JPH0957732A - セメント成形品の取り出し装置 - Google Patents

セメント成形品の取り出し装置

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Publication number
JPH0957732A
JPH0957732A JP21845995A JP21845995A JPH0957732A JP H0957732 A JPH0957732 A JP H0957732A JP 21845995 A JP21845995 A JP 21845995A JP 21845995 A JP21845995 A JP 21845995A JP H0957732 A JPH0957732 A JP H0957732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction hole
molded product
suction
cement
taking out
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21845995A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nasu
厚 那須
Hidemasa Susuki
秀雅 須々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP21845995A priority Critical patent/JPH0957732A/ja
Publication of JPH0957732A publication Critical patent/JPH0957732A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】長期間使用でき、しかも肉厚が薄い成形品を吸
着したときでも表面が変形する心配のないセメント成形
品の取り出し装置を提供する。 【解決手段】上型と下型とからなる金型で成形されたセ
メント成形品を吸引孔4が穿設された吸着部1aで真空
吸着して下型から取り出すセメント成形品の取り出し装
置1であって、取り出し装置1の本体は繊維強化樹脂で
形成され、吸引孔4の入口の内壁面に前記繊維強化樹脂
よりも硬質の素材で形成された吸引孔部材5が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセメント成形品の取
り出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セメント成形品は、水とセメントと補強
繊維等を混合した成形材料を、下型と上型との間で成形
し、真空脱水しながら成形される。成形後は、例えば実
開平5−74789号公報で開示されているように、上
型が取り外され、セメント成形品の上面に密着するよう
に形成され、多数の吸引孔が設けられた取り出し装置の
吸着部に、セメント成形品は真空吸着されて上に取り出
され、蒸気養生等の次工程に送られる。
【0003】しかし、このような真空吸着工程を何回も
繰り返していると、取り出し装置の吸着部の吸引孔の内
壁面には、空気と共に吸い込んだセメント材料が固まっ
て詰まるようになり、セメント成形品を持ち上げる力が
落ちることがあった。そのため、時々、吸引孔の内壁面
に付いて硬化したセメントをドリルで削り、取り除く作
業が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の取り
出し装置は繊維強化樹脂(以下,FRPという)等で構
成されているため、吸引孔の内壁面に付いたセメント材
料をドリルで削り落とすときに、吸引孔の壁面をも削っ
てしまい、何度も削るうちに、吸引孔が大きくなってし
まい、取り出し装置が長持ちしないという問題があっ
た。また、吸引孔があまりに大きくなると、肉厚が薄い
成形品を吸引したときに、吸引孔が当たる位置の表面が
膨らんで変形するという問題も起きていた。
【0005】本発明は、上記の問題点にかんがみて提案
されたもので、長期間使用でき、しかも肉厚が薄い成形
品を吸着したときでも表面が変形する心配のないセメン
ト成形品の取り出し装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、上型と下型とからなる金型で成形された
セメント成形品を吸引孔が穿設された吸着部で真空吸着
して下型から取り出すセメント成形品の取り出し装置で
あって、取り出し装置の本体が繊維強化樹脂で形成され
ていると共に、少なくとも吸引孔入口の内壁面が前記繊
維強化樹脂よりも硬質の素材で形成するという手段を用
いた。
【0007】硬質の素材は合成樹脂でも金属でも構わな
いが、耐久性のある素材を用いることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係るセメント成形品の
取り出し装置の断面図,図2は図1の取り出し装置に吸
着されるセメント成形品とその下型の断面図,図3はセ
メント成形品が図1の取り出し装置に真空吸引された状
態の部分拡大断面図である。
【0009】図1に示すFRP製の取り出し装置1は、
図2に示すセメント成形品2を真空吸着して持ち上げ、
下型3から取り出すものである。図2に示すセメント成
形品2は、水とセメントと補強繊維等を混合した成形材
料を用いて、下型3と上型(図示せず)との間で成形
し、真空脱水しながら成形されたものである。セメント
成形品2は、成形後上型が取り外され、次の蒸気養生の
工程に送られる。ここで、取り出し装置1の吸着部1a
は、セメント成形品2の上面2aの形状に合わせて形成
されており、ここには、セメント成形品2を真空吸引し
て持ち上げるための多数の吸引孔4が設けられている。
吸引孔4と通じている取り出し装置1の空気室1b内の
空気は、真空排気管1cから排気されている。
【0010】図3の断面図に詳しく示すように、吸着部
1aに近い吸引孔4の内壁には、ステンレス製の吸引孔
部材5が設けられている。吸引孔部材5の大きさは、内
径A,外径B,長さDである。この内径Aは、本来の吸
引孔の内径に等しく形成されているので、これを取り付
ける吸引孔4の内径Bは、本来の吸引孔の内径よりかな
り大きくなっている。
【0011】次に、取り出し装置1の作用の説明をす
る。真空排気管1cによって空気室1bが真空状態にな
ると、吸引孔部材5の孔5aにセメント成形品2の上面
2aが吸引される。この時、セメント成形品2は十分に
硬化している状態ではないので、成形材料の一部が孔5
aに吸い込まれることがある。しかし、この孔5a(内
径A,長さD)は、従来の吸引孔(内径A,長さC)に
比べて長さが短くなっているので、もしこの部分に成形
材料が吸い込まれてもすぐに通り抜けてしまい、この部
分に成形材料が詰まる可能性は小さい。また、吸引孔部
材5のある吸引孔4は、その内径Bが本来の吸引孔の内
径Aに比べて十分太いので、ここに成形材料が詰まるこ
ともない。この両方の理由によって、従来の吸引孔に比
べて吸引孔4及びそこに設けられた吸引孔部材5には、
成形材料が詰まる可能性が小さい。
【0012】また、万が一、孔5aに成形材料が詰まっ
たときでも、吸引孔部材5はステンレス製で堅いので、
安心してセメントだけをドリルで削り取ることができ
る。また、ドリルを孔5aに差し込んだ時は、ドリルと
孔5aの軸心とは一致するので、ドリルによって上部の
吸引孔4の内壁面が削られる心配がない。
【0013】なお、吸引孔部材は、既製の取り出し装置
において、何回もドリルで削ったために大きくなってし
まった吸引孔に、後からねじ込んだり、はめ込んだりし
て装着してもよい。このようにすれば、吸引孔部材を着
装又は交換することによって、取り出し装置の吸着力を
簡単に回復することができる。また、吸引孔部材は吸引
孔の内壁面全体に設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るセメント成形品の取り出し
装置によれば、内壁面が本体より硬質の素材で形成され
ているので、内壁面に付着し硬化したセメントだけを削
り落とすことができて吸引孔の径は大きくならず、長期
間使用でき、肉厚が薄い成形品を吸引したときでも表面
が変形する心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセメント成形品の取り出し装置の
断面図である。
【図2】図1の取り出し装置に吸着されるセメント成形
品とその下型の断面図である。
【図3】図1の取り出し装置にセメント成形品が真空吸
引された状態の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 取り出し装置 1a 吸着部 2 セメント成形品 3 下型 4 吸引孔 5 吸引孔部材(硬質の素材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型と下型とからなる金型で成形されたセ
    メント成形品を吸引孔が穿設された吸着部で真空吸着し
    て下型から取り出すセメント成形品の取り出し装置であ
    って、 取り出し装置の本体が繊維強化樹脂で形成されていると
    共に、少なくとも吸引孔入口の内壁面が前記繊維強化樹
    脂よりも硬質の素材で形成されていることを特徴とする
    セメント成形品の取り出し装置。
JP21845995A 1995-08-28 1995-08-28 セメント成形品の取り出し装置 Pending JPH0957732A (ja)

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JP21845995A JPH0957732A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 セメント成形品の取り出し装置

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JP21845995A JPH0957732A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 セメント成形品の取り出し装置

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JPH0957732A true JPH0957732A (ja) 1997-03-04

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ID=16720241

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JP21845995A Pending JPH0957732A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 セメント成形品の取り出し装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107755644A (zh) * 2017-10-19 2018-03-06 南阳飞龙汽车零部件有限公司 一种铸造砂型型腔表面硬化处理装置及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107755644A (zh) * 2017-10-19 2018-03-06 南阳飞龙汽车零部件有限公司 一种铸造砂型型腔表面硬化处理装置及其制备方法

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