JPH094518A - 流体の流量制御ジェット及び流量制御ジェットの 製造方法 - Google Patents

流体の流量制御ジェット及び流量制御ジェットの 製造方法

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JPH094518A
JPH094518A JP17816295A JP17816295A JPH094518A JP H094518 A JPH094518 A JP H094518A JP 17816295 A JP17816295 A JP 17816295A JP 17816295 A JP17816295 A JP 17816295A JP H094518 A JPH094518 A JP H094518A
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taper
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JP17816295A
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Isamu Sasao
勇 笹尾
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Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 近接する制御流量を容易に得るとともに流量
公差のバラツキ幅の少ない流量制御ジェットを得る。 【構成】 流量制御ジェット1の制御孔3は、テーパー
孔3Aとストレート孔3Bによって形成される。テーパ
ー孔3Aはストレート孔3Bを備えた制御孔3Aをテー
パー刃具5にてテーパー下孔加工する第1工程と、第1
工程時における制御孔3の流量を計測する第2工程と、
第2工程における制御孔3の流量信号値と、基準流量に
おける基準信号値とを比較し、ECU15から出力され
る信号に応じて制御孔3のテーパー孔3Aをテーパー刃
具5にて送り加工する第3工程と、により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流量を規制する
流量制御ジェット(いいかえるとmetering o
rifice)に関するもので、機関へ供給する混合気
の量及び濃度を制御する気化器において、その燃料量及
び空気量を規制する燃料ジェットあるいは空気ジェット
として用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、気化器に使用される流量制御ジェ
ットは、図9に示される。20は制御ジェット本体であ
って、その長手方向X−Xに沿って入口側流路20A、
制御孔20B、出口側流路20Cが連続して形成され
る。この入口側流路20Aは、その後端部に形成された
円錐孔20Dが制御孔20Bに向かって連設され、出口
側流路20Cは先端部に形成された円錐孔20Eが制御
孔20Bに向かって連設される。そして、前記制御孔2
0Bは直径Aが一定なるストレート孔で形成され、この
制御孔20Bはストレートドリルによって加工形成され
る。一般的に気化器を流れる燃料あるいは空気は、入口
側流路20Aから流入し、制御孔20Bによってその量
が規制され、この規制された流体が出口側流路20Cか
ら流出する。すなわち、制御孔20Bの孔径が大なるこ
とによって大なる流体の量が規制され、制御孔20Bの
孔径が小なることによって小なる流体の量が規制され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、気化器内
を流れる燃料量及び空気量は、燃料ジェット、空気ジェ
ットよりなる流量制御ジェットの制御孔20Bにてその
量が規制されるものである。ここで、従来の流量制御ジ
ェットにあっては、その制御孔20Bがストレート孔に
よって形成されていることから、 制御孔20Bによって制御される制御流量が近接する
流量制御ジェットを得ることが困難であった。これは制
御孔20Bを加工するドリルの直径をバラツキなく0.
01mmおきに用意することが難しい為である。特に制御
孔20Bの直径が0.35mm程度の微小なる直径領域に
おいてこの不具合は顕著に発生する。 量産時における流量制御ジェットの制御流量は、有害
排気ガス成分の低減、燃料消費量の低減、の鑑点から一
定の流量公差(例えば±1%以内)内におさめられる必
要がある。そして制御孔20Bがストレート孔によって
形成されていることによると制御孔20Bはストレート
ドリルの直径に完全に依存するもので、ストレートドリ
ルの直径のバラツキが直接的に制御孔20Bの制御流量
に影響を与える。そしてこのバラツキを補正する何等の
手段を有しない。以上からすると、ストレートドリルの
直径の管理は極めて慎重に行なわれなければならないも
ので、特別に選別されたストレートドリルの購入費、ド
リルの管理費が上昇し、もって流量制御ジェットの製造
コストを上昇させて好ましいものでない。
【0004】本発明は、前記課題に鑑み成されたもの
で、近接する制御流量を極めて容易に得ることができる
とともに、流量公差のバラツキ幅の極めて少ない流量制
御ジェットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明になる流量制御ジェ
ットは前記目的を達成する為に、制御ジェット本体の長
手方向に制御ジェット本体に形成される他の流路より縮
小された制御孔を有する流体の流量制御ジェットにおい
て、制御孔を、流体の流入側より長手方向に沿って、テ
ーパー孔とストレート孔とにより形成したことを特徴と
する。又、前記流量制御ジェットを、制御ジェット本体
の長手方向に沿って形成されるストレート孔を備えた制
御孔のテーパー孔をテーパー刃具にてテーパー下孔加工
する第1工程と;前記第1工程時における制御孔の流量
を計測する第2工程と;第2工程における制御孔の流量
信号値と、基準流量における基準信号値とを比較し、E
CUから出力される信号に応じて制御孔のテーパー孔を
前記テーパー刃具にて長手方向に送り加工する第3工程
と;によって製造したことを特徴とする。
【0006】制御孔の形状を流体の流入側より長手方向
に、テーパー孔とし、ストレート孔により形成し、テー
パー孔に対してテーパー刃具を流量制御ジェットの長手
方向に送り加工することによって所望の制御流量を得る
ことができる。テーパー刃具の送りにより制御孔のテー
パー孔の円すい直径を、極めて微少に且つ連続的に拡大
することが可能となり、近接する制御流量を得ることが
できるとともに流量公差のバラツキ幅が少なく高い計量
精度を有する流量制御ジェットを提供できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明になる流体の流量制御ジェット
の一実施例を図1により説明する。1は制御ジェット本
体であって、その長手方向X−Xに沿って入口側流路
2、制御孔3、出口側流路4が連続して形成される。こ
の入口側流路2は、その後端部に形成された円錐孔2A
が制御孔3に向かって連設され、出口側流路4は先端部
に形成された円錐孔4Aが制御孔3に向かって連設され
る。そして、前記制御孔3は入口側(図1において左
方)にテーパー孔3Aが形成され、出口側(図1におい
て右方)にストレート孔3Bが形成される。このテーパ
ー孔3Aはストレート孔3Bに向かうにつれその円すい
直径Aが漸次減少する。いいかえると、入口側流路2に
向かって円すい直径Aは漸次拡大する。すなわち、テー
パー孔3Aの入口側は入口側流路2に連なって開口し、
テーパー孔3Aの出口側はストレート孔3Bの入口側に
連なり、更にストレート孔3Bの出口側は出口側流路4
に連なって開口する。従って、制御ジェット本体1内を
流れる流体は、入口側流路2−制御孔3としてのテーパ
ー孔3A−制御孔3としてのストレート孔3B−出口側
流路4へと流下する。尚、上記制御ジェット本体1内に
おける各流路、孔において;ストレート孔3Bの孔径B
がもっとも小径をなす。
【0008】そして、前記流量制御ジェットの制御孔3
のテーパー孔3Aは図2に示される如きテーパー刃具5
によって形成される。このテーパー刃具5は、例えば外
周刃にテーパーをもつテーパー刃エンドミル、テーパー
ボールエンドミル、テーパーリーマ、等であり、このテ
ーパー刃具5のテーパー角度Cは、制御孔3に形成すべ
きテーパー孔3Aのテーパー角度Cに合わせられる。例
えば制御孔3のテーパー孔3Aのテーパー角度Cを6度
とする場合、テーパー刃具5のテーパー角度Cは6度に
形成される。そして、前記テーパー刃具5は、図示せぬ
数値制御工作機械(NC工作機械)の主軸に取りつけら
れる。この数値制御工作機械は、NC旋盤、NCボール
盤、NCフライス盤、等であり、工作物(流量制御ジェ
ット)に対する工具(テーパー刃具)の位置を、それに
対応する数値情報で指令して制御する。
【0009】次に図3によって、テーパー刃具5の送り
位置に対する流量制御ジェットの流量変化について説明
する。本テストに使用された流量制御ジェットは、図4
に示される如く、初期においてテーパー孔3Aは未加工
であって、制御孔3の長手方向における孔長さLが0.
8mmに形成され、制御孔3のストレート孔3Bの直径B
が0.37mmに形成されたものである。又、テーパー刃
具5のテーパー角度Cは、3度に形成された。そして、
テーパー刃具5の送り位置が0mmであって、制御孔3に
テーパー孔3Aが形成されず長さLの全長(0.8mm)
に渡ってストレート孔3Bが形成された第1状態(図4
の状態であってテーパー孔3Aが形成されていない状
態)において、0.127gr/sec の空気が流れる。
【0010】次に、テーパー刃具5を図において右方へ
0.4mm移動して、テーパー孔3Aを加工形成する。こ
れによると制御孔3は、入口側流路2側に向けて長さL
1なるテーパー孔3Aが形成され、一方、L−L1の長
さを有するストレート孔3Bが残る。この第2状態は図
5に示されるもので、この状態において、0.1297
5gr/sec の空気が流れる。すなわち、第1状態から第
2状態に向けてテーパー刃具5を0.4mm移動させて長
さL1なるテーパー孔3Aを形成したことによって0.
12975−0.127=0.00275gr/sec の空
気流量の増加を得ることができた。この空気の増量は入
口側流路2に向けてテーパー孔3Aが拡開して開口し、
このテーパー孔3Aの円すい孔に沿って空気が円滑にス
トレート孔3Bに向けて流入すること、及びストレート
孔3Bの長さがテーパー孔3Aの長さL1分短くなっ
て、流れ抵抗が減少したことに帰因する。
【0011】次に前記第2状態からテーパー刃具5を図
において右方へ更に0.4mm移動してテーパー孔3Aを
加工形成する。(テーパー刃具5は第1状態から0.8
mm右方へ移動したことになる。)この状態は第3状態で
あって、図6に示されるもので、この第3状態において
制御孔3は全長Lに渡ってテーパー孔3Aが形成され
る。本例において、制御孔3の全長Lを0.8mmとした
のでストレート孔3Bはもはや存在しない。この第3状
態において、0.135gr/sec の空気が流れる。第2
状態から第3状態へのテーパー刃具5の移動によって
0.135−0.12975=0.00525gr/sec
の空気流量の増加を得ることができた。上述したように
第1状態から第2状態へのテーパー刃具5の0.4mm移
動時における空気流量の増加0.00275gr/sec に
比較し、第2状態から第3状態へのテーパー刃具5の
0.4mm移動時における空気流量の増加0.00525
gr/sec が大なることは、テーパー孔3Aの円すい直径
Aが更に大径となること、及び流れ抵抗がテーパー孔3
Aより大なるストレート孔3Bが無くなった為と考えら
れる。すなわち、第1状態から第3状態に至る、テーパ
ー刃具5の0.8mm移動時において0.1mmおきのテー
パー刃具5の移動時における空気流量の増加は表1に示
される。
【0012】
【表1】
【0013】そして、テーパー刃具5が0から0.8mm
移動する間における、0.1mm移動時には、約0.00
1gr/secの空気量の増加がみられる。
【0014】そして、前記第3状態において、ストレー
ト孔3Bがなくなり、制御孔3の全長Lに渡ってテーパ
ー孔3Aが形成された後において、更にテーパー刃具5
を右方へ移動させた状態は図7に示されるもので、テー
パー刃具5を0.9mmから1.5mm迄、0.1mmおきに
テーパー刃具5を右方へ移動した際における空気流量の
増加は表2に示される。
【0015】
【表2】
【0016】そして、テーパー刃具5が0.8mmから
1.5mm迄移動する間における0.1mm移動時には、約
0.00385gr/secの空気量の増加がみられる。この
ように、テーパー刃具5を0.9mm以上右方へ移動した
際、制御孔3には全長Lに渡ってテーパー孔3Aが形成
され、そのテーパー孔3Aの円すい直径Aは、テーパー
刃具5の移動に応じて拡大され、ストレート孔3Bによ
る絞りが全くないので円すい直径Aの拡大につれ制御孔
3の通路径が直接的に大径化され、もって大きく空気量
が増加する。
【0017】そして、本発明になる流量制御ジェットの
制御孔3にあっては、その制御孔3をテーパー孔3A
と、ストレート孔3Bとによって形成したので、(いい
かえると、上記例において、テーパー刃具5の移動を0
mmから0.8mmの範囲内で行ないテーパー孔3Aを加工
形成する)空気流量の増加割合をテーパー孔のみによる
制御孔に比して約1/3とすることができ、もって近似
する流量を制御しうる流量制御ジェットを提供できる。
再び図3に戻って説明すると、テーパー刃具を0.4mm
移動することによって0.12975gr/secの空気流量
を制御することができ、テーパー刃具を0.35mm移動
することによって0.12925gr/secの空気流量を制
御することができ、テーパー刃具を0.45mm移動する
ことによって0.13025gr/secの空気流量を制御す
ることができる。
【0018】一方、テーパー刃具5は、前述の如く数値
制御工作機械の主軸に取着されるものであり、これによ
るとテーパー刃具5の軸方向送り位置は、0.001mm
迄正確に制御される。(軸方向送りの分解能は0.00
1mm迄保証される)以上によれば、テーパー刃具5の位
置を極めて正確に維持することができて、テーパー孔3
A及びストレート孔3Bを正確に形成できるので、制御
孔3による流量公差のバラツキ幅を極めて小なくできた
ものである。
【0019】次に、前記流量制御ジェットの好ましい製
造方法の一例について図8により説明する。10は、数
値制御工作機械としてのNC旋盤であり、ベース10A
上にワークとしての流量制御ジェットWが固定配置さ
れ、テーパー刃具5は長手方向に移動するとともに回転
する主軸10Bに装着される。11は、流量制御ジェッ
トWの流量を計測する計測アダプターであり、この計測
アダプター11には流量計12と圧力源13が接続され
る。流量計12によって計測された流量は、ADC変換
器14によって流量信号値に変換されECU15に入力
される。16は基準流量設定器でこの信号はECU15
へ入力される。ECU15ではADC変換器14からの
流量信号値と基準流量設定器16からの基準信号値とが
比較され、主軸10Bに向けて補正の信号が出力され
る。
【0020】そして流量制御ジェットは以下によって製
造される。第1工程は、ストレート孔3Bが穿設された
制御孔3に対してテーパー孔3Aよりなる下孔を形成す
る予備工程であって、回転する主軸10Bは図において
右方向へ一定距離移動し、テーパー刃具5にて制御孔3
のテーパー孔3Aの下孔加工を行なう。この第1工程に
おいて、制御孔3のテーパー孔3Aの円すい直径は、最
終的に形成されるテーパー孔3Aの円すい直径より小径
とされる。第2工程は、前記第1工程時において予備的
に形成された制御孔3の流量を計測する流量計測工程で
ある。制御アダプター11は流量制御ジェットWの右端
に係合され、この状態にて圧力源13より計測アダプタ
ー11を介して流量制御ジェットWに例えば負圧が加え
られる。一方流量計12は流量制御ジェットWを流れる
流量を計測し、この計測値はADC変換器14に導入さ
れ、流量信号値に変換されてECU15に入力される。
第3工程は、流量制御ジェットWの制御孔3のテーパー
孔3Aの最終加工工程である。ECU15において、A
DC変換器14から入力される流量信号値と、基準流量
設定器16から入力される基準信号値とが比較、演算処
理され、主軸10Bに向けて信号が出力される。このと
き、第1工程においては、制御孔3のテーパー孔3Aの
円すい直径を完成時における円すい直径に比較して小径
に形成されているので、ECU15から主軸10Bに向
けて出力される信号は、テーパー刃具5を長手方向へ移
動する量を決定して指示する信号である。そして、主軸
10BはECU15からの信号に応じて長手方向へ定め
られた量移動するもので、これによって制御孔3のテー
パー孔3Aの円すい直径が拡大されて最終的に加工形成
される。以上の工程をいいかえると、第1工程において
制御孔3のテーパー孔3Aの下孔加工が行なわれ、第2
工程において第1工程時における制御孔3の流量が計測
され、第3工程において、前記流量計測に基づいて目標
流量を得る為にテーパー刃具5を長手方向に補正移動し
て最終テーパー孔3Aの加工を行なう。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明になる流量制御ジェ
ットによると、流量制御ジェットの制御孔をテーパー孔
とストレート孔とにより形成としたので、単一のテーパ
ー刃具の長手方向の送り位置をかえることによってテー
パー孔の円すい直径とテーパー孔の長さ及びストレート
孔の長さとを連続的に且つ無段階に調整することが可能
となり、近接する流量を制御することのできる流量制御
ジェットを提供でき、更には極めて小なる流量公差を有
する流量制御ジェットを得ることができたものである。
かかる流量ジェットを気化器に用いることによって有害
排気ガス成分の低減及び燃料消費量の低減という大なる
効果を奏することができる。又、単一のテーパー刃具の
長手方向における送り位置をかえることで、テーパー孔
の円すい直径、テーパー孔の長さ、ストレート孔の長さ
を変えることができ、これによって流量の異なる流量制
御ジェットを提供できる。これに対し、制御孔がストレ
ート孔のみで形成される従来のものにあっては、ストレ
ート孔を形成するストレートドリルの直径をそれぞれ変
更しない限り制御孔の孔径を変更することはできない。
又、流量制御ジェットの製造を、ストレート孔を備えた
制御孔としてのテーパー孔を下孔加工する第1工程、第
1工程における制御孔の流量を計測する第2工程、第2
工程における計測流量と基準流量を比較し、それに基づ
いて出力される信号によってテーパー刃具を移動してテ
ーパー孔を更に加工する第3工程、とによって行なった
ことによると、極めて均一性が高く、流量公差の少ない
流量制御ジェットを提供できたものである。更には制御
孔としては、従来のストレート孔を、テーパー孔とスト
レート孔とすればよく、他の流路を格別に変更する必要
がないことから流量制御ジェット本体の形状自体に変更
がないもので、これによると互換性を備えた流量制御ジ
ェットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる流体の流量制御ジェットの一実施
例を示す縦断面図。
【図2】流量制御ジェットの制御孔のテーパー孔を加工
するテーパー刃具を示す縦断面図。
【図3】テーパー刃具の長手方向のテーパー刃具送り位
置と流量制御ジェットの流量との関係を示す線図。
【図4】テーパー刃具が制御孔のストレート孔に配置さ
れ、テーパー孔が未だ加工される前の状態を示す簡略
図。
【図5】テーパー刃具によって制御孔のテーパー孔が形
成された状態を示す簡略図。
【図6】テーパー刃具によってストレート孔が全てテー
パー孔に形成された状態を示す簡略図。
【図7】テーパー刃具によって、テーパー孔が更に拡大
されて形成された状態を示す簡略図。
【図8】本発明になる流量制御ジェットの製造方法を実
施する為の製造装置の一実施例を示す系統図。
【図9】従来の流量制御ジェットの縦断面図。
【符号の説明】
1 制御ジェット本体 3 制御孔 3A テーパー孔 3B ストレート孔 5 テーパー刃具 15 ECU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御ジェット本体の長手方向に制御ジェ
    ット本体に形成される他の流路より縮小された制御孔を
    有する流体の流量制御ジェットにおいて、制御孔3を、
    流体の流入側より長手方向に沿って、テーパー孔3Aと
    ストレート孔3Bとにより形成してなる流体の流量制御
    ジェット。
  2. 【請求項2】 制御ジェット本体1の長手方向に沿って
    形成されるストレート孔3Bを備えた制御孔3のテーパ
    ー孔3Aをテーパー刃具5にてテーパー下孔加工する第
    1工程と;前記第1工程時における制御孔3の流量を計
    測する第2工程と;第2工程における制御孔3の流量信
    号値と、基準流量における基準信号値とを比較し、EC
    U15から出力される信号に応じて制御孔3のテーパー
    孔3Aを前記テーパー刃具5にて長手方向に送り加工す
    る第3工程と;よりなる流量制御ジェットの製造方法。
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