JPH095164A - 画像記録用カラーチャート及び色補正方法 - Google Patents

画像記録用カラーチャート及び色補正方法

Info

Publication number
JPH095164A
JPH095164A JP9215696A JP9215696A JPH095164A JP H095164 A JPH095164 A JP H095164A JP 9215696 A JP9215696 A JP 9215696A JP 9215696 A JP9215696 A JP 9215696A JP H095164 A JPH095164 A JP H095164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
value
rgb
image
black
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9215696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3763880B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Matsuo
清 松尾
Masayasu Hayashi
正保 林
Atsushi Uchida
篤志 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP09215696A priority Critical patent/JP3763880B2/ja
Publication of JPH095164A publication Critical patent/JPH095164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3763880B2 publication Critical patent/JP3763880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療の臨床科で患者の皮膚等を撮影したとき
の画像の色補正を正確に行うことができるようにする。 【構成】 患者の皮膚等の被写体に貼着可能な粘着層を
裏面に備えたシート状基材12の表面に、例えば光の3
原色であるRGBの3色を異なる色区画14に塗布して
画像記録用カラーチャート10を構成し、これを被写体
と共にカラー画像内に取り込み、取り込まれた色区画1
4に示される標準色に基づいて画像全体の色補正を正確
に行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は医療あるいは美容の分
野において、人体の皮膚等のカラー画像を記録する場合
に用いる画像記録用カラーチャート及びこれを用いた色
補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療や美容の分野において、人の皮膚の
カラー画像を写真やビデオに記録することが多い。
【0003】例えば、皮膚科における皮膚病変、形整外
科における痣の色、治療効果の判定、美容における化粧
効果の判定のために、顔を写真あるいはビデオ撮影する
ことが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、写真やビデオ
の撮影は、同一の患者等については時間の経過に伴って
複数回撮影することになるが、その撮影の都度、自然光
の光量、自然光を含めた照明光源の種類、撮影するため
の部屋の色彩、フィルムメーカー、現像会社等が異なる
と、撮影された画像は同一人であっても異なる色になっ
てしまうことがあるという問題点がある。
【0005】又、他の臨床例との比較の場合は、当然患
者等の皮膚の色が異なることが多いので、比較が更に困
難となってしまう。
【0006】更に、画像の大きさについても、撮影の都
度、距離、倍率等を厳密に同一条件とすることが困難で
あるために、変化が避けられず、正確な比較、判定を困
難とするという問題点があった。
【0007】これに対して、得られた画像をコンピュー
タ処理してその色、大きさを補正することが考えられる
が、基準が不明確であるために補正が恣意的に行われ易
く、色の評価や相対的な比較に正確さを欠くという問題
点がある。
【0008】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、記録された画像を被写体に近い色
に補正して、個別に撮影された複数の画像を同一条件で
比較する際に、正確に画像処理することができるように
した画像記録用カラーチャートを提供することを目的と
する。
【0009】又、前記の画像記録用カラーチャートを用
いて、記録された画像の色を補正する方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙、樹脂フ
ィルム等のシート状基材からなり、裏面側に被写体に貼
着可能な粘着層を備えると共に、基材表面がマット状と
され、且つ、該基材表面に、少なくとも3色の色材が、
異なる区画にマット状に塗布されてなる画像記録用カラ
ーチャートにより、上記目的を達成するものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記色材がRGB表色系、CMY表色系及びLab
表色系のうち少なくとも一つの表色系の基本色を含むよ
うにしたものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記色材が白色、灰色及び黒色のうち少なく
とも1色を含むようにしたものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、前記色材が塗布された区画を、色材の種
類の数と同数のマス目状とし、前記基材表面には、該マ
ス目状の区画を囲んで標準寸法の正方形を列状に配置し
てなるスケールを設けたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項、2又は3の発
明において、前記基材表面を正方形とし、該基材表面
に、前記正方形に略内接する円を形成し、且つ、該円を
4等分し、この4等分円、及び前記円の外側で前記正方
形の4隅の区画の一方にRGB表色系の3原色、CMY
表色系の3原色、Lab表色系の基本色のいずれかの色
材を、他方に白色、灰色、黒色の色材の少なくとも1つ
を、それぞれ塗布したものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記基材表面の正方形の全域を、前記円の4等分線
に重畳してマス目状に区画したものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記基材表面における前記円内の少なくとも1つの
4等分円を、該円の4等分線に重畳して、マス目状に区
画したものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項4乃至7のいず
れかの発明において、前記マス目状の各区画の一辺の長
さを標準寸法としたものである。
【0018】請求項9の発明は、請求項1乃至8のいず
れかの発明において、前記基材表面を、前記被写体の表
面と略等しい凹凸、色の材料から構成したものである。
【0019】請求項10の発明は、請求項1乃至8のい
ずれかの発明において、前記基材表面を、人の皮膚と略
等しい凹凸、色の材料から構成したものである。
【0020】本方法発明は、請求項11記載のように、
請求項1乃至10のいずれかにおける画像記録用カラー
チャートを、前記粘着層により被写体に貼着して被写体
と共に撮影する過程と、撮影した画像をデジタルデータ
として記憶装置に取り込む過程と、前記記憶装置に取り
込まれたデジタルデータを、ディスプレイ上に表示する
過程と、前記3色のうち少なくとも2色の、ディスプレ
イ上における前記画像記録用カラーチャートの色値を読
み取る過程と、読み取ったカラーチャートの色値のデジ
タルデータと前記画像記録用カラーチャートにおける対
応する区画での目標値とにより各色毎の補正値を算出す
る過程と、該算出した補正値により前記記憶装置に取り
込まれたデジタルデータを補正して、再度記憶装置に取
り込む過程と、を有してなる色補正方法により、上記目
的を達成するものである。
【0021】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、前記3色を白、黒、グレーとし、これらのうち
少なくとも白及び黒の色値の目標値を予め設定してお
き、前記ディスプレイ上の画像における白、黒及びグレ
ーの各区画の色値を読み取り、読み取った色値のデジタ
ルデータと前記目標値とから補正値を算出するようにし
たものである。
【0022】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記色材を白、黒、グレーとし、且つ、これら
の色値の目標値OH 、OL 、OM を予め設定しておき、
前記ディスプレイ上に表示された画像の白区画のRGB
値IH (R) 、IH (G) 、IH(B) 、黒区画のRGB値I
L (R) 、IL (G) 、IL (B) 、及び、グレー区画のRG
B値IM (R) 、IM (G) 、IM (B) を読み取り、この読
み取り値と対応する前記目標値とを座標軸とする2次元
グラフにおける(0,0)−(IL ,OL )−(IM
M )−(IH ,OH )−(255,255)の点を通
る曲線に基づき、補正値を算出するようにしたものであ
る。
【0023】請求項14の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記色材を白、黒、グレーとし、且つ、これら
の色値の目標値OH 、OL 、OM を予め設定しておき、
前記ディスプレイ上に表示された画像の白区画のRGB
値IH (R) 、IH (G) 、IH(B) を読み取り、この読み
取り値と対応する前記目標値とを座標軸とする2次元グ
ラフにおける(0,0)−(IH ,OH )−(255,
255)の各点を通る曲線に基づき、前記取り込まれて
いるRGB各デジタルデータを変換し、次に黒区画のR
GB値IL (R) 、IL (G) 、IL (B) を読み取り、この
読み取り値と対応する前記目標値とを座標軸とする2次
元グラフにおける(0,0)−(IL ,OL )−(25
5,255)の各点を通る曲線に基づき、前記変換され
たRGB各デジタルデータを変換し、次にグレー区画の
RGB値IM (R) 、IM (G) 、I M (B) を読み取り、こ
の読み取り値と対応する前記目標値とを座標軸とする2
次元グラフにおける(0,0)−(IM ,OM )−(2
55,255)の各点を通る曲線に基づき、前記変換さ
れたRGB各デジタルデータを変換するようにしたもの
である。
【0024】請求項15の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記色材を白、黒、グレーとし、白及び黒の色
値の目標値OH 、OL を予め設定しておき、前記ディス
プレイ上に表示された画像の白区画のRGB値IH (R)
、IH (G) 、IH (B) を読み取り、この読み取り値と
対応する前記目標値とを座標軸とする2次元グラフにお
ける(0,0)−(IH ,OH )−(255,255)
の各点を通る曲線に基づき、前記取り込まれているRG
B各デジタルデータを変換し、次に黒区画のRGB値I
L (R) 、IL (G) 、IL (B) を読み取り、この読み取り
値と対応する前記目標値とを座標軸とする2次元グラフ
における(0,0)−(IL ,OL )−(255,25
5)の各点を通る曲線に基づき、前記変換されたRGB
各デジタルデータを変換し、次にグレー区画のRGB値
M (R) 、IM (G) 、IM (B) を読み取り、この読み取
り値の平均値Ave(IM )を計算し、前記読み取り値
と対応する前記目標値とを座標軸とする2次元グラフに
おける(0,0)−(IM ,Ave(IM ))−(25
5,255)の各点を通る曲線に基づき、前記変換され
たRGB各デジタルデータを変換するようにしたもので
ある。
【0025】請求項16の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記色材を白、黒、グレーとし、且つ、これら
の色値の目標値OH 、OL 、OM を予め設定しておき、
前記ディスプレイ上に表示された画像の白区画のRGB
値IH (R) 、IH (G) 、IH(B) を読み取り、この読み
取り値と対応する前記目標値とを座標軸とする2次元グ
ラフにおける(0,0)−(IH ,OH )−(255,
255)の各点を通る曲線に基づき、前記取り込まれて
いるRGB各デジタルデータを変換し、次に黒区画のR
GB値IL (R) 、IL (G) 、IL (B) を読み取り、この
読み取り値と対応する前記目標値とを座標軸とする2次
元グラフにおける(0,0)−(IL ,OL )−(25
5,255)の各点を通る曲線に基づき、前記変換され
たRGB各デジタルデータを変換し、次にグレー区画の
RGB値IM (R) 、IM (G) 、I M (B) を読み取り、式
によって、O′M を算出し、 O′M (R) =ΣIM +(OM (R) /ΣOM ) O′M (G) =ΣIM +(OM (G) /ΣOM ) O′M (B) =ΣIM +(OM (B) /ΣOM ) (但し、ΣIM =IM (R) +IM (G) +IM (B) , ΣOM =OM (R) +OM (G) +OM (B) )
【0026】この読み取り値と対応する前記目標値とを
座標軸とする2次元グラフにおける(0,0)−
(IM ,O′M )−(255,255)の各点を通る曲
線に基づき、前記変換されたRGB各デジタルデータを
変換するようにしたものである。
【0027】請求項17の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記色材を白、黒、グレーとし、且つ、これら
の色値の目標値OH 、OL 、OM を予め設定しておき、
前記ディスプレイ上に開かれた画像の白区画及び黒区画
のL* 値IH (L) 、IL (L)及びグレー区画のL* *
* 値IM (L) 、IM (a)、IM (b) をそれぞれ読み取
り、この読み取り値と対応する前記目標値とを座標軸と
する2次元グラフにおける(0,0)−(IL (L) ,O
L (L) )−(IM (L) ,OM (L) )−(IH (L) ,OH
(L) )−(100,100)の各点を通る曲線に基づ
き、前記取り込まれているL* データを変換し、次に補
正値ΔM(a) 、ΔM(b) を次式によって算出し、 ΔM(a) =OM (a) −IM (a) ΔM(b) =OM (b) −IM (b)
【0028】前記補正値ΔM(a) 、ΔM(b) を既に取り
込まれているa* 及びb* データにそれぞれ加算し、前
記変換されたデジタルデータを変換するようにしたもの
である。
【0029】請求項18の発明は、請求項11乃至17
のいずれかの発明において、前記補正値を記憶する過程
と、次回以後に取り込んだ画像のデジタルデータを、前
記記憶されている補正値により補正する過程と、この補
正されたデジタルデータを記憶する過程と、を有してな
るようにしたものである。
【0030】この発明においては、画像記録用カラーチ
ャートが被写体、例えば人体の皮膚に貼着可能なシート
状基材から構成され、更に基材の表面が光の反射を抑制
するマット状で、このマット状の表面に少なくとも3色
の色材が異なる区画にマット状に塗布され、これによ
り、被写体を撮影した後に前記3色を基準として色の補
正を正確に行い、異なる被写体のカラー画像記録、同一
被写体の異なる条件でのカラー画像記録を正確に比較す
ることができる。
【0031】前記異なる区画に塗布される少なくとも3
色の色材を、RGB表色系、CMY表色系の3原色ある
いはLab表色系の基本色、又はこれらの組合せ、更に
はこれらと白色、灰色及び黒色の少なくとも1色を組合
せることにより、出力が、例えばテレビモニタのような
映像である場合にはRGB表色系を用い、印刷である場
合にはCMY表色系を用い、あるいは人間の視覚にあっ
たLab表色系を用いて色の調整を容易としたり、更に
はカラーバランスを整えるために白色、灰色、黒色を用
いる。又これらの全てを含むようにすれば、色の調整を
容易にするのみならず、多様な出力形態に対応すること
ができる。
【0032】更に、マス目状の区画に色材を塗布すると
共に、その周囲に標準寸法の正方形を列状に配置してス
ケールを構成することにより、色のみならず、被写体の
サイズ、傾斜、歪みを正確に知って、調整を容易とする
ことができる。
【0033】又、基材表面を正方形にして、その内接円
を4等分し、その4等分円と外側の正方形の4隅に適宜
色材を塗布することによって、被写体の種類等の条件、
画像出力の態様等に応じて最適に配色し、補正、比較を
容易とすることができる。
【0034】更に、前記円の4等分線に重畳して基材表
面の全域をマス目状に区画することによって、寸法や歪
みをより正確に表現し、補正を容易とする。
【0035】更に又、前記マス目状の各区画の一辺の長
さを標準寸法にすることによって、一目で被写体の大き
さを理解させることができる。
【0036】又、前記基材の表面を被写体、例えば人間
の皮膚と略等しい凹凸、色の材料から構成することによ
って、被写体表面における光の反射、色調の条件を正確
に反映させて後の画像処理をより正確に行うことができ
る。
【0037】本方法発明によれば、画像として取り込ま
れた画像表示用カラーチャートにおける基本の3色のう
ちの少なくとも2色(RGB、CMYの場合は3色)
の、ディスプレイ上の色値とカラーチャートにおける対
応する区画での色材の色値を比較して各色毎の補正値を
算出することによって、画像中の各色の区画における値
が画像全体で最適となるように容易に補正することがで
きる。
【0038】又、読み取るべき画像の区画の色を白、黒
及びグレーとし、これらの色値を同時に補正するように
しているので、先の補正の結果が後の補正によって影響
を受けることがなく、色値の補正を最適にすることがで
きる。又、被写体の撮影時の露光の過不足や色かぶりに
よって生じた色調不良を簡単に補正することができる。
【0039】又、読み取るべき区画の色を白、黒、グレ
ーとして、且つ、これらの順で読み取り、読み取りの都
度順次色値を補正することにより、被写体の撮影時の露
光の過不足や色かぶりによって生じた色調不良を簡単に
補正することができる。白、黒、グレーの順で読み取
り、且つ補正した場合は、最も良好な補正結果が得られ
た。
【0040】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して説明する。
【0041】図1に示されるように、この発明に係る画
像記録用カラーチャート10は、紙、樹脂フィルム等の
シート状基材12からなり、表面形状は正方形であっ
て、中央が9個の正方形のマス目状にされた色区画14
と、その周囲に前記色区画14よりも小さな標準寸法の
正方形を列状に配置してなるスケール16が設けられて
いる。
【0042】前記9個の色区画14は、図1において左
上から右下に向かって、光の3原色であるR、G、B、
と、黒色、灰色、白色、更には色材の3原色であるY、
M、Cの各色材によって塗り分けられている。
【0043】前記シート状基材12の表面は、マット状
(つや消し)で、且つ塗布(印刷)される色材の仕上り
がマット状とされて、反射光が散乱されるようになって
いる。
【0044】又、シート状基材12の裏面側は、図2に
拡大して示されるように、例えば人の皮膚等の被写体に
貼着可能な粘着層18とされ、例えば剥離紙からなる台
紙19に貼着されていて、該台紙19から剥がして使用
できるようにされている。
【0045】前記画像記録用カラーチャート10は、例
えば図3に示されるように患者20の顔面に粘着層18
により貼着して、これを貼り付けた状態で写真撮影、あ
るいはビデオ撮影を行う。
【0046】フィルムあるいは磁気記録装置等に記録
(撮影)された画像の色は、当然照明光、フィルム、カ
メラ、等の条件によって異なるが、記録された画像内に
は前記画像記録用カラーチャート10の色が取り込まれ
ているので、この色区画14の各色を元の色に戻すよう
に、画像処理装置(コンピュータ)によって補正すれ
ば、患者20の皮膚の色は正確に補正されることにな
る。
【0047】更に色区画14に、光の3原色RGB、色
材の3原色CMY、カラーバランス調整用の白色、灰色
及び黒色が塗布されているので、カラー画像の出力形態
に応じて正確に補正することができる。
【0048】又、記録されたカラー画像には、スケール
16も取り込まれているので、複数の異なる条件で記録
したカラー画像の大きさを該スケール16に基づいて等
しく調整することができる。又、色区画14及びスケー
ル16は共に正方形のマス目状であるので、被写体の傾
斜、歪み状態を正確に知ることができる。
【0049】画像処理のためのデジタル信号を得る具体
的手順は、次のようにする。
【0050】まずスチールカメラで撮影した場合は、そ
のフィルム又は印画紙の像をカラースキャナで分解して
デジタルデータに変換する。デジタルカメラで撮影した
場合は、その信号をそのまま画像処理する。更には、ビ
デオカメラで撮影した場合は、その静止画像をA/D変
換してデジタル信号とし、これを画像処理装置によって
処理して補正を行う(詳細は後述)。
【0051】なお、前記画像記録用カラーチャート10
は、例えば全体の一辺の長さを5cm、2cm、1c
m、5mm等の複数種類用意し、これを被写体の大きさ
に応じて使用するものとする。例えば図3のように患者
の顔面を撮影する場合は、一辺が1cm又は2cmの正
方形の画像記録用カラーチャート10を用いる。
【0052】この場合、得られるカラー画像の全面積に
対して画像記録用カラーチャート10の面積が過大にな
らず、且つ画像処理の際に十分な色情報を得られるよう
に過小とならない範囲、例えばカラー画像の1/50〜
1/100の面積となるように選択する。
【0053】なお、一辺が5mmの画像記録用カラーチ
ャートは、スケール16のマス目がカラー画像内で潰れ
てしまうので、例えば図4に示されるように、色区画1
4のマス目と同一となるようにする。
【0054】上記図1の例は、シート状基材12の表面
をマス目状に区画して色区画14とし、その外側にスケ
ール16を形成したものであるが、本発明はこれに限定
されるものでなく、シート状基材の表面に少なくとも3
色の色材が異なる区画に塗布されるものであればよく、
又、色材もRGB系、CMY系に限定されず、Lab表
色系の基本色(以下RGB系及びCMY系の3原色も含
めて基本色という)でもよく、従って以下のような各種
の実施の形態でもよい。
【0055】図5に示される本発明の実施の形態の第2
例に係る画像記録用カラーチャート22は、その表面が
正方形形状であり、該正方形の内接円24とその外側
の、前記正方形の4隅に、RGB系、CMY系又はLa
b系の3又は4基本色を表示する色区画26を設けると
共に、前記内接円24の内側を4等分し、その4等分線
24Aに重ねて正方形のマス目28を形成し、4等分円
25の対向する2つを黒色としたものである。
【0056】色区画26にRGB系の3基本色を塗布し
た場合、残りの一隅には灰色とするとよい。又、前記黒
色とされた一対の4等分円25におけるマス目28の線
は色抜きとされている。
【0057】なお前記内接円24内の4等分円は、図6
の第3実施例の画像記録用カラーチャート30のよう
に、黒色に塗布しないものとしてもよい。
【0058】更に、図7は本発明の実施の形態の第4例
に係る画像記録用カラーチャートを示す。
【0059】この画像記録用カラーチャート32は正方
形の表面の全域をマス目34により区画すると共に、該
正方形に内接する内接円36を形成し、更に該内接円3
6を前記マス目34と重畳する4等分線36Aにより4
等分し、4等分円37にRGB表色系、CMY表色系及
びLab表色系のうちいずれかの表色系の3基本色に1
色を加えた色材を塗布し、内接円36と前記正方形との
間の4隅部分には白色、灰色、及び黒色を適宜配色した
ものである。
【0060】図8に示される本発明の第5実施例の画像
記録用カラーチャート40は、前記図6に示される実施
例における4等分円25の1つ25Aに画像処理装置に
より色補正する際に、特に重要な色の色材を塗布したも
のである。この場合、図8(A)に示されるように、4
等分円25内のマス目を除去してもよく、又図8(B)
に示されるように、4等分円25にマス目28を設けて
もよい。
【0061】図9は、本発明の形態の第6例に係る画像
記録用カラーチャート42を示す。
【0062】この画像記録用カラーチャート42は、1
と同様のスケール16における、図9において、右側縦
方向の列を、上端から1マスおきの、塗りつぶされない
白抜きマス目44A〜44Eと、各白抜きマス目44A
〜44Eの間の、カラーチャート管理情報の1つである
バージョンナンバーに応じて塗りつぶされ又は塗りつぶ
されない情報表示マス目46A〜46Dとから構成され
ている。
【0063】又、スケール16における、図9におい
て、下側横方向の列は、右端から1つおきの、塗りつぶ
さることがない白抜きマス目45A〜45Eと、これら
白抜きマス目45A〜45Eの間の、カラーチャート管
理情報の1つであるロットナンバーに対応して塗りつぶ
され又は塗りつぶされない情報表示マス目47A〜47
Dとから構成とされている。
【0064】前記スケール16の、図9において上側横
方向列の中央の2つのマス目は、各々半分が塗りつぶさ
れて、上向き矢印状の貼付方向指示マーク48が構成さ
れている。
【0065】前記情報表示マス目46A〜46D、47
A〜47Dは、二進法によってバージョンナンバー及び
ロットナンバーを表示するようにされている。
【0066】例えば、図9に示されるように、縦方向列
での上から1番目の情報表示マス目46Aのみが塗りつ
ぶされているときはバージョンNo.1、図10のよう
に1番目と2番目の情報表示マス目46A、46Bが塗
りつぶされているときはバージョンNo.3、図11の
ように、第1、第3及び第4の情報表示マス目46A、
46C、46Dが塗りつぶされているときはバージョン
No.13をそれぞれ表示するようにされている。
【0067】又、下側横方向列では、例えば、図9のよ
うに、第1の情報表示マス目47Aのみが塗りつぶされ
ているときは、ロットNo.1を示し、図10のように
第2の情報表示マス目47Bのみが塗りつぶされている
ときはロットNo.2を表示し、更に、図11のように
第1、第2及び第3の情報表示マス目47A、47B、
47Cがそれぞれ塗りつぶされているときはロットN
o.7を表示するようにされている。
【0068】前記画像記録用カラーチャート42におけ
る色区画14の各色の色値は、バージョンナンバー及び
ロットナンバー毎に、予め測定され、コンピュータのメ
モリーあるいは紙に、テーブルとして記録されていて、
バージョンナンバー及びロットナンバーを読み取り、あ
るいは指定することにより、色値を設定及び/又は表示
できるようになっている。又、ロットナンバーに対する
各色値を記載した表(テーブル)を予め用意しておき、
マニュアルでテーブルの色値を、コンピュータに入力す
るするようにしてもよい。
【0069】なお、上記実施例は紙、樹脂フィルム等の
シート状基材の表面をマット状とし、且つここに3基本
色等の色材をマット状に塗布したものであるが、これは
ストロボ等の照明光による反射が色がとぶ等の不明瞭な
画像の発生を防止するためのものであり、理想的には、
被写体の表面の凹凸、色彩と一致する性状の表面とする
のがよい。
【0070】従って、例えば人の皮膚に、本発明に係る
画像記録用カラーチャートを貼り付けて用いる場合は、
該画像記録用カラーチャートの基材表面は人の皮膚の凹
凸及び色と略一致した性状とするのがよい。
【0071】人の皮膚の凹凸は、例えば乳幼児、子供、
成人、老人、男性、女性、油性肌、乾性肌等に応じて適
宜選択する。更に色は、白色人種、黄色人種、黒色人種
又はこれらの混血人種等に応じて配色するものとする。
【0072】次に、上記のような画像記録用カラーチャ
ートを用いて実際に画像の色を補正する方法の例につい
て説明する。
【0073】この方法は、図12に示されるように、上
記のような画像記録用カラーチャートを、前記粘着層1
8により被写体である患者20に貼着して、該患者20
と共に撮影する過程と、撮影した画像をデジタルデータ
として図13に示されるコンピュータ50の記憶装置5
1に取り込む過程と、前記記憶装置51に取り込まれた
デジタルデータをディスプレイ52上に表示する過程
と、前記3色のうち少なくとも2色の、前記ディスプレ
イ52上のカラーチャートの色値を例えばポインティン
グデバイス54で指示してチャート値読み取り部55に
取り込む過程と、前記読み取ったカラーチャートの色値
のデジタルデータと前記画像記録用カラーチャートにお
ける対応する区画での(予め設定されている)目標値又
は設定値とを比較することにより各色毎の補正値を、例
えば補正カーブ作成部56において算出する過程と、該
算出した補正値により、前記記憶装置51に取り込まれ
たデジタルデータを、例えば画像データ変換部58によ
り補正して、再度記憶装置51に取り込む過程とによ
り、カラーチャートを用いた画像の色補正方法を構成し
たものである。符号60は画像補正部全体、62は目標
値設定部をそれぞれ示す。目標値又は設定値は、図9〜
図11に示される画像記録用カラーチャートにおけると
同様のバージョンナンバー、ロットナンバーを読み取
り、又は入力することにより、予め入力されているテー
ブルに基づき目標値設定部62において自動的に設定す
るようにしておく。なお、前述のように表に示された目
標値をマニュアルで目標値設定部62に入力して、設定
するようにしてもよい。
【0074】具体的には、図12に示されるように、ス
テップ101で被写体である患者20に画像記録用カラ
ーチャートを貼り、ステップ102において被写体をカ
ラーチャートと共に撮影し、ステップ103において撮
影した画像をデジタル化して記憶し、ステップ104に
おいて記憶した画像をディスプレイ52上に表示し、ス
テップ105においてスキャナ54により、該ディスプ
レイ52上のカラーチャート画像における白、黒及びグ
レーの各区画の色値を読み取る。
【0075】次に、この読み取ったデジタルデータと、
前記画像記録用カラーチャートにおける白、黒、グレー
の予め設定されている目標値のデジタルデータとによ
り、補正カーブ作成部56において、図14に示される
ように、補正値を縦軸、読み取り値を横軸とする2次元
のグラフにおける補正カーブを形成し(ステップ106
参照)、この補正カーブに基づいて前記取り込まれたデ
ジタルデータを補正し(ステップ107参照)、ステッ
プ108において補正されたデジタルデータを保存す
る。
【0076】更に詳細には、図13に示されるように、
目標値設定部62により補正カーブ作成部56に予め
白、黒、グレーの目標値O、OL 、OM を設定して
おき、ディスプレイ52上に画像を開いた後、その画像
中の白、黒及びグレー区画のRGB値IH (R) 、I
H (G) 、IH (B) 、IL (R) 、IL (G) 、IL (B) 、I
M (R) 、IM (G) 、IM (B) をそれぞれ読み取り、前記
2次元グラフの点(0,0)−(IL ,OL )−
(IM ,OM )−(IH ,OH )−(255,255)
を通る補正曲線を形成し、この補正曲線に基づいて、既
に取り込まれているRGB各デジタルデータを変換し、
このデジタルデータを記憶装置51に保存する。
【0077】例えば、画像記録用カラーチャートのRG
B値(入力値)が、 白:IH (R) =208 ,IH (G) =188 ,IH (B) =217 黒:IH (R) = 29 ,IH (G) = 16 ,IH (B) = 19 グレー:IH (R) =126 ,IH (G) = 90 ,IH (B) =
138 目標とするRGB値(目標値)が、 白:OH (R) =OH (G) =OH (B) =228 黒:OL (R) =OL (G) =OL (B) = 35 グレー:OM (R) =OM (G) =OM (B) =114 の場合、補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(29,35) −(126,114) −(208,228)
−(255,255) Gデータ:(0,0) −(16,35) −( 90,114)−(188,228)
−(255,255) Bデータ:(0,0) −(19,35) −(138,114) −(217,228)
−(255,255) となる(図14参照)。
【0078】前記図12に示されるフローチャート1の
補正方法の例を補正アルゴリズム1とすると、この補正
アルゴリズム1では、白、黒及びグーの各色区画の読取
りデジタルデータを同時に補正変換しているので、白、
黒、グレー毎に順次補正した場合のように、先に行った
補正の結果が、後に行補正によって影響を受けるという
欠点がないので理想的である。
【0079】但し、コンピュータの構成あるいはソフト
ウェアの仕様等によって、アルゴリズム1の補正方法を
とることが困難な場合、次の補正アルゴリズム2〜4の
ような補正方法をとってもよい。
【0080】これらアルゴリズム2、3及び4は、図1
5に示されるフローチャートの手順で取込まれたデジタ
ルデータを補正するものである。
【0081】まず、補正アルゴリズム2を図15を参照
して説明する。
【0082】予め、白、黒、グレーの目標値OH
L 、OM を設定しておき、ステップ201で画像を表
示し、ステップ2で画像中の白区画のRGB値IH (R)
、IH (G) 、IH (B) を読取り、ステップ203で補
正アルゴリズム(0,0)−(IH,OH )−(25
5,255)を通るハイライト補正カーブを作成し(図
16参照)、次にこのハイライト補正カーブにより、ス
テップ204においてハイライト補正をするようにRG
B各データを変換し、次にステップ205において画像
中の黒区画のRGB値IL (R) 、IL (G) 、IL (B) を
読取り、ステップ206において(0,0)−(IL
L )−(255,255)を通るシャドウ補正カーブ
を作成し、ステップ207においてシャドウ補正するよ
うにRGB各データを変換する。
【0083】次に画像中のグレー区画のRGB値I
M (R) 、IM (G) 、IM (B) を読取り、ステップ209
において(0,0)−(IM ,OM )−(255,25
5)を通るグレー補正カーブを作成しこれに基づき、グ
レー補正するようにRGB各データを変換して、ステッ
プ211で画像(デジタルデータ)を保存する。
【0084】例えば、チャートのRGB値(入力値)
が、 白:IH (R) =208 ,IH (G) =188 ,IH (B) =217 黒:IH (R) = 29 ,IH (G) = 16 ,IH (B) = 19 グレー:IH (R) =126 ,IH (G) = 90 ,IH (B) =
138 目標とするRGB値(目標値)が、 白:OH (R) =OH (G) =OH (B) =228 黒:OL (R) =OL (G) =OL (B) = 35 グレー:OM (R) =OM (G) =OM (B) =114 の場合、ハイライト補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(208,228) −(255,255) Gデータ:(0,0) −(188,228) −(255,255) Bデータ:(0,0) −(217,228) −(255,255) シャドウ補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(29,35) −(255,255) Gデータ:(0,0) −(16,35) −(255,255) Bデータ:(0,0) −(19,35) −(255,255) グレー補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(126,114) −(255,255) Gデータ:(0,0) −( 90,114)−(255,255) Bデータ:(0,0) −(138,114) −(255,255) となる(図16〜18参照)。
【0085】補正アルゴリズム3は、前記ステップ20
9及び210において補正アルゴリズム2と異なる。補
正アルゴリズム3におけるステップ209は、読取った
グレー区画のRGB値IM (R) 、IM (G) 、IM (B) の
平均値Ave (IM )を計算して、(0,0)−IM 、A
ve (IM )−(255,255)を通るグレー補正カー
ブを作成し、ステップ210でこの補正カーブに基づい
てRGB各デジタルデータを変換し、ステップ211で
変換された画像のデジタルデータを保存するものであ
る。
【0086】チャートのRGB値(入力値)が、 白:IH (R) =208 ,IH (G) =188 ,IH (B) =217 黒:IH (R) = 29 ,IH (G) = 16 ,IH (B) = 19 グレー:IH (R) =126 ,IH (G) = 90 ,IH (B) =
138 目標とするRGB値(目標値)が、 白:OH (R) =OH (G) =OH (B) =228 黒:OL (R) =OL (G) =OL (B) = 35 の場合、ハイライト補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(208,228) −(255,255) Gデータ:(0,0) −(188,228) −(255,255) Bデータ:(0,0) −(217,228) −(255,255) シャドウ補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(29,35) −(255,255) Gデータ:(0,0) −(16,35) −(255,255) Bデータ:(0,0) −(19,35) −(255,255) グレー補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(126,118) −(255,255) Gデータ:(0,0) −( 90,118)−(255,255) Bデータ:(0,0) −(138,118) −(255,255) となる(図16〜18参照)。
【0087】次に、補正アルゴリズム4について説明す
る。
【0088】この補正アルゴリズムは、前記補正アルゴ
リズム2と、ステップ201〜208が同一であり、ス
テップ209では、次式によってO′M を算出する。
【0089】 O′M (R) =ΣIM *(OM (R) /ΣOM ) O′M (G) =ΣIM *(OM (G) /ΣOM ) O′M (B) =ΣIM *(OM (B) /ΣOM
【0090】更に算出したO′M に基づいて、(0,
0)−(IM ,O′M )−(255,255)を通るグ
レー補正カーブを作成し、ステップ210において、前
記グレー補正カーブに基づいてRGB各デジタルデータ
を変換して、ステップ211において変換された画像の
デジタルデータを保存するものである。
【0091】更に同様に、チャートのRGB値(入力
値)が、 白:IH (R) =208 ,IH (G) =188 ,IH (B) =217 黒:IH (R) = 29 ,IH (G) = 16 ,IH (B) = 19 グレー:IH (R) =126 ,IH (G) = 90 ,IH (B) =
138 目標とするRGB値(目標値)が、 白:OH (R) =OH (G) =OH (B) =228 黒:OL (R) =OL (G) =OL (B) = 35 グレー:OH (R) =OH (G) =OH (B) =114 の場合、ハイライト補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(208,228) −(255,255) Gデータ:(0,0) −(188,228) −(255,255) Bデータ:(0,0) −(217,228) −(255,255) シャドウ補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(29,35) −(255,255) Gデータ:(0,0) −(16,35) −(255,255) Bデータ:(0,0) −(19,35) −(255,255) グレー補正カーブは、 Rデータ:(0,0) −(126,118) −(255,255) Gデータ:(0,0) −( 90,118)−(255,255) Bデータ:(0,0) −(138,118) −(255,255) と同じ結果となる(図16〜18参照)。
【0092】前記補正アルゴリズム2、3及び4は、
白、黒、グレーの順で、即ちハイライト補正、シャドウ
補正、グレー補正を独立で行うために、先の補正の結果
が後の補正によって影響を受ける場合があるが、実際上
大きな不都合はない。
【0093】又、上記の如く、補正アルゴリズム2、
3、4において、補正をハイライト(白)、シャドウ
(黒)、グレーの順にすると、白は後の黒、グレーの補
正によって変化する可能性があるが、見た目の変化が少
ないので、最も良好な補正結果が得られた。
【0094】上記補正アルゴリズム1〜4では、画像デ
ータとしてRGBデータを例としてあげているが、これ
はCMYデータでもよい。
【0095】次に、L* * * やL* * * 、YI
Q等、明度(輝度)と色差が分離した表色系の画像デー
タに対する補正アルゴリズム5を、L* * * データ
を例に、図19のフローチャートを参照して説明する。
【0096】予め、白、黒、グレーの目標OH 、OL
M を設定しておき、ステップ301で画像を表示し、
ステップ302で画像中の白、黒区画のL* 値IH (L)
、I L (L) 及びグレー区画のL* * * 値IM (L)
、IM (a) 、IM (b) をそれぞれ読み取り、ステップ
303で(0,0)−(IL (L) ,OL (L) )−(IM
(L) ,OM (L) )−(IH (L) ,OH (L) )−(10
0,100)を通るL* 補正カーブを作成し、ステップ
304でこの補正カーブに基づいて、既に取り込まれて
いるL* データを変換し、ステップ305で補正値ΔM
(a) 、ΔM(b) を次式によって算出する。
【0097】ΔM(a) =OM (a)−IM (a) ΔM(b) =OM (b)−IM (b)
【0098】そして、ステップ306で既に取り込まれ
ているa* 及びb* データに前記補正値ΔM(a) 、ΔM
(B) をそれぞれ加算し、ステップ307で変換された画
像のデジタルデータを保存するものである。
【0099】例えば、チャートのL* * * 値(入力
値)が、 白:IH (L) =84 黒:IL (L) =12 グレー:IM (L) =55,IM (a) =24,IM (b) =
−19 目標とするL* * * 値(目標値)が、 白:OH (L) =93 黒:OL (L) =22 グレー:OM (L) =58,OM (a) =0,OM (b) =0 の場合、L* 補正カーブは、 (0,0)−(12,22)−(55,58)−(8
4,93)−(100,100) となり(図20参照)、補正値ΔM(a) 、ΔM(b) は、 ΔM(a) =0−24=−24 ΔM(b) =0−(−19)=19 となる。
【0100】上記補正アルゴリズム5では、画像データ
としてL* * * を例としてあげているが、これはL
* * * やYIQ等、明度(輝度)と色差が分離した
表色系の画像データでもよい。
【0101】又、上記補正アルゴリズム1〜5はいずれ
も白、黒及びグレーの区画を利用して色調を補正してい
るが、これは、撮影時の露出不良及び色かぶりにより色
調不良の補正に関しては、これら3色を利用することが
最も有効だからである。
【0102】例えば、撮影した画像の中のどの部分をハ
イライト及びシャドーとみなすかを見極めるのは容易で
はないが、画像記録用カラーチャートと共に撮影した画
像であれば、該カラーチャートの白部分がハイライトポ
イント、黒部分がシャドーポイントであることが一目で
わかる。
【0103】又、色かぶりの補正には、画像の中から本
来無彩色であるべき部分をみつける必要があるが、白、
黒、グレーは無彩色であるので、これを利用することが
色かぶりの補正に有効である。
【0104】なお、上記補正アルゴリズムは、画像中の
白、黒、グレーの区画を利用して色調を補正するように
したものであるが、本発明はこれに限定されるものでな
く、他の色を利用するものであってもよい。又、補正の
順序も限定されない。
【0105】又、前記色補正方法では、ディスプレイ上
に表示された画像毎に補正カーブを作成して色値を補正
するようにしているが、撮影条件が同一の複数の画像の
場合は、同一の補正カーブを利用することができる。
【0106】従って、この場合、初回の色補正操作のと
き作成し、保存した補正カーブを利用することにより、
図12、図15及び図19のフローチャートにおける補
正カーブ作成のステップを省略して、色補正の作業を短
縮化することができる。
【0107】
【発明の効果】本発明の画像記録用カラーチャートは上
記のように構成したので、撮影により取り込んだカラー
画像を画像処理装置によって色補正する場合、標準とな
る少なくとも3色がそのカラー画像に取り込まれている
ので、その標準色に基づいて被写体の色補正を精密に行
うことができる。又、色材塗布の形状を円形及び四角、
あるいはマス目との組合せとすることによって、歪み、
大きさ、及び歪みの補正も行うことができる。
【0108】又本発明の画像記録用カラーチャートを用
いた色補正方法は、撮影時の露光の過不足や色かぶりに
よって生じた色調不良を簡単に補正することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例に係る画像記録用
カラーチャートを拡大して示す平面図
【図2】同画像記録用カラーチャートの断面を拡大して
示す断面図
【図3】同画像記録用カラーチャートを患者の顔面に貼
着した状態を示す表面図
【図4】同画像記録用カラーチャートの変形例を示す平
面図
【図5】本発明の実施の形態の第2例に係る画像記録用
カラーチャートを拡大して示す平面図
【図6】本発明の実施の形態の第3例に係る画像記録用
カラーチャートを拡大して示す平面図
【図7】本発明の実施の形態の第4例に係る画像記録用
カラーチャートを拡大して示す平面図
【図8】本発明の実施の形態の第5例に係る画像記録用
カラーチャートを拡大して示す平面図
【図9】本発明の実施の形態の第6例に係る画像記録用
カラーチャートを拡大して示す平面図
【図10】本発明の実施の形態の第7例に係る画像記録
用カラーチャートを拡大して示す平面図
【図11】本発明の実施の形態の第8例に係る画像記録
用カラーチャートを拡大して示す平面図
【図12】本発明に係る画像記録用カラーチャートを用
いた色補正方法により画像を補正する手順を示すフロー
チャート
【図13】同色補正方法を実施するためのシステムを示
すブロック図
【図14】図12のフローチャートで示された色補正ア
ルゴリズムによって作成されたRGB補正カーブを示す
線図
【図15】本発明に係る色補正方法の他の補正アルゴリ
ズムを示すフローチャート
【図16】図15に示されるフローチャートのアルゴリ
ズムによって作成されたハイライト補正カーブを示す線
【図17】同シャドウ補正カーブを示す線図
【図18】同グレー補正カーブを示す線図
【図19】本発明に係る色補正方法の更に他の補正アル
ゴリズムを示すフローチャート
【図20】図19に示されるフローチャートのアルゴリ
ズムによって作成された補正カーブを示す線図
【符号の説明】
10、22、30、32、40…画像記録用カラーチャ
ート 12…シート状基材 14、26…色区画 16…スケール 18…粘着層 20…患者 24、36…内接円 24A、36A…4等分線 25、37…4等分円 28…マス目 50…コンピュータ 51…記憶装置 52…ディスプレイ 54…ポインティングデバイス 56…補正カーブ作成部 58…画像データ変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 篤志 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙、樹脂フィルム等のシート状基材からな
    り、裏面側に被写体に貼着可能な粘着層を備えると共
    に、基材表面がマット状とされ、且つ、該基材表面に、
    少なくとも3色の色材が、異なる区画にマット状に塗布
    されてなる画像記録用カラーチャート。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記色材はRGB表色
    系、CMY表色系及びLab表色系のうち少なくとも一
    つの表色系の基本色を含むことを特徴とする画像記録用
    カラーチャート。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記色材は白
    色、灰色及び黒色のうち少なくとも1色を含むことを特
    徴とする画像記録用カラーチャート。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3のいずれかにおいて、
    前記色材が塗布された区画は、色材の種類の数と同数の
    マス目状とされ、前記基材表面には、該マス目状の区画
    を囲んで標準寸法の正方形を列状に配置してなるスケー
    ルを設けたことを特徴とする画像記録用カラーチャー
    ト。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3のいずれかにおいて、
    前記基材表面を正方形とし、該基材表面に、前記正方形
    に略内接する円を形成し、且つ、該円を4等分し、前記
    円の外側で前記正方形の4隅の区画及び前記4等分円の
    一方にRGB表色系の3原色、CMY表色系の3原色、
    Lab表色系の基本色のいずれかの色材を、他方に白
    色、灰色、黒色の色材の少なくとも1つを、それぞれ塗
    布したことを特徴とする画像記録用カラーチャート。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記基材表面の正方形
    の全域を、前記円の4等分線に重畳してマス目状に区画
    したことを特徴とする画像記録用カラーチャート。
  7. 【請求項7】請求項5において、前記基材表面における
    前記円内の少なくとも1つの4等分円を、該円の4等分
    線に重畳して、マス目状に区画したことを特徴とする画
    像記録用カラーチャート。
  8. 【請求項8】請求項4乃至7のいずれかにおいて、前記
    マス目状の各区画の一辺の長さを標準寸法としたことを
    特徴とする画像記録用カラーチャート。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかにおいて、前記
    基材表面は、前記被写体の表面と略等しい凹凸、色の材
    料から構成されたことを特徴とする画像記録用カラーチ
    ャート。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8のいずれかにおいて、前
    記基材表面は、人の皮膚と略等しい凹凸、色の材料から
    構成されたことを特徴とする画像記録用カラーチャー
    ト。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれかにおける画
    像記録用カラーチャートを、前記粘着層により被写体に
    貼着して被写体と共に撮影する過程と、 撮影した画像をデジタルデータとして記憶装置に取り込
    む過程と、 前記記憶装置に取り込まれたデジタルデータを、ディス
    プレイ上に表示する過程と、 前記3色のうち少なくとも2色の、ディスプレイ上にお
    ける前記画像記録用カラーチャートの色値を読み取る過
    程と、 読み取ったカラーチャートの色値のデジタルデータと前
    記画像記録用カラーチャートにおける対応する区画での
    目標値とにより各色毎の補正値を算出する過程と、 該算出した補正値により前記記憶装置に取り込まれたデ
    ジタルデータを補正して、再度記憶装置に取り込む過程
    と、を有してなる色補正方法。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記3色を白、
    黒、グレーとし、これらのうち少なくとも白及び黒の色
    値の目標値を予め設定しておき、前記ディスプレイ上の
    画像における白、黒及びグレーの各区画の色値を読み取
    り、読み取った色値のデジタルデータと前記目標値とか
    ら補正値を算出することを特徴とする色補正方法。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記色材を白、
    黒、グレーとし、且つ、これらの色値の目標値OH 、O
    L 、OM を予め設定しておき、前記ディスプレイ上に表
    示された画像の白区画のRGB値IH (R) 、IH (G) 、
    H (B) 、黒区画のRGB値IL(R) 、IL (G) 、I
    L (B) 、及び、グレー区画のRGB値IM (R) 、I
    M (G) 、IM (B) を読み取り、この読み取り値と対応す
    る前記目標値とを座標軸とする2次元グラフにおける
    (0,0)−(IL ,OL )−(IM ,OM )−
    (IH ,O H )−(255,255)の点を通る曲線に
    基づき、補正値を算出することを特徴とする色補正方
    法。
  14. 【請求項14】請求項12において、前記色材を白、
    黒、グレーとし、且つ、これらの色値の目標値OH 、O
    L 、OM を予め設定しておき、前記ディスプレイ上に表
    示された画像の白区画のRGB値IH (R) 、IH (G) 、
    H (B) を読み取り、この読み取り値と対応する前記目
    標値とを座標軸とする2次元グラフにおける(0,0)
    −(IH ,OH )−(255,255)の各点を通る曲
    線に基づき、前記取り込まれているRGB各デジタルデ
    ータを変換し、 次に黒区画のRGB値IL (R) 、IL (G) 、IL (B) を
    読み取り、この読み取り値と対応する前記目標値とを座
    標軸とする2次元グラフにおける(0,0)−(IL
    L )−(255,255)の各点を通る曲線に基づ
    き、前記変換されたRGB各デジタルデータを変換し、 次にグレー区画のRGB値IM (R) 、IM (G) 、I
    M (B) を読み取り、この読み取り値と対応する前記目標
    値とを座標軸とする2次元グラフにおける(0,0)−
    (IM ,OM )−(255,255)の各点を通る曲線
    に基づき、前記変換されたRGB各デジタルデータを変
    換することを特徴とする色補正方法。
  15. 【請求項15】請求項12において、前記色材を白、
    黒、グレーとし、且つ、白及び黒の色値の目標値OH
    L を予め設定しておき、前記ディスプレイ上に表示さ
    れた画像の白区画のRGB値IH (R) 、IH (G) 、IH
    (B) を読み取り、この読み取り値と対応する前記目標値
    とを座標軸とする2次元グラフにおける(0,0)−
    (I H ,OH )−(255,255)の各点を通る曲線
    に基づき、前記取り込まれているRGB各デジタルデー
    タを変換し、 次に黒区画のRGB値IL (R) 、IL (G) 、IL (B) を
    読み取り、この読み取り値と対応する前記目標値とを座
    標軸とする2次元グラフにおける(0,0)−(IL
    L )−(255,255)の各点を通る曲線に基づ
    き、前記変換されたRGB各デジタルデータを変換し、
    次にグレー区画のRGB値IM (R) 、IM(G) 、IM (B)
    を読み取り、この読み取り値の平均値Ave(IM
    を計算し、前記読み取り値と対応する前記目標値とを座
    標軸とする2次元グラフにおける(0,0)−(IM
    Ave(IM ))−(255,255)の各点を通る曲
    線に基づき、前記変換されたRGB各デジタルデータを
    変換することを特徴とする色補正方法。
  16. 【請求項16】請求項12において、前記色材を白、
    黒、グレーとし、且つ、これらの色値の目標値OH 、O
    L 、OM を予め設定しておき、前記ディスプレイ上に表
    示された画像の白区画のRGB値IH (R) 、IH (G) 、
    H (B) を読み取り、この読み取り値と対応する前記目
    標値とを座標軸とする2次元グラフにおける(0,0)
    −(IH ,OH )−(255,255)の各点を通る曲
    線に基づき、前記取り込まれているRGB各デジタルデ
    ータを変換し、 次に黒区画のRGB値IL (R) 、IL (G) 、IL (B) を
    読み取り、この読み取り値と対応する前記目標値とを座
    標軸とする2次元グラフにおける(0,0)−(IL
    L )−(255,255)の各点を通る曲線に基づ
    き、前記変換されたRGB各デジタルデータを変換し、
    次にグレー区画のRGB値IM (R) 、IM(G) 、IM (B)
    を読み取り、次式によって、O′M を算出し、 O′M (R) =ΣIM +(OM (R) /ΣOM ) O′M (G) =ΣIM +(OM (G) /ΣOM ) O′M (B) =ΣIM +(OM (B) /ΣOM ) (但し、ΣIM =IM (R) +IM (G) +IM (B) , ΣOM =OM (R) +OM (G) +OM (B) ) この読み取り値と対応する前記目標値とを座標軸とする
    2次元グラフにおける(0,0)−(IM ,O′M )−
    (255,255)の各点を通る曲線に基づき、前記変
    換されたRGB各デジタルデータを変換することを特徴
    とするカラーチャートを用いた画像補正方法。
  17. 【請求項17】請求項12において、前記色材を白、
    黒、グレーとし、且つ、これらの色値の目標値OH 、O
    L 、OM を予め設定しておき、前記ディスプレイ上に開
    かれた画像の白区画及び黒区画のL* 値IH (L) 、IL
    (L) 及びグレー区画のL* * * 値IM (L) 、I
    M (a)、IM (b) をそれぞれ読み取り、この読み取り値
    と対応する前記目標値とを座標軸とする2次元グラフに
    おける(0,0)−(IL (L),OL (L) )−(IM (L)
    ,OM (L) )−(IH (L) ,OH (L) )−(100,
    100)の各点を通る曲線に基づき、前記取り込まれて
    いるL* データを変換し、 次に補正値ΔM(a) 、ΔM(b) を次式によって算出し、 ΔM(a) =OM (a) −IM (a) ΔM(b) =OM (b) −IM (b) 前記補正値ΔM(a) 、ΔM(b) を既に取り込まれている
    * 及びb* データにそれぞれ加算し、前記変換された
    デジタルデータを変換することを特徴とする色補正方
    法。
  18. 【請求項18】請求項11乃至17のいずれかにおい
    て、前記補正値を記憶する過程と、次回以後に取り込ん
    だ画像のデジタルデータを、前記記憶されている補正値
    により補正する過程と、この補正されたデジタルデータ
    を記憶する過程と、を有してなるカラーチャートを用い
    た画像補正方法。
JP09215696A 1995-04-14 1996-04-15 色補正方法 Expired - Fee Related JP3763880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09215696A JP3763880B2 (ja) 1995-04-14 1996-04-15 色補正方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8909895 1995-04-14
JP7-89098 1995-04-14
JP09215696A JP3763880B2 (ja) 1995-04-14 1996-04-15 色補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH095164A true JPH095164A (ja) 1997-01-10
JP3763880B2 JP3763880B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=26430530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09215696A Expired - Fee Related JP3763880B2 (ja) 1995-04-14 1996-04-15 色補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3763880B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001082154A1 (fr) * 2000-04-21 2001-11-01 Shiseido Company, Ltd. Appareil pour donner des conseils de maquillage
JP2008231643A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Teijin Fibers Ltd 光干渉性繊維の製造方法及び製造装置
JP2008245666A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Tokiwa Yakuhin Kogyo Kk 皮膚の色素沈着評価方法およびその提示方法
JP2010520551A (ja) * 2007-03-08 2010-06-10 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 画像から推定される皮膚色に基づいて製品を推奨するための方法及びシステム
US20110149109A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-23 Electronics And Telecommunications Research Institute Apparatus and method for converting color of taken image
KR101242215B1 (ko) * 2009-12-18 2013-03-13 민의기 사진보정용 광학파라미터 조정카드
KR101242216B1 (ko) * 2009-12-18 2013-03-19 민의기 사진보정용 광학파라미터 조정카드의 제조방법
JP2014211371A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 大和ハウス工業株式会社 外装材の劣化判定方法および判定装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5144922B2 (ja) * 2006-11-30 2013-02-13 ポーラ化成工業株式会社 色素細胞の重層と浸潤とを鑑別するための皮膚画像の作成方法
KR102200753B1 (ko) * 2014-06-27 2021-01-11 이화여자대학교 산학협력단 상처 관리 장치 및 방법

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001082154A1 (fr) * 2000-04-21 2001-11-01 Shiseido Company, Ltd. Appareil pour donner des conseils de maquillage
US7088386B2 (en) 2000-04-21 2006-08-08 Shiseido Company, Ltd. Makeup counseling apparatus
KR100810813B1 (ko) * 2000-04-21 2008-03-06 가부시키가이샤 시세이도 메이크업 카운셀링 장치
US7499076B2 (en) 2000-04-21 2009-03-03 Shiseido Company Ltd. Make-up counseling apparatus
JP2010520551A (ja) * 2007-03-08 2010-06-10 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 画像から推定される皮膚色に基づいて製品を推奨するための方法及びシステム
JP2008231643A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Teijin Fibers Ltd 光干渉性繊維の製造方法及び製造装置
JP2008245666A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Tokiwa Yakuhin Kogyo Kk 皮膚の色素沈着評価方法およびその提示方法
KR101242215B1 (ko) * 2009-12-18 2013-03-13 민의기 사진보정용 광학파라미터 조정카드
KR101242216B1 (ko) * 2009-12-18 2013-03-19 민의기 사진보정용 광학파라미터 조정카드의 제조방법
US20110149109A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-23 Electronics And Telecommunications Research Institute Apparatus and method for converting color of taken image
JP2014211371A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 大和ハウス工業株式会社 外装材の劣化判定方法および判定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3763880B2 (ja) 2006-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5852675A (en) Color chart for image correction and method of color correction
US8027533B2 (en) Method of automated image color calibration
US8049789B2 (en) White balance correction using illuminant estimation
WO2014073642A1 (ja) カメラシステム、これに用いられる色変換装置及び方法並びに色変換プログラム
TW577727B (en) Method for measuring changes in portions of a human body
US7848568B2 (en) Medicine bag and color reproduction system
JP2005117612A (ja) 画像処理方法および装置
JPH095164A (ja) 画像記録用カラーチャート及び色補正方法
US20100020164A1 (en) Surface Analysis Method and System
NL2022738B1 (en) Method for providing a natural colour and optical depth to a tooth object
US11094085B2 (en) System comprising a color selection aid and a method for determining tooth colors
JP2004073802A (ja) 肌の多目的測定装置
EP1080690A1 (en) X-ray camera
JP2006285763A (ja) 被写体についての陰影のない画像を生成する方法および装置、並びにそれに用いる白色板
JP3863963B2 (ja) X線撮影画像のデジタルデータ補正、保存方法及びその装置
JP3855574B2 (ja) 画像撮像装置のキャリブレーション方法、当該キャリブレーション方法によって色補正がなされた画像撮像装置および記録媒体
JP2001197296A (ja) 画像処理方法および装置
US20050004475A1 (en) Method of comparing the appearance of a region of the human body at at least two different instants
JP3497801B2 (ja) 顔画像の表示方法および顔画像の処理装置
JPH0996565A (ja) 画像記録用カラーチャート
JP3683329B2 (ja) 被写体のサーモグラフ画像情報にモアレトポグラフ画像情報を重ねる装置
Ghanoum et al. Frame stitching in human oral cavity environment using intraoral camera
JP2018159703A (ja) 物体の三次元表面形状を撮る方法
Weyrich et al. Measuring skin reflectance and subsurface scattering
CN109389113A (zh) 一种多功能足迹采集设备

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060118

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100127

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100127

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110127

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110127

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140127

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees