JPH0958583A - 水中走行装置 - Google Patents

水中走行装置

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JPH0958583A
JPH0958583A JP7221522A JP22152295A JPH0958583A JP H0958583 A JPH0958583 A JP H0958583A JP 7221522 A JP7221522 A JP 7221522A JP 22152295 A JP22152295 A JP 22152295A JP H0958583 A JPH0958583 A JP H0958583A
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JP
Japan
Prior art keywords
propeller
underwater
main body
floater
wire
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7221522A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takeuchi
博幸 竹内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7221522A priority Critical patent/JPH0958583A/ja
Publication of JPH0958583A publication Critical patent/JPH0958583A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水深が深くても周辺水圧に左右されることな
く常に迅速に安定した浮上を可能にする。 【解決手段】 本体1と、本体1に回転可能に設けられ
たタイヤ2と、本体1に設けられ且つタイヤ2を駆動す
るサーボモータ3と、本体1の上部に回転可能に設けら
れ且つ軸心を上下方向へ向けたプロペラ5と、本体1に
設けられ且つプロペラ5を回転させると共にプロペラ5
の回転方向を変更できる三相誘導電動機6と、本体1に
設けられ且つ母船からの信号に基づいて上記モータ3及
び上記電動機6とを制御する制御装置7と、本体1に設
けられた一対のガイドバー11と、ガイドバー11間に
かけられるワイヤ12と、ワイヤ12によりガイドバー
11間に位置決め固定されるフロータ13とを備えてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中を走行する水
中走行装置に関し、特に、水中に設けられた養殖用魚網
などを清掃する際に用いられる水中清掃装置に適用する
と有効なものである。
【0002】
【従来の技術】水中に設けられた養殖用魚網などには、
長期間の使用に伴って藻などが付着してしまう。このた
め、水中の養殖用魚網などから藻などを除去する場合に
は、図8に示すような水中清掃装置が用いられる。
【0003】この水中清掃装置は、図8に示すように、
本体41の四隅近傍にタイヤ42を駆動回転可能に設
け、水を下方へ向けて噴出するジェットノズル43を本
体41の下面に設けると共に、水を上方へ向けて噴出す
るジェットノズル44を本体41の上面に設ける一方、
空気を送給する図示しないエアホースを前記タイヤ42
に連結してなっている。
【0004】このような水中清掃装置によれば、母船か
らの操作で水中の養殖用魚網などの上に送り込んだ後、
ジェットノズル44から水を上方へ噴出させることによ
りタイヤ42を上記魚網などにグリップさせ、ジェット
ノズル43から水を下方へ噴出させることにより当該魚
網などに付着した藻などを除去し、タイヤ42を駆動回
転させることにより本体1を移動させて、当該魚網など
をまんべんなく清掃することができる。
【0005】このようにして養殖用魚網などの清掃を終
えたら、母船から前記エアホースを介して空気を各タイ
ヤ42に送給することによりタイヤ42に浮力を与えて
浮上させて、水面上で回収することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したような水中清
掃装置では、清掃作業箇所の水深が深いと、周辺水圧が
高いため、回収の際のタイヤ42への空気の送給に手間
がかかって浮上させるのに時間がかかってしまったり、
タイヤ42の気密性の維持が困難となってタイヤ42か
ら空気が漏れたりしてしまう恐れを生じ、浮上能力に難
点があった。
【0007】このような問題は、前述したような水中清
掃装置に限らず、例えば、水底で走行しながら水中の観
測を行う水中観測装置などのように、水中を走行する水
中走行装置であれば、同様に起こり得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による水中走行装置は、本体と、前記本
体に設けられ、当該本体を移動させる走行手段と、前記
本体に回転可能に設けられ、軸心を上下方向へ向けたプ
ロペラと、前記本体に設けられ、前記プロペラを回転さ
せると共に、当該プロペラの回転方向を変更できる駆動
手段とを備えてなることを特徴とする。
【0009】本発明に係る水中走行装置は、前記本体に
設けられ、重心位置と浮心位置とを結ぶ線と前記プロペ
ラの軸心の延長線とが平行となるように上記重心位置ま
たは上記浮心位置のうちの少なくとも一方を移動調整で
きる調整手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による水中走行装置を、水
中に設けられた養殖用魚網などの清掃の際に用いられる
水中清掃装置に適用した場合の実施の一形態例を図1〜
4を用いて説明する。なお、図1は、その全体構造を表
す一部破断概略正面図、図2は、その概略平面図、図3
は、その一部破断概略側面図、図4は、その要部の回路
図である。
【0011】図1〜3に示すように、本体1の四隅の側
面側には、タイヤ2が回転可能にそれぞれ設けられてい
る。本体1の内部には、タイヤ2を駆動回転させるサー
ボモータ3が各タイヤ2毎にそれぞれ設けられている。
本体1の下面には、下方へ向けて水を噴出するジェット
ノズル4が設けられている。本体1の上部には、軸心を
上下方向へ向けたプロペラ5が回転可能に設けられてい
る。本体1の内部には、上記プロペラ5を回転させると
共に当該プロペラ5の回転方向を変更できる三相誘導電
動機6が設けられている。
【0012】つまり、前記三相誘導電動機6は、図4に
示すように、三相の配線のうちの二つの配線を互いに切
り換えられる切換回路6aを有しており、当該切換回路
6aで三相のうち二相を切り換えることにより、プロペ
ラ5の回転方向を変更することができるのである。
【0013】また、図1に示すように、本体1の内部に
は、前記サーボモータ3及び前記電動機6を制御する制
御装置7が設けられている。
【0014】一方、図1〜3に示すように、本体1の上
面には、一対のガイドバー11が設けられている。これ
らガイドバー11には、円筒型をなす樹脂製のフロータ
13の内側を貫通するワイヤ12の端部がそれぞれに固
定されるようになっている。言い換えれば、フロータ1
3は、ガイドバー11間にワイヤ12で位置決め固定さ
れるのである。よって、ワイヤ12を調整してフロータ
13をガイドバー11に沿って移動させることで、当該
装置の浮心位置を調整することができる。
【0015】なお、本形態例では、タイヤ2、サーボモ
ータ3、制御装置7などにより走行手段を構成し、三相
誘導電動機6、制御装置7などにより駆動手段を構成
し、ガイドバー11、ワイヤ12、フロータ13などに
より調整手段を構成している。
【0016】このようにして構成された水中清掃装置
は、次のようにして用いられる。水中の養殖用魚網など
の上に送り込み、母船からの操作で前記制御装置7を介
して前記電動機6を駆動し、プロペラ5を回転させてタ
イヤ2を上記魚網などに押圧してグリップさせる一方、
ジェットノズル4から水を噴出させて当該魚網などに付
着した藻などを除去し、母船からの操作で上記制御装置
7を介して前記サーボモータ3を駆動し、タイヤ2をそ
れぞれ回転させて走行させることにより、当該魚網など
からの藻などの除去をまんべんなく行う。
【0017】このようにして除去作業を終えたら、母船
からの操作で前記制御装置7を介して前記電動機6の前
記切換回路6aを切り換えて、プロペラ5を逆方向へ回
転させると、上方へ向かう方向の推進力が生じるので、
水面上に浮上させることができる。
【0018】従って、清掃作業箇所の水深が深くても、
周辺水圧の影響を受けにくいので、常に安定した状態で
迅速に浮上させることができる。
【0019】一方、前述した各種部材のレイアウトや当
該装置の形状などの関係上、図5(a)に示すように、
重心位置Aと浮心位置Bとを結ぶ線Cが前記プロペラ5
の軸心の延長線Dと交差してしまうような場合には、図
5(b)に示すように、前述した浮上の際に上記線Cを
上下方向へ向けるように本体1が傾斜してしまい、プロ
ペラ5による推進力が上下方向と交差する方向で本体1
に作用してしまうので、水面上の所定の位置に浮上しな
くなって回収に手間がかかってしまうだけでなく、上記
傾斜の程度によっては、水中で旋回して浮上しなくなっ
てしまう恐れがある。
【0020】このような恐れを生じる場合には、図5
(c)に示すように、前記線Cが前記線Dに対して平行
となるように前記フロータ13の位置を前述したように
して予め設定しておけば、浮上時に本体1を傾斜させる
ことなくプロペラ5による推進力を上下方向へ向けるこ
とができるので、水中で旋回させることなく水面上の所
定の位置に浮上させて容易に回収することができる。
【0021】従って、各種部材のレイアウトや装置の形
状などの関係から重心位置Aと浮心位置Bとが前述した
ようにずれてしまっていても、当該ずれを簡単に補正す
ることができるので、常に容易に回収することができ
る。
【0022】なお、前述した形態例では、フロータ13
を一対のガイドバー11間にワイヤ12で位置決め固定
することにより、浮心位置Bを調整できるようにした調
整手段を用いたが、例えば、図6に示すように、周面に
ねじ山21aを形成したガイドバー21にフロータ13
を差し込み、上記ねじ山21aに螺合する一対のナット
22で上記フロータ13を挾んで位置決め固定すること
により浮心位置Bを調整できるようにした調整手段を用
いれば、当該浮心位置Bの調整をより正確で容易に行う
ことができる。
【0023】また、上述したガイドバー11,21、ワ
イヤ12、ナット22、フロータ13などによる調整手
段に代えて、例えば、図7に示すように、本体1の側面
などの所定箇所を磁性材料で構成して磁力プレート33
を着脱自在に設けられるようにした調整手段にすれば、
当該磁力プレート33の取り付け位置や数量(重量)な
どを調整することにより重心位置Aを調整することがで
きるので、上述した浮心位置Bの調整を行う調整手段の
場合よりも、本体1の傾斜をさらに簡便に防止すること
ができる。
【0024】前述した形態例では、水中清掃装置に適用
した場合を説明したが、これに限らず、例えば、水底で
走行しながら水中の観測を行う水中観測装置などのよう
に、水中を走行する水中走行装置であれば、前述した形
態例と同様にして適用することができ、前述した形態例
と同様な効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明による水中走行装置では、次のよ
うな効果を得ることができる。 水深が深くても、周辺水圧の影響を受けにくいので、
常に安定した状態で迅速に浮上することができる。 各種部材のレイアウトや装置の形状などの関係上、重
心位置と浮心位置とがずれてしまっても、当該ずれを簡
単に補正することができるので、水面上の所定の位置に
常に浮上させることができ、回収を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水中走行装置を水中清掃装置に適
用した場合の実施の一形態例の全体構造を表す一部破断
概略正面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】図1の一部破断概略側面図である。
【図4】要部の回路図である。
【図5】浮上時の作用を表す説明図である。
【図6】他の形態例の要部の外観図である。
【図7】さらに他の形態例の要部の一部抽出正面図であ
る。
【図8】従来の水中清掃装置の全体構造を表す概略外観
図である。
【符号の説明】 1 本体 2 タイヤ 3 サーボモータ 4 ジェットノズル 5 プロペラ 6 三相誘導電動機 6a 切換回路 7 制御装置 11 ガイドバー 12 ワイヤ 13 フロータ 21 ガイドバー 22 ナット 33 磁力プレート A 重心位置 B 浮心位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、 前記本体に設けられ、当該本体を移動させる走行手段
    と、 前記本体に回転可能に設けられ、軸心を上下方向へ向け
    たプロペラと、 前記本体に設けられ、前記プロペラを回転させると共
    に、当該プロペラの回転方向を変更できる駆動手段とを
    備えてなることを特徴とする水中走行装置。
  2. 【請求項2】 前記本体に設けられ、重心位置と浮心位
    置とを結ぶ線と前記プロペラの軸心の延長線とが平行と
    なるように上記重心位置または上記浮心位置のうちの少
    なくとも一方を移動調整できる調整手段を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の水中走行装置。
JP7221522A 1995-08-30 1995-08-30 水中走行装置 Withdrawn JPH0958583A (ja)

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JP7221522A JPH0958583A (ja) 1995-08-30 1995-08-30 水中走行装置

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ID=16768038

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Effective date: 20021105