JPH0960606A - 油圧工具の往復駆動装置 - Google Patents

油圧工具の往復駆動装置

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JPH0960606A
JPH0960606A JP23911395A JP23911395A JPH0960606A JP H0960606 A JPH0960606 A JP H0960606A JP 23911395 A JP23911395 A JP 23911395A JP 23911395 A JP23911395 A JP 23911395A JP H0960606 A JPH0960606 A JP H0960606A
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JP
Japan
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oil
oil tank
piston
passage
tank
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Pending
Application number
JP23911395A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Kondo
崇文 近藤
Michinaga Komatsu
道長 小松
Kazutomo Tamura
一友 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAKIZAKI KIKAI KK
NIPPON F C I KK
RIKEN KIKI KK
Original Assignee
KAKIZAKI KIKAI KK
NIPPON F C I KK
RIKEN KIKI KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧工具の可動部が作動前の位置に戻らなく
なることがある。 【解決手段】 シリンダ1に第1油槽2と第2油槽3と
油出入口4とを形成し、第1油槽2内に第1ピストン5
を、第2油槽3内に油圧工具を装着可能な第2ピストン
6を設け、第2ピストン6は油出入口4から第2油槽3
内に油を供給して第2油槽3内の油圧を上昇させると外
側に押されて油圧工具を駆動し、第2油槽3内の油圧が
減圧すると押し戻されて油圧工具を引き戻すようにし、
第2油槽3内の油圧が減圧しても第2ピストン6が押し
戻されないときは、第2ピストン6を強制的に押し戻す
ように油出入口4から第2油槽3内に油が流れる戻し用
油系路7を油出入口4と第2油槽3との間に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の油圧工具の往復駆動
装置は例えば架空電線の工事に使用される油圧工具を往
復駆動させるのに利用されるものであり、例えば、電柱
上の高圧架空配電線の作業等に使われるマニピュレータ
に取り付けて使用するのに適するものであり、特に油圧
工具が通常の動作では戻らなくなったときに、油圧工具
を強制的に戻すことができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】電柱上の高圧架空配電線等の高所作業に
は近年は図6に示すように高所作業台車に取付けたマニ
ピュレータAが使用されている。マニピュレータAの先
には高圧架空配電線の絶縁被覆を皮剥ぎする皮剥ぎ機
や、皮剥ぎされた2本の裸心線をスリーブ内に差込み、
同スリーブを圧縮して裸心線同士を連結する圧縮ヘッド
等の油圧工具Bを取り付けてある。この場合、車両Cで
発生した低圧の油をブームDに沿って設けた絶縁油圧ホ
ースEにより空中無人作業部Fに送り、同作業部F内の
油圧ブースタ(図示されていない)で高圧にし、この高
圧の油を絶縁油圧ホースEでマニピュレータAの先の油
圧工具Bに送って油圧工具Bを駆動するようにしてあ
る。油圧工具Bには各種のものがあり、その一つとして
図7に示す様な圧縮ヘッドがある。これは矢印方向から
油圧をかけると可動ダイスRが同方向に移動して固定ダ
イスSとの間に圧縮スリーブTを挟んで圧縮し、油圧を
解除すると可動ダイスRが逆方向に戻る様にしたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧工具の往復
駆動装置は次のような問題があった。 .油圧工具BでスリーブTを圧縮するときに油圧工具
BがスリーブTだけでなく、高圧架空配電線の皮剥ぎさ
れていない絶縁被覆層をも咬み込んで圧縮してしまい、
可動ダイスRが戻らなくなって開かなくなることがあ
る。この場合、咬み込みを外すのに時間と手間がかかり
電線工事の作業能率が著しく低下する。 .他の油圧工具の場合も何らかの原因により油圧工具
が戻らなくなることがあり、この場合も戻すのに時間と
手間がかかり、場合によっては作業を中断しなければな
らないこともあり、電線工事の作業能率が著しく低下す
る。
【0004】本発明の目的は油圧工具の可動部が通常の
油圧動作では作動前の位置に戻らなくなったときに、油
圧工具の可動部を強制的に戻すことができる様にした油
圧工具の往復駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
油圧工具の往復駆動装置は図1〜5に示す様に、第1油
槽2と第2油槽3と油出入口4が形成されシリンダ1
と、第1油槽2内に往復移動可能に設けられた第1ピス
トン5と、油圧工具を装着でき且つ第2油槽3内に往復
移動可能に設けられて、油出入口4から第2油槽3内に
油が供給されて第2油槽3内の油圧が上昇すると外側に
押されて油圧工具を駆動し第2油槽3内の油が油出入口
4から抜けて第2油槽3内の油圧が減圧すると押し戻さ
れて油圧工具を引き戻す第2ピストン6と、第2油槽3
内の油圧が減圧しても第2ピストン6が押し戻されない
ときに第2ピストン6を強制的に押し戻すように油出入
口4から第2油槽3内に油が流れる戻し用油系路7が設
けられてなるものである。
【0006】本発明のうち請求項2の油圧工具の往復駆
動装置は、図1〜5に示す様に、第1油槽2と第2油槽
3と油出入口4が形成されシリンダ1と、第1油槽2内
に往復移動可能に設けられた第1ピストン5及び同ピス
トン5を押し戻すための第1復帰用バネ8と、外部に油
圧工具を装着可能であり内部に油タンク9を有し且つ第
2油槽3内に往復移動可能に設けられて油タンク9が第
2油槽3と連通する第2ピストン6と、シリンダ1の油
出入口4と第2油槽3とを連通する第1油系路10と第
2油系路11と、両油系路10、11を連通する連通路
12と、第1油系路10の連通を連通路12と第2油槽
3とに切り替える第1切替え弁13と、第2油系路11
の連通を連通路12と第2油槽3とに切り替える第2切
替え弁14と、一端が油出入口4と連通し他端が第1油
系路10と連通するように第1油槽2内に設けられた第
1油路15と、一端が第2ピストン6内の油タンク9と
連通し他端が連通路12と連通するように第1油槽2内
に設けられた第2油路17と、第2ピストン6の油タン
ク9内に第2ピストン6を押し戻し可能なるように設け
られた第2復帰用バネ16を備えてなるものである。
【0007】
【作用】 .本発明の請求項1の油圧工具の往復駆動装置では、
図1の状態で油出入口4から第2油槽3内に油を供給す
ると、第2油槽3内の油圧が上り、第2ピストン6が図
2の様に外側に押され、同ピストン6に取付けられてい
る油圧工具が駆動される。 .図2の状態で第2油槽3内の油圧が所定圧(例えば
700Kgf/cm2)になると、油出入口4に連結さ
れている油圧ポンプが自動的に減圧し、油出入口4から
油が抜ける。これにより図3に示す様に第2油槽3内の
油が矢印方向に流れて油出入口4に戻り、第2油槽3内
が減圧し、第2ピストン6が押し戻されて油圧工具も押
し戻される。 .第2油槽3内の油圧が減圧しても第2ピストン6が
戻らないときは図4に示す様に油出入口4から戻し用油
系路7に油を供給すると、その油が第2油槽3内に流れ
込み、第2油槽3内の油圧が上昇して第2ピストン6が
強制的に押し戻され、油圧工具も押し戻される。
【0008】.本発明の請求項2の油圧工具の往復駆
動装置では図1の状態で油出入口4に油を供給すると、
その油は第1油路15−第1油系路10を通って第2油
槽3内に入り、第2油槽3内の油圧が加圧されて第2ピ
ストン6が外側に押され、同ピストン6に取付けられて
いる油圧工具が駆動される。 .第2油槽3内の油圧が所定圧になると油出入口4に
連結されている油圧ポンプが自動的に減圧し、第2油槽
3内の油が第2油系路11を通って第1油槽2に戻り、
第1油槽2から第1油路15を通って油出入口4に戻
る。これにより第2油槽3内の油圧が減圧し、第2ピス
トン6が押し戻され、油圧工具も戻り方向に駆動され
る。 .第2油槽3内の油圧が減圧しても第2ピストン6が
押し戻されないときは図4に示す様に油出入口4から油
を供給する。この油は第1油路15−第1油系路10−
連通路12−第2油路11を通って第2ピストン6の油
タンク9に流入し、更に同油タンク9から第2油槽3に
流れ込んで同油槽3内の油圧が上り、その油圧により第
2ピストン6が強制的に押し戻され、油圧工具も戻され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の油圧工具の往復駆動装置
の実施の形態の例を図1〜図5に基づいて詳細に説明す
る。図1において1はシリンダであり、これには第1油
槽2と第2油槽3とが区画壁20で区画されて設けられ
ている。シリンダ1の長手方向一端には油出入口4が開
口され、長手方向他端には第2ピストン6が出入りする
開口部21が開口されている。
【0010】第1ピストン5は第1油槽2内に往復移動
可能に設けてある。第1ピストン5の外周にはパッキン
22を設け、そのパッキン22が第1油槽2の内壁面に
密接して第1油槽2内を左右に区画している。第1復帰
用バネ8は一端を第1油槽2内の第1ピストン5の突出
部5aの外周に被せ、他端を第1油槽2内の内側突出部
1aの外周に被せて第1ピストン5を図の左側に押すよ
うにしてあり、また、第1ピストン5が図の右側に押さ
れると圧縮されて第1ピストン5を図の左側に押し戻す
復元力が蓄勢されるようにしてある。
【0011】第2ピストン6は第2油槽3内に往復移動
可能に設けてある。第2ピストン6の大径部24の外周
にはパッキン25を設け、そのパッキン25が第2油槽
3の内壁面に密接して第2油槽3内を左右に区画してい
る。また第2ピストン6の小径部26の外周にはパッキ
ン27を設け、そのパッキン27が第2油槽3の内壁面
に嵌合されて同小径部26を支持している。第2ピスト
ン6の内部には油タンク9が形成されている。この油タ
ンク9は第2ピストン6の周壁に開口された通孔9aを
通じて第2油槽3に連通している。油タンク9内には第
2復帰バネ16が配置されている。この第2復帰バネ1
6は一端が油タンク9の右内面に圧接し、他端が第2油
路17の外側の鍔28に圧接して第2ピストン6を図1
の右側に押す様にしてある。
【0012】押えバネ29は第2ピストン6に形成され
た収容部凹部に収容されており、その先端に取り付けら
れている押えプレート30を図の右側に押している。押
えプレート30は図2に示す様に第2ピストン6がシリ
ンダ1から左側に押し出されたときはその前面30a
(図2)が第2ピストン6の大径部24の前面24a
(図2)よりやや前方に突出しており、これにより第2
ピストン6が図1の様に右側に押されたときに押えプレ
ート30の前面30aが大径部24の前面24aより先
に第2開閉弁14の左球弁14a(図2)及び第1切替
え弁13の先方軸13a(図2)の先端面に押し当るよ
うにしてある。
【0013】第1油系路10はシリンダ1の区画壁20
に形成されており、その一端が第1油槽2に開口し他端
が第2油槽3に開口している。第2油系路11もシリン
ダ1の区画壁20に形成されており、その一端が第1油
槽2に開口し他端が第2油槽3に開口している。連通路
12も区画壁20に形成されており、その一端が第1油
系路10の第2油槽側に連通され、他端が第2油系路1
1の第2油槽側に連通されて両油系路10、11を連通
している。
【0014】前記の第1油系路10のうち第1油槽側に
は第1収容部31が形成され、その内部に球状の開閉弁
32とそれを第1油槽側に押すための第1押しバネ33
とが収容されている。
【0015】第1油系路10のうち第2油槽側には第2
収容部34が形成され、その内部に両端が先細りテーパ
に形成され且つ図2に明示するように先方軸13aと後
方軸13bとが突設されている第1切替え弁13が収容
されている。この第1切替え弁13は図1では第2油槽
3の油圧により右側に押されて第1油系路10と連通路
12との連通を閉じているが、図4に示す強制戻し時に
は連通路12に形成されている第3収容部35に収容さ
れている第2押しバネ36により図4の様に左側に押さ
れて第1油系路10と第2油槽3との連通を閉じるよう
にしてある。
【0016】前記の第2油系路11のうち第2油槽側に
は第2切替え弁14が収容されている。この第2切替え
弁14は左球弁14aと右球弁14bとが連結軸14c
で連結されてなり、右球弁14bが連通路12の第4収
容部37に配置されている第3押しバネ38により図の
左側に押されいる。この第2切替え弁14は図1では押
えプレート30により右側に押されて左球弁14aによ
り第2油槽3と第2油系路11との連通が閉じられてい
るが、図4に示す強制戻し時には連通路12に形成され
ている第4収容部36に収容された第3押しバネ38に
より図4の様に左側に押されて第2油系路11と連通路
12との連通を閉じるようにしてある。
【0017】第1油路15にはパイプが使用されてお
り、それを第1油槽2内にそれを縦断するように配置
し、その長手方向一端を油出入口4と連通させ、他端を
第1油系路10と連通させてある。
【0018】第2油路17にもパイプが使用され、それ
を第2油槽3内にそれを縦断するように配置し、その一
端を第2ピストン6の油タンク9と連通させ、他端を連
通路12と連通させてある。
【0019】
【使用例:初期状態】本発明の油圧工具駆動装置は図1
に示す状態が初期状態(駆動開始前の状態:油が流入し
ない零圧の状態)である。この状態では第2ピストン6
は第2復帰バネ16により右側に押されており、押えプ
レート30により第1切替え弁13の先方軸13aと第
2開閉弁14の左球弁14aとが図の右側に押されて、
第1油系路10が第2油槽3に連通し、第2開閉弁14
により第2油系路11が第2油槽3から遮断されてい
る。また、第1油槽2内の第1ピストン5は第1復帰用
バネ8により図1の状態に保持されている。
【0020】
【使用例:押出工程】 .図1の状態で、油出入口4に連結されている油圧ポ
ンプ(図示されていない)から油出入口4に油が注入さ
れると、その油は第1油路15を矢印方向(左方向)へ
流れ、第1油系路10を経て第2油槽3に流れ込む。 .第2油槽3への油の流れ込みにより第2油槽3内の
油圧が高まると、第2ピストン6が左側に押されて図2
の様にシリンダ1の開口部21から外側に押し出され
る。この移動により第2ピストン6に取付けられている
油圧工具が駆動される。 .第2ピストン6が左側に押し出されるとき、第2油
槽3内の油は第2ピストン6内の油タンク9内に流れ込
み、更に第2油路17−連通路12−第2油系路11の
経路で第1油槽2に流入する。 .第2油槽3内の油圧が所定圧力、例えば700Kg
f/cm2 になると、油出入口4へ連結されている油圧
ポンプの機能により油出入口4への油の注入が自動的に
停止し、第2ピストン6の押圧も停止する。
【0021】
【使用例:自動戻り工程】 .図2の状態で油出入口4への油の注入が停止する
と、油出入口4に連結されている油圧ポンプ内が減圧
し、油出入口4も減圧する。このため第2復帰用バネ1
6の復元力により第2ピストン6が図2の右側に押し戻
され、図3の様に第2油槽3内の油が第1油系路10−
第1油路15を経て油出入口4から油圧ポンプに戻る。 .このとき、第1復帰用バネ8により第1油槽2内の
第1ピストン5が図の左側に押し戻され、第1油槽2内
の油は開閉弁32の横を通って第1油系路10に流れ込
み、第1油路15を通って油出入口4から油圧ポンプに
戻る。これと同時に第1油槽2内の油は第2油系路11
にも流れ込み、第2切替え弁14の右球弁14bの横を
通って第2油路17に入り、第2ピストン6内の油タン
ク9内に流出する。このとき油タンク9内の油は第2油
槽3へ出る。これにより第2ピストン6が図1の初期状
態に戻る。
【0022】
【使用例:強制戻し工程】前記自動戻り工程の動作は油
圧ポンプの油圧が減圧したときに油圧工具がスムースに
戻る場合であるが、油圧工具は油圧が減圧しても戻ら
ず、前記の自動戻り工程のように動作しない場合があ
る、この場合は図2の状態から第2ピストン6を強制的
に戻す必要がある。この強制戻しの動作は次の様にな
る。 .強制戻しするためには図2のように第2ピストン6
が左側に押し出され、しかも第2油槽3内の油圧が所定
圧力になって油出入口4への油の注入が停止している状
態で、図4の様に油圧シリンダ1の油出入口4に油圧ポ
ンプにより油の注入を再開する。注入された油は第1油
路15−第1油系路10−第1切替え弁13の横から連
通路12−第2油路17の経路で第2ピストン6内の油
タンク9に流入する。このとき同タンク9内の油は第2
油槽3内に流出し、第2ピストン6を図4の右側に強制
的に押す。 .この場合、第2油槽3の内側室3a内の油は第2切
替え弁14の横を通って第2油系路11に流入し、そこ
から第1油槽2の内側室2a内に流出する。この結果、
図5のように第1復帰用スプリング8が圧縮され、第2
ピストン6が右側に強制的に押し戻され、第2ピストン
6の右端がシリンダ1の区画壁20の左側面に突き当た
るまで移動し、強制戻りが終了する。
【0023】
【使用例:強制戻り終了状態】 .図5の様に第2ピストン6の右端がシリンダ1の区
画壁20の左側面に突き当たると、押えプレート30が
第2切替え弁14の左球弁14a及び第1切替え弁13
の先方軸13aを右側に押して油圧回路を切替えようと
するが、このとき押えバネ29と押しバネ35、37と
の平衡が保たれて第2切替え弁14及び第1切替え弁1
3は図4と同じ状態に保持される。このため油出入口4
から流入する油圧が油出入口4に連結されている油圧ポ
ンプの設定値に到達する迄油圧回路が切り替ることなく
動作する。 .油出入口4から流入する油圧が油圧ポンプの設定値
に到達すると、油出入口4から油の注入が停止し、図5
の様に開閉弁32が開き、第1油槽2の内側室2aに滞
留している油が開閉弁31の横を通って第1油路15内
に流れ、油出入口4から油圧源へ戻る。このとき、第1
ピストン5は第1復帰用バネ8の復元力により左側に押
し戻される。 .油圧工具(例えば圧縮ヘッド)内の油圧力が零圧に
なると、押えバネ29の復元力により押えプレート30
が押し戻され、第1切替え弁13、第2切替え弁14を
右側に押して図1の状態の油圧回路(初期状態の油圧回
路)に戻る。 .図5の開閉弁32は第1油槽2内の内側室2a内の
油が全て抜けると第1押しバネ31の復元力により右側
に押されて第1油槽2との連通を閉じる。
【0024】以下、図2の押出工程−図3の自動戻り工
程が繰返され、必要に応じて図4の強制戻し工程−図5
の強制戻り終了状態となり、その後、再度、図2の押出
工程−図3の自動戻り工程が繰返される。
【0025】
【発明の効果】本発明の請求項1、請求項2の油圧工具
の往復駆動装置によれば次のような効果がある。 .油圧工具の可動部がバネによる通常の戻し動作では
作動前の位置に戻らなくなっても、油圧回路が自動的に
強制戻しに切り替わって油圧工具の可動部を強制的に戻
すことができるため、架空電線工事のような高所作業時
でも、高所に上ることなく、地上からの油圧操作で手軽
に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧工具の往復駆動装置の初期状態の
縦断説明図。
【図2】本発明の油圧工具の往復駆動装置の第2ピスト
ンが外側に押し出された状態の縦断説明図。
【図3】本発明の油圧工具の自動戻り工程の縦断説明
図。
【図4】本発明の油圧工具の強制戻し工程の縦断説明
図。
【図5】本発明の油圧工具の強制戻し終了状態の縦断説
明図。
【図6】高所作業台車に取付けたマニピュレータによる
作業説明図。
【図7】油圧工具の一例を示す側面図。
【符号の説明】
1はシリンダ 2は第1油槽 3は第2油槽 4は油出入口 5は第1ピストン 6は第2ピストン 7は戻し用油系路 8は第1復帰用バネ 9は油タンク 10は第1油系路 11は第2油系路 12は連通路 13は第1切替え弁 14は第2切替え弁 15は第1油路 16は第2復帰用バネ 17は第2油路
フロントページの続き (72)発明者 小松 道長 東京都港区高輪4−24−50 理研機器株式 会社内 (72)発明者 田村 一友 新潟県中頚城郡柿崎町大字馬正面1278−30 株式会社柿崎機械内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1油槽(2)と第2油槽(3)と油出入
    口(4)が形成されシリンダ(1)と、第1油槽(2)
    内に往復移動可能に設けられた第1ピストン(5)と、
    油圧工具を装着でき且つ第2油槽(3)内に往復移動可
    能に設けられて、油出入口(4)から第2油槽(3)内
    に油が供給されて第2油槽(3)内の油圧が上昇すると
    外側に押されて油圧工具を駆動し第2油槽(3)内の油
    が油出入口(4)から抜けて第2油槽(3)内の油圧が
    減圧すると押し戻されて油圧工具を引き戻す第2ピスト
    ン(6)と、第2油槽(3)内の油圧が減圧しても第2
    ピストン(6)が押し戻されないときに第2ピストン
    (6)を強制的に押し戻すように油出入口(4)から第
    2油槽(3)内に油が流れる戻し用油系路(7)が設け
    られてなることを特徴とする油圧工具の往復駆動装置。
  2. 【請求項2】第1油槽(2)と第2油槽(3)と油出入
    口(4)が形成されシリンダ(1)と、第1油槽(2)
    内に往復移動可能に設けられた第1ピストン(5)及び
    同ピストン(5)を押し戻すための第1復帰用バネ
    (8)と、外部に油圧工具を装着可能であり内部に油タ
    ンク(9)を有し且つ第2油槽(3)内に往復移動可能
    に設けられて油タンク(9)が第2油槽(3)と連通す
    る第2ピストン(6)と、シリンダ(1)の油出入口
    (4)と第2油槽(3)とを連通する第1油系路(1
    0)と第2油系路(11)と、両油系路(10、11)
    を連通する連通路(12)と、第1油系路(10)の連
    通を連通路(12)と第2油槽(3)とに切り替える第
    1切替え弁(13)と、第2油系路(11)の連通を連
    通路(12)と第2油槽(3)とに切り替える第2切替
    え弁(14)と、一端が油出入口(4)と連通し他端が
    第1油系路(10)と連通するように第1油槽(2)内
    に設けられた第1油路(15)と、一端が第2ピストン
    (6)内の油タンク(9)と連通し他端が連通路(1
    2)と連通するように第2槽(3)内に設けられた第2
    油路(17)と、第2ピストン(6)の油タンク(9)
    内に第2ピストン(6)を押し戻し可能なるように設け
    られた第2復帰用バネ(16)を備えてなることを特徴
    とする油圧工具の往復駆動装置。
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