JPH0954532A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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Publication number
JPH0954532A
JPH0954532A JP9621396A JP9621396A JPH0954532A JP H0954532 A JPH0954532 A JP H0954532A JP 9621396 A JP9621396 A JP 9621396A JP 9621396 A JP9621396 A JP 9621396A JP H0954532 A JPH0954532 A JP H0954532A
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JP
Japan
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rotary cleaning
photoconductor
brush
cleaning brush
photosensitive member
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Application number
JP9621396A
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English (en)
Inventor
Yutaka Fukuchi
豊 福地
Masahito Yokoyama
雅人 横山
Hidenobu Endo
秀信 遠藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0954532A publication Critical patent/JPH0954532A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真装置において、回転クリーニング部
材で擦ることにより感光体の表面の劣化が早まることを
防止するとともに、感光体に回転ムラや振動を生ずるこ
とを防止する。 【解決手段】 回転クリーニングブラシ(回転クリーニ
ング部材)25の外周内に感光体11を食い込ませて設
け、それら回転クリーニングブラシ25と感光体11と
の接触部28で、それらを順方向に回転させる。また、
接触部28のどこの点にあっても感光体11の線速より
回転クリーニングブラシ25の線速が速くなるように、
回転クリーニングブラシ25および感光体11の回転速
度を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリンタ・複写
機・ファクシミリやそれらの複合機など、帯電・書込み
・現像・転写・クリーニングなどを繰り返して用紙に画
像を記録する電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真装置、たとえば
レーザプリンタの中に、図13に示すように、感光体1
の周りに、帯電装置2、現像装置3、転写装置4、クリ
ーニング装置5を配置するとともに、感光体1をクリー
ニング装置5に備える回転クリーニングブラシ6の外周
内に食い込ませ、その回転クリーニングブラシ6を図中
矢示する時計方向に回転させるとともに、感光体1も同
様に時計方向に回転させる構成としたものがある。
【0003】そして、記録時、回転クリーニングブラシ
6と感光体1の接触部7で、それらを互いに逆方向に回
転し、画像転写後に感光体1上に残留したトナーを、回
転クリーニングブラシ6で擦り落すことにより感光体1
の表面をクリーニングしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転クリー
ニングブラシ6は、感光体1のクリーニングを繰り返す
うちに、多数のブラシ毛間にトナーが入り込んで詰まっ
た状態になり、次第に可撓性が少なくなる。
【0005】ところが、上述した従来のものでは、その
ように可撓性の少なくなった回転クリーニングブラシ6
を、接触部7で感光体1に対しその回転方向と逆向きに
接触させることから、そのとき接触部7に比較的大きな
動摩擦力を発生し、感光体1の表面を回転クリーニング
ブラシ6で強く擦ることになるため、それが原因で感光
体1の表面の劣化が早まるという問題があった。また、
そのように強い動摩擦力が感光体1の回転方向と逆向き
に作用するため、その感光体1の回転に比較的強いブレ
ーキがかかる結果となり、それが原因で感光体1に回転
ムラや振動を生ずるという問題もあった。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述した回転
クリーニングブラシのような回転クリーニング部材で擦
ることにより感光体の表面の劣化が早まることを防止す
るとともに、感光体に回転ムラや振動を生ずることを防
止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、たとえば図1〜図4に示す以下の実施の形
態のように、感光体11を回転ブラシ25のような回転
クリーニング部材の外周内に食い込ませ、その回転クリ
ーニング部材の回転により画像転写後の感光体11上の
残留トナーを除去する電子写真装置において、前記回転
クリーニング部材と前記感光体11との接触部28で、
それらを順方向に回転させるとともに、どこの点にあっ
ても前記感光体11の線速より前記回転クリーニング部
材の線速が速くなるように、その回転クリーニング部材
および前記感光体11の回転速度を設定してなる、こと
を特徴とする。
【0008】そして、記録時、感光体11と回転クリー
ニング部材との接触部28でそれらを順方向に回転する
とともに、その接触部28のどこの点にあっても回転ク
リーニング部材を感光体11より速く回転してその上の
残留トナーを除去する。
【0009】請求項2に記載の発明は、たとえば図5に
示す以下の実施の形態のように、感光体11を回転ブラ
シ25のような回転クリーニング部材の外周内に食い込
ませ、該回転クリーニング部材の回転により画像転写後
の前記感光体11上の残留トナーを除去する電子写真装
置において、前記回転クリーニング部材と前記感光体1
1との接触部28で、それらを順方向に回転させるとと
もに、接触始めの位置28aと接触終わりの位置28c
にあっては前記感光体11の線速より前記回転クリーニ
ング部材の線速が速くなり、それらの中間位置28bに
あっては前記感光体11の線速より前記回転クリーニン
グ部材の線速が遅くなるように、その回転クリーニング
部材および前記感光体11の回転速度を設定してなる、
ことを特徴とする。
【0010】そして、記録時、感光体11と回転クリー
ニング部材との接触部28でそれらを順方向に回転する
とともに、接触始めの位置28aと接触終わりの位置2
8cで回転クリーニング部材を感光体11より速く回転
し、それらの中間位置28bで回転クリーニング部材を
感光体11より遅く回転してその上の残留トナーを除去
する。
【0011】請求項3に記載の発明は、たとえば図6〜
図8に示す以下の実施の形態のように、請求項1または
2に記載の電子写真装置において、前記感光体11の表
面に、弾性ロ−ラ30・帯電ベルト32・帯電ローラ3
4のような回転部材を押し当て、その回転部材を、前記
感光体11の駆動源とは別個の駆動源により定速回転し
てなる、ことを特徴とする。
【0012】そして、記録時、感光体11の駆動源と別
個の駆動源で回転部材を定速回転し、その回転部材の回
転に感光体11をならわせる。
【0013】請求項4に記載の発明は、たとえば図11
に示す以下の実施の形態のように、請求項1、2または
3に記載の電子写真装置において、前記回転クリーニン
グ部材として回転クリーニングブラシ25を用い、その
回転クリーニングブラシ25のブラシ毛27に、その毛
先が回転クリーニングブラシ25の回転方向aと逆向き
に湾曲した曲げ癖を付けてなる、ことを特徴とする。
【0014】そして、回転クリーニングブラシ25を回
転したとき、その回転方向に湾曲したブラシ毛27の腹
が感光体11の表面に柔らかく接触する。
【0015】請求項5に記載の発明は、たとえば図12
に示す以下の実施の形態のように、請求項1、2、3ま
たは4に記載の電子写真装置において、前記回転クリー
ニングブラシ25のブラシ毛27の毛先を丸く形成して
なる、ことを特徴とする。
【0016】そして、回転クリーニングブラシ25を回
転したとき、ブラシ毛27の毛先が感光体11の表面に
引っ掛かることなく、その表面上を滑るように接触す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図3は、請求項1に
記載した発明によるレーザプリンタで、その記録部の概
略構成図である。
【0018】このレーザプリンタの記録部10には、中
央にドラム状の感光体11を備える。そして、感光体1
1の周りに、図中矢示する回転方向に順に、帯電装置1
2、現像装置13、転写装置14、クリーニング装置1
5、除電装置18を備える。また、転写装置14の図中
左横に除電分離装置16を備え、帯電装置12および現
像装置13の上側に、図示しないが、光書込み装置を備
える。
【0019】そして、記録時、図示しない給紙カセット
から用紙Pを送り出して感光体11の下側へ搬送する。
一方、感光体11は、その回転にともない表面を帯電装
置12によって一様に帯電し、その後、光書込み装置か
らのレーザ光Lを照射して表面上に静電潜像を形成す
る。そして、その潜像を、現像装置13位置を通るとき
トナーを付着して可視像化する。しかして、その可視像
を、感光体11の下側に搬送した用紙Pに転写装置14
で転写する。転写後、その用紙Pを除電分離装置16で
感光体11から分離し、用紙搬送ベルト17で定着装置
(図示省略)へ搬送し、その定着装置により用紙P上の
転写画像を定着する。定着後、その用紙Pを図示しない
排紙トレイ上に排出する。
【0020】一方、画像転写後の感光体11は、その表
面に残留したトナーをクリーニング装置15でクリーニ
ングし、さらに除電装置18で表面を除電して次の使用
に備える。
【0021】ところで、上述したクリーニング装置15
は、そのケース20を感光体11の軸方向に長い横長の
箱形状につくり、感光体11と面する図3中右側にトナ
ー回収口20aを設けてなる。
【0022】そして、このケース20内には、その上部
側にクリーニングブレード24を設けるとともに、下部
側に回転クリーニング部材である回転クリーニングブラ
シ25を設けてなる。
【0023】クリーニングブレード24は、ポリウレタ
ン等の弾性材料で横長板状に形成し、基端をケース20
内のブレードホルダ(図示省略)で支持し、先端をトナ
ー回収口20aを通して感光体11の表面に押し当てて
なる。
【0024】回転クリーニングブラシ25は、中心の支
持軸26の外周に、たとえばポリエステル繊維からなる
直毛のブラシ毛27を、多数放射状に植設してブラシ部
を形成する。そして、支持軸26の両端をケース20の
両側板部に取り付けて回転自在に支持し、ブラシ部の外
周内に感光体11を一部食い込ませた位置に配置してな
る。
【0025】さて、請求項1に記載の発明では、まず感
光体11を図1中矢示する時計方向に回転する一方、回
転クリーニングブラシ25を図1中矢示する反時計方向
に回転するようにする。そして、回転クリーニングブラ
シ25と感光体11との接触部28において、両者を順
方向に回転させる。
【0026】しかして、記録時、接触部28において、
回転クリーニングブラシ25および感光体11を互いに
順方向に回転し、感光体11上の残留トナーを、回転ク
リーニングブラシ25で擦り落し、さらにクリーニング
ブレード24で掻き落す。
【0027】このとき、接触部28で回転クリーニング
ブラシ25が感光体11にその回転方向と同じ向きに接
触するので、接触部28で生ずる動摩擦力は比較的小さ
く、そのため、回転クリーニングブラシ25で感光体1
1の表面をさほど強く擦ることがなく、感光体11に加
わる回転負荷も比較的小さくなる。
【0028】ところで、この実施の形態において、仮に
感光体11の回転数を一定にして回転クリーニングブラ
シ25の回転数を徐々に上げていったとき、感光体11
と回転クリーニングブラシ25間の回転速度差の変化
と、接触部28で生ずる動摩擦力の大きさの変化を、図
2のグラフで示す。グラフ中、直線Aは回転速度差の変
化を表し、曲線Bは動摩擦力の大きさの変化を表す。
【0029】図2から判るように、回転クリーニングブ
ラシ25の回転数が感光体11のそれを下回っている間
は、感光体11の表面でブラシ毛27の毛先を回転方向
に引っ掛けるようにして押し曲げながら回転するため、
感光体11の回転に強いブレーキがかかることになり、
接触部28に比較的大きな動摩擦力を発生する。
【0030】一方、回転クリーニングブラシ25の回転
数が感光体11のそれを上回ったときは、ブラシ毛27
の方から毛先を撓ませその腹で柔らかく接触しながら回
転するため、接触部28にそれほど大きな動摩擦力を生
じないことが判る。
【0031】そこで、請求項1に記載の発明では、接触
部28のどこの点にあっても、感光体11の線速より回
転クリーニングブラシ25の線速が速くなるように、回
転クリーニングブラシ25および感光体11の回転速度
を設定してなる。
【0032】また、回転クリーニングブラシ25が感光
体11に接触する場合、図4に示すように、接触始めや
その終りと比べて、それらの間でブラシ毛27を撓ませ
ながら押し当たるとき強い動摩擦力を生じ、同じ動摩擦
力でも大きさに強弱がある。したがって、請求項1の発
明の場合、上述のように動摩擦力自体が小さいと、その
強弱の差も小さくすることができる。
【0033】ところで、上述のように回転クリーニング
ブラシ25および感光体11の回転速度差が大きいと、
動摩擦力が大きくなるため、この回転速度差は小さいこ
とが好ましいが、その速度差が全くない場合には、感光
体11上のトナーを擦り取ることがでかず、クリーニン
グ効果を期待できなくなる。
【0034】そこで、請求項2に記載の発明では、接触
部における接触始めの位置と接触終わりの位置で感光体
の線速より回転クリーニング部材の線速が速くなり、そ
れらの中間位置で感光体の線速より回転クリーニング部
材の線速が遅くなるように、それらの回転速度を設定す
る。
【0035】たとえば図5に示す上述したレーザプリン
タの感光体11の半径をR、その外周での感光体11の
線速をVとし、回転クリーニング部材である回転クリー
ニングブラシ25の半径をr、その外周での回転クリー
ニングブラシ25の線速をvとするとともに、感光体1
1と回転クリーニングブラシ25との軸間距離をLとす
る。すると、接触始めの位置28aと接触終わりの位置
28cでの回転クリーニングブラシ25の線速はvとな
り、中間位置28bでの線速v′は、{(L−R)/
r}v となる。よって、請求項2に記載の発明では、
{(L−R)/r}v< V<v となる。
【0036】そして、記録時、回転クリーニングブラシ
25および感光体11を、上述のように接触部28で互
いに順方向に回転する。そのとき、接触始めの位置28
aと接触終わりの位置28cでは、回転クリーニングブ
ラシ25を感光体11より速く回転するから、その表面
をブラシ毛27で感光体11の回転方向に擦るように接
触する一方、中間位置28bでは、回転クリーニングブ
ラシ25を感光体11より遅く回転するから、その表面
をブラシ毛27で回転方向逆向きに擦るように接触す
る。しかして、接触部28において、感光体11の表面
を途中でその回転方向と逆向きに擦ることにより感光体
11上の残留トナーを除去する。
【0037】これにより、請求項2に記載の発明では、
クリーニング効果を低下させることなく、接触部28で
生ずる動摩擦力を小さくすることができる。
【0038】ところで、感光体11の表面に、速度の変
動する回転体を接触したり、負荷変動を生ずる部材を接
触すると、感光体11に回転ムラを発生する。また、振
動する部材を接触すると、感光体11に振動が伝わるこ
ととなる。
【0039】そこで、請求項3に記載の発明では、その
ように感光体に回転ムラや振動が発生しないように、感
光体の表面に回転部材を押し当て、その回転部材を、感
光体の駆動源とは別個の駆動源により定速回転させるよ
うにする。
【0040】たとえば図6に示すように、上述したレー
ザプリンタの感光体11に回転部材として弾性ロ−ラ3
0を押し当てる。そして、その弾性ロ−ラ30を、感光
体11の駆動源と別個の駆動源で定速回転させる。
【0041】これにより、記録時、弾性ロ−ラ30の回
転に感光体11を強制的にならわせて回転ムラをなく
し、弾性ロ−ラ30で振動を吸収して感光体11が振動
しないようにする。
【0042】なお、この実施の形態では、回転部材とし
て、別個独立の弾性ロ−ラ30を用いた。しかし、感光
体11に接触する回転部材であれば、別個独立のものに
限られない。たとえば図7に示すように、転写装置31
としてベルトタイプのものを用いた場合、その転写ベル
ト32を押し当てるようにしてもよい。また、図示しな
いが、ロ−ラタイプのものを用いた場合、その転写ロー
ラを押し当てるようにしてもよい。
【0043】さらに、図8に示すように、帯電装置33
としてローラタイプのものを用いた場合、その帯電ロー
ラ34を押し当てるようにしてもよいし、図示しない
が、ベルトタイプのものを用いた場合、その帯電ベルト
を押し当てるようにしてもよい。そして、転写ベルト3
2や帯電ロ−ラ34等を、感光体11の駆動源とは別個
の駆動源により定速回転するようにする。このようにす
ると、別個独立の回転部材が不要となるため、簡単な構
成により感光体11の回転ムラや振動の発生を防止して
ジター画像の発生を防ぐことができる。
【0044】なお、以上の実施の形態では、回転クリー
ニング部材として、いずれも回転クリーニングブラシ2
5を用いた。しかし、これに限るものでなく、図示省略
するが、たとえば外周が発泡ポリウレタンや低硬度ゴム
等で形成した弾性回転ロ−ラなどを用いることもでき
る。
【0045】また、以上の実施の形態では、回転クリー
ニングブラシ25として、ブラシ毛27が直毛のものを
用いた。しかし、その直毛タイプの回転クリーニングブ
ラシ25を用いた場合には、たとえば上述したレーザプ
リンタを長い間使用しないで、回転クリーニングブラシ
25を、図9に示す押し当て状態で放置したとき、接触
部28にてブラシ毛27が変形して様々な曲げ癖が付い
てしまう。そのブラシ毛27の中には、毛先が回転クリ
ーニングブラシ25の回転方向(図中矢印a方向)に湾
曲した曲げ癖の付いたブラシ毛27がある。
【0046】そこで、後に、上記レーザプリンタを使用
し、回転クリーニングブラシ25を回転するとき、当該
ブラシ毛27aの毛先が感光体11の表面に突き当た
り、その都度、感光体11の回転方向に瞬時大きな動摩
擦力が生ずる。そのため、ブラシ毛27aが突き当たっ
たとき、たとえば図10に示すように、感光体11の回
転が一時加速され、その直後に反動で減速され、この突
当ての度に感光体11の回転速度が変動し、その結果、
感光体11が回転ムラを起こしたり振動したりする。
【0047】そこで、請求項4に記載の発明では、たと
えば図11に示すように、回転クリーニングブラシ25
のブラシ毛27に、その毛先が回転クリーニングブラシ
25の回転方向aと逆向きに湾曲した曲げ癖を付ける構
成とする。
【0048】このようにすると、クリーニング時、回転
クリーニングブラシ25は、ブラシ毛27の毛先が感光
体11の表面に突き当たることなく、その湾曲した毛先
の腹を柔らかく接触させながら回転し、接触部28で生
ずる動摩擦力をより一層小さくする。
【0049】ところで、次に請求項5に記載の発明で
は、たとえば図12に示すように、回転クリーニングブ
ラシ25のブラシ毛27の毛先を球面に形成して丸みを
付ける構成とする。
【0050】そして、回転クリーニングブラシ25の回
転時、ブラシ毛27の毛先が感光体11の表面に引っ掛
かることなく、その上を滑るように接触するようにす
る。これにより、上述した接触部28で生ずる動摩擦力
を更に一層小さくする。
【0051】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、回転クリーニング部材と感光体との接触部でそれ
らを順方向に回転するとともに、接触部のどこの点にあ
っても回転クリーニング部材を感光体より速く回転する
ことにより、接触部で生ずる動摩擦力を小さくし、これ
により、回転クリーニング部材で感光体の表面を強く擦
ることをなくし、その結果、感光体表面の劣化が早まる
ことを防止することができる。また、そのように接触部
での動摩擦力を小さくすることにより、回転クリーニン
グ部材から大きな負荷変動が感光体に伝わって感光体に
回転ムラを生じたり、回転クリーニング部材から強い振
動が伝わって感光体が振動したりすることを防止するこ
ともできる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、回転クリ
ーニング部材と感光体との接触部でそれらを順方向に回
転して接触部で生ずる動摩擦力を小さくすることによ
り、感光体の表面劣化が早まることを防止し、また感光
体が回転ムラを起こしたり振動したりすることを防止す
ることができる。さらに、接触部の接触始めの位置と接
触終わりの位置で回転クリーニング部材を感光体より速
く回転し、それらの中間位置で回転クリーニング部材を
感光体より遅く回転することにより、感光体の表面を接
触部の途中でその回転方向と逆向きに擦って感光体上の
残留トナーを除去するようにするから、クリーニング効
果を低下させることなく、感光体の表面劣化が早まるこ
とを防止し、また感光体が回転ムラを起こしたり振動し
たりすることを防止することができる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、感光体の
表面に回転部材を押し当てて振動を吸収することによ
り、感光体に振動が発生することを阻止し、また、回転
部材を感光体の駆動源と別個の駆動源で定速回転するこ
とにより、その回転に感光体を強制的にならわせて感光
体に回転ムラを生ずることを阻止し、その結果、電子写
真装置におけるジター画像の発生を防止することができ
る。
【0054】請求項4に記載の発明によれば、回転クリ
ーニングブラシとして、ブラシ毛の毛先に予め回転方向
と逆向きに湾曲した曲げ癖を付けたものを用いることか
ら、電子写真装置を長い間使用しないで毛先を感光体に
押し当てた状態で放置したとしても、その後の使用時に
毛先に感光体の表面に突き当たる向きの癖が付くことが
ない。したがって、回転クリーニングブラシの回転時
に、毛先が感光体の表面に突き当たることがなく、その
表面に湾曲した毛先の腹が柔らかく接触しながら回転
し、これにより、接触部で生ずる動摩擦力をより一層小
さくすることができる。
【0055】請求項5に記載の発明によれば、回転クリ
ーニングブラシのブラシ毛の毛先を球面に形成し、回転
クリーニングブラシの回転時、その毛先が感光体の表面
上を滑るように接触させることにより、接触部で生ずる
動摩擦力を更に一層小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3に示すレーザプリンタの感光体クリーニン
グ部分の部分拡大図である。
【図2】感光体の回転数を一定にして回転クリーニング
ブラシの回転数を徐々に上げていったとき、感光体と回
転クリーニングブラシ間の回転速度差の変化と、両者の
接触部で生ずる動摩擦力の大きさの変化を示すグラフで
ある。
【図3】請求項1に記載した発明の実施の形態を示し、
そのレーザプリンタの記録部の概略構成図である。
【図4】回転クリーニングブラシが感光体の表面に接触
する状態を説明する状態説明図である。
【図5】請求項2に記載した発明の実施の形態を示し、
図1と同様なレーザプリンタの感光体クリーニング部分
の部分拡大図である。
【図6】請求項3に記載した発明の実施の形態を示し、
そのレーザプリンタの記録部の概略構成図である。
【図7】その請求項3に記載した発明の他の実施の形態
を示し、そのレーザプリンタの記録部の概略構成図であ
る。
【図8】その請求項3に記載した発明のさらに別の実施
の形態を示し、そのレーザプリンタの記録部の概略構成
図である。
【図9】直毛タイプの回転クリーニングブラシの感光体
に対する押し当て状態を説明する状態説明図である。
【図10】その回転クリーニングブラシを感光体に接触
して回転した場合に生ずる感光体の回転速度の変動を示
す波形図である。
【図11】請求項4に記載した発明の実施の形態を示
し、そのレーザプリンタに備える回転クリーニングブラ
シの部分拡大図である。
【図12】請求項5に記載した発明の実施の形態を示
し、そのレーザプリンタに備える回転クリーニングブラ
シの毛先の部分拡大図である。
【図13】従来のレーザプリンタに備える記録部の概略
図である。
【符号の説明】
11 感光体 25 回転クリーニングブラシ(回転クリーニング部
材) 27 ブラシ毛 28 接触部 28a 接触始めの位置 28b 中間位置 28c 接触終わりの位置 30 弾性ローラ(回転部材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体を回転クリーニング部材の外周内
    に食い込ませ、その回転クリーニング部材の回転により
    画像転写後の前記感光体上の残留トナーを除去する電子
    写真装置において、 前記回転クリーニング部材と前記感光体との接触部で、
    それらを順方向に回転させるとともに、どこの点にあっ
    ても前記感光体の線速より前記回転クリーニング部材の
    線速が速くなるように、その回転クリーニング部材およ
    び前記感光体の回転速度を設定してなる、電子写真装
    置。
  2. 【請求項2】 感光体を回転クリーニング部材の外周内
    に食い込ませ、その回転クリーニング部材の回転により
    画像転写後の前記感光体上の残留トナーを除去する電子
    写真装置において、 前記回転クリーニング部材と前記感光体との接触部で、
    それらを順方向に回転させるとともに、接触始めの位置
    と接触終わりの位置にあっては前記感光体の線速より前
    記回転クリーニング部材の線速が速くなり、それらの中
    間位置にあっては前記感光体の線速より前記回転クリー
    ニング部材の線速が遅くなるように、その回転クリーニ
    ング部材および前記感光体の回転速度を設定してなる、
    電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体の表面に回転部材を押し当
    て、その回転部材を、前記感光体の駆動源とは別個の駆
    動源により定速回転してなる、請求項1または2に記載
    の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記回転クリーニング部材として回転ク
    リーニングブラシを用い、その回転クリーニングブラシ
    のブラシ毛に、その毛先が回転クリーニングブラシの回
    転方向と逆向きに湾曲した曲げ癖を付けてなる、請求項
    1、2または3に記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記回転クリーニングブラシのブラシ毛
    の毛先を丸く形成してなる、請求項1、2、3または4
    に記載の電子写真装置。
JP9621396A 1995-06-07 1996-03-26 電子写真装置 Pending JPH0954532A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012582A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7295796B1 (en) 2002-08-30 2007-11-13 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a temporary toner holding device and a toner collecting device

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JP2004012582A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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