JPH0954703A - メモリコピーシステム - Google Patents

メモリコピーシステム

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JPH0954703A
JPH0954703A JP7210381A JP21038195A JPH0954703A JP H0954703 A JPH0954703 A JP H0954703A JP 7210381 A JP7210381 A JP 7210381A JP 21038195 A JP21038195 A JP 21038195A JP H0954703 A JPH0954703 A JP H0954703A
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JP
Japan
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memory
transaction
information processing
dma
data
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Withdrawn
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JP7210381A
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English (en)
Inventor
Kenji Yahiro
健次 八尋
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長構成の少なくとも3系統のCPU系を有
する情報処理システムにおいて、障害発生によりシステ
ムから切離されていたCPU系を、障害要因除去後に再
びシステムに組込む場合、他のCPU系のメモリ内容を
組込むべきCPU系のメモリへコピーする時、簡単な構
成で高速にコピーする。 【解決手段】 CPUa〜c系とIOバスとの間に設け
られた多数決機能を有するBIAにおいて、SWよりセ
ットリセット可能なメモリコピーを示すF/F13を設
け、このセット中に、PCUからDMAリードを発行せ
しめてコピー元CPU系へ送出すると共に、そのアドレ
スをレジスタ11に格納しておく。そのレスポンスデー
タをバッファ10に格納し、BIA転送制御部2からD
MAライトを発行して、レジスタ11のアドレスとバッ
ファ10のデータと共にコピー先CPU系へ送出する。
この時ページスワップ処理を行って全ページスワップ完
了時にF/F13をリセットしてコピー完了となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリコピーシステ
ムに関し、特にCPU(中央処理装置)を複数設けて冗
長構成とすることによりシステム全体の信頼性を向上す
るようにした情報処理装置におけるメモリコピーシステ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冗長構成の情報処理シス
テムはいわゆるフォールトトレラントコンピュータ(F
TC)システムとして知られており、例えば特開平2−
202637号公報、特開平3−015946号公報、
特開平3−050916号公報及び特開昭64−046
844号公報等に開示されており、冗長構成のCPU
(情報処理サブシステムとも称されている)の複数出力
の多数決を取り、多数決に合致した出力を選択的に採用
することによってシステム全体の信頼性を向上させる技
術である。
【0003】例えば、特開平2−20637号公報開示
の技術を参照すれば、図12にそのシステム全体構成が
示されており、3つのCPUサブシステム(CPU−
a,b,c)と、2つのグローバルメモリ(グローバル
メモリ#1,#2)と、複数のI/Oプロセッサ(I/
Oプロセッサ#1,#2,#3)と、複数のI/Oコン
トローラとから成り立っている。
【0004】各CPUサブシステムは内部に夫々ローカ
ルメモリを有しており各ローカルメモリは他のCPUサ
ブシステムから直接アクセスすることはできないように
なっており、これら3つのCPUサブシステムはローカ
ルメモリ内にOSの核となるプログラムを有しており、
3つのCPUサブシステムは独立したクロックCKによ
り動作するものである。
【0005】本来独立して動作する3つのCPUサブシ
ステムを互いに同期させて同一動作を行わせ、CPUサ
ブシステムの挙動を多数決(Voting)すること
で、フォールトトレラントを実現するものである。
【0006】この多数決のためにグローバルメモリ#
1,#2を設けており、グローバルメモリは3つのCP
Uサブシステムからアクセス可能であり、ローカルメモ
リとの間でページスワッピングが行われる。具体的に
は、ユーザプログラムやユーザプログラムが使用するデ
ータが格納されるものである。3CPUサブシステムか
らグローバルメモリへのアクセスはグローバルメモリで
多数決される。
【0007】2つのグローバルメモリは夫々に複数のI
/Oプロセッサとの間がバスにて接続されており、グロ
ーバルメモリとI/Oプロセッサとの間のバスは二重化
されている。
【0008】周辺装置(I/Oコントローラ配下のディ
スク装置等)のDMA動作は、I/Oプロセッサ及びI
/Oコントローラを介してグローバルメモリに対しての
み行われ、周辺装置からCPUサブシステム内の各ロー
カルメモリへのDMA動作は行われない。
【0009】グローバルメモリ内のレジスタ、I/Oプ
ロセッサ内のレジスタ、I/Oコントローラ内のレジス
タへの各アクセスが行われるが、これらアクセスはグロ
ーバルメモリ内のポート回路にて多数決されるようにな
っている。
【0010】グローバルメモリは二重化されており、各
CPUサブシステムとは1:2接続構成であり、一方が
「プライマリ」、他方が「バックアップ」として定義さ
れている。CPUサブシステムからグローバルメモリへ
のライトは両方へ行われ、グローバルメモリからのリー
ドはプライマリから行われる。リード時、バックアップ
側は内部でリード動作を行うが、リードデータの出力は
行わず、ステータスのみをCPUサブシステムへ返すよ
うになっている。
【0011】I/Oプロセッサからグローバルメモリへ
のライト動作は二重化されたバスを使用してプライマ
リ、バックアップの両方に対して行われる。リード動作
については、両メモリからのデータを受信してプライマ
リ側のデータが用いられる。
【0012】ここで、2つのグローバルメモリ間のメモ
リコピーは2ステップのプロセスで実行される。例とし
て、グローバルメモリ#1から#2へのメモリコピーを
行う場合、第1のステップとしてグローバルメモリ#1
の全てのロケーションをプロセッサがリードし、グロー
バルメモリ#1,#2の両方に対してライトする。グロ
ーバルメモリ#1,#2は通常動作でもプライマリとバ
ックアップとに夫々定義されており、リードはどちらか
一方のプライマリと定義された方からリードされ、ライ
トはプライマリとバックアップとの両方に対して行われ
る。第1のステップでは、IOバスから生じるライトは
全て無視される。
【0013】第2のステップでは、IOバスからのライ
トも実行されることを除いて第1のステップと同一であ
る。この第2のステップがグローバルメモリのアドレス
の最初から最後まで指定された時に、グローバルメモリ
#1と#2とは同一内容となる。この第1と第2のステ
ップは通常の動作が進行中に実行中のタスクに挿入して
行われるようになっている。
【0014】各プロセッサのローカルメモリは、これ等
ローカルメモリ間でメモリコピー機能を有していない。
正常な2つのプロセッサのローカルメモリの内容をグロ
ーバルメモリ#1と#2とにコピーして、その後各プロ
セッサをリセットすることにより、ローカルメモリの内
容はクリアされる。リセット後に、全プロセッサが同期
すると、グローバルメモリ#1,#2にコピーしていた
内容をローカルメモリへコピーして戻すことで、各プロ
セッサのローカルメモリの内容は同一になる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの様な構成で
は、多数決論理回路より前段のローカルメモリの内容を
メモリコピーするためには、多数決論理回路以後の段に
3重化モジュールの全てからアクセス可能なグローバル
メモリを設ける必要がある。
【0016】メモリコピーはグローバルメモリに一旦正
常なローカルメモリの内容をコピーし、全てのローカル
メモリの内容をクリアしてしかる後に、全てのローカル
メモリにグローバルメモリにコピーした内容を戻すとい
う作業が必要であるために、1つのローカルメモリの内
容を他のローカルメモリへ直接移すということは不可能
であり、またコピー処理速度も低下するという欠点があ
る。
【0017】本発明の目的は、グローバルメモリを必要
とすることなく簡単な構成で1つのローカルメモリの内
容を他のローカルメモリへ高速に移すことが可能な情報
処理装置におけるメモリコピーシステムを提供すること
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、冗長構
成とされた少なくとも3系統の情報処理サブシステム
と、入出力バスと、この入出力バスに接続された複数の
周辺制御装置と、これ等複数の周辺制装置に対して共通
に設けられ前記情報処理サブシステムと前記入出力バス
との間の接続をなし前記情報処理サブシステムの各々か
ら前記周辺制御装置への出力の多数決論理を実行するバ
スインタフェース装置とを含み、前記情報処理サブシス
テムの各系は、演算処理を実行する演算処理部と、デー
タを格納するメモリとを有する情報処理装置におけるメ
モリコピーシステムであって、前記バスインタフェース
装置は、少なくとも一系の情報処理サブシステムのメモ
リ内容を他系のメモリへ転送するメモリコピー指示に応
答して前記周辺制御装置から生成されたDMA(ダイレ
クトメモリアクセス)リードトランザクションを受けて
これを前記一系の情報処理サブシステムへ送出する転送
手段と、前記DMAリードトランザクションのDMAア
ドレスを格納するアドレス格納手段と、前記DMAリー
ドトランザクションに応答して送出されてきた前記一系
の情報処理サブシステムからのDMAリードレスポンス
データを格納するデータ格納手段と、前記データ格納手
段のデータを前記他系の情報処理サブシステムへ送出す
べくDMAライトトランザクションを生成する手段と、
前記DMAライトトランザクションを前記アドレス格納
手段のDMAアドレス及び前記データ格納手段のデータ
と共に前記他系の情報処理サブシステムへ送出する手段
とを有することを特徴とするメモリコピーシステムが得
られる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の作用は次の如くである。
【0020】上述したフォールトトレラント情報処理シ
ステムでは、ある情報処理サブシステム(CPU)系で
障害が発生するとバスインタフェース装置の多数決機能
によりこれが検出され、障害の発生したCPU系は切り
離され、残りの2つのCPU系で動作し続ける様になっ
ているが、障害発生したCPU系は、障害要因が除去さ
れた後再度システムに組み込まれて3重化運転に戻す必
要があり、この3重化運転に戻す場合に、メモリコピー
が必要になる。通常動作しているCPU系から組み込も
うとしている障害を起こしたCPU系にメモリデータを
コピーするもので、1対2のコピーや2対1のコピーが
行われる。
【0021】このメモリコピー処理をバスインタフェー
ス装置から通常運転中のCPU系に対してDMA(ダイ
レクトメモリアクセス)リードトランザクションを生成
し、このトランザクションによるリードレスポンスデー
タをコピー対象のCPU系へDMAライトトランザクシ
ョンを生成することで実行し、各CPU系からみると、
周辺制御装置との間のDMAトランザクション処理を実
行しているように見えることになり、よって特別の複雑
な回路を追加することなく簡単な構成で高速にメモリコ
ピーが可能となる。
【0022】次に、本発明の実施例について図面を参照
しつつ詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の実施例のシステムブロック
図であり、図1において、CPU系は3重化されてお
り、CPUa系〜c系として示されている。これ等各C
PU系は、演算処理を実行する演算処理装置(MPU)
50と、プログラム等のデータを格納するメモリ(ME
M)51と、診断処理機能を有する診断処理装置(PT
C)52と、MPU50から周辺制御装置(PCU)へ
アクセスするためのIOトランザクションとPCUから
メモリ(MEM)をアクセスするためのDMAトランザ
クションとを制御する入出力制御装置(BIU)54,
55と、これ等MPU,PTC,MEM,BIUを相互
接続するためのシステムバス53とを夫々有している。
【0024】これ等3系統の冗長構成のCPUa〜cは
同期クロックにより同期動作しかつ同一プログラムを実
行することにより3重化動作を行うものである。
【0025】複数のPCU59〜62はIOバス63,
64を夫々介してバスインタフェースアダプタ(BI
A)56,57に接続されており、これ等BIA56,
57では、3重化された各CPU系からPCUへのアク
セスの多数決論理をとる機能を有している。障害が生じ
ていない限り、各CPU系からのアクセスは一致してい
るが、いずれかのCPU系に障害が生じると、多数決論
理で障害が発見されて他の正常な2つのCPU系と異な
るアクセスのCPU系は故障と見なされてシステムから
切離される。
【0026】各CPU系からPCUへのアクセスはBI
Aでの多数決論理により1つとなり、各PCUをアクセ
スする。PCUからのメモリへのアクセスは、BIAか
ら全てのCPU系に対するトランザクションとして実行
される。各BIAはそのために3つのCPU系への入出
力ポートを夫々有しており、それがTRI(トリプルリ
ダンダンシインタフェース)インタフェース66,67
として示されている。
【0027】尚、図1では、PCUが接続されたIOバ
ス63,64を2系統として示しているが、3系統以上
あっても良く、この場合はIOバスの系統数に従ってB
IA,BIUも増えることは勿論である。また、PCU
59には磁気ディスクの装置等の外部記憶装置65が接
続されているものとし、他のPCUにも周辺装置が接続
されているが、図示しない。
【0028】図2は図1におけるBIA56,57の構
成例を示すブロック図である。
【0029】TRIポート部1a,1b,1cは夫々C
PUa,CPUb,CPUcのTRIインタフェース5
7や58と接続されるポート部である。BIA転送制御
部2はBIAの動作を制御する制御回路であり、TRI
調停回路4への調停指示、IOバス部9へ指示しTRI
インタフェースのトランザクションの実行及びIOバス
トランザクションの実行を制御する回路、フリップ・フ
ロップ(F/F)群3はCPUに対応する3ビットのF
/Fからなり、対応するCPUがシステム運用中である
ことを示す。
【0030】TRI調停回路4はTRIポート部1a,
1b,1cを介して通知されるCPUからのTRIダウ
ン転送要求(CPUからPCUへの)及びBIA転送制
御2からのアップ転送要求(PCUからCPUへの)を
受けて転送CPUを決定する回路である。TRI調停回
路4の詳細を図3に示す。
【0031】F/F群5は各CPUに対応する3ビット
のF/Fからなり、TRI調停回路4の調停結果を受
け、転送CPUを保持する回路である。
【0032】VOTE回路6はTRIポート部1a,1
b,1cから送られてくるTRIダウントランザクショ
ンデータを受けて、全てのCPUからダウンデータを受
ける場合に多数決を実施し、1CPUのみからダウンデ
ータを受ける場合にF/F群5で指示された1CPUダ
ウンデータを選択し、2CPUからダウンデータを受け
る場合にF/F群5で指示されたCPUのデータを比較
し、若いCPU番号側を選んで出力する回路である。
【0033】レジスタ7はVOTE回路6からダウンデ
ータを受けて、トランザクションのアクセスコード(A
C)を格納するレジスタである。デコーダ8はレジスタ
7のアクセスコードをデコードする回路である。IOバ
ス部9はIOバスとインタフェースを待ち、VOTE回
路6の出力を受けてIOバスへトランザクションを実行
する。
【0034】バッファ10はVOTE回路6の出力を受
けて、TRIトランザクションのデータを格納するバッ
ファである。レジスタ11はIOバス部9からTRIポ
ート部1a,1b,1cへ転送されるアップトランザク
ションがDMARE(DMAリード)トランザクション
の時にトランザクション中のDMAアドレスを格納する
レジスタである。セレクタ12はアップトランザクショ
ンデータを選択する回路である。
【0035】F/F13はSW(ソフトウェア)からセ
ット/リセット可能でありメモリコピー動作中であるこ
とを示すF/Fである。
【0036】信号線14a,14b,14cはTRIイ
ンタフェースの双方向のアドレスデータ信号線(TA
D)である。信号線15a,15b,15cはTRIイ
ンタフェースの制御信号であり、CPUからの転送リク
エスト線(TREQ),BIAからの転送許可線(TG
NT),TAD線に有効なデータを出力していることを
示す双方向のAD有効線(TADV)からなる。
【0037】信号線16はIOバスのアドレスデータ線
(BAD)であり、BIAと複数のPCUの間でバス接
続される。信号線17はIOバスの制御信号であり、複
数のPCUと個別に接続されてPCUのIOバス転送要
求を示す転送リクエスト線(BREQn)及びPCUへ
個別に転送許可を与える転送許可線(BGNTn)と、
BIAと複数のPCUの間でバス接続されてBAD線に
有効なデータを出力していることを示すAD有効線(B
ADV)とからなる。
【0038】図3はTRI調停回路4の詳細とその周辺
を示す図である。TRI調停回路4は図4に示すCPU
からのダウン転送リクエストの調停を実行する調停本体
部20とF/F群3の出力を反転するインバータ回路2
1と調停本体部20の出力、F/F群3の出力及びイン
バータ21の出力から選択するセレクタ22とを有す
る。
【0039】図4はTRI調停回路4の調停本体部20
の調停論理を示す図である。調停本体部20はダウント
ランザクションの調停を行う部分であり、F/F群3の
VOTINGビットと各TRIポート部1a,1b,1
cを介して通知されるCPUからのダウントランザクシ
ョンの転送リクエスト(TREQ)を参照し転送元CP
Uを出力する。
【0040】調停本体部の出力はセレクタ22により選
ばれF/F群5をセットする。図4中の“dc”は“d
on’t care”の略であり、0または1の何れで
も良いことを意味している。図4は以下の論理からな
る。
【0041】VOTING対象CPUからのダウン転
送リクエストは全てVOTING対象のCPUからのリ
クエストを同時に受け付け、転送許可する。
【0042】VOTING対象外CPUからのダウン
転送リクエストはCPU毎に受け付け、転送許可する。
【0043】VOTING対象外のリクエストを個別
に受け付ける際に、受け付け優先順位をCPUa,CP
Ub,CPUcとする。
【0044】図4の項番1から項番3までが全CPUが
VOTING対象外の時の場合である。例えばF/F群
3の全ビットがセットされておらず、CPUaから転送
リクエストを受けた場合が項番1である。この場合CP
Ub及びCPUcのリクエストの有無に関係なくCPU
aを転送先に選び、F/F群5をセットし、TRIポー
ト部1aに転送許可を通知する。
【0045】項番4から項番12までが1つのCPUが
VOTING対象であり、システム運用中の場合であ
る。項番4から項番6までがCPUaがVOTING対
象でシステム運用中の場合、項番7から項番9までがC
PUbがVOTING対象でシステム運用中の場合、項
番10から項番12までがCPUcがVOTING対象
でシステム運用中の場合である。これらの場合、VOT
ING対象外のCPUからのリクエストに優先してVO
TING対象のCPUからのリクエストを受け付ける
(項番4、項番7、項番10)。
【0046】項番13から項番18までが2つのCPU
がVOTING対象であり、システム運用中の場合であ
る。項番13及び項番14は、CPUa及びCPUbが
VOTING対象でシステム運用中の場合、項番15及
び項番16は、CPUb及びCPUcがVOTING対
象でありシステム運用中の場合、項番17及び項番18
は、CPUa及びCPUcがVOTING対象でありシ
ステム運用中の場合である。
【0047】これらの場合、VOTING対象外のCP
Uからのリクエストに優先してVOTING対象のCP
Uからのリクエストを受け付ける(項番13、項番1
5、項番17)。
【0048】項番19は、全CPUがVOTING対象
でありシステム運用中である場合である。この場合全C
PUを同時に転送元に選び、F/F群5をセットし、T
RIポート部1a,1b,1cへ転送許可を通知する。
【0049】次に動作について説明する。TRIインタ
フェースのトランザクション動作、IOバスのトランザ
クション動作及びメモリコピー動作について説明する。
【0050】TRIインタフェーストランザクション動
作は図5に示すタイミングに従って行われる。図5にお
いて転送リクエスト線TREQはCPUが出力するダウ
ントランザクションのTRI転送リクエストである。C
PUはダウントランザクションが終了するまでTREQ
を出力する。転送許可線TGNTはCPUの転送リクエ
ストに対するBIAからの転送許可信号である。BIA
は一度TGNTを出力すると、TREQ信号が出力され
ている間TGNTを出力し続ける。
【0051】データ有効線TADVはアドレスデータ線
TADにトランザクションデータを出力していることを
示す信号である。アップトランザクション時BIAがこ
の信号を出力し、ダウントランザクション時CPUが出
力する。アドレスデータ線TADはトランザクションの
アクセスコード、アドレス及びデータを出力する4バイ
トの信号線である。TAD線上を転送されるデータフォ
ーマットを図6に示す。
【0052】図6において、W0はTRIインタフェー
スで実行される全トランザクションに共通な形式であ
り、トランザクションのアクセスコード、トランザクシ
ョン情報からなる。アクセスコードフィールドは図7に
示すトランザクションのコマンドからなる。トランザク
ション情報フィールドはトランザクションの要求元や実
行先のBIAまたはPCU番号を示すフィールドであ
り、アップトランザクション時トランザクションの要求
元が格納され、ダウントランザクション時トランザクシ
ョンの実行先が格納される。
【0053】W1はトランザクションによりアドレスま
たはデータが格納される。DMAリード及びDMAライ
トトランザクションの時DMAアドレス(メモリアドレ
ス)、レジスタリードやレジスタライトの時レジスタア
ドレスが入る。W2以降は転送データ長に応じて転送デ
ータが入る。
【0054】IOバストランザクション動作について説
明する。図8はIOバストランザクションの動作タイミ
ングの例を示す図である。図8においてバスリクエスト
線BREQnはPCUが出力するIOバスのアップトラ
ンザクションのバスリクエストである。PCUはIOバ
スのアップトランザクションが終了するまでBREQを
出力する。バス許可線BGNTnはPCUのIOバスリ
クエストに対するBIAからの転送許可信号である。B
IAは一旦BGNTn信号を出力するとBREQn信号
が出力されている間BGNTn信号を出力し続ける。
【0055】データ有効線BADVはアドレスデータ線
BADにトランザクションデータを出力していることを
示すバス信号である。アップトランザクション時PCU
が出力しダウントランザクション時BIAが出力する。
アクセスコード線BACはトランザクションのアクセス
コードを出力するバス信号線である。アクセスコードの
形式はTRIインタフェースのアクセスコードと同じで
ある。アドレスデータ線BADはトランザクションのア
ドレス及びデータを出力する4バイトのバス信号線であ
る。
【0056】メモリコピー動作について、図9〜図11
のフローチャートに基づいてその詳細を説明する前に概
略を説明する。説明のため、今CPUa及びCPUbが
システム運用中であり、CPUcがシステム運用外にあ
るとする。CPUcをシステム運用に組み込むために、
CPUa及びCPUbのメモリ内容をCPUcのメモリ
へコピーし、一致させる場合を例にとって説明する。
【0057】図1において、CPUa及びCPUbがシ
ステム運用中であるため、F/F群3のCPUa及びC
PUbに対応するビットがセットされており、CPUc
のビットはリセットされている。
【0058】VOTE回路6はF/F群5でのCPUa
及びCPUbのTRIトランザクションを指示された場
合TRIポート1a及び1bからのトランザクションデ
ータを比較し、CPUa側のデータを出力する。
【0059】今、SWがCPUcを組み込む際、先ずB
IAのF/F13をセットし、メモリコピー動作を開始
する。そしてメモリの全ページについてページのスワッ
プアウトを行う。全ページのスワップアウト完了後F/
F13をリセットし、メモリコピー動作を終了する。ペ
ージのスワップアウトはページのデータをディスク等の
周辺装置に書き込むためにDMARDトランザクション
を発生させる。
【0060】次に、メモリコピー動作の詳細を説明す
る。先ず、図9を参照すると、SWからメモリコピー指
示のためのF/F13のセット動作のフローチャートが
示されている。図2において、F/F13セットのため
のIOWT(ライト)はCPUa及びCPUbのTRI
インタフェース転送リクエスト線15a,15bに現れ
る(ステップS1)。これら転送リクエストはTRIポ
ート部1a,1b及びTRI調停回路4を介してBIA
転送制御2へ通知される。BIA転送制御部2はTRI
転送リクエストがあることを受けると(ステップS
2)、TRI調停回路4へTRI転送受付を指示する
(ステップS3)。
【0061】TRI調停回路4は調停本体部20により
CPUa及びCPUbを転送元CPUに選び、セレクタ
22を介してF/F群5へCPUa及びCPUbに対応
するビットセットする(ステップS4)。また同時に転
送許可をTRIポート部1a及び1bを介してTRIイ
ンタフェースの転送許可線(TGNT)へ出力する(ス
テップS5)。
【0062】TGNTをCPUa及びCPUbへ返した
後、TRIポート部1a及び1bにダウントランザクシ
ョンが送信されてくる(ステップS6)。TRIポート
部1a及び1bはダウントランザクションを受信する
と、トランザクションデータを順次VOTE回路6へ出
力する。
【0063】BIA転送制御回路2はVOTE回路6か
らダウントランザクションのアクセスコードが出力され
るタイミングでレジスタ7へアクセスコードを格納し、
デコーダ8でアクセスコードをデコードする(ステップ
S8)。
【0064】デコード結果により、IOWTトランザク
ションであることが分かるとVOTE回路6から順次出
力されるIOアドレス、IOWTデータによりF/F1
3をセットする(ステップS9)。
【0065】次に、図10,11を参照すると、SWは
メモリ1ページ分のDMARDトランザクションの発行
をPCUへ指示し(ステップS10)、この指示に応答
してPCUはDMARDトランザクションを発行する
(ステップS11)。この時、F/F13がセットされ
ていると(ステップS12)、BIA転送制御部2はI
Oバス部9からDMARDトランザクションを受けた
際、セレクタ12でIOバス部9を選びDMARDトラ
ンザクションをシステム運用中のCPUa及びCPUb
へ転送すると同時に、トランザクションデータ中のDM
Aアドレスをレジスタ11へ格納する(ステップS1
3,S14)。
【0066】そして、CPUa及びCPUbからDMA
RDに応答してDMARDレスポンスが返ってきた時
(ステップS15)、TRIポート部1a,1bを経て
VOTE回路6から出力されるDMARDレスポンスデ
ータをバッファ10に書き込む(ステップS16)。
【0067】IOバス部9からIOバスへDMARDレ
スポンスデータを出力した後、BIA転送制御2はTR
I調停回路4中のセレクタ22でインバータ回路21を
選択し、システム運用外のCPUcを転送先CPUに選
び、F/F群5の対応ビットをセットする(ステップS
17)。そしてTRIアップトランザクションデータを
生成するセレクタ12でBIA転送制御2を選び、BI
Aが要求元であるDMAWTのアクセスコードをTRI
ポート部1cへ出力する(ステップS18)。
【0068】次に、セレクタ12でレジスタ11を選択
し、DMAアドレスを出力し、且つセレクタ12でバッ
ファ10を選択しDMAライトデータを順次TRIポー
ト部1cへ出力する(ステップS19)。これらのDM
AWTトランザクションはTRIインタフェースを経由
してCPUcへ転送されCPUc上のメモリへ書き込ま
れる(ステップS20)。
【0069】ステップS17〜S20に並行して、IO
バス部9を介してバッファ10のデータが送出され(ス
テップS21)、PCUはそのデータを磁気ディスク装
置へ書き込む(ステップS22)処理が行われる。
【0070】メモリの1ページ分のコピー処理が終了す
るまで、上述のステップS11〜S22の処理が行われ
(ステップS23)、1ページ分が終了すると、次ペー
ジの処理へ移り、全ページ分終了すると(ステップS2
4)、メモリ上の全ページ分のデータのスワップアウト
が完了するのでF/F13をリセットするIOWTをS
Wが発行してBIAへ指示する(ステップS25)。こ
れによりF/F13がリセットされ(ステップS2
6)、DMARDデータをシステム運用外のCPUへD
MAWTする処理、すなわちメモリコピーが完了するの
である。
【0071】尚、ステップS11において、PCUがD
MARDトランザクションを発行した時、BIAのF/
F13がセットされていなければ(ステップS12)メ
モリコピー状態ではないので、通常のDMARD処理
(ステップS27,S29及びS21,S22の処理)
が実行されることになる。
【0072】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、SW
(ソフトウェア)からのメモリコピーの指示をBIAへ
発生するだけで、その後はPCUの有するDMARDト
ランザクション発行機能と、BIAの有するDMAWT
トランザクションの発行機能とにより、ページスワップ
処理を自動的に行うようにしたので、特別な複雑なハー
ドウェアを追加することなく簡単にかつ高速にメモリコ
ピーが実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステムブロック図である。
【図2】図1のブロックのBIA56,57の具体例を
示すブロック図である。
【図3】図2のブロックのTRI調停回路4の具体例と
その周辺回路を示す図である。
【図4】図3の調停本体部20におけるダウン調停論理
を示す図である。
【図5】TRIインタフェースの動作タイミングを示す
図である。
【図6】TRIインタフェースのデータ形式を示す図で
ある。
【図7】TRIインタフェースのアクセスコードフィー
ルド,トランザクションフィールドを示す図である。
【図8】IOバスの動作タイミングを示す図である。
【図9】本発明の実施例の動作を示すフローチャートの
一部である。
【図10】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
の一部である。
【図11】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
の一部である。
【図12】従来のFTCシステムの概略ブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 BIA転送制御部 3,5 F/F群 4 TRI調停回路 6 VOTE回路 7,11 レジスタ 8 デコーダ 9 IOバス部 10 バッファ 12,22 セレクタ 13 F/F 20 調停本体部 21 インバータ 50 MPU 51 MEM 52 PTC 53 システムバス 54,55 BIU 56,57 BIA 59〜62 PCU 63,64 IOバス 65 外部記憶装置 66,67 TRIインタフェース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長構成とされた少なくとも3系統の情
    報処理サブシステムと、入出力バスと、この入出力バス
    に接続された複数の周辺制御装置と、これ等複数の周辺
    制装置に対して共通に設けられ前記情報処理サブシステ
    ムと前記入出力バスとの間の接続をなし前記情報処理サ
    ブシステムの各々から前記周辺制御装置への出力の多数
    決論理を実行するバスインタフェース装置とを含み、 前記情報処理サブシステムの各系は、演算処理を実行す
    る演算処理部と、データを格納するメモリとを有する情
    報処理装置におけるメモリコピーシステムであって、 前記バスインタフェース装置は、 少なくとも一系の情報処理サブシステムのメモリ内容を
    他系のメモリへ転送するメモリコピー指示に応答して前
    記周辺制御装置から生成されたDMA(ダイレクトメモ
    リアクセス)リードトランザクションを受けてこれを前
    記一系の情報処理サブシステムへ送出する転送手段と、 前記DMAリードトランザクションのDMAアドレスを
    格納するアドレス格納手段と、 前記DMAリードトランザクションに応答して送出され
    てきた前記一系の情報処理サブシステムからのDMAリ
    ードレスポンスデータを格納するデータ格納手段と、 前記データ格納手段のデータを前記他系の情報処理サブ
    システムへ送出すべくDMAライトトランザクションを
    生成する手段と、 前記DMAライトトランザクションを前記アドレス格納
    手段のDMAアドレス及び前記データ格納手段のデータ
    と共に前記他系の情報処理サブシステムへ送出する手段
    と、 を有することを特徴とするメモリコピーシステム。
  2. 【請求項2】 前記バスインタフェース装置は、更に、
    外部よりの前記メモリコピー指示に応答してセットされ
    メモリコピー動作を示す表示手段を有し、 前記転送手段は、前記表示手段のセット中に前記周辺制
    御装置から生成されたDMA(ダイレクトメモリアクセ
    ス)リードトランザクションを受けてこれを前記一系の
    情報処理サブシステムへ送出するよう構成されている特
    徴とする請求項1記載のメモリコピーシステム。
  3. 【請求項3】 前記バスインタフェース装置は、前記D
    MAリードトランザクション及び前記DMAライトトラ
    ンザクション処理を前記メモリのページ単位の処理であ
    るページスワッピング動作にて行うよう構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のメモリコピー
    システム。
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