であり、合成
樹脂材同士のシール構造となっているため、コスト的に
格段に安価となる。 (2) 組付け作業が一方向からだけで可能なため、組立作
業性が極めて良好であり、また、合成樹脂材とばねから
なる構成部品のため、自動機による組付けが可能とな
る。 (3) 構成部品が全て同一軸心上に配列された構成である
ため、組付け作業性はさらに向上する。 (4) 正圧バルブ及び負圧バルブの開弁圧の調整をいずれ
もばねで行っているため、開弁圧の細かいチューニング
がやり易い。 (5) 正圧バルブ内に負圧バルブを組み込んだ構成となっ
ているため、バルブ全体がコンパクトになり、部品のレ
イアウトが非常に行い易くなる。 (6) 合成樹脂材としてポリアセタール樹脂材を使用し、
ステンレス製の第1ばね及び第2ばねと組み合わせれ
ば、燃料による膨潤作用を最小限に抑え、性能劣化を有
効に防止することができる。 (7) 車体が傾斜した場合等でも、上記従来例のような球
状バルブがないため、作動不良を起こす恐れがなく、ま
た、燃料タンク側の接続管が、二又状に分岐されて第1
接続管及び第2接続管が形成されているため、上記従来
例のようにチェックバルブを各管路毎に設置したり、あ
るいは管路と途中で1本にまとめるT型接続管のような
ものが別途に必要となる不具合を解消することができ
る。 (8) 燃料タンク側から大流量または大圧力が作用した場
合でも、円環部には、切欠部が複数個形成されているた
め、大流量または大圧力は、第1通路から、この切欠部
を通過してキャニスター側にリークされ、チェックバル
ブがロック状態となるのを確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチェックバルブの第1実施例を示
す分解説明図である。
【図2】第1実施例のチェックバルブの非作動状態を示
す説明図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】第1実施例のチェックバルブの作動状態を示す
説明図である。
【図5】第1実施例のチェックバルブの作動状態を示す
説明図である。
【図6】第1実施例のチェックバルブの作動状態を示す
説明図である。
【図7】第1実施例に係るベーパーリカバリーシステム
を示す概念図である。
【図8】第1実施例のチェックバルブの第2ボディの構
成を示す平面図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】図8のB−B線断面図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す要部説明図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例を示す要部説明図であ
る。
【図13】従来のベーパーリカバリーシステムを示す概
念図である。
【図14】チェックバルブの従来例を示す断面図であ
る。
【図15】チェックバルブの従来例を示す断面図であ
る。
【図16】チェックバルブの従来例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 チェックバルブ 2 燃料タンク 3 キャニスター 4 カットバルブ 5 第1管路 6 第2管路 7 第1ボディ 7a 第1ボディ本体 7b 接合部 8 第2ボディ 8a 第2ボディ本体 8b 接合部 9 正圧バルブ 10 負圧バルブ 11 第1接続管 12 第2接続管 13 第1弁座 14 接続管 15 バルブボディ 16 第1ばね 17 第1バルブボディ 17a 本体部 17b 接合部 18 第2バルブボディ 18a 本体部 18b 接合部 19 連通孔 20 第1バルブ 21 第2弁座 22 当接部 23 第2バルブ 24 第2ばね 25 第1リブ 26 第1通路 27 第2リブ 28 第2通路 29 円環部 30 接触部 31 切欠部 32 ストッパー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯部 博樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ボディと第2ボディとで形成された空
    間内に、正圧バルブと負圧バルブとを配設してなるチェ
    ックバルブにおいて、 前記第1ボディに形成された接続管が第1管路を介して
    燃料タンクに連絡され、前記第2ボディに形成された接
    続管が第2管路を介してキャニスター側に連絡されてお
    り、 前記正圧バルブと負圧バルブとが同一軸心上に配設さ
    れ、 前記正圧バルブは、略筒状のバルブボディと、第1ばね
    とからなり、 前記バルブボディ上部に設けられ、当頂部に連通孔の形
    成された第1バルブが前記第1ボディ内に形成された第
    1弁座に嵌接可能となっており、 前記バルブボディが、前記第1ばねにより前記第1弁座
    方向に付勢されており、 前記負圧バルブは、第2バルブと第2ばねとからなり、 前記第2バルブは、前記第2ばねに付勢されて前記バル
    ブボディの下部に形成された第2弁座に嵌接可能となっ
    ており、 前記バルブボディは、前記第1ボディの内壁面に沿って
    軸心方向に摺動可能となっており、 前記第1ボディの内壁面と前記第1バルブボディの外周
    面との間には、前記燃料タンク側から前記キャニスター
    側に蒸発燃料を送給する第1通路が形成されており、
    前記第2バルブは、前記バルブボディの内周面に沿って
    摺動可能となっており、該第2バルブの外周面と、前記
    バルブボディの内周面との間には、前記キャニスター側
    から前記燃料タンク側に空気を送給する第2通路が形成
    されており、 前記第1ボディ、第2ボディ、バルブボディ及び第2バ
    ルブは合成樹脂材で成形されていることを特徴とするチ
    ェックバルブの構造。
  2. 【請求項2】前記バルブボディは、第1バルブボディ
    と、第2バルブボディとからなり、前記第1バルブは、
    前記第1バルブボディに形成され、前記第2弁座は前記
    第2バルブボディに形成されており、前記第1バルブボ
    ディと第2バルブボディとは、組立時に前記負圧バルブ
    を内蔵して相互の接合部が溶着、固定されて一体化され
    ている請求項1記載のチェックバルブの構造。
  3. 【請求項3】前記第1ボディに形成された前記燃料タン
    ク側の接続管は、二又状に分岐されて第1接続管及び第
    2接続管が形成されており、この第1接続管及び第2接
    続管が各々前記第1管路を介して前記燃料タンク内の左
    右両端部近傍に各々配置されたカットバルブに連絡され
    ている請求項1もしくは請求項2記載のチェックバルブ
    の構造。
  4. 【請求項4】前記第2バルブボディの基端部は、燃料タ
    ンク側から大流量または大圧力が作用した場合に、前記
    第1ばねに抗して前記第2ボディの外周に形成された円
    環部に当接するようになっており、該円環部には前記当
    接時の圧力を逃がすための切欠部が複数個形成されてい
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のチェックバ
    ルブの構造。
  5. 【請求項5】前記第2バルブの外周面あるいは、前記バ
    ルブボディの内周面には複数個の第2リブが設けられて
    おり、これらの各第2リブ間に前記第2通路が形成され
    ている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のチェッ
    クバルブの構造。
  6. 【請求項6】前記合成樹脂材がポリアセタール樹脂材で
    あり、前記第1ばね及び第2ばねは、ステンレス製であ
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチェックバ
    ルブの構造。
JP23349095A 1995-08-19 1995-08-19 チェックバルブの構造 Expired - Lifetime JP3421828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23349095A JP3421828B2 (ja) 1995-08-19 1995-08-19 チェックバルブの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23349095A JP3421828B2 (ja) 1995-08-19 1995-08-19 チェックバルブの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0960744A true JPH0960744A (ja) 1997-03-04
JP3421828B2 JP3421828B2 (ja) 2003-06-30

Family

ID=16955835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23349095A Expired - Lifetime JP3421828B2 (ja) 1995-08-19 1995-08-19 チェックバルブの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3421828B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6397884B1 (en) 2000-09-25 2002-06-04 Tokai Rubber Industries, Ltd. Connection structure and valved connection member
GB2405684A (en) * 2003-09-04 2005-03-09 Nifco Inc Pressure control valve for fuel tank
JP2009542527A (ja) * 2006-07-12 2009-12-03 ラバル エー.シー.エス. リミテッド 燃料タンクのベントチューブシステム
US9151256B2 (en) 2011-03-16 2015-10-06 Piolax, Inc. Overfill prevention valve
CN106838401A (zh) * 2015-11-12 2017-06-13 百乐仕株式会社 阀装置
CN112829472A (zh) * 2019-11-22 2021-05-25 精工爱普生株式会社 液体流道部件、液体流道部件的制造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5145431B2 (ja) * 2008-12-02 2013-02-20 株式会社パイオラックス チェックバルブ
US9097356B2 (en) * 2011-09-01 2015-08-04 Piolax Inc. Check valve

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6397884B1 (en) 2000-09-25 2002-06-04 Tokai Rubber Industries, Ltd. Connection structure and valved connection member
GB2405684A (en) * 2003-09-04 2005-03-09 Nifco Inc Pressure control valve for fuel tank
JP2005083395A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Nifco Inc 圧力開閉弁
GB2405684B (en) * 2003-09-04 2007-05-02 Nifco Inc Pressure opening and closing valve
CN100383448C (zh) * 2003-09-04 2008-04-23 株式会社利富高 压力开关阀
JP2009542527A (ja) * 2006-07-12 2009-12-03 ラバル エー.シー.エス. リミテッド 燃料タンクのベントチューブシステム
US9151256B2 (en) 2011-03-16 2015-10-06 Piolax, Inc. Overfill prevention valve
CN106838401A (zh) * 2015-11-12 2017-06-13 百乐仕株式会社 阀装置
CN112829472A (zh) * 2019-11-22 2021-05-25 精工爱普生株式会社 液体流道部件、液体流道部件的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3421828B2 (ja) 2003-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6851458B2 (en) On board refueling vapor recovery system and fuel vapor passage using for the same
US5584278A (en) System for controlling fuel vapor flow discharged from a fuel tank to a canister
US6810900B2 (en) Composite type air vent valve of fuel tank and air vent mechanism
US5775357A (en) Fuel fill valve and vent valve assembly
US7318445B2 (en) Fuel vapor pipe structure of fuel tank
US7997307B2 (en) Fill nozzle positioning apparatus
US7428914B2 (en) Flow control valve
US7806135B2 (en) Variable flow valve
US6196258B1 (en) Pressure control valve and evaporation fuel discharge control device
JP2006206042A (ja) 吐出側連結管
US6257287B1 (en) Fuel fill pipe shut-off device
JP2002332925A (ja) 燃料タンク付設弁
US6343590B1 (en) Canister module
SK17193A3 (en) Check valve
JP3421828B2 (ja) チェックバルブの構造
US20050051216A1 (en) Pressure opening and closing valve
US6019127A (en) Structure for connecting filler tube to fuel tank
KR100530775B1 (ko) 특히연료증기에적합한가스-압력방출밸브유닛
JP3775656B2 (ja) バルブ内蔵コネクタ
JP3244008B2 (ja) 燃料タンク
US8167003B1 (en) ORVR compatible refueling system
JP2010281259A (ja) 逆流防止弁
JP4660156B2 (ja) 燃料逆流防止バルブ
JP2681906B2 (ja) 給油ノズル
CN111267606B (zh) 供油装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term