JPH0954325A - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子及びその製造方法

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JPH0954325A
JPH0954325A JP20881095A JP20881095A JPH0954325A JP H0954325 A JPH0954325 A JP H0954325A JP 20881095 A JP20881095 A JP 20881095A JP 20881095 A JP20881095 A JP 20881095A JP H0954325 A JPH0954325 A JP H0954325A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
ion trap
display element
impurity ions
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Application number
JP20881095A
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English (en)
Inventor
Naoki Kato
直樹 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間駆動しても、スペーサ6の移動や凝集に
よる配向膜削れやギャップムラや光漏れ、及び不純物イ
オンの不均一化による表示ムラ等が発生しない、高表示
品位で高信頼性の液晶表示素子を提供する。 【解決手段】液晶にしきい電圧以上の交流電圧を印加し
て、スペーサ6を画素と画素の間のブラックマトリクス
3aを形成した領域に移動させた後、基板1aまたは1
b上に接着固定して、画素内にはスペーサが存在しない
ようにする。また、一方の基板上の複数本からなる電極
に、高電位パルスを順次走査させながら印加することに
より、液晶表示素子内の不純物イオンを表示領域の外側
に設けたイオントラップ電極に寄せ集め、表示領域内に
は不純物イオンをほとんど含まないようにする。不純物
イオンが寄せ集めせられた領域は遮光して光学特性に悪
影響を及ぼさないようにするか、またはその領域を切断
分離した後、再封口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子、特
に長時間駆動しても、高コントラストでかつ表示ムラ等
の表示不良が発生しない、高表示品位高信頼性液晶表示
素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示素子は目ざましい進歩を
遂げ、CRT(陰極線管)と同等の高表示品位となり、
薄型軽量、低消費電力などの特徴を有することからCR
Tに代わる表示素子として、ノート型パソコン、小型T
Vなどに積極的に応用されている。
【0003】これらの液晶表示素子では、黒表示時の電
界が印加されない画素(電極)と画素(電極)の間の光
漏れによるコントラスト比の低下を防ぐために、この画
素と画素の間の領域には、ブラックマトリクスを形成し
て遮光されていることが通常である。
【0004】また、これらの液晶表示素子では、基板間
隔すなわち液晶層の厚みを面内均一に保持するために、
グラスファイバ、ビーズ等のスペーサを基板間に均一に
分散、保持することが通常である。
【0005】このような液晶表示素子の新しい表示方式
として、OCB(Optically-Compensated-Birefrigenc
e)モードが、高速応答及び広視野角の面から注目されて
いる(例えば、信学技報.EID93−56)。これ
は、液晶分子の配向が常に中心対称であるπセルと2軸
性の複屈折フィルムとを組み合わせたものである。πセ
ルでは、液晶分子の配向が変化する際、液晶分子の流れ
の方向が1方向のみで、逆向きのトルクが発生しないた
めに、応答速度が速くなると考えられている。そして、
液晶分子の傾きが変わっても液晶分子の配向が常に中心
対称であるπセルと、2軸性の複屈折フィルムの組み合
わせにより、視野角による偏光状態の変化を3次元的に
補償して、広視野角化している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな液晶表示素子に電圧を印加すると、液晶分子の配向
変化によりスペーサが移動して、配向膜を傷つけるとい
う問題があった。特に、πセルでは電圧を印加すると、
液晶分子の配向方向により規定される1方向にスペーサ
が激しく移動する。このメカニズムについて図面を参照
にしながら説明する。図20に示すようなπセルにおい
て、電圧を印加(または印加電圧が増加)すると、液晶
分子16は点線で示した液晶分子17のように配向が変
化して、その際、スペーサは矢印19方向に力を受け
る。逆に、電圧を無印加に(または印加電圧が減少)す
ると、液晶分子17から液晶分子16のように配向が変
化して、スペーサは矢印20方向に力を受ける。印加電
圧として矩形波を印加している場合には、液晶分子の配
向は変化しないように考えられるが、実際には、液晶セ
ル内の不純物イオンが移動して印加電圧の緩和が起こる
ために、液晶分子の配向は変化している。そして、この
図より明らかなように、スペーサは、主に配向膜に近接
する液晶分子の配向が変化する際に力を受ける。配向膜
に近接する液晶分子は配向膜との相互作用が強いため
に、印加電圧の増加(立ち上がり)時の配向変化速度は
非常に遅いが、印加電圧の減少(立ち下がり)時の配向
変化は比較的速いと考えられる。このため、πセルに矩
形波の交流電圧が印加されている場合、スペーサは、矢
印19方向よりも矢印20方向に、大きな力を受けてい
ると考えられる。以上のような理由により、グラスファ
イバ、ビーズ等のスペーサを単に散布しただけでは、π
セルに交流電圧を印加すると、スペーサはラビング方向
と同一方向の矢印21方向に激しく移動する。このよう
に、πセルでは、スペーサが1方向にのみ移動するため
に、図21に示すようにスペーサの分布が不均一化し
て、セルギャップが不均一になるという問題があった。
【0007】更に、スペーサの近傍では、界面効果等に
より液晶の配向不良が発生しやすく、画素内に存在する
スペーサが移動して凝集すると、黒表示時のスペーサ周
辺の光漏れによりコントラスト比が低下する等の問題も
あった。
【0008】また、一般に、液晶表示素子においては、
素子の組立工程において不純物イオンを取り込んだり、
素子を構成する材料自体が不純物イオンを含有している
場合があるため、これらの不純物イオンが液晶表示素子
内に混入することがあるが、不純物イオンが一旦素子内
に混入した場合、これを素子外に取り除くことは困難な
ことであった。不純物イオンが液晶表示素子内に取り込
まれると、液晶の絶縁抵抗が低下するため、電圧保持率
が低下するなど表示特性が劣化する。更に、この不純物
イオンが、前述したスペーサと同様のメカニズムによ
り、電圧印加時に移動して不純物イオンの分布が不均一
になると、表示ムラ等の表示不良が発生する。特に、π
セルでは、スペーサの場合と同様に考えると、不純物イ
オンも1方向に移動しやすいため、不純物イオンの分布
が不均一になって表示ムラ等の表示不良が発生しやすい
という問題があった。
【0009】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、長時間駆動しても、スペーサの移動や凝集による配
向膜削れやギャップムラや光漏れ、及び不純物イオンの
不均一化による表示ムラ等が発生しない、高表示品位で
高信頼性の液晶表示素子を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1番目の液晶表示素子は、2枚の電極付
き基板間に、誘電率異方性が正のネマティック液晶が狭
持されている液晶表示素子であって、2枚の基板間隙を
規定し、液晶層の厚みを均一に保持するスペーサが、ブ
ラックマトリクスで遮光された領域にのみ存在している
とともに、少なくとも一方の基板上に固定されているこ
とを特徴とする。
【0011】次に本発明の第2番目の液晶表示素子は、
2枚の電極付き基板間に、誘電率異方性が正のネマティ
ック液晶を狭持した液晶表示素子であって、少なくとも
一方の基板上の複数本からなる表示電極の少なくとも一
方の外側に、イオントラップ電極が少なくとも一本並設
され、かつ前記表示電極及びイオントラップ電極に正ま
たは負の高電位パルスを、順次走査しながら印加する手
段を有し、かつ不純物イオンが前記イオントラップ電極
上に存在することを特徴とする。
【0012】前記第1〜2番目の液晶表示素子において
は、前記イオントラップ電極の表面にはイオン吸着膜が
形成されていることが好ましい。また前記第1〜2番目
の液晶表示素子においては、前記イオントラップ電極に
は正または負の高電位バイアス電圧が常に印加されてい
ることが好ましい。
【0013】また前記第1〜2番目の液晶表示素子にお
いては、前記液晶表示素子において、2枚の基板間隙を
規定し、液晶層の厚みを均一に保持するスペーサが、ブ
ラックマトリスクで遮光された領域にのみ存在し、かつ
少なくとも一方の基板上に固定されていることが好まし
い。
【0014】次に本発明の第1番目の液晶表示素子の製
造方法は、スペーサとして、加熱により基板上に接着固
定される接着性スペーサを用い、液晶を注入封口後、し
きい電圧以上の交流電圧を液晶に印加して、前記スペー
サをブラックマトリクスが形成された領域に移動させた
後、加熱して少なくとも一方の基板上にスペーサを接
着、固定させたことを特徴とする。
【0015】次に本発明の第2番目の液晶表示素子の製
造方法は、液晶を注入封口後、複数本からなる表示電極
及びイオントラップ電極に、正または負の高電位パルス
を、順次走査させながら印加することにより、液晶の中
に存在する不純物イオンをイオントラップ電極上に寄せ
集めたことを特徴とする。
【0016】次に本発明の第3番目の液晶表示素子の製
造方法は、2枚の電極付き基板間に、誘電率異方性が正
のネマティック液晶を挟持した液晶表示素子の製造工程
において、あらかじめ表示領域の外側にはイオントラッ
プ室を設け、かつイオントラップ室の表面にはイオント
ラップ電極が形成されており、複数本からなる表示電極
及びイオントラップ電極に、正または負の高電位パルス
を、順次走査させながら印加して、不純物イオンを前記
イオントラップ室に寄せ集めた後、イオントラップ室を
切断分離して、再封口したことを特徴とする。
【0017】前記方法においては、液晶を注入封口する
前に前記イオントラップ室の表面にイオン吸着膜を形成
することが好ましい。また前記第2〜3番目の製造方法
においては、正または負の高電位パルスを走査する方向
ベクトルと、少なくともどちらか一方の基板界面の液晶
分子の長軸と平行でかつそのチルト方向に向いているベ
クトルを基板上に投影したベクトルのなす角度が、0°
以上90°未満であることが好ましい。
【0018】前記した本発明によれば、スペーサが移動
して配向膜を傷つけたり、スペーサが1方向に移動して
スペーサの分布が不均一化してセルギャップが不均一に
なったり、画素内に存在するスペーサ周辺の光漏れによ
るコントラスト比の低下を防ぐことができる。これは、
液晶にしきい電圧以上の交流電圧を短時間印加して、ス
ペーサを近接する画素と画素の間のブラックマトリクス
が形成された領域に移動させた後、加熱して基板上に接
着固定させるためである。
【0019】また、不純物イオンがスペーサと同様に移
動して、不純物イオンの分布が不均一になって表示ムラ
等が発生することを防ぐための手段として、あらかじ
め、少なくとも一方の基板上の複数本からなる表示電極
の少なくとも一方の外側に、イオントラップ電極を設
け、表示電極及びイオントラック電極に、正または負の
高電位パルスを、順次走査させながら印加することによ
り、不純物イオンをイオントラップ電極に寄せ集め、表
示領域内には不純物イオンをほとんど含まないようにす
る。不純物イオンが寄せ集められるイオントラップ電極
には、遮光層を重畳して光学特性に悪影響を及ぼさない
ようにする。または不純物イオンを寄せ集めた後、この
部分を切断分離する。この際、寄せ集められた不純物イ
オンの拡散を防止するために、不純物イオンをイオント
ラップ電極に化学的または電気的に吸着させておくこと
が望ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】液晶に交流電圧を印加すると、前
述したメカニズムによりスペーサが移動する。スペーサ
の移動は、電圧印加時の液晶分子の配向変化によって誘
起されるため、電極と電極の間の領域までスペーサが移
動すると、ほとんどのスペーサは一旦静止する。更に長
時間電圧を印加し続けると、電極を乗り越えて更に移動
してしまうので、電圧印加時間は短時間にとどめること
が望ましい。本発明では、このようにして、スペーサを
電極と電極の間のブラックマトリクスが形成された領域
に移動させた後、加熱して基板上に固定することによ
り、スペーサが移動して配向膜を傷つけたり、スペーサ
の分布が不均一になってギャップムラ等が発生すること
が防止することができ、更にスペーサ周辺の光漏れもブ
ラックマトリクスで隠され、画素内にはスペーサが存在
しないようにすることができる。
【0021】また、本発明では、あらかじめ、複数本か
らなる電極に正または負の高電位のパルスを、順次走査
させながら印加することにより、不純物イオンを表示電
極の外側に設けたイオントラップ電極に寄せ集め、表示
領域内には不純物イオンをほとんど含まないようにする
ことができる。複数本からなる電極に高電位パルスを順
次走査させながら印加することにより、不純物イオンが
イオントラップ電極に寄せ集められるメカニズムを図面
を参照しながら説明する。液晶表示素子内に含まれる不
純物イオンが負の場合には、図17に示した液晶表示素
子の透明電極2b,2c,2d,2e、イオントラップ
電極8に、それぞれ、図18に示すような電圧を印加す
る。対向する基板の透明電極2aの電位は常に0Vとす
る。図18において、期間T1では、電極2cが高電位
となり、電極2b上の負の不純物イオンが電極2c上に
移動する。次の期間T2では、電極2dが高電位とな
り、電極2c上の負の不純物イオンが電極2d上に移動
する。更に次の期間T3では、電極2eが高電位とな
り、電極2d上の負の不純物イオンが電極2e上に移動
する。このようなメカニズムにより、負の不純物イオン
が徐々に矢印12方向に移動していき、最終的に走査最
終段のイオントラップ電極8上に負の不純物イオンが寄
せ集められる。液晶表示素子内に含まれる不純物イオン
が正の場合には、図19に示すような電圧を印加する
と、同様のメカニズムにより、正の不純物イオンが徐々
に矢印12方向に移動していき、最終的に走査最終段の
イオントラップ電極8上に寄せ集められる。この際、高
電位パルスの走査により不純物イオンが移動する方向
と、前述した液晶分子の運動により不純物イオンが移動
する方向とのなす角が0°以上90°未満の場合には、
相乗効果により、不純物イオンをより早くイオントラッ
プ電極上に寄せ集めることができる。このようにして不
純物イオンが寄せ集められるイオントラップ電極には遮
光層を重畳させ、光学特性に悪影響を及ぼさないように
する。または不純物イオンを寄せ集めた後、この部分を
切断除去して、再封口する。これにより表示領域内には
不純物イオンをほとんど含まず、表示ムラ等の発生を防
止することができる。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照にしながら説明する。なお、これによって本発明
が限定されるものではない。
【0023】図2は本発明の第2の実施例による液晶表
示素子を示す。図1はその断面図である。透明電極2
a,2bを設けた基板1a,1b上に水平配向するよう
な配向膜4a,4b(日本合成ゴム株式会社製ポリイミ
ド配向膜AL−1051)を塗布し、220℃、30分
間クリーンオーブンで硬化させた。
【0024】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板に紫外線硬
化型接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成
した後、平均粒子直径が5μmの接着性スペーサ(商品
名「トレパール」,東レ株式会社製)を均一に散布し
た。
【0025】次に、上下基板のラビング方向が同一方向
になるように基板を貼り合わせた後、約1kg/cm2の圧力
で均一に加圧したままシール部に紫外線を照射、硬化さ
せて空セルを作製した。
【0026】次に、メルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。次に、この液晶セルに5V,30Hzの矩形波を1
分間印加し、スペーサを近接する画素と画素の間のブラ
ックマトリクスを形成した領域に移動させた後、セルを
150℃で1時間加熱してスペーサを基板上に固定させ
た。
【0027】このようにして作製した液晶表示素子で
は、スペーサが基板上に固定されているため、長時間駆
動してもスペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギ
ャップムラ等が発生することもなかった。更に、このよ
うにして作製した液晶表示素子では、スペーサが画素と
画素の間のブラックマトリクス領域に固定され、画素内
に存在しないため、非常に高いコントラスト比が得られ
た。
【0028】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。なお、これに
よって本発明が限定されるものではない。
【0029】図3は本発明の第2の実施例による液晶表
示素子を示す。図4はその断面図である。透明電極2
a,2bを設けた基板1a,1b上に水平配向するよう
な配向膜4a,4b(日本合成ゴム株式会社製ポリイミ
ド配向膜AL−1051)を塗布し、220℃、30分
間クリーンオーブンで硬化させた。
【0030】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板に紫外線硬
化型接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成
した後、平均粒子直径が5μmの接着性スペーサ(トレ
パール,東レ株式会社製)を均一に散布した。
【0031】次に、上下基板のラビング方向が、図3に
示すような関係になるように基板を貼り合わせた後、約
1kg/cm2の圧力で均一に加圧したままシール部に紫外線
を照射、硬化させて空セルを作製した。
【0032】次に、左ねじれが誘起されるようにカイラ
ル材を微量添加したメルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。
【0033】次に、この液晶セルに5V,30Hzの矩
形波を1分間印加し、スペーサを近接する画素と画素の
間のブラックマトリクスを形成した領域に移動させた
後、セルを150℃で1時間加熱してスペーサを基板上
に固定させた。
【0034】このようにして作製した液晶表示素子で
は、第1の実施例と同様に、スペーサが基板上に固定さ
れているため、長時間駆動してもスペーサが移動せず、
配向膜を傷つけたり、ギャップムラ等が発生することも
なかった。更に、このようにして作製した液晶表示素子
では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリクス
領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高い
コントラスト比が得られた。
【0035】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。なお、これに
よって本発明が限定されるものではない。
【0036】図5は本発明の第3の実施例による液晶表
示素子である。透明電極を設けた基板1a,1b上に水
平配向するような配向膜(日本合成ゴム株式会社製ポリ
イミド配向膜AL−1051)を塗布し、220℃、3
0分間クリーンオーブンで硬化させた。
【0037】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板にエポキシ
系接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成し
た後、5μmのスペーサを均一に散布した。
【0038】次に、上下基板のラビング方向及び、不純
物イオンが寄せ集める方向が、図5に示すように、全て
同一方向になるように、基板を貼り合わせた後、約1kg
/cm2の圧力で均一に加圧したまま150℃で1時間加熱
硬化させて、空セルを作製した。
【0039】次に、メルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。次に、透明電極2b,2c,2d,2e,イオント
ラップ電極8に、図18や図19に示すような電圧を、
60℃で10時間印加して、不純物イオンをイオントラ
ップ電極8に寄せ集めた。この場合、高電位パルスの走
査により不純物イオンが移動する方向と、液晶分子の運
動により不純物イオンが移動する方向が同一方向である
ため、非常に短時間で不純物イオンをイオントラップ電
極8に寄せ集めることができる。
【0040】このようにして作製した液晶表示素子で
は、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まないた
め、長時間駆動しても表示ムラ等の表示不良が発生しな
かった。
【0041】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。なお、これに
よって本発明が限定されるものではない。
【0042】図6は本発明の第4の実施例による液晶表
示素子である。透明電極を設けた基板1a,1b上に水
平配向するような配向膜(日本合成ゴム株式会社製ポリ
イミド配向膜AL−1051)を塗布し、220℃、3
0分間クリーンオーブンで硬化させた。
【0043】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板にエポキシ
系接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成し
た後、5μmのスペーサを均一に散布した。
【0044】次に、上下基板のラビング方向及び、その
後の高電位パルスの走査により不純物イオンが移動する
方向が、図6に示すような関係になるように、基板を貼
り合わせた後、約1kg/cm2の圧力で均一に加圧したまま
150℃で1時間加熱硬化させて空セルを作製した。
【0045】次に、左ねじれが誘起されるようにカイラ
ル材を微量添加したメルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。
【0046】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に、図18や図
19に示すような電圧を、60℃で100時間印加し
て、不純物イオンをイオントラップ電極8に寄せ集め
た。
【0047】このようにして作製した液晶表示素子で
は、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まないた
め、長時間駆動しても表示ムラ等の表示不良が発生しな
かった。
【0048】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。なお、これに
よって本発明が限定されるものではない。
【0049】図7は本発明の第5の実施例による液晶表
示素子である。透明電極を設けた基板1a,1b上に水
平配向するような配向膜(日本合成ゴム株式会社製ポリ
イミド配向膜AL−1051)を塗布し、220℃、3
0分間クリーンオーブンで硬化させた。
【0050】次に、イオントラップ電極8上にイオン吸
着膜13を印刷方式により形成した。この膜は陽イオン
交換機能と、陰イオン交換機能とを併せ持つ膜厚500
オングストローム(50nm)の複合膜によって構成さ
れている。
【0051】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板にエポキシ
系接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成し
た後、5μmのスペーサを均一に散布した。
【0052】次に、上下基板のラビング方向及び、不純
物イオンを寄せ集める方向が、図7に示すように、全て
同一方向になるように、基板を貼り合わせた後、約1kg
/cm2の圧力で均一に加圧したまま150℃で1時間加熱
硬化させて空セルを作製した。
【0053】次に、メルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。次に、この液晶セルの透明電極2b,2c,2d,
2e,イオントラップ電極8に、図18や図19に示す
ような電圧を、60℃で10時間印加して、不純物イオ
ンをイオントラップ電極8に寄せ集めた。この場合、高
電位パルスの走査により不純物イオンが移動する方向
と、液晶分子の運動により不純物イオンが移動する方向
が同一方向であるため、非常に短時間で不純物イオンを
イオントラップ電極8に寄せ集めることができる。
【0054】このようにして作製した液晶表示素子で
は、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まず、更
にイオン吸着膜により、寄せ集められた不純物イオンが
吸着されているので、長時間駆動しても表示ムラ等の表
示不良が発生しなかった。
【0055】(実施例6)以下本発明の第6の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。なお、これに
よって本発明が限定されるものではない。
【0056】図8は本発明の第6の実施例による液晶表
示素子である。透明電極を設けた基板1a,1b上に水
平配向するような配向膜(日本合成ゴム株式会社製ポリ
イミド配向膜AL−1051)を塗布し、220℃、3
0分間クリーンオーブンで硬化させた。
【0057】次に、イオントラップ電極8上にイオン吸
着膜13を印刷方式により形成した。この膜は陽イオン
交換機能と、陰イオン交換機能とを併せ持つ膜厚500
オングストローム(50nm)の複合膜によって構成さ
れている。
【0058】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板にエポキシ
系接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成し
た後、5μmのスペーサを均一に散布した。
【0059】次に、上下基板のラビング方向及び、その
後の高電位パルスの走査により不純物イオンが移動する
方向が、図8に示すような関係になるように、基板を貼
り合わせた後、約1kg/cm2の圧力で均一に加圧したまま
150℃で1時間加熱硬化させて空セルを作製した。
【0060】次に、左ねじれが誘起されるようにカイラ
ル材を微量添加したメルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。
【0061】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に、図18や図
19に示すような電圧を、60℃で100時間印加し
て、不純物イオンをイオントラップ電極8に寄せ集め
た。
【0062】このようにして作製した液晶表示素子で
は、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まず、更
にイオン吸着膜により、寄せ集められた不純物イオンが
吸着されているので、長時間駆動しても表示ムラ等の表
示不良が発生しなかった。
【0063】(実施例7)以下本発明の第7の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。なお、これに
よって本発明が限定されるものではない。
【0064】図5は本発明の第7の実施例による液晶表
示素子である。第3の実施例と同様にして、液晶セルを
作製した。次に、この液晶セルの透明電極2b,2c,
2d,2e,イオントラップ電極8に図18や図19に
示すような電圧を60℃で10時間印加して、不純物イ
オンをイオントラップ電極8に寄せ集めた。この場合、
高電位パルスの走査により不純物イオンが移動する方向
と、液晶分子の運動により不純物イオンが移動する方向
が同一方向であるため、非常に短時間で不純物イオンを
イオントラップ電極8に寄せ集めることができる。
【0065】その後、この液晶表示素子を駆動する際、
イオントラップ電極8には、不純物イオンが正の場合に
は、−20Vのバイアス電圧、負の場合には+20Vの
バイアス電圧が常に印加されるようにした。
【0066】このようにして作製した液晶表示素子で
は、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まず、更
に、寄せ集められた不純物イオンが、イオントラップ電
極に電気的に吸着されているので、長時間駆動しても表
示ムラ等の表示不良が発生しなかった。
【0067】(実施例8)以下本発明の第8の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。なお、これに
よって本発明が限定されるものではない。
【0068】図6は本発明の第8の実施例による液晶表
示素子である。第4の実施例と同様にして、液晶セルを
作製した。次に、この液晶セルの透明電極2b,2c,
2d,2e,イオントラップ電極8に図18や図19に
示すような電圧を60℃で100時間印加して、不純物
イオンをイオントラップ電極8に寄せ集めた。
【0069】その後、この液晶表示素子を駆動する際、
イオントラップ電極8には、不純物イオンが正の場合に
は、−20Vのバイアス電圧、負の場合には+20Vの
バイアス電圧が常に印加されるようにした。
【0070】このようにして作製した液晶表示素子で
は、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まず、更
に、寄せ集められた不純物イオンが、イオントラップ電
極に電気的に吸着されているので、長時間駆動しても表
示ムラ等の表示不良が発生しなかった。
【0071】(実施例9)以下本発明の第9の実施例に
ついて、図面を参照にしながら説明する。なお、これに
よって本発明が限定されるものではない。
【0072】図9は本発明の第9の実施例による液晶表
示素子である。第3の実施例と同様にして、液晶セルを
作製した。次に、この液晶セルの透明電極2b,2c,
2d,2e,イオントラップ電極8に図18や図19に
示すような電圧を60℃で10時間印加して、不純物イ
オンを不純物イオントラップ室15に寄せ集めた。この
場合、高電位パルスの走査により不純物イオンが移動す
る方向と、液晶分子の運動により不純物イオンが移動す
る方向が同一方向であるため、非常に短時間で不純物イ
オンを不純物イオントラップ室15に寄せ集めることが
できる。
【0073】その後、切断線14で不純物イオントラッ
プ室15を切断分離して、エポキシ系封口剤で再封口し
た。このようにして作製した液晶表示素子では、不純物
イオンをほとんど含まないために、長時間駆動しても表
示ムラ等の表示不良が発生しなかった。
【0074】(実施例10)以下本発明の第10の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0075】図10は本発明の第10の実施例による液
晶表示素子である。第4の実施例と同様にして、液晶セ
ルを作製した。次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に図18や図1
9に示すような電圧を60℃で100時間印加して、不
純物イオンを不純物イオントラップ室15に寄せ集め
た。
【0076】その後、切断線14で不純物イオントラッ
プ室15を切断分離して、エポキシ系封口剤で再封口し
た。このようにして作製した液晶表示素子では、不純物
イオンをほとんど含まないために、長時間駆動しても表
示ムラ等の表示不良が発生しなかった。
【0077】(実施例11)以下本発明の第11の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0078】図11は本発明の第11の実施例による液
晶表示素子である。透明電極を設けた基板1a,1b上
に水平配向するような配向膜(日本合成ゴム株式会社製
ポリイミド配向膜AL−1051)を塗布し、220
℃、30分間クリーンオーブンで硬化させた。
【0079】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板に紫外線硬
化型接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成
した後、平均粒子直径が5μmの接着性スペーサ(トレ
パール,東レ株式会社製)を均一に散布した。
【0080】次に、上下基板のラビング方向及び、不純
物イオンを寄せ集める方向が、図11に示すように、全
て同一方向になるように、基板を貼り合わせた後、約1
kg/cm2の圧力で均一に加圧したままシール部に紫外線を
照射、硬化させて空セルを作製した。
【0081】次に、メルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。次に、この液晶セルに5V,30Hzの矩形波を1
分間印加して、スペーサを近接する画素と画素の間のブ
ラックマトリクス領域に移動させた後、セルを150℃
で1時間加熱してスペーサを基板上に固定した。
【0082】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に、図18や図
19に示すような電圧を、60℃で10時間印加して、
不純物イオンをイオントラップ電極8に寄せ集めた。こ
の場合、高電位パルスの走査により不純物イオンが移動
する方向と、液晶分子の運動により不純物イオンが移動
する方向が同一方向であるため、非常に短時間で不純物
イオンをイオントラップ電極8に寄せ集めることができ
る。
【0083】このようにして作製した液晶表示素子で
は、スペーサが基板上に固定されているため、長時間駆
動してもスペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギ
ャップムラ等が発生することもなかった。
【0084】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリク
ス領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高
いコントラスト比が得られた。
【0085】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まな
いため、長時間駆動しても表示ムラ等の表示不良が発生
しなかった。
【0086】(実施例12)以下本発明の第12の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0087】図12は本発明の第12の実施例による液
晶表示素子である。透明電極を設けた基板1a,1b上
に水平配向するような配向膜(日本合成ゴム株式会社製
ポリイミド配向膜AL−1051)を塗布し、220
℃、30分間クリーンオーブンで硬化させた。
【0088】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板に紫外線硬
化型接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成
した後、平均粒子直径が5μmの接着性スペーサ(トレ
パール,東レ株式会社製)を均一に散布した。
【0089】次に、上下基板のラビング方向及び、その
後の高電位パルスの走査により不純物イオンが移動する
方向が、図12に示すような関係になるように、基板を
貼り合わせた後、約1kg/cm2の圧力で均一に加圧したま
まシール部に紫外線を照射、硬化させて空セルを作製し
た。
【0090】次に、左ねじれが誘起されるようにカイラ
ル材を微量添加したメルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。
【0091】次に、この液晶セルに5V,30Hzの矩
形波を1分間印加して、スペーサを近接する画素と画素
の間のブラックマトリクス領域に移動させた後、セルを
150℃で1時間加熱してスペーサを基板上に固定し
た。
【0092】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に、図16や図
17に示すような電圧を、60℃で100時間印加し
て、不純物イオンをイオントラップ電極8に寄せ集め
た。
【0093】このようにして作製した液晶表示素子で
は、スペーサが基板上に固定されているため、長時間駆
動してもスペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギ
ャップムラ等が発生することもなかった。
【0094】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリク
ス領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高
いコントラスト比が得られた。
【0095】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まな
いため、長時間駆動しても表示ムラ等の表示不良が発生
しなかった。
【0096】(実施例13)以下本発明の第13の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0097】図13は本発明の第13の実施例による液
晶表示素子である。透明電極を設けた基板1a,1b上
に水平配向するような配向膜(日本合成ゴム株式会社製
ポリイミド配向膜AL−1051)を塗布し、220
℃、30分間クリーンオーブンで硬化させた。
【0098】次に、イオントラップ電極8上にイオン吸
着膜13を印刷方式により形成した。この膜は陽イオン
交換機能と、陰イオン交換機能とを併せ持つ膜厚500
オングストローム(50nm)の複合膜によって構成さ
れている。
【0099】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板に紫外線硬
化型接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成
した後、平均粒子直径が5μmの接着性スペーサ(トレ
パール,東レ株式会社製)を均一に散布した。
【0100】次に、上下基板のラビング方向及び、不純
物イオンを寄せ集める方向が、図13に示すように、全
て同一方向になるように、基板を貼り合わせた後、約1
kg/cm2の圧力で均一に加圧したままシール部に紫外線を
照射、硬化させて空セルを作製した。
【0101】次にメルク社製ネマティック液晶ZLI−
4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。次に、この液晶セルに5V,30Hzの矩形波を1
分間印加して、スペーサを近接する画素と画素の間のブ
ラックマトリクス領域に移動させた後、セルを150℃
で1時間加熱してスペーサを基板上に固定した。次に、
この液晶セルの透明電極2b,2c,2d,2e,イオ
ントラップ電極8に、図18や図19に示すような電圧
を、60℃で10時間印加して、不純物イオンをイオン
トラップ電極8に寄せ集めた。この場合、高電位パルス
の走査により不純物イオンが移動する方向と、液晶分子
の運動により不純物イオンが移動する方向が同一方向で
あるため、非常に短時間で不純物イオンをイオントラッ
プ電極8に寄せ集めることができる。
【0102】このようにして作製した液晶表示素子で
は、スペーサが基板上に固定されているため、長時間駆
動してもスペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギ
ャップムラ等が発生することもなかった。
【0103】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリク
ス領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高
いコントラスト比が得られた。
【0104】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、表示領域内には不純物イオンをほとんど含ま
ず、イオントラップ電極に寄せ集められた不純物イオン
がイオン吸着膜により吸着されているので、長時間駆動
しても表示ムラ等の表示不良が発生しなかった。
【0105】(実施例14)以下本発明の第14の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0106】図14は本発明の第14の実施例による液
晶表示素子である。透明電極を設けた基板1a,1b上
に水平配向するような配向膜(日本合成ゴム株式会社製
ポリイミド配向膜AL−1051)を塗布し、220
℃、30分間クリーンオーブンで硬化させた。
【0107】次に、イオントラップ電極8上にイオン吸
着膜13を印刷方式により形成した。この膜は陽イオン
交換機能と、陰イオン交換機能とを併せ持つ膜厚500
オングストローム(50nm)の複合膜によって構成さ
れている。
【0108】次に、この基板をナイロン布などを用いて
ラビング処理を行なった。次に、片方の基板に紫外線硬
化型接着剤をスクリーン印刷することでシール部を形成
した後、平均粒子直径が5μmの接着性スペーサ(トレ
パール,東レ株式会社製)を均一に散布した。
【0109】次に、上下基板のラビング方向及び、不純
物イオンを寄せ集める移動する方向が、図14に示すよ
うな関係になるように、基板を貼り合わせた後、約1kg
/cm2の圧力で均一に加圧したままシール部に紫外線を照
射、硬化させて空セルを作製した。
【0110】次に、左ねじれが誘起されるようにカイラ
ル材を微量添加したメルク社製ネマティック液晶ZLI
−4792を、真空注入法により、上記空セルに注入し
た。注入完了後、エポキシ系封口剤で注入口を封口し
た。
【0111】次に、この液晶セルに5V,30Hzの矩
形波を1分間印加して、スペーサを近接する画素と画素
の間のブラックマトリクス領域に移動させた後、セルを
150℃で1時間加熱してスペーサを基板上に固定し
た。
【0112】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に、図18や図
19に示すような電圧を、60℃で100時間印加し
て、不純物イオンをイオントラップ電極8に寄せ集め
た。
【0113】このようにして作製した液晶表示素子で
は、スペーサが基板上に固定されているため、長時間駆
動してもスペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギ
ャップムラ等が発生することもなかった。
【0114】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリク
ス領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高
いコントラスト比が得られた。
【0115】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、表示領域内には不純物イオンをほとんど含ま
ず、イオントラップ電極に寄せ集められた不純物イオン
がイオン吸着膜により吸着されているので、長時間駆動
しても表示ムラ等の表示不良が発生しなかった。
【0116】(実施例15)以下本発明の第15の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0117】図11は本発明の第15の実施例による液
晶表示素子である。第11の実施例と同様にして、スペ
ーサが画素と画素の間のブラックマトリクス領域に固定
された液晶セルを作製した。
【0118】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に図18や図1
9に示すような電圧を60℃で10時間印加して、不純
物イオンをイオントラップ電極8に寄せ集めた。この場
合、高電位パルスの走査により不純物イオンが移動する
方向と、液晶分子の運動により不純物イオンが移動する
方向が同一方向であるため、非常に短時間で不純物イオ
ンをイオントラップ電極8に寄せ集めることができる。
【0119】その後、この液晶表示素子を駆動する際、
イオントラップ電極8には、不純物イオンが正の場合に
は−20Vのバイアス電圧、負の場合には+20Vのバ
イアス電圧が常に印加されるようにした。
【0120】このようにして作製した液晶表示素子で
は、スペーサが基板上に固定されているため、長時間駆
動してもスペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギ
ャップムラ等が発生することもなかった。
【0121】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリク
ス領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高
いコントラスト比が得られた。
【0122】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、表示領域内には不純物イオンをほとんど含ま
ず、寄せ集められた不純物イオンが、イオントラップ電
極に電気的に吸着されているので、長時間駆動しても表
示ムラ等の表示不良が発生しなかった。
【0123】(実施例16)以下本発明の第16の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0124】図12は本発明の第16の実施例による液
晶表示素子である。第12の実施例と同様にして、スペ
ーサが画素と画素の間のブラックマトリクス領域に固定
されている液晶セルを作製した。
【0125】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に図18や図1
9に示すような電圧を60℃で100時間印加して、不
純物イオンをイオントラップ電極8に寄せ集めた。
【0126】その後、この液晶表示素子を駆動する際、
イオントラップ電極8には、不純物イオンが正の場合に
は−20Vのバイアス電圧、負の場合には+20Vのバ
イアス電圧が常に印加されるようにした。
【0127】このようにして作製した液晶表示素子で
は、スペーサが基板上に固定されているため、長時間駆
動してもスペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギ
ャップムラ等が発生することもなかった。
【0128】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリク
ス領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高
いコントラスト比が得られた。
【0129】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、表示領域内には不純物イオンをほとんど含ま
ず、寄せ集められた不純物イオンが、イオントラップ電
極に電気的に吸着されているので、長時間駆動しても表
示ムラ等の表示不良が発生しなかった。
【0130】(実施例17)以下本発明の第17の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0131】図15は本発明の第17の実施例による液
晶表示素子である。第11の実施例と同様にして、スペ
ーサが画素と画素の間のブラックマトリクス領域に固定
されている液晶セルを作製した。
【0132】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に図18や図1
9に示すような電圧を60℃で10時間印加して、不純
物イオンを不純物イオントラップ室15に寄せ集めた。
この場合、高電位パルスの走査により不純物イオンが移
動する方向と、液晶分子の運動により不純物イオンが移
動する方向が同一方向であるため、非常に短時間で不純
物イオンをイオントラップ電極8に寄せ集めることがで
きる。
【0133】その後、切断線14で不純物イオントラッ
プ室15を切断分離して、エポキシ系封口剤で再封口し
た。このようにして作製した液晶表示素子では、スペー
サが基板上に固定されているため、長時間駆動してもス
ペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギャップムラ
等が発生することもなかった。
【0134】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリク
ス領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高
いコントラスト比が得られた。
【0135】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、表示領域内には不純物イオンをほとんど含まな
いので、長時間駆動しても表示ムラ等の表示不良が発生
しなかった。
【0136】(実施例18)以下本発明の第18の実施
例について、図面を参照にしながら説明する。なお、こ
れによって本発明が限定されるものではない。
【0137】図16は本発明の第18の実施例による液
晶表示素子である。第12の実施例と同様にして、スペ
ーサが画素と画素の間のブラックマトリクス領域に固定
されている液晶セルを作製した。
【0138】次に、この液晶セルの透明電極2b,2
c,2d,2e,イオントラップ電極8に図18や図1
9に示すような電圧を60℃で100時間印加して、不
純物イオンを不純物イオントラップ室15に寄せ集め
た。
【0139】その後、切断線14で不純物イオントラッ
プ室15を切断分離して、エポキシ系封口剤で再封口し
た。このようにして作製した液晶表示素子では、スペー
サが基板上に固定されているため、長時間駆動してもス
ペーサが移動せず、配向膜を傷つけたり、ギャップムラ
等が発生することもなかった。
【0140】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、スペーサが画素と画素の間のブラックマトリク
ス領域に固定され、画素内に存在しないため、非常に高
いコントラスト比が得られた。
【0141】更に、このようにして作製した液晶表示素
子では、不純物イオンをほとんど含まないため、長時間
駆動しても表示ムラ等の表示不良が発生しなかった。第
3から第18の実施例において、単純マトリクス型の液
晶表示素子を用いて、図18や図19に示すような電圧
を印加することにより、不純物イオンをイオントラップ
電極に寄せ集めたが、各画素にTFTを有するアクティ
ブマトリクス型液晶表示素子においても、アレイ構造構
造及び駆動方法を工夫することにより、図18や図19
とほぼ同等の不純物イオン寄せ集め効果がある電圧を、
印加することは可能である。
【0142】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の液晶表示素
子では、電圧を印加して、近接する画素と画素の間のブ
ラックマトリクス領域にスペーサを移動させた後、基板
上に固定されているために、スペーサが移動して配向膜
を傷つけたり、ギャップムラが発生することがなく、更
に、画素内にはスペーサが存在しないので、スペーサ周
辺の光漏れによるコントラスト比の低下を防止すること
ができる。
【0143】また、本発明の液晶表示素子では、正また
は負の高電位パルスの走査により、不純物イオンが表示
領域の外側に設けたイオントラップ電極に寄せ集められ
ているため、表示領域内には不純物イオンをほとんど含
まず、長時間駆動しても表示ムラ等の表示不良を発生す
ることがない。
【0144】また本発明の液晶表示素子の製造方法によ
れば、前記の優れた液晶表示素子を効率良く合理的に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例における液晶表示素子
の部分断面図
【図2】 本発明の第1の実施例における液晶表示素子
の部分平面図
【図3】 本発明の第2の実施例における液晶表示素子
の部分平面図
【図4】 本発明の第2の実施例における液晶表示素子
の部分断面図
【図5】 本発明の第3、第7の実施例における液晶表
示素子の部分平面図
【図6】 本発明の第4、第8の実施例における液晶表
示素子の部分平面図
【図7】 本発明の第5の実施例における液晶表示素子
の部分平面図
【図8】 本発明の第6の実施例における液晶表示素子
の部分平面図
【図9】 本発明の第9の実施例における液晶表示素子
の部分平面図
【図10】 本発明の第10の実施例における液晶表示
素子の部分断面図
【図11】 本発明の第11、第15の実施例における
液晶表示素子の部分平面図
【図12】 本発明の第12、第16の実施例における
液晶表示素子の部分平面図
【図13】 本発明の第13の実施例における液晶表示
素子の断面図
【図14】 本発明の第14の実施例における液晶表示
素子の部分平面図
【図15】 本発明の第17の実施例における液晶表示
素子の部分平面図
【図16】 本発明の第18の実施例における液晶表示
素子の部分平面図
【図17】 不純物イオンを寄せ集めるメカニズムを説
明するための液晶表示素子の説明図
【図18】負の不純物イオンをイオントラップ電極に寄
せ集めるために印加する電圧波形
【図19】正の不純物イオンをイオントラップ電極に寄
せ集めるために印加する電圧波形
【図20】電圧印加によるスペーサの移動を示すための
模式図
【図21】スペーサの分布が不均一化した従来の液晶表
示素子の部分断面図
【符号の説明】
1a 上基板 1b 下基板 2a,2b,2c,2d,2e,2f 透明電極 3a,3b ブラックマトリクス 4a,4b 配向膜 5 液晶 6 スペーサ 7 接着剤 8 イオントラップ電極 9 遮光層 10 上基板のラビング方向 11 下基板のラビング方向 12 不純物イオンの移動方向 13 イオン吸着膜 14 切断線 15 不純物イオントラップ室 16 電圧無印加時の液晶分子 17 電圧印加時の液晶分子 18 スペーサ 19 液晶分子の立ち上がり時にスペーサに加えられる
力の方向 20 液晶分子の立ち下がり時にスペーサに加えられる
力の方向 21 交流電圧印加時にスペーサが移動する方向

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の電極付き基板間に、誘電率異方性
    が正のネマティック液晶が狭持されている液晶表示素子
    であって、2枚の基板間隙を規定し、液晶層の厚みを均
    一に保持するスペーサが、ブラックマトリクスで遮光さ
    れた領域にのみ存在しているとともに、少なくとも一方
    の基板上に固定されていることを特徴とする液晶表示素
    子。
  2. 【請求項2】 2枚の電極付き基板間に、誘電率異方性
    が正のネマティック液晶を狭持した液晶表示素子であっ
    て、少なくとも一方の基板上の複数本からなる表示電極
    の少なくとも一方の外側に、イオントラップ電極が少な
    くとも一本並設され、かつ前記表示電極及びイオントラ
    ップ電極に正または負の高電位パルスを、順次走査しな
    がら印加する手段を有し、かつ不純物イオンが前記イオ
    ントラップ電極上に存在することを特徴とする液晶表示
    素子。
  3. 【請求項3】 前記イオントラップ電極の表面にはイオ
    ン吸着膜が形成されている請求項2に記載の液晶表示素
    子。
  4. 【請求項4】 前記イオントラップ電極には正または負
    の高電位バイアス電圧が常に印加されている請求項2ま
    たは3に記載の液晶表示素子。
  5. 【請求項5】 前記液晶表示素子において、2枚の基板
    間隙を規定し、液晶層の厚みを均一に保持するスペーサ
    が、ブラックマトリスクで遮光された領域にのみ存在
    し、かつ少なくとも一方の基板上に固定されている請求
    項2、3、4のいずれかに記載の液晶表示素子。
  6. 【請求項6】 前記液晶表示素子において、電圧無印加
    時の液晶分子の配向が、一方の基板界面の液晶分子の長
    軸と平行でかつそのチルト方向に向いているベクトルを
    基板上に投影したベクトルと、もう一方の基板界面の液
    晶分子の長軸と平行でかつそのチルト方向に向いている
    ベクトルを基板上に投影したベクトルのなす角度が、ほ
    ぼ0°のπセル配向である請求項1、2、3、4、5の
    いずれかに記載の液晶表示素子。
  7. 【請求項7】 前記液晶表示素子において、電圧無印加
    時の液晶分子の配向が、上下基板間でねじれた配向であ
    る請求項1、2、3、4、5のいずれかに記載の液晶表
    示素子。
  8. 【請求項8】 液晶表示素子の製造工程において、スペ
    ーサとして、加熱により基板上に接着固定される接着性
    スペーサを用い、液晶を注入封口後、しきい電圧以上の
    交流電圧を液晶に印加して、前記スペーサをブラックマ
    トリクスが形成された領域に移動させた後、加熱して少
    なくとも一方の基板上にスペーサを接着、固定させたこ
    とを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 液晶表示素子の製造工程において、液晶
    を注入封口後、複数本からなる表示電極及びイオントラ
    ップ電極に、正または負の高電位パルスを、順次走査さ
    せながら印加することにより、液晶の中に存在する不純
    物イオンをイオントラップ電極上に寄せ集めたことを特
    徴とする液晶表示素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 2枚の電極付き基板間に、誘電率異方
    性が正のネマティック液晶を挟持した液晶表示素子の製
    造工程において、あらかじめ表示領域の外側にはイオン
    トラップ室を設け、かつイオントラップ室の表面にはイ
    オントラップ電極が形成されており、複数本からなる表
    示電極及びイオントラップ電極に、正または負の高電位
    パルスを、順次走査させながら印加して、不純物イオン
    を前記イオントラップ室に寄せ集めた後、イオントラッ
    プ室を切断分離して、再封口したことを特徴とする液晶
    表示素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記液晶表示素子の製造方法におい
    て、液晶を注入封口する前に前記イオントラップ室の表
    面にイオン吸着膜を形成する請求項10に記載の液晶表
    示素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記液晶表示素子の製造方法におい
    て、正または負の高電位パルスを走査する方向ベクトル
    と、少なくともどちらか一方の基板界面の液晶分子の長
    軸と平行でかつそのチルト方向に向いているベクトルを
    基板上に投影したベクトルのなす角度が、0°以上90
    °未満である請求項8〜11のいずれかに記載の液晶表
    示素子の製造方法。
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