JPH0956703A - 感情検出装置および心拍データ発信器および感情表示装置 - Google Patents

感情検出装置および心拍データ発信器および感情表示装置

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Publication number
JPH0956703A
JPH0956703A JP7214789A JP21478995A JPH0956703A JP H0956703 A JPH0956703 A JP H0956703A JP 7214789 A JP7214789 A JP 7214789A JP 21478995 A JP21478995 A JP 21478995A JP H0956703 A JPH0956703 A JP H0956703A
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JP
Japan
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heart rate
change
heartbeat
degree
emotion
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Pending
Application number
JP7214789A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Hosoda
憲一郎 細田
Hiroshi Ito
伊藤  博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAMA DENSHI KK
Original Assignee
HAMA DENSHI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HAMA DENSHI KK filed Critical HAMA DENSHI KK
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Publication of JPH0956703A publication Critical patent/JPH0956703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対話や性行為における相手あるいは双方の緊
張度や興奮度を、その場で、的確に定量的に、しかも、
場の雰囲気を害することなく検出し、その検出結果を表
示すること。 【解決手段】 心拍センサ9が出力する心拍信号により
心拍数の変化度合いを演算し、心拍数変化度信号を空間
搬送信号としてを無線送信する心拍データ発信器1と、
心拍データ発信器1よりの空間搬送信号を受信し、心拍
数の変化度合いを表示器に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、感情検出装置およ
び心拍データ発信器および感情表示装置に関し、特に対
人関係による緊張度や興奮度を検出する感情検出装置お
よび感情検出装置にて使用される心拍データ発信器と感
情表示装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】対話や性行為などによ
る対人関係による緊張度や興奮度を把握することは、円
滑な人間生活を営む上で、重要なことでことである。
【0003】対話や性行為における相手の緊張度や興奮
度は、表情、言動などより官能的には把握できるが、こ
れは感覚的なものであるから、相手の緊張度や興奮度は
必ずしも的確には把握できない。
【0004】人間関係が複雑化し、ストレスやフラスト
レーションが高まっている現在社会においては、対話や
性行為における相手、あるいは双方の緊張度や興奮度
を、その場で、的確に定量的に知ることは、対人関係や
性生活を良好に維持するために必要とされる。
【0005】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、対話や性行為における相手あるいは
双方の緊張度や興奮度を、その場で、的確に定量的に、
しかも、場の雰囲気を害することなく検出し、その検出
結果を表示する感情検出装置および感情検出装置にて使
用される心拍データ発信器と感情表示装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的を達成す
るために、本発明の請求項1による感情検出装置は、心
拍を検出し心拍信号を出力する心拍センサと前記心拍セ
ンサが出力する心拍信号により心拍数の変化度合いを演
算し心拍数変化度信号を出力する演算処理部と前記演算
処理部が出力する心拍数変化度信号を変調波に変換する
変調器と前記変調波を空間搬送信号を無線送信する送信
器とを含む心拍データ発信器と、前記心拍データ発信器
よりの空間搬送信号を受信する受信器と前記受信器が受
信した空間搬送信号を心拍数変化度信号に変換する復調
器と前記復調器が出力する心拍数変化度信号による心拍
数の変化度合いを表示する表示器とを含む感情表示装置
とにより構成されていることを特徴としている。
【0007】この感情検出装置では、心拍データ発信器
の心拍センサにより心拍の検出が行われ、心拍センサが
検出する心拍によって演算処理部が心拍数の変化度合い
を演算し、その演算結果による心拍数変化度信号が変調
器により変調波に変換され、送信器により無線送信を行
う。感情表示装置が受信器によって心拍データ発信器よ
りの空間搬送信号を受信し、復調器が空間搬送信号を心
拍数変化度信号に変換し、表示器がこの心拍数変化度信
号による心拍数の変化度合いを表示する。これにより心
拍データ発信器を装着した人の緊張度や興奮度が生理現
象である心拍数の変化度合いをもって表示器に表示され
る。
【0008】請求項2による感情検出装置は、請求項1
に記載の感情検出装置において、前記心拍データ発信器
が二つ設けられ、前記感情表示装置の前記受信器は二つ
の心拍データ発信器よりの空間搬送信号を識別受信し、
前記復調器は前記受信器が受信した空間搬送信号を各々
心拍数変化度信号に変換し、前記表示器はその二つの心
拍数変化度信号による心拍数の変化度合いを対照表示す
ることを特徴としている。
【0009】この感情検出装置では、心拍データ発信器
を装着した二人の緊張度や興奮度が心拍数の変化度合い
をもって同時に検出し、その二人の各々の心拍数の変化
度合い、即ち緊張度や興奮度を表示器に対照表示する。
【0010】請求項3による感情検出装置は、請求項1
または2に記載の感情検出装置において、前記演算処理
部が演算する心拍数の変化度合いは初期状態時の心拍数
に対する現在の心拍数の変化率であることを特徴として
いる。この感情検出装置では、心拍数の変化度合いは初
期状態時の心拍数に対する現在の心拍数の変化率(増加
率)で示される。
【0011】請求項4による感情検出装置は、請求項1
〜3の何れかに記載の感情検出装置において、前記表示
器は心拍数の変化度合いをランプにより棒グラフ式に表
示することを特徴としている。この感情検出装置では、
表示器は心拍数の変化度合いをランプにより棒グラフ式
にビジュアルにわかり易く表示する。
【0012】請求項5による感情検出装置は、請求項1
〜3の何れかに記載の感情検出装置において、前記表示
器は心拍数の変化度合いを画面表示するディスプレイ装
置と音響出力を行うスピーカであることを特徴としてい
る。この感情検出装置では、心拍数の変化度合いがディ
スプレイ装置に適当な画像をもって画面表示されると共
にスピーカより心拍数の変化度合いに応じた警告音や音
楽や効果音が出力される。
【0013】請求項6による感情検出装置は、請求項1
〜5の何れかに記載の感情検出装置において、前記心拍
データ発信器は腕バンドに取り付けられていることを特
徴としている。この感情検出装置では、心拍データ発信
器は、腕バンドにより腕時計のように、腕に取り付けら
れる。
【0014】請求項7による心拍データ発信器は、請求
項1〜6の何れかに記載の感情検出装置に使用する心拍
データ発信器であって、心拍を検出し心拍信号を出力す
る心拍センサと、前記心拍センサが出力する心拍信号に
より心拍数の変化度合いを演算し、心拍数変化度信号を
出力する演算処理部と、前記演算処理部が出力する心拍
数変化度信号を変調波に変換する変調器と、前記変調波
を空間搬送信号として無線送信する送信器とを有してい
ることを特徴としている。この心拍データ発信器では、
心拍センサにより心拍の検出が行われ、心拍センサが検
出する心拍により検出演算処理部が心拍数の変化度合い
を演算し、その演算結果による心拍数変化度信号を変調
器により変調波に変換し、送信器により無線送信を行
う。
【0015】請求項8による心拍データ発信器は、請求
項7に記載の心拍データ発信器において、前記演算処理
部が演算する心拍数の変化度合いは初期状態時の心拍数
に対する現在の心拍数の変化率であることを特徴として
いる。この心拍データ発信器では、初期状態時の心拍数
に対する現在の心拍数の変化率を心拍数の変化度合いと
してデータ発信する。
【0016】請求項9による心拍データ発信器は、請求
項7あるいは8に記載の心拍データ発信器において、腕
バンドを具備していることを特徴としている。この心拍
データ発信器は腕バンドによって腕に取り付けられる。
【0017】請求項10による感情表示装置は、請求項
1〜6の何れかに記載の感情検出装置に使用する感情表
示装置であって、心拍データ発信器よりの空間搬送信号
を受信する受信器と、前記受信器が受信した空間搬送信
号を心拍数変化度信号に変換する復調器と、前記復調器
が出力する心拍数変化度信号による心拍数の変化度合い
を表示する表示器とを有していることを特徴としてい
る。この感情表示装置では、受信器によって心拍データ
発信器よりの空間搬送信号を受信し、復調器が空間搬送
信号を心拍数変化度信号に変換し、表示器がこの心拍数
変化度信号による心拍数の変化度合いを表示する。
【0018】請求項11による感情表示装置は、請求項
10に記載の感情表示装置において、前記受信器は二つ
の心拍データ発信器よりの空間搬送信号を識別受信し、
前記復調器は前記受信器が受信した空間搬送信号を各々
心拍数変化度信号に変換し、前記表示器はその二つの心
拍数変化度信号による心拍数の変化度合いを対照表示す
ることを特徴としている。この感情表示装置では、心拍
データ発信器を装着した二人の心拍数の変化度合い、即
ち緊張度や興奮度を表示器に対照表示する。
【0019】請求項12による感情表示装置は、請求項
10または11に記載の感情表示装置において、前記表
示器は心拍数の変化度合いをランプにより棒グラフ式に
表示することを特徴としている。この感情表示装置で
は、表示器が心拍数の変化度合いをランプにより棒グラ
フ式にビジュアルにわかり易く表示する。
【0020】請求項13による感情表示装置は、請求項
10または11に記載の感情表示装置において、前記表
示器は心拍数の変化度合いを画面表示するディスプレイ
装置と音響出力を行うスピーカであることを特徴として
いる。この感情表示装置では、心拍数の変化度合いがデ
ィスプレイ装置に適当な画像をもって画面表示されると
共にスピーカより心拍数の変化度合いに応じた警告音や
音楽や効果音が出力される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0022】図1、図2は本発明による感情検出装置で
使用される心拍データ発信器の一実施例を示している。
心拍データ発信器1は、フレキシブル腕バンド3に取り
付けられた本体部5を有しており、マジックテープ7に
よりフレキシブル腕バンド3が締結されることで、腕に
装着される。
【0023】本体部5は、ピエゾ素子による心拍センサ
9と、電気回路基板11と、アンテナ13と、電池15
とを内蔵し、電源スイッチ17と、切換スイッチ19と
を有している。
【0024】心拍センサ9は、心拍データ発信器1が腕
に取り付けられることで、圧電効果により心拍(脈拍)
を検出し、心拍信号(電流信号)を出力する。
【0025】電気回路基板11は、心拍センサ9が出力
する心拍信号を増幅する増幅器21と、増幅器2よりの
心拍信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ
23と、A/Dコンバータ23によってディジタル信号
化された心拍信号より心拍数の変化度合いを演算し、心
拍数変化度信号を出力する演算処理部としてのCPU2
5と、CPU25が出力する心拍数変化度信号を変調波
に変換する変調回路27と、変調回路27で生成された
変調波を所定の周波数の搬送波(空間搬送信号)をもっ
て無線送信する送信回路29とを含み、送信回路29に
アンテナ13が導通接続されている。
【0026】CPU25は、電源スイッチ17がオンさ
れている状態下では、電気回路基板11上のメモリ31
に格納されたシステムプログラムを実行することで、所
定サンプリングタイムにおける心拍信号より心拍数の平
均値を繰り返し演算し、初期状態時の心拍数の平均値を
個人心拍数の初期値として記憶し、これより以降、その
初期値に対する現在(最新)の心拍数の平均値の変化率
(増加率)を演算する。この実施例では、CPU25
は、その変化率と予め定められた多段階(10段階)の
変化率レベルとを比較し、心拍数の変化率を1〜10の
10段階の心拍数変化度信号(4ビット信号)として変
調回路27へ出力する。
【0027】送信回路29が出力する搬送波の周波数、
即ち発信周波数は周波数切換回路31により二つの周波
数の何れか一方に選択設定される。周波数切換回路31
は切換スイッチ19により発信周波数を切換設定する。
心拍データ発信器1が二つ同時に使用される場合、切換
スイッチ19により、その双方で発信周波数を互いに異
なったものに設定される。
【0028】図3、図4は本発明による感情検出装置で
使用される感情表示装置の一実施例を示している。感情
表示装置は、表示器ケース41内に電気回路基板43と
二つのアンテナ45、47と有し、表示器ケース41の
正面部が複数個のランプ49による表示部51になって
いる。
【0029】電気回路基板43は、アンテナ45、47
と接続されて各々所定周波数の空間搬送信号を受信する
受信回路50、52と、受信回路50、52が受信した
信号を増幅する増幅器53、55と、増幅器53、55
よりの信号を心拍数変化度信号に復調する復調回路5
7、59と、入力インタフェース回路61と、CPU6
3と、メモリ65と、出力インタフェース回路67と、
調光回路69とを有している。
【0030】入力インタフェース回路61は、復調回路
57よりの心拍数変化度信号を下位4ビット、復調回路
59よりの心拍数変化度信号を上位4ビットの合計8ビ
ットの心拍データ信号としてCPU63に入力する。
【0031】CPU63は、メモリ65に格納されたシ
ステムプログラムを実行することで、心拍データ信号の
有効ビットをチェックし、8ビット全てが有効ビットで
あれば、二人用シーケンスを実行し、上位4ビットある
いは下位4ビットのみが有効ビットであれば、一人用シ
ーケンスを実行する。
【0032】CPU63は、二人用シーケンスあるいは
一人用シーケンスを実行することにより、心拍データ信
号の上位4ビット、下位4ビットによる10段階の心拍
数変化度信号に応じて点灯指令を出力インタフェース回
路67を介して調光回路69へ出力する。
【0033】調光回路69には表示部51が接続されて
いる。表示部51は、図5に示されているように、ハー
ト形に構成されて左右半分に領域区分されていると共
に、その左右領域を各々A1 〜A10とB1 〜B10の10
段階に区分され、上述の10段階の心拍数変化度信号に
応じて各領域のランプ49が点灯されることにより、心
拍数変化度を棒グラフ式に点灯表示する。
【0034】この点灯表示は、二人用シーケンスでは、
一方の心拍データ発信器1における心拍数変化度が右側
の10段階領域A1 〜A10に、他方の心拍データ発信器
1における心拍数変化度が左側の10段階領域B1 〜B
10に各々個別に対照式に行われ、一人用シーケンスで
は、心拍数変化度が右側の10段階領域A1 〜A10と左
側の10段階領域B1 〜B10とに同様に行われる。
【0035】次に上述の構成による感情検出装置の動作
を説明する。
【0036】フレキシブル腕バンド3によって心拍デー
タ発信器1を手首に装着する。二人使用の場合には、お
互いに心拍データ発信器1を手首に装着し、切換スイッ
チ19によってその二つの心拍データ発信器1で発信周
波数を互いに異なったものに切換設定する。
【0037】なお、発信周波数が互いに異なる二つの心
拍データ発信器1が対をなして準備される場合には、発
信周波数の切換設定は省略でき、これに伴い周波数切換
回路31、切換スイッチ19を省略できる。
【0038】心拍データ発信器1が手首に装着された状
態で、電源スイッチ17がオンされると、心拍センサ9
によって心拍の検出が開始され、先ず図6に示されてい
る個人心拍数設定ルーチンによって個人心拍数の初期値
を設定することが行われる。
【0039】個人心拍数設定ルーチンでは、予め定めら
れているサンプリング期間において心拍センサ9が出力
する心拍信号をサンプリングし(ステップS10〜2
0)、心拍数の平均値Nを算出し(ステップS30)、
これを個人心拍数の初期値Niとして設定する(ステッ
プS40)。
【0040】個人心拍数設定ルーチンが終了すると、図
7に示されている心拍数変化度計測ルーチンが開始され
る。心拍数変化度計測ルーチンは、これにより以降、繰
り返し実行され、サンプリング期間において心拍センサ
9が出力する心拍信号をサンプリングし(ステップS1
00〜110)、心拍数の平均値Nを算出し(ステップ
S120)、初期値Niに対する最新の心拍数の平均値
Nの変化率N/Niを演算する(ステップS130)。
【0041】次に、その変化率N/Niと予め定められ
た多段階(10段階)の変化率レベルとを比較し(ステ
ップS140)、その比較結果に応じて心拍数変化度を
“1”〜“10”に設定する(ステップS150)。
【0042】心拍数変化度の設定が完了すると、サンプ
リング期間を設定するタイマをリセットし(ステップS
160)、ステップS100に戻って、以降、心拍数変
化度の設定を繰り返す。
【0043】このようにして繰り返し設定された心拍数
変化度は空間搬送信号によってアンテナ13より感情表
示装置へ向けて無線送信される。
【0044】アンテナ13よりの空間搬送信号は感情検
出装置のアンテナ45、47によって受信され、感情表
示装置は図8に示されている感情表示処理ルーチンを実
行する。心拍数変化度を示す空間搬送信号(心拍データ
信号)を受信すると(ステップS200)、心拍データ
信号の有効ビットをチェックし、上位4ビットあるいは
下位4ビットのみが有効ビットであれば(ステップS2
10あるいはステップS220)、一人用シーケンスを
実行する(ステップS230)。これに対し8ビット全
てが有効ビットであれば(ステップS240)、二人用
シーケンスを実行する(ステップS250)。
【0045】図9は一人用シーケンスの処理ルーチンを
示している。一人用シーケンスでは、心拍数の変化度を
判別し(ステップS300)、変化度に応じて表示部5
1の右側の10段階領域A1 〜A10と左側の10段階領
域B1 〜B10とを同レベルで点灯させる(ステップS3
10)。例えば、心拍数の変化度が“1”の場合には、
領域A1 とB1 とのランプ49が点灯し、心拍数の変化
度が10段階に棒グラフ式に表示される。
【0046】心拍数は生理現象として緊張度や興奮度の
高まりに応じて上昇するから、表示部51における点灯
レベルは緊張度や興奮度を定量的に示すことになる。こ
れにより表示部51の点灯レベルによって緊張度や興奮
度が定量的に判るようになる。
【0047】この一人用シーケンス処理ルーチンは心拍
データを受信する度に繰り返し実行されるから、表示部
51の点灯レベルは常に心拍データ発信器1が検出する
最新の心拍数変化度によるものになる。心拍データ発信
器1の心拍データは無線によって感情表示装置へ送信さ
れるから、心拍データ発信器1において、外部配線がな
く、場の雰囲気を害することがない。
【0048】図10は二人用シーケンスの処理ルーチン
を示している。二人用シーケンスでは、心拍数の変化度
を判別し(ステップS400)、心拍データ信号の有効
ビットが上位4ビットである場合には、変化度に応じて
表示部51の右側の10段階領域A1 〜A10とを点灯さ
せ(ステップS410、ステップS420)、これに対
し心拍データ信号の有効ビットが下位4ビットである場
合には、変化度に応じて表示部51の左側の10段階領
域B1 〜B10とを点灯させる(ステップS410、ステ
ップS430)。例えば、一方の心拍データ発信器1よ
りの心拍数の変化度が“2”、他方の心拍データ発信器
1よりの心拍数の変化度が“3”であると、領域A1 、
A2 とB1 〜B3 のランプ49が点灯し、二人のそれぞ
れの心拍数の変化度が10段階に棒グラフ式に表示され
る。
【0049】これにより表示部51の左右それぞれの点
灯レベルによって二人の各々の緊張度や興奮度が定量的
に判るようになる。
【0050】この二人用シーケンス処理ルーチンも心拍
データを受信する度に繰り返し実行されるから、表示部
51の点灯レベルは常に二つの心拍データ発信器1が検
出する最新の心拍数変化度によるものになる。
【0051】図11は本発明による感情検出装置で使用
される感情表示装置の他の実施例を示している。この実
施例においては、出力インタフェンス回路67に光ディ
スクコントローラ71が接続されている。光ディスクコ
ントローラ71にはレーザディスク、CD−G、DVD
等による光ディスクドライバ73とCRT等によるディ
スプレイ装置75とスピーカ77とが接続されている。
【0052】この実施例では、CPU63が出力インタ
フェンス回路67を介して心拍数変化度信号を光ディス
クコントローラ71に出力することにより、光ディスク
コントローラ71が光ディスクドライバ73に装填され
た光ディスクより、その心拍数変化度に応じた画像情報
と音響情報とを読み出し、読み出した画像情報によって
ディスプレイ装置75の画面表示を行うと同時に読み出
した音響情報によってスピーカ77より音響出力を行
う。
【0053】これにより心拍数変化度に応じた、換言す
れば、緊張度、興奮度に応じた画像がディスプレイ装置
75に画面表示されると共に緊張度、興奮度に応じた音
響、例えば警告音、音楽、効果音がスピーカ77より出
力され、ディスプレイ装置75の表示画像、スピーカ7
7よりの出力音により緊張度、興奮度が判るようにな
る。
【0054】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
の請求項1による感情検出装置では、心拍データ発信器
を装着した人の緊張度や興奮度が生理現象である心拍数
の変化度合いをもって表示器に表示されるから、緊張度
や興奮度が表示器の表示内容より的確に判るようにな
る。心拍データ発信器の心拍データは無線によって表示
器へ送信されるから、心拍データ発信器において、外部
配線がなく、場の雰囲気を害することがない。
【0056】請求項2による感情検出装置では、心拍デ
ータ発信器を装着した二人の緊張度や興奮度が心拍数の
変化度合いをもって同時に検出し、その二人の各々の心
拍数の変化度合いを表示器に対照表示するから、二人の
緊張度や興奮度が比較対照しながら判るようになる。
【0057】請求項3による感情検出装置では、心拍数
の変化度合いは初期状態時の心拍数に対する現在の心拍
数の変化率で示されるから、心拍数の個人差に拘らず緊
張度や興奮度が的確に判るようになる。
【0058】請求項4による感情検出装置では、表示器
が心拍数の変化度合いをランプにより棒グラフ式に表示
するから、緊張度や興奮度がビジュルアルにわかり易く
把握されるようになる。
【0059】請求項5による感情検出装置では、心拍数
の変化度合いがディスプレイ装置に適当な画像をもって
画面表示されると共にスピーカより心拍数の変化度合い
に応じた警告音や音楽や効果音が出力され、緊張度や興
奮度が画像と音との両方から判るようになる。
【0060】請求項6による感情検出装置では、心拍デ
ータ発信器は、腕バンドにより腕時計のように、腕に簡
単に取り付けられる。
【0061】請求項7による心拍データ発信器では、心
拍センサにより心拍の検出が行われ、心拍センサが検出
する心拍により検出演算処理部が心拍数の変化度合いを
演算し、その演算結果による心拍数変化度信号を変調器
により変調波に変換し、送信器により無線送信を行うか
ら、感情表示装置で、緊張度や興奮度が的確に表示され
る。
【0062】請求項8による心拍データ発信器では、初
期状態時の心拍数に対する現在の心拍数の変化率を心拍
数の変化度合いとしてデータ発信するから、心拍数の個
人差に拘らず緊張度や興奮度が的確に判るようになる。
【0063】請求項9による心拍データ発信器では、心
拍データ発信器が腕バンドによって腕に簡単に取り付け
られる。
【0064】請求項10による感情表示装置では、受信
器によって心拍データ発信器よりの空間搬送信号を受信
し、復調器が空間搬送信号を心拍数変化度信号に変換
し、表示器がこの心拍数変化度信号による心拍数の変化
度合いを表示するから、その表示内容より緊張度や興奮
度が的確に判るようになる。
【0065】請求項11による感情表示装置では、心拍
データ発信器を装着した二人の心拍数の変化度合いを表
示器に対照表示するから、二人の緊張度や興奮度が同時
に判るようになる。
【0066】請求項12による感情表示装置では、心拍
数の変化度合いがランプにより棒グラフ式にビジュアル
にわかり易く表示される。
【0067】請求項13による感情表示装置では、心拍
数の変化度合いがディスプレイ装置に適当が画像をもっ
て画面表示されると共にスピーカより心拍数の変化度合
いに応じた警告音や音楽や効果音が出力され、緊張度や
興奮度が画像と音との両方から判るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による感情検出装置で使用される心拍デ
ータ発信器の一実施例を示す外観図である。
【図2】本発明による感情検出装置で使用される心拍デ
ータ発信器の一実施例を示すブロック線図である。
【図3】本発明による感情検出装置で使用される感情表
示装置の一実施例を示す外観図である。
【図4】本発明による感情検出装置で使用される感情表
示装置の一実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明による感情検出装置で使用される感情表
示装置における表示部の領域割りを示す説明図である。
【図6】心拍データ発信器における個人心拍数設定ルー
チンを示すフローチャートである。
【図7】心拍データ発信器における心拍数変化度計測ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図8】感情表示装置における感情表示処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【図9】感情表示装置における一人用シーケンスの処理
ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】感情表示装置における二人用シーケンスの処
理ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】本発明による感情検出装置で使用される感情
表示装置の他の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 心拍データ発信器 3 フレキシブル腕バンド 5 本体部 9 心拍センサ 11 電気回路基板 13 アンテナ 15 電池 17 電源スイッチ 19 切換スイッチ 25 CPU 27 変調回路 29 送信回路 41 表示器ケース 43 電気回路基板 45、47 アンテナ 49 ランプ 51 表示部 50、52 受信回路 57、59 復調回路 63 CPU 67 調光回路 71 光ディスクコントローラ 73 光ディスクドライバ 75 ディスプレイ装置 77 スピーカ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心拍を検出し心拍信号を出力する心拍セ
    ンサと、前記心拍センサが出力する心拍信号により心拍
    数の変化度合いを演算し、心拍数変化度信号を出力する
    演算処理部と、前記演算処理部が出力する心拍数変化度
    信号を所定の変調波に変換する変調器と、前記変調波を
    空間搬送信号として無線送信する送信器とを含む心拍デ
    ータ発信器と、 前記心拍データ発信器よりの空間搬送信号を受信する受
    信器と、前記受信器が受信した空間搬送信号を心拍数変
    化度信号に変換する復調器と、前記復調器が出力する心
    拍数変化度信号による心拍数の変化度合いを表示する表
    示器とを含む感情表示装置と、 により構成された感情検出装置。
  2. 【請求項2】 前記心拍データ発信器が二つ設けられ、
    前記感情表示装置の前記受信器は二つの心拍データ発信
    器よりの空間搬送信号を識別受信し、前記復調器は前記
    受信器が受信した空間搬送信号を各々心拍数変化度信号
    に変換し、前記表示器はその二つの心拍数変化度信号に
    よる心拍数の変化度合いを対照表示することを特徴とす
    る請求項1に記載の感情検出装置。
  3. 【請求項3】 前記演算処理部が演算する心拍数の変化
    度合いは初期状態時の心拍数に対する現在の心拍数の変
    化率であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    感情検出装置。
  4. 【請求項4】 前記表示器は心拍数の変化度合いをラン
    プにより棒グラフ式に表示することを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載の感情検出装置。
  5. 【請求項5】 前記表示器は心拍数の変化度合いを画面
    表示するディスプレイ装置と音響出力を行うスピーカで
    あることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の感
    情検出装置。
  6. 【請求項6】 前記心拍データ発信器は腕バンドに取り
    付けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか
    に記載の感情検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の感情検出
    装置に使用する心拍データ発信器であって、心拍を検出
    し心拍信号を出力する心拍センサと、前記心拍センサが
    出力する心拍信号により心拍数の変化度合いを演算し、
    心拍数変化度信号を出力する演算処理部と、前記演算処
    理部が出力する心拍数変化度信号を変調波に変換する変
    調器と、前記変調波を空間搬送信号として無線送信する
    送信器とを有していることを特徴とする心拍データ発信
    器。
  8. 【請求項8】 前記演算処理部が演算する心拍数の変化
    度合いは初期状態時の心拍数に対する現在の心拍数の変
    化率であることを特徴とする請求項7に記載の心拍デー
    タ発信器。
  9. 【請求項9】 腕バンドを具備していることを特徴とす
    る請求項7または8に記載の心拍データ発信器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6の何れかに記載の感情検
    出装置に使用する感情表示装置であって、心拍データ発
    信器よりの空間搬送信号を受信する受信器と、前記受信
    器が受信した空間搬送信号を心拍数変化度信号に変換す
    る復調器と、前記復調器が出力する心拍数変化度信号に
    よる心拍数の変化度合いを表示する表示器とを有してい
    ることを特徴とする感情表示装置。
  11. 【請求項11】 前記受信器は二つの心拍データ発信器
    よりの空間搬送信号を識別受信し、前記復調器は前記受
    信器が受信した空間搬送信号を各々心拍数変化度信号に
    変換し、前記表示器はその二つの心拍数変化度信号によ
    る心拍数の変化度合いを対照表示することを特徴とする
    請求項10に記載の感情表示装置。
  12. 【請求項12】 前記表示器は心拍数の変化度合いをラ
    ンプにより棒グラフ式に表示することを特徴とする請求
    項10または11に記載の感情表示装置。
  13. 【請求項13】 前記表示器は心拍数の変化度合いを画
    面表示するディスプレイ装置と音響出力を行うスピーカ
    であることを特徴とする請求項10または11に記載の
    感情表示装置。
JP7214789A 1995-08-23 1995-08-23 感情検出装置および心拍データ発信器および感情表示装置 Pending JPH0956703A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215993A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Sony Corp 対話処理装置および対話処理方法、並びに記録媒体
JP2006288619A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Hitachi Ltd センサノード
JP2009273709A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Fujitsu Ltd 脈波計測装置

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