JPH0953517A - 流体の流量制御ジェットの製造方法及び その製造装置 - Google Patents

流体の流量制御ジェットの製造方法及び その製造装置

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JPH0953517A JP22584195A JP22584195A JPH0953517A JP H0953517 A JPH0953517 A JP H0953517A JP 22584195 A JP22584195 A JP 22584195A JP 22584195 A JP22584195 A JP 22584195A JP H0953517 A JPH0953517 A JP H0953517A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 近接する制御流量を容易に得るとともに流量
公差のバラツキ幅の少ない流量制御ジェットを得る。 【構成】 流量制御ジェットJは制御ジェット本体1の
長手方向X−Xに制御孔3を備える。第1工程は流量制
御ジェットJの制御孔3の初期状態における圧力と、基
準流量制御ジェットMの圧力と、を差圧計33に導入
し、差圧計33より差圧信号値を出力する。第2工程
は、第1工程における差圧信号値に基づいてその差圧が
ゼロ又は所定値になるようECU21から出力される信
号に応じて、流量制御ジェットJの制御孔3の外周部1
Aをポンチ16にて押圧変形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流量を規制する
流量制御ジェット(いいかえるとmetering o
rifice)に関するもので、機関へ供給する混合気
の量及び濃度を制御する気化器において、その燃料量及
び空気量を規制する燃料ジェットあるいは空気ジェット
として用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、気化器に使用される流量制御ジェ
ットは、図6に示される。20は制御ジェット本体であ
って、その長手方向X−Xに沿って入口側流路20A、
制御孔20B、出口側流路20Cが連続して形成され
る。この入口側流路20Aは、その後端部に形成された
円錐孔20Dが制御孔20Bに向かって連設され、出口
側流路20Cは先端部に形成された円錐孔20Eが制御
孔20Bに向かって連設される。そして、前記制御孔2
0Bは直径Aが一定なるストレート孔で形成され、この
制御孔20Bはストレートドリルによって加工形成され
る。一般的に気化器を流れる燃料あるいは空気は、入口
側流路20Aから流入し、制御孔20Bによってその量
が規制され、この規制された流体が出口側流路20Cか
ら流出する。すなわち、制御孔20Bの孔径が大なるこ
とによって大なる流体の量が規制され、制御孔20Bの
孔径が小なることによって小なる流体の量が規制され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、気化器内
を流れる燃料量及び空気量は、燃料ジェット、空気ジェ
ットよりなる流量制御ジェットの制御孔20Bにてその
量が規制されるものである。ここで、従来の流量制御ジ
ェットにあっては、その制御孔20Bがストレート孔に
よって形成されていることから、 制御孔20Bによって制御される制御流量が近接する
流量制御ジェットを得ることが困難であった。これは制
御孔20Bを加工するドリルの直径をバラツキなく0.
01mmおきに用意することが難しい為である。特に制御
孔20Bの直径が0.35mm程度の微小なる直径領域に
おいてこの不具合は顕著に発生する。 量産時における流量制御ジェットの制御流量は、有害
排気ガス成分の低減、燃料消費量の低減の観点から一定
の流量公差(例えば±1%以内)内におさめられる必要
がある。そして制御孔20Bがストレート孔によって形
成されていることによると制御孔20Bはストレートド
リルの直径に完全に依存するもので、ストレートドリル
の直径のバラツキが直接的に制御孔20Bの制御流量に
影響を与える。そしてこのバラツキを補正する何等の手
段を有しない。以上からすると、ストレートドリルの直
径の管理は極めて慎重に行なわなければならないもの
で、特別に選別されたストレートドリルの購入費、ドリ
ルの管理費が上昇し、もって流量制御ジェットの製造コ
ストを上昇させて好ましいものでない。
【0004】本発明は、前記課題に鑑み成されたもの
で、近接する制御流量を極めて容易に得ることができる
とともに、流量公差のバラツキ幅の極めて少ない流量制
御ジェットを得ることのできる流体の流量制御ジェット
の製造方法及びその製造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明になる流量制御ジェ
ットは前記目的を達成する為に、制御ジェット本体の長
手方向に他の流路より縮小された制御孔を備えた流量制
御ジェットにおいて、流量制御ジェットJの制御孔3の
初期状態における圧力と、基準流量制御ジェットの圧力
と、を差圧計に導入し、差圧計より差圧信号値を出力す
る第1工程と;第1工程における差圧信号値に基づいて
その差圧がゼロ又は所定値になるようECUから出力さ
れる信号に応じて、流量制御ジェットJの制御孔3の外
周部1Aをポンチ16にて押圧変形させる第2工程と;
よりなる流体の流量制御ジェットの製造方法を第1の特
徴とする。
【0006】又、流量制御ジェットの製造装置は、流量
制御ジェットと基準流量制御ジェットとの差圧を計測す
る差圧計測装置と、流量制御ジェットの制御孔の外周部
をポンチにて押圧して制御孔を縮小方向に変形させる押
圧変形機と、押圧変形機に向けて駆動信号を出力するE
CUと、により構成され、前記、差圧計測装置は、圧力
源の圧力を流量制御ジェットに加える第1圧力路と、圧
力源の圧力を基準流量制御ジェットに加える第2圧力路
と、流量制御ジェットに生起する圧力と、基準流量制御
ジェットに生起する圧力とが導入され、その圧力差を電
気信号としてECUに向けて出力する差圧計と、により
構成され、ECUから差圧計の圧力差がゼロ又は所定値
になるよう駆動信号を押圧変形機に向けて出力し、ポン
チにて制御孔を縮小方向で変形させたことを第2の特徴
とする。
【0007】第1の特徴によると、流量制御ジェットの
流量は、基準流量制御ジェットとの圧力差をゼロにする
よう流量制御ジェットの制御孔の外周部をポンチにて押
圧して制御孔を縮小方向に変形させて加工される。又、
第2の特徴によると、前記第1の特徴による作用、効果
に加え流量制御ジェットの流量を計測する上で必要とな
る圧力源の圧力変動及び流量制御ジェットが配置される
環境条件の変動による流量測定誤差の影響を受けること
がない。
【0008】
【実施例】以下、本発明になる流体の流量制御ジェット
の製造方法及びその製造装置の一例を説明する。Jは、
加工される流量制御ジェットであり、図1,図2に示さ
れる。流量制御ジェットJは、制御ジェット本体1の長
手方向X−Xに沿って入口側流路2、制御孔3、出口側
流路4が連続して形成される。この入口側流路2は、そ
の後端部に形成された円錐孔2Aが制御孔3に向かって
連設され、出口側流路4は先端部に形成された円錐孔4
Aが制御孔3に向かって連設される。そして、制御孔3
に対応する制御ジェット本体1の外周部1Aには、外周
部1Aから中心方向に向かい互いに対向するガイド孔1
B,1Bが穿設される。このガイド孔1B,1Bは制御
孔3に貫通させてはならない。そして、制御ジェット本
体1内を流れる流体は、入口側流路2−制御孔3−出口
側流路4へと流下する。尚、上記制御ジェット本体1内
における各流路、孔において、制御孔3の孔径Aがもっ
とも小径をなす。
【0009】そして、前記流量制御ジェットJにおける
制御孔3の流量は以下によって調整される。図3,図4
により説明する。10はモータースライド装置であり、
ベース10Aの側方より上方に向かってフレーム10B
がのび、フレーム10Bの上端より側方にコラム10C
がのびる。11は、フレーム10Bに取着されたスライ
ドベースであり、このスライドベース11には垂直方向
にのみ移動しうるスライドテーブル12が移動自在に配
置される。スライドテーブル12は、上方コラム12A
と下方コラム12Bとを有し、上方コラム12Aにはナ
ット部材13が固定配置される。14はコラム10Cに
配置されたモータであり、モータ14の出力軸14Aの
外周にはオネジ14Bが刻設され、このオネジ14Bが
ナット部材13に螺着される。以上によると、例えばモ
ータ14の正転時における出力軸14Aの正転時におい
て、この出力軸14Aの正転がオネジ14Bを介してナ
ット部材13に伝達され、これによってスライドテーブ
ル12を下方へ移動させる。一方、モータ14の逆転時
における出力軸14Aの逆転時において、この出力軸1
4Aの逆転がオネジ14Bを介してナット部材13に伝
達され、これによってスライドテーブル12を上方へ移
動させる。15はベース10A上に配置される取付け治
具であって、流量制御ジェットJが取付け孔15A内に
固定して配置される。このとき、少なくとも制御孔3に
対応する制御ジェット本体1の外周部1Aは取付け孔1
5A外に位置する。本例にあっては、取付け孔15Aの
左方の開口より制御ジェットJが挿入して配置され、前
記制御孔3に対応する外周部1Aが取付け孔15Aより
脱出して配置される。16は制御孔3を外周より押圧し
て縮小変形させるポンチであり、上方のポンチ16A
は、スライドテーブル12の下方コラム12Bに固定配
置され、その先端部は上方のガイド孔1B内に対向す
る。一方下方のポンチ16Bは取付け治具15に固定配
置され、その先端部は下方のガイド孔1B内に対向す
る。このポンチ16と制御ジェット本体1のガイド孔1
Bとの状態は特に図4に示される。
【0010】Mは、製造すべき流量制御ジェットJの基
準となるべき流量を制御する制御孔3Mを備えた基準流
量制御ジェットであり、この基準流量制御ジェットMは
前記取付け治具15と同様なる取付け治具15Bに同様
なる状態に取付けられる。この基準流量制御ジェットM
は加工される流量制御ジェットJとほぼ同一の環境条件
下に配置されることが好ましい。環境条件とは、温度、
圧力等の条件をいう。
【0011】17は流量制御ジェットJの流量を計測す
る為の第1計測アダプターであり、この第1計測アダプ
ター17には第1圧力路30を介して圧力源19が接続
される。尚、流量を計測することは、圧力を計測するこ
とになる。又、31は、基準流量制御ジェットMの流量
(圧力)を計測する為の第2計測アダプターであり、こ
の第2計測アダプター31には、第1圧力路30より分
岐する第2圧力路32が接続される。33は公知の差圧
計であって、第1圧力路30及び第2圧力路32内の圧
力が導入され、それらの差圧をアナログ信号に変換して
ADC変換器20に向けて出力する。そして、ADC変
換器20よりECU21に向けて差圧信号値が出力され
る。ECU21ではその差圧信号値に応じてモータドラ
イブ回路23に向けて信号が出力される。そして、モー
タドライブ回路23からモータ14に向けて、ECU2
1の出力信号に応じた駆動信号が出力される。
【0012】以上説明したように、流量制御ジェットの
製造装置は、流量制御ジェットJと基準流量制御ジェッ
トMによって生ずるそれぞれの圧力を圧力差として検出
し、アナログ信号をADC変換器20に向けて出力する
差圧計32を備えた差圧計測装置Sと、流量制御ジェッ
トJの制御孔3の外周部をECU21の出力信号に応じ
て押圧して制御孔3を縮小方向に変形させる為の、モー
タースライド装置10,スライドベース11、スライド
テーブル12、モータ14、ポンチ16、よりなる押圧
変形機Pと;差圧計測装置Sからの信号に基づいて押圧
変形機Pに向けて駆動信号を出力するモータドライブ回
路23を含むECU21と;から構成される。
【0013】そして、流量制御ジェットJは、以下によ
って製造される。初期状態における流量制御ジェットJ
の制御孔3の直径Aは、最終的に必要とする流量が得ら
れる径よりも大なる径に設定される。この径の大きさ
は、テストによって予め得られる。流量制御ジェットJ
は取付け治具15の取付け孔15Aに挿入配置され、こ
の流量制御ジェットJに第1計測アダプター17が係合
される。この状態にて圧力源19より第1圧力路30、
第1計測アダプター17を介して流量制御ジェットJに
例えば負圧が加えられる。一方、基準流量制御ジェット
Mは取付け治具15Bの取付け孔15Cに挿入配置さ
れ、この基準流量制御ジェットMに第2計測アダプター
31が係合される。この状態にて圧力源19より第2圧
力路32、第2計測アダプター31を介して基準流量制
御ジェットMに例えば前記と同様に負圧が加えられる。
そして、第1圧力路30にあっては、流量制御ジェット
Jの制御孔3の流量に応じた圧力が発生し、一方第2圧
力路32にあっては基準流量制御ジェットMの制御孔3
Mの流量に応じた圧力が発生する。そして、前記第1圧
力路30及び第2圧力路32内に生起するそれぞれの圧
力は差圧計33に導入されるもので、差圧計33はAD
C変換器20に向けて差圧に応じたアナログ信号を出力
する。これが第1工程に相当する。
【0014】ECU21は、ADC変換器20から差圧
計33の差圧に応じた差圧信号値を入力されるもので、
ECUはその差圧がゼロ又は所定値となるようモータド
ライブ回路23に向けて信号が出力され、更にモータド
ライブ回路23からモータ14に向けて駆動信号が出力
される。そして、前述の如く、流量制御ジェットJの制
御孔3の初期状態における径は、最終的に必要とする径
よりも大径に形成されたので、ECU21、モータドラ
イブ回路23からモータ14に向けて出力される駆動信
号は、ポンチ16Aを下方へ移動させて制御孔3を押圧
して縮小方向に変形させ、制御孔3の有効面積を減少さ
せる量を決定して指示する信号である。そして、モータ
14はモータドライブ回路23からの駆動信号に応じ
て、一方向に定められた量回転するもので、これによる
と出力軸14Aはモータ14の回転と同期して回転し、
この回転が出力軸14Aのオネジ14Bからナット部材
13に伝達される。以上によると、スライドテーブル1
2は、モータ14の回転に応じて下方向へ移動するもの
で、上方のポンチ16Aはスライドテーブル12の下方
向移動に相当して下方へ移動する。従って、制御孔3は
上方のポンチ16A、下方のポンチ16Bが上方のポン
チ16Aの下方向移動に応じてガイド孔1Bのそれぞれ
の底部を制御孔3の中心に向けて押圧するので、制御孔
3の内面は縮小方向に変形し、これによって所望の流量
を得ることができる。
【0015】ポンチの押圧移動に対する流量制御ジェッ
トの流量変化についてより具体的に図5によって説明す
る。本テストにおいて流量制御ジェットJの制御孔3の
直径は0.45mmとした。そして、ポンチ16の押圧移
動(0〜0.25mm迄)に対する流量制御ジェットの流
量は図5に基づき表1に示される。
【0016】
【表1】
【0017】そして、上記0〜0.25mm迄の押圧移動
時における0.05mmおきにおける流量の減少は表2に
示される。
【0018】
【表2】
【0019】一方、前記ポンチ16はモータを備えた数
値制御プレス機等に取着することが可能であって、ポン
チ16の位置をモータドライブ回路から出力される信号
に対応する数値情報で指令されて制御することができ
る。これによると、ポンチ6の押圧位置は0.001mm
迄正確に制御される。(軸方向送りの分解能は0.00
1mm迄保証される)以上によれば、ポンチ6の押圧位置
を極めて正確に所望の位置に維持することができる。す
なわち、前記図5の結果からすると、ポンチ押圧位置
0.2mm位置において0.1847(gr/sec )の流量
が得られ、更に0.005mmポンチ6を押圧変化した際
(ポンチ押圧位置0.205mm)、流量は0.1829
(gr/sec )となり、その流量変化はわずか0.001
8(gr/sec)にとどめることができる。尚、流量制御
ジェットに穿設されるガイド孔の形状は実施例に限定さ
れるものでなく、ポンチによって押圧変形される形状で
あればよく、更にポンチ及びポンチを駆動する装置も実
施例に限定されない。
【0020】そして本発明の特徴は、製造すべき流量制
御ジェットJと、その流量制御ジェットJが目標とする
基準流量制御ジェットMと、流量計測の為に加えられる
圧力源19を単一とし、圧力源19に生ずる圧力を、第
1圧力路30を介して流量制御ジェットJに加えるとと
もに第1圧力路30より分岐する第2圧力路32を介し
て基準流量制御ジェットMに加えたこと。及び流量制御
ジェットJと基準流量制御ジェットMとを同一計測環境
下(温度、圧力、等)に配置したこと。さらには、流量
制御ジェットJを流れる流量によって生ずる圧力と、基
準流量制御ジェットMを流れる流量によって生ずる圧力
とを、差圧計33によって検出して、その差圧信号をE
CU21に向けて出力したこと、である。
【0021】以上によると、流量制御ジェットJ及び基
準流量制御ジェットMの圧力(流量に相当する)は、圧
力源19の圧力変動、及び計測環境の変動の影響を全く
受けることがないので、それぞれの制御ジェットJ,M
の圧力を正確に差圧計33へ導入され、正確な差圧信号
をADC変換機20に向けて出力できるものである。従
って、ECU21から押圧変形機としてのモータ14に
正確な駆動信号を出力することができ、もって流量制御
ジェットJの流量を一層正確に基準流量制御ジェットM
に合わせて製造することができる。尚、第2圧力路32
を第1圧力路30から分岐することなく、圧力源19と
直接的に接続してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の如く、本発明によると、流量制御
ジェットの制御孔を、基準流量制御ジェットを流れる流
量に基づく圧力に対してその差圧がゼロ又は所定値とな
るようポンチの押圧位置を移動してその有効面積を連続
的に且つ無段階に微少調整したので、近接する流量を制
御しうる流量制御ジェットを提供できるとともに極めて
小なる流量公差に抑止することができる。又、流量制御
ジェット及び基準流量制御ジェットが同一計測環境下に
配置されたこと、及び流量計測に用いられる圧力を同一
圧力源にて発生する圧力を用いたこと、更には単一の差
圧計を用いたこと、によると、それぞれの流量制御ジェ
ットの流量を一層正確に計測することができるもので、
これによって極めて正確な流量制御ジェットの制御孔の
調整加工(変形)を行なうことができ、正確な流量制御
ジェットを得ることができる。かかる流量ジェットを気
化器に用いることによって有害排気ガス成分の低減及び
燃料消費量の低減という大なる効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量制御ジェットの製造方法に用いら
れる流量制御ジェットの一実施例を示す縦断面図。
【図2】図1のY−Y線における縦断面図。
【図3】本発明の流量制御ジェットの製造方法を実施す
るに好適な装置の一例を示す系統図。
【図4】図3のポンチと流量制御ジェットの制御孔との
要部縦断面図。
【図5】ポンチの押圧移動と流量制御ジェットの流量と
の関係を示す線図。
【図6】従来の流量制御ジェットを示す縦断面図。
【符号の説明】
J 流量制御ジェット 3 制御孔 M 基準流量制御ジェット 16 ポンチ 19 圧力源 21 ECU 30 第1圧力路 32 第2圧力路 33 差圧計 P 押圧変形機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御ジェット本体の長手方向に他の流路
    より縮小された制御孔を備えた流量制御ジェットにおい
    て、流量制御ジェットJの制御孔3の初期状態における
    圧力と、基準流量制御ジェットMの圧力と、を差圧計3
    3に導入し、差圧計33より差圧信号値を出力する第1
    工程と;第1工程における差圧信号値に基づいてその差
    圧がゼロ又は所定値になるようECU21から出力され
    る信号に応じて、流量制御ジェットJの制御孔3の外周
    部1Aをポンチ16にて押圧変形させる第2工程と;よ
    りなる流体の流量制御ジェットの製造方法。
  2. 【請求項2】 流量制御ジェットの製造装置は、流量制
    御ジェットと基準流量制御ジェットとの差圧を計測する
    差圧計測装置と、流量制御ジェットJの制御孔3の外周
    部をポンチ16にて押圧して制御孔3を縮小方向に変形
    させる押圧変形機Pと、押圧変形機Pに向けて駆動信号
    を出力するECU21と、により構成され、前記、差圧
    計測装置は、圧力源19の圧力を流量制御ジェットJに
    加える第1圧力路30と、圧力源19の圧力を基準流量
    制御ジェットMに加える第2圧力路32と、流量制御ジ
    ェットJに生起する圧力と、基準流量制御ジェットMに
    生起する圧力とが導入され、その圧力差を電気信号とし
    てECU21に向けて出力する差圧計33と、により構
    成され、ECU21から差圧計33の圧力差がゼロ又は
    所定値になるよう駆動信号を押圧変形機Pに向けて出力
    し、ポンチ16にて制御孔3を縮小方向で変形させたこ
    とを特徴とする流体の流量ジェットの製造装置。
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