JPH095185A - 大気圧分布測定装置 - Google Patents
大気圧分布測定装置Info
- Publication number
- JPH095185A JPH095185A JP15290695A JP15290695A JPH095185A JP H095185 A JPH095185 A JP H095185A JP 15290695 A JP15290695 A JP 15290695A JP 15290695 A JP15290695 A JP 15290695A JP H095185 A JPH095185 A JP H095185A
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- Japan
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- vehicle
- atmospheric pressure
- measurement
- pitot tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】例えば自動車道路のトンネルなどを対象とした
被測定場所の各地点における大気圧を、連続,かつ精度
よく測定できる大気圧分布測定装置を提供する。 【構成】圧力測定用の計器類一式を搭載した測定車1の
車体天井の上にピトー管2を設置し、測定車を走行させ
ながらピトー管より取り込んだ圧力を基に被測定場所に
おける大気圧分布を連続的に測定する。
被測定場所の各地点における大気圧を、連続,かつ精度
よく測定できる大気圧分布測定装置を提供する。 【構成】圧力測定用の計器類一式を搭載した測定車1の
車体天井の上にピトー管2を設置し、測定車を走行させ
ながらピトー管より取り込んだ圧力を基に被測定場所に
おける大気圧分布を連続的に測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車専用道路のトン
ネルなどを被測定場所として、トンネル内の換気状況を
検証するために用いる大気圧分布測定装置に関する。
ネルなどを被測定場所として、トンネル内の換気状況を
検証するために用いる大気圧分布測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車専用道路の長いトンネルでは一般
に電気集塵機と組合わせた換気設備を備え、送風機によ
り車道空間に清浄空気を送風してトンネル内の環境維持
を図るようにしている。ところで、トンネル内で空気を
送風する場合には坑道壁との摩擦などの影響が加わって
トンネル内の各地点で送風状況が変化することから、換
気設備を稼働させた状態でトンネル内における各地点で
の気圧分布を実測し、このデータを基に換気設備の性能
を検証することが行われている。
に電気集塵機と組合わせた換気設備を備え、送風機によ
り車道空間に清浄空気を送風してトンネル内の環境維持
を図るようにしている。ところで、トンネル内で空気を
送風する場合には坑道壁との摩擦などの影響が加わって
トンネル内の各地点で送風状況が変化することから、換
気設備を稼働させた状態でトンネル内における各地点で
の気圧分布を実測し、このデータを基に換気設備の性能
を検証することが行われている。
【0003】この場合に従来では、ピトー管を含めた気
圧測定計器類の一式をトンネル内の各測定地点に固定的
に据付て測定する方法を採用し、各地点での測定データ
を基にトンネル内の大気圧分布を求めるようにしてい
た。
圧測定計器類の一式をトンネル内の各測定地点に固定的
に据付て測定する方法を採用し、各地点での測定データ
を基にトンネル内の大気圧分布を求めるようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の測定方法では、多くの作業員と手間を要して能
率的な測定が行えず、特に距離の長いトンネルでは作業
時間も長引く。本発明は上記の点にかんがみなされたも
のであり、その目的は短時間で能率よく被測定場所の大
気圧を連続,かつ精度よく測定できる大気圧分布測定装
置を提供することにある。
た従来の測定方法では、多くの作業員と手間を要して能
率的な測定が行えず、特に距離の長いトンネルでは作業
時間も長引く。本発明は上記の点にかんがみなされたも
のであり、その目的は短時間で能率よく被測定場所の大
気圧を連続,かつ精度よく測定できる大気圧分布測定装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の測定装置は、圧力測定用の計器類一式を搭
載した測定車の車体天井の上にピトー管を設置し、測定
車を走行させながらピトー管より取り込んだ圧力を基に
被測定場所における大気圧分布を連続的に測定するもの
とする。
に、本発明の測定装置は、圧力測定用の計器類一式を搭
載した測定車の車体天井の上にピトー管を設置し、測定
車を走行させながらピトー管より取り込んだ圧力を基に
被測定場所における大気圧分布を連続的に測定するもの
とする。
【0006】また、ピトー管を測定車の車体に搭載して
測定車を走行させながら大気圧を測定する際に、車体周
囲の気流乱れが気圧の測定精度に影響するのを防止する
ために、次記のような手段を講じるのがよい。 1)ピトー管のヘッダを測定車の車体天 井から少なく
とも1m以上の距離を離して設置する。
測定車を走行させながら大気圧を測定する際に、車体周
囲の気流乱れが気圧の測定精度に影響するのを防止する
ために、次記のような手段を講じるのがよい。 1)ピトー管のヘッダを測定車の車体天 井から少なく
とも1m以上の距離を離して設置する。
【0007】2)ピトー管のヘッダと測定車の車体天井
との間に気流整流板を介装する。 3)ピトー管のヘッダを筒状の整流風胴内に収容して測
定車の車体天井の上に設置する。
との間に気流整流板を介装する。 3)ピトー管のヘッダを筒状の整流風胴内に収容して測
定車の車体天井の上に設置する。
【0008】
【作用】上記構成の測定装置によれば、例えば自動車道
路のトンネル内で車道に沿った各地点での大気圧分布を
測定する場合に、測定車を走行させながら各地点の大気
圧を連続的に測定できる。ここで、車体の天井とその上
に設置したピトー管のヘッダとの間に少なくとも1m以
上の距離を確保する、測定車の車体天井との間に気流整
流板を介装する、あるいはピトー管のヘッダを筒状の整
流風胴内に収容して測定車の車体天井の上に設置するな
どの手段を講じることにより、測定車の走行に伴って車
体周囲に生じる気流の乱れがピトー管の検出端に殆ど干
渉することがなくなり、これにより高精度での大気圧測
定が可能となる。
路のトンネル内で車道に沿った各地点での大気圧分布を
測定する場合に、測定車を走行させながら各地点の大気
圧を連続的に測定できる。ここで、車体の天井とその上
に設置したピトー管のヘッダとの間に少なくとも1m以
上の距離を確保する、測定車の車体天井との間に気流整
流板を介装する、あるいはピトー管のヘッダを筒状の整
流風胴内に収容して測定車の車体天井の上に設置するな
どの手段を講じることにより、測定車の走行に伴って車
体周囲に生じる気流の乱れがピトー管の検出端に殆ど干
渉することがなくなり、これにより高精度での大気圧測
定が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の請求項1に対応する大気圧分布測
定装置の基本構成図である。図において、1は測定車
(自動車)であり、測定車1の車体には圧力検出端とな
るピトー管2を含め、差圧計3,気圧計4,速度計5,
データロガ6,コンピュータ7などの圧力測定計器類の
一式が搭載されており、かつピトー管2は空気取入口を
前方に向けて測定車1の車体天井から上方に設置されて
いる。なお、2aは圧力を電気信号に変換するトランス
ジューサである。
する。図1は本発明の請求項1に対応する大気圧分布測
定装置の基本構成図である。図において、1は測定車
(自動車)であり、測定車1の車体には圧力検出端とな
るピトー管2を含め、差圧計3,気圧計4,速度計5,
データロガ6,コンピュータ7などの圧力測定計器類の
一式が搭載されており、かつピトー管2は空気取入口を
前方に向けて測定車1の車体天井から上方に設置されて
いる。なお、2aは圧力を電気信号に変換するトランス
ジューサである。
【0010】かかる構成で、測定車1を被測定場所,例
えば自動車道路のトンネル内で走行させながらピトー管
2で取り込んだ圧力を基に連続的に気圧測定を行う。す
なわち、ピトー管2で検出した動圧は差圧計3で測定
し、データロガ6でディジタルデータに変換した上でコ
ンピュータ7に転送する。また、静圧は気圧計で測定し
コンピュータ7に送る。一方、圧力測定時における測定
車の走行速度は速度計5からデータロガ6を通じてコン
ピュータ7に入力し、ここで走行速度を基に車両の移動
距離を演算する。そして、測定開始の地点を基点として
測定車1の走行経路に沿った各地点での大気圧分布を求
めて記録する。
えば自動車道路のトンネル内で走行させながらピトー管
2で取り込んだ圧力を基に連続的に気圧測定を行う。す
なわち、ピトー管2で検出した動圧は差圧計3で測定
し、データロガ6でディジタルデータに変換した上でコ
ンピュータ7に転送する。また、静圧は気圧計で測定し
コンピュータ7に送る。一方、圧力測定時における測定
車の走行速度は速度計5からデータロガ6を通じてコン
ピュータ7に入力し、ここで走行速度を基に車両の移動
距離を演算する。そして、測定開始の地点を基点として
測定車1の走行経路に沿った各地点での大気圧分布を求
めて記録する。
【0011】ところで、測定車1の走行時には車体の周
囲に気流の乱れが生じることから、その気流の乱れがピ
トー管2の圧力検出端に干渉すると測定値に影響を及ぼ
して測定精度が低下するおそれがある。そこで、このよ
うな気流の乱れによる気圧測定への影響を防ぐ対策とし
次記の図2,図3,図4に示す実施例がある。 1)図2の実施例では、ピトー管2のヘッダ2a(圧力
検出端)を架台8の上に取付け、測定車1の車体天井と
の間に少なくとも1m以上の距離Hを確保する。なお、
ピトー管2のヘッダ2aは動圧配管2bを介して車内に
引き込まれている。かかる構成により、測定車1の走行
に伴って車体の周囲に生じる気流の乱れがピトー管2の
ヘッダ2aに干渉することが殆どなくなる。
囲に気流の乱れが生じることから、その気流の乱れがピ
トー管2の圧力検出端に干渉すると測定値に影響を及ぼ
して測定精度が低下するおそれがある。そこで、このよ
うな気流の乱れによる気圧測定への影響を防ぐ対策とし
次記の図2,図3,図4に示す実施例がある。 1)図2の実施例では、ピトー管2のヘッダ2a(圧力
検出端)を架台8の上に取付け、測定車1の車体天井と
の間に少なくとも1m以上の距離Hを確保する。なお、
ピトー管2のヘッダ2aは動圧配管2bを介して車内に
引き込まれている。かかる構成により、測定車1の走行
に伴って車体の周囲に生じる気流の乱れがピトー管2の
ヘッダ2aに干渉することが殆どなくなる。
【0012】2)図3の実施例は、図2の取付け構造に
加えてピトー管2のヘッダ2aより50mm程度の距離h
を離して測定車1の車体天井との間に直径1m程度の平
坦な気流整流板9が設置されている。これにより前記し
た気流の乱れによる測定精度への影響がさらに改善され
る。 3)図4の実施例では、車両の走行方向に向きを合わせ
て水平方向に配置した円筒状の風胴10の中心位置にピ
トー管2のヘッダ2aを収容して架台8の上に設置した
ものである。これによ、測定車1の走行に伴って風胴1
0の中を通流する空気流は層流となるので、大気圧の測
定精度がより一層改善される。
加えてピトー管2のヘッダ2aより50mm程度の距離h
を離して測定車1の車体天井との間に直径1m程度の平
坦な気流整流板9が設置されている。これにより前記し
た気流の乱れによる測定精度への影響がさらに改善され
る。 3)図4の実施例では、車両の走行方向に向きを合わせ
て水平方向に配置した円筒状の風胴10の中心位置にピ
トー管2のヘッダ2aを収容して架台8の上に設置した
ものである。これによ、測定車1の走行に伴って風胴1
0の中を通流する空気流は層流となるので、大気圧の測
定精度がより一層改善される。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の大気圧分布
測定装置によれば、自動車道路のトンネルなど、被測定
場所での各地点における大気圧の分布を車両を走行させ
ながら連続的に能率よく測定することができる。また、
請求項2ないし4の構成を採用することにより、車両の
走行に伴う車体周囲の気流乱れの影響を防いで高い精度
での大気圧分布測定が行える。
測定装置によれば、自動車道路のトンネルなど、被測定
場所での各地点における大気圧の分布を車両を走行させ
ながら連続的に能率よく測定することができる。また、
請求項2ないし4の構成を採用することにより、車両の
走行に伴う車体周囲の気流乱れの影響を防いで高い精度
での大気圧分布測定が行える。
【図1】本発明実施例の基本構成図
【図2】ピトー管の取付け構造に関する別な実施例の構
成図
成図
【図3】ピトー管の取付け構造に関する異なる実施例の
構成図
構成図
【図4】ピトー管の取付け構造に関するさらに異なる実
施例の構成図
施例の構成図
1 測定車 2 ピトー管 2a ヘッダ 8 ピトー管の取付け架台 9 整流板 10 風胴
Claims (4)
- 【請求項1】換気設備を備えた自動車道路用トンネルな
どを被測定場所とした大気圧分布測定装置であって、圧
力測定用の計器類一式を搭載した測定車の車体天井の上
にピトー管を設置し、測定車を走行させながらピトー管
より取り込んだ圧力を基に被測定場所における大気圧分
布を連続的に測定することを特徴とする大気圧分布測定
装置。 - 【請求項2】請求項1記載の測定装置において、ピトー
管のヘッダを測定車の車体天 井から少なくとも1m以
上の距離を離して設置したことを特徴とする大気圧分布
測定装置。 - 【請求項3】請求項1ないし2記載の測定装置におい
て、ピトー管のヘッダと測定車の車体天井との間に気流
の整流板を介装したことを特徴とする大気圧分布測定装
置。 - 【請求項4】請求項1ないし2記載の測定装置におい
て、ピトー管のヘッダを筒状の整流風胴内に収容して測
定車の車体天井の上に設置したことを特徴とする大気圧
分布測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15290695A JPH095185A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 大気圧分布測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15290695A JPH095185A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 大気圧分布測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH095185A true JPH095185A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15550729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15290695A Pending JPH095185A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 大気圧分布測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH095185A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100490869B1 (ko) * | 2002-11-07 | 2005-05-24 | (주) 정설시스템 | 철도차량의 압력파 시험장치 및 그 시험방법 |
FR2909183A1 (fr) * | 2006-11-29 | 2008-05-30 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Emetteur-recepteur d'ultrasons, notamment pour vehiucule automobile. |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP15290695A patent/JPH095185A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100490869B1 (ko) * | 2002-11-07 | 2005-05-24 | (주) 정설시스템 | 철도차량의 압력파 시험장치 및 그 시험방법 |
FR2909183A1 (fr) * | 2006-11-29 | 2008-05-30 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Emetteur-recepteur d'ultrasons, notamment pour vehiucule automobile. |
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