JPH0955816A - データ放送装置、データ受信装置及びデータ放送方法 - Google Patents

データ放送装置、データ受信装置及びデータ放送方法

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JPH0955816A
JPH0955816A JP7206162A JP20616295A JPH0955816A JP H0955816 A JPH0955816 A JP H0955816A JP 7206162 A JP7206162 A JP 7206162A JP 20616295 A JP20616295 A JP 20616295A JP H0955816 A JPH0955816 A JP H0955816A
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Tomoki Watabe
智樹 渡部
Tatsuro Suzuki
達郎 鈴木
Katsumi Kishida
克己 岸田
Kazuo Sakai
和男 酒井
Ikutoshi Mizumoto
郁俊 水本
Hironobu Fukunaga
博信 福永
Kazuhiro Hayakawa
和宏 早川
Hajime Sasaki
元 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルデータを不特定多数の受信装置に
配信することができる簡素な構成のデータ放送装置を提
供する。 【解決手段】 放送信号源4の音声出力信号を、マルチ
接続が可能な通信網1に出力し、この通信網1に不特定
多数のデータ受信装置10A〜10Nを任意にマルチ接
続し、放送信号源4から出力するデータを不特定多数の
データ受信装置に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばパソコン通
信等に利用することができるデータ放送装置、データ受
信装置及びデータ放送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコン通信の分野では発信側と受信側
のそれぞれにモデムと呼ばれる変復調装置を1対1で設
け、これら変復調装置が回線を通じて双方に接続され
る。従って、ホスト局にはN個の変復調装置を設け、N
個の発呼に対して接続を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ送信方法
は発信側と受信側を変復調装置で1対1で接続する形態
でしかない。従ってホスト局にN個の変復調装置を設置
した場合は、N個の発呼に対して接続が許されるだけ
で、N個以上の発呼に対しては話中となり、効率のよい
運用が行い難い欠点がある。
【0004】この発明の目的は、不特定多数の発呼に対
しても応答し、データを配信することができるデータ放
送装置と、データ受信装置及びデータ放送方法を提案す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では放送を伝達
するための媒体として、複数の発信側回線を1つの着信
側回線にマルチ接続する機能を持ち、音声伝送が可能な
通信網を利用する。この通信網を放送媒体として利用す
ることにより、多数の発信側回線を1つの着信側回線に
マルチ接続することができる。よって、この通信網に放
送すべきデータを流しておくことにより、多数の回線に
対してデータを放送することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の請求項1で提案
するデータ放送装置と、請求項2で提案するデータ受信
装置の構成を示す。図中1は通信網を示す。この通信網
1は多数の発信側回線2A,2B,…2Nを1つの着信
側回線3にマルチ接続することができる機能を具備して
いる。このような通信網は例えば「テレドーム」等と呼
ばれて既に実用化されている。
【0007】着信側回線3には放送信号源4が接続され
る。放送信号源4はホストコンピュータ5と、このホス
トコンピュータ5から出力される並列ディジタルデータ
を直列の音声信号に変換する変換器6と、変換器6で変
換した音声信号を着信側回線3を介して通信網1に出力
する回線出力装置7とによって構成することができる。
【0008】ホストコンピュータ5は放送すべきディジ
タルデータを繰り返し出力する。変換器6は例えばDA
変換器とVF変換器(電圧−周波数変換器)の組合せに
よって構成することもできるが、一般的にはモデムと呼
ばれる変復調を利用することができる。また、この発明
では放送信号源4に通信網1が接続された構成をデータ
放送装置8と称することにする。
【0009】通信網1にはマルチ接続機能により多数の
発信側回線2A,2B,…2Nが接続される。各発信側
回線2A,2B,…2Nにはデータ受信装置10A,1
0B,…10Nが接続される。各データ受信装置10
A,10B,…10Nは通信機能を持つ復調装置11
と、復調装置11で復調したデータを取り込むコンピュ
ータ12とによって構成することができる。
【0010】復調装置11が持つ通信機能とは通信網1
に接続された放送信号源4に対してダイヤルする機能
と、回線の接続及び切断を行う機能である。具体的には
モデムを用いることができる。モデムの復調条件をデー
タ放送装置8に設けた変換器6の変換条件に合致させ
る。復調条件を変換器6の変換条件に合致させることに
より、復調装置11の出力には元のディジタルデータを
復調することができる。このディジタルデータをコンピ
ュータ12が取込み、受信を完了する。受信を完了する
と、復調装置11は回線2Aまたは2B,…2Nを切断
し、コンピュータ12への出力を停止する。
【0011】ここで変換器6と復調装置11の通信条件
を合致させることによる作用効果について説明する。こ
の条件設定により、復調装置11を放送信号源4に接続
する際に通信条件を決定するネゴシェーション情報の交
換を行わなくて済む。また、通信網1がマルチ接続機能
を有していることにより、不特定多数のデータ受信装置
10A〜10Nを非同期で接続を要求してもそれぞれに
ついて接続を達することができる。
【0012】図2に請求項3で提案するデータ放送方法
の流れ図を示す。ステップS1 でホストコンピュータ5
が出力するディジタルデータを変換器6で音声信号に変
換する。ステップS2 で変換器6が出力した音声信号を
回線出力装置7が着信側回線3を介して、マルチ接続機
能を有する通信網1に出力する。ステップS3 で受信装
置10A,10B,…10Nの中の任意の受信装置が通
信網1にダイアルする。
【0013】ステップS4 でダイアルした受信装置、例
えば10Aが通信網1を通して着信側回線3に接続。ス
テップS5 で受信装置10Aは音声信号を受信、ステッ
プS6 で音声信号を復調し、元のディジタルデータを獲
得、データの獲得後、ステップS7 で例えば手動により
回線の接続を切断する。
【0014】図3はこの出願の請求項4で提案したデー
タ放送装置の実施例を示す。この実施例では放送信号源
4からデータの開始或いは終了を表す同期信号を発生さ
せるように構成した場合を示す。同期信号は予めホスト
コンピュータ5が出力するディジタルデータの先頭と終
了位置に書き込んでおき、これを読み出すことにより発
生させることができる。図3に示す例では、ホストコン
ピュータ5とは別に同期信号発生手段13を設け、ホス
トコンピュータ5から出力される制御信号、或いは手動
操作によりこの同期信号発生手段13からディジタルデ
ータの開始と終了を表す同期信号を発生させ、この同期
信号を信号取出回路14を通じて回線出力装置7に出力
する構成とした場合を示す。尚、同期信号としてはデー
タ受信の開始のみを扱う場合もある。データ受信の開始
信号としては、ITU−T V.22勧告の接続シーケ
ンスに従う「スクランブルされない“1”」を適用する
ことも可能である。
【0015】更に、この例では変換器6としてモデム6
Aと6Bを利用した場合を示す。モデム6Aは送信モー
ドに設定され、ホストコンピュータ5が出力するディジ
タルデータをアナログの音声信号に変換する。モデム6
Bはモデム6Aと同一の通信条件で受信モードに設定さ
れ、モデム6Aのダミー負荷として接続されてモデム6
Aから音声信号を出力させる手段を構成している。信号
取出回路14はモデム6Aから6Bに流れる音声信号を
分岐し、その分岐出力を回線出力装置7に出力する。回
線出力装置7は着信側回線3を通じて通信網1に同期信
号付のディジタルデータを出力する。
【0016】データ受信装置10A〜10Nには、この
実施例では同期信号検出器15を設け、復調装置11の
通信機能により通信回線への接続の際、この同期信号検
出器15によりデータの開始と終了を表す同期信号の存
在を検出する。同期信号検出器15はデータの開始を表
す同期信号を検出すると、その検出出力により復調装置
11を受信状態に制御する。復調装置11は音声信号を
復調し、元のディジタルデータを復元し、コンピュータ
12に入力する。
【0017】同期信号検出器15がデータの終了を表す
同期信号を検出すると、その検出出力により復調装置1
1の復調動作を停止させ、データの取込みを停止させ
る。これと共に、復調装置11は通信機能により回線の
切断を実行する。この実施例のように、同期信号を放送
することにより、受信装置10A〜10Nではデータの
始まりに同期してデータの取込みを開始し、データの終
了と共にデータの取込みを終了することができ、データ
を無駄なく取り込むことができる利点が得られる。
【0018】図4に図3に示した実施例に使用するこの
出願の請求項6で提案する放送方法の流れ図を示す。図
4に示すステップS4 までは図2に示した放送方法と同
じ手順である。この流れ図では、ステップS5 で同期信
号を通信網1に出力、ステップS6 で同期信号検出器1
5が送信開始の同期信号を検出、ステップS7 で復調装
置11が音声信号の復調を開始する。
【0019】ステップS8 で音声信号を復調して元のデ
ータを獲得、ステップS9 で送信終了の同期信号を検
出、ステップS10で音声信号の受信を終了、ステップS
11で回線を切断する。この切断は送信終了を表す同期信
号を検出することにより、自動的に切断制御を行わせる
ことができる。図5はこの出願の請求項7乃至請求項9
で提案するデータ放送装置の実施例を示す。この出願の
請求項7で提案するデータ放送装置は通信網1に片方向
通信機能を付加した構成とした点を特徴とするものであ
り、請求項8では請求項7の構成に加えて復調装置11
としてデータを送受信する機能を持つモデムに置き換え
た構成とした点を特徴とするものである。
【0020】請求項7で提案したように、通信網1に片
方向の通信機能を付加した構成としたことにより、デー
タ受信装置10A〜10Nから着信側回線3をダイヤル
する際に、データ受信装置10A〜10Nを構成する復
調装置11を請求項8で提案するようにモデムに置き換
えたとしても、各データ受信装置10A〜10Nは放送
信号源4からの音声信号を一方的に受信することにな
り、放送信号源4側とデータ受信装置10A〜10Nの
通信条件を合致させておくことにより、ネゴシェーショ
ンなしに接続を達することができる。よって多数のデー
タ受信装置10A〜10Nをマルチ接続機能を持つ通信
網1を介して着信側回線3に非同期で接続することがで
きる。
【0021】請求項9で提案したデータ放送装置は図5
に示したように、変換器6を送信モードに設定したモデ
ム6Aと受信モードに設定したモデム6Bと、これらモ
デム6A−6B間を流れる音声信号を分岐して取り出す
信号取出回路14とによって構成した点を請求するもの
である。この請求項9で提案したデータ放送装置によれ
ば、現在普及する安価な大多数のモデムが非同期で送信
側のホストコンピュータが持つデータを受信することが
できる。
【0022】図6は請求項9で提案したデータ放送装置
を実現するためのデータ放送方法を示す流れ図である。
ステップS1 で送信モードに設定されたモデム6Aから
音声信号に変換されたデータを送信、ステップS2 で別
に設けた受信モードに設定されたモデム6Bが音声デー
タを受信、ステップS3 で2台のモデム6A−6B間に
流れる音声信号を分岐、ステップS4 で音声信号をマル
チ接続機能及び片方向へのデータ伝送を行う機能を有す
る音声伝達可能な通信網1へ出力、ステップS 5 で受信
装置が通信網1にダイアル、ステップS6 で回線3に接
続、ステップS 7 で音声信号を送受信、ステップS8
音声信号を復調した元のデータを獲得、ステップS9
受信完了により回線を切断する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
放送媒体としてマルチ接続機能を持つ通信網1を利用し
たから、大多数の発信側回線2A〜2Nを共通の着信側
回線3に接続し、大多数のデータ受信装置10A〜10
Nを共通の放送信号源4に接続することができる。従っ
て共通の放送信号源4によって不特定多数のデータ受信
装置10A〜10Nにディジタルデータを配信すること
ができる。この結果、不特定多数のデータ受信装置を放
送対象とするにも係わらず、データ放送装置の規模を大
幅に簡素化することができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の請求項1及び請求項2で提案するデ
ータ放送装置及びデータ受信装置の一実施例を示すブロ
ック図。
【図2】この出願の請求項3で提案するデータ放送方法
を説明するための流れ図。
【図3】この出願の請求項4及び請求項5で提案するデ
ータ放送装置及びデータ受信装置の実施例を説明するた
めのブロック図。
【図4】この出願の請求項6で提案するデータ放送方法
を説明するための流れ図。
【図5】この出願の請求項7で提案するデータ放送装置
の実施例を示すブロック図。
【図6】この出願の請求項6及び請求項7記載のデータ
放送装置及びデータ受信装置の動作を説明するための流
れ図。
【符号の説明】
1 マルチ接続が可能な通信網 2A〜2N 発信側回線 3 着信側回線 4 放送信号源 5 ホストコンピュータ 6 変換器 6A 送信モードに設定されたモデム 6B 受信モードに設定されたモデム 7 回線出力装置 8 データ放送装置 10A〜10N データ受信装置 11 通信機能を持つ復調装置 12 コンピュータ 13 同期信号発生手段 14 信号取出回路 15 同期信号検出器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 和男 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 水本 郁俊 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 福永 博信 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 早川 和宏 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 佐々木 元 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.放送すべきディジタルデータを繰り
    返し出力するホストコンピュータと、このホストコンピ
    ュータが出力するディジタルデータを音声信号に変換す
    る変換器及びこの変換器が出力する音声信号を回線に出
    力する回線出力装置とによって構成される放送信号源
    と、 B.複数の発信側回線を上記回線出力回路が出力する回
    線にマルチ接続する機能を持ち、音声伝送が可能な通信
    網と、 によって構成したことを特徴とするデータ放送装置。
  2. 【請求項2】 A.請求項1記載の通信網への発呼と、
    回線の接続及び切断を実行する通信制御機能と、上記通
    信網から音声信号を受信し、この音声信号を復調した元
    のディジタルデータに復元する復調機能とを具備した復
    調装置と、 B.この復調装置が出力するディジタルデータを取り込
    むコンピュータと、 によって構成したことを特徴とするデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータが出力するディジタ
    ルデータを音声信号に変換し、この音声信号を複数の発
    信側回線を1つの着信側回線にマルチ接続することを可
    能とした機能を持つ通信網に出力し、この通信網を介し
    て不特定多数のデータ受信装置にディジタルデータを配
    送することを特徴とするデータ放送方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデータ放送装置におい
    て、放送信号源からデータの少なくとも送信開始を表す
    同期信号を発生させることを特徴とするデータ放送装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のデータ放送装置で放送さ
    れるデータを受信する請求項2記載のデータ受信装置に
    おいて、データの送信開始を表す同期信号を検出してデ
    ータの取込みを開始し、データの送信終了を表す同期信
    号を検出してデータの取込みを終了させる同期信号検出
    器を設けたことを特徴とするデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のデータ放送方法におい
    て、放送信号源は受信装置にデータの取込みを開始させ
    るためのディジタルデータの開始を表す同期信号と、受
    信装置にデータの取込みを終了させるディジタルデータ
    の終了を表す同期信号とを付加して放送することを特徴
    とするデータ放送方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のデータ放送装置におい
    て、通信網は送信側から受信側への片方向とされたこと
    を特徴とするデータ放送装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のデータ受信装置におい
    て、通信機能を持つ復調装置を、データを送受信する機
    能を持つモデムに置き換えたことを特徴とするデータ受
    信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のデータ放送装置におい
    て、ディジタルデータを音声信号に変換する変換器を送
    信モードに設定されたモデムと、受信モードに設定され
    たモデム及びこれらのモデム間に流れる音声信号を分岐
    して出力する信号取出回路とによって構成したことを特
    徴とするデータ放送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11340975A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 複数端末への同一データ配信方法及びデータ配信システム装置
KR100439231B1 (ko) * 2001-09-12 2004-07-05 엘지전자 주식회사 인터넷을 이용한 디지털 텔레비젼의 전송시스템 및 그제어방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11340975A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 複数端末への同一データ配信方法及びデータ配信システム装置
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