JPH0957124A - 横形研削式精穀機の精穀室 - Google Patents
横形研削式精穀機の精穀室Info
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Abstract
をよくする。 【構成】 横形研削式の精穀機において、フラップ
(6)を有するフラップ台(7)を除糠スクリ−ン
(2)がわから研削ロ−ル(1)がわに移動調節可能に
してフラップ(6)の研削ロ−ル(1)周面との間隔
(M)を調整できるものにする。また、除糠スクリ−ン
(2)の内周面上に研削ロ−ル(1)と直交するリング
状の抵抗体を固設して精穀室(3)を数室に区分するよ
うにする。
Description
穀室に関する発明である。
り囲繞して精穀室を形成し、その精穀室の一側がわに送
穀室を連通連設するとともに、他側がわに取出口を設け
てなる横形研削式精穀機なるものにおいて、欠点の1つ
に挙げられるものに、研削ロ−ルの摩耗のみを考慮に入
れて、これが摩耗すると除糠スクリ−ンがわのフラップ
を高さの高いものに取替えて研削ロ−ルとフラップの間
隔を修正するものであったから、その間隔修正には取替
えのための労力と時間を要し、組替え部品としても数種
類のものを準備しておかなけらればならないのであり、
その上、精白する玄米の質(硬質または軟質)或は粒形
(長粒または短粒)の相違等により前記の間隔を調整し
ようとすることを意図するものではなかったのである。
また、欠点の2つとして、精穀室には送穀室から送り込
まれる玄米が取出口に装着され白米の取出量を調節する
加圧弁により調整されて精穀室内の充填度がほどよく保
たれるようにしているのであるが、その充填度は取出口
がわが高く送穀室がわはどうしても低くなって充填度に
差異が生じる。
のものにおける上記2つの欠点を払拭すべく、研削ロ−
ルの摩耗と精穀する玄米の質に応じて研削ロ−ルとフラ
ップの間隔を調整して攪拌と反転作用を良好に維持し、
また、精穀室内の充填度を取出口がわに対して送穀室が
わが低くならないようにして室内全体を均等に近付ける
ことにより、精白性能のよい横形研削式精穀機を提供す
るを目的として創作されたものである。
目的を達成することができる横形研削式精穀機を提供す
るために、まず、第1の手段として、フラップを有する
フラップ台を前記除糠スクリ−ンがわから研削ロ−ルが
わに移動調節可能にしてフラップの研削ロ−ル周面との
間隔を調整し得る構成にし、また、第2の手段として
は、除糠スクリ−ンの内周面上に前記研削ロ−ルと直交
するリング状の抵抗体を固設して精穀室を数室に区分す
るものにしたのである。
る玄米は研削ロ−ルの回転とフラップの流動抵抗と誘導
によって攪拌反転しながら精白作用を受けて取出口がわ
に流動し該口に装着の加圧弁を押し開いて流出するよう
になる。
−ルの摩耗により、これに応じてフラップをフラップ台
と共に研削ロ−ルがわに移動させて研削ロ−ルの周面と
の間隔を調整し、また、精白する玄米の質等の相違によ
って前記間隔を調整し、もって攪拌反転を良好な状態に
維持して精白するのである。
穀室に送り込まれる玄米はこの精穀室内を数室に区分す
るリング状の抵抗体によって取出口がわへの流動が阻ま
れ一時的な滞留現象を起こして数室に区分された各室内
における充填度を均等に近付けて均らすから、精白作用
が精穀室の全体にわたって平等に行われるようになり負
荷が分散して軸トルク変動がなく、ムラ搗きにならず、
精白による米の温度上昇を抑え、乱反射がおこらず砕米
の発生も生じない状態で精白される。
を参照し説明すると、(1)・・・は研削ロ−ル、
(3)は除糠スクリ−ン(2)を円筒形にして研削ロ−
ル(1)・・・を囲繞して形成する精穀室、(4)はリ
−ドロ−ラ(10)を内蔵し精穀室(3)に玄米を送り
込む送穀室で、精穀室(3)の一側がわに連通連設して
研削ロ−ル軸(11)とリ−ドロ−ラ軸(12)とを同
一軸にしこの各軸(11)(12)の端部を回転自在に
支承している。
ホッパ−であり、(14)と(15)は操作部(16)
の操作によって開閉するシャッタ−と供給量の調節弁、
(5)は精穀室(3)の他側がわに開口した白米の取出
口で、ウエイト(17)付きの加圧弁(18)が装着さ
れている。
は送穀室(4)に供給され、リ−ドロ−ラ(10)の回
転により精穀室(3)に送り込まれるとともに、取出口
(5)に装着されて白米の取出量を調整する加圧弁(1
8)により精穀室(3)内における玄米の充填度がほど
よく保たれた状態で研削ロ−ル(1)・・・が回転して
攪拌反転しながら研削による精白作用を受け、糠は除糠
スクリ−ン(2)の目から漏下し白米は取出口(5)か
ら加圧弁(18)を押し開いて順次流出するようになっ
ている。
と、先ず、「図1」〜「図5」において、前記の除糠ス
クリ−ン(2)は半円筒形の2つのものに分割され、そ
の分割せる各分割スクリ−ン(2a)(2b)の分割縁
は外方に折曲して折曲部(19)(20)を構成すると
ともに、送穀室(4)がわと取出口(5)がわの端部に
一体的に設けてある半円形のスクリ−ン枠(21)(2
2)を取着ボルト(23)によりそれぞれ機体がわに固
定することによって2つの分割スクリ−ン(2a)(2
b)は研削ロ−ル(1)・・・を囲繞して精穀室(3)
を形成するのである。
ラップ台で、この各フラップ台(7)をフラップ(6)
を内側にして前記各分割スクリ−ン(2a)(2b)の
折曲部(19)(19)間と(20)(20)の間に摺
動可能な状態に嵌め込み折曲部(19)(20)に穿設
する長穴(24)を通して締合ボルト(25)によりフ
ラップ台(7)を固定し、その各フラップ台(7)の両
端部は切欠いでスクリ−ン枠(21)(22)部分の折
曲部(19)(19)と(20)(20)の間に嵌め込
んで調節ボルト(26)によりスクリ−ン枠(21)
(22)に締合するようにしてある。
ップ台(7)に2個設けられ、「図6」では5個取着さ
れているが、このフラップ(6)の数は特定されたもの
ではなく適宜数のものを配設するとよいのであって、そ
のフラップ(6)は矢印(イ)方向の回動調節によって
玄米に対する流動抵抗と誘導とを加減して玄米に攪拌反
転作用を与えるのである。
(1)の周面との間隔(M)を調整するときは、締合ボ
ルト(25)を弛めてフラップ台(7)を各折曲部(1
9)(19)間と(20)(20)間で摺動可能な状態
にしておいて、調節ボルト(26)を弛めて抜き出しフ
ラップ台(7)の切欠いだ部分の背面と各スクリ−ン枠
(21)(22)の間に適当厚さのシム(27)を適宜
数挿入して前記の各調節ボルト(26)と締合ボルト
(25)を順次締め付けると、例えば「図4」と「図
5」に示すように、フラップ台(7)は仮想線(ロ)の
ように移動し、これによってフラップ(6)は仮想線
(ハ)のようになり研削ロ−ル(1)との間隔(M)が
調整されるのである。
ル(1)の周面が仮想線(ニ)のように摩耗すると、前
述のようにフラップ台(7)を移動調節してフラップ
(6)を研削ロ−ル(1)がわに移動させて間隔(M)
を調整するのである。また、玄米の質等の相違による間
隔(M)の調整も前述のようにして行うのであって、こ
の調整により精穀室(3)内における玄米の攪拌反転が
良好になってほどよい研削作用により精白される。
と、前記の各分割スクリ−ン(2a)(2b)の内周面
上には研削ロ−ル(1)と直交するリング状の2つの抵
抗体(8)(8)を間隔をあけて固設し精穀室(3)内
を送穀室(4)がわと中間部と取出口(5)がわの3室
(3a)(3b)(3c)に区分している。即ち、精穀
室(3)を数室に区分する抵抗体(8)は各分割スクリ
−ン(2a)(2b)の折曲部(19)(19)間と
(20)(20)間にフラップ(6)を有するフラップ
台(7)が介在してフラップ台(7)の部分では欠如し
ている。
がわを斜面(8a)に形成し、この斜面(8a)から平
坦面(8b)に移行する円周線(X)上にフラップ
(6)の回動軸芯を合致させるものにして、フラップ台
(7)が介在することでリング状の抵抗体(8)が欠如
する欠如部(9)にフラップ(6)を位置させて構成し
てある。
体(8)の穀粒の抵抗受面と反対側において、取出口
(5)がわに向けて流動するものが滞留しないようにす
るために断面を台形状または3角形状にした抵抗体
(8)を他の実施例として示したものである。
をリング状の抵抗体(8)(8)により3室(3a)
(3b)(3c)に区分すると、取出口(5)がわへの
玄米の流動が阻まれ一時的な滞留現象を起こして区分さ
れた各室(3a)(3b)(3c)内における充填度を
均等に近付けて均らし、精白作用が各室(3a)(3
b)(3c)で平等に行われるようになって、負荷が分
散して軸トルク変動がなく、ムラ搗きにならず、精白に
よる米の温度上昇を抑え、乱反射がおこらないから砕米
の発生も生じない状態で精白されるようになる。
がわを斜面(8a)に形成することによって玄米の衝撃
を緩和し次室への流動が円滑になる。更に、このリング
状の抵抗体(8)の欠如部(9)にフラップ(6)を位
置させると、抵抗体(8)によって流動による移行速度
が遅い状態になっている玄米に対してフラップ(6)が
作用するようになってフラップ(6)の作用効果が上が
るのである。
研削ロ−ル(1)を除糠スクリ−ン(2)により囲繞し
て精穀室(3)を形成し、その精穀室(3)の一側がわ
に送穀室(4)を連通連設するとともに、他側がわに取
出口(5)を設けてなる横形研削式精穀機において、フ
ラップ(6)を有するフラップ台(7)を前記除糠スク
リ−ン(2)がわから研削ロ−ル(1)がわに移動調節
可能にしてフラップ(6)の研削ロ−ル(1)周面との
間隔(M)を調整し得る構成にしたことを特徴とする第
1の手段によれば、研削ロ−ル(1)の摩耗により、こ
れに応じてフラップ(6)をフラップ台(7)と共に研
削ロ−ル(1)がわに移動させて研削ロ−ル(1)の周
面との間隔(M)を調整し、また、精白する玄米の質等
の相違によっても前記の間隔(M)が調整でき、従来の
ものに比して間隔調整が容易になり、もって攪拌反転を
良好な状態に維持して精白性能をよくし、また、除糠ス
クリ−ン(2)の内周面上に前記研削ロ−ル(1)と直
交するリング状の抵抗体(8)を固設して精穀室(3)
を数室(3a)(3b)(3c)に区分する第2の手段
を講ずると、送穀室(4)から精穀室(3)に送り込ま
れる玄米はこの精穀室(3)内を数室に区分するリング
状の抵抗体(8)によって取出口(5)がわへの流動が
阻まれ一時的な滞留現象を起こして数室に区分された各
室(3a)(3b)(3c)内における充填度を均等に
近付けて均らすから、精白作用が精穀室(3)の全体に
わたって平等に行われるようになり、負荷が分散して軸
トルク変動がなく、ムラ搗きにならず、精白による米の
温度上昇を抑え、乱反射がおこらず砕米の発生も生じな
い状態で精白されて性能のよいものになる。
Claims (4)
- 【請求項1】 研削ロ−ル(1)を除糠スクリ−ン
(2)により囲繞して精穀室(3)を形成し、その精穀
室(3)の一側がわに送穀室(4)を連通連設するとと
もに、他側がわに取出口(5)を設けてなる横形研削式
精穀機において、フラップ(6)を有するフラップ台
(7)を前記除糠スクリ−ン(2)がわから研削ロ−ル
(1)がわに移動調節可能にしてフラップ(6)の研削
ロ−ル(1)周面との間隔(M)を調整し得る構成にし
たことを特徴とする横形研削式精穀機の精穀室。 - 【請求項2】 研削ロ−ル(1)を除糠スクリ−ン
(2)により囲繞して精穀室(3)を形成し、その精穀
室(3)の一側がわに送穀室(4)を連通連設するとと
もに、他側がわに取出口(5)を設けてなる横形研削式
精穀機において、除糠スクリ−ン(2)の内周面上に前
記研削ロ−ル(1)と直交するリング状の抵抗体(8)
を固設して精穀室(3)を数室(3a)(3b)(3
c)に区分してあることを特徴とする横形研削式精穀機
の精穀室。 - 【請求項3】 リング状抵抗体(8)の穀粒の抵抗受面
がわを斜面(8a)に形成してあることを特徴とする請
求項2.記載の横形研削式精穀機の精穀室。 - 【請求項4】 前記リング状抵抗体(8)の一部を欠如
し、その欠如部(9)にフラップ台(7)に取付けたフ
ラップ(6)を位置させたことを特徴とする請求項2.
記載の横形研削式精穀機の精穀室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23345995A JP3668295B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 横形研削式精穀機の精穀室 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP23345995A JP3668295B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 横形研削式精穀機の精穀室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0957124A true JPH0957124A (ja) | 1997-03-04 |
JP3668295B2 JP3668295B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=16955370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23345995A Expired - Fee Related JP3668295B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 横形研削式精穀機の精穀室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3668295B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10290936A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Seirei Ind Co Ltd | 横形研削式精穀機の精穀装置 |
JPH11123336A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-05-11 | Seirei Ind Co Ltd | 横形研削式精穀機の精白装置 |
JP4930956B1 (ja) * | 2011-08-30 | 2012-05-16 | 株式会社サタケ | 精穀機における抵抗体調節方法及びその抵抗体調節治具 |
JP2017221923A (ja) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | 株式会社サタケ | 研削式横型精米機 |
KR20200104635A (ko) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 배근혁 | 곡류의 연속적 연마장치 |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP23345995A patent/JP3668295B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200104635A (ko) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 배근혁 | 곡류의 연속적 연마장치 |
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JP3668295B2 (ja) | 2005-07-06 |
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