JP3438216B2 - テレビ電話通信方式 - Google Patents
テレビ電話通信方式Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話の通信方式
に関し、特に、テレビ信号を伝送・制御する電話装置を
有するテレビ電話の通信方式に関するものである。
に関し、特に、テレビ信号を伝送・制御する電話装置を
有するテレビ電話の通信方式に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の双方向ＣＡＴＶ方式のような映像
通信技術は、制御信号として住戸からＣＡＴＶのセンタ
装置への７５ｂｐｓ程度の低速度の上り信号だけを用い
る構成になっている。このような構成により、上り信号
によって下り映像信号が選択・出力時期の制御ができる
ように動作する。また、従来のテレビ電話装置は、構内
交換装置に送信周波数を決定する周波数管理手段を有す
るように構成されている。
通信技術は、制御信号として住戸からＣＡＴＶのセンタ
装置への７５ｂｐｓ程度の低速度の上り信号だけを用い
る構成になっている。このような構成により、上り信号
によって下り映像信号が選択・出力時期の制御ができる
ように動作する。また、従来のテレビ電話装置は、構内
交換装置に送信周波数を決定する周波数管理手段を有す
るように構成されている。
【０００３】このような構成により、構内交換装置は、
テレビ電話装置の発信時に該構内交換装置で該テレビ電
話装置がテレビ信号を送信する送信周波数並びに、受信
する送信周波数を決定し、２つの該送信周波数を通信す
る２台のテレビ電話装置に送信するように動作する。ま
た、撮像手段と、モニタ手段は、テレビ電話装置の発信
並びに着信時に起動されるように構成されている。この
ような構成により、撮像手段と、モニタ手段がほぼ同時
に起動されるように動作する。
テレビ電話装置の発信時に該構内交換装置で該テレビ電
話装置がテレビ信号を送信する送信周波数並びに、受信
する送信周波数を決定し、２つの該送信周波数を通信す
る２台のテレビ電話装置に送信するように動作する。ま
た、撮像手段と、モニタ手段は、テレビ電話装置の発信
並びに着信時に起動されるように構成されている。この
ような構成により、撮像手段と、モニタ手段がほぼ同時
に起動されるように動作する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
の技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
の技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【０００５】（１）各住戸からの上り信号は映像を指定
する用途以外に使用できないという問題があった。
する用途以外に使用できないという問題があった。
【０００６】（２）双方向の映像通信を行う場合に、映
像、音声、及びデータを組合わせもしくは同期させた複
合サービスの提供が難しいという問題があった。
像、音声、及びデータを組合わせもしくは同期させた複
合サービスの提供が難しいという問題があった。
【０００７】（３）後からテレビ電話装置を追加する場
合には、端末装置（電話装置、映像伝送付情報処理装置
等）と構内交換装置の間のプロトコルが変更になるた
め、構内交換装置及び端末装置すべてを新しいものに置
き換えなければならないという問題があった。
合には、端末装置（電話装置、映像伝送付情報処理装置
等）と構内交換装置の間のプロトコルが変更になるた
め、構内交換装置及び端末装置すべてを新しいものに置
き換えなければならないという問題があった。
【０００８】（４）入力手段が色補正、ホワイトバラン
ス等の補正が安定するまでモニタ手段の映像が乱れると
いう問題があった。
ス等の補正が安定するまでモニタ手段の映像が乱れると
いう問題があった。
【０００９】本発明の目的は、電話装置と、電話装置が
通話路で接続された交換手段で構成される通話システ
ム、及び映像伝送手段を改造しないで、かつ組み合わせ
て双方向映像通信ができる技術を提供することにある。
通話路で接続された交換手段で構成される通話システ
ム、及び映像伝送手段を改造しないで、かつ組み合わせ
て双方向映像通信ができる技術を提供することにある。
【００１０】本発明の他の目的は、撮像手段の安定まで
のモニタ手段の映像の乱れを抑えることができる技術を
提供することにある。
のモニタ手段の映像の乱れを抑えることができる技術を
提供することにある。
【００１１】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【００１３】（１）電話装置、構内交換装置、及び相手
装置で構成される通信システムと、前記電話装置、カメ
ラ、映像制御手段、送信周波数検出手段、変調器、及び
モニタ装置で構成されるテレビ電話装置と、映像伝送手
段とを備えたテレビ電話通信方式であって、前記映像制
御手段は、前記電話装置並びに前記電話装置と前記構内
交換装置との間の通話路の信号から呼制御信号を抽出し
て映像制御信号を生成し、当該生成した映像制御信号に
基づき、前記カメラ、前記送信周波数検出手段、前記変
調器、前記モニタ装置および前記映像伝送手段を制御
し、前記送信周波数検出手段は、前記映像伝送手段を介
して伝送されるテレビ信号の搬送周波数を決定すること
を特徴とする。
装置で構成される通信システムと、前記電話装置、カメ
ラ、映像制御手段、送信周波数検出手段、変調器、及び
モニタ装置で構成されるテレビ電話装置と、映像伝送手
段とを備えたテレビ電話通信方式であって、前記映像制
御手段は、前記電話装置並びに前記電話装置と前記構内
交換装置との間の通話路の信号から呼制御信号を抽出し
て映像制御信号を生成し、当該生成した映像制御信号に
基づき、前記カメラ、前記送信周波数検出手段、前記変
調器、前記モニタ装置および前記映像伝送手段を制御
し、前記送信周波数検出手段は、前記映像伝送手段を介
して伝送されるテレビ信号の搬送周波数を決定すること
を特徴とする。
【００１４】（２）前記（１）のテレビ電話通信方式に
おいて、前記送信周波数検出手段は、前記電話装置の電
話番号から一意に搬送周波数を決定する手段を有するこ
とを特徴とする。
おいて、前記送信周波数検出手段は、前記電話装置の電
話番号から一意に搬送周波数を決定する手段を有するこ
とを特徴とする。
【００１５】（３）前記（１）のテレビ電話通信方式に
おいて、前記送信周波数検出手段は、通信時に搬送周波
数の中から送受信する搬送周波数を決定する手段を有す
ることを特徴とする。
おいて、前記送信周波数検出手段は、通信時に搬送周波
数の中から送受信する搬送周波数を決定する手段を有す
ることを特徴とする。
【００１６】（４）前記（１）乃至（３）のテレビ電話
通信方式において、電話着信時に映像の送信側は撮影を
開始し、映像の受信側は相手先の端末装置から応答を受
けた後に前記モニタ装置を起動させる手段を備えたこと
を特徴とする。
通信方式において、電話着信時に映像の送信側は撮影を
開始し、映像の受信側は相手先の端末装置から応答を受
けた後に前記モニタ装置を起動させる手段を備えたこと
を特徴とする。
【００１７】
【作用】前述した手段によれば、映像制御手段は、電話
装置並びに電話装置と構内交換装置の間の通話路の信号
から呼制御信号を抽出し、該呼制御信号から映像制御信
号を生成するように動作する。
装置並びに電話装置と構内交換装置の間の通話路の信号
から呼制御信号を抽出し、該呼制御信号から映像制御信
号を生成するように動作する。
【００１８】また、送信周波数検出手段の第一の方法
は、端末のテレビ電話装置が該テレビ電話装置の電話番
号に対応した送信周波数と、相手テレビ電話装置の電話
番号に対応した送信周波数でテレビ信号を変復調して送
受信するように動作する。第二の方法は、テレビ電話装
置が送信周波数検出手段で検出した送信周波数をネゴシ
エーション手段で相手テレビ電話装置とネゴシエーショ
ンするように動作する。
は、端末のテレビ電話装置が該テレビ電話装置の電話番
号に対応した送信周波数と、相手テレビ電話装置の電話
番号に対応した送信周波数でテレビ信号を変復調して送
受信するように動作する。第二の方法は、テレビ電話装
置が送信周波数検出手段で検出した送信周波数をネゴシ
エーション手段で相手テレビ電話装置とネゴシエーショ
ンするように動作する。
【００１９】また、電話発信、あるいは、電話着信時の
フック信号に基づき、カメラの撮影を開始し、モニタ装
置を起動させるように動作する。
フック信号に基づき、カメラの撮影を開始し、モニタ装
置を起動させるように動作する。
【００２０】これにより、映像制御手段において、呼制
御信号から生成した映像制御信号により、カメラ、送信
周波数検出手段、変調器、モニタ装置、および映像伝送
手段を制御するようにしたので、通話システム及び映像
制御手段の双方の装置の変更なしに新しいサービスを追
加できる。
御信号から生成した映像制御信号により、カメラ、送信
周波数検出手段、変調器、モニタ装置、および映像伝送
手段を制御するようにしたので、通話システム及び映像
制御手段の双方の装置の変更なしに新しいサービスを追
加できる。
【００２１】また、テレビ電話装置もしくはテレビ電話
装置に接続したアダプタに搬送周波数検出手段を備えた
ので、構内交換装置のプロトコルを変更することなく、
片方向テレビ電話通信を行うことができる。
装置に接続したアダプタに搬送周波数検出手段を備えた
ので、構内交換装置のプロトコルを変更することなく、
片方向テレビ電話通信を行うことができる。
【００２２】また、映像制御信号を用いて、カメラをモ
ニタ装置より早いタイミングで起動させるため、カメラ
が色補正、ホワイトバランス等の補正を終了するまでモ
ニタ映像が乱れることを抑え、ヒューマンインタフェー
スを向上させることができる。
ニタ装置より早いタイミングで起動させるため、カメラ
が色補正、ホワイトバランス等の補正を終了するまでモ
ニタ映像が乱れることを抑え、ヒューマンインタフェー
スを向上させることができる。
【００２３】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【００２４】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【００２５】図１は、本発明による実施例のテレビ電話
通信方式の概略構成を示すブロック図であって、１はテ
レビ電話装置、２は構内交換装置、３は相手装置、４は
ヘッドエンド、１０はテレビ電話アダプタ装置、１１は
電話装置、１２はカメラ、１３はモニタ装置、５０は通
話システム、５１は映像伝送手段、１０１は映像制御手
段、１０２は送信周波数検出手段、１０３は変調器、１
０４は送信周波数決定手段、１０１０はＲＢＴ検出回
路、１０１１はＰＢ信号検出回路、１０１２はループ検
出回路、１０１３はＰＢ信号送信回路、１０１４はＢＴ
信号検出回路、１０２０は送信周波数決定回路、１０２
１は復調器、１０２２は同期信号検出回路、１０４１は
送信周波数表である。
通信方式の概略構成を示すブロック図であって、１はテ
レビ電話装置、２は構内交換装置、３は相手装置、４は
ヘッドエンド、１０はテレビ電話アダプタ装置、１１は
電話装置、１２はカメラ、１３はモニタ装置、５０は通
話システム、５１は映像伝送手段、１０１は映像制御手
段、１０２は送信周波数検出手段、１０３は変調器、１
０４は送信周波数決定手段、１０１０はＲＢＴ検出回
路、１０１１はＰＢ信号検出回路、１０１２はループ検
出回路、１０１３はＰＢ信号送信回路、１０１４はＢＴ
信号検出回路、１０２０は送信周波数決定回路、１０２
１は復調器、１０２２は同期信号検出回路、１０４１は
送信周波数表である。
【００２６】本実施例のテレビ電話通信方式は、図１に
おいて、電話装置１１をオフフックすると、通話路のル
ープが閉じてループ検出回路１０１２でオフフックを検
出してフック信号「１」を出力する。電話装置１１をオ
ンフックすると、ループが開放されてループ検出回路１
０１２でオンフックを検出して信号「０」を出力する。
相手装置（相手側テレビ電話装置、相手側映像伝送付情
報処理装置等）３の電話番号が電話装置１１でダイアル
されると、ＰＢ信号検出回路１０１１で検出してダイア
ル番号並びに、ダイアルされたことを示すダイアル信号
「１」を出力する。
おいて、電話装置１１をオフフックすると、通話路のル
ープが閉じてループ検出回路１０１２でオフフックを検
出してフック信号「１」を出力する。電話装置１１をオ
ンフックすると、ループが開放されてループ検出回路１
０１２でオンフックを検出して信号「０」を出力する。
相手装置（相手側テレビ電話装置、相手側映像伝送付情
報処理装置等）３の電話番号が電話装置１１でダイアル
されると、ＰＢ信号検出回路１０１１で検出してダイア
ル番号並びに、ダイアルされたことを示すダイアル信号
「１」を出力する。
【００２７】構内交換装置２が相手装置３に接続する
と、ＲＢＴが返され、ＲＢＴ検出回路１０１０が呼出を
示す呼出信号「１」を出力する。相手装置３がオフフッ
クすると、通話状態になってＲＢＴがなくなるので、Ｒ
ＢＴ検出回路１０１０は通話信号「１」を出力し呼出信
号を「０」にする。通話中に相手装置３がオンフックす
ると、構内交換装置２からＢＴが流れるので、ＢＴ信号
検出回路１０１４が通話信号「０」を出力する。
と、ＲＢＴが返され、ＲＢＴ検出回路１０１０が呼出を
示す呼出信号「１」を出力する。相手装置３がオフフッ
クすると、通話状態になってＲＢＴがなくなるので、Ｒ
ＢＴ検出回路１０１０は通話信号「１」を出力し呼出信
号を「０」にする。通話中に相手装置３がオンフックす
ると、構内交換装置２からＢＴが流れるので、ＢＴ信号
検出回路１０１４が通話信号「０」を出力する。
【００２８】このような構成により、映像制御手段１０
１は、通話システム５０の信号からフック信号、ダイア
ル信号、呼出信号、通話信号並びに、ダイアル番号のよ
うな呼制御信号を抽出する。これら３つの信号を組み合
わせ、例えば、フック信号、ダイアル信号、呼出信号、
通話信号、ダイアル番号のような映像制御信号を構成す
る。
１は、通話システム５０の信号からフック信号、ダイア
ル信号、呼出信号、通話信号並びに、ダイアル番号のよ
うな呼制御信号を抽出する。これら３つの信号を組み合
わせ、例えば、フック信号、ダイアル信号、呼出信号、
通話信号、ダイアル番号のような映像制御信号を構成す
る。
【００２９】前記の動作を映像制御信号の流れで説明す
る。初期状態（０、０、０、０、０）からオフフックに
よって（１、０、０、０、０）を出力し、ダイアルによ
って（１、１、０、０、×）が出力される。相手装置３
に着信すると、（１、０、１、０、０）を出力し、相手
装置３がオフフックすると、（１、０、０、１、０）を
出力する。相手装置３が切断すると、（１、０、０、
０、０）を出力し、電話装置１１がオンフックすると、
初期状態（０、０、０、０、０）を出力する。
る。初期状態（０、０、０、０、０）からオフフックに
よって（１、０、０、０、０）を出力し、ダイアルによ
って（１、１、０、０、×）が出力される。相手装置３
に着信すると、（１、０、１、０、０）を出力し、相手
装置３がオフフックすると、（１、０、０、１、０）を
出力する。相手装置３が切断すると、（１、０、０、
０、０）を出力し、電話装置１１がオンフックすると、
初期状態（０、０、０、０、０）を出力する。
【００３０】映像制御手段１０１は、これらの映像制御
信号を用いて細かく接続装置を制御することができる。
本実施例では、最も単純な例としてすべての映像制御装
置の論理和をとっているため、オフフックによってモニ
タ装置１３を起動し、オンフックによってモニタ装置１
３を停止する。相手装置３は、該相手装置３の映像制御
手段１０１を用いてヘッドエンド４の起動を制御し、映
像伝送手段５１にテレビ信号を放送することができる。
信号を用いて細かく接続装置を制御することができる。
本実施例では、最も単純な例としてすべての映像制御装
置の論理和をとっているため、オフフックによってモニ
タ装置１３を起動し、オンフックによってモニタ装置１
３を停止する。相手装置３は、該相手装置３の映像制御
手段１０１を用いてヘッドエンド４の起動を制御し、映
像伝送手段５１にテレビ信号を放送することができる。
【００３１】以上の説明で明らかなように、通信路から
の信号を映像制御手段１０１で検出してモニタ装置１３
の起動やチャネルを制御することができる。
の信号を映像制御手段１０１で検出してモニタ装置１３
の起動やチャネルを制御することができる。
【００３２】以上の説明はアナログ電話装置を例として
説明したが、ディジタル電話装置にしてもディジタル呼
制御信号によって発着信、切断を検出することが可能で
ある。
説明したが、ディジタル電話装置にしてもディジタル呼
制御信号によって発着信、切断を検出することが可能で
ある。
【００３３】本実施例の表管理手段は、電話装置１１が
オフフックすると、ループ検出回路１０１２からフック
信号「１」が送信周波数決定回路１０２０に入力され
る。送信周波数決定回路１０２０は、送信周波数表１０
４１から電話装置１１の電話番号で送信周波数表１０４
１から送信周波数を検索し、検索した送信周波数を変調
器１０３に入力する。変調器１０３は、該送信周波数で
カメラ１２の入力を変調し、ヘッドエンド４に信号を送
信する。
オフフックすると、ループ検出回路１０１２からフック
信号「１」が送信周波数決定回路１０２０に入力され
る。送信周波数決定回路１０２０は、送信周波数表１０
４１から電話装置１１の電話番号で送信周波数表１０４
１から送信周波数を検索し、検索した送信周波数を変調
器１０３に入力する。変調器１０３は、該送信周波数で
カメラ１２の入力を変調し、ヘッドエンド４に信号を送
信する。
【００３４】電話装置１１がダイアルすると、ＰＢ信号
検出回路１０１１はダイアル番号を検出し、送信周波数
決定回路１０２０に入力する。送信周波数決定回路１０
２０は、該ダイアル番号を蓄積し、相手装置３の電話番
号を構成し、該電話番号で送信周波数表１０４１から送
信周波数を検索し、検索した送信周波数を復調器１０２
１に入力する。復調器１０２１は、該送信周波数でヘッ
ドエンド４からのテレビ信号を復調し、モニタ装置１３
に出力する。
検出回路１０１１はダイアル番号を検出し、送信周波数
決定回路１０２０に入力する。送信周波数決定回路１０
２０は、該ダイアル番号を蓄積し、相手装置３の電話番
号を構成し、該電話番号で送信周波数表１０４１から送
信周波数を検索し、検索した送信周波数を復調器１０２
１に入力する。復調器１０２１は、該送信周波数でヘッ
ドエンド４からのテレビ信号を復調し、モニタ装置１３
に出力する。
【００３５】以上の説明で明らかなように、送信周波数
決定手段１０４は、電話番号と搬送周波数を対応させた
送信周波数表１０４１によって送受信するテレビ信号の
送信周波数を決定することができる。
決定手段１０４は、電話番号と搬送周波数を対応させた
送信周波数表１０４１によって送受信するテレビ信号の
送信周波数を決定することができる。
【００３６】以上の説明では、映像の伝送路を上りと下
りに分けて説明したが、同一伝送路を用いても送受信が
可能である。
りに分けて説明したが、同一伝送路を用いても送受信が
可能である。
【００３７】前記送信周波数検出手段１０２は、電話装
置１１がオフフックすると、ループ検出回路１０１２か
らフック信号「１」が送信周波数決定回路１０２０に入
力される。送信周波数決定回路１０２０は、復調器１０
２１に送信周波数を入力し、復調器１０２１は復調した
信号を同期信号検出回路１０２２に入力する。同期信号
検出回路１０２２は、復調した該信号から同期信号を検
出した場合、同期検出信号「１」を送信周波数決定回路
１０２０に入力する。
置１１がオフフックすると、ループ検出回路１０１２か
らフック信号「１」が送信周波数決定回路１０２０に入
力される。送信周波数決定回路１０２０は、復調器１０
２１に送信周波数を入力し、復調器１０２１は復調した
信号を同期信号検出回路１０２２に入力する。同期信号
検出回路１０２２は、復調した該信号から同期信号を検
出した場合、同期検出信号「１」を送信周波数決定回路
１０２０に入力する。
【００３８】同期信号が検出できない場合、同期検出信
号「０」を送信周波数決定回路１０２０に入力する。送
信周波数決定回路１０２０は、同期検出信号が「１」の
場合は直前までに復調器１０２１に入力していない送信
周波数を復調器１０２１に入力する。同期検出信号が
「０」の場合は、直前に復調器１０２１に入力した送信
周波数を変調器１０３及びＰＢ信号送信回路１０１３に
入力する。
号「０」を送信周波数決定回路１０２０に入力する。送
信周波数決定回路１０２０は、同期検出信号が「１」の
場合は直前までに復調器１０２１に入力していない送信
周波数を復調器１０２１に入力する。同期検出信号が
「０」の場合は、直前に復調器１０２１に入力した送信
周波数を変調器１０３及びＰＢ信号送信回路１０１３に
入力する。
【００３９】変調器１０３は、該送信周波数でカメラ１
２の入力を変調し、ヘッドエンド４に信号を送信する。
ＰＢ信号送信回路１０１３は、ＲＢＴ検出回路１０１０
によって映像制御手段１０１から通話信号「１」が出力
されると、送信周波数を相手装置３に送信する。着信側
の相手装置３の動作をテレビ電話装置１の実施例を用い
て説明する。
２の入力を変調し、ヘッドエンド４に信号を送信する。
ＰＢ信号送信回路１０１３は、ＲＢＴ検出回路１０１０
によって映像制御手段１０１から通話信号「１」が出力
されると、送信周波数を相手装置３に送信する。着信側
の相手装置３の動作をテレビ電話装置１の実施例を用い
て説明する。
【００４０】着信をループ検出回路１０１２が検出する
と、フック信号「１」が送信周波数決定回路１０２０に
入力される。送信周波数決定回路１０２０は、発信と同
様の手順で送信周波数を決定し、該送信周波数を変調器
１０３及びＰＢ信号送信回路１０１３に入力する。変調
器１０３は、該送信周波数でカメラ１２の入力を変調
し、ヘッドエンド４に信号を送信する。
と、フック信号「１」が送信周波数決定回路１０２０に
入力される。送信周波数決定回路１０２０は、発信と同
様の手順で送信周波数を決定し、該送信周波数を変調器
１０３及びＰＢ信号送信回路１０１３に入力する。変調
器１０３は、該送信周波数でカメラ１２の入力を変調
し、ヘッドエンド４に信号を送信する。
【００４１】オフフックによってループ検出回路１０１
２から通話信号「１」が出力され、ＰＢ信号検出回路１
０１１で発信側が送信した送信周波数を示すＰＢ信号を
受信する。ＰＢ信号検出回路１０１１は、該ＰＢ信号を
送信周波数に変換し、該送信周波数を送信周波数決定回
路１０２０に入力する。送信周波数決定回路１０２０
は、該送信周波数を復調器１０２１に入力する。
２から通話信号「１」が出力され、ＰＢ信号検出回路１
０１１で発信側が送信した送信周波数を示すＰＢ信号を
受信する。ＰＢ信号検出回路１０１１は、該ＰＢ信号を
送信周波数に変換し、該送信周波数を送信周波数決定回
路１０２０に入力する。送信周波数決定回路１０２０
は、該送信周波数を復調器１０２１に入力する。
【００４２】復調器１０２１は、入力された送信周波数
でヘッドエンド４からのテレビ信号を復調し、モニタ装
置１３に出力する。送信周波数を示すＰＢ信号を受信
後、相手装置３は、送信周波数をＰＢ信号送信回路１０
１３で送信する。
でヘッドエンド４からのテレビ信号を復調し、モニタ装
置１３に出力する。送信周波数を示すＰＢ信号を受信
後、相手装置３は、送信周波数をＰＢ信号送信回路１０
１３で送信する。
【００４３】以上の説明で明らかなように、送信周波数
検出手段１０２は映像伝送手段の同軸配線の信号から同
期信号を用いて未使用の搬送周波数を割り出すことがで
きる。
検出手段１０２は映像伝送手段の同軸配線の信号から同
期信号を用いて未使用の搬送周波数を割り出すことがで
きる。
【００４４】以上の説明は、送信周波数をＰＢ信号で送
信したが、モデム伝送装置で送信しても送受信が可能で
ある。また、送受信に用いる２つの送信周波数を発信側
又は、着信側の電話装置１１で行って、一方の電話装置
１１に送信しても映像通信は可能である。
信したが、モデム伝送装置で送信しても送受信が可能で
ある。また、送受信に用いる２つの送信周波数を発信側
又は、着信側の電話装置１１で行って、一方の電話装置
１１に送信しても映像通信は可能である。
【００４５】次に、本発明の撮像手段及びモニタ手段の
起動方式の実施例を示す。電話装置１１がオフフックす
ると、ループ検出回路１０１２からフック信号「１」が
カメラ１２を起動する。相手装置３は、着信を相手装置
３のループ検出回路が検出すると、フック信号「１」が
相手装置３のカメラを起動する。
起動方式の実施例を示す。電話装置１１がオフフックす
ると、ループ検出回路１０１２からフック信号「１」が
カメラ１２を起動する。相手装置３は、着信を相手装置
３のループ検出回路が検出すると、フック信号「１」が
相手装置３のカメラを起動する。
【００４６】相手装置３がオフフックすると、相手装置
のループ検出回路が通話信号「１」を出力し、相手装置
３のモニタ装置を起動する。テレビ電話アダプタ装置１
０のＲＢＴ検出回路１０１０は、通話信号「１」を出力
し、モニタ装置１３を起動する。相手装置３の着信から
呼出音が鳴動するまでの時間は、カメラ１の各種の補正
が安定するのに十分である。
のループ検出回路が通話信号「１」を出力し、相手装置
３のモニタ装置を起動する。テレビ電話アダプタ装置１
０のＲＢＴ検出回路１０１０は、通話信号「１」を出力
し、モニタ装置１３を起動する。相手装置３の着信から
呼出音が鳴動するまでの時間は、カメラ１の各種の補正
が安定するのに十分である。
【００４７】以上の説明で明らかなように、映像制御手
段１０１の信号を用いて電話装置１１の発着信時にカメ
ラ１２を起動し、相手装置３のオフフックによってカメ
ラ１２とモニタ装置１３の起動をタイミングをずらして
起動することができる。
段１０１の信号を用いて電話装置１１の発着信時にカメ
ラ１２を起動し、相手装置３のオフフックによってカメ
ラ１２とモニタ装置１３の起動をタイミングをずらして
起動することができる。
【００４８】以上、本発明を、前記実施例に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
【００４９】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を説明すれば、以下のと
おりである。
的なものによって得られる効果を説明すれば、以下のと
おりである。
【００５０】（１）映像制御手段が、電話装置並びに電
話装置と構内交換装置との間の通話路の信号から呼制御
信号を抽出して映像制御信号を生成し、当該生成した映
像制御信号により、カメラ、送信周波数検出手段、変調
器、モニタ装置、および映像伝送手段を制御するように
したので、通話システム及び映像制御手段の双方の装置
の変更なしに新しいサービスを追加できる。
話装置と構内交換装置との間の通話路の信号から呼制御
信号を抽出して映像制御信号を生成し、当該生成した映
像制御信号により、カメラ、送信周波数検出手段、変調
器、モニタ装置、および映像伝送手段を制御するように
したので、通話システム及び映像制御手段の双方の装置
の変更なしに新しいサービスを追加できる。
【００５１】（２）テレビ電話装置又はテレビ電話装置
に接続したアダプタに搬送周波数管理手段を備えたの
で、構内交換装置のプロトコルを変更することなく、片
方向テレビ電話通信を行うことができる。
に接続したアダプタに搬送周波数管理手段を備えたの
で、構内交換装置のプロトコルを変更することなく、片
方向テレビ電話通信を行うことができる。
【００５２】（３）映像制御手段が、電話装置並びに電
話装置と構内交換装置との間の通話路の信号から呼制御
信号を抽出して映像制御信号を生成し、当該生成した映
像制御信号により、カメラをモニタ装置より早いタイミ
ングで起動させるので、カメラが色補正、ホワイトバラ
ンス等の補正を終了するまでモニタ映像が乱れることを
抑え、ヒューマンインタフェースを向上させることがで
きる。
話装置と構内交換装置との間の通話路の信号から呼制御
信号を抽出して映像制御信号を生成し、当該生成した映
像制御信号により、カメラをモニタ装置より早いタイミ
ングで起動させるので、カメラが色補正、ホワイトバラ
ンス等の補正を終了するまでモニタ映像が乱れることを
抑え、ヒューマンインタフェースを向上させることがで
きる。
【図１】本発明による実施例のテレビ電話の通信方式の
概略構成を示すブロック図である。
概略構成を示すブロック図である。
１…テレビ電話装置、２…構内交換装置、３…相手装
置、４…ヘッドエンド、１０…テレビ電話アダプタ装
置、１１…電話装置、１２…カメラ、１３…モニタ装
置、５０…通話システム、５１…映像伝送手段、１０１
…映像制御手段、１０２…送信周波数検出手段、１０３
…変調器、１０４…送信周波数決定手段、１０１０…Ｒ
ＢＴ検出回路、１０１１…ＰＢ信号検出回路、１０１２
…ループ検出回路、１０１３…ＰＢ信号送信回路、１０
１４…ＢＴ信号検出回路、１０２０…送信周波数決定回
路、１０２１…復調器、１０２２…同期信号検出回路、
１０４１…送信周波数表。
置、４…ヘッドエンド、１０…テレビ電話アダプタ装
置、１１…電話装置、１２…カメラ、１３…モニタ装
置、５０…通話システム、５１…映像伝送手段、１０１
…映像制御手段、１０２…送信周波数検出手段、１０３
…変調器、１０４…送信周波数決定手段、１０１０…Ｒ
ＢＴ検出回路、１０１１…ＰＢ信号検出回路、１０１２
…ループ検出回路、１０１３…ＰＢ信号送信回路、１０
１４…ＢＴ信号検出回路、１０２０…送信周波数決定回
路、１０２１…復調器、１０２２…同期信号検出回路、
１０４１…送信周波数表。
フロントページの続き
(72)発明者 小上馬 直行
東京都千代田区内幸町一丁目１番６号
日本電信電話株式会社内
(56)参考文献 特開 昭60−134540（ＪＰ，Ａ)
特開 昭60−256250（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−127453（ＪＰ，Ａ)
特開 昭64−68153（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−168013（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−207168（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04M 11/00 - 11/10
H04M 9/00 - 9/10
H04L 12/28
H04L 12/40
H04N 7/14
Claims (4)
- 【請求項１】 電話装置、構内交換装置、及び相手装置
で構成される通信システムと、 前記電話装置、カメラ、映像制御手段、送信周波数検出
手段、変調器、及びモニタ装置で構成されるテレビ電話
装置と、 映像伝送手段とを備えたテレビ電話通信方式であって、 前記映像制御手段は、前記電話装置並びに前記電話装置
と前記構内交換装置との間の通話路の信号から呼制御信
号を抽出して映像制御信号を生成し、当該生成した映像
制御信号に基づき、前記カメラ、前記送信周波数検出手
段、前記変調器、前記モニタ装置、および前記映像伝送
手段を制御し、 前記送信周波数検出手段は、前記映像伝送手段を介して
伝送されるテレビ信号の搬送周波数を決定することを特
徴とするテレビ電話通信方式。 - 【請求項２】 前記送信周波数検出手段は、前記電話装
置の電話番号から一意に搬送周波数を決定する手段を有
することを特徴とする請求項１に記載のテレビ電話通信
方式。 - 【請求項３】 前記送信周波数検出手段は、通信時に搬
送周波数の中から送受信する搬送周波数を決定する手段
を有することを特徴とする請求項１に記載のテレビ電話
通信方式。 - 【請求項４】 電話着信時に映像の送信側は撮影を開始
し、映像の受信側は相手先の端末装置から応答を受けた
後に前記モニタ装置を起動させる手段を備えたことを特
徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の
テレビ電話通信方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26011194A JP3438216B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | テレビ電話通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26011194A JP3438216B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | テレビ電話通信方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08125780A JPH08125780A (ja) | 1996-05-17 |
| JP3438216B2 true JP3438216B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=17343442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26011194A Expired - Fee Related JP3438216B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | テレビ電話通信方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3438216B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26011194A patent/JP3438216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08125780A (ja) | 1996-05-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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