JPH0960070A - 排水栓装置 - Google Patents
排水栓装置Info
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- JPH0960070A JPH0960070A JP24536595A JP24536595A JPH0960070A JP H0960070 A JPH0960070 A JP H0960070A JP 24536595 A JP24536595 A JP 24536595A JP 24536595 A JP24536595 A JP 24536595A JP H0960070 A JPH0960070 A JP H0960070A
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- operating
- casing
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Abstract
(57)【要約】
【解決課題】水槽底部に取り付けた排水栓部の栓体を遠
隔操作によって開閉する形式の排水栓装置において、操
作力伝達機構部における移動部材の末端位置の変化によ
り栓体の開閉ストロークが変化するのを防止し、常に適
正なストロークで栓体を開閉動作するようにする。 【解決手段】遠隔操作のための操作力伝達機構部24に
おける移動部材28の端部に固定された第二端部部材1
32を、第一ねじ部材178及びこれに螺合された第二
ねじ部材182、更にその第二ねじ部材182を回転操
作する回転操作軸部192を有するアジャスト機構を介
して操作部材としての押ボタン124に連結し、その回
転操作軸部192を回転操作することで、第一ねじ部材
170を第二端部部材132及び移動部材28とともに
ねじ送りで進退させ、移動部材28における排水栓部側
の末端位置を適正位置に位置調整する。
隔操作によって開閉する形式の排水栓装置において、操
作力伝達機構部における移動部材の末端位置の変化によ
り栓体の開閉ストロークが変化するのを防止し、常に適
正なストロークで栓体を開閉動作するようにする。 【解決手段】遠隔操作のための操作力伝達機構部24に
おける移動部材28の端部に固定された第二端部部材1
32を、第一ねじ部材178及びこれに螺合された第二
ねじ部材182、更にその第二ねじ部材182を回転操
作する回転操作軸部192を有するアジャスト機構を介
して操作部材としての押ボタン124に連結し、その回
転操作軸部192を回転操作することで、第一ねじ部材
170を第二端部部材132及び移動部材28とともに
ねじ送りで進退させ、移動部材28における排水栓部側
の末端位置を適正位置に位置調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は浴槽,洗面器等水
槽の底部の排水口を開閉する排水栓装置に関し、詳しく
は操作部において加えた操作力を操作力伝達機構部を介
して排水栓部に伝達し、栓体を開閉させる形式の排水栓
装置に関する。
槽の底部の排水口を開閉する排水栓装置に関し、詳しく
は操作部において加えた操作力を操作力伝達機構部を介
して排水栓部に伝達し、栓体を開閉させる形式の排水栓
装置に関する。
【0002】
【発明の背景】浴槽,洗面器等水槽の底部の排水口を開
閉するための排水栓装置として従来種々のものが知られ
ているが、その1つとして、管状のアウター部材の内部
に可撓性の線状のインナー部材を摺動可能に挿通して成
る操作力伝達機構を用い、加えられた操作力をかかるイ
ンナー部材の摺動運動を介して排水栓部の栓体に伝達す
る形式のものが知られている。
閉するための排水栓装置として従来種々のものが知られ
ているが、その1つとして、管状のアウター部材の内部
に可撓性の線状のインナー部材を摺動可能に挿通して成
る操作力伝達機構を用い、加えられた操作力をかかるイ
ンナー部材の摺動運動を介して排水栓部の栓体に伝達す
る形式のものが知られている。
【0003】図9はその一例を示している(特開昭60
−22147号)。図において300は水槽の底部30
2に設置された排水栓部、304は排水栓部300とは
離れた位置に設けられた操作部、306は操作部304
において加えられた操作力を排水栓部300に伝達する
ための操作力伝達機構部である。
−22147号)。図において300は水槽の底部30
2に設置された排水栓部、304は排水栓部300とは
離れた位置に設けられた操作部、306は操作部304
において加えられた操作力を排水栓部300に伝達する
ための操作力伝達機構部である。
【0004】排水栓部300は、鍔付円筒形状の排水口
部材308を有しており、この排水口部材308の下端
が排水本管310に接続されている。また上端の排水口
312には、これを開閉する栓体314が装着されてい
る。
部材308を有しており、この排水口部材308の下端
が排水本管310に接続されている。また上端の排水口
312には、これを開閉する栓体314が装着されてい
る。
【0005】操作力伝達機構部306は、軸方向に剛性
を有する可撓性のアウターチューブ316と、その内部
に摺動可能に挿通されたインナーケーブル318とから
なっている。
を有する可撓性のアウターチューブ316と、その内部
に摺動可能に挿通されたインナーケーブル318とから
なっている。
【0006】而してインナーケーブル318の上端部は
操作部304の押ボタン320に固定されており、この
押ボタン320が押込操作されたとき、インナーケーブ
ル318がアウターチューブ316の案内の下にその内
部を摺動し、そして他端部に接続された作用ロッド32
1が、栓体314から下向きに延び出したロッド322
を上向きに突き上げて栓体314を開動作させる。
操作部304の押ボタン320に固定されており、この
押ボタン320が押込操作されたとき、インナーケーブ
ル318がアウターチューブ316の案内の下にその内
部を摺動し、そして他端部に接続された作用ロッド32
1が、栓体314から下向きに延び出したロッド322
を上向きに突き上げて栓体314を開動作させる。
【0007】開位置に押し上げられた栓体314は位置
保持機構324により開位置に保持され、次に再び押ボ
タン320が押込操作されたときに位置保持機構324
による保持が解除されて、栓体314が下降運動、即ち
閉動作する。
保持機構324により開位置に保持され、次に再び押ボ
タン320が押込操作されたときに位置保持機構324
による保持が解除されて、栓体314が下降運動、即ち
閉動作する。
【0008】ところでこの種形式の排水栓装置の場合、
操作力の伝達方向を水平から垂直に方向変換するための
湾曲部326が生じ、この湾曲部326によって水槽底
部、例えば、浴槽の底部と設置床との間に大きな上下ス
ペースが必要となる問題がある外、インナーケーブル3
18がアウターチューブ316の内面を摺動運動して操
作力を伝達する関係上、それらインナーケーブル318
とアウターチューブ316との摩擦力によって大きな抵
抗が生じ、操作が重くなるといった問題があった。
操作力の伝達方向を水平から垂直に方向変換するための
湾曲部326が生じ、この湾曲部326によって水槽底
部、例えば、浴槽の底部と設置床との間に大きな上下ス
ペースが必要となる問題がある外、インナーケーブル3
18がアウターチューブ316の内面を摺動運動して操
作力を伝達する関係上、それらインナーケーブル318
とアウターチューブ316との摩擦力によって大きな抵
抗が生じ、操作が重くなるといった問題があった。
【0009】またアウターチューブ316が摩耗するこ
とによって、インナーケーブル318とアウターチュー
ブ316との間に遊びが生じ、押ボタン320の操作に
対する栓体314の追従性が損なわれるといった問題が
あった。そこで本発明者等は、リンク機構を介して操作
力を伝達する排水栓装置を案出し、先の特許願において
提案した(平成6年12月2日付出願)。図10及び図
11はその一例を示している。
とによって、インナーケーブル318とアウターチュー
ブ316との間に遊びが生じ、押ボタン320の操作に
対する栓体314の追従性が損なわれるといった問題が
あった。そこで本発明者等は、リンク機構を介して操作
力を伝達する排水栓装置を案出し、先の特許願において
提案した(平成6年12月2日付出願)。図10及び図
11はその一例を示している。
【0010】先ず図11において、327は操作力伝達
機構部であって、この操作力伝達機構部327は、ガイ
ド部材328と移動部材330とを含んでいる。ガイド
部材328は、複数のガイドプレート332を軸334
で互いに回転可能に連結して構成してあり、また移動部
材330は、複数のリンク336を連結軸338を介し
て回転可能に連結して構成してある。
機構部であって、この操作力伝達機構部327は、ガイ
ド部材328と移動部材330とを含んでいる。ガイド
部材328は、複数のガイドプレート332を軸334
で互いに回転可能に連結して構成してあり、また移動部
材330は、複数のリンク336を連結軸338を介し
て回転可能に連結して構成してある。
【0011】連結軸338にはガイドローラ340が回
転可能に嵌め合わされており、このガイドローラ340
が、ガイドプレート332のそれぞれに形成されたガイ
ド溝342内部を転動案内されるようになっている。
転可能に嵌め合わされており、このガイドローラ340
が、ガイドプレート332のそれぞれに形成されたガイ
ド溝342内部を転動案内されるようになっている。
【0012】図10において、344は浴槽の底部34
6に設置された排水栓部で、348は栓体、350は鍔
付円筒形状の排水口部材、352は排水栓部ケーシング
である。ここで排水栓部ケーシング352は、排水口部
材350に対して直接ねじ結合されており、これら排水
栓部ケーシング352及び排水口部材350が、浴槽の
底部346を上下から挾み込む状態で互いに固定されて
いる。即ち、排水栓部ケーシング352は排水口部材3
50とのねじ結合によって、底部346に位置固定に取
り付けられている。
6に設置された排水栓部で、348は栓体、350は鍔
付円筒形状の排水口部材、352は排水栓部ケーシング
である。ここで排水栓部ケーシング352は、排水口部
材350に対して直接ねじ結合されており、これら排水
栓部ケーシング352及び排水口部材350が、浴槽の
底部346を上下から挾み込む状態で互いに固定されて
いる。即ち、排水栓部ケーシング352は排水口部材3
50とのねじ結合によって、底部346に位置固定に取
り付けられている。
【0013】上記操作力伝達機構327は、排水栓部ケ
ーシング352の内部に突入した上、ガイド部材328
が固定部材354によって排水栓部ケーシング352に
固定され、また移動部材330を構成するリンク336
が、軸356の周りに回転可能なL字状のレバー(回転
部材)358を介して栓体348に連結されている。
ーシング352の内部に突入した上、ガイド部材328
が固定部材354によって排水栓部ケーシング352に
固定され、また移動部材330を構成するリンク336
が、軸356の周りに回転可能なL字状のレバー(回転
部材)358を介して栓体348に連結されている。
【0014】詳述すると、栓体348は下向きに延びる
支持軸349を備えており、この支持軸349とレバー
358の端部とが、支持軸349の下端部に形成された
切欠状の係合凹部351と、レバー358に突出状に設
けられて係合凹部351に係合する係合突起(当接部)
353において、互いに上下方向に当接状態とされてい
る。
支持軸349を備えており、この支持軸349とレバー
358の端部とが、支持軸349の下端部に形成された
切欠状の係合凹部351と、レバー358に突出状に設
けられて係合凹部351に係合する係合突起(当接部)
353において、互いに上下方向に当接状態とされてい
る。
【0015】この例の排水栓装置の場合、リンク336
が図中左右方向に移動させられることでレバー358が
時計ないし反時計方向に回転させられ、これにより栓体
348がレバー358と支持軸349との当接に基づい
て上昇・下降運動、つまり開・閉動作させられるように
なっている。
が図中左右方向に移動させられることでレバー358が
時計ないし反時計方向に回転させられ、これにより栓体
348がレバー358と支持軸349との当接に基づい
て上昇・下降運動、つまり開・閉動作させられるように
なっている。
【0016】図10において、360は浴槽上端の手摺
部362に設けられた操作部で、手摺部362に位置固
定に取り付けられた筒状の操作部ケーシング364を有
している。而して上記操作力伝達機構部327のガイド
部材328は、操作部ケーシング364の内部に収容さ
れ且つビス366にて操作部ケーシング364に固定さ
れた端部ユニット368の第一端部部材370に対し
て、アーム372を介して固定され、また移動部材33
0は、図中上下に相対移動可能な状態で操作部材として
の押ボタン374に接続されている。
部362に設けられた操作部で、手摺部362に位置固
定に取り付けられた筒状の操作部ケーシング364を有
している。而して上記操作力伝達機構部327のガイド
部材328は、操作部ケーシング364の内部に収容さ
れ且つビス366にて操作部ケーシング364に固定さ
れた端部ユニット368の第一端部部材370に対し
て、アーム372を介して固定され、また移動部材33
0は、図中上下に相対移動可能な状態で操作部材として
の押ボタン374に接続されている。
【0017】ところでこの排水栓装置の場合、レバー3
58における係合突起(当接部)353の当初の位置、
つまり操作力伝達機構部327の取付時における係合突
起353の位置が変化すると、移動部材330を同一ス
トロークで移動させても、即ちレバー358を同じ角度
だけ回転移動させても栓体348の上下移動ストローク
が異なってくることになる。
58における係合突起(当接部)353の当初の位置、
つまり操作力伝達機構部327の取付時における係合突
起353の位置が変化すると、移動部材330を同一ス
トロークで移動させても、即ちレバー358を同じ角度
だけ回転移動させても栓体348の上下移動ストローク
が異なってくることになる。
【0018】例えば図12(B)に示しているように、
レバー358の係合突起353の位置が排水口部材35
0に対して相対的に低くなったとき、係合突起353と
支持軸349下端の係合凹部351との間の遊びが大き
くなり、この場合移動部材330を同一ストロークだけ
移動させても栓体348の上下ストロークは少なくな
り、栓体348を持ち上げたときに排水口が十分に開か
ないといった問題を生ずる。或いは逆に係合突起353
の位置が相対的に高くなった場合、栓体348を下降さ
せても排水口が十分に閉じられず、漏水を起こしたりす
る恐れを生ずる。
レバー358の係合突起353の位置が排水口部材35
0に対して相対的に低くなったとき、係合突起353と
支持軸349下端の係合凹部351との間の遊びが大き
くなり、この場合移動部材330を同一ストロークだけ
移動させても栓体348の上下ストロークは少なくな
り、栓体348を持ち上げたときに排水口が十分に開か
ないといった問題を生ずる。或いは逆に係合突起353
の位置が相対的に高くなった場合、栓体348を下降さ
せても排水口が十分に閉じられず、漏水を起こしたりす
る恐れを生ずる。
【0019】上記レバー358における当接部、つまり
係合突起353の位置は移動部材330の端部の位置に
よって定まるものであり、従って上記問題は、移動部材
の端部を栓体348に連結して、移動部材の移動により
栓体を昇降させる形式の排水栓装置において大なり小な
り生ずる問題である。
係合突起353の位置は移動部材330の端部の位置に
よって定まるものであり、従って上記問題は、移動部材
の端部を栓体348に連結して、移動部材の移動により
栓体を昇降させる形式の排水栓装置において大なり小な
り生ずる問題である。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するために案出されたものである。而して本
願の発明の排水栓装置は、(A)操作力の伝達経路に沿
って延びるガイド部材及び移動部材を有し、該ガイド部
材の案内作用の下に移動部材が移動することによって操
作力を伝達する操作力伝達機構部と、(B)(イ)水槽
底部に取り付けられた筒状の排水口部材と、(ロ)該排
水口部材の排水口に装着され、該排水口の軸心方向に移
動して該排水口を開閉する栓体と、(ハ)該排水口部材
と別体又は一体に設けられ、前記ガイド部材の端部を固
定するとともに、前記移動部材を内部に突入させた上、
前記栓体に連結させる排水栓部ケーシングと、(C)
(イ)操作力の入力される操作部材と、(ロ)前記排水
栓部とは離れた位置の取付部材に位置固定に取り付けら
れる筒状の操作部ケーシングと、(ハ)前記操作力伝達
機構部におけるガイド部材の端部に固定された第一端部
部材,前記移動部材の端部に固定され、前記操作部材の
操作に基づいて該第一端部部材に対して操作力の伝達方
向に相対移動させられる第二端部部材、及び該第二端部
部材と前記操作部材とを接続するとともに、前記ガイド
部材に対する前記移動部材の位置調整を行うアジャスト
機構とを備えた端部ユニットを有しており、該アジャス
ト機構は、前記第二端部部材と実質上一体に移動する第
一ねじ部材と、前記第一端部部材に対する位置が規制さ
れた状態で該第一ねじ部材に対して螺合された第二ねじ
部材と、前記第一端部部材の前記操作部ケーシングに対
する固定部より前記操作部材側に突出するとともに該操
作部材に接続される、前記第二ねじ部材の回転操作部と
を備えており、該回転操作部の回転操作に基づいて前記
第二端部部材の位置が前記移動部材とともに微少距離進
退するようになされていることを特徴とする(請求項
1)。
課題を解決するために案出されたものである。而して本
願の発明の排水栓装置は、(A)操作力の伝達経路に沿
って延びるガイド部材及び移動部材を有し、該ガイド部
材の案内作用の下に移動部材が移動することによって操
作力を伝達する操作力伝達機構部と、(B)(イ)水槽
底部に取り付けられた筒状の排水口部材と、(ロ)該排
水口部材の排水口に装着され、該排水口の軸心方向に移
動して該排水口を開閉する栓体と、(ハ)該排水口部材
と別体又は一体に設けられ、前記ガイド部材の端部を固
定するとともに、前記移動部材を内部に突入させた上、
前記栓体に連結させる排水栓部ケーシングと、(C)
(イ)操作力の入力される操作部材と、(ロ)前記排水
栓部とは離れた位置の取付部材に位置固定に取り付けら
れる筒状の操作部ケーシングと、(ハ)前記操作力伝達
機構部におけるガイド部材の端部に固定された第一端部
部材,前記移動部材の端部に固定され、前記操作部材の
操作に基づいて該第一端部部材に対して操作力の伝達方
向に相対移動させられる第二端部部材、及び該第二端部
部材と前記操作部材とを接続するとともに、前記ガイド
部材に対する前記移動部材の位置調整を行うアジャスト
機構とを備えた端部ユニットを有しており、該アジャス
ト機構は、前記第二端部部材と実質上一体に移動する第
一ねじ部材と、前記第一端部部材に対する位置が規制さ
れた状態で該第一ねじ部材に対して螺合された第二ねじ
部材と、前記第一端部部材の前記操作部ケーシングに対
する固定部より前記操作部材側に突出するとともに該操
作部材に接続される、前記第二ねじ部材の回転操作部と
を備えており、該回転操作部の回転操作に基づいて前記
第二端部部材の位置が前記移動部材とともに微少距離進
退するようになされていることを特徴とする(請求項
1)。
【0021】本願の別の発明の排水栓装置は、請求項1
において、前記第一端部部材が、該第一端部部材の支持
部を有するボルトの前記操作部ケーシングへのねじ込み
により該操作部ケーシングに対し固定されており、該ボ
ルトの該操作部ケーシングへのねじ込量の調節によって
該第一端部部材の該操作部ケーシングへの固定位置が前
記移動部材の移動方向に変化するようになされているこ
とを特徴とする(請求項2)。
において、前記第一端部部材が、該第一端部部材の支持
部を有するボルトの前記操作部ケーシングへのねじ込み
により該操作部ケーシングに対し固定されており、該ボ
ルトの該操作部ケーシングへのねじ込量の調節によって
該第一端部部材の該操作部ケーシングへの固定位置が前
記移動部材の移動方向に変化するようになされているこ
とを特徴とする(請求項2)。
【0022】本願の更に別の発明の排水栓装置は、請求
項2において、前記回転操作部が前記操作部材に螺合さ
れており、その螺合位置の変化によって該操作部材の位
置が調整されるようになされていることを特徴とする
(請求項3)。
項2において、前記回転操作部が前記操作部材に螺合さ
れており、その螺合位置の変化によって該操作部材の位
置が調整されるようになされていることを特徴とする
(請求項3)。
【0023】本願の更に別の発明の排水栓装置は、請求
項1,2,3の何れかにおいて、前記第一ねじ部材が筒
形状をなしていて、内部に過大な負荷の作用に基づいて
圧縮弾性変形する過負荷防止スプリングが収容されてお
り、該過負荷防止スプリングによって前記第二端部部材
が突出方向に弾発されており、それら過負荷防止スプリ
ング及び第一ねじ部材によって過負荷防止機構が構成さ
れていることを特徴とする(請求項4)。
項1,2,3の何れかにおいて、前記第一ねじ部材が筒
形状をなしていて、内部に過大な負荷の作用に基づいて
圧縮弾性変形する過負荷防止スプリングが収容されてお
り、該過負荷防止スプリングによって前記第二端部部材
が突出方向に弾発されており、それら過負荷防止スプリ
ング及び第一ねじ部材によって過負荷防止機構が構成さ
れていることを特徴とする(請求項4)。
【0024】本願の更に別の発明の排水栓装置は、請求
項1,2,3,4の何れかにおいて、前記移動部材の前
記排水栓部側の端部が、該移動部材の移動運動に基づい
て回転運動する回転部材に連結されており、該回転部材
が回転中心より離れた部位の当接部において前記栓体の
支持軸の下端部に当接し、該回転部材の回転運動により
該栓体が上下動するようになされていることを特徴とす
る(請求項5)。
項1,2,3,4の何れかにおいて、前記移動部材の前
記排水栓部側の端部が、該移動部材の移動運動に基づい
て回転運動する回転部材に連結されており、該回転部材
が回転中心より離れた部位の当接部において前記栓体の
支持軸の下端部に当接し、該回転部材の回転運動により
該栓体が上下動するようになされていることを特徴とす
る(請求項5)。
【0025】本願の更に別の発明の排水栓装置は、請求
項1,2,3,4,5の何れかにおいて、前記ガイド部
材が複数のガイドプレートを隣接ガイドプレート同士で
軸を介して回転可能に連結することにより構成されてお
り、且つ前記移動部材が複数のリンクを連結軸にて互い
に回転可能に連結することにより構成されているととも
に、前記ガイドプレートにはローラ案内部が形成される
一方、前記リンクには該ローラ案内部にて案内されるロ
ーラが設けられ、前記移動部材の端部が前記回転部材に
連結されていることを特徴とする(請求項6)。
項1,2,3,4,5の何れかにおいて、前記ガイド部
材が複数のガイドプレートを隣接ガイドプレート同士で
軸を介して回転可能に連結することにより構成されてお
り、且つ前記移動部材が複数のリンクを連結軸にて互い
に回転可能に連結することにより構成されているととも
に、前記ガイドプレートにはローラ案内部が形成される
一方、前記リンクには該ローラ案内部にて案内されるロ
ーラが設けられ、前記移動部材の端部が前記回転部材に
連結されていることを特徴とする(請求項6)。
【0026】
【作用及び発明の効果】上記請求項1の発明は、移動部
材の端部が固定された第二端部部材と操作部材との間
に、それらを接続するとともに位置調整作用を行うアジ
ャスト機構を介在させたものである。このアジャスト機
構においては、回転操作部において第二ねじ部材を回転
操作すると、第二ねじ部材に螺合された第一ねじ部材が
ねじ送りで位置変化する。これにより第二端部部材が移
動部材とともに所定距離進退させられる。
材の端部が固定された第二端部部材と操作部材との間
に、それらを接続するとともに位置調整作用を行うアジ
ャスト機構を介在させたものである。このアジャスト機
構においては、回転操作部において第二ねじ部材を回転
操作すると、第二ねじ部材に螺合された第一ねじ部材が
ねじ送りで位置変化する。これにより第二端部部材が移
動部材とともに所定距離進退させられる。
【0027】即ち、排水栓部側の端部の位置が変化させ
られるのであり、従って本発明においてはこのアジャス
ト機構の操作により、排水栓部における栓体を常に適正
ストロークだけ開閉動作させることができる。
られるのであり、従って本発明においてはこのアジャス
ト機構の操作により、排水栓部における栓体を常に適正
ストロークだけ開閉動作させることができる。
【0028】これにより、栓体を開動作させたときにそ
の開き量が少なくて十分な排水量(排水速度)が確保で
きなくなってしまったり、或いは逆に栓体を閉動作させ
た場合において、栓体が十分に排水口を閉じず、漏水を
起こすといったことを防止することができる。
の開き量が少なくて十分な排水量(排水速度)が確保で
きなくなってしまったり、或いは逆に栓体を閉動作させ
た場合において、栓体が十分に排水口を閉じず、漏水を
起こすといったことを防止することができる。
【0029】本発明においては、アジャスト機構の回転
操作部が、第一端部部材の操作部ケーシングへの固定部
よりも操作部材側に突出する状態で設けられているた
め、第一端部部材を操作部ケーシングに固定した状態の
下で、つまり操作力伝達機構部を取り付けた状態のまま
で回転操作部を回転操作することにより、移動部材の位
置を調整でき、位置調整を簡単に行うことができる。
操作部が、第一端部部材の操作部ケーシングへの固定部
よりも操作部材側に突出する状態で設けられているた
め、第一端部部材を操作部ケーシングに固定した状態の
下で、つまり操作力伝達機構部を取り付けた状態のまま
で回転操作部を回転操作することにより、移動部材の位
置を調整でき、位置調整を簡単に行うことができる。
【0030】請求項2の発明は、上記第一端部部材を、
その支持部を有するボルトを操作部ケーシングにねじ込
むことにより操作部ケーシングに固定するようになし、
そのボルトのねじ込量の調節によって、第一端部部材の
操作部ケーシングへの固定位置を変化させるようになし
たもので、本発明によれば、その第一端部部材の支持及
び固定用のボルトのねじ込量を変えることによって、第
一端部部材自体の位置を変化させることができる。
その支持部を有するボルトを操作部ケーシングにねじ込
むことにより操作部ケーシングに固定するようになし、
そのボルトのねじ込量の調節によって、第一端部部材の
操作部ケーシングへの固定位置を変化させるようになし
たもので、本発明によれば、その第一端部部材の支持及
び固定用のボルトのねじ込量を変えることによって、第
一端部部材自体の位置を変化させることができる。
【0031】即ち、操作力伝達機構部におけるガイド部
材及び移動部材を共に位置変化させることができ、これ
によっても移動部材の端部の位置を調節操作することが
できる。
材及び移動部材を共に位置変化させることができ、これ
によっても移動部材の端部の位置を調節操作することが
できる。
【0032】尚、この請求項2のボルトのねじ込量変化
に基づく位置調節は、操作力伝達機構部の取付時におい
て、ガイド部材及び移動部材の取付位置を粗調整する上
で有効であり、また請求項1のアジャスト機構による移
動部材の位置調整は、操作力伝達機構部を取り付けた後
において、その移動部材のみを微調整する上で有効であ
る。
に基づく位置調節は、操作力伝達機構部の取付時におい
て、ガイド部材及び移動部材の取付位置を粗調整する上
で有効であり、また請求項1のアジャスト機構による移
動部材の位置調整は、操作力伝達機構部を取り付けた後
において、その移動部材のみを微調整する上で有効であ
る。
【0033】請求項3の発明は、上記回転操作部と操作
部材とを螺合し、そしてその螺合位置を変化させ得るよ
うになしたもので、本発明によれば、請求項2において
第一端部部材自体の位置を変化させた場合においても、
操作部材を常に適正な位置に位置保持することができる
利点が得られる。
部材とを螺合し、そしてその螺合位置を変化させ得るよ
うになしたもので、本発明によれば、請求項2において
第一端部部材自体の位置を変化させた場合においても、
操作部材を常に適正な位置に位置保持することができる
利点が得られる。
【0034】請求項4の発明は、上記第一ねじ部材を筒
形状となしてその内部に過負荷防止スプリングを収容
し、それらによって過負荷防止機構を構成したもので、
本発明によれば、操作部材或いは排水栓部における栓体
を通じて操作力伝達機構部に過大な負荷が作用した場合
にも、その過負荷防止機構における過負荷防止スプリン
グの弾性変形に基づいてこれを吸収することができ、過
大な負荷の作用に基づいて機器が損傷するのを防止する
ことができる。またその過負荷防止機構は、上記アジャ
スト機構におけるねじ部材をその構成要素としているた
め、必要な部品点数が少なくて済み、構造を単純化でき
る利点も得られる。
形状となしてその内部に過負荷防止スプリングを収容
し、それらによって過負荷防止機構を構成したもので、
本発明によれば、操作部材或いは排水栓部における栓体
を通じて操作力伝達機構部に過大な負荷が作用した場合
にも、その過負荷防止機構における過負荷防止スプリン
グの弾性変形に基づいてこれを吸収することができ、過
大な負荷の作用に基づいて機器が損傷するのを防止する
ことができる。またその過負荷防止機構は、上記アジャ
スト機構におけるねじ部材をその構成要素としているた
め、必要な部品点数が少なくて済み、構造を単純化でき
る利点も得られる。
【0035】請求項5の発明は、移動部材の端部を回転
部材に連結し、その回転部材の当接部を栓体の下端部に
当接させ、回転部材の回転運動により栓体を開閉動作さ
せるようになしたもので、本発明によれば、移動部材の
移動運動を回転部材の回転に基づき、少ないスペースで
且つ確実且つ円滑に栓体の開閉運動に変換することがで
きる。而してこの場合において、栓体の支持軸に対する
回転部材の当接部の位置を、上記アジャスト機構に基づ
いて常に適正な位置に位置調整することができ、栓体を
常に適正ストロークだけ開閉運動させることができる。
部材に連結し、その回転部材の当接部を栓体の下端部に
当接させ、回転部材の回転運動により栓体を開閉動作さ
せるようになしたもので、本発明によれば、移動部材の
移動運動を回転部材の回転に基づき、少ないスペースで
且つ確実且つ円滑に栓体の開閉運動に変換することがで
きる。而してこの場合において、栓体の支持軸に対する
回転部材の当接部の位置を、上記アジャスト機構に基づ
いて常に適正な位置に位置調整することができ、栓体を
常に適正ストロークだけ開閉運動させることができる。
【0036】請求項6の発明は、複数のリンクを回転可
能に連結して前記操作力伝達機構部における移動部材を
構成し、また複数のガイドプレートを回転可能に連結し
て多関節のガイド部材を構成し、そのガイド部材によっ
て移動部材を移動案内するようになしたもので、本発明
によれば、移動部材を円滑に動作させることができ、更
に移動部材の端部に連結された回転部材によって、移動
部材の移動運動を栓体の上下運動に円滑に変換すること
ができる。
能に連結して前記操作力伝達機構部における移動部材を
構成し、また複数のガイドプレートを回転可能に連結し
て多関節のガイド部材を構成し、そのガイド部材によっ
て移動部材を移動案内するようになしたもので、本発明
によれば、移動部材を円滑に動作させることができ、更
に移動部材の端部に連結された回転部材によって、移動
部材の移動運動を栓体の上下運動に円滑に変換すること
ができる。
【0037】この形式の操作力伝達機構部においては、
回転部材と栓体とを互いに拘束状態に接続せず、当接状
態とすることが望ましいが、このようにした場合、特に
移動部材の端部の位置の変化によって回転部材の当接部
と栓体の支持軸の下端部との間に遊びが発生するといっ
た問題を生じやすいが、本発明によりこのような問題を
解消することができる。換言すれば、上記請求項1〜5
の発明は、上記リンク機構から成る操作力伝達機構部を
有する排水栓装置に適用して効果の大きいものである。
回転部材と栓体とを互いに拘束状態に接続せず、当接状
態とすることが望ましいが、このようにした場合、特に
移動部材の端部の位置の変化によって回転部材の当接部
と栓体の支持軸の下端部との間に遊びが発生するといっ
た問題を生じやすいが、本発明によりこのような問題を
解消することができる。換言すれば、上記請求項1〜5
の発明は、上記リンク機構から成る操作力伝達機構部を
有する排水栓装置に適用して効果の大きいものである。
【0038】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において、10は浴槽で設置床面12上
に設置されている。14,16,18はそれぞれ浴槽1
0の側壁,底部,手摺部であり、その浴槽底部16には
本例の排水栓装置における排水栓部20が、また手摺部
18には操作部22がそれぞれ設けられており、且つそ
れら排水栓部20及び操作部22が、側壁14の外側の
操作力伝達機構部24にて互いに連絡されている。
説明する。図2において、10は浴槽で設置床面12上
に設置されている。14,16,18はそれぞれ浴槽1
0の側壁,底部,手摺部であり、その浴槽底部16には
本例の排水栓装置における排水栓部20が、また手摺部
18には操作部22がそれぞれ設けられており、且つそ
れら排水栓部20及び操作部22が、側壁14の外側の
操作力伝達機構部24にて互いに連絡されている。
【0039】図4及び図5は上記操作力伝達機構部24
の具体的構成を示したものである。これらの図に示して
いるように、操作力伝達機構部24はガイド部材26と
移動部材28とを有している。ガイド部材26は、多数
のガイドプレート30を軸32にて互いに回転可能に連
結した、全体として多関節のものである。ここで各ガイ
ドプレート30は、両端の段差部34(図5参照)にお
いて互いに重ね合わせ状態で軸32により連結されてい
る。尚、これらガイドプレート30のそれぞれには、操
作力の伝達方向に延びる長穴(ローラの案内部)36が
形成されている。
の具体的構成を示したものである。これらの図に示して
いるように、操作力伝達機構部24はガイド部材26と
移動部材28とを有している。ガイド部材26は、多数
のガイドプレート30を軸32にて互いに回転可能に連
結した、全体として多関節のものである。ここで各ガイ
ドプレート30は、両端の段差部34(図5参照)にお
いて互いに重ね合わせ状態で軸32により連結されてい
る。尚、これらガイドプレート30のそれぞれには、操
作力の伝達方向に延びる長穴(ローラの案内部)36が
形成されている。
【0040】一方、移動部材28は、ガイド部材26の
両外側に互いに対向状態で配置した多数のリンク38を
連結軸40にて回転可能に連結したものである。各リン
ク38には、図5に示しているように互いに内向きに突
出する円筒形状のボス部42が設けられており、そして
それらボス部42を突き合わせた状態で、各ボス部42
の内部を貫通する連結軸40にて互いに連結されてい
る。
両外側に互いに対向状態で配置した多数のリンク38を
連結軸40にて回転可能に連結したものである。各リン
ク38には、図5に示しているように互いに内向きに突
出する円筒形状のボス部42が設けられており、そして
それらボス部42を突き合わせた状態で、各ボス部42
の内部を貫通する連結軸40にて互いに連結されてい
る。
【0041】即ち、この連結軸40によって操作力の伝
達方向、つまり図4及び図5中左右方向に隣接する一対
のリンク38、及びガイド部材26を間に挾んでその反
対側に位置する一対のリンク38の合計4個のリンクが
連結されている。
達方向、つまり図4及び図5中左右方向に隣接する一対
のリンク38、及びガイド部材26を間に挾んでその反
対側に位置する一対のリンク38の合計4個のリンクが
連結されている。
【0042】これらボス部42の外周面には、リング状
のガイドローラ44が嵌装されており、そのガイドロー
ラ44が、ガイドプレート30における前記長穴36内
に回転可能に挿入されている。即ち、本例においては多
数のリンク38を連結してなる多関節の移動部材28
が、ローラ案内部としての長穴36によるガイドローラ
44の転動案内の下に、加えらえた操作力に基づいて図
4,図5中左右方向に移動されられるようになってい
る。
のガイドローラ44が嵌装されており、そのガイドロー
ラ44が、ガイドプレート30における前記長穴36内
に回転可能に挿入されている。即ち、本例においては多
数のリンク38を連結してなる多関節の移動部材28
が、ローラ案内部としての長穴36によるガイドローラ
44の転動案内の下に、加えらえた操作力に基づいて図
4,図5中左右方向に移動されられるようになってい
る。
【0043】上記ガイド部材26及び移動部材28は、
可撓性の保護チューブ46にて包まれており、またガイ
ド部材26には、各ガイドプレート30の上面と下面と
において、前記軸32,連結軸40と平行方向に延びる
板状のスペーサ部48が一体に形成されている。これら
スペーサ部48は、移動部材28と保護チューブ46の
内面との間に隙間を確保して、移動部材28が保護チュ
ーブ46の内面に接触するのを防止するものである。
可撓性の保護チューブ46にて包まれており、またガイ
ド部材26には、各ガイドプレート30の上面と下面と
において、前記軸32,連結軸40と平行方向に延びる
板状のスペーサ部48が一体に形成されている。これら
スペーサ部48は、移動部材28と保護チューブ46の
内面との間に隙間を確保して、移動部材28が保護チュ
ーブ46の内面に接触するのを防止するものである。
【0044】図3に上記排水栓部20の具体的構造が示
してある。この図に示しているように、排水栓部20
は、浴槽底部16の開口に差込状に取り付けられた円筒
形状の排水口部材50と、排水口部材50の上端の排水
口55に装着された栓体52と、排水栓部ケーシング5
4とを備えている。
してある。この図に示しているように、排水栓部20
は、浴槽底部16の開口に差込状に取り付けられた円筒
形状の排水口部材50と、排水口部材50の上端の排水
口55に装着された栓体52と、排水栓部ケーシング5
4とを備えている。
【0045】栓体52は、周方向に90°ずつ隔たった
位置に設けられた4本のガイド脚56を有しており、こ
れらガイド脚56が、排水口部材50の内面に差し込ま
れ、且つシール部材57において排水口部材50の上端
の鍔状部60上面に着座させられるようになっている。
位置に設けられた4本のガイド脚56を有しており、こ
れらガイド脚56が、排水口部材50の内面に差し込ま
れ、且つシール部材57において排水口部材50の上端
の鍔状部60上面に着座させられるようになっている。
【0046】栓体52は、その裏面の中心部から下向き
に延び出す支持軸58を備えている。支持軸58は、ボ
ルト61と、これに螺合された係合部62と、ボルト6
1及び係合部62の螺合位置をロックするロックナット
64とを備えており、軸66の周りに揺動可能に取り付
けられている。尚、係合部62には下端面で開口する切
欠状の係合凹部68が形成されている。
に延び出す支持軸58を備えている。支持軸58は、ボ
ルト61と、これに螺合された係合部62と、ボルト6
1及び係合部62の螺合位置をロックするロックナット
64とを備えており、軸66の周りに揺動可能に取り付
けられている。尚、係合部62には下端面で開口する切
欠状の係合凹部68が形成されている。
【0047】上記排水栓部ケーシング54は、上下端が
開口形状の円筒部70と、円筒部70の側面より側方に
突出する側管部72と、円筒部70における下端の開口
を横切るように延びるブリッジ部76とを備えており、
その側管部72の先端部に対し、前記操作力伝達機構部
24における保護チューブ46が、ホースバンド78に
て止め付けられている。そしてこの側管部72を通じて
操作力伝達機構部24のガイド部材26と移動部材28
とが、排水栓部ケーシング54内部に突入させられてい
る。
開口形状の円筒部70と、円筒部70の側面より側方に
突出する側管部72と、円筒部70における下端の開口
を横切るように延びるブリッジ部76とを備えており、
その側管部72の先端部に対し、前記操作力伝達機構部
24における保護チューブ46が、ホースバンド78に
て止め付けられている。そしてこの側管部72を通じて
操作力伝達機構部24のガイド部材26と移動部材28
とが、排水栓部ケーシング54内部に突入させられてい
る。
【0048】排水栓部ケーシング54における円筒部7
0には、周方向に長穴80が形成されており、その長穴
80を通じてビス82が排水口部材50の雌ねじ穴にね
じ込まれ、以て排水栓部ケーシング54が排水口部材5
0に対し、周方向に所定角度回転可能な状態で排水口部
材50に組み付けられている。
0には、周方向に長穴80が形成されており、その長穴
80を通じてビス82が排水口部材50の雌ねじ穴にね
じ込まれ、以て排水栓部ケーシング54が排水口部材5
0に対し、周方向に所定角度回転可能な状態で排水口部
材50に組み付けられている。
【0049】尚、排水口部材50の外周面には係合溝8
3が形成されており、また一方、排水栓部ケーシング5
4における円筒部70の内面には突起84が形成されて
いて、この突起84が係合溝83に係合させられてい
る。ここでこれら係合溝83突起84は排水栓部ケーシ
ング54と排水口部材50との上下方向位置を規定する
作用をなすものである。
3が形成されており、また一方、排水栓部ケーシング5
4における円筒部70の内面には突起84が形成されて
いて、この突起84が係合溝83に係合させられてい
る。ここでこれら係合溝83突起84は排水栓部ケーシ
ング54と排水口部材50との上下方向位置を規定する
作用をなすものである。
【0050】尚、排水口部材50の上部外周面には雄ね
じが形成されており、この雄ねじに対して固定ナット8
6がねじ込まれることによって、排水口部材50が浴槽
底部16に位置固定に取り付けられている。
じが形成されており、この雄ねじに対して固定ナット8
6がねじ込まれることによって、排水口部材50が浴槽
底部16に位置固定に取り付けられている。
【0051】排水栓部ケーシング54における上記ブリ
ッジ部76の上面には、樹脂製の係止部材90がビス9
2にて止め付けられている。ここで係止部材90には上
面に挿入穴94が形成されており、ビス92がこの挿入
穴94を通じて挿入された上、ブリッジ部76にねじ込
まれている。
ッジ部76の上面には、樹脂製の係止部材90がビス9
2にて止め付けられている。ここで係止部材90には上
面に挿入穴94が形成されており、ビス92がこの挿入
穴94を通じて挿入された上、ブリッジ部76にねじ込
まれている。
【0052】係止部材90は、図3(B)に示している
ように弾性係止爪96と係止凹部98とを備えており、
ブリッジ部76の上面に戴置された取付部材100の被
係止部102が、その係止凹部98内部に係入された
上、係止爪96に係止され、以てかかる取付部材100
が排水栓部ケーシング54に固定されている。
ように弾性係止爪96と係止凹部98とを備えており、
ブリッジ部76の上面に戴置された取付部材100の被
係止部102が、その係止凹部98内部に係入された
上、係止爪96に係止され、以てかかる取付部材100
が排水栓部ケーシング54に固定されている。
【0053】取付部材100は、垂直に起立する板状の
起立片部104を備えており、その起立片部104に対
して、前記操作力伝達機構部24におけるガイド部材2
6の端部が、固定ピン106にて固定されている。
起立片部104を備えており、その起立片部104に対
して、前記操作力伝達機構部24におけるガイド部材2
6の端部が、固定ピン106にて固定されている。
【0054】またこの起立片部104には、三角形状の
レバー(回転部材)108が軸110の周りに回転可能
に取り付けられており、そのレバー108に対して、操
作力伝達機構部24における移動部材28の末端部のリ
ンク38が、軸112を介して回転可能に連結されてい
る。このレバー108の反対側の端部には、係合ピン
(当接部)114が突出状に設けられており、この係合
ピン114が、前記栓体52の支持軸58における下端
の係合凹部68に係合させられている。
レバー(回転部材)108が軸110の周りに回転可能
に取り付けられており、そのレバー108に対して、操
作力伝達機構部24における移動部材28の末端部のリ
ンク38が、軸112を介して回転可能に連結されてい
る。このレバー108の反対側の端部には、係合ピン
(当接部)114が突出状に設けられており、この係合
ピン114が、前記栓体52の支持軸58における下端
の係合凹部68に係合させられている。
【0055】以上の説明から明らかなように、本例にお
いては操作力伝達部材24における多数のリンク38か
らなる移動部材28が、図中左方向に移動させられるこ
とで、レバー108が図中時計方向に回転し、これとと
もに栓体52が上方に持ち上げられて排水口55を開放
する。また逆に移動部材28が図中右方向に移動する
と、レバー108が反時計方向に回転し、これとともに
栓体52が下降して排水口55を閉鎖する。
いては操作力伝達部材24における多数のリンク38か
らなる移動部材28が、図中左方向に移動させられるこ
とで、レバー108が図中時計方向に回転し、これとと
もに栓体52が上方に持ち上げられて排水口55を開放
する。また逆に移動部材28が図中右方向に移動する
と、レバー108が反時計方向に回転し、これとともに
栓体52が下降して排水口55を閉鎖する。
【0056】尚、排水口部材50の周壁部には切欠き1
16が形成されており、この切欠き116内部に、前記
取付部材100の起立片部104が位置させられてい
る。
16が形成されており、この切欠き116内部に、前記
取付部材100の起立片部104が位置させられてい
る。
【0057】図1,図6,図7,図8(A),(C)は
前記操作部22の構造を示している。図に示しているよ
うに操作部22は、上端に鍔状部118を有する円筒形
状の操作部ケーシング120を有している。操作部ケー
シング120の上部外周面には雄ねじが形成されてお
り、この雄ねじにねじ込まれた固定ナット122によ
り、操作部ケーシング120が手摺部(取付部材)18
に位置固定に取り付けられている。
前記操作部22の構造を示している。図に示しているよ
うに操作部22は、上端に鍔状部118を有する円筒形
状の操作部ケーシング120を有している。操作部ケー
シング120の上部外周面には雄ねじが形成されてお
り、この雄ねじにねじ込まれた固定ナット122によ
り、操作部ケーシング120が手摺部(取付部材)18
に位置固定に取り付けられている。
【0058】この操作部ケーシング120の内部上端位
置には、操作部材としての押ボタン124が装着されて
いる。押ボタン124の裏面中心部からはボルト軸部1
26が下向きに延び出している。一方、操作部ケーシン
グ120の下端部には、前記保護チューブ46の端部が
ホースバンド78にて嵌込状態に固定されている。
置には、操作部材としての押ボタン124が装着されて
いる。押ボタン124の裏面中心部からはボルト軸部1
26が下向きに延び出している。一方、操作部ケーシン
グ120の下端部には、前記保護チューブ46の端部が
ホースバンド78にて嵌込状態に固定されている。
【0059】操作部ケーシング120の内部には、端部
ユニット128が収容されている。この端部ユニット1
28は、上記ガイド部材26の端部に固定された第一端
部部材130及び上記移動部材28の端部に固定された
第二端部部材132とを有している。
ユニット128が収容されている。この端部ユニット1
28は、上記ガイド部材26の端部に固定された第一端
部部材130及び上記移動部材28の端部に固定された
第二端部部材132とを有している。
【0060】第一端部部材130は、図6に示している
ように平坦な切落面134を有する扁平な形状をなして
おり、筒状の操作部ケーシング120の下端部の対応す
る形状の嵌合穴部136に嵌め合されている。
ように平坦な切落面134を有する扁平な形状をなして
おり、筒状の操作部ケーシング120の下端部の対応す
る形状の嵌合穴部136に嵌め合されている。
【0061】第一端部部材130は、相対向して下方に
延び出す一対のアーム138を備えており、それらアー
ム138の下端部同士を連結する連結片部140におい
て、前記ガイド部材26の端部に軸142にて固定され
ている。
延び出す一対のアーム138を備えており、それらアー
ム138の下端部同士を連結する連結片部140におい
て、前記ガイド部材26の端部に軸142にて固定され
ている。
【0062】第一端部部材130の上端部には、軸直角
方向に突出する鍔状部144が形成されており、この鍔
状部144において支持ボルト146により操作部ケー
シング120に固定されている。
方向に突出する鍔状部144が形成されており、この鍔
状部144において支持ボルト146により操作部ケー
シング120に固定されている。
【0063】支持ボルト146は、鍔状部144を下面
から受ける支持部148を有しており、その支持部14
8から下向きに延び出すボルト軸部が操作部ケーシング
120の雌ねじ孔150にねじ込まれている。
から受ける支持部148を有しており、その支持部14
8から下向きに延び出すボルト軸部が操作部ケーシング
120の雌ねじ孔150にねじ込まれている。
【0064】支持ボルト146は、図7に拡大して示し
ているように上端部に工具の係合溝152を有する頭部
154と、頭部154の下部位に細径の首部156を有
しており、その首部156に止め輪158が弾性的に嵌
め合わされている。即ち支持ボルト146は、支持部1
48と止め輪158とにより第一端部部材130の鍔状
部144に固定状態とされている。
ているように上端部に工具の係合溝152を有する頭部
154と、頭部154の下部位に細径の首部156を有
しており、その首部156に止め輪158が弾性的に嵌
め合わされている。即ち支持ボルト146は、支持部1
48と止め輪158とにより第一端部部材130の鍔状
部144に固定状態とされている。
【0065】この第一端部部材130の上側には、位置
保持機構160が配置されている。この位置保持機構1
60はハウジング162を有しており、その下端の鍔状
部164が第一端部部材130の鍔状部144に重ね合
わせ状態でビス166により締結されている。尚、図1
(B)において168は位置保持機構160における底
板である。
保持機構160が配置されている。この位置保持機構1
60はハウジング162を有しており、その下端の鍔状
部164が第一端部部材130の鍔状部144に重ね合
わせ状態でビス166により締結されている。尚、図1
(B)において168は位置保持機構160における底
板である。
【0066】前記第二端部部材132の上側には、第一
ねじ部材170が配置されている。この第一ねじ部材1
70は、本体としての円筒形状の第一部材172と、第
一部材172の上端開口部を閉鎖するキャップ部材とし
ての第二部材174とからなっており、その内部に過負
荷防止スプリング176が収容されている。そしてこの
過負荷防止スプリング176によって第二端部部材13
2が下向きに、即ち突出方向に弾発されている。
ねじ部材170が配置されている。この第一ねじ部材1
70は、本体としての円筒形状の第一部材172と、第
一部材172の上端開口部を閉鎖するキャップ部材とし
ての第二部材174とからなっており、その内部に過負
荷防止スプリング176が収容されている。そしてこの
過負荷防止スプリング176によって第二端部部材13
2が下向きに、即ち突出方向に弾発されている。
【0067】この過負荷防止スプリング176は、通常
の操作力の下では弾性変形しないばね力の強いものであ
る。本例においては、これら第一ねじ部材170とその
内部に収容された過負荷防止スプリング176とによっ
て、過負荷防止機構178が構成されている。
の操作力の下では弾性変形しないばね力の強いものであ
る。本例においては、これら第一ねじ部材170とその
内部に収容された過負荷防止スプリング176とによっ
て、過負荷防止機構178が構成されている。
【0068】第一ねじ部材172の上端部には雌ねじ孔
180が形成されており、この雌ねじ孔180に対し
て、その上側に配置された軸状の第二ねじ部材182の
下端部の雄ねじ軸部184が螺合されている。第二ねじ
部材182は、第一端部部材130の中心部に形成され
た嵌合穴部186内部に嵌合されており、更に第二ねじ
部材182の外周面に嵌装された復帰スプリング188
によって上向きに弾発されている。
180が形成されており、この雌ねじ孔180に対し
て、その上側に配置された軸状の第二ねじ部材182の
下端部の雄ねじ軸部184が螺合されている。第二ねじ
部材182は、第一端部部材130の中心部に形成され
た嵌合穴部186内部に嵌合されており、更に第二ねじ
部材182の外周面に嵌装された復帰スプリング188
によって上向きに弾発されている。
【0069】上記位置保持機構160の中心部にはスリ
ーブ190が配置されており、そのスリーブ190に対
して第二ねじ部材182が嵌入されている。スリーブ1
90には、また、その上方側から回転操作軸部192が
下向きに嵌入されている。
ーブ190が配置されており、そのスリーブ190に対
して第二ねじ部材182が嵌入されている。スリーブ1
90には、また、その上方側から回転操作軸部192が
下向きに嵌入されている。
【0070】図8(C)に拡大してに示しているよう
に、この回転操作軸部192の下端部には板状の係合凸
部194が形成されている。一方、第二ねじ部材182
の上端部には、対応する形状の溝196が形成されてお
り、この溝196に対して板状の係合凸部194が嵌ま
り込んでおり、それら第二ねじ部材182と回転操作軸
部192とが一体回転させられるようになっている。
に、この回転操作軸部192の下端部には板状の係合凸
部194が形成されている。一方、第二ねじ部材182
の上端部には、対応する形状の溝196が形成されてお
り、この溝196に対して板状の係合凸部194が嵌ま
り込んでおり、それら第二ねじ部材182と回転操作軸
部192とが一体回転させられるようになっている。
【0071】回転操作軸部192の上端部には、図7に
示しているように雌ねじ孔198がその上端から下向き
に形成されており、その雌ねじ孔198に、操作部材と
しての押しボタン124の下面のボルト軸部126がね
じ込まれている。尚、200はねじ込位置をロックする
ためのロックナットである。
示しているように雌ねじ孔198がその上端から下向き
に形成されており、その雌ねじ孔198に、操作部材と
しての押しボタン124の下面のボルト軸部126がね
じ込まれている。尚、200はねじ込位置をロックする
ためのロックナットである。
【0072】一方、前記第二端部部材132は、下端部
が操作力伝達機構部24における移動部材28の端部に
軸202にて連結固定されている。
が操作力伝達機構部24における移動部材28の端部に
軸202にて連結固定されている。
【0073】本例の排水栓装置の場合、押ボタン124
を下向きに押込操作すると、その操作力が第二端部部材
132を介して操作力伝達機構部24における移動部材
28に伝達され、移動部材28が図3中左方向に移動さ
せられる。すると移動部材28の先端部に連結されたレ
バー108が図中時計方向に回転させられ、これととも
に栓体52が上方に押し上げられる。即ち、排水口55
が開放される。
を下向きに押込操作すると、その操作力が第二端部部材
132を介して操作力伝達機構部24における移動部材
28に伝達され、移動部材28が図3中左方向に移動さ
せられる。すると移動部材28の先端部に連結されたレ
バー108が図中時計方向に回転させられ、これととも
に栓体52が上方に押し上げられる。即ち、排水口55
が開放される。
【0074】開位置に押し上げられた栓体55は、位置
保持機構160によって開位置に保持され、続いて再び
押ボタン124が押込操作されたとき、位置保持機構1
60によるロック作用が解除され、復帰スプリング18
8の弾発力によって移動部材28が図3中右向きに移動
させられる。この時レバー108は図3中反時計方向に
回転させられ、これとともに栓体52が下降運動して排
水口55を閉鎖する。
保持機構160によって開位置に保持され、続いて再び
押ボタン124が押込操作されたとき、位置保持機構1
60によるロック作用が解除され、復帰スプリング18
8の弾発力によって移動部材28が図3中右向きに移動
させられる。この時レバー108は図3中反時計方向に
回転させられ、これとともに栓体52が下降運動して排
水口55を閉鎖する。
【0075】本例においては移動部材28の端部に固定
された第二端部部材132が、第一ねじ部材170及び
第二ねじ部材182、その回転操作軸部192を含むア
ジャスト機構を介して操作部材としての押ボタン124
に接続されている。而してこのアジャスト機構において
は、図8(A)に示しているように回転操作軸部192
を回転させると第二ねじ部材182が回転し、それに伴
って第一ねじ部材170がねじ送り作用で図中左右方向
に位置変化させられる。これにより、第二端部部材13
2が移動部材28とともに所定距離進退させられる。
された第二端部部材132が、第一ねじ部材170及び
第二ねじ部材182、その回転操作軸部192を含むア
ジャスト機構を介して操作部材としての押ボタン124
に接続されている。而してこのアジャスト機構において
は、図8(A)に示しているように回転操作軸部192
を回転させると第二ねじ部材182が回転し、それに伴
って第一ねじ部材170がねじ送り作用で図中左右方向
に位置変化させられる。これにより、第二端部部材13
2が移動部材28とともに所定距離進退させられる。
【0076】この結果排水栓部20側の移動部材28の
端部の位置が、図8(B)に示しているように図中左右
方向に位置変化させられ、これに伴ってレバー108が
軸110周りに所定角度回転させられる。従ってこれに
より、係合ピン114の位置が上下に位置調整される。
端部の位置が、図8(B)に示しているように図中左右
方向に位置変化させられ、これに伴ってレバー108が
軸110周りに所定角度回転させられる。従ってこれに
より、係合ピン114の位置が上下に位置調整される。
【0077】このアジャスト機構の操作により、排水栓
部20における栓体52を常に適正ストロークだけ開閉
動作させることができるようになる。従って栓体52を
開動作させたときに、その開き量が少なくて十分な排水
量(排水速度)が確保できなくなってしまったり、或い
は逆に栓体52を閉動作させた場合において、栓体52
が十分に排水口を閉じず、漏水を起こすといったことを
防止できる。
部20における栓体52を常に適正ストロークだけ開閉
動作させることができるようになる。従って栓体52を
開動作させたときに、その開き量が少なくて十分な排水
量(排水速度)が確保できなくなってしまったり、或い
は逆に栓体52を閉動作させた場合において、栓体52
が十分に排水口を閉じず、漏水を起こすといったことを
防止できる。
【0078】また本例においては、アジャスト機構の回
転操作軸部192が、第一端部部材130の操作部ケー
シング120への固定部よりも操作部材としての押ボタ
ン124側に突出する状態で設けられているため、第一
端部部材130を操作部ケーシング120に固定した状
態で、つまり操作力伝達機構部24を取り付けた状態の
ままで、回転操作軸部192を回転操作することにより
移動部材28の位置を調整でき、位置調整を簡単に行う
ことができる。
転操作軸部192が、第一端部部材130の操作部ケー
シング120への固定部よりも操作部材としての押ボタ
ン124側に突出する状態で設けられているため、第一
端部部材130を操作部ケーシング120に固定した状
態で、つまり操作力伝達機構部24を取り付けた状態の
ままで、回転操作軸部192を回転操作することにより
移動部材28の位置を調整でき、位置調整を簡単に行う
ことができる。
【0079】また上記第一端部部材130は、図7に示
しているように支持部148を有する支持ボルト146
を操作部ケーシング120にねじ込むことにより、操作
部ケーシング120に固定されているため、その支持ボ
ルト146のねじ込み量を調節することによって、第一
端部部材130の操作部ケーシング120への固定位置
を変化させることができる。
しているように支持部148を有する支持ボルト146
を操作部ケーシング120にねじ込むことにより、操作
部ケーシング120に固定されているため、その支持ボ
ルト146のねじ込み量を調節することによって、第一
端部部材130の操作部ケーシング120への固定位置
を変化させることができる。
【0080】従って本例によれば、その第一端部部材1
30の支持及び固定用の支持ボルト146のねじ込量を
変えることによって、第一端部部材130自体の位置を
変化させることができる。即ち操作力伝達機構部24に
おけるガイド部材26及び移動部材28を共に位置変化
させることができ、これによっても移動部材28端部の
位置を調節操作することができる。
30の支持及び固定用の支持ボルト146のねじ込量を
変えることによって、第一端部部材130自体の位置を
変化させることができる。即ち操作力伝達機構部24に
おけるガイド部材26及び移動部材28を共に位置変化
させることができ、これによっても移動部材28端部の
位置を調節操作することができる。
【0081】本例においては、操作力伝達機構部24の
取付時において、操作部ケーシング120への支持ボル
ト146のねじ込量を調整することでガイド部材26及
び移動部材28の取付位置を粗調整することができ、ま
た操作力伝達機構部24を取り付けた後において、上記
回転操作軸部192を回転操作することで、移動部材2
8の位置のみを微調整することができる。従って本例に
よれば、排水栓部20において水槽底部16の厚み等が
変化した場合においても、栓体52を常に適正に開閉動
作させることができる。
取付時において、操作部ケーシング120への支持ボル
ト146のねじ込量を調整することでガイド部材26及
び移動部材28の取付位置を粗調整することができ、ま
た操作力伝達機構部24を取り付けた後において、上記
回転操作軸部192を回転操作することで、移動部材2
8の位置のみを微調整することができる。従って本例に
よれば、排水栓部20において水槽底部16の厚み等が
変化した場合においても、栓体52を常に適正に開閉動
作させることができる。
【0082】また本例においては、上記回転操作軸部1
92と押ボタン124との螺合位置を変化できるように
しているため、第二端部部材182自体の位置を変化さ
せた場合において、押ボタン124を常に適正な位置に
位置させることができる。
92と押ボタン124との螺合位置を変化できるように
しているため、第二端部部材182自体の位置を変化さ
せた場合において、押ボタン124を常に適正な位置に
位置させることができる。
【0083】本例においては、また、押ボタン124或
いは排水栓部20における栓体52を通じて操作力伝達
機構部24に過大な負荷が作用した場合にも、過負荷防
止機構178にてこれを吸収することができ、過大な負
荷の作用に基づいて機器が損傷するのを防止できる。ま
たその過負荷防止機構178は、アジャスト機構におけ
る第一ねじ部材170を構成要素としているため、必要
な部品点数が少なくて済み、構造を単純化できる利点も
得られる。
いは排水栓部20における栓体52を通じて操作力伝達
機構部24に過大な負荷が作用した場合にも、過負荷防
止機構178にてこれを吸収することができ、過大な負
荷の作用に基づいて機器が損傷するのを防止できる。ま
たその過負荷防止機構178は、アジャスト機構におけ
る第一ねじ部材170を構成要素としているため、必要
な部品点数が少なくて済み、構造を単純化できる利点も
得られる。
【0084】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例である排水栓装置の操作部の
構造を示す図である。
構造を示す図である。
【図2】その排水栓装置を備えた浴槽の要部を示す図で
ある。
ある。
【図3】図2の排水栓装置における排水栓部の構造を示
す図である。
す図である。
【図4】図2における排水栓装置の操作力伝達機構部の
要部構造を示す図である。
要部構造を示す図である。
【図5】図4に示す操作力伝達機構部を各部品に分解し
て示す図である。
て示す図である。
【図6】図1に示す操作部の操作部ケーシングと端部ユ
ニットとを分離して示す図である。
ニットとを分離して示す図である。
【図7】図1の排水栓装置の操作部の要部を拡大して示
す図である。
す図である。
【図8】図1の排水栓装置の操作部の作用説明図であ
る。
る。
【図9】従来の排水栓装置の一例を示す図である。
【図10】本願の先願に係る排水栓装置の一例を示す比
較例図である。
較例図である。
【図11】図10における排水栓装置の操作力伝達機構
部の要部説明図である。
部の要部説明図である。
【図12】図10,図11の排水栓装置の不具合を説明
する図である。
する図である。
10 浴槽 16 底部 18 手摺部 20 排水栓部 22 操作部 24 操作力伝達機構部 26 ガイド部材 28 移動部材 30 ガイドプレート 32 軸 36 長穴 38 リンク 40 連結軸 44 ローラ 50 排水口部材 52 栓体 54 排水栓部ケーシング 55 排水口 58 支持軸 108 レバー 114 係合ピン 120 操作部ケーシング 124 押ボタン 128 端部ユニット 130 第一端部部材 132 第二端部部材 146 支持ボルト 148 支持部 170 第一ねじ部材 176 過負荷防止スプリング 178 過負荷防止機構 182 第二ねじ部材 192 回転操作軸部
Claims (6)
- 【請求項1】(A)操作力の伝達経路に沿って延びるガ
イド部材及び移動部材を有し、該ガイド部材の案内作用
の下に移動部材が移動することによって操作力を伝達す
る操作力伝達機構部と、 (B)(イ)水槽底部に取り付けられた筒状の排水口部
材と、(ロ)該排水口部材の排水口に装着され、該排水
口の軸心方向に移動して該排水口を開閉する栓体と、
(ハ)該排水口部材と別体又は一体に設けられ、前記ガ
イド部材の端部を固定するとともに、前記移動部材を内
部に突入させた上、前記栓体に連結させる排水栓部ケー
シングと、 (C)(イ)操作力の入力される操作部材と、(ロ)前
記排水栓部とは離れた位置の取付部材に位置固定に取り
付けられる筒状の操作部ケーシングと、(ハ)前記操作
力伝達機構部におけるガイド部材の端部に固定された第
一端部部材,前記移動部材の端部に固定され、前記操作
部材の操作に基づいて該第一端部部材に対して操作力の
伝達方向に相対移動させられる第二端部部材、及び該第
二端部部材と前記操作部材とを接続するとともに、前記
ガイド部材に対する前記移動部材の位置調整を行うアジ
ャスト機構とを備えた端部ユニットを有しており、 該アジャスト機構は、前記第二端部部材と実質上一体に
移動する第一ねじ部材と、前記第一端部部材に対する位
置が規制された状態で該第一ねじ部材に対して螺合され
た第二ねじ部材と、前記第一端部部材の前記操作部ケー
シングに対する固定部より前記操作部材側に突出すると
ともに該操作部材に接続される、前記第二ねじ部材の回
転操作部とを備えており、該回転操作部の回転操作に基
づいて前記第二端部部材の位置が前記移動部材とともに
微少距離進退するようになされていることを特徴とする
排水栓装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記第一端部部材
が、該第一端部部材の支持部を有するボルトの前記操作
部ケーシングへのねじ込みにより該操作部ケーシングに
対し固定されており、該ボルトの該操作部ケーシングへ
のねじ込量の調節によって該第一端部部材の該操作部ケ
ーシングへの固定位置が前記移動部材の移動方向に変化
するようになされていることを特徴とする排水栓装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記回転操作部が前
記操作部材に螺合されており、その螺合位置の変化によ
って該操作部材の位置が調整されるようになされている
ことを特徴とする排水栓装置。 - 【請求項4】 請求項1,2,3の何れかにおいて、前
記第一ねじ部材が筒形状をなしていて、内部に過大な負
荷の作用に基づいて圧縮弾性変形する過負荷防止スプリ
ングが収容されており、該過負荷防止スプリングによっ
て前記第二端部部材が突出方向に弾発されており、それ
ら過負荷防止スプリング及び第一ねじ部材によって過負
荷防止機構が構成されていることを特徴とする排水栓装
置。 - 【請求項5】 請求項1,2,3,4の何れかにおい
て、前記移動部材の前記排水栓部側の端部が、該移動部
材の移動運動に基づいて回転運動する回転部材に連結さ
れており、該回転部材が回転中心より離れた部位の当接
部において前記栓体の支持軸の下端部に当接し、該回転
部材の回転運動により該栓体が上下動するようになされ
ていることを特徴とする排水栓装置。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4,5の何れかにお
いて、前記ガイド部材が複数のガイドプレートを隣接ガ
イドプレート同士で軸を介して回転可能に連結すること
により構成されており、且つ前記移動部材が複数のリン
クを連結軸にて互いに回転可能に連結することにより構
成されているとともに、前記ガイドプレートにはローラ
案内部が形成される一方、前記リンクには該ローラ案内
部にて案内されるローラが設けられ、前記移動部材の端
部が前記回転部材に連結されていることを特徴とする排
水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24536595A JPH0960070A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 排水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24536595A JPH0960070A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 排水栓装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960070A true JPH0960070A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=17132587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24536595A Pending JPH0960070A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 排水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0960070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004068327A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Maruichi Kk | 遠隔操作式排水栓装置 |
CN104991602A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-10-21 | 宁波搏盛阀门管件有限公司 | 厨卫排水设施中的开关 |
CN107288184A (zh) * | 2017-08-14 | 2017-10-24 | 浙江德利福科技股份有限公司 | 一种去水器 |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP24536595A patent/JPH0960070A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004068327A (ja) * | 2002-08-02 | 2004-03-04 | Maruichi Kk | 遠隔操作式排水栓装置 |
CN104991602A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-10-21 | 宁波搏盛阀门管件有限公司 | 厨卫排水设施中的开关 |
CN104991602B (zh) * | 2015-07-20 | 2017-03-01 | 宁波搏盛阀门管件有限公司 | 厨卫排水设施中的开关 |
CN107288184A (zh) * | 2017-08-14 | 2017-10-24 | 浙江德利福科技股份有限公司 | 一种去水器 |
CN107288184B (zh) * | 2017-08-14 | 2023-02-10 | 浙江德利福科技股份有限公司 | 一种去水器 |
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