JPH0957787A - 組立成形空気吹出口及びその製造方法 - Google Patents

組立成形空気吹出口及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0957787A
JPH0957787A JP21843595A JP21843595A JPH0957787A JP H0957787 A JPH0957787 A JP H0957787A JP 21843595 A JP21843595 A JP 21843595A JP 21843595 A JP21843595 A JP 21843595A JP H0957787 A JPH0957787 A JP H0957787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
direction adjusting
molding
wind direction
resin material
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21843595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Harada
博充 原田
Akira Yoshimura
晁 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP21843595A priority Critical patent/JPH0957787A/ja
Publication of JPH0957787A publication Critical patent/JPH0957787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水平羽根がケーシング本体に固定成形された空
気吹出口は、風向を偏向する際に吹出効率及び外観が低
下する。一方、左右上下、2方向の風向調節羽根を別体
に成形してケーシング本体に組み付ける空気吹出口はそ
の組付作業が煩雑である。本発明はこれら従来の課題を
解決することを目的とする。 【解決手段】ケーシング本体(11)と、複数の水平羽根
(3) と、複数の垂直羽根(5) とを備える空気吹出口にお
いて、少なくとも水平羽根(3) 及び垂直羽根(5)に対し
て高融点で且つ非接着性である樹脂材料を使用し、水平
及び垂直羽根の軸部を回動自在に支持する軸孔を有する
ケーシング本体(11)を第1金型内で成形し、次いで前記
ケーシング本体(11)の内部に水平羽根(3) を回動自在に
組立状態で成形したのち、前記ケーシング本体(11)の内
部に垂直羽根(5) を回動自在に組立状態で成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車両の空調用ある
いは換気用の空気吹出口に関し、特にケーシング内に風
向調節羽根を回動自在に且つ組立状態で一体に成形して
なる組立成形空気吹出口及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の組立成形空気吹出口とし
ては、例えば特開平3−213316号公報に、融点差
を有し互いに接着性のない2種類の樹脂材料を用いた組
立成形空気吹出口の製造方法が開示されている。この組
立成形空気吹出口の製造方法においては、先ず高融点側
の樹脂材料で外枠と複数の固定横羽根とを一体に成形
し、この横羽根を有する外枠を組立成形用金型にインサ
ートした後に、この金型の残余のキャビテイに低融点の
樹脂材料を射出して、複数の縦羽根を外枠の内部に回動
自在に成形する。外枠の上下壁面には複数の軸孔が形成
されると共に、左右側壁面の略中央に外側に向けて回動
軸が突設されている。縦羽根はその上下軸部が外枠の軸
孔に非接着状態で且つ成形後の収縮により遊嵌して成形
されるため、外枠に対して回動自在となる。成形後の複
数の縦羽根は別途成形された一本の連杆により連結され
る。この空気吹出口の吹出方向を調節するにあたって
は、連杆を動かすことで各縦羽根が一斉に回動し左右方
向の風向きを変更し、一方、上下方向には外枠を回動軸
を中心に水平軸線の周りを回動させることにより横羽根
を上下に回動させて上下方向の風向きを変更させる。
【0003】上述の如く2種類の樹脂材料を用いてその
融点差を利用して、横羽根と縦羽根とをそれぞれ成形す
ることにより、細かい組立作業が省略され、空気吹出口
を極めて効率的に形成することができる。また、風向き
を調節するにあたって、空気吹出口の正面に調節すると
きには、空気吹出口が取り付けられている部分の開口周
縁と空気吹出口の外枠とが丁度一致し、外観を損なうこ
とがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、風向き
を上下方向に偏向するためには、外枠の略中央に設けら
れた回動軸を中心として上下に回動させるため、特に下
方向へ回動させるときは外枠の上壁面が空気吹出口の取
付部から外部に露呈し、縦羽根の軸孔などが見えるため
に外観を損なうことになる。こうした不具合に対処する
には、外枠の奥行きを大きくし、縦羽根の軸孔を奥に位
置させることがより望ましいが、この場合、外枠の下壁
面が取付部の開口から内部に入り込み、空気通路に大き
く張り出す結果、風の通路を遮り風量が低下し、更には
空気が開口周縁に吹きつけるため渦などが発生し、異音
や風切り音の原因になることもある。そのため外枠の奥
行きは小さくすることが望ましい。
【0005】このように外観と空気の吹出効率との相関
により、空気吹出口の設計は相矛盾する要求を巧みに調
和させる必要があるが、外観或いは性能の何れかを、場
合によってはその双方を犠牲にする選択を迫られること
も多い。
【0006】上述の如く外枠と一方の羽根とが一体化し
た空気吹出口に基づく上述の課題を解決するために、外
枠に横羽根及び縦羽根をそれぞれ別体に成形して取り付
けた空気吹出口も知られてはいるが、空気吹出口の溝成
部品数が多く、それらを個別に成形し組み立てなくては
ならず、作業工数が増え、更には空気吹出口の小さいス
ペース内での組立工程は煩雑であり、人手を必要とする
上に時間もかかり、製造能率が低下する。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ため本件第1発明は、ケーシング本体と、複数の第1風
向調節羽根と、前記第1風向調節羽根に対して交差状に
配される複数の第2風向調節羽根とを備えてなり、これ
らの部材のうち任意の部材の成形後に残余の部材を組立
状態で成形してなる熱可塑性合成樹脂材料からなる組立
成形空気吹出口であって、前記複数の第1風向調節羽根
及び第2風向調節羽根はケーシング本体に回動可能に枢
支され、前記ケーシング本体は、少なくとも第1風向調
節羽根及び第2風向調節羽根に対して非接着性である熱
可塑性合成樹脂材料から構成されると共に、前記第1風
向調節羽根及び第2風向調節羽根の融点とが互いに異な
る融点の樹脂材料から構成されてなることを特徴とする
組立成形空気吹出口を主要な構成としている。
【0008】前記第1風向調節羽根と前記第2風向調節
羽根とは略直交して配されると共に、前記風向調節羽根
の少なくとも一方の交差部において肉厚部とされてなる
ことが好ましい。
【0009】更に本件第2発明は、ケーシング本体と、
複数の第1風向調節羽根と、前記第1風向調節羽根に対
して交差状に配される複数の第2風向調節羽根とを備え
てなり、これらの部材のうち任意の部材の成形後に残余
の部材を組立状態で成形する熱可塑性合成樹脂材料から
なる組立成形空気吹出口の製造方法であって、少なく
とも第1風向調節羽根及び第2風向調節羽根に対して非
接着性である熱可塑性合成樹脂材料を使用し、前記第1
及び第2風向調節羽根の軸部を回動自在に支持する軸孔
を有するケーシング本体を第1金型内で成形すること、
第1風向調節羽根を第2の金型内で成形すること、
前記第2風向調節羽根を第3の金型内で成形することを
備え、上記〜の成形工程を任意の順序に組み合わせ
ると共に、前段の工程において後段の工程に供せられる
熱可塑性合成樹脂の融点以上の融点を有する樹脂材料を
使用することを特徴とする組立成形空気吹出口の製造方
法を主要な構成としている。
【0010】そして、この発明において好ましい態様と
して、前記風向調節羽根の少なくとも一方の調節羽根が
その交差部において肉厚部とし、同肉厚部に加圧流体を
導入して内部に中空部を形成し、その後にこの中空部の
内圧を降下させることにより、前記第1及び第2風向調
節羽根間に適度の間隙が形成される。
【0011】本発明の組立成形空気吹出口にあっては、
第1及び第2風向調節羽根はそれぞれその軸部において
ケーシング本体の軸孔に非接着状態で且つ成形後の収縮
により遊嵌状態となって成形される。更に第1及び第2
風向調節羽根は交差部において互いに成形後に収縮する
ことにより間隙が形成されるため、それぞれの回動が互
いに干渉することなく円滑になされることになる。即
ち、ケーシング本体に組立状態で成形する工程により、
異なる方向の第1及び第2風向調節羽根をケーシング本
体に対してそれぞれ回動自在に枢着することが可能とな
る。
【0012】そのため、組立成形空気吹出口であっても
風向きを上下左右、どの方向に偏向するにも第1又は第
2風向調節羽根を単独でケーシング本体に対して回動さ
せればよく、従来の横羽根がケーシング本体に一体に成
形された組立成形空気吹出口の風向を上下方向に偏向す
るときのように、ケーシング本体全体を回動させる必要
はないため、外観を損なうことがなく、また空気の吹出
効率を低下させることもない。また、従来の第1及び第
2風向調節羽根を別体として成形する空気吹出口のよう
な煩雑な組立工程も省略でき、ケーシング本体に第1及
び第2風向調節羽根を回動可能に組み付ける作業は、全
て射出成形により金型内で行われ、全く人手がかからな
い。
【0013】また、第1風向調節羽根と第2風向調節羽
根の少なくとも一方の交差部分において肉厚部とするこ
とにより、同肉厚部における冷却固化する際の体積の収
縮が他の部分より大きくなるため、交差する他方の風向
調節羽根との間に更に適度な間隙が形成される。従っ
て、何ら金型は間隙用の構造を必要とせずに、簡易な金
型構造により適度の間隙を形成することができ、各風向
調節羽根の回動が他方の風向調節羽根により干渉される
ことなく円滑になされる。また、肉厚部により風向調節
羽根の強度も向上する。
【0014】更には、前記の肉厚箇所に選択的に加圧流
体を導入して内部に中空部を形成し、樹脂材料が固化す
る前にこの中空部の内圧を降下させることにより、前記
第1及び第2風向調節羽根間に間隙を形成することによ
り、冷却固化による収縮率が小さな樹脂材料を採用した
場合にも程度の間隙形成が可能となった。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最良の実施の形態
について図面に基づき具体的に説明する。図1〜図7は
本発明の代表的な実施例を示しており、図1は成形ベン
チレータの組立空気吹出口の全体の斜視図を示し、図2
は同組立空気吹出口の縦断面図、図3は同組立空気吹出
口の内部を示す一部切欠斜視図である。
【0016】この実施例による成形ベンチレータの組立
空気吹出口1は、前面に前パネル21を一体に形成した
枠体であるケーシング本体11を有し、同ケーシング本
体11の左右側壁11b,11cの少なくとも一方の前
パネル21付近には複数の軸孔23が前パネル21と平
行に縦に並列されている。一方、ケーシング本体11の
上下内壁面11a,11dには複数の軸支持部22が前
パネル21と平行に横に並列されている。更にケーシン
グ本体11の上下壁面11a,11dには、複数の弾性
係合部材11fが一体に成形されており、組立空気吹出
口1をインストルメントパネルに取り付ける際に、同イ
ンストルメントパネルに設けられた開口周縁に係着す
る。また、前パネル21の下方には後述する垂直羽根5
を回動するためのダイヤル操作部52bを外部に露出す
るための開口21aが形成されている。
【0017】ケーシング本体11の内部には、前記前パ
ネル21の付近に複数の水平羽根3が配されている。同
水平羽根3は左右軸部3c,3cを有する矩形状の板体
であり、軸部3cが前記ケーシング本体11の側壁11
b,11cに形成された軸孔23から突出し、回転可能
に枢支されている。この水平羽根3の軸部3cのケーシ
ング本体11から突出した端部には腕部3aが一体に成
形されており、同腕部3aの端部には係合部3bを有し
ている。この係合部3bには連杆31が係合し、複数の
水平羽根3を連結している。複数の水平羽根3のうちの
略中央に配された水平羽根30の後端縁には図4に示す
ように凹部30dが形成されており、同凹部30dには
断面U字状のノブ32の一端縁から突出している係合突
起32aが係合し、水平羽根30にノブ32を係着す
る。
【0018】ケーシング本体11の内部の水平羽根3の
奥方には、複数の垂直羽根5が水平羽根3と交差する位
置において僅かに離間して垂直に配されている。垂直羽
根5は上下軸部5b,5cを有する矩形状の板体であ
り、図6及び図7に示すように前方縁からその中央に向
けて水平に、水平羽根3と交差する位置に複数の楔状肉
厚部5aが形成されている。また前記上下軸部5b,5
cは前記ケーシング本体11の上下壁11a,11dに
形成された軸支持部22に回動可能に支持されている。
下軸部5cは図5に示すように、ケーシング本体11の
下壁面11dから突出し、その端部には腕部5dが形成
されている。同腕部5dの端部には係合部5eが設けら
れており、連杆51のピン軸体51aが係合し、複数の
垂直羽根5を連結している。更に複数の垂直羽根5のう
ちの中央に配された垂直羽根50には、図3に示すよう
に腕部5dの下端面から2つのピン50fが突出してい
る。
【0019】一方、ノブ52は一端に半円形のダイヤル
操作部52bを有し、他端に2つのピン挿通孔52aを
有しており、同ピン挿通孔52aに前記ピン50fが挿
通され、ピン50fの挿通端には抜け止め部材53を取
り付け、ノブ52と垂直羽根50とを連結する。
【0020】続いて、上記の空気吹出口1の製造方法に
ついて説明する。先ず、前パネル21を有するケーシン
グ本体11を第1成形金型により成形する。この第1成
形金型は、例えば空気の吹出方向に分割された金型を用
い、上下及び両側面の割りコマまたはスライドピンなど
を組みあわせるなど、常用の金型機構を用いて構成され
る。ケーシング本体11に使用される第1樹脂材料とし
て、たとえばABS、HI−PS(ハイインパクトポリ
スチレン)、AS、ポリカーボネート、変性ポリフェニ
レンオキサイド、ポリアセタール、PBTなどの樹脂材
料を使用することができる。
【0021】次にこのケーシング本体11内部に水平羽
根3及び垂直羽根5を成形するが、この成形にあたって
使用される二色射出成形機100について図8を参照し
て簡単に説明する。二色射出成形機100の2機の射出
装置はそれぞれ別の樹脂材料を混練射出できるインライ
ンスクリュ式インジェクタ101,102である。射出
時間と圧力、樹脂温度はそれぞれ独立して別個に制御で
き、金型の開閉に合わせて作動できる。型を開閉する型
締装置103はインジェクタ支持基台104に支持され
た固定プラテン105と、この固定プラテン105に対
向し、固定プラテン105の盤面に平行する盤面を有す
る移動可能な移動プラテン106と、この移動プラテン
106を移動させる加圧装置である油圧シリンダ107
とを備えている。移動プラテン106は固定プラテン1
05と対向する側に回転盤106aを有している。回転
盤106aは、金型を保持した状態で盤面上を右回り1
80度回転と左回り180度回転を交互に反復し回転移
動が可能である。
【0022】型締装置103には手前側に第2組立成形
金型が、奥側に第3組立成形金型が取り付けられる。第
2組立成形金型と第3組立成形金型とはそれぞれスプル
ーランナー部を内蔵した固定金型部と押出機構を内蔵し
た移動金型部とから構成されており、手前側に取り付け
られる第1組立成形金型の固定金型部は前記移動金型と
組み合わせてケーシング本体11をインサートした残余
部において水平羽根3を成形するためのキャビテイ形状
を有し、奥側に取り付けられる第3組立成形金型の固定
金型部は前記移動金型と組み合わせてケーシング本体1
1をインサートした残余部において垂直羽根を成形する
ためのキャビテイ形状を有している。それぞれの固定金
型部は固定プラテン105に、移動金型部は移動プラテ
ン106の回転晩106aに通しボルトなどで固着され
ている。
【0023】また二つのインジェクタ101,102の
うち図8における手前側のインジェクタ101で第2樹
脂材料を、奥側のインジェクタ102で第3樹脂材料を
射出する。二色射出成形機100の手前側には先に成形
したケーシング本体11を第2組立成形金型に挿入する
ための図示せぬ自動挿入機が設けられ、奥側の移動プラ
テンにはエジェクタ機構が設けられており、移動金型部
の押出機構を駆動する図示せぬ駆動ロッドが回転盤10
6aに穿設された図示せぬ通孔を通って移動金型部に当
接することができるようになっている。図示せぬ一つの
インジェクタを有する射出成形機に取り付けたケーシン
グ本体11の成形金型(第1組立成形金型)の移動金型
部の直下から斜面を有する樋状のシュータが取り付けら
れており、シュータの終端部には成形工程に同期して作
動するコンベヤが設けられている。ケーシング本体11
は自然落下してシュータを滑り降り、コンベヤ上に載置
され、同コンベヤは成形工程に従って寸動する。すなわ
ち、成形品1つがシュータから供給されると、数十セン
チ動き、全長数メートルのベルトコンベヤには一列に成
形品が並べられる。このコンベヤは二色成形機100の
第2成形金型にケーシング本体11を挿入するための自
動挿入機の直近に至るように配置されており、この自動
機によってケーシング本体11は一つずつ取り上げられ
て、二色成形機100の成形工程に供される。
【0024】この二色射出成形機100を使用して水平
羽根3と垂直羽根5とを成形するにおいては、先ず二色
射出成形機100の型締装置103内に取り付けられた
第2組立成形金型にケーシング本体11を挿入し、同金
型に形成される空間部に水平羽根成形樹脂材料である第
2樹脂材料を射出する。この第2樹脂材料として前述し
たケーシング本体11に使用される第1樹脂材料とは非
接着性で且つ第1樹脂材料よりも融点の低い、ガラス繊
維強化ポリプロピレンを採用している。
【0025】この成形直後に回転盤106aを180度
回転し、水平羽根3が一体的に成形されたケーシング本
体11を移動金型部のキャビティ内に保持した状態で第
2組立成形金型の固定金型部から分離し、奥側の第3組
立成形金型に移動する。
【0026】この移動金型部は第3組立成形金型の固定
金型部と組み合わせられて型締めされ、垂直羽根を成形
するための金型を構成する。この第3組立成形金型に垂
直羽根成形樹脂材料である第3樹脂材料を射出する。第
3樹脂材料として前述したケーシング本体11に使用さ
れる第1樹脂材料とは非接着性で且つ第1樹脂材料より
も融点の低いポリプロピレンを使用している。
【0027】第3樹脂材料の射出成形にあたっては、第
2組立成形金型における成形工程が終了した直後に回転
盤106aを回転し、第3組立成形金型を型締めした後
に行われるため、少なくとも水平羽根3は完全に冷却さ
れてはおらず、金型の内面に接する樹脂表面及びその内
部は数度〜数十度、雰囲気金型内面温度より高い状態に
ある。したがって半固化状態にある第2樹脂材料、即ち
ガラス繊維強化ポリプロピレンは金型内では雰囲気温度
における体積よりも若干膨張した状態にある。この状態
で第3組立成形金型に垂直羽根を成形するため第3樹脂
材料、即ちポリプロピレンを射出充填し、溶融状態の第
3樹脂材料と半固化状態の第2樹脂材料とを第3組立成
形金型内に保持したまま冷却することになる。
【0028】この冷却固化時において、第3樹脂材料の
肉厚部5aに接しているのは通常の鋼鉄材料などの熱伝
導率の良好な材料とは異なり、熱伝導率の低い第2樹脂
材料で成形された膨張状態にある水平羽根3である。そ
のため肉厚部5aは鋼鉄製の金型に当接している他の部
位に比べて熱エネルギーの放出が遅く、しかも肉厚部5
aが接している第2樹脂材料製の水平羽根3は内部温度
が高いため、肉厚部5a自体は高温状態を長く維持しな
がら時間をかけて冷却される。
【0029】すなわち、比較的速く冷却される他の部位
は固化が進み内部の流動性を失うのに対し、比較的体積
の大きい肉厚部5aを構成する樹脂材料はその内部は比
較的高い流動性を有しているが、表面には薄膜状に固化
樹脂層が形成されるため、内部の樹脂材料が冷却されて
その体積が収縮するときには表面の固化した樹脂層を内
部に引き込む。この肉厚部5aにおいても側面、すなわ
ち垂直羽根面に沿った面は金型面に直接接する箇所であ
るから、固化が比較的速いが、水平羽根3と接する面、
すなわち垂直羽根5の前端縁は固化が比較的遅い。した
がって図7に示すように肉厚部5aはその側面及び前端
縁共にエクボ状に変形するが、特に前端縁における変形
が他よりも大きくなる。
【0030】更に膨張状態にあった水平羽根3も冷却固
化され収縮するため、図6に示すように水平羽根3と垂
直羽根5が交差する部位では互いに収縮することにより
間隙が形成され、水平羽根3と垂直羽根5は互いに接触
することなくケーシング本体11内に回動自在に組立状
態で成形される。
【0031】これ以降の組立工程は別途に成形した部品
を組付ける工程である。水平羽根3の軸部3cに一体に
成形された腕部3aの係合部3bに別途成形された連杆
31のピン軸体31aを圧入嵌合し、各水平羽根3を連
結する。さらに複数の水平羽根3のうちの中央の水平羽
根30に水平羽根3の水平方向の回動を操作するための
ノブ32を前方から挿入する。このノブ32は略U字状
で、その一端部から突起30aが突出しており、同突起
30aを水平羽根30に形成された凹部30dに係合す
るため横方向へのズレを防止することができる。
【0032】また垂直羽根5はその下軸部5cの端部に
は一体に成形された腕部5dの係合部5eに別途成形さ
れた連杆51のピン51aを圧入嵌合し連結されてい
る。さらに複数の垂直羽根5のうちの中央の垂直羽根5
0の腕部5dの下端面から突出している2つのピン50
fをノブ52の通孔52aに挿通して、ノブの抜け止め
係止部材、例えば丸形スピードナット53を圧入係止し
て組立成形空気吹出口を組み立てる。また別途に成形さ
れる連杆31、51には、例えばポリアセタールが使用
される。この組立作業は上述のように全てケーシング本
体11の外部で行われるもののみであり、内部で組み立
てる必要がないためその作業性が良好である。
【0033】以上の実施例においては、樹脂材料として
水平羽根3と垂直羽根5の両方にポリプロピレンを使用
し、更に水平羽根3にはガラス繊維を配合することによ
り冷却固化による収縮を少なくし、垂直羽根5にはガラ
ス繊維を配合せずに、ガラス繊維を配合した場合に比べ
て冷却固化による収縮を比較的に大きくしている。また
このガラス繊維を配合することにより、第2樹脂材料と
第3樹脂材料との界面親和性を少なくし、成形中に水平
羽根3と垂直羽根5との当接部分において互いに融合す
ることなく、冷却時に容易に当接部分が離間できるよう
にしたが、それ以外の樹脂材料の組み合わせであって
も、両者の親和性が少なく、収縮によって離間して機械
的に容易に分離できる限り、種々の組み合わせが可能で
ある。例えば第2樹脂材料としてガラス繊維強化ポリプ
ロピレンの他にG−PET(ガラス繊維強化ポリエチレ
ンテレフタレート)、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビ
ニル、塩化ビニル、ポリエチレン、液晶ポリエステル
(LCP)等を使用することができ、一方、第3樹脂材
料としてはポリプロピレンの他に、G−PET、ポリエ
チレン、エチレン酢酸ビニル、塩化ビニル等を使用する
ことができる。更にケーシング本体11を成形する第1
樹脂材料については上述したように、これらの第2及び
第3樹脂材料に対して融点が高いもの、例えばポリカー
ボネートやポリアミド−ポリフェニレンサルファイド複
合材料などを選択するのが望ましい。
【0034】また本発明においては先ずケーシング本体
を成形し、続いて水平羽根を成形してから垂直羽根を成
形する順序が好ましいが、この成形順序に限るものでは
なく、先に羽根を成形して最後にケーシング本体を成形
することも可能である。その際にはそれぞれの樹脂材料
は強度及び融点等を考慮して適宜選択されるものであ
る。またケーシング本体の樹脂材料と第1及び第2風向
調節羽根の樹脂材料との融点の関係は、ケーシング本体
の樹脂材料の融点は先にも述べた通り最初に成形される
ため、後続の成形樹脂による熱的な影響を受けないよう
に風向調節羽根の樹脂材料の融点よりも高いことが望ま
しいが、融点が同一の場合や、逆に風向調節羽根の樹脂
材料の融点が数度〜十数度程度高い場合でも、機能が損
われない限度においては許容できる。また樹脂材料の選
択可能な範囲は成形の温度条件や冷却時間などによって
影響を受ける。
【0035】上述の実施例においては垂直羽根5に局部
的な肉厚部5aを設けることにより、冷却時の体積収縮
を大きくさせるようにしているが、この肉厚部5aの形
状は図7に示すように楔状に限定されるものではなく、
他にも図9に示すように滑らかに膨出させることもでき
る。このように肉厚の部分を設けることは、タルク、マ
イカ等の無機質、ガラス繊維、チタンウィスカ、カーボ
ン繊維などを配合し、収縮の少ない樹脂材料を使用する
場合に有効である。
【0036】一方収縮の大きい樹脂材料、例えば前述の
ガラス繊維などを含まないポリプロピレンなどは、樹脂
材料自体の収縮によって金型内部形状に対して数百ミク
ロンの寸法減少が発生する。そのため、第2樹脂材料が
金型温度よりも数十度高温であるときに第3の樹脂材料
を金型内に射出して成形することにより、第2樹脂材料
と第3樹脂材料のそれぞれが収縮し、相互に離間するよ
うに寸法変化するため、特に明確な厚肉部を形成しなく
ても水平羽根と垂直羽根が相互に干渉しないようにする
ことができる。
【0037】以下、本発明の他の実施の態様について図
10〜図12を参照して具体的に説明する。図10は水
平羽根3を成形した後の第2組立成形金型において第3
樹脂材料を充填した直後の同金型内の一部を示す断面図
である。第2組立成形金型のキャビテイには垂直羽根1
50の肉厚部150aに相当する箇所にキャビテイ内部
に連通するエアノズル41を有している。この第2組立
成形金型に第3樹脂材料をキャビテイを充填する量と同
一か僅かに少ない量だけ射出する。射出が完了した後、
前記のエアノズル41から気体、例えば空気を高圧で吹
き込む。ここでいう高圧とは、例えば平方センチ当たり
10kgf〜200kgf程度の圧力のことである。空
気を吹き込んだ状態を図11に示す。空気を吹き込み高
圧の状態で数秒保持することで図11に示すように肉厚
部150aの内部に中空の部分が形成される。この後、
エアノズル41に接続されるパイプラインを大気に開放
するか、減圧ポンプに切り替えるなどにより、中空部の
圧力を急激に降下させる。このときの状態を図12に示
す。肉厚部150aは内部の中空部を保持していた空気
圧を失ったために内側に窪んで変形し、更に負圧になっ
た場合にはより内側に引き込まれるように変形して、図
7に示したと同様のエクボ状の陥没を生ずる。これによ
って、水平羽根と垂直羽根の交差する箇所が離間するよ
うになり、冷却固化による収縮率の小さい樹脂材料を使
用した場合でも、回動に支承のない程度に水平羽根と垂
直羽根とを離間させることができるものである。なお、
中空内には高圧の空気を充填しているがこれに限るもの
ではなく、樹脂材料と相溶性のない流体であれば変更は
可能である。
【0038】また上述の実施例はいずれも単一の開口を
有する空気吹出口であるが、例えば図13に示すような
車両のインストルメントパネル中央に配置される2連の
空気吹出口や、ルームエアコンの空気吹出口など複数連
続した空気吹出口にも利用することができ、従来、別個
に組み立てていた空気吹出口の風向調節部を単一の工程
で複数並列させた状態に形成できるので、この発明の利
点を一層効果的に発現させることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上の実施例に基づく説明で明
らかなように、ケーシング本体と、複数の第1風向調節
羽根と、前記第1風向調節羽根に対して交差状態に配さ
れる複数の第2風向調節羽根とを備えた成形空気吹出口
において、前記ケーシング本体は、少なくとも第1風向
調節羽根及び第2風向調節羽根に対して融点差を有する
と共に非接着性である樹脂材料から構成されてなるた
め、第1及び第2風向調節羽根は成形後の収縮によりケ
ーシング本体に回動可能に枢支され、成形と同時にケー
シング本体への風向調節羽根の組み付けが完了する。そ
のため風向きを上下左右、どの方向に偏向するにも第1
又は第2風向調節羽根を単独でケーシング本体に対して
回動させればよく、従来の横羽根がケーシング本体に一
体に成形された空気吹出口の風向を上下方向に偏向する
ときのように、ケーシング本体全体を回動させる必要は
ないため、外観を損なうことがなく、また空気の吹出効
率を低下させることもない。
【0040】また、ケーシング本体に第1及び第2風向
調節羽根を回動可能に組み付ける作業は、全て射出成形
ににより金型内で行われ、全く人手がかからず、従来の
第1及び第2風向調節羽根を別体として成形する空気吹
出口のように、ケーシング本体内の狭い空間における煩
雑な組立作業が不要となる。
【0041】更に第1風向調節羽根と第2風向調節羽根
とは一方の風向調節羽根の他方との交差部分に肉厚部を
形成することにより、冷却固化する際の体積の収縮がよ
り大きくなるため、交差する他方の風向調節羽根と離間
する間隙が形成される。そのため、何ら金型に間隙用の
構造は必要なく、簡易な金型構造で、各風向調節羽根の
回動が他方の風向調節羽根により干渉されることのない
円滑な回動が得られると共に風向調節羽根の強度も向上
する。
【0042】また、前記の肉厚箇所に選択的に加圧流体
を導入して同部に空洞を形成し、樹脂材料が固化する前
にこの空洞内の圧力を低下させると、この肉厚箇所の外
皮は内部に陥没し、交差する他方の風向調節羽根と離間
する間隙を形成でき、冷却固化による収縮率の小さな樹
脂材料を採用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形ベンチレータの組立空気吹出口の全体の斜
視図である。
【図2】組立空気吹出口の縦断面図である。
【図3】組立空気吹出口の内部を示す一部切欠斜視図で
ある。
【図4】ノブ及び水平羽根のノブ係着部の説明図であ
る。
【図5】垂直羽根とケーシング本体の下壁面との軸着部
の断面図である。
【図6】水平羽根と垂直羽根との交差部における断面図
である。
【図7】本発明の特徴部である垂直羽根の肉厚部の拡大
斜視図である。
【図8】ケーシング本体に水平羽根及び垂直羽根を成形
するための二色射出成形機の斜視図である。
【図9】垂直羽根の肉厚部の他の変形例を示す拡大斜視
図である。
【図10】第3樹脂材料を充填した直後の金型内の一部
を示す断面図である。
【図11】図10に示す金型内にエアノズルから空気を
吹き込んだ状態を示す断面図である。
【図12】図11に示す状態から中空部の圧力を急激に
降下させた状態を示す断面図である。
【図13】成形ベンチレータの他の組立空気吹出口の全
体斜視図である。
【符号の説明】
1 組立空気吹出口 11 ケーシング本体 11a 上壁面 11b 左側壁 11c 右側壁 11d 下壁面 11f 弾性係合部材 21 前パネル 21a 開口 22 軸支持部 23 軸孔 3,30 水平羽根 3a 腕部 3b 係合部 3c 左右軸部 30d 凹部 31 連杆 32 ノブ 32a 係合突起 5,50 垂直羽根 5a 肉厚部 5b 上軸部 5c 下軸部 5d 腕部 5e 係合部 50f ピン 51 連杆51 51a ピン軸体 52 ノブ 52a ピン挿通孔 52b ダイヤル操作部 53 抜け止め部材 100 二色射出成形機 101,102 インジェクタ 103 型締装置 104 インジェクタ支持基台 105 固定プラテン 106 移動プラテン 106a 回転盤 107 油圧シリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング本体と、複数の第1風向調節
    羽根と、前記第1風向調節羽根に対して交差状に配され
    る複数の第2風向調節羽根とを備えてなり、これらの部
    材のうち任意の部材の成形後に残余の部材を組立状態で
    成形してなる熱可塑性合成樹脂材料からなる組立成形空
    気吹出口であって、 前記複数の第1風向調節羽根及び第2風向調節羽根はケ
    ーシング本体に回動可能に枢支され、 前記ケーシング本体は、少なくとも第1風向調節羽根及
    び第2風向調節羽根に対して非接着性であると共に、前
    記第1風向調節羽根及び第2風向調節羽根を構成する樹
    脂材料の融点とが互いに異なる融点の樹脂材料から構成
    されてなることを特徴とする組立成形空気吹出口。
  2. 【請求項2】 前記第1風向調節羽根と前記第2風向調
    節羽根とが略直交して配されると共に、前記風向調節羽
    根の少なくとも一方の調節羽根がその交差部において肉
    厚部とされてなる請求項1記載の組立成形空気吹出口。
  3. 【請求項3】 前記第1風向調節羽根及び前記第2風向
    調節羽根を構成する樹脂材料の融点が異なる請求項2記
    載の組立成形空気吹出口。
  4. 【請求項4】 ケーシング本体と、複数の第1風向調節
    羽根と、前記第1風向調節羽根に対して交差状に配され
    る複数の第2風向調節羽根とを備えてなり、これらの部
    材のうち任意の部材の成形後に残余の部材を組立状態で
    成形する熱可塑性合成樹脂材料からなる組立成形空気吹
    出口の製造方法であって、 少なくとも第1風向調節羽根及び第2風向調節羽根
    に対して非接着性である熱可塑性合成樹脂材料を使用
    し、前記第1及び第2風向調節羽根の軸部を回動自在に
    支持する軸孔を有するケーシング本体を第1の金型内で
    成形すること、 第1風向調節羽根を第2の金型内で成形すること、 第2風向調節羽根を第3の金型内で成形すること、 を備え、 上記〜の成形工程を任意の順序に組み合わせると共
    に、前段の工程において後段の工程に供すせられる熱可
    塑性合成樹脂材料の融点以上の融点を有する樹脂材料を
    使用することを特徴とする組立成形空気吹出口の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記風向調節羽根の少なくとも一方の調
    節羽根をその交差部において肉厚部とする請求項4記載
    の組立成形空気吹出口の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2風向調節羽根の少なく
    とも一方の肉厚部に加圧流体を導入して内部に中空部を
    形成し、その後にこの中空部の内圧を降下させることに
    より、前記第1及び第2風向調節羽根間に間隙を形成す
    ることを特徴とする請求項5記載の組立成形空気吹出口
    の製造方法。
JP21843595A 1995-08-28 1995-08-28 組立成形空気吹出口及びその製造方法 Pending JPH0957787A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21843595A JPH0957787A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 組立成形空気吹出口及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21843595A JPH0957787A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 組立成形空気吹出口及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0957787A true JPH0957787A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16719874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21843595A Pending JPH0957787A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 組立成形空気吹出口及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0957787A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012017554A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 株式会社クニムネ ネジ部付二層構造蓋の製造装置及び製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012017554A1 (ja) * 2010-08-06 2012-02-09 株式会社クニムネ ネジ部付二層構造蓋の製造装置及び製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7854875B2 (en) Method of making a trim panel having a narrow transition radius and apparatus
US4702156A (en) Ventilator grill and method for assembling the same
JPS5948745B2 (ja) ベンチレ−タ−の製造方法
US7077742B2 (en) Pressure relief valve and method of forming the same
US6126395A (en) Axial fan
US6511621B2 (en) Method for injection-molding a propeller fan
JPH10323859A (ja) 2色成形法
JP3366087B2 (ja) 空調用吹出口装置の二段射出成形法
JPWO2004018178A1 (ja) 結合製品の金型及びその成形方法
JP2001343147A (ja) レジスタ
JPH0957787A (ja) 組立成形空気吹出口及びその製造方法
JP4395987B2 (ja) 通風路開閉用ドアの製造方法
GB2273456A (en) Providing a smooth transition between the relatively rotatable parts of a blow- out vent
JP3030665B2 (ja) 空調用吹出口装置の二重射出成形方法
JPH04341834A (ja) 合成樹脂製の屈曲管の射出成形方法
JP4269522B2 (ja) 微細凹凸形状を有する成形品の金型装置
JP2001198955A (ja) 通風路切替用ドアの製造方法
JP2000002389A (ja) 継ぎ手とその製造方法
JP3477502B2 (ja) 車両用ベンチレータのシャッターバルブ構造
JP3788288B2 (ja) 風向調整装置の製造方法
JP3704756B2 (ja) 吹出口グリルの製造方法
KR100411916B1 (ko) 프로펠러 팬의 사출 성형 방법
EP1225023B1 (en) Method for injection-molding a fan
KR100833163B1 (ko) 차량용 에어벤트 풍향조절판의 제조방법
JPS61121913A (ja) 風向調整装置の組立成形方法