JPH0956811A - 白血球除去フィルター用ハウジング - Google Patents
白血球除去フィルター用ハウジングInfo
- Publication number
- JPH0956811A JPH0956811A JP7211459A JP21145995A JPH0956811A JP H0956811 A JPH0956811 A JP H0956811A JP 7211459 A JP7211459 A JP 7211459A JP 21145995 A JP21145995 A JP 21145995A JP H0956811 A JPH0956811 A JP H0956811A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- housing
- filter
- blood bag
- port
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/36—Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
- A61M1/3621—Extra-corporeal blood circuits
- A61M1/3627—Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters
- A61M1/3633—Blood component filters, e.g. leukocyte filters
- A61M1/3635—Constructional details
- A61M1/3636—Constructional details having a flexible housing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 血液バッグセットに連結された白血球除去フ
ィルターのポート２又は２’部の損傷を防ぐ。 【解決手段】 血液移送用チューブで接続されてなる血
液バッグセットにおいて、採血バッグと成分分離用血液
バッグの間に介在させる白血球除去フィルターに使用さ
れるものであって、軟質プラスチックからなる白血球除
去フィルター用ハウジング１。
ィルターのポート２又は２’部の損傷を防ぐ。 【解決手段】 血液移送用チューブで接続されてなる血
液バッグセットにおいて、採血バッグと成分分離用血液
バッグの間に介在させる白血球除去フィルターに使用さ
れるものであって、軟質プラスチックからなる白血球除
去フィルター用ハウジング１。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、白血球除去フィル
ター用ハウジングに関する。
ター用ハウジングに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年では、全血を輸血するのでなく、患
者が必要とする血液成分のみを輸血する成分輸血が普及
している。そのため全血を遠心分離装置により血漿、赤
血球濃厚液、血小板濃厚液の３つの血液成分に遠心分離
する。
者が必要とする血液成分のみを輸血する成分輸血が普及
している。そのため全血を遠心分離装置により血漿、赤
血球濃厚液、血小板濃厚液の３つの血液成分に遠心分離
する。
【０００３】上記遠心分離装置は、回転駆動される回転
軸と、回転軸に固設されるロータと、バケットを有す
る。ロータは径方向に配設された複数のアームと各アー
ムの先端部から周方向各側に突設された保持ピンを有
し、隣接する一対のアームの保持ピンに、バケットがロ
ータの径方向に揺動自在に保持されている。
軸と、回転軸に固設されるロータと、バケットを有す
る。ロータは径方向に配設された複数のアームと各アー
ムの先端部から周方向各側に突設された保持ピンを有
し、隣接する一対のアームの保持ピンに、バケットがロ
ータの径方向に揺動自在に保持されている。
【０００４】また、全血を遠心分離装置で遠心分離する
際に血液バッグセットが使用される。血液バッグセット
は採血針と、採血用バッグ、成分分離用血液バッグ、白
血球除去フィルター等とからなる。採血針は採血用チュ
ーブを介して採血用バッグに接続され、血液移送用チュ
ーブを介して採血用バッグと成分分離用血液バッグが接
続されている。白血球除去フィルターは血液移送用チュ
ーブ間に介装されている。
際に血液バッグセットが使用される。血液バッグセット
は採血針と、採血用バッグ、成分分離用血液バッグ、白
血球除去フィルター等とからなる。採血針は採血用チュ
ーブを介して採血用バッグに接続され、血液移送用チュ
ーブを介して採血用バッグと成分分離用血液バッグが接
続されている。白血球除去フィルターは血液移送用チュ
ーブ間に介装されている。
【０００５】白血球除去フィルターは比較的硬質のプラ
スチックケースに不織布や多孔質繊維材料等のフィルタ
ー材が内蔵されたもので、遠心分離された血液成分が採
血用血液バッグから成分分離用血液バッグに移送される
際に、白血球を除去する。これにより血液成分に白血球
が混入することを防止でき、輸血副作用の発生を防止で
きる。
スチックケースに不織布や多孔質繊維材料等のフィルタ
ー材が内蔵されたもので、遠心分離された血液成分が採
血用血液バッグから成分分離用血液バッグに移送される
際に、白血球を除去する。これにより血液成分に白血球
が混入することを防止でき、輸血副作用の発生を防止で
きる。
【０００６】ところで遠心分離装置のバケットは元来、
血液バッグやチューブ等のフレキシブルな部材のみから
なる血液バッグセットを装填するために、コンパクトに
設計されている。それにもかかわらず従来においては比
較的硬質のプラスチックケースを有する白血球除去フィ
ルターもバケット内に装填していた。
血液バッグやチューブ等のフレキシブルな部材のみから
なる血液バッグセットを装填するために、コンパクトに
設計されている。それにもかかわらず従来においては比
較的硬質のプラスチックケースを有する白血球除去フィ
ルターもバケット内に装填していた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このため血液バッグセ
ットをバケット内に無理に装填することとなり、その装
填が困難で時間がかかるとともに、装填中に血液バッグ
セットが白血球除去フィルターの突起部によって損傷す
るおそれがあった。
ットをバケット内に無理に装填することとなり、その装
填が困難で時間がかかるとともに、装填中に血液バッグ
セットが白血球除去フィルターの突起部によって損傷す
るおそれがあった。
【０００８】また、遠心分離時には遠心力が作用して血
液バッグにより白血球除去フィルターがバケットの底面
等に押しつけられる場合があり、このような場合には、
白血球除去フィルターや血液バッグ等が破損したり、白
血球除去フィルターと血液移送用チューブの接続部が切
断されるおそれもあった。本発明は、血液バッグセット
に連結された白血球除去フィルターの接続部の損傷を防
ぐためになされた。
液バッグにより白血球除去フィルターがバケットの底面
等に押しつけられる場合があり、このような場合には、
白血球除去フィルターや血液バッグ等が破損したり、白
血球除去フィルターと血液移送用チューブの接続部が切
断されるおそれもあった。本発明は、血液バッグセット
に連結された白血球除去フィルターの接続部の損傷を防
ぐためになされた。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、血液移送用チ
ューブで接続されてなる血液バッグセットにおいて、採
血バッグと成分分離用血液バッグの間に介在させる白血
球除去フィルターに使用されるものであって、軟質プラ
スチックからなることを特徴とする白血球除去フィルタ
ー用ハウジングを要旨とする。
ューブで接続されてなる血液バッグセットにおいて、採
血バッグと成分分離用血液バッグの間に介在させる白血
球除去フィルターに使用されるものであって、軟質プラ
スチックからなることを特徴とする白血球除去フィルタ
ー用ハウジングを要旨とする。
【００１０】本発明で軟質プラスチックというのは、Ａ
ＳＴＭ−Ｄ８８３に基づく測定を行い、標準状態におけ
る弾性率が７０ＭＰａ（７ｋｇｆ／ｍｍ2 ）以下のもの
を言う。
ＳＴＭ−Ｄ８８３に基づく測定を行い、標準状態におけ
る弾性率が７０ＭＰａ（７ｋｇｆ／ｍｍ2 ）以下のもの
を言う。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を説明する。図１は、本発明に使用される白血球除去フ
ィルター用ハウジングの外観の一例を示す斜視図であ
る。
を説明する。図１は、本発明に使用される白血球除去フ
ィルター用ハウジングの外観の一例を示す斜視図であ
る。
【００１２】ハウジング１は不透明な白色材質のことが
多く、各々圧縮成形された身と蓋を合わせると縦６〜７
ｃｍ、横５〜６ｃｍ、厚さ８〜１２ｍｍの大きさを有す
る。
多く、各々圧縮成形された身と蓋を合わせると縦６〜７
ｃｍ、横５〜６ｃｍ、厚さ８〜１２ｍｍの大きさを有す
る。
【００１３】身と蓋に各々１個のポート２又は２’を有
する。ポート２又は２’の大きさの一例としては、外径
６ｍｍ、内径４ｍｍでハウジング１本体から１４ｍｍ突
き出している。不織布等のフィルター材の滑り止めのた
めに、身や蓋の内面には下ろし金状の突起を５０〜１０
０個設けてある。
する。ポート２又は２’の大きさの一例としては、外径
６ｍｍ、内径４ｍｍでハウジング１本体から１４ｍｍ突
き出している。不織布等のフィルター材の滑り止めのた
めに、身や蓋の内面には下ろし金状の突起を５０〜１０
０個設けてある。
【００１４】白血球除去フィルターを血液バッグセット
の血液移送用チューブ間に介装させるには、従来から該
チューブが白血球除去フィルターのポート２及び２’に
接続されていた。その場合、全血を含んだ血液バッグセ
ットを遠心分離装置に装填して遠心分離すると、ポート
部２又は２’が折れて白血球除去フィルター本体から離
れてしまうことがあった。
の血液移送用チューブ間に介装させるには、従来から該
チューブが白血球除去フィルターのポート２及び２’に
接続されていた。その場合、全血を含んだ血液バッグセ
ットを遠心分離装置に装填して遠心分離すると、ポート
部２又は２’が折れて白血球除去フィルター本体から離
れてしまうことがあった。
【００１５】本発明では白血球除去フィルター用ハウジ
ング１の材料に、弾性率が小さくて、柔軟性のあるプラ
スチックを用いる。具体的にはそれ自体軟質の樹脂であ
るエチレン酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）や軟質ポリエ
チレン、ポリブテン等や可塑剤を加えたポリ塩化ビニル
を選ぶ。
ング１の材料に、弾性率が小さくて、柔軟性のあるプラ
スチックを用いる。具体的にはそれ自体軟質の樹脂であ
るエチレン酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）や軟質ポリエ
チレン、ポリブテン等や可塑剤を加えたポリ塩化ビニル
を選ぶ。
【００１６】全血を含んだ血液バッグセットを遠心分離
装置のバケットに装填して遠心分離しても、ハウジング
１全体がフレキシブルの材質であるため、ポート部２又
は２’が折れないので白血球除去フィルター本体からポ
ート部２又は２’が離れることはない。
装置のバケットに装填して遠心分離しても、ハウジング
１全体がフレキシブルの材質であるため、ポート部２又
は２’が折れないので白血球除去フィルター本体からポ
ート部２又は２’が離れることはない。
【００１７】可塑剤を数％以下にして、曲げ弾性率が１
５０ｋｇｆ／ｍｍ2 の硬質ポリ塩化ビニルと可塑化した
軟質ポリ塩化ビニルとから白血球除去フィルター用ハウ
ジングを１０個ずつ作った。これにフィルター材を詰
め、該フィルターを血液バッグセットに組み込みこん
だ。血液を入れた該血液バッグセットを遠心分離装置内
に入れて４４００×ｇ、６分程度の条件で遠心分離し
た。その結果、硬質ポリ塩化ビニルのハウジングであれ
ば、遠心力の強く当たった側のポートの１００％が折れ
た。一方、軟質ポリ塩化ビニルのハウジングであれば、
ポート部の損傷は全く見られなかった。
５０ｋｇｆ／ｍｍ2 の硬質ポリ塩化ビニルと可塑化した
軟質ポリ塩化ビニルとから白血球除去フィルター用ハウ
ジングを１０個ずつ作った。これにフィルター材を詰
め、該フィルターを血液バッグセットに組み込みこん
だ。血液を入れた該血液バッグセットを遠心分離装置内
に入れて４４００×ｇ、６分程度の条件で遠心分離し
た。その結果、硬質ポリ塩化ビニルのハウジングであれ
ば、遠心力の強く当たった側のポートの１００％が折れ
た。一方、軟質ポリ塩化ビニルのハウジングであれば、
ポート部の損傷は全く見られなかった。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、白血球除去フィルター用ハウ
ジング１に軟質プラスチックを用いたものである。その
ため血液バッグセットに連結された白血球除去フィルタ
ーが遠心分離操作にかけられ遠心力を受けてもフレキシ
ブルなハウジング１であるので、白血球除去フィルター
のポート２又は２’部分が損傷しないという効果を有す
る。同時にポート２又は２’部分が血液バッグセットを
損傷することもない。
ジング１に軟質プラスチックを用いたものである。その
ため血液バッグセットに連結された白血球除去フィルタ
ーが遠心分離操作にかけられ遠心力を受けてもフレキシ
ブルなハウジング１であるので、白血球除去フィルター
のポート２又は２’部分が損傷しないという効果を有す
る。同時にポート２又は２’部分が血液バッグセットを
損傷することもない。
【図１】本発明に使用される白血球除去フィルター用ハ
ウジングの外観の一例を示す斜視図である。
ウジングの外観の一例を示す斜視図である。
１ ハウジング ２ ポート
Claims (1)
- 【請求項１】 血液移送用チューブで接続されてなる血
液バッグセットにおいて、採血バッグと成分分離用血液
バッグの間に介在させる白血球除去フィルターに使用さ
れるものであって、軟質プラスチックからなることを特
徴とする白血球除去フィルター用ハウジング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7211459A JPH0956811A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 白血球除去フィルター用ハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7211459A JPH0956811A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 白血球除去フィルター用ハウジング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0956811A true JPH0956811A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16606296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7211459A Pending JPH0956811A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 白血球除去フィルター用ハウジング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0956811A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009072609A (ja) * | 1999-04-20 | 2009-04-09 | Fenwal Inc | 可撓性ハウジングを有するフィルターアセンブリ |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP7211459A patent/JPH0956811A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009072609A (ja) * | 1999-04-20 | 2009-04-09 | Fenwal Inc | 可撓性ハウジングを有するフィルターアセンブリ |
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