JPH0955995A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH0955995A
JPH0955995A JP23194495A JP23194495A JPH0955995A JP H0955995 A JPH0955995 A JP H0955995A JP 23194495 A JP23194495 A JP 23194495A JP 23194495 A JP23194495 A JP 23194495A JP H0955995 A JPH0955995 A JP H0955995A
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JP
Japan
Prior art keywords
speaker
output
amplifier
circuit
supplying
Prior art date
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Pending
Application number
JP23194495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Tamura
邦彦 田村
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小入力時の再生効率を向上する。 【解決手段】 アンプの出力を複数のボイスコイルに並
列に接続するとき所定の電流を検知して開閉する開閉素
子を介してスピーカに加え、再生効率をアップすると共
に大入力時はこれを検知して並列の回路を断って所定の
インピーダンスに戻すので並列駆動時は低インピーダン
スで効率アップした音響出力を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気音響再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ装置は小型化の一途をたどっ
ているが、スピーカ装置においてその小型化は、特に低
音域での再生能力の低下をもたらしている。これを補う
ために、アンプ側では、いわゆるラウドネス回路等電
気的に低音域をブーストする回路が広く知られている。
しかしながら、スピーカ側については限られた大きさの
中で低音域を増強するには、磁気回路の大型化や、
スピーカユニットの振幅余裕の増大、又は、共振回路
等による極端な低インピーダンス化が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た様な低域補正手段は、スピーカシステム単独での商品
性を考えた場合、はスピーカシステム自身の能力向上
には無関係、,はスピーカシステムのコストの大幅
な上昇を招く、はアンプに対する電気的負荷の増大を
招き、よってアンプの温度上昇等安全性に制約が生じる
等の問題があった。本発明ではこれらの課題を解決し、
スピーカ装置のシステム自身の電気音響変換効率を向上
し、アンプの過負荷の心配を排除した安全な低域再生を
図るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 アンプの出
力を所定の電流を検知し開閉する開閉素子を介しスピー
カに供給する回路と、前記アンプの出力をスピーカに供
給し並列音響出力を得る回路を具備したスピーカ装置で
ある。
【0005】又本発明は、アンプの出力を所定の電流を
検知し開閉する開閉素子を介しスピーカに供給する回路
と、前記アンプの出力をスピーカに供給し並列音響出力
を得る回路と、前記アンプの出力を高域漏波器を介し高
域再生用のスピーカに供給する回路を具備するスピーカ
装置である。
【0006】又本発明は、アンプの出力を低域漏波器を
介しさらに開閉素子を介し第1のスピーカに供給する回
路と、前記アンプの出力を高域漏波器を介し高域再生用
のスピーカに供給する回路と、アンプの出力を低域再生
用の第2のスピーカに供給する回路を具備するスピーカ
装置である。
【0007】又本発明は、アンプの出力を低域漏波器を
介しさらに開閉素子を介し第1のスピーカに供給する回
路と、前記アンプの出力を高域漏波器を介し高域再生用
のスピーカに供給する回路と、アンプの出力を低域再生
用の第2のスピーカに供給する回路と、スピーカ背面を
開通し前記第1及び第2のスピーカを音響結合せしめる
スピーカ装置である。
【0008】又本発明は、アンプの出力を低域漏波器を
介しさらに開閉素子を介し第1のスピーカに供給する回
路と、前記アンプの出力を高域漏波器を介し高域再生用
のスピーカに供給する回路と、アンプの出力を低域再生
用の第2のスピーカに供給する回路と、スピーカ背面を
開通し前記第1及び第2のスピーカを音響結合せしめ第
1と第2のスピーカの背面容積を有し開口で連結するス
ピーカ装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、再生用スピーカを駆動
する駆動部を複数有し流れる電流による温度変化によっ
てアンプとスピーカを接続する開閉素子によりインピー
ダンスが変わり、並列駆動状態から単独スピーカ駆動状
態へと接続状態を変化させ消費電力が少ない場合には並
列駆動状態と成し、消費電力が大で各部の温度が上昇し
た場合にはアンプとスピーカとの接続インピーダンスを
増してスピーカの駆動部に供給される電力を減らしアン
プの過負荷を阻止すように成される。
【0010】それぞれ複数(N個)のボイスコイルを有す
る単独もしくは複数(m個)のスピーカユニット(又は単
一のボイスコイルを有する複数(N個)のスピーカユニッ
ト)からなり、内ひとつ以上のボイスコイル(又はスピー
カユニット)には、一定以上の電流によって回路がオー
プンとなる自動復帰型開閉素子が直列に接続された後、
これら複数のボイスコイル(又はスピーカユニット)が並
列に接続されている。
【0011】n個のボイスコイル(又はスピーカユニッ
ト)のそれぞれのインピーダンスをZk (k=1〜n)とし
たとき、小電流時には全てのボイスコイル(又はスピー
カユニット)が並列にドライブされ、そのトータルイン
ピーダンスZT は、 ZT=Z1・Z2・……・Zn-1・Zn/m・ΣZk となり極小の値を取るが、小電流であるため、アンプの
負荷として過負荷の問題にはならず、全てのボイスコイ
ル(又はスピーカユニット)が駆動されるため、相対的に
大きな音圧を得ることができる。
【0012】アンプの出力電圧が増大するに従い、出力
電流も増大するが、スピーカの温度も上昇し、温度検出
用の開閉素子の温度も上昇し、温度が一定以上の値にな
ると、順次或いは同時にl個(l<n)のボイスコイル(又
はスピーカユニット)が回路から切り離され、トータル
インピーダンスは (n−l=1のとき) ZT=Zn/m (n−l≧2のとき) ZT=Z1・Z2・……・Zn-1・Zn/m・ΣZk となり、上昇し、大電圧出力時のアンプの負荷を軽減す
る。
【0013】この際、駆動されるボイスコイル(又はス
ピーカユニット)の数が減少するため、アンプの出力に
対して相対的にスピーカシステムからの出力音圧は低減
し、一見不合理な様にも見えるが、人間の聴覚特性を考
慮した場合、Fletcher−Manson等の研究
によって広く知られる様に、音圧レベルと聴感レベルは
直線関係ではなく、特に低音域においては小音圧レベル
時の人間の耳の感度は低下するため、上述の開閉素子の
動作電流を人間の聴覚特性にマッチングさせて低音域の
み多重スピーカ出力に設定すれば、従来の入−出力特性
が直線的なスピーカシステムよりも、より自然な再生音
を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明のスピーカ装置の一実施例を
図面により説明する。図1は本発明による一実施例の配
線図である。フルレンジ用のスピーカ1は4層巻ボイス
コイル2−1〜4を有し、それぞれのインピーダンスを全
て8Ωとする。又、開閉素子3-1及び3-2は、温度が上
がると抵抗値が増える特性を有するポリマー系サーミス
タを用い、それぞれの開閉素子(ポリスイッチ)3-1及
び3-2の動作点の電流を共に1Aに設定する。本発明の
出力音圧特性を図2、インピーダンス特性を図3に示
す。図3の本発明のスピーカ装置のインピーダンス特性
a及び従来例bから明らかなように、アンプ4からの出
力電圧が4Vに近付くと開閉素子3-1及び3ー2の抵抗値
が増し、さらに出力電圧が8Vに近付くと開閉素子3-1
及び3-2が開放されスピーカ1のボイスコイル2-4のみ
が接続状態となる。
【0015】したがって、図2に示す本発明のスピーカ
装置の出力音圧特性aはアンプ4の出力電圧が4V以下
の小出力レベルでは開閉素子3-1及び3-2が閉でありボ
イスコイル2−1〜4のそれぞれにアンプからスピーカに
入力されるアンプの出力電流が流れスピーカ1から出力
されるので出力効率が高い。出力電圧が4V以上になり
スピーカ1の複数のボイスコイル2−1〜4のうち2-3及
び2-4に電力が供給される。出力電圧が8V以上になり
スピーカ1の複数のボイスコイル2−1〜4のうち2-4の
みに電力が供給される。このときスピーカ1としてはボ
イスコイル2−1〜3の負荷を駆動することになるので従
来のスピーカ特性bと比べ効率より下がる。
【0016】本発明のスピーカ装置の他の一実施例を図
4により説明する。アンプ4の出力が低域漏波器(LP
F)5を介して図1に示す回路に加えると共に、アンプ
4の出力を高域漏波器(HPF)6を介して高音再生用
のスピーカ1’に加える。本実施例の場合低音用のスピ
ーカの受け持つ低音域についてのみ、アンプが小出力時
の電気音響変換効率が向上し人間の聴感特性に近い再生
ができる。そのときの音圧周波数特性を図5に示す。
【0017】本発明の他の一実施例を図6及び図7によ
り説明する。アンプ4の出力が低域漏波器5を介して低
音再生専用のスピーカ1ー1に加えられ、スピーカ1ー1に
並列に開閉素子3-3を介して低音再生専用のスピーカ1
-2に加えられる。アンプ4の出力は高域漏波器6を介し
て高音再生専用のスピーカ7に加えられる。図6では低
音用のスピーカ1-2は開閉素子3ー3が開の状態ではスピ
ーカ1-1によりキャビネット8の内容積を介してコーン
紙を含む振動系の共振作用を有する周波数を効率良く再
生せしめ、いわゆるドロンコーンとして作動する。
【0018】図7ではスピーカ1ー2の背面はキャビネッ
ト8を仕切板8-1で空気室a及びbに分離し、開口8-2
を設け空洞共振結合が生ずるように音響結合されて特定
の周波数帯域でドロンコーンとして作動する。図8に音
圧周波数特性を示す。空気室a及びbの容積を異なるよ
うに成し共振帯域を広くするように成すことができる。
低音域の周波数特性を大入力時にスピーカ背面の空気負
荷を変えることができる。
【0019】また、開閉素子3をスピーカ1に接近して
配置し、スピーカ1のボイスコイル2の温度上昇を検知
し開閉するように成すと電流のみ検出する場合よりも音
場出力に合った出力周波数特性の制御がされた音質のス
ピーカ装置を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、大入力時は所定のイン
ピーダンスを有し、アンプに対する過負荷を防ぎつつ、
小入力時には並列出力を得て、スピーカの電気音響変換
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカ装置の一実施例を示す図。
【図2】出力対音圧レベル特性を示す図。
【図3】出力対インピーダンス特性を示す図。
【図4】本発明のスピーカ装置の他の一実施例を示す
図。
【図5】音圧周波数特性を示す図。
【図6】本発明の他の一実施例を示す図。
【図7】本発明のスピーカ装置の他の一実施例を示す
図。
【図8】音圧周波数特性を示す図。
【符号の説明】
1、1’ スピーカ 2 ボイスコイル 3 開閉素子 4 アンプ 5 低域漏波器 6 高域漏波器 7 スピーカ 8 キャビネット 8ー1 仕切板 8ー2 開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンプの出力を所定の電流を検知し開閉
    する開閉素子を介しスピーカに供給する回路と、前記ア
    ンプの出力をスピーカに供給し並列音響出力を得る回路
    を具備したことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 【請求項2】 アンプの出力を所定の電流を検知し開閉
    する開閉素子を介しスピーカに供給する回路と、前記ア
    ンプの出力をスピーカに供給し並列音響出力を得る回路
    と、前記アンプの出力を高域漏波器を介し高域再生用の
    スピーカに供給する回路を具備することを特徴とするス
    ピーカ装置。
  3. 【請求項3】 アンプの出力を低域漏波器を介しさらに
    開閉素子を介し第1のスピーカに供給する回路と、前記
    アンプの出力を高域漏波器を介し高域再生用のスピーカ
    に供給する回路と、アンプの出力を低域再生用の第2の
    スピーカに供給する回路を具備することを特徴とするス
    ピーカ装置。
  4. 【請求項4】 アンプの出力を低域漏波器を介しさらに
    開閉素子を介し第1のスピーカに供給する回路と、前記
    アンプの出力を高域漏波器を介し高域再生用のスピーカ
    に供給する回路と、アンプの出力を低域再生用の第2の
    スピーカに供給する回路と、スピーカ背面を開通し前記
    第1及び第2のスピーカを音響結合せしめることを特徴
    とするスピーカ装置。
  5. 【請求項5】 アンプの出力を低域漏波器を介しさらに
    開閉素子を介し第1のスピーカに供給する回路と、前記
    アンプの出力を高域漏波器を介し高域再生用のスピーカ
    に供給する回路と、アンプの出力を低域再生用の第2の
    スピーカに供給する回路と、スピーカ背面を開通し前記
    第1及び第2のスピーカを音響結合せしめ第1と第2の
    スピーカの背面容積を有し開口で連結することを特徴と
    するスピーカ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009071740A (ja) * 2007-09-15 2009-04-02 Alpine Electronics Inc 増幅装置及びこれを有するスピーカーシステム
US7751576B2 (en) 2004-12-15 2010-07-06 Sony Corporation Loudspeaker apparatus
US9183825B2 (en) 2011-12-22 2015-11-10 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Noise reduction apparatus

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011225