JPH0953788A - 脈動低減装置 - Google Patents
脈動低減装置Info
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- JPH0953788A JPH0953788A JP20601995A JP20601995A JPH0953788A JP H0953788 A JPH0953788 A JP H0953788A JP 20601995 A JP20601995 A JP 20601995A JP 20601995 A JP20601995 A JP 20601995A JP H0953788 A JPH0953788 A JP H0953788A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulsation
- side branch
- reducing device
- cylindrical body
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/04—Devices damping pulsations or vibrations in fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の周波数の脈動に対応でき、かつ、全体
の長さを短くすることができる脈動低減装置を提供する
こと。 【構成】 サイドブランチ4の管体41の内部にはサイ
ドブランチの閉塞端43側が開放された筒体44が設け
られる。配管1内の脈動は入口42からサイドブランチ
4内に入り、一部は筒体44の底部45の外面47で反
射して入口42に戻り、他の一部は閉塞端43の面に反
射して入口42に戻り、その他は筒体入口46から筒体
44内に入り底部45の内面48で反射して入口42に
戻る。これら反射した脈動の経路の片道はそれぞれ距離
L3 、L4 、(L4 +L5 )であり、これに応じた周波
数の脈動が低減される。又、管体41内の筒体44で脈
動の経路の一部を構成したので、サイドブランチ4の全
長を短くすることができる。
の長さを短くすることができる脈動低減装置を提供する
こと。 【構成】 サイドブランチ4の管体41の内部にはサイ
ドブランチの閉塞端43側が開放された筒体44が設け
られる。配管1内の脈動は入口42からサイドブランチ
4内に入り、一部は筒体44の底部45の外面47で反
射して入口42に戻り、他の一部は閉塞端43の面に反
射して入口42に戻り、その他は筒体入口46から筒体
44内に入り底部45の内面48で反射して入口42に
戻る。これら反射した脈動の経路の片道はそれぞれ距離
L3 、L4 、(L4 +L5 )であり、これに応じた周波
数の脈動が低減される。又、管体41内の筒体44で脈
動の経路の一部を構成したので、サイドブランチ4の全
長を短くすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体を圧送し、この圧
送流体により種々の仕事を行う装置において、圧送流体
が通る配管又は流体圧力機器に生じる流体の脈動を減少
させる脈動低減装置に関する。
送流体により種々の仕事を行う装置において、圧送流体
が通る配管又は流体圧力機器に生じる流体の脈動を減少
させる脈動低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体、例えば油、水等の液体や空気等の
気体を圧送し、その圧力を用いて各種の仕事を行う装置
が多くの分野で使用されている。その代表的な装置が油
圧ショベル等、油圧により作業を行う油圧機器である。
以下、流体として油を例示して説明する。油圧機器で
は、油圧ポンプを駆動して圧油を吐出し、この吐出され
た圧油を配管を介して油圧シリンダや油圧モータ等の油
圧アクチュエータへ圧送し、これを駆動して所期の作業
を行う。
気体を圧送し、その圧力を用いて各種の仕事を行う装置
が多くの分野で使用されている。その代表的な装置が油
圧ショベル等、油圧により作業を行う油圧機器である。
以下、流体として油を例示して説明する。油圧機器で
は、油圧ポンプを駆動して圧油を吐出し、この吐出され
た圧油を配管を介して油圧シリンダや油圧モータ等の油
圧アクチュエータへ圧送し、これを駆動して所期の作業
を行う。
【0003】このような油圧機器では、油圧ポンプから
吐出される圧油に脈動が生じ、この脈動は騒音の原因と
なるばかりでなく、場合によっては共振を生じて油圧機
器の配管や各種構成要素を損傷するおそれもあるので、
当該脈動は極力低減する必要がある。従来、脈動低減の
1つの手段としてサイドブランチが用いられている。こ
のサイドブランチを図8により説明する。
吐出される圧油に脈動が生じ、この脈動は騒音の原因と
なるばかりでなく、場合によっては共振を生じて油圧機
器の配管や各種構成要素を損傷するおそれもあるので、
当該脈動は極力低減する必要がある。従来、脈動低減の
1つの手段としてサイドブランチが用いられている。こ
のサイドブランチを図8により説明する。
【0004】図8はサイドブランチの断面図である。こ
の図で、1は油圧ポンプからの圧油を送る配管を示す。
2は配管1から分岐してこれに連結されたサイドブラン
チであり、配管2と連通している。サイドブランチ2は
管体21より成り、配管1の連結端とは反対側の端部で
閉塞されている。22はこの閉塞された端部(閉塞
端)、21Tは閉塞端22の閉塞部内面(反射面)を示
す。このようなサイドブランチ2の長さがL0 で示され
ている。
の図で、1は油圧ポンプからの圧油を送る配管を示す。
2は配管1から分岐してこれに連結されたサイドブラン
チであり、配管2と連通している。サイドブランチ2は
管体21より成り、配管1の連結端とは反対側の端部で
閉塞されている。22はこの閉塞された端部(閉塞
端)、21Tは閉塞端22の閉塞部内面(反射面)を示
す。このようなサイドブランチ2の長さがL0 で示され
ている。
【0005】油圧ポンプから吐出される圧油の脈動は、
基本周波数とその高調波より成り、配管1内を伝播する
とともにサイドブランチ2の管体21内にも伝播し、管
体21内に伝播した脈動は反射面21Tで反射して再度
管体21内を通って配管1に戻る。サイドブランチ2を
往復して配管1に戻った脈動は、配管1の脈動とは位相
が180度反転した脈動となり、サイドブランチ2の入
口部分で配管1の脈動と干渉してこれを低減させる。こ
のように位相が反転した脈動を得るために必要なサイド
ブランチ2の長さL0 は、低減させようとする特定の周
波数成分の波長をλとすると次式で表される。 L0 =λ/4 …………(1) 図8に示すような従来のサイドブランチ2では、ある特
定の周波数の脈動に対しては減衰効果を有するが、当該
周波数以外の周波数の脈動に対しては減衰効果は小さ
い。これを図9に示す。図9はサイドブランチの脈動減
衰効果を示す特性図であり、横軸に脈動の周波数が、縦
軸に脈動減衰率がとってある。図から明らかなように、
特定の周波数f0 に対しては大きな減衰を示すが、周波
数f0 を外れるに従って減衰効果は急速に低下する。こ
の特定の周波数f0 とサイドブランチ2の長さL0 との
関係は、流体中の音速をCとすると、次式で表される。 f0 =C/4L0 …………(2) したがって、サイドブランチ2の長さL0 は、減衰対象
の圧油の脈動周波数に応じて決定されることになる。
基本周波数とその高調波より成り、配管1内を伝播する
とともにサイドブランチ2の管体21内にも伝播し、管
体21内に伝播した脈動は反射面21Tで反射して再度
管体21内を通って配管1に戻る。サイドブランチ2を
往復して配管1に戻った脈動は、配管1の脈動とは位相
が180度反転した脈動となり、サイドブランチ2の入
口部分で配管1の脈動と干渉してこれを低減させる。こ
のように位相が反転した脈動を得るために必要なサイド
ブランチ2の長さL0 は、低減させようとする特定の周
波数成分の波長をλとすると次式で表される。 L0 =λ/4 …………(1) 図8に示すような従来のサイドブランチ2では、ある特
定の周波数の脈動に対しては減衰効果を有するが、当該
周波数以外の周波数の脈動に対しては減衰効果は小さ
い。これを図9に示す。図9はサイドブランチの脈動減
衰効果を示す特性図であり、横軸に脈動の周波数が、縦
軸に脈動減衰率がとってある。図から明らかなように、
特定の周波数f0 に対しては大きな減衰を示すが、周波
数f0 を外れるに従って減衰効果は急速に低下する。こ
の特定の周波数f0 とサイドブランチ2の長さL0 との
関係は、流体中の音速をCとすると、次式で表される。 f0 =C/4L0 …………(2) したがって、サイドブランチ2の長さL0 は、減衰対象
の圧油の脈動周波数に応じて決定されることになる。
【0006】例えば、油圧ショベルにおける脈動は、エ
ンジンにより駆動される油圧ポンプにより発生する。こ
の油圧ポンプとして最も一般的に使用されるものは、ピ
ストンを7本又は9本備えたピストンポンプであり、そ
の脈動の周波数fは、ピストンの本数をn、油圧ポンプ
の回転数をNとすると、 f(Hz)=n×N×i/60 (i=1、2、3………) ………(3) で表される。この(3)式で、(i=1)は基本周波
数、(i=2、3、……)は高次の周波数成分である。
ンジンにより駆動される油圧ポンプにより発生する。こ
の油圧ポンプとして最も一般的に使用されるものは、ピ
ストンを7本又は9本備えたピストンポンプであり、そ
の脈動の周波数fは、ピストンの本数をn、油圧ポンプ
の回転数をNとすると、 f(Hz)=n×N×i/60 (i=1、2、3………) ………(3) で表される。この(3)式で、(i=1)は基本周波
数、(i=2、3、……)は高次の周波数成分である。
【0007】上記(2)式および(3)式から、油圧シ
ョベルにおける脈動を効果的に低減するためには、1つ
のサイドブランチ2で対応するのは不可能であり、長さ
の異なる複数のサイドブランチを備えなければならない
ことが判る。
ョベルにおける脈動を効果的に低減するためには、1つ
のサイドブランチ2で対応するのは不可能であり、長さ
の異なる複数のサイドブランチを備えなければならない
ことが判る。
【0008】ところで、圧縮機や真空ポンプにおいて、
消音のため、消音の対象となる音の複数の波長に対処す
ることができるサイドブランチ型消音器が実公昭60−
9368号公報に示されている。その概略構成を図10
に示す。図10は従来のサイドブランチの断面図であ
る。この図で、1は図8に示す配管1に相当する主管、
3はサイドブランチ、31は管体32は閉塞端を示す。
320は閉塞端32に形成された段差であり、この段差
により反射面321と反射面322が形成される。33
は管体31の内部を仕切る仕切り板であり、仕切り板3
3で仕切られる一方の室は反射面321に通じ、他方の
室は反射面322に通じる。L1 はサイドブランチ3の
入り口から反射面321までの長さ、L2 はサイドブラ
ンチ3の入り口から反射面322までの長さを示す。上
記(1)式から、このサイドブランチ3は2つの波長の
音波を効果的に消音することができるのは明らかであ
る。
消音のため、消音の対象となる音の複数の波長に対処す
ることができるサイドブランチ型消音器が実公昭60−
9368号公報に示されている。その概略構成を図10
に示す。図10は従来のサイドブランチの断面図であ
る。この図で、1は図8に示す配管1に相当する主管、
3はサイドブランチ、31は管体32は閉塞端を示す。
320は閉塞端32に形成された段差であり、この段差
により反射面321と反射面322が形成される。33
は管体31の内部を仕切る仕切り板であり、仕切り板3
3で仕切られる一方の室は反射面321に通じ、他方の
室は反射面322に通じる。L1 はサイドブランチ3の
入り口から反射面321までの長さ、L2 はサイドブラ
ンチ3の入り口から反射面322までの長さを示す。上
記(1)式から、このサイドブランチ3は2つの波長の
音波を効果的に消音することができるのは明らかであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示されるサ
イドブランチ型消音器では、サイドブランチ3の入り口
からの長さが異なる反射面を多数形成しておけば、その
数だけの波長の消音対象音波に対応することができる。
しかし、サイドブランチ3の長さは低減対象となる脈動
の波長のうちで最も長い波長によって決定されることと
なり、当該波長が長ければサイドブランチ3の長さも長
くなる。
イドブランチ型消音器では、サイドブランチ3の入り口
からの長さが異なる反射面を多数形成しておけば、その
数だけの波長の消音対象音波に対応することができる。
しかし、サイドブランチ3の長さは低減対象となる脈動
の波長のうちで最も長い波長によって決定されることと
なり、当該波長が長ければサイドブランチ3の長さも長
くなる。
【0010】例えば、7本のピストンを有する油圧ポン
プを2000rpmで回転した場合に生じる脈動の一次
の周波数fは上記(3)式から、233Hz(7×20
00×1/60)であり、油の音速Cを1200m/s
とすると、波長λは5.15m(λ=C/f)となる。
したがって、上記(1)式から、サイドブランチ3の長
さL2 はほぼ1.29mとなり、相当な長さとなる。
プを2000rpmで回転した場合に生じる脈動の一次
の周波数fは上記(3)式から、233Hz(7×20
00×1/60)であり、油の音速Cを1200m/s
とすると、波長λは5.15m(λ=C/f)となる。
したがって、上記(1)式から、サイドブランチ3の長
さL2 はほぼ1.29mとなり、相当な長さとなる。
【0011】このように、サイドブランチの長さが長く
なると、当然それを設置するスペースも大きくなり、特
に、油圧ショベルのようにスペースに余裕のない油圧機
器では、このように長いサイドブランチの設置が極めて
困難になるという問題があり、又、サイドブランチの長
さに応じたスペースを確保すると、必然的に油圧機器の
大型化を招くことになるという問題が生じる。この問題
は、油圧ポンプの回転数が低い場合の脈動を低減対象と
する場合にはサイドブランチの長さが益々長くなること
から、より大きな問題となる。
なると、当然それを設置するスペースも大きくなり、特
に、油圧ショベルのようにスペースに余裕のない油圧機
器では、このように長いサイドブランチの設置が極めて
困難になるという問題があり、又、サイドブランチの長
さに応じたスペースを確保すると、必然的に油圧機器の
大型化を招くことになるという問題が生じる。この問題
は、油圧ポンプの回転数が低い場合の脈動を低減対象と
する場合にはサイドブランチの長さが益々長くなること
から、より大きな問題となる。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、複数の周波数の脈動に対応でき、かつ、全
体の長さを短くすることができる脈動低減装置を提供す
ることにある。
題を解決し、複数の周波数の脈動に対応でき、かつ、全
体の長さを短くすることができる脈動低減装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、圧送流体をサイドブランチに導くことに
より当該圧送流体の脈動を抑える脈動低減装置におい
て、前記サイドブランチを形成する管体内部に、当該サ
イドブランチの閉塞端側に入口を有し他側が閉塞された
筒体を設けたことを特徴とする。
め、本発明は、圧送流体をサイドブランチに導くことに
より当該圧送流体の脈動を抑える脈動低減装置におい
て、前記サイドブランチを形成する管体内部に、当該サ
イドブランチの閉塞端側に入口を有し他側が閉塞された
筒体を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】サイドブランチ内に伝播した脈動の一部は筒体
の閉塞部(底部)外面に反射してサイドブランチ入口に
戻り、脈動の他の一部はサイドブランチの閉塞端で反射
してサイドブランチの入口に戻り、その他の脈動は筒体
の入口から筒体内に入りその底部で反射して再び筒体入
口を経てサイドブランチ入口に戻る。このように、長さ
の異なる複数の反射面が形成されることになり、当該各
長さに対応した周波数を有する脈動をそれぞれ低減する
ことができる。又、筒体内に伝播した脈動の経路は長く
なり、これに応じた周波数(波長)の脈動を低減するこ
とができるる。そして、この場合、筒体はサイドブラン
チ内部に配置され、かつ、筒体入口がサイドブランチの
閉塞端側に形成されているので、サイドブランチ自身の
長さを長くすることなく脈動の伝播経路を長くすること
ができる。
の閉塞部(底部)外面に反射してサイドブランチ入口に
戻り、脈動の他の一部はサイドブランチの閉塞端で反射
してサイドブランチの入口に戻り、その他の脈動は筒体
の入口から筒体内に入りその底部で反射して再び筒体入
口を経てサイドブランチ入口に戻る。このように、長さ
の異なる複数の反射面が形成されることになり、当該各
長さに対応した周波数を有する脈動をそれぞれ低減する
ことができる。又、筒体内に伝播した脈動の経路は長く
なり、これに応じた周波数(波長)の脈動を低減するこ
とができるる。そして、この場合、筒体はサイドブラン
チ内部に配置され、かつ、筒体入口がサイドブランチの
閉塞端側に形成されているので、サイドブランチ自身の
長さを長くすることなく脈動の伝播経路を長くすること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例に係る脈動低減装置
の断面図である。この図で、1は図8に示すものと同じ
配管である。4は配管1に連結されたサイドブランチで
あり、管体41で構成されている。42はサイドブラン
チ4の入口、43はサイドブランチ4の閉塞端を示す。
44は管体41内の閉塞端43側に設けられた筒体であ
る。この筒体44のサイドブランチ4の入口42側は閉
塞部(底部)45で閉じられ、かつ、閉塞端43側は開
放されて筒体入口46となっている。なお、図から明ら
かなように、筒体44の一部には管体41の一部が兼用
されている。又、筒体44の断面形状は多角形、円形、
半円形等、どのような形状であってもよい。47は底部
45の外面、48は底部45の内面を示す。さらに、L
3はサイドブランチ入口42と外面47との間の距離、
L4 はサイドブランチ4の入口42と閉塞端43の内面
との間の距離、L5 は閉塞端43内面と筒体44の底部
45の内面48との間の距離を示す。
する。図1は本発明の第1の実施例に係る脈動低減装置
の断面図である。この図で、1は図8に示すものと同じ
配管である。4は配管1に連結されたサイドブランチで
あり、管体41で構成されている。42はサイドブラン
チ4の入口、43はサイドブランチ4の閉塞端を示す。
44は管体41内の閉塞端43側に設けられた筒体であ
る。この筒体44のサイドブランチ4の入口42側は閉
塞部(底部)45で閉じられ、かつ、閉塞端43側は開
放されて筒体入口46となっている。なお、図から明ら
かなように、筒体44の一部には管体41の一部が兼用
されている。又、筒体44の断面形状は多角形、円形、
半円形等、どのような形状であってもよい。47は底部
45の外面、48は底部45の内面を示す。さらに、L
3はサイドブランチ入口42と外面47との間の距離、
L4 はサイドブランチ4の入口42と閉塞端43の内面
との間の距離、L5 は閉塞端43内面と筒体44の底部
45の内面48との間の距離を示す。
【0016】次に本実施例の動作を説明する。配管1の
脈動はサイドブランチ4の入口42から管体41内に進
入し、その一部は外面47で反射して入口42へ戻る。
これを第1の経路の反射脈動とする。又、進入した脈動
の他の一部は筒体44の外面と管体41の内面との間を
通り、閉塞端43の内面に反射し、同一経路を逆に通っ
て入口42へ戻る。これを第2の経路の反射脈動とす
る。さらに、進入した脈動のその他は筒体44の外面と
管体41の内面との間を通り、筒体入口46から筒体4
4内に入って内面48で反射し、同一経路を逆に通って
入口42へ戻る。これを第3の経路の反射脈動とする。
脈動はサイドブランチ4の入口42から管体41内に進
入し、その一部は外面47で反射して入口42へ戻る。
これを第1の経路の反射脈動とする。又、進入した脈動
の他の一部は筒体44の外面と管体41の内面との間を
通り、閉塞端43の内面に反射し、同一経路を逆に通っ
て入口42へ戻る。これを第2の経路の反射脈動とす
る。さらに、進入した脈動のその他は筒体44の外面と
管体41の内面との間を通り、筒体入口46から筒体4
4内に入って内面48で反射し、同一経路を逆に通って
入口42へ戻る。これを第3の経路の反射脈動とする。
【0017】上記第1の経路の片道の距離はL3 、第2
の経路の片道の距離はL4 、第3の経路の片道の距離は
(L4 +L5 )である。したがって、第1の経路の反射
脈動によって低減される脈動の周波数f3 は、油中の音
速をCとすると、 f3 =C/4L3 …………(4) 又、第2の経路の反射脈動によって低減される脈動の周
波数f4 は、 f4 =C/4L4 …………(5) さらに、第3の経路の反射脈動によって低減される脈動
の周波数f5 は、 f5 =C/4(L4 +L5 )…………(6) となる。
の経路の片道の距離はL4 、第3の経路の片道の距離は
(L4 +L5 )である。したがって、第1の経路の反射
脈動によって低減される脈動の周波数f3 は、油中の音
速をCとすると、 f3 =C/4L3 …………(4) 又、第2の経路の反射脈動によって低減される脈動の周
波数f4 は、 f4 =C/4L4 …………(5) さらに、第3の経路の反射脈動によって低減される脈動
の周波数f5 は、 f5 =C/4(L4 +L5 )…………(6) となる。
【0018】図2は上記各周波数における脈動減衰率を
示す図であり、横軸に周波数、縦軸に脈動低減率がとっ
てある。上記の距離L3 、L4 、L5 を適切に選択するこ
とにより、配管1を伝播する脈動中、低減対象の脈動周
波数f3 、f4 、f5 を選択することができ、それらの
脈動をそれぞれ大幅に低減し得ることが判る。
示す図であり、横軸に周波数、縦軸に脈動低減率がとっ
てある。上記の距離L3 、L4 、L5 を適切に選択するこ
とにより、配管1を伝播する脈動中、低減対象の脈動周
波数f3 、f4 、f5 を選択することができ、それらの
脈動をそれぞれ大幅に低減し得ることが判る。
【0019】このように、本実施例では、サイドブラン
チの管体内に筒体を設け、この筒体内にも脈動を導入す
るようにしたので、3つの周波数の脈動に対応できると
ともに、全体の長さを短くすることができる。例えば、
7本のピストンを備えた油圧ポンプを2000rpmで
回転した場合の脈動の一次周波数は、上述のように23
3Hzであるから、上記の距離L5 を0.5mとする
と、サイドブランチ4の全長L4 は上記(6)式から、
0.79mとなり、筒体44を設けない従来のサイドブ
ランチに比較して、その全長を0.5m短縮することが
できる。そして、このようにサイドブランチの長さを短
縮することができるので、流体を圧送する機器における
サイドブランチ設置の自由度を大きくすることができ
る。
チの管体内に筒体を設け、この筒体内にも脈動を導入す
るようにしたので、3つの周波数の脈動に対応できると
ともに、全体の長さを短くすることができる。例えば、
7本のピストンを備えた油圧ポンプを2000rpmで
回転した場合の脈動の一次周波数は、上述のように23
3Hzであるから、上記の距離L5 を0.5mとする
と、サイドブランチ4の全長L4 は上記(6)式から、
0.79mとなり、筒体44を設けない従来のサイドブ
ランチに比較して、その全長を0.5m短縮することが
できる。そして、このようにサイドブランチの長さを短
縮することができるので、流体を圧送する機器における
サイドブランチ設置の自由度を大きくすることができ
る。
【0020】図3は本発明の第2の実施例に係る脈動低
減装置の一部の断面図である。この図で、5はサイドブ
ランチ、51はその管体である。本実施例では、サイド
ブランチ5の閉塞端をプラグ53で構成する。即ち、5
3は管体51における配管1と反対側の開口端に装着さ
れるプラグ、53aはサイドブランチ5の閉塞端反射面
を形成するプラグ面、53bは管体51とプラグ53と
を密封するシールである。54はさきの実施例における
筒体44と同じ機能を有する筒体であり、プラグ53に
取り付けられている。55は筒体54の底部、56は筒
体入口、57、58は底部55の外面および内面を示
す。59はプラグ53を管体51にねじで取り付ける締
付金具である。
減装置の一部の断面図である。この図で、5はサイドブ
ランチ、51はその管体である。本実施例では、サイド
ブランチ5の閉塞端をプラグ53で構成する。即ち、5
3は管体51における配管1と反対側の開口端に装着さ
れるプラグ、53aはサイドブランチ5の閉塞端反射面
を形成するプラグ面、53bは管体51とプラグ53と
を密封するシールである。54はさきの実施例における
筒体44と同じ機能を有する筒体であり、プラグ53に
取り付けられている。55は筒体54の底部、56は筒
体入口、57、58は底部55の外面および内面を示
す。59はプラグ53を管体51にねじで取り付ける締
付金具である。
【0021】本実施例の動作はさきの実施例の動作と同
じであり、その効果もさきの実施例の効果と同じく3つ
の周波数の脈動に対応できるとともに、全体の長さを短
くすることができる。さらに、本実施例は、この効果に
加えて次のような効果を有する。即ち、本実施例では、
筒体をプラグに固定するようにしたので、種々の長さの
筒体を有するプラグを用意し、これらを選択的に交換す
ることにより、低減を必要とする脈動に対して容易、か
つ、確実に対応することができる。そして、この場合、
プラグの交換はサイドブランチ自体の交換に比較しては
るかに容易に行うことができる。
じであり、その効果もさきの実施例の効果と同じく3つ
の周波数の脈動に対応できるとともに、全体の長さを短
くすることができる。さらに、本実施例は、この効果に
加えて次のような効果を有する。即ち、本実施例では、
筒体をプラグに固定するようにしたので、種々の長さの
筒体を有するプラグを用意し、これらを選択的に交換す
ることにより、低減を必要とする脈動に対して容易、か
つ、確実に対応することができる。そして、この場合、
プラグの交換はサイドブランチ自体の交換に比較しては
るかに容易に行うことができる。
【0022】なお、プラグの装着は、図示のようにねじ
による装着でもよいし、嵌合圧着によってもよいし、場
合によっては溶接も可能である(この溶接の場合には上
記プラグ交換の効果は失われる)。以下の図4、図6に
示す具体例においても同じである。
による装着でもよいし、嵌合圧着によってもよいし、場
合によっては溶接も可能である(この溶接の場合には上
記プラグ交換の効果は失われる)。以下の図4、図6に
示す具体例においても同じである。
【0023】図3は本発明の第3の実施例に係る脈動低
減装置の一部の断面図、図5は図4に示す線V−Vに沿
う断面図である。各図で図3に示す部分と同一又は等価
な部分には同一符号を付して説明を省略する。50は本
実施例のサイドブランチ、540は本実施例の筒体を示
す。本実施例の筒体540は図5に示されるように半円
形状であり、その外面はサイドブランチ50の管体51
の内面と一致するように形成されている。本実施例の動
作および効果は第2の実施例の動作および効果と同じで
ある。
減装置の一部の断面図、図5は図4に示す線V−Vに沿
う断面図である。各図で図3に示す部分と同一又は等価
な部分には同一符号を付して説明を省略する。50は本
実施例のサイドブランチ、540は本実施例の筒体を示
す。本実施例の筒体540は図5に示されるように半円
形状であり、その外面はサイドブランチ50の管体51
の内面と一致するように形成されている。本実施例の動
作および効果は第2の実施例の動作および効果と同じで
ある。
【0024】図6は本発明の第4の実施例に係る脈動低
減装置の一部の断面図である。この図で、図3に示す部
分と同一又は等価な部分には同一符号を付して説明を省
略する。500は本実施例のサイドブランチ、541は
本実施例の筒体を示す。本実施例の筒体541はその中
途に段部542を有し、この段部542の外面および内
面が脈動の反射面として機能する。本実施例の動作は、
段部542の外面および内面で脈動の反射が生じる以外
は第2の実施例の動作と同じであり、又、本実施例の効
果は、低減対象周波数を5つ選定することができる以外
は第2の実施例の効果と同じである。
減装置の一部の断面図である。この図で、図3に示す部
分と同一又は等価な部分には同一符号を付して説明を省
略する。500は本実施例のサイドブランチ、541は
本実施例の筒体を示す。本実施例の筒体541はその中
途に段部542を有し、この段部542の外面および内
面が脈動の反射面として機能する。本実施例の動作は、
段部542の外面および内面で脈動の反射が生じる以外
は第2の実施例の動作と同じであり、又、本実施例の効
果は、低減対象周波数を5つ選定することができる以外
は第2の実施例の効果と同じである。
【0025】上記各実施例はサイドブランチを配管1に
接続する場合を示すものであるが、配管だけでなく他の
機器にサイドブランチを取り付けることにより脈動を低
減することもできる。このような例を図7に示す。図7
は図1に示す脈動低減装置を斜軸液圧ピストンポンプに
適用した断面図である。この図で、61は液圧ピストン
ポンプのケーシング、62は図示しない原動機に連結さ
れる回転軸、63は回転軸62の軸受、64は回転軸6
2に固定された回転円板である。65は回転円板64の
回転中心に可回動に連結されたセンタシャフト、65S
はセンタシャフト65のばね、66はケーシング61と
連結されたケーシング61Aに摺動可能に接触する弁板
である。67はロータであり、センタシャフト65と弁
板66に回転可能に支持され、かつ、回転軸62に対し
て紙面に垂直方向に任意の角度傾斜させることが可能で
ある。68はロータ67に形成されたシリンダであり、
ロータ67の円周上に1つ又は複数配置されている。6
9はシリンダ68に挿入されたピストンを示し、その一
端は回転円板64に可回動に連結されている。71はケ
ーシング61Aに形成された吐出ポート、72は同じく
ケーシング61Aに形成された吸入ポートである。71
Hは吐出ポート71の中途に形成された通路を示す。本
実施例においては、図示のとおり、通路71Hに図1に
示すものと等価なサイドブランチ4が連結されている。
41は管体、42はサイドブランチ4の入口、44は筒
体、47はサイドブランチ4を通路71Hに連結する連
結部である。
接続する場合を示すものであるが、配管だけでなく他の
機器にサイドブランチを取り付けることにより脈動を低
減することもできる。このような例を図7に示す。図7
は図1に示す脈動低減装置を斜軸液圧ピストンポンプに
適用した断面図である。この図で、61は液圧ピストン
ポンプのケーシング、62は図示しない原動機に連結さ
れる回転軸、63は回転軸62の軸受、64は回転軸6
2に固定された回転円板である。65は回転円板64の
回転中心に可回動に連結されたセンタシャフト、65S
はセンタシャフト65のばね、66はケーシング61と
連結されたケーシング61Aに摺動可能に接触する弁板
である。67はロータであり、センタシャフト65と弁
板66に回転可能に支持され、かつ、回転軸62に対し
て紙面に垂直方向に任意の角度傾斜させることが可能で
ある。68はロータ67に形成されたシリンダであり、
ロータ67の円周上に1つ又は複数配置されている。6
9はシリンダ68に挿入されたピストンを示し、その一
端は回転円板64に可回動に連結されている。71はケ
ーシング61Aに形成された吐出ポート、72は同じく
ケーシング61Aに形成された吸入ポートである。71
Hは吐出ポート71の中途に形成された通路を示す。本
実施例においては、図示のとおり、通路71Hに図1に
示すものと等価なサイドブランチ4が連結されている。
41は管体、42はサイドブランチ4の入口、44は筒
体、47はサイドブランチ4を通路71Hに連結する連
結部である。
【0026】回転軸62が回転すると、周知のようにピ
ストン69が作動し、吸入ポート72から油を吸入し、
吐出ポート71から圧油を吐出する。このとき、図1に
示す実施例の場合と同じく、脈動する圧油はサイドブラ
ンチ4へ入り、サイドブランチ4に入った脈動は前述の
第1の経路、第2の経路、および第3の経路を通ってサ
イドブランチ4の入口42まで戻り、脈動を低減する。
ストン69が作動し、吸入ポート72から油を吸入し、
吐出ポート71から圧油を吐出する。このとき、図1に
示す実施例の場合と同じく、脈動する圧油はサイドブラ
ンチ4へ入り、サイドブランチ4に入った脈動は前述の
第1の経路、第2の経路、および第3の経路を通ってサ
イドブランチ4の入口42まで戻り、脈動を低減する。
【0027】本実施例はさきの実施例の効果と同じ効果
を奏するとともに次のような効果も奏する。即ち、本実
施例では、サイドブランチがポンプの吐出ポートに連結
されているので、脈動の発生源であるポンプ出口で脈動
を低減することができ、これにより、脈動の低減率を大
きくすることができ、かつ、下流の配管や機器への脈動
の伝達を大きく阻止することができる。
を奏するとともに次のような効果も奏する。即ち、本実
施例では、サイドブランチがポンプの吐出ポートに連結
されているので、脈動の発生源であるポンプ出口で脈動
を低減することができ、これにより、脈動の低減率を大
きくすることができ、かつ、下流の配管や機器への脈動
の伝達を大きく阻止することができる。
【0028】図7に示す実施例では、ポンプにサイドブ
ランチを設置する例を示したが、ポンプに限ることはな
く、他の機器、例えば方向切換弁等にも適用することが
できるのは明らかである。
ランチを設置する例を示したが、ポンプに限ることはな
く、他の機器、例えば方向切換弁等にも適用することが
できるのは明らかである。
【0029】なお、上記各実施例の説明では、サイドブ
ランチを油圧配管や油圧機器に適用する例について説明
したが、油圧配管や油圧機器ばかりでなく、水又は空気
等他の流体の流体圧を用いた装置にも適用可能であるの
は当然である。又、サイドブランチを構成する管体は、
金属管であってもよいし、ゴム等の弾性体のホースであ
ってもよい。
ランチを油圧配管や油圧機器に適用する例について説明
したが、油圧配管や油圧機器ばかりでなく、水又は空気
等他の流体の流体圧を用いた装置にも適用可能であるの
は当然である。又、サイドブランチを構成する管体は、
金属管であってもよいし、ゴム等の弾性体のホースであ
ってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、サイド
ブランチ内の閉塞端側に筒体を設け、この筒体内にも脈
動を導入するようにしたので、複数の周波数の脈動に対
応できるとともに、全体の長さを短くすることができ、
これにより、流体を圧送する機器におけるサイドブラン
チ設置の自由度を大きくすることができる。
ブランチ内の閉塞端側に筒体を設け、この筒体内にも脈
動を導入するようにしたので、複数の周波数の脈動に対
応できるとともに、全体の長さを短くすることができ、
これにより、流体を圧送する機器におけるサイドブラン
チ設置の自由度を大きくすることができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る脈動低減装置の断
面図である。
面図である。
【図2】各周波数に対する脈動の減衰率を示す図であ
る。
る。
【図3】本発明の第2の実施例に係る脈動低減装置の一
部の断面図である。
部の断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る脈動低減装置の一
部の断面図である。
部の断面図である。
【図5】図1に示す線V−Vに沿う断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係る脈動低減装置の一
部の断面図である。
部の断面図である。
【図7】図1に示す脈動低減装置を油圧ポンプに適用し
た断面図である。
た断面図である。
【図8】従来の脈動低減装置の断面図である。
【図9】図8に示す装置の脈動減衰の特性図である。
【図10】従来の脈動低減装置の断面図である。
1 配管 4 サイドブランチ 41 管体 42 サイドブランチ入口 43 閉塞端 44 筒体 45 底部 46 筒体入口 47 底部外面 48 底部内面
Claims (7)
- 【請求項1】 圧送流体をサイドブランチに導くことに
より当該圧送流体の脈動を抑える脈動低減装置におい
て、前記サイドブランチを形成する管体内部に、当該サ
イドブランチの閉塞端側に入口を有し他側が閉塞された
筒体を設けたことを特徴とする脈動低減装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記サイドブランチ
の閉塞端は、当該サイドブランチの管体と一体に形成さ
れていることを特徴とする脈動低減装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記筒体は、前記サ
イドブランチの管体に固定されていることを特徴とする
脈動低減装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記サイドブランチ
の閉塞端は、着脱自在なプラグで構成されていることを
特徴とする脈動低減装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記筒体は、前記プ
ラグに固定されていることを特徴とする脈動低減装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5において、前記筒
体の前記閉塞端の内面および外面は、脈動の反射面を形
成していることを特徴とする脈動低減装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項5において、前記筒
体は、その軸方向の中間部分に当該軸に直交する面を形
成する段部が形成されていることを特徴とする脈動低減
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20601995A JPH0953788A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 脈動低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20601995A JPH0953788A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 脈動低減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0953788A true JPH0953788A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16516560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20601995A Pending JPH0953788A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 脈動低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0953788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007240009A (ja) * | 2007-06-25 | 2007-09-20 | Kobe Steel Ltd | 圧力脈動吸収装置 |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20601995A patent/JPH0953788A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007240009A (ja) * | 2007-06-25 | 2007-09-20 | Kobe Steel Ltd | 圧力脈動吸収装置 |
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