JPH0958451A - 車両の液圧制御装置 - Google Patents

車両の液圧制御装置

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JPH0958451A
JPH0958451A JP21488895A JP21488895A JPH0958451A JP H0958451 A JPH0958451 A JP H0958451A JP 21488895 A JP21488895 A JP 21488895A JP 21488895 A JP21488895 A JP 21488895A JP H0958451 A JPH0958451 A JP H0958451A
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JP
Japan
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pressure
accumulator
failure
detecting
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP21488895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
島 洋 中
Toshiaki Hamada
田 敏 明 浜
Tei Terasawa
澤 禎 寺
Yuichiro Sakakibara
原 裕一郎 榊
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力の検出を安価な方法により検出すると共
に、安全性を向上させる。 【解決手段】 アキュムレータからの圧力を出力状態が
圧力により変化する圧力検出手段PSをアキュムレータ
下流のオリフィスOF後に設けて、制御手段ECのイニ
シャル時にアキュムレータからの圧力が所定圧力になる
まで弁手段SLを作動させブレーキ液を排出し、圧力が
低下したとき圧力を圧力検出手段PSによる出力状態の
変化が検出されなかった場合に、圧力検出手段PSが故
障であると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の制動時とか
発進時にスリップ制御等を行う液圧制御装置に関するも
のであり、特に車輪に対してブレーキ圧を供給するアキ
ュムレータの圧力状態を監視する圧力検知器の故障を検
出するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制御装置は、アキュムレ
ータの圧力の検知を行うために圧力センサ、及び圧力ス
イッチを用いて、アキュムレータ圧力の検知を行ってい
た。例えば、トヨタ自動車株式会社のソアラ新型車解説
書の3−150〜152頁には、アキュムレータの圧力
による圧力センサ、及び圧力スイッチの出力特性とその
出力特性によるポンプモータの駆動方法が開示されてい
る。ここでは高圧と低圧の2つの状態をヒステリシスを
もって信号を出力する圧力センサにより、基本的にポン
プモータの制御を行っており、この圧力センサが低圧に
なるとポンプモータを駆動してブレーキ液をリザーバか
らアキュムレータに圧送し、高圧になるとポンプモータ
の駆動を停止する制御を行っている。また、圧力センサ
に併用して用いられる圧力スイッチは、圧力センサの冗
長系として使用され、圧力センサが故障した時には、圧
力スイッチによりポンプモータの駆動を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の装置に
おいては、アキュムレータの圧力を検出するために圧力
センサと圧力スイッチを併用して用いることにより圧力
検出を行っていたが、ここに用いられる圧力センサは圧
力スイッチに比べ、大変高価なものでありコストアップ
の原因になっている。
【0004】そこで本発明の課題は、圧力センサが圧力
スイッチに対して大変高価なものであるために、圧力セ
ンサに変わる圧力検出の方法を安価な手段により行うこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、図1のシステム構成図に示されるように
運転者のブレーキ操作力に対応した液圧を出力する液圧
発生手段MC、液圧発生手段MCの出力により車輪にブ
レーキをかける制動手段WS、液圧発生手段MCと制動
手段WSの間に介装される弁手段SL、弁手段SLを作
動させ液圧制御を行う制御手段ECを備えた液圧制御装
置において、圧力により出力状態が切り換わる圧力検出
手段PSをアキュムレータの下流に設けてアキュムレー
タからの圧力を検出し、制御手段ECのイニシャル時に
アキュムレータ圧力が所定圧力になるまでの時間弁手段
SLを作動させブレーキ液を排出し、ブレーキ液を排出
したことにより低下したとき圧力を圧力検出手段PSに
よる出力状態の変化を検出する圧力変化検出手段により
検出し、圧力変化検出手段による圧力変化状態が検出さ
れなかった場合に、圧力検出手段PSが故障であると判
定する故障判定手段を制御手段ECに備えた。
【0006】また請求項2に示されるように、所定圧力
は、圧力検出手段PSによる出力状態が切り換わる圧力
とすることにより、圧力検出手段PSの出力状態が切り
換わるまで弁手段SLを作動させて、圧力を低下させて
も圧力検出手段PSの出力が変化しない場合には圧力検
出手段PSが故障していると判定される。
【0007】例えば、圧力検出手段PSに圧力スイッチ
を用いることによりアキュムレータからの圧力を検知で
きると共に、圧力検出器の故障検出ができるために、圧
力スイッチに対して高価な圧力センサを使用しなくても
圧力が検知でき、また故障しているか否かも判定するこ
とができる。
【0008】更には請求項3に示されるように、故障判
定手段により圧力検出手段PSの故障が判定された場合
には、警報発生手段WAを作動させて運転者に対し光ま
たは音により故障を知らせることができるために、安全
性を向上させることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を表す図面を参照し
ながら説明する。
【0010】図2は1は液圧発生手段であるマスターシ
リンダ1を表す。マスターシリンダ1のシリンダボデー
2内には第1ピストン3が摺動可能に設置され、第1ピ
ストン3は、プッシュロッド4を介してブレーキペダル
5と連結している。第1ピストン3は、リターンスプリ
ング6からの付勢力を受けスリーブ7に当接し、更に、
スナップリング7aにて位置決めされている。又、スリ
ーブ7の前部にはストッパー7bが設置され、スリーブ
7が前方に移動することを防いでいる。第1ピストン3
の連通孔3a内には、インレットバルブ8が嵌挿され、
インレットバルブ8はバルブスプリング8aによって付
勢され、第1ピストン3の非作動時には、シリンダボデ
ー2に固定され、第1ピストン3に設けられた貫通孔3
bに挿通されたピン9に当接しており、この状態ではイ
ンレットバルブ8のバルブ部8bとピストン3のバルブ
面3cとは当接しておらず、インレットバルブ8は開弁
している。第1ピストン3は、その前端においてシール
カップ3dが装着され、更に、その後端においてシール
カップ3eが装着されている。又、スリーブ7には、各
々内径シール7c、および外径シール7dが装着されて
いる。これらのシール部材によって、第1ピストン3の
前方には圧力室10が、又、後方にはスリーブ7との間
で、補助圧力室11が形成されている。又、12はマス
タシリンダ1を外部と遮断しているブーツであり、13
はブーツ12を支持して、プッシュロッド4の径方向へ
の移動を規制するリテーナである。更に、14はリター
ンスプリング6を第1ピストン3に係合させ、且つ、シ
ールカップ3dが第1ピストン3から脱落しないように
規制しているカップリテーナである。
【0011】スリーブ部材15は、その右端においてリ
ターンスプリング6からの付勢力を受けて、シリンダボ
デー2の底部に当接している。スリーブ部材15にはシ
ール部材15aが装着され、第1ピストン3との間で圧
力室10を形成している。スリーブ部材15には第2ピ
ストン16が摺動可能に嵌挿され、スナップリング16
aに係止したピストンスプリング15bによってスリー
ブ部材15に対して右方に付勢されており、ストッパー
15cに当接することで位置決めされている。
【0012】第2ピストン16は、カップシール16b
を備えることによって圧力室10を形成すると共に、圧
力室10に発生する圧力を受けて左方に摺動可能となっ
ている。第2ピストン16には、ピン17によってスプ
ールバルブ18と連結しており、スプールバルブ18は
第2ピストン16と一体的に移動可能となっている。
【0013】更に、スプールバルブ18の左端にはスプ
リング19を介してピストン戻し部材20が設置され、
ピストン戻し部材20には、規制手段を構成する台形状
の係合部材21が装着されている。係合部材21は、ス
プリング19の付勢力によって例えばゴムによって形成
された、やはり規制手段を構成する弾性部材22と当接
している。23はスリーブ部材15の移動防止部材であ
り、スリーブ部材15に固定されている。更に、移動防
止部材23には、シール部材23aと連通孔23b,2
3cが備えられている。ここで、弾性部材22は移動防
止部材23との間で、レギュレータ圧室24を形成して
いる。
【0014】スリーブ部材15は、シール部材15a以
外に、右方からシール部材15d,15e,15fを備
えている。シール部材15dと15eの間には、車両の
後左輪に設置されたホイールシリンダWCRLおよび後
右輪に設置されたホイールシリンダWCRRへとつなが
る主管路31と連結するアウトレットポート15gが、
又、シール部材15eと15fの間には、アキュムレー
タ26に蓄圧されたブレーキ液が導入されるインレット
ポート15hが形成されている。アキュムレータ26へ
は、リザーバ27に貯蔵されたブレーキ液がポンプ28
によって加圧され蓄えられる。スリーブ部材15に設け
られたアウトレットポート15g、インレットポート1
5hは、各々シリンダボデー2に設置されたポート2
a,2bに連結している。又、シリンダボデー2には、
更にポート2cが設置され、前左輪に設置されたホイー
ルシリンダWCFLおよび前右輪に設置されたホイール
シリンダWCFRへとつながる主管路32に連結され
る。又、シリンダボデー2には2つのインレットポート
2d,2eが設置されおり双方共リザーバ27へと連通
している。
【0015】スプールバルブ18にはその外周部に、第
1スリット18aと第2スリット18bとが形成され、
又、スリーブ部材15にもスリット15iが形成されて
いる。又、シリンダボデー2に設置されたポート2a
(レギュレータポート)はレギュレータ圧室24へ連通
するポート2fと連結されており、更に、補助圧力室1
1へと連通している連通孔2gとフィードバック管路3
8によって連結している。
【0016】次に、マスタシリンダ1の作動ついて説明
する。運転者が通常時ブレーキペダル5を作動させると
プッシュロッド4を介して第1ピストン3が、左方にス
トロークするため、インレットバルブ8がピン9から離
れ、バルブスプリング8aに付勢されバルブ部8bと、
第1ピストン3のバルブ面3cとが当接することによっ
て圧力室10をリザーバ27から遮断する。その後、第
1ピストン3のストロークが更に増えるに従って、圧力
室10の容積が減少し、圧力室10に圧力PMが発生す
る。この時、第2ピストン16は、圧力室10に発生し
た圧力PM を受けるため、第2ピストン16の断面積を
SA とするとPM ×SA の力が、左方に働き、第2ピス
トン16は左方に移動する。スプールバルブ18は、ピ
ン17にて第2ピストン16に係合しているため、第2
ピストン16と共に左方に移動し、スプリング19を圧
縮してピストン戻し部材20と当接する。スプールバル
ブ18の移動によって、スプールバルブ18に設けられ
た第1スリット18aが、スリーブ部材15に設置され
たインレットポート15hと連通し、インレットポート
15hとスリーブ部材15に設置されたスリット15i
とを連通させる。又、スプールバルブ18に設置された
第2スリット18bはスリット15iと連通して、スリ
ット15iとアウトレットポート15gとを連通させる
ため、結局、スプールバルブ18の左方への移動によっ
て、スリーブ部材15に設置されたインレットポート1
5hはアウトレットポート15gと連通する。従って、
シリンダボデー2に備えられたインレットポート2b
は、インレットポート15h→第1スリット18a→ス
リット15i→第2スリット18b→アウトレットポー
ト15gを経由して、同じくシリンダボデー2に設置さ
れたレギュレータポート2aと連通するため、アキュム
レータ26に蓄えられていた圧力は、切換弁STRを作
動させることによりレギュレータ圧室24へ導入され
る。ここで、レギュレータ圧室24へ導入された圧力
は、弾性部材22を右方に付勢して、係合部材21、ピ
ストン戻し部材20を介して、スプールバルブ18を右
方に押し返し、スプールバルブ18の両端に働く力がつ
りあったところで平衡に達して、レギュレータ圧が決定
される。この時、弾性部材22が係合部材21と当接し
ている部位の面積を、SV とすると、圧力室10に発生
した圧力PM と、アキュムレータ26からスプールバル
ブ18を経てレギュレータ圧となってレギュレータ圧室
24に導入される圧力PR との間には、リタンスプリン
グの荷重等による損失を無視すればPM ×SA =PR ×
SV という関係があるため、レギュレータ圧室24に導
入される圧力であるレギュレータ圧はPR =PM ×SA
/SV となり、圧力室10に発生する圧力PM に対し
て、第2ピストン16の断面積SA の、弾性部材22が
係合部材21に当接している部位の面積に対する比を乗
じたものとなる。
【0017】ここで、レギュレータ圧室24の圧力が比
較的低圧である場合は、弾性部材22が係合部材21に
向けて付勢される力がさほど大きくないため、弾性部材
22が係合部材21と当接している部位の面積SV も小
さく、レギュレータ圧室24の圧力が上昇するにつれて
面積SV も増大し、最大時としてSB まで増大する。
【0018】その後、圧力室10に発生する圧力PM の
上昇に伴って、レギュレータ圧PRが上昇し、PR =PM
×SA /SB となり、SA ,SB は不変の値であるた
め、これ以降はレギュレータ圧PR は圧力室10の圧力
PM の上昇に伴って上昇する。つまり、圧力室10に発
生する圧力PM に対する、レギュレータ圧PR の設定
は、第2ピストン16の断面積SA と規制手段の一部で
ある係合部材21の断面積SB を変えることによって自
由に設定でき、ブレーキの効きを任意に設定できる。
【0019】スプールバルブ18によってアキュムレー
タ圧が調圧されてレギュレータポート2aに出力された
レギュレータ圧PR は、連通孔2gを経由して補助圧力
室11に伝達され、第1ピストン3に働く入力の助勢力
として供されるのと同時に、切換弁SA3および制御弁
SRLH,SRRHを介して後輪に設置されたホイール
シリンダWCRL,WCRRに供給される。尚、圧力室
10に発生したマスター圧の圧力PM は、切換弁SA
2,SA1を介して前輪に設置されたホイールシリンダ
WCFL,WCFRに供給される。
【0020】次に、図1を参照し液圧発生手段MCと制
動手段WBである各ホイールシリンダWCFR,WCF
L,WCRR,WCRLの間に設置された弁手段SLに
ついて説明する。
【0021】前輪ホイールシリンダWCFL,WCFR
は各々常開型の3ポート2位置型の切換弁SA2,SA
1を介して各々増圧管路40a,41aによって主管路
32と連結されており、通常はマスタシリンダ1のポー
ト2cとWCFL,WCFRはつながれている。制御管
路40,41は、制御管路32aと各々常閉型の制御弁
SFLH,SFRHを介して接続されており、切換弁S
A1,SA2が夫々通電(オン)されることにより、増
圧管路40a,41aに接続されると共に、マスタシリ
ンダ1のポート2cからの圧力が遮断される。また、制
御管路40,41とリザーバ27は常閉型の制御弁SF
LR,SFRRにより接続されており、この制御弁SF
LR,SFRRが夫々オンされることにより、リリーフ
管路46,47を介しリザーバ27に接続される。更に
制御弁SFLH,SFRHには夫々チェック弁CK2,
CK1が並列に接続され、ホイールシリンダWCFL,
WCFRからマスターシリンダ1方向へのブレーキ液の
流れは許容するが、マスターシリンダ1からホイールシ
リンダWCFL,WCFR方向へのブレーキ液の流れを
遮断している。
【0022】一方、マスタシリンダ1のレギュレータポ
ート2aからの後輪用の主管路31上には、常開型の切
換弁であるSA3が備えられ、このSA3がオンされる
と後輪の主管路31とレギュレータポート2aは遮断さ
れる。ホイールシリンダWCRL,WCRRは夫々常開
型の制御弁SRLH,SRRHを介して後輪の主管路3
1と接続されている。この主管路31にはプロポーショ
ニングバルブP/Vが介装されている。またホイールシ
リンダWCRL,WCRRは夫々常閉型の制御弁SRL
R,SRRRを介してリザーバ27に接続され、この制
御弁SRLR,SRRRがオンされることにより、ホイ
ールシリンダWCRL,WCRRは、戻し管路57a,
57bを介しリザーバ27に接続される。更に前輪の場
合と同様に、制御弁SRLH,SRRHには夫々チェッ
ク弁CK4,CK3が並列に接続され、ホイールシリン
ダWCRL,WCRRからマスターシリンダ1方向への
ブレーキ液の流れは許容するが、マスターシリンダ1か
らホイールシリンダWCRL,WCRR方向へのブレー
キ液の流れを遮断している。
【0023】アキュムレータの圧力は、オリフィスOF
を介してマスタシリンダ1のインレットポート2bに入
力されると共に、切換弁STRを介して前輪に圧力を供
給する制御管路32aと後輪の主管路31に接続してお
り、この切換弁STRがオンされることによりアキュム
レータからの圧力が制御管路32aと後輪の主管路31
が接続されるが、通常では切換弁STRが常閉型のため
に前輪及び後輪にアキュムレータ圧がかからないような
構成になっている。
【0024】上記した各々の制御弁及び切換弁は本発明
の実施の形態においては、液圧制御を行う制御ユニット
(ABS ECU)により制御される。アキュムレータ
への圧力の蓄圧は、アキュムレータの圧力をオリフィス
OFを介して検出する圧力検出手段である圧力スイッチ
PH,PLにより圧力を検出し、その圧力信号を油圧源
を制御する制御ユニット(H/B ECU)に入力し、
ポンプを作動させるモータを制御してアキュムレータ2
6に圧力を蓄えている。
【0025】またこの油圧源の制御を行う制御ユニット
(H/B ECU)とホイールシリンダの液圧制御を行
う制御ユニット(ABS ECU)は、通信線により情
報の送受信を行っており、システムの故障が発生した場
合には両者の制御ユニットから故障発生の信号が発せら
れ、警報発生手段WAであるウォーニングランプとかブ
ザーを駆動するようになっている。
【0026】尚、本発明の実施の形態ではマスタシリン
ダ1と切換弁、制御弁、チェック弁を含む弁機構、アキ
ュムレータ26と圧力を検知する圧力スイッチPH,P
L、この圧力スイッチによりアキュムレータ26に圧力
を蓄圧するポンプ28及びポンプ28を駆動するモータ
29、更にはモータ29を制御する制御ユニットである
パワーサプライECU(H/B ECU)を一体型の構
成にしている。
【0027】次に、液圧制御を行う電磁弁の作動につい
て説明すると、車両が低摩擦係数(低μ)の路面、例え
ば雪道或いは凍結路を走行中に運転者がブレーキペダル
を操作して車輪にブレーキ力を発生させた時に、車輪に
取付けられた車輪速度センサSP1〜SP4によって検
出された車輪速度に基づいて、制御ユニット(ABSE
CU)が前輪のロックを検知すると、切換弁SA2,S
A1がONされてマスターシリンダ1の圧力室10に連
通するポート2cとホイールシリンダWCFL,WCF
Rとの連通を遮断し、マスターシリンダ1のレギュレー
タポート2aとホイールシリンダWCFL,WCFRと
を連通させることによって、前輪用ホイールシリンダW
CFL,WCFRに圧力室10内の圧力PM (マスター
圧)に代わり、スプールバルブ18によって調圧された
レギュレータ圧PR が導入される。
【0028】例えば、前左輪のロックが検知された場合
は、切換弁SA2をオンして前左輪に取付けられたホイ
ールシリンダWCFLをマスターシリンダ1から遮断す
ると共に、制御弁SFLHはオフした状態で制御弁SF
LRをオンしてホイールシリンダWCFLをリリーフ管
路46を介してリザーバ27に連通し、ホイールシリン
ダWCFLのブレーキ液をリザーバ27に放出すること
によってホイールシリンダWCFLのブレーキ圧力を減
少させることができる(ABS制御)。
【0029】ホイールシリンダWCFLの圧力を減少さ
せることによって車輪のロックが解除されたことが制御
ユニット(ABS ECU)によって検知されると、制
御弁SFLHがオンされると共に、SFLRがオフにな
り、マスターシリンダ1のレギュレータポート2aから
レギュレータ圧PR が切換弁SA2および制御弁SFL
Hを介してホイールシリンダWCFLに導入される。
【0030】前右輪のロックが制御ユニット(ABS
ECU)によって検出された時は、上記と同様に、制御
弁SFRHをオフした状態で切換弁SA1および制御弁
SFRRがオンされ、ホイールシリンダWCFRの圧力
が調整される。
【0031】また、後輪のロックが検出された時も制御
弁SRLH,SRRHおよびSRLR,SRRRがそれ
ぞれオンされて、ホイールシリンダWCRL,WCRR
のブレーキ圧力が調整される。
【0032】前輪用戻し管路51,52および後輪用戻
し管路59a,59bに各々設置されたチェック弁CK
2,CK1およびCK4,CK3は、液圧制御中に車両
の運転者によってブレーキペダル5が戻された時に開弁
することによって、ホイールシリンダWCFR,WCF
L,WCRRおよびWCRLからブレーキ液がマスター
シリンダ1に速やかに戻されるのに使用される。
【0033】次に、図3のホイールシリンダの液圧制御
を行う制御ユニット(ABS ECU)の構成について
説明を行う。この制御ユニットは、車両のバッテリーB
ATからイグニッションスイッチ(IG SW)を介し
て電源が入力され、電源回路SCを通って制御ユニット
内のマイクロコンピュータMCに一定の電源が入力され
る。このマイクロコンピュータMCは、クロックCKに
より信号を処理するときのサイクルパルスが生成され
る。また、マイクロコンピュータMCの内部は、バスを
介して相互に接続されたCPU、ROM、RAM、タイ
マ、入力ポートIP及び出力ポートOPから成り立って
おり、その中でROMは、液圧制御を行うプログラムを
記憶し、CPUはイグニションスイッチがオンされてい
る間、ROMに記憶されているプログラムを実行し、R
AMはプログラムの実行に必要な変数データの記憶に使
用される。また、入力ポートIPには、車輪の速度情報
を出力する車輪速度センサSP1〜SP4が車輪速度入
力回路WCを介して入力されると共に、運転者によりブ
レーキの操作が行われたかどうかを検知するストップス
イッチ(ストップSW)信号がSW入力SIを介して入
力され、更にはモニタ信号(電磁弁モニタ、リレーモニ
タ等)がインターフェース(I/F)回路IFを介して
入力されている。
【0034】またマイクロコンピュータMCの出力ポー
トOPには、液圧制御を行うための電磁弁に電源を供給
するリレーRYにリレー駆動信号をリレー駆動回路RC
を介して出力し、リレーRYのスイッチがオンされて電
磁弁に電源が供給される。この電磁弁を駆動する駆動信
号は電磁弁駆動回路SDによりオンされ、必要な電磁弁
を作動させることができる。この出力ポートOPには、
マイクロコンピュータMCによりシステムで故障が発生
した場合には故障信号を出力して、警報回路WIを介し
て故障信号が発せられ、ランプLPまたはブザーBZに
より運転者に故障を知らせる構成となっている。
【0035】液圧制御を行う制御ユニット(ABS E
CU)と油圧源の制御を行う制御ユニット(H/B E
CU)とは、通信回路TCを通して通信を行っている。
【0036】次に図4の油圧源の制御を行う制御ユニッ
トであるパワーサプライECU(H/B ECU)につ
いて説明する。
【0037】この制御ユニットは、車両のバッテリーB
ATからイグニッションスイッチ(IG SW)を介し
て冗長系の電源IG1,IG2が入力され、電源回路S
C1を通ってCPUに一定の電源が入力される。このC
PUは、クロックCK1により信号を処理するときのサ
イクルパルスが生成される。
【0038】アキュムレータ26からの圧力を検出する
ために、高圧側を検出する圧力スイッチPHと低圧側を
検出する圧力スイッチPLが設けられており、図8に示
されるように、PHの信号出力は圧力が上昇していく場
合に圧力PE 以上になったときに低電位から高電位に切
り換わり、圧力が下降していく場合には圧力PS 以下に
なったときに高電位から低電位に切り換わる。これ同様
に圧力スイッチPLはPHの検出圧力よりも低い圧力で
ヒステリシスをもって切り換わる。このようにヒステリ
シスを設けることにより圧力の上昇と下降でポンプ28
を作動させるモータ29のモータ制御のハンチングを防
止することができる。
【0039】この圧力スイッチによる出力信号、切換弁
STRのモニタ信号、及びストップSW信号がハイブリ
ッド回路HICに入力される。
【0040】ハイブリッド回路HICは、イグニション
スイッチ後の電圧VIG1,VIG2により冗長駆動さ
れ、この回路内部には図示してないスイッチ入力のイン
ターフェース部、CPUから高周波パルスが入力された
場合にモータを駆動するリレー駆動信号の出力を許可す
る信号を出力するパルス検知部、モータMTの電流及び
電圧を抵抗RIにより検出し、モータMTの動きが正常
か否かを検出するモータ電流・電圧検出部、および故障
が発生した場合にランプLPとかブザーBZを駆動する
ランプブザー駆動部を備えており、ハイブリッド回路H
ICと圧力源の制御を行うCPUとは圧力スイッチの情
報とか故障の情報等の受け渡しを行っている。
【0041】パルス駆動回路PNCは電源VIG2によ
り駆動されるが、この回路はPLの出力に基づいてリレ
ー駆動信号の出力を行う。つまり、図8に示すようにP
Lの圧力が低圧になった場合にリレーMRを駆動し、高
圧になった場合にはリレーMRの駆動を停止する信号を
出力する。また、PHの圧力が低圧から高圧になって所
定時間経過するまでリレーMRの駆動を行う。
【0042】パルス駆動回路PFCは電源VIG1によ
り駆動される。このように各々のパルス駆動回路PN
C,PFCに異なった電源VIG1,VIG2を供給す
ることにより、何方か一方が故障しても他方でリレーM
Rの駆動ができるために安全性が向上する。このパルス
駆動回路PFCは、通常はリレー出力を許可側の信号を
出力しているが、CPUから不許可信号が発せられたと
きにリレー出力を禁止する信号を出力する。
【0043】ディレー&タイマ回路DT、は圧力スイッ
チPHの出力に基づいて通常のリレー駆動信号の出力を
行う。PHの圧力が低圧(PS 以下)になった場合にリ
レーMRを駆動し、PHの圧力が高圧(PE 以上)にな
った場合にはリレーMRの駆動を停止する信号を出力す
ると共に、スイッチのチャタリングの除去を行う回路で
ある。
【0044】上記に示すことからディレー&タイマ回路
DT、ハイブリッド回路、パルス駆動回路PNC,PF
Cによる出力から論理出力が生成され、リレー駆動回路
RC1を介してポンプ28を作動させるモータ29を制
御するリレーMRに出力がなされる。
【0045】またCPUは、通信回路TC1を介してホ
イールシリンダの液圧制御を行う制御ユニット(ABS
ECU)と双方向に通信を行っている。
【0046】図5は、ホイールシリンダの液圧制御を行
う制御ユニット(ABS ECU)の制御を示したフロ
ーチャートであり、イグニションスイッチ(IG S
W)がオンされ、マイクロコンピュータMCに電源が供
給されるとROM内に記憶されたプログラムが開始され
る。
【0047】最初にステップ101ではイニシャルが行
われ、ROMのチェック、RAMのチェックがなされ、
RAMの値がクリアされて、初期値をもつRAMに所定
の初期値がセットされる。一方、このイニシャル内で、
電磁弁のイニシャルチェックがなされ、SFRH→SF
RR→SFLH→・・・→SRLR→SA1→SA2→
SA3→STRの順番に一定時間の間(10ms)各々
の電磁弁がオンされ、電磁弁を作動させる信号状態を検
知することにより、電磁弁が正常に動作するか否かがチ
ェックされる。次のステップ102では油圧源を制御す
る制御ユニット(H/B ECU)との通信処理がなさ
れ、ABS ECUからH/B ECUに対しては異常
が発生した場合には通信異常、ECU異常信号等が送ら
れ、またH/B ECUからABS ECUに対して
は、同じように通信異常、ECU異常信号とか油圧系の
異常信号が送られてくる。ここでの通信周期はABS
ECUにより決まり、H/B ECUはアクノーリッジ
信号を返すようになっている。ステップ103ではスイ
ッチ入力信号をアナログで読み込み、デジタル出力に変
換する処理を行う。
【0048】次に、ステップ105において車輪速度セ
ンサSP1〜SP4の出力信号により各車輪の車輪速度
VW が演算され、ステップ106で車輪速度演算による
演算値から車輪加速度DVW が演算される。ステップ1
07では車輪速度VW と車輪加速度DVW より推定車体
速度VS0を求める推定車体速度演算が行われ、次のステ
ップ108では路面摩擦係数推定の処理が行われ、走行
路面の摩擦係数が高μ、中μ、低μのいずれかに設定さ
れる。
【0049】ステップ109では各種の条件よりABS
制御を許可するか禁止するかの判定を行い、ステップ1
10では制御モードの設定がなされる。この制御モード
は各車輪のスリップ率と車体減速度により減圧モード、
保持モード、増圧モードのいずれかに設定され、ステッ
プ111で設定されたモードの出力を行い、ステップ1
02に戻り同じ処理を一定周期(5ms)で繰り返す。
【0050】図6は、油圧源を制御する制御ユニット
(H/B ECU)の制御を示すフローチャートであ
り、ステップ201では最初にイニシャルが行われ、R
OMのチェック、RAMのチェックがなされ、RAMの
値がクリアされて、初期値をもつRAMには所定の初期
値がセットされる。ステップ202では、液圧制御を行
う制御ユニット(ABS ECU)との通信処理がなさ
れ、H/B ECUからABS ECUに対しては、異
常が発生した場合に通信異常信号、H/B ECUの異
常信号とか油圧系の異常信号を送信する。ここでは、A
BS ECUからの通信周期に対して、H/B ECU
はアクノーリッジ信号を送信するが、この通信周期が短
すぎても長すぎても通信異常としている。
【0051】ステップ204では後述する圧力スイッチ
(圧力SW)故障判定を行い、次ぎのステップ205で
は、圧力スイッチPHの信号出力によるモータの駆動制
御を行う。つまり、PHの圧力が低圧(PS 以下)から
高圧(PE 以上)になって所定時間経過するまでリレー
MRを駆動するフラグをセットする。ステップ206で
はPLによる制御を行うがモータを駆動するリレーMR
は、基本的にPHにより制御されるが、圧力が低下した
場合にPLによる制御を行い、PLが低圧(PL 以下)
になった場合にリレーMRの駆動信号を行うフラグをセ
ットする。ステップ207ではモータを駆動するリレー
MRに長期通電されてオンの状態が続いた場合に、モー
タ29の異常加熱を防止するために、タイマーによるリ
レーMRのオン、オフ駆動(間欠駆動)を行う。更には
ブレーキ作動時にリレーMRをオンして制動に必要な油
圧を確保し、またモータ電流が所定値以上のときにはリ
レーMRをオフして圧力が高くなったときの常時リリー
フを防止する。ステップ208ではPH制御、PL制御
によりセットされたリレーMRを駆動する信号とか故障
が発生した場合にウォーニングランプとかブザーを駆動
する信号を出力し、ステップ202に戻り、ステップ2
02からステップ208までの処理を一定周期(10m
s)で繰り返す。
【0052】次に図7の圧力SW故障判定について説明
する。
【0053】油圧源であるアキュムレータ26に圧力を
蓄えるポンプ28を駆動するモータ29の制御を行う中
で、圧力を検出する圧力スイッチが高圧故障になるとモ
ータが29が駆動されなくなり、圧力が蓄圧されなくな
るために、高圧故障を検知しなければいけない。そこ
で、圧力スイッチPLの高圧故障の判定を次のように行
う。
【0054】ステップ301ではPL高圧故障のチェッ
クが完了しているか以内の判定がされ、PL高圧故障チ
ェックが完了していればこの処理を終了するが、高圧故
障チェックが完了していない場合にはステップ302を
行う。ステップ302では切換弁STRが液圧制御を行
う制御ユニット(ABS ECU)のイニシャルチェッ
ク時に一定時間駆動される信号をH/B ECUでモニ
タし、STRが一定時間TCG以上オンされたか否かを判
断し、オンされた時間が一定時間TCGよりも短い場合に
はメインルーチンに戻り、一定時間TCG以上オンしたと
検出された場合にはステップ303を行う。この一定時
間は、切換弁STRがオンされてアキュムレータ26の
圧力がレギュレータに戻ることにより、アキュムレータ
26の圧力をオリフィスOFを介して設けられた圧力検
出部(圧力スイッチが設けられている位置を示す)の圧
力が下がり、PLの圧力SWの出力状態が切り換わる程
の時間に設定する。ステップ303では、PLの圧力ス
イッチが高電位から低電位に切り換わる変化が検出され
たか否かを判定し、変化が検出された場合にはステップ
305でPL高圧故障チェック完了フラグをセットす
る。一方、圧力検出部の圧力を切換弁STRを作動させ
て圧力を低下させても信号出力に変化が起こらなかった
場合にはステップ304でPL故障フラグをセットし
て、ステップ305に移り、高圧故障チェック完了フラ
グをセットし、メインルーチンに戻る。このような処理
を行うことにより圧力スイッチに比べて高価な圧力セン
サを用いずに圧力検知及び圧力検出器の故障が検知でき
るためにコストの低減が図れる。また、圧力センサ及び
圧力スイッチの代わりに圧力スイッチを2つ用いて圧力
検知を行っても良いし、圧力スイッチ1つとモータ電流
の検知を行って圧力推定してもよい。このように2つの
圧力検知方法を用い、冗長系にすることにより安全性の
向上が図れる。
【0055】尚、切換弁、制御弁の構成は本発明の実施
形態に限定されるものではなく、切換弁66,68を使
用する代わりに、3ポート2位置型の電磁弁1つに置き
換えることもできる。
【0056】また、液圧制御を行う制御ユニットと油圧
源の制御を行う制御ユニットを本発明の実施形態では分
けているが、一体化することも可能である。上記に示し
た液圧制御を行う制御ユニットは、電磁弁を作動させて
液圧制御ができればよいために制動時のABS制御を行
うものに限ったものではなく、発進時とか加速時にスリ
ップ制御を行うトラクション制御(TRC制御)、また
は横加速度またはヨーレートが大きいときに車両のオー
バーステア、アンダーステアを防止するスタビリティ制
御を行う制御ユニットに変わることも可能である。
【0057】
【発明の効果】アキュムレータからの圧力を圧力スイッ
チにより検出し、液圧制御を行う制御ユニットのイニシ
ャル時に切換弁を作動させて、圧力スイッチによる出力
状態が変化する圧力までブレーキ液をレギュレータに戻
してやることにより、アキュムレータ下流のオリフィス
後の圧力が低下する。この圧力が低下したとき圧力を圧
力スイッチにより出力状態の変化を検出し、圧力変化状
態が検出されなかった場合に、圧力スイッチが故障であ
ると判定することができる。
【0058】このように圧力スイッチを用いることによ
りアキュムレータからの圧力を検知し、故障検出ができ
るために、高価な圧力センサを使用しなくてもアキュム
レータの圧力が検知可能となり、また圧力検出器が故障
しているか否かを判定することができるためにコストの
低減が図れる。
【0059】また圧力スイッチの故障が判定された場合
に、ウォーニングランプとかブザーにより運転者に対し
て知らせることにより、安全性を向上させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による車両の液圧制御装
置のシステム構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態によるマスタシリンダの
断面図である。
【図3】 本発明の実施形態による液圧制御を行う制御
ユニット(ABSECU)のブロック図である。
【図4】 本発明の実施形態による油圧源の制御を行う
制御ユニット(H/B ECU)のブロック図である。
【図5】 本発明の実施形態による液圧制御を行う制御
ユニットの制御概要を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施形態による油圧源を制御する制
御ユニットの制御概要を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施形態による圧力スイッチの故障
判定を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施形態による圧力スイッチの出力
変化を示す状態遷移図である。
【符号の説明】
MC マスタシリンダ SL 電磁弁 WB ホイールシリンダ EC 制御ユニット WA 警報発生装置 PS 圧力スイッチ PM ポンプモータ SP1,SP2,SP3,SP4 車輪速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊 原 裕一郎 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者のブレーキ操作力に対応した液圧
    を出力する液圧発生手段、該液圧発生手段の出力により
    車輪にブレーキをかける制動手段、前記液圧発生手段と
    前記制動手段の間に介装される弁手段、該弁手段を作動
    させ液圧制御を行う制御手段を備えた液圧制御装置にお
    いて、圧力により出力状態が切り換わる圧力検出手段を
    アキュムレータの下流に設けてアキュムレータからの圧
    力を検知し、前記制御手段のイニシャル時に所定圧力に
    なるまでの時間、前記弁手段を作動させブレーキ液を排
    出し、ブレーキ液の排出により圧力が低下したとき圧力
    を前記圧力検出手段による出力状態の変化を検出する圧
    力変化検出手段を備え、該圧力変化検出手段により圧力
    変化状態が検出されなかった場合に、前記圧力検出手段
    が故障であると判定する故障判定手段を前記制御手段に
    備えたことを特徴とする車両の液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定圧力は、前記圧力検出手段によ
    る出力状態が切り換わる圧力である請求項1に記載の車
    両の液圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記故障判定手段により前記圧力検出手
    段の異常が判定された場合に、運転者に対して光または
    音により知らせる警報発生手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の車両の液圧制御装置。
JP21488895A 1995-08-23 1995-08-23 車両の液圧制御装置 Pending JPH0958451A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196626A (ja) * 2008-01-24 2009-09-03 Advics Co Ltd ブレーキ液圧制御装置
JP2010106815A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Hitachi Ltd 気体圧縮装置
US9123044B2 (en) 2007-01-17 2015-09-01 The Western Union Company Generation systems and methods for transaction identifiers having biometric keys associated therewith

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9123044B2 (en) 2007-01-17 2015-09-01 The Western Union Company Generation systems and methods for transaction identifiers having biometric keys associated therewith
JP2009196626A (ja) * 2008-01-24 2009-09-03 Advics Co Ltd ブレーキ液圧制御装置
JP2010106815A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Hitachi Ltd 気体圧縮装置

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