JPH0955630A - 出力バッファ回路及び光変調器の駆動装置 - Google Patents

出力バッファ回路及び光変調器の駆動装置

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JPH0955630A
JPH0955630A JP7207114A JP20711495A JPH0955630A JP H0955630 A JPH0955630 A JP H0955630A JP 7207114 A JP7207114 A JP 7207114A JP 20711495 A JP20711495 A JP 20711495A JP H0955630 A JPH0955630 A JP H0955630A
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signal
output buffer
circuit
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JP7207114A
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Satoshi Kayama
聡 香山
Takeshi Arai
岳 新井
Mitsuru Arai
満 新井
Masahiko Yamamoto
雅彦 山本
Yasushi Hatta
康 八田
Yoshio Tauchi
吉雄 田内
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/0121Operation of devices; Circuit arrangements, not otherwise provided for in this subclass

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  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード等の伝送線路の特性インピーダンスが
所望の値に精度良く整合されていないようなパッケージ
を使用した場合にも超高速性を損なうことなく出力信号
のリンギングを小さく抑えることのできる出力バッファ
回路を提供する。 【構成】 入力信号を所定のレベルでスライスして出力
するバッファ回路1において、前段の増幅器2の出力信
号が入力される一対の差動FET5,6のゲート端子
3,4と接地端子GNDとの間にフィルタ8,9を設
け、該フィルタ8,9により、ゲート端子3,4に入力
される信号の周波数成分のうち、出力バッファ回路1か
ら出力される信号の周波数よりも高い周波数の成分を除
去し、出力バッファ回路1を有する集積回路の高速性を
確保しつつ、出力バッファ回路1から出力される信号の
リンギングを抑制するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力バッファ回路さら
には100MHz程度以上の超高速で動作する集積回路
の出力バッファ回路に適用して特に有効な技術に関し、
例えば光通信用の光変調器を駆動するドライバの出力バ
ッファ回路に利用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信用の光変調器を駆動するドライバ
などのように、100MHz〜10GHz程度の周波数
での動作が要求される高速集積回路よりなる装置の出力
バッファ回路として、従来、「化合物半導体デバイスハ
ンドブック」(1986年,サンエンスフォーラム社発
行)の第243頁に記載されたGaAs MES(Me
tal Semiconductor)FETを基本構
成とするバッファ回路が知られている。このようなバッ
ファ回路の出力抵抗や、バッファ回路に接続される光変
調器などの外部終端抵抗は、一般に、50Ω、75Ωま
たは100Ωとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力バ
ッファ回路を有する集積回路を収納したパッケージのボ
ンディングワイヤやリードなどのように、出力バッファ
回路の出力抵抗と信号受信側の外部終端抵抗との間に介
在される伝送線路においては、その特性インピーダンス
を50Ω、75Ωまたは100Ωに統一することは極め
て難しい。例えば製造時のバラツキによってボンディン
グワイヤやリードなどの特性インピーダンスが50Ω、
75Ωまたは100Ωになっていないパッケージを高速
で動作させる装置に用いると、出力バッファ回路から外
部へ出力される信号に大きなリンギングが生じてしま
う。そのため、高速性が要求される用途には、フリップ
チップボンディングなどのワイヤレスボンディング技術
を用いたり、リードなどの特性インピーダンスが50
Ω、75Ωまたは100Ωとなるようパッケージ構造を
特に設計することなどが必要となり、低コスト化の妨げ
となる。
【0004】本発明者らは、ボンディングワイヤやリー
ドなどの特性インピーダンスが所定値、例えば50Ωに
なっていない従来のパッケージを高速で動作させる装置
に用いた場合のシミュレーションを行った。このシミュ
レーションを行うにあたっては、図20に示すように、
差動型の増幅器として動作する出力バッファ回路1Aの
一対の差動FET5,6のそれぞれのゲート端子3,4
に前段の増幅器2の出力信号を入力させ、出力バッファ
回路1Aを収納したパッケージのボンディングワイヤや
リードなどの伝送線路12,13を介して他の集積回路
14などに信号を出力する構成とした。図20におい
て、7は定電流源となるFET、10,11は出力負荷
抵抗(50Ω)、GNDは接地端子、Vssは負電源端
子、15,16は他の集積回路14などの外部終端抵抗
(50Ω)である。
【0005】図21及び図22は、それぞれ定電流源F
ET7のゲート・ソース間電圧Vgsを0.2V及び0.
46Vとした場合における図20の出力バッファ回路1
Aの出力波形17と出力バッファ回路1Aのゲート端子
3,4への入力波形18のシミュレーション結果であ
る。何れの結果においても、出力波形17に大きなリン
ギングが認められる。このシミュレーションで用いたパ
ッケージの伝送特性をネットワークアナライザで評価し
たところ、ボンディングワイヤ、リード及びそれらの接
続点などで特性インピーダンスが36〜64Ωの範囲で
変化しており、それが原因で出力負荷抵抗10,11と
外部終端抵抗15,16との間で反射が生じ、リンギン
グが生じたものと考えられる。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、リード等の伝送線路の特性インピーダンスが所望の
値に精度良く整合されていないようなパッケージを使用
した場合にも超高速性を損なうことなく出力信号のリン
ギングを小さく抑えることのできる出力バッファ回路を
提供し、以て低コスト化を図ることを主たる目的として
いる。
【0007】また、本発明の他の目的は、上述したよう
なリード等の伝送線路の特性インピーダンスが所望の値
に精度良く整合されていないようなパッケージを光通信
用の光変調器の駆動装置に使用することにより安価な光
変調器駆動装置を提供することである。
【0008】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述及び添附図面か
ら明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0010】すなわち、入力信号を所定のレベルでスラ
イスして出力するバッファ回路において、前段の回路の
出力信号が入力されるFETのゲート端子と接地端子と
の間、または該ゲート端子と電源端子との間にフィルタ
を設け、該フィルタにより、ゲート端子に入力される信
号の周波数成分のうち、出力バッファ回路から出力され
る信号の周波数よりも高い周波数の成分を除去するよう
にした。
【0011】また、そのような出力バッファ回路を光変
調器の駆動装置のバッファ回路に適用するようにした。
【0012】
【作用】前段の回路から信号が入力されるFETのゲー
ト端子と接地端子との間、または該ゲート端子と電源端
子との間に設けたフィルタにより、出力バッファ回路か
ら出力される信号のリンギングを抑制することができ
る。その際、前記フィルタを設けたことにより出力バッ
ファ回路への入力信号の立上り及び立下りの時間が大き
くなる傾向があるが、出力バッファ回路が差動増幅型の
スライスアンプ(スライサ)として動作するので、フィ
ルタの容量がバッファ回路の出力信号より高周波の成分
を除去する程度の大きさであれば、バッファ回路の出力
信号の立上り及び立下りの時間がそれほど大きくならず
に済み、出力バッファ回路を有する集積回路の高速性は
確保される。
【0013】
【実施例】本発明に係る出力バッファ回路の一例を図1
乃至図19に基づき、以下に説明する。
【0014】図1には、本発明を差動増幅型のスライス
アンプとして動作する出力バッファ回路に適用した例が
示されている。出力バッファ回路1は、ソースが共通接
続され前段の増幅器2の差動出力をゲート端子3,4の
入力信号とする一対のGaAs MESFETからなる
差動FET5,6と、それら差動FET5,6のゲート
端子3,4と接地端子GNDとの間にそれぞれ設けられ
たフィルタ8,9と、差動FET5,6の各ソース端子
に共通接続され定電流源として動作するFET7と、差
動FET5,6の各ドレイン端子と接地端子GNDとに
それぞれ接続された出力負荷抵抗10,11とで構成さ
れている。出力バッファ回路1の出力端子は、出力バッ
ファ回路1を収納したパッケージの伝送線路(ボンディ
ングワイヤやリードなど)12,13を介して、他の集
積回路14などの外部終端抵抗15,16に接続され
る。出力端子から出力される信号の振幅は、定電流源F
ET7のゲート・ソース間電圧Vgsを変えることにより
調節される。図中、Vssは負電源端子である。
【0015】図2〜図4に、それぞれフィルタ8,9の
具体的な回路例を示す。図2は容量22のみの例、図3
及び図4はそれぞれ容量22とインダクタ23とを組み
合わせた例である。図2及び図3に示したフィルタ(容
量値:0.56pF、インダクタンス:0.1nH)の
a点からb点への信号伝送特性を図5に示す。特性曲線
24は図2のフィルタのもの、特性曲線25は図3のフ
ィルタのものである。それら特性曲線24,25からわ
かるように、図2のフィルタは、2GHz以上で減衰す
るローパスフィルタ、図3のフィルタは、21.3GH
zで減衰が最大となり(減衰量の最大値:約−47d
B)かつ2GHz以上で減衰するトラップ回路として機
能する。
【0016】次に、図1の出力バッファ回路1のフィル
タ8,9として、図3に示した容量22とインダクタ2
3とを直列に接続してなるフィルタを用いて本発明者ら
が行った種々のシミュレーションの結果について説明す
る。なお、以下のシミュレーションにおいては、特に断
らない限り、フィルタ8,9の各容量22は0.56p
FのMIM(金属−絶縁膜−金属)構造の容量、インダ
クタ23はゲート端子3,4と接地端子GNDとの間の
配線により生じ得るものとして適当な大きさである0.
1nHとする。また、差動FET5,6は、ゲート長
0.38μmで幅350μmのGaAs DC(Dop
ed Channel)−HIG(Hetero−st
ructure Insulated Gate)FE
Tである。定電流源FET7はゲート長0.38μmで
幅275μmのものである。出力負荷抵抗10,11は
50ΩのWSi金属抵抗である。外部終端抵抗15,1
6は50Ωである。
【0017】図6は、本発明を適用したもの、従来のも
の及び理想的なものの3種類の集積回路について利得の
周波数特性をシミュレートした結果である。特性曲線2
1は本発明を適用した出力バッファ回路1によるもの、
特性曲線20は従来の出力バッファ回路1A(図20参
照)によるもの、特性曲線19は従来の出力バッファ回
路1Aの出力端子を伝送線路12,13を介さずに外部
終端抵抗15,16に直結した理想的なものである。特
性曲線20には特性曲線19にはない大きなピーキング
が現れている。これは、集積回路を収納したパッケージ
のボンディングワイヤやリードなどの伝送線路12,1
3の影響であると考えられる。それに対して、本発明を
適用した出力バッファ回路1では、フィルタ8,9が図
5に示したように2GHz以上で減衰する特性を有して
いるため、特性曲線21のように、3GHz以上の周波
数成分が低減されてピーキングが小さくなっている。
【0018】図7〜図9に、本発明を適用した出力バッ
ファ回路1の出力波形17及び出力バッファ回路1のゲ
ート端子3,4への入力波形18のシミュレーション結
果を示す。図7及び図8はそれぞれ定電流源FET7の
ゲート・ソース間電圧Vgsが0.2V及び0.46Vの
もの、図9は定電流源FET7のゲート・ソース間電圧
Vgsが0.46Vでかつフィルタ8,9の各容量が3p
Fのものである。図7及び図8のシミュレーション結果
と図21及び図22に示した従来の出力バッファ回路1
A(図20参照)のシミュレーション結果とを比較する
と、本発明を適用した出力バッファ回路1では、リンギ
ングが充分に抑えられていることがわかる。図9につい
ては、後述する比較例のシミュレーション結果と対比し
て説明する。
【0019】比較のため、本発明者らは、図10に示す
ように、出力バッファ回路1Bの出力端子と接地端子G
NDとの間に図3に示したフィルタ8,9を設けた回路
について、その出力波形17及びゲート端子3,4への
入力波形18のシミュレーションを行った。なお、本発
明を適用した出力バッファ回路1とこの比較例の出力バ
ッファ回路1Bとは、フィルタ8,9の接続箇所を除い
て他の構成は同じである。
【0020】図11及び図12は、それぞれ定電流源F
ET7のゲート・ソース間電圧Vgsが0.2V及び0.
46Vである比較例の出力バッファ回路1Bの出力波形
17及びゲート端子3,4への入力波形18のシミュレ
ーション結果である。これらの結果より、比較例の出力
バッファ回路1Bではリンギングが発生しているのがわ
かる。
【0021】これより、比較例のようにバッファ回路1
Bの出力側にフィルタ8,9を接続してもリンギング防
止効果は得られず、本発明を適用したバッファ回路1の
ように入力側にフィルタ8,9を接続することよって初
めてリンギングを防止できることがわかる。その理由
は、出力バッファ回路が増幅器として機能しているの
で、差動FET5,6のゲート端子3,4の電圧にリン
ギングを起こさせないことが重要であり、本発明を適用
した出力バッファ回路1ではゲート端子3,4に入力さ
れる信号のうち不要な高周波成分がフィルタ8,9によ
り直接除去されるからである。
【0022】図13は、定電流源FET7のゲート・ソ
ース間電圧Vgsが0.46Vでかつフィルタ8,9の各
容量が3pFである出力バッファ回路1Bの出力波形1
7及びゲート端子3,4への入力波形18のシミュレー
ション結果である。この結果と上述した図9のシミュレ
ーション結果とを比較すると、本発明を適用した回路で
は図9の出力波形17のようにその波形に劣化は認めら
れない。それに対して、比較例の回路では図13の出力
波形17のように波形が劣化して振幅が小さくなってし
まうことがわかる。
【0023】このように、フィルタ8,9を出力バッフ
ァ回路1の入力側に設けることにより、出力波形を劣化
させることなく出力信号にリンギングが生じるのを防止
できる、ということを本発明者らは鋭意研究を重ねて見
出し、種々のシミュレーションによりそれを検証したの
である。
【0024】図14〜図17は、本発明を適用した出力
バッファ回路1及び上記比較例の出力バッファ回路1B
について、それぞれ出力信号の立上り時間tr 及び立下
り時間tf のフィルタ8,9の容量値依存性をシミュレ
ートした結果である。図14及び図15はそれぞれ出力
振幅を〜1.7V及び〜2.5Vとした出力バッファ回
路1のもの、図16及び図17はそれぞれ出力振幅を〜
1.7V及び〜2.5Vとした出力バッファ回路1Bの
ものである。これらの結果より、本発明を適用した回路
の方が比較例の回路よりも、容量値の増大にともなう出
力信号の立上り時間tr 及び立下り時間tf の増大傾向
が緩やかであることがわかる。なお、図14〜図17に
おいて、入力信号の立上り時間tr 及び立下り時間tf
はともに200psec である。
【0025】図18は、本発明を適用した出力バッファ
回路1のスライスアンプとしての機能を示す特性図であ
り、特性曲線26は出力バッファ回路1の伝達(入出
力)特性、特性曲線27は前段の増幅器2の伝達(入出
力)特性である。これより、前段の増幅器2の出力電圧
(すなわち、出力バッファ回路1への入力電圧)が十分
上昇あるいは下降していなくても、出力バッファ回路1
の出力電圧は十分上昇あるいは下降していることがわか
る。従って、出力バッファ回路1への入力信号の立上り
時間tr 及び立下り時間tf がフィルタ8,9の付加に
よりある程度大きくなっても、出力信号の立上り時間t
r 及び立下り時間tf は大きく劣化しないことがわか
る。
【0026】このように、図1の出力バッファ回路1
は、所定のレベル(約−2.75Vと−3.7V)で入
力信号をスライスするスライスアンプとして機能するの
で、フィルタ8,9を出力バッファ回路1の入力側に設
けても超高速性は損なわれず、出力信号にリンギングが
生じるのを防止できる、ということを本発明者らは見出
し、種々のシミュレーションによりそれを検証したので
ある。
【0027】上記構成の出力バッファ回路1は、例えば
光通信用のEA(Electroabsorptio
n)型やMZ(Mach Zehnder)型の光変調
器を駆動する装置のバッファ回路として使用される。そ
の場合には、図1の他の集積回路14などは例えばMZ
型やEA型の光変調器などである。
【0028】以上、詳述したように、上記実施例によれ
ば、入力信号を所定のレベルでスライスして出力するバ
ッファ回路1において、前段の増幅器2の出力信号が入
力される一対の差動FET5,6のゲート端子3,4と
接地端子GNDとの間にフィルタ8,9を設け、該フィ
ルタ8,9により、ゲート端子3,4に入力される信号
の周波数成分のうち、出力バッファ回路1から出力され
る信号の周波数よりも高い周波数の成分を除去するよう
にしたので、出力バッファ回路1を有する集積回路の高
速性を確保しつつ、出力バッファ回路1から出力される
信号のリンギングを抑制することができる。従って、高
速性の要求される装置に使用されるパッケージのコスト
が低下し、光通信用の光変調器の駆動装置などの低コス
ト化が図れる。
【0029】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0030】例えば、図19に示す出力バッファ回路1
01のように、前段の増幅器2の出力信号が入力される
一対の差動FET5,6のゲート端子3,4と負電源端
子Vssとの間に、該ゲート端子3,4に入力される信号
の周波数成分のうち、出力バッファ回路101から出力
される信号の周波数よりも高い周波数の成分を除去する
フィルタ8,9を設けるようにしてもよい。
【0031】また、使用するFETは、GaAs ME
SFETに限らず、Si MOSFETやバイポーラト
ランジスタなどでもよい。
【0032】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である差動増
幅型の出力バッファ回路に適用した場合について説明し
たが、この発明はそれに限定されるものではなく、イン
バータやソースフォロア型などの一般の出力バッファ回
路に利用することができる。
【0033】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0034】すなわち、出力バッファ回路を有する集積
回路の高速性を確保しつつ、出力バッファ回路から出力
される信号のリンギングを抑制することができる。従っ
て、高速性の要求される装置に使用されるパッケージの
コストが低下し、光通信用の光変調器の駆動装置などの
低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した出力バッファ回路の一例を示
す回路図である。
【図2】その出力バッファ回路のフィルタの一例を示す
回路図である。
【図3】その出力バッファ回路のフィルタの他の例を示
す回路図である。
【図4】その出力バッファ回路のフィルタのさらに他の
例を示す回路図である。
【図5】図2及び図3の各フィルタの信号伝送特性を示
す特性図である。
【図6】本発明を適用した出力バッファ回路、従来の出
力バッファ回路、出力バッファ回路と他の集積回路の外
部終端抵抗とを直結した理想的な回路の3つについてそ
れぞれ利得の周波数特性のシミュレーション結果を示す
特性図である。
【図7】本発明を適用した出力バッファ回路の出力波形
及びゲート端子への入力波形のシミュレーション結果を
示す波形図である。
【図8】本発明を適用した出力バッファ回路の出力波形
及びゲート端子への入力波形のシミュレーション結果を
示す波形図である。
【図9】本発明を適用した出力バッファ回路の出力波形
及びゲート端子への入力波形のシミュレーション結果を
示す波形図である。
【図10】比較例の出力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【図11】比較例の出力バッファ回路の出力波形及びゲ
ート端子への入力波形のシミュレーション結果を示す波
形図である。
【図12】比較例の出力バッファ回路の出力波形及びゲ
ート端子への入力波形のシミュレーション結果を示す波
形図である。
【図13】比較例の出力バッファ回路の出力波形及びゲ
ート端子への入力波形のシミュレーション結果を示す波
形図である。
【図14】本発明を適用した出力バッファ回路につい
て、出力信号の立上り時間tr 及び立下り時間tf のフ
ィルタの容量値依存性をシミュレートした結果を示す特
性図である。
【図15】本発明を適用した出力バッファ回路につい
て、出力信号の立上り時間tr 及び立下り時間tf のフ
ィルタの容量値依存性をシミュレートした結果を示す特
性図である。
【図16】比較例の出力バッファ回路について、出力信
号の立上り時間tr 及び立下り時間tf のフィルタの容
量値依存性をシミュレートした結果を示す特性図であ
る。
【図17】比較例の出力バッファ回路について、出力信
号の立上り時間tr 及び立下り時間tf のフィルタの容
量値依存性をシミュレートした結果を示す特性図であ
る。
【図18】本発明を適用した出力バッファ回路のスライ
スアンプとしての機能を示す特性図である。
【図19】本発明を適用した出力バッファ回路の他の例
を示す回路図である。
【図20】従来の出力バッファ回路を示す回路図であ
る。
【図21】従来の出力バッファ回路の出力波形及びゲー
ト端子への入力波形のシミュレーション結果を示す波形
図である。
【図22】従来の出力バッファ回路の出力波形及びゲー
ト端子への入力波形のシミュレーション結果を示す波形
図である。
【符号の説明】
GND 接地端子 Vss 負電源端子 1,101 出力バッファ回路 2 増幅器(前段の回路) 3,4 ゲート端子 5,6 差動FET(電界効果トランジスタ) 8,9 フィルタ 12,13 伝送線路(ボンディングワイヤやリード)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/28 H04B 9/00 Y 10/26 10/14 10/04 10/06 (72)発明者 新井 岳 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 新井 満 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 山本 雅彦 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 八田 康 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 田内 吉雄 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段の回路から入力される信号を電界効
    果トランジスタのゲート端子で受け、該入力信号を出力
    するバッファ回路において、接地端子もしくは電源端子
    と前記ゲート端子との間に、前記入力信号の周波数成分
    のうち、前記出力信号の周波数よりも高い周波数の成分
    を除去するフィルタを設けたことを特徴とする出力バッ
    ファ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の出力バッファ回路にお
    いて、入力信号を増幅し、所定のレベルでスライスした
    信号を出力することを特徴とする出力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 ICチップ上に形成されかつ出力端子が
    ボンディングワイヤまたはリードに接続されているとと
    もに、前段の回路から入力される信号を電界効果トラン
    ジスタのゲート端子で受け、該入力信号を所定のレベル
    でスライスした信号を出力するバッファ回路において、
    接地端子もしくは電源端子と前記ゲート端子との間に、
    前記入力信号の周波数成分のうち、前記出力信号の周波
    数よりも高い周波数の成分を除去するフィルタを設けた
    ことを特徴とする出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 上記入力信号は差動信号であり、この差
    動信号をゲート端子に受ける上記トランジスタはソース
    が共通接続された一対の差動トランジスタであることを
    特徴とする請求項1、2または3記載の出力バッファ回
    路。
  5. 【請求項5】 前段の回路から入力される信号を電界効
    果トランジスタのゲート端子で受け、該入力信号を所定
    のレベルでスライスした信号を出力するバッファ回路を
    有し、接地端子もしくは電源端子と前記バッファ回路の
    前記ゲート端子との間に、前記入力信号の周波数成分の
    うち、前記出力信号の周波数よりも高い周波数の成分を
    除去するフィルタを設けたことを特徴とする光変調器の
    駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1523078A1 (en) * 2002-07-12 2005-04-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Optical semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1523078A1 (en) * 2002-07-12 2005-04-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Optical semiconductor device
EP1523078A4 (en) * 2002-07-12 2006-02-08 Mitsubishi Electric Corp OPTICAL SEMICONDUCTOR DEVICE

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