JPH0957245A - 気泡生成装置 - Google Patents
気泡生成装置Info
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- JPH0957245A JPH0957245A JP7237620A JP23762095A JPH0957245A JP H0957245 A JPH0957245 A JP H0957245A JP 7237620 A JP7237620 A JP 7237620A JP 23762095 A JP23762095 A JP 23762095A JP H0957245 A JPH0957245 A JP H0957245A
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Abstract
な気泡発生装置を提供する。 【解決手段】気泡生成管26は内部に下降流路38、第
2の上昇流路40、第1の上昇流路42が形成されてい
る。下降流路38の下端部近傍には、圧縮空気が下方に
向かって噴射される噴射ノズル44が設置されている。
気泡生成管26の下端部近傍の処理水は水圧が高いた
め、噴射ノズル44から圧縮空気が噴射されると、その
噴射された圧縮空気が処理水中に溶解される。この空気
が溶解した処理水は、第1の上昇流路42を上昇して排
出口34から排出される。この際、処理水は第1の上昇
流路42を上昇中にその水圧が低下するため、これによ
り溶解した空気が析出して微細気泡が発生する。
Description
り、特に工場排水等を浄化処理する加圧式浮上分離装置
に用いられる気泡生成装置に関する。
発生させた微細気泡に原水中の懸濁物を付着させて浮上
させることにより、原水中の懸濁物を分離する装置であ
る。この加圧式浮上分離装置で微細気泡を発生させるに
は、図5に示すように、浮上タンク1から空気溶解タン
ク3に循環供給される原水又は処理水を加圧ポンプ2で
加圧するとともに、コンプレッサ4から圧縮空気を供給
して飽和状態まで空気を溶解させた後、減圧弁5で常圧
に戻し、溶解空気を析出させて微細気泡発生させる方法
がある。
法では、原水又は処理水を加圧するために大揚程の加圧
ポンプを用いなければならず、高い消費電力が必要とな
るためランニングコストが増大するという欠点がある。
また、部品点数が多く、複雑な装置構成となるため、運
転操作が難しく、メンテナンスに多大な労力を要すると
いう欠点がある。
ものであり、簡素な装置構成で且つランニングコストが
安価な気泡生成装置を提供することを目的とする。
するために、液体を所定圧力に加圧した状態で空気を過
飽和状態になるまで溶解させたのち、前記所定圧力を常
圧に戻して前記液体中に溶解している空気を析出させる
ことにより微細気泡を発生させる気泡生成装置におい
て、前記所定圧力の静水圧が得られる深さを有する管
と、前記管内に形成され、前記液体を少なくとも前記所
定圧力の静水圧が得られる深さまで下降させる下降流路
と、前記下降流路の前記所定圧力の静水圧が得られる深
さに設けられ、液体中に空気を噴出して外液体中に過飽
和状態になるまで空気を溶解させる空気噴出手段と、前
記管内に形成され、前記下降流路に連通するとともに、
前記過飽和状態になるまで空気が溶解した液体を上昇さ
せて常圧に戻すことにより前記液体中に溶解している空
気を微細気泡として析出させる第1の上昇流路と、前記
管内に形成され、前記空気噴出手段で噴出された空気の
うち前記液体中に溶解しなかった空気を前記上昇流路に
流入しないように浮上させて液体中から放出する第2の
上昇流路と、からなることを特徴とする。
は、所定圧力の静水圧が得られる深さで空気噴出手段か
ら空気が噴出されて、過飽和状態になるまで空気が溶解
される。そして、過飽和状態になるまで空気が溶解され
た液体は、第1の上昇流路を上昇して常圧に戻ることに
より液体中に溶解している空気が微細気泡として析出さ
れる。このように、静水圧を利用して液体に所定圧力を
加圧するようにした。
段から噴出された空気のうち液体中に溶解しなかった空
気を前記上昇流路に流入しないようにしたので、懸濁物
の分離効果が良い微細気泡のみを生成することができ
る。
る気泡生成装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は、本発明に係る気泡生成装置が適用される加
圧式浮上分離装置の実施例の構成図である。同図に示す
ように、前記加圧式浮上分離装置10は、主として、浮
上タンク12と気泡生成装置14とから構成される。
箱型に形成され、内部を仕切壁16により原水室18と
処理水室20とに仕切られている。この仕切壁16の下
端部と浮上タンク12の底部との間には隙間が形成され
ており、前記原水室18と処理水室20とはこの隙間を
介して連通されている。前記原水室18には、図示しな
い凝集タンクから供給される懸濁物を含有した原水と後
述する気泡生成装置14から供給される微細気泡を含有
した処理水との混合液が供給される。この原水室18に
供給された原水中の懸濁物は、処理水中の微細気泡に付
着して原水室18の水面上に浮上し、これにより、原水
が懸濁物と処理水とに分離される。原水室18上に浮上
した懸濁物は、原水室18上方に設置されたスカムスキ
ーマ22によって掻き寄せられてタンク外に排出され
る。
で懸濁物が分離された処理水が仕切壁16の下方に形成
された隙間を通って流入する。この処理水室20に流入
した処理水は、一部が、循環ポンプ24で気泡生成装置
14に送水され、残りが図示しないポンプで次の処理工
程に送水される。前記気泡生成装置14は、図2に示す
ように、気泡生成管26と空気供給装置28とを主要構
成部材として構成され、気泡生成管26には、浮上タン
ク12で処理された処理水が供給される。
円筒状に形成され、下端部近傍で空気を溶解させるのに
十分な水圧が得られる深さを有している。この気泡生成
管26の内部には、同軸上に第1の仕切管30が挿入さ
れ、更にその第1の仕切管30の内部に第2の仕切管3
2が挿入されている。また、この気泡生成管26の上端
近傍には、気泡生成管26で生成した微細気泡を含有す
る処理水の排出口34が形成され、前記浮上タンク12
の原水室18の底部近傍に連通されている。
に開放された円筒状に形成され、下端が前記気泡生成管
26の下端よりも上方に位置するように前記気泡生成管
26内に設置されている。前記第2の仕切管32は、上
端、下端ともに開放された円筒状に形成され、上端が前
記第1の仕切管30の上端よりも下方に位置するととも
に、下端が前記第1の仕切管30よりも上方に位置する
ように前記第1の仕切管30内に設置されている。ま
た、この第2の仕切管32の上端近傍には、処理水の供
給口36が形成され、前記浮上タンク12の処理水室2
0に連通されている。
管32が挿入された気泡生成管26の内部は、第2の仕
切管32内を通る下降流路38、第2の仕切管32と第
1の仕切管30との間を通る第2の上昇流路40及び第
1の仕切管30と気泡生成管26との間を通る第1の上
昇流路42が形成される。前記下降流路38の下端部近
傍には、後述する空気供給装置28から供給される圧縮
空気の噴射ノズル44が設置されている。この噴射ノズ
ル44からは、圧縮空気が気泡生成管26の下方に向け
て噴射される。
近にも、後述する空気供給装置28から供給される圧縮
空気の噴射ノズル46、46、…が設置されている。こ
の噴射ノズル46、46、…からは、圧縮空気が気泡生
成管26の上方に向けて噴射される。前記空気供給装置
28は、エアコンプレッサ48、減圧弁50、流量計5
2及び流量調整弁54、54から構成され、エアコンプ
レッサ48で生成した圧縮空気を前記噴射ノズル44及
び噴射ノズル46、46、…に供給する。
成装置の実施例の作用は次の通りである。浮上タンク1
2で懸濁物が分離された処理水の一部は、循環ポンプ2
4によって気泡生成管26の供給口36に送水される。
そして、供給口36に送水された処理水は、下降流路3
8を下降して気泡生成管26の下端部に導かれる。
プレッサ48で生成した圧縮空気が噴射ノズル44及び
噴射ノズル46、46、…に供給される。噴射ノズル4
4に供給された圧縮空気は、下降流路38内を気泡生成
管26の下方に向かって噴射され、噴射ノズル46、4
6、…に供給された圧縮空気は、第2の上昇流路40内
を気泡生成管26の上方に向かって噴射される。
ているため、気泡生成管26の下端部近傍では、空気が
溶解するのに十分な水圧が得られている。したがって、
前記噴射ノズル44から噴射された圧縮空気は、気泡生
成管26の下端部近傍の処理水中に溶解する。しかしな
がら、前記噴射ノズル44から噴射された圧縮空気は、
全て処理水中に溶解するわけではなく、処理水中には不
溶解空気が発生する。
射ノズル46、46、…から噴射された圧縮空気のエア
リフト効果により上昇流が生じているので、前記不溶解
空気は、全てこの第2の上昇流路40に導入される。そ
して、導入された不溶解空気は、この第2の上昇流路4
0を上昇して、第1の仕切管30の上端開放部から大気
中に放出される。
上昇流路42内に導入される。そして、この第1の上昇
流路42を上昇して、気泡生成管26の上端部に形成さ
れた排出口34から排出される。この際、前記処理水
は、第1の上昇流路42内を上昇することにより水圧が
低下するので、溶解された空気が析出して、微細気泡が
発生する。
14によれば、従来のように大揚程の加圧ポンプを用い
る必要がないため、ランニングコストが安価で済む。ま
た、構成部材も少なく、簡素な装置構成のため、運転操
作が簡単で且つメンテナンスが容易である。更に、不溶
解空気を除去した微細気泡を含有する処理水のみを取り
出すことができるので、浮上タンク12において効率的
な浮上分離が可能になる。
0に供給口36を形成するとともに、第1の仕切管30
と第2の仕切管32との間を流路(前記実施例における
第2の上昇流路40)を下降流路38として使用し、第
2の仕切管32内の流路(前記実施例における下降流路
38)を第2の上昇流路40として使用しても同様の効
果が得られる。
内を縦方向に仕切る仕切り板56、58により、気泡生
成管内26に下降流路38、第2の上昇流路40及び第
1の上昇流路42を形成しても、同様の効果が得られ
る。
従来のように大揚程の加圧ポンプを用いる必要がないた
め、ランニングコストが安価で済む。また、構成部材も
少なく、簡素な装置構成のため、運転操作が簡単で且つ
メンテナンスが容易である。更に、不溶解空気を除去し
た微細気泡を含有する液体のみを取り出すことができる
ので、浮上分離装置に適用することにより、効率的な浮
上分離を行なうことができる。
浮上分離装置の実施例の構成図
図
図
Claims (2)
- 【請求項1】 液体を所定圧力に加圧した状態で空気を
過飽和状態になるまで溶解させたのち、前記所定圧力を
常圧に戻して前記液体中に溶解している空気を析出させ
ることにより微細気泡を発生させる気泡生成装置におい
て、 前記所定圧力の静水圧が得られる深さを有する管と、 前記管内に形成され、前記液体を少なくとも前記所定圧
力の静水圧が得られる深さまで下降させる下降流路と、 前記下降流路の前記所定圧力の静水圧が得られる深さに
設けられ、液体中に空気を噴出して外液体中に過飽和状
態になるまで空気を溶解させる空気噴出手段と、 前記管内に形成され、前記下降流路に連通するととも
に、前記過飽和状態になるまで空気が溶解した液体を上
昇させて常圧に戻すことにより前記液体中に溶解してい
る空気を微細気泡として析出させる第1の上昇流路と、 前記管内に形成され、前記空気噴出手段で噴出された空
気のうち前記液体中に溶解しなかった空気を前記上昇流
路に流入しないように浮上させて液体中から放出する第
2の上昇流路と、からなることを特徴とする気泡生成装
置。 - 【請求項2】 前記第2の上昇流路に前記管の上端部に
向けて圧縮空気を噴射する第2の空気噴射手段を設け、
該第2の空気噴出手段が噴出する空気により前記第2の
上昇流路に上昇流を形成することを特徴とする請求項1
記載の気泡生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23762095A JP3541517B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 気泡生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23762095A JP3541517B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 気泡生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0957245A true JPH0957245A (ja) | 1997-03-04 |
JP3541517B2 JP3541517B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=17018026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23762095A Expired - Fee Related JP3541517B2 (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 気泡生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3541517B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP23762095A patent/JP3541517B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3541517B2 (ja) | 2004-07-14 |
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