JPH0953800A - Ｃｗｍの輸送方法および装置 - Google Patents
Ｃｗｍの輸送方法および装置Info
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- JPH0953800A JPH0953800A JP7209675A JP20967595A JPH0953800A JP H0953800 A JPH0953800 A JP H0953800A JP 7209675 A JP7209675 A JP 7209675A JP 20967595 A JP20967595 A JP 20967595A JP H0953800 A JPH0953800 A JP H0953800A
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- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＣＷＭ中の石炭粒子によるポンプ内部部品の
摩耗が激しく、メンテナンス費用が高価になり、ＣＷＭ
は粘度が高いため輸送動力が大きくなる問題点があっ
た。 【解決手段】 貯蔵タンク１内のＣＷＭ２が重力により
ＣＷＭ容器１８、１９に受入れられ、ＣＷＭ配管切替弁
１０、１１が閉の状態にセットされる。次にＣＷＭ容器
１８、１９に空気圧力がかけられる。空気圧力が所定の
圧力まで上昇した後、ＣＷＭ配管弁１２が開の状態にセ
ットされ、輸送ポンプ２３が起動して、ＣＷＭ容器１８
よりのＣＷＭ２の払出が行われる。ＣＷＭ２が所定の量
まで払出が行われた後、今度は同様にＣＷＭ容器１９内
のＣＷＭ２が払い出される。
摩耗が激しく、メンテナンス費用が高価になり、ＣＷＭ
は粘度が高いため輸送動力が大きくなる問題点があっ
た。 【解決手段】 貯蔵タンク１内のＣＷＭ２が重力により
ＣＷＭ容器１８、１９に受入れられ、ＣＷＭ配管切替弁
１０、１１が閉の状態にセットされる。次にＣＷＭ容器
１８、１９に空気圧力がかけられる。空気圧力が所定の
圧力まで上昇した後、ＣＷＭ配管弁１２が開の状態にセ
ットされ、輸送ポンプ２３が起動して、ＣＷＭ容器１８
よりのＣＷＭ２の払出が行われる。ＣＷＭ２が所定の量
まで払出が行われた後、今度は同様にＣＷＭ容器１９内
のＣＷＭ２が払い出される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は発電用の燃料として
用いられるＣＷＭ（Ｃｏａｌ Ｗａｔｅｒ Ｍｉｘｔｕ
ｒｅ：粉石炭と水の混合液）の配管輸送装置に関するも
のである。
用いられるＣＷＭ（Ｃｏａｌ Ｗａｔｅｒ Ｍｉｘｔｕ
ｒｅ：粉石炭と水の混合液）の配管輸送装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】ＣＷＭは、石炭に水を加え微粉砕したも
のに少量の添加剤（界面活性剤）を加え、長期間安定し
た混合状態を保つように造られた液体であり燃料として
使用されている。代表的なＣＷＭの物性の例を以下に示
す。
のに少量の添加剤（界面活性剤）を加え、長期間安定し
た混合状態を保つように造られた液体であり燃料として
使用されている。代表的なＣＷＭの物性の例を以下に示
す。
【０００３】 見掛け粘度：９００±３００CP（温度２５℃、せん断速
度１００(1/S） 比重 ：１．２５ 発熱量 ：５０００kcal/kg
度１００(1/S） 比重 ：１．２５ 発熱量 ：５０００kcal/kg
【０００４】このようなＣＷＭの輸送においては、従
来、一般にポンプにより直接ＣＷＭを輸送する方法が取
られている。図３にその実施例を示す。貯蔵タンク１内
に貯蔵されたＣＷＭ２は、吸込配管３を経て輸送ポンプ
２３に吸引され、払出配管９を通って目的場所まで輸送
される。輸送ポンプ２３は、２軸スクリュウ型式のもの
が使用される場合が多い。
来、一般にポンプにより直接ＣＷＭを輸送する方法が取
られている。図３にその実施例を示す。貯蔵タンク１内
に貯蔵されたＣＷＭ２は、吸込配管３を経て輸送ポンプ
２３に吸引され、払出配管９を通って目的場所まで輸送
される。輸送ポンプ２３は、２軸スクリュウ型式のもの
が使用される場合が多い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記装
置においては以下の問題点があった。 （１）ＣＷＭ中の石炭粒子によるポンプ内部部品の摩耗
が激しく、メンテナンス費用が高価になる。 （２）ＣＷＭは粘度が約９００ＣＰと高いため、輸送動
力が大きくなる。
置においては以下の問題点があった。 （１）ＣＷＭ中の石炭粒子によるポンプ内部部品の摩耗
が激しく、メンテナンス費用が高価になる。 （２）ＣＷＭは粘度が約９００ＣＰと高いため、輸送動
力が大きくなる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決する第
一の手段は、輸送ポンプ吸込側に貯蔵タンクに連通した
ＣＷＭ容器を設置し、前記ＣＷＭ容器内に貯蔵タンクか
ら流入したＣＷＭを加圧空気により払出すことを特徴と
するＣＷＭの輸送方法である。
一の手段は、輸送ポンプ吸込側に貯蔵タンクに連通した
ＣＷＭ容器を設置し、前記ＣＷＭ容器内に貯蔵タンクか
ら流入したＣＷＭを加圧空気により払出すことを特徴と
するＣＷＭの輸送方法である。
【０００７】前述の課題を解決する第二の手段は、ＣＷ
Ｍ容器を対で設け、前記ＣＷＭ容器内に貯蔵タンクから
流入したＣＷＭを交互に加圧空気により払出すことを特
徴とする前記第一の手段に記載のＣＷＭの輸送方法であ
る。
Ｍ容器を対で設け、前記ＣＷＭ容器内に貯蔵タンクから
流入したＣＷＭを交互に加圧空気により払出すことを特
徴とする前記第一の手段に記載のＣＷＭの輸送方法であ
る。
【０００８】前述の課題を解決する第三の手段は、貯蔵
タンクと輸送ポンプとの間に設置されたＣＷＭ容器と、
該ＣＷＭ容器内に加圧空気を送給するコンプレッサー
と、前記ＣＷＭ容器の流入側とコンプレッサー側および
大気側に設けられた切替弁と、を設けてなることを特徴
とするＣＷＭの輸送装置である。
タンクと輸送ポンプとの間に設置されたＣＷＭ容器と、
該ＣＷＭ容器内に加圧空気を送給するコンプレッサー
と、前記ＣＷＭ容器の流入側とコンプレッサー側および
大気側に設けられた切替弁と、を設けてなることを特徴
とするＣＷＭの輸送装置である。
【０００９】前述の課題を解決する第四の手段は、ＣＷ
Ｍ容器を対で設けたことを特徴とする前記第三の手段に
記載のＣＷＭの輸送装置である。
Ｍ容器を対で設けたことを特徴とする前記第三の手段に
記載のＣＷＭの輸送装置である。
【００１０】ＣＷＭ用ポンプの内部部品の寿命は、ポン
プの吸込圧力と吐出圧力との差圧によって大きく影響を
受ける。これは、ポンプの吸込圧力と吐出圧力の差圧に
より、ポンプ内部においてＣＷＭの逆流が生じ、その逆
流によりポンプ内部部品が摩耗するためである。
プの吸込圧力と吐出圧力との差圧によって大きく影響を
受ける。これは、ポンプの吸込圧力と吐出圧力の差圧に
より、ポンプ内部においてＣＷＭの逆流が生じ、その逆
流によりポンプ内部部品が摩耗するためである。
【００１１】従って、ＣＷＭの輸送に際して、ポンプに
吸い込まれるＣＷＭに空気による圧力をかけることによ
り吸込圧力と吐出圧力との差圧を小さくしてやれば、ポ
ンプ内部において逆流するＣＷＭ量も減少し、ポンプ内
部部品の摩耗量も減少する。
吸い込まれるＣＷＭに空気による圧力をかけることによ
り吸込圧力と吐出圧力との差圧を小さくしてやれば、ポ
ンプ内部において逆流するＣＷＭ量も減少し、ポンプ内
部部品の摩耗量も減少する。
【００１２】また、ポンプの輸送動力も吸込圧力と吐出
圧力の差圧に比例するため、差圧を小さくしてやること
により輸送動力も低減させることができる。
圧力の差圧に比例するため、差圧を小さくしてやること
により輸送動力も低減させることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施例を示す全
体構成図である。図１において、１は貯蔵タンク、２は
ＣＷＭ、３、４、５、６、７、８は配管である。９は払
出配管、１０、１１、１２、１３はＣＷＭ配管切替弁、
１４、１５、１６、１７は空気配管弁で、１８、１９は
ＣＷＭ容器である。２０、２１は前記ＣＷＭ容器１８、
１９に各々取付けられた液面計、２２はコンプレッサ
ー、２３は輸送ポンプであり、２４、２５、２６は前記
コンプレッサー２３に連通し前記ＣＷＭ容器１８、１９
に連通した空気配管である。また、２７、２８は圧力計
である。
体構成図である。図１において、１は貯蔵タンク、２は
ＣＷＭ、３、４、５、６、７、８は配管である。９は払
出配管、１０、１１、１２、１３はＣＷＭ配管切替弁、
１４、１５、１６、１７は空気配管弁で、１８、１９は
ＣＷＭ容器である。２０、２１は前記ＣＷＭ容器１８、
１９に各々取付けられた液面計、２２はコンプレッサ
ー、２３は輸送ポンプであり、２４、２５、２６は前記
コンプレッサー２３に連通し前記ＣＷＭ容器１８、１９
に連通した空気配管である。また、２７、２８は圧力計
である。
【００１４】本発明は、ＣＷＭ配管切替弁１０、１１が
開、ＣＷＭ配管切替弁１２、１３が閉、空気配管弁１
６、１７が開、空気配管弁１４、１５が閉の状態にセッ
トされ、貯蔵タンク１内のＣＷＭ２が重力によりＣＷＭ
容器１８、１９に受入れられる。液面計２０、２１によ
り所定の液面まで受入れられたことが確認された後、Ｃ
ＷＭ配管切替弁１０、１１を閉の状態にセットする。
開、ＣＷＭ配管切替弁１２、１３が閉、空気配管弁１
６、１７が開、空気配管弁１４、１５が閉の状態にセッ
トされ、貯蔵タンク１内のＣＷＭ２が重力によりＣＷＭ
容器１８、１９に受入れられる。液面計２０、２１によ
り所定の液面まで受入れられたことが確認された後、Ｃ
ＷＭ配管切替弁１０、１１を閉の状態にセットする。
【００１５】次に空気配管弁１４、１５が開、空気配管
弁１６、１７が閉の状態にセットされた状態でコンプレ
ッサー２２が起動して、ＣＷＭ容器１８、１９に空気圧
力がかけられる。空気圧力が圧力計２７、２８により、
所定の圧力まで上昇したことを確認した後、コンプレッ
サー２２は停止し、空気配管弁１４、１５を閉の状態に
セットする。その後、ＣＷＭ配管弁１２が開の状態にセ
ットされ、輸送ポンプ２３が起動して、ＣＷＭ容器１８
からのＣＷＭの払出が行われる。
弁１６、１７が閉の状態にセットされた状態でコンプレ
ッサー２２が起動して、ＣＷＭ容器１８、１９に空気圧
力がかけられる。空気圧力が圧力計２７、２８により、
所定の圧力まで上昇したことを確認した後、コンプレッ
サー２２は停止し、空気配管弁１４、１５を閉の状態に
セットする。その後、ＣＷＭ配管弁１２が開の状態にセ
ットされ、輸送ポンプ２３が起動して、ＣＷＭ容器１８
からのＣＷＭの払出が行われる。
【００１６】ＣＷＭの払出量は液面計２０により検知さ
れ、所定の量まで払出が行われた後、ＣＷＭ配管切替弁
１２が閉、ＣＷＭ配管切替弁１３が開の状態にセットさ
れ、今度は同様にＣＷＭ容器１９内のＣＷＭが払い出さ
れる。ＣＷＭ容器１９から払出が行われている間、ＣＷ
Ｍ容器１８の空気配管弁１６が開の状態にセットされ、
ＣＷＭ容器１８内の残空気圧力が大気放出される。
れ、所定の量まで払出が行われた後、ＣＷＭ配管切替弁
１２が閉、ＣＷＭ配管切替弁１３が開の状態にセットさ
れ、今度は同様にＣＷＭ容器１９内のＣＷＭが払い出さ
れる。ＣＷＭ容器１９から払出が行われている間、ＣＷ
Ｍ容器１８の空気配管弁１６が開の状態にセットされ、
ＣＷＭ容器１８内の残空気圧力が大気放出される。
【００１７】さらに、ＣＷＭ配管切替弁１０が開の状態
にセットされ、ＣＷＭ容器１８にＣＷＭ２の受入が行わ
れる。ＣＷＭ２の受入が終了すれば、ＣＷＭ配管切替弁
１０が閉、空気配管弁１６が閉、空気配管弁１４が開の
状態にセットされ、コンプレッサー２２が起動して、Ｃ
ＷＭ容器１８に空気圧力が加圧され、次の払出の準備が
行われる。
にセットされ、ＣＷＭ容器１８にＣＷＭ２の受入が行わ
れる。ＣＷＭ２の受入が終了すれば、ＣＷＭ配管切替弁
１０が閉、空気配管弁１６が閉、空気配管弁１４が開の
状態にセットされ、コンプレッサー２２が起動して、Ｃ
ＷＭ容器１８に空気圧力が加圧され、次の払出の準備が
行われる。
【００１８】以上の操作を繰り返すことにより、連続的
にＣＷＭの払出運転を行うことが可能である。
にＣＷＭの払出運転を行うことが可能である。
【００１９】一例として、初期の導入圧力を６ｋｇｆ／
ｃｍ2 Ｇ、払出開始時のＣＷＭ容器内の空気層容積をＣ
ＷＭ容器体積の１０％、払出終了時のＣＷＭ量をＣＷＭ
容器体積の３０％とした場合、ＣＷＭ容器１８、１９内
の圧力は、図２に示すように払出開始から払出終了の間
まで変化し、その分の輸送ポンプ２３の吐出圧力との差
圧の減少分がポンプ内部部品の摩耗量の減少ならびにポ
ンプ輸送動力の減少に有効に働く。
ｃｍ2 Ｇ、払出開始時のＣＷＭ容器内の空気層容積をＣ
ＷＭ容器体積の１０％、払出終了時のＣＷＭ量をＣＷＭ
容器体積の３０％とした場合、ＣＷＭ容器１８、１９内
の圧力は、図２に示すように払出開始から払出終了の間
まで変化し、その分の輸送ポンプ２３の吐出圧力との差
圧の減少分がポンプ内部部品の摩耗量の減少ならびにポ
ンプ輸送動力の減少に有効に働く。
【００２０】また、上記のように初期導入圧力ならびに
払出ＣＷＭ量を設定すれば、払出終了時のＣＷＭ容器内
の圧力もほぼ０ｋｇｆ／ｃｍ2Ｇとなるため、大気放出
する空気量も運転の誤差程度のものを放出すればよく、
コンプレッサーにより初期に導入した空気圧力エネルギ
ーのロスを最小限にすることが可能である。
払出ＣＷＭ量を設定すれば、払出終了時のＣＷＭ容器内
の圧力もほぼ０ｋｇｆ／ｃｍ2Ｇとなるため、大気放出
する空気量も運転の誤差程度のものを放出すればよく、
コンプレッサーにより初期に導入した空気圧力エネルギ
ーのロスを最小限にすることが可能である。
【００２１】
【発明の効果】本発明により、安価な設備でＣＷＭの輸
送ポンプの寿命増加、輸送動力低減を行うことができる
ので、大きな経済的効果がある。
送ポンプの寿命増加、輸送動力低減を行うことができる
ので、大きな経済的効果がある。
【図１】図１は本発明の実施の形態の例を示す全体構成
図である。
図である。
【図２】図２は本発明の実施の形態において、ＣＷＭ容
器内の圧力の時間経過を示す図である。
器内の圧力の時間経過を示す図である。
【図３】図３は従来技術の例を示す全体構成図である。
１ 貯蔵タンク ２ ＣＷＭ ３ 配管 ４ 配管 ５ 配管 ６ 配管 ７ 配管 ８ 配管 ９ 払出配管 １０ ＣＷＭ配管切替弁 １１ ＣＷＭ配管切替弁 １２ ＣＷＭ配管切替弁 １３ ＣＷＭ配管切替弁 １４ 空気配管弁 １５ 空気配管弁 １６ 空気配管弁 １７ 空気配管弁 １８ ＣＷＭ容器 １９ ＣＷＭ容器 ２０ 液面計 ２１ 液面計 ２２ コンプレッサー ２３ 輸送ポンプ ２４ 空気配管 ２５ 空気配管 ２６ 空気配管 ２７ 圧力計 ２８ 圧力計
Claims (4)
- 【請求項１】 輸送ポンプ吸込側に貯蔵タンクに連通し
たＣＷＭ容器を設置し、前記ＣＷＭ容器内に貯蔵タンク
から流入したＣＷＭを加圧空気により払出すことを特徴
とするＣＷＭの輸送方法。 - 【請求項２】 ＣＷＭ容器を対で設け、前記ＣＷＭ容器
内に貯蔵タンクから流入したＣＷＭを交互に加圧空気に
より払出すことを特徴とする請求項１に記載のＣＷＭの
輸送方法。 - 【請求項３】 貯蔵タンクと輸送ポンプとの間に設置さ
れたＣＷＭ容器と、該ＣＷＭ容器内に加圧空気を送給す
るコンプレッサーと、前記ＣＷＭ容器の流入側とコンプ
レッサー側および大気側に設けられた切替弁と、を設け
てなることを特徴とするＣＷＭの輸送装置。 - 【請求項４】 ＣＷＭ容器を対で設けたことを特徴とす
る請求項３に記載のＣＷＭの輸送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7209675A JPH0953800A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | Ｃｗｍの輸送方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7209675A JPH0953800A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | Ｃｗｍの輸送方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953800A true JPH0953800A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16576756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7209675A Withdrawn JPH0953800A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | Ｃｗｍの輸送方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0953800A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011527405A (ja) * | 2008-06-25 | 2011-10-27 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 液体搬送時における逆流を確実に回避する方法 |
| CN104806886A (zh) * | 2015-03-17 | 2015-07-29 | 西安长庆科技工程有限责任公司 | 一种撬装原油外输增压计量装置 |
| CN110671607A (zh) * | 2019-09-25 | 2020-01-10 | 中煤科工集团武汉设计研究院有限公司 | 一种防堵塞粗颗粒煤浆管道输送系统及其防堵塞方法 |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP7209675A patent/JPH0953800A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011527405A (ja) * | 2008-06-25 | 2011-10-27 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 液体搬送時における逆流を確実に回避する方法 |
| CN104806886A (zh) * | 2015-03-17 | 2015-07-29 | 西安长庆科技工程有限责任公司 | 一种撬装原油外输增压计量装置 |
| CN110671607A (zh) * | 2019-09-25 | 2020-01-10 | 中煤科工集团武汉设计研究院有限公司 | 一种防堵塞粗颗粒煤浆管道输送系统及其防堵塞方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |