JPH0618673U - 油圧脈動低減装置 - Google Patents

油圧脈動低減装置

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JPH0618673U
JPH0618673U JP6354892U JP6354892U JPH0618673U JP H0618673 U JPH0618673 U JP H0618673U JP 6354892 U JP6354892 U JP 6354892U JP 6354892 U JP6354892 U JP 6354892U JP H0618673 U JPH0618673 U JP H0618673U
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JP
Japan
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pulsation
hydraulic
muffler
pump
hydraulic pump
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Application number
JP6354892U
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Inventor
健蔵 木元
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ポンプの脈動低減の波長帯域が広く、し
かもコストも低減できるようにしたもの。 【構成】 油圧ポンプ1の吐出側に設けたブロック2に
アキュ−ムレ−タ3を吐出方向と直角となるように直付
けしたもの。 【効果】 コストについては従来装置に比して大幅に低
減することが可能となり、ポンプ回転数の変化による脈
動に対しても大きな低減効果が期待できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設機械等に使用される油圧ポンプ等のように固有振動数を有する油 圧源から吐出する流体の油圧脈動低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に油圧ポンプ等のように固有振動数を有する油圧源から吐出された流体に は、所定の振動数を有する脈動があるために、この脈動の周波数と接続されて流 れる管路の固有振動数が一致すると、共振して図3に示すように1〜3個の圧力 振幅のピ−クを生じ、これによって騒音が発生する。このような現象をなくすた め、従来から図4に示すようにポンプ11の吐出側から操作弁12等に至る管路 13途中にマフラ−14を設け、このマフラ−14により共振と脈動による騒音 を減少させ、マフラ−14の下流側への脈動による影響を少なくしたものがある 。ちなわち、図5(a),(b)に示すように、波長をλ、音速をv、流体の周 波数をn、管路13の長さを とすると、 =λ=v/n,または、 =1/2 ・λ=1/2・v/nの相関がある場合に共振して大きな脈動圧とそれによる音 が管路13内に発生しようとするが、マフラ−14で振動とそれによる音が減少 されるようにしたものである。しかしながらマフラ−14は高価であり、また、 大きいために取付けるための広さが必要となる。そして大きいマフラ−14を用 いないと十分な消音効果が得られない。さらにマフラ−14自体が脈動圧により 振動するため、振動を吸収するゴム等により支持しなければならない等の欠点が あった。
【0003】 一方、マフラ−に代えて図6に示すように油圧ポンプ11から操作弁12等に 至る管路13を屈曲させ、その屈曲部から反対側に管路を延長し、油圧ポンプ1 1の標準回転数から設定した長さ 0 のブランチ15を設けている。このブラン チ15の長さ 0 は、油圧ポンプ11の標準回転数に相当する周波数をn,ブラ ンチ15の油の音速をvとすると、波長λは、λ=v/nで表されるから、 0 =λ/2にとると、脈動波は閉端で反射して位相が変化し、ブランチ内で互いに 干渉し、山と谷がぶっかって振動を打ち消すようにしたものがある。しかしこの 場合はポンプの回転数が一定であれば、効果はあるものの回転数が変化すると長 さ 0 のブランチ15では役に立たなくなる。
【0004】 上記の欠点を解消するものとして、実開昭58−58100号公報、および実 開平3−30583号公報等が開示されている。これらは基本的には、油圧ポン プの吐出側管に端部を閉鎖した適宜長さの管を直角に接続して、管路内の脈動波 を反射させるようにして脈動の低減を図るようにしたものの改良に係るもので、 管の長さを適宜変えるか、あるいは管路途中にバルブ等の設置で変化させて脈動 を軽減するものである。しかしてその実用されている構造は例えば、図7に示す ように、ポンプ11の出口に設けられたブロック16に、他端が塞がれたブラン チホ−スと呼ばれる音波(脈動波)の1/2の整数倍と異なる長さのホ−ス17 (屈曲可能)の一端を取り付け、ブラケット18等により固定位置に固定した上 で、逆位相の反射波で干渉させ脈動を減衰させるようにしている。図中、19は 操作弁等に供給されるポンプ11の吐出管路である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような装置では、構成部品であるホ−スが長く(短いと減衰 効果が薄い)、また、これを固定するブラケット18等が必要であるため、装置 そのものが大掛かりでコンパクトにできず、コスト的にも高くなる。さらに、ホ −スの長さも減衰できる脈動の波長が一定であることから必然的に決まっている が、ポンプの回転数に変化がある場合には減衰効果が小さくなる欠点があった。
【0006】 本考案はこれに鑑み、脈動低減の波長帯域が広く、しかも コストも低減できる油圧脈動低減装置を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図 ることを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案は、油圧ポンプの吐出側に 設けたブロックにアキュ−ムレ−タを吐出方向と直角となるように直付けしたこ とを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、油圧ポンプの脈動は従来のブランチホ−スに代えてアキュ −ムレ−タを使用することにより低減されることになり、装置そのものがコンパ クトになる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案にかかる油圧脈動低減装置の一実施例を示す装着図、図2は図1 のアキュ−ムレ−タの一例の詳細図である。
【0010】 以下、本考案を図1および図2に示す一実施例を参照して説明する。本考案は 油圧ポンプ1の吐出側に設けたブロック2にアキュ−ムレ−タ3を吐出方向と直 角となるように直付けしたものにより構成されている。
【0011】 図1に一部を示した油圧ポンプ1の吐出側となる上部にはブロック2がホルト 等の締付け手段4により油圧ポンプ1と一体に固着されている。ブロック2の上 部にはポンプ1から吐出された流量を図示しないバルブ等に送るための管路5が 設けられている。そしてブロック2の側面には吐出方向の管路5に直角となるア キュ−ムレ−タ3がねじ込まれている。図中、6は油圧ポンプ1の吸込み管であ る。アキュ−ムレ−タ3はテニスボ−ル程度の大きさのもので、図2に示すよう な公知の構造からなっている。すなわち、7はガス室で8は油圧室、その境界部 はプラダ9で、10は取付け部のねじである。図2において右半分は外観、左半 分は断面を示す。これにより油圧ポンプ1の吐出口における脈動はアキュ−ムレ −タ3により吸収され、低減されることになる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、油圧ポンプの吐出側に設けたブロックにアキュ −ムレ−タを吐出方向と直角となるように直付けしたから、コストについては従 来装置に比して大幅に低減することが可能となり、また、アキュ−ムレ−タの採 用により脈動低減の波長帯域が広くなるので、ポンプ回転数の変化による脈動に 対しても大きな低減効果が期待できる。
【提出日】平成4年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】
一般に油圧ポンプ等のように固有振動数を有する油圧源から吐出された流体に は、所定の振動数を有する脈動があるために、この脈動の周波数と接続されて流 れる管路の固有振動数が一致すると、共振して図3に示すように1〜3個の圧力 振幅のピークを生じ、これによって騒音が発生する。このような現象をなくすた め、従来から図4に示すようにポンプ11の吐出側から操作弁12等に至る管路 13途中にマフラー14を設け、このマフラー14により共振と脈動による騒音 を減少させ、マフラー14の下流側への脈動による影響を少なくしたものがある 。すなわち、図5(a),(b)に示すように、波長をλ、音速をv、流体の周 波数をn、管路13の長さをlとすると、l=λ=v/n,または、l=1/2 ・λ=1/2・v/nの相関がある場合に共振して大きな脈動圧とそれによる音 が管路13内に発生しようとするが、マフラー14で振動とそれによる音が減少 されるようにしたものである。しかしながらマフラー14は高価であり、また、 大きいために取付けるための広さが必要となる。そして大きいマフラー14を用 いないと十分な消音効果が得られない。さらにマフラー14自体が脈動圧により 振動するため、振動を吸収するゴム等により支持しなければならない等の欠点が あった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 一方、マフラーに代えて図6に示すように油圧ポンプ11から操作弁12等に 至る管路13を屈曲させ、その屈曲部から反対側に管路を延長し、油圧ポンプ1 1の標準回転数から設定した長さlのブランチ15を設けている。このブラン チ15の長さlは、油圧ポンプ11の標準回転数に相当する周波数をn,ブラ ンチ15の油の音速をvとすると、波長λは、λ=v/nで表されるから、l =λ/2にとると、脈動波は閉端で反射して位相が変化し、ブランチ内で互いに 干渉し、山と谷がぶっかって振動を打ち消すようにしたものがある。しかしこの 場合はポンプの回転数が一定であれば、効果はあるものの回転数が変化すると長 さlのブランチ15では役に立たなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる油圧脈動低減装置の一実施例の
説明図である。
【図2】本考案の装置のアキュ−ムレ−タ構造を示す断
面による説明図である。
【図3】ポンプ回転数と圧力振幅の関係を示す説明図で
ある。
【図4】従来の油圧脈動低減装置(マフラ−による)の
1例を示す説明図である。
【図5】管路の長さ と波長λの関係を示し、(a)は
=λの場合、(b)は =λ/2の場合の説明図であ
る。
【図6】従来の油圧脈動低減装置(ブランチ管による)
の1例を示す説明図である。
【図7】従来の油圧脈動低減装置の具体例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 3 アキュ−
ムレ−タ 2 ブロック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月10日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】管路の長さlと波長λの関係を示し、(a)は
l=λの場合、(b)はl=λ/2の場合の説明図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプの吐出側に設けたブロック
    に、アキュ−ムレ−タを吐出方向と直角となるように直
    付けしたことを特徴とする油圧脈動低減装置。
JP6354892U 1992-08-20 1992-08-20 油圧脈動低減装置 Pending JPH0618673U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6354892U JPH0618673U (ja) 1992-08-20 1992-08-20 油圧脈動低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6354892U JPH0618673U (ja) 1992-08-20 1992-08-20 油圧脈動低減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0618673U true JPH0618673U (ja) 1994-03-11

Family

ID=13232399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6354892U Pending JPH0618673U (ja) 1992-08-20 1992-08-20 油圧脈動低減装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0618673U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102285512A (zh) * 2010-06-03 2011-12-21 富士重工业株式会社 作业车的致动器驱动装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102285512A (zh) * 2010-06-03 2011-12-21 富士重工业株式会社 作业车的致动器驱动装置

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