JPH0957389A - 真空チャンバー製造方法 - Google Patents

真空チャンバー製造方法

Info

Publication number
JPH0957389A
JPH0957389A JP21482595A JP21482595A JPH0957389A JP H0957389 A JPH0957389 A JP H0957389A JP 21482595 A JP21482595 A JP 21482595A JP 21482595 A JP21482595 A JP 21482595A JP H0957389 A JPH0957389 A JP H0957389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum chamber
manufacturing
gas molecules
forging
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21482595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Jinbo
毅 神保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Priority to JP21482595A priority Critical patent/JPH0957389A/ja
Publication of JPH0957389A publication Critical patent/JPH0957389A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の真空チャンバーにおいて発生する溶接
部でのリークをなくし、製造上のコストを低下させる真
空チャンバー製造方法を提供する。 【構成】 本発明は、半導体製造装置の真空チャンバー
を製造するための真空チャンバー製造方法であって、鍛
造加工により所定の形状の真空チャンバー2を製造する
ことを特徴としている。これにより、真空チャンバー2
は1個の金属塊から形成されるとともに、強靱な構造と
なる。また、本発明は、真空チャンバー2の内面にさら
に表面処理を施すことが好ましい。これにより、真空チ
ャンバー2へのガス分子の吸着量が減少するとともに、
真空チャンバー2の表面からのガス分子の脱離が短時間
で円滑に行われるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体製造装置の
真空チャンバーを製造するための真空チャンバー製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空チャンバーの製造方法として従来か
ら種々の方法が知られているが、例えば、ステンレス板
を曲げたり、いくつかの板状の金属部品を溶接して繋ぎ
合わせたり、また、アルミなどの金属の塊から金属部分
を切削したりすることによって真空チャンバーを製造す
る方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな製造方法では、溶接部でのリークや量産する場合に
コストが高いといった問題があった。本発明は、このよ
うな問題点に鑑みてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体製造装
置の真空チャンバーを製造するための真空チャンバー製
造方法であって、鍛造加工により所定の形状の真空チャ
ンバーを製造することを特徴としている。これにより、
真空チャンバーは1個の金属塊から形成されるととも
に、緻密な金属組織が得られ、強靱な構造となる。
【0005】また、本発明は、真空チャンバーの内面に
さらに表面処理を施すことが好ましい。これにより、真
空チャンバー表面へのガス分子の吸着量が減少するとと
もに、真空チャンバー表面からのガス分子の脱離が短時
間で円滑に行われるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0007】真空チャンバーは、半導体製造装置、例え
ば、スパッタ装置において用いられる。
【0008】図1は、スパッタ装置の概略を示す断面図
である。スパッタ装置は、図示のように、真空チャンバ
ー2と、この真空チャンバー2の上部開口を塞ぐための
蓋4と、この蓋4に取り付けられたターゲット6と、真
空チャンバー2に軸を介して取り付けられ且つ電極の働
きをするサセプター8と、ターゲット6及びサセプター
8の間に電圧を印加するための電源10と、真空チャン
バー2及び蓋4により形成される空間にアルゴンを供給
するためのアルゴン供給源12と、この空間を真空に引
くための真空ポンプ14とを含んでいる。
【0009】上記構成のもとで、真空ポンプ2により真
空に引くとともにアルゴンを導入し電圧を印加すると、
アルゴンはイオン化され、ターゲット6に衝突される。
このとき、ターゲット6を構成する原子が叩き出され、
この原子は、サセプター8上に載置されているウェハー
16上に散布される。
【0010】このような真空チャンバー2の製造に際
し、本発明では鍛造加工を利用することとした。
【0011】鍛造加工は一般に、金属を一定の温度に熱
し圧力を加えて成形する技術のことであり、素材を型の
中に押し込んで所望の形状を作る加工方法である。具体
的には、最適にデザインされた真空チャンバー2の上下
一対の型を用い、この上下の型の間に加熱された金属を
はさみ、強圧して素材を型に従わせることにより、所定
の形状の真空チャンバー2を得ている。
【0012】この鍛造加工によれば、より均等な金属組
織が得られ、真空チャンバー2の機械的強度は向上す
る。
【0013】さらに、鍛造加工では、強い圧力により金
属組織を緻密とするため、真空チャンバー2の表面上も
しくは表面に近い金属層からのアウトガスがかなり少な
くなる。一方、真空チャンバー2を製造するのに鋳造加
工を利用することも可能であるが、鋳造加工は単に、素
材を加熱溶融して鋳型に流し込み、凝固させることによ
り所望の形状の部品を成形する技術であるという性質
上、金属組織は鍛造加工の場合と比較して緻密とはなら
ない。従って、鋳造加工で真空チャンバー2を製造した
場合、真空チャンバー2の表面上もしくは表面に近い金
属層からのアウトガスは多くなってしまい、真空チャン
バー2としての性能が低下する。このことから、真空チ
ャンバー2を製造する場合には鍛造加工を利用すること
がより好適である。
【0014】また、鍛造加工は1つの金属塊から所定の
形状の部品を成形するものであるため、真空チャンバー
2を一体物とすることが可能となる。
【0015】さらに、真空チャンバー2の内面に、表面
を滑らかにする、すなわち表面の凸凹をなくすような表
面処理を施すことが好ましい。これにより、真空チャン
バー2の表面の金属組織を緻密にしたことと相まって、
真空チャンバー2の表面へのガス分子の吸着量が減少
し、真空チャンバー2の表面からのガス分子の脱離が短
時間で円滑に行われるようになる。
【0016】また、上記実施形態では、金属塊を加熱し
て成形する熱間加工が用いられているが、常温の状態で
金属塊を成形する冷間加工を用いることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、真
空チャンバーは鍛造加工により形成されるため、その機
械的強度は向上される。従って、長期にわたって使用す
る場合に、真空に引いたとき外圧により押しつぶされな
いようにすることができる。
【0018】また、真空チャンバーは1つの金属塊から
形成されるため、真空チャンバーの内部を真空ないしは
低圧に保つために外部からの気体の侵入を防ぐ、すなわ
ちリークを防ぐことができる。一方、真空チャンバー
は、鍛造加工により緻密な金属組織を有するようになる
ため、真空チャンバーの表面上もしくは表面に近い金属
層からのアウトガスをかなり少なくすることができる。
【0019】さらに、真空チャンバーの内面に表面処理
を施した場合には、真空チャンバー表面へのガス分子の
吸着量が減少するとともに真空チャンバーからのガス分
子の脱離が短時間で円滑に行われるようになる。
【0020】また、本発明によれば、量産時に、真空チ
ャンバーの品質を維持するとともにコストの低下を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパッタ装置の概略図を示す断面図である。
【符号の説明】
2…真空チャンバー、4…蓋、6…ターゲット、8…サ
セプター、10…電源、12…アルゴン供給源、14…
真空ポンプ、16…ウェハー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体製造装置の真空チャンバーを製造
    するための真空チャンバー製造方法において、鍛造加工
    により所定の形状の真空チャンバーを製造することを特
    徴とする真空チャンバー製造方法。
  2. 【請求項2】 真空チャンバーの内面にさらに表面処理
    を施すことを特徴とする請求項1記載の真空チャンバー
    製造方法。
JP21482595A 1995-08-23 1995-08-23 真空チャンバー製造方法 Withdrawn JPH0957389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21482595A JPH0957389A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 真空チャンバー製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21482595A JPH0957389A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 真空チャンバー製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0957389A true JPH0957389A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16662162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21482595A Withdrawn JPH0957389A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 真空チャンバー製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0957389A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0887128A3 (en) * 1997-06-26 2001-04-04 The Japan Steel Works, Ltd. Method for manufacturing vacuum chamber
CN110625205A (zh) * 2019-07-12 2019-12-31 南方科技大学 一种晶圆减薄工艺和装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0887128A3 (en) * 1997-06-26 2001-04-04 The Japan Steel Works, Ltd. Method for manufacturing vacuum chamber
CN110625205A (zh) * 2019-07-12 2019-12-31 南方科技大学 一种晶圆减薄工艺和装置
CN110625205B (zh) * 2019-07-12 2024-06-11 南方科技大学 一种晶圆减薄工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5168918A (en) Casting of dental metals
CN105714253B (zh) 大尺寸、细晶钼钽合金溅射靶材的制备方法
JP2004535933A (ja) スパッタリング・ターゲット、スパッタ・リアクタ、鋳込成形インゴットを調製する方法および金属物品を調製する方法
CN105642899B (zh) 钼硅靶材的制造方法
US5168917A (en) Casting of dental metals
JPH0957389A (ja) 真空チャンバー製造方法
JP2005524968A (ja) 基板支持体及びその製造方法
JP6202098B2 (ja) 成膜装置および成膜方法
JP3157943B2 (ja) 基体表面の改質処理方法およびその改質処理装置
JPH03198969A (ja) 金型鋳造装置
US20070035066A1 (en) Casting process
JP2003260712A (ja) 眼科用レンズの製造のための型又は型枠を処理する方法
JPH0744376Y2 (ja) 加圧鋳造装置
CN209906873U (zh) 制造平面锂靶材组件的设备
RU2354632C2 (ru) Способ металлизации керамики
JP3395438B2 (ja) 誘導加熱接合方法および装置
JPS63274295A (ja) 音響機器用振動板の製造方法
JPH07112266A (ja) ダイカスト金型
CN115287616B (zh) 一种大面积13c同位素靶的制备方法
JPS5837362B2 (ja) ガラス成形用金型の製造法
CN111411329A (zh) 平面锂靶材组件的制造方法和设备
JP3548317B2 (ja) 多孔質金型の製造方法
JPH08260126A (ja) アルミニウム基材の表面溶融硬化方法
JPH07314121A (ja) 消失模型鋳造法を用いた異種金属の複合鋳造法と、その装置
JP7212872B1 (ja) 成形金型部品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105