JPH0951618A - サブダクト端末シール方法 - Google Patents

サブダクト端末シール方法

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JPH0951618A
JPH0951618A JP7202605A JP20260595A JPH0951618A JP H0951618 A JPH0951618 A JP H0951618A JP 7202605 A JP7202605 A JP 7202605A JP 20260595 A JP20260595 A JP 20260595A JP H0951618 A JPH0951618 A JP H0951618A
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JP
Japan
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sub
duct
heat
wire
shrinkable tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP7202605A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Masuda
淳一 増田
Hidenao Yoneyama
英直 米山
Shigeo Sotodani
茂雄 外谷
Hideo Suzuki
英雄 鈴木
Takemitsu Hanami
武光 花見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc, Hitachi Cable Ltd filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分なシール効果を有すると共に作業性に優
れた経済的なサブダクト端末シール方法を提供する。 【解決手段】 管路2内に設けられた1本又は複数本の
サブダクト4の中に、電線等の線材6を引き込み或いは
送り込むなどして布設し、そのサブダクト4の端末と線
材6とをシールするサブダクト端末シール方法におい
て、内面にホットメルト型接着剤17を設けた熱収縮チ
ューブ14を、サブダクト4の端末に嵌め込んだ後加熱
して、熱収縮チューブ14を収縮させると共にホットメ
ルト型接着剤17を硬化させて熱収縮チューブ14とサ
ブダクト4及び線材6とを接着シールすることを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路内に設けられ
たサブダクトとそのサブダクト内に布設据付けられた線
材を、そのサブダクト端末において、サブダクトと線材
の間を防水シールする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、サブダクト端末シールを適用し
た従来例を示す。
【0003】図3(a)において、コンクリート1に
は、マンホール、ハンドホール又はケーブル室などとな
る管路2が構築されており、その管路2の中に1本又は
複数本の電線・ケーブル3が据え付けられ、さらに管路
2の有効活用からその中にサブダクト4が据え付けられ
ている。この管路2の入口又は出口における管路シール
5は、従来通りパッキン材を用いたメカニカルシール工
法や硬化性のコンパウンドを用いてシールが施されてい
る。サブダクト4の中に1本または複数本の小径ケーブ
ル線材6が通線された後に、シールされる。図3(b)
は図3(a)におけるA−A線の断面を示す。この図3
(a)におけるサブダクト端末シール7のやり方とし
て、従来は図4に示す技術で行われていた。
【0004】図4は、従来技術であるテーピング工法を
示すもので、サブダクト4と線材6の表面に自己融着テ
ープ8を巻き付け、その上に耐候性向上のためにアルミ
粘着テープ9を一層重ね巻きし、その上を粘着テープ1
0で押え巻きしてサブダクト端末シール7を構成する。
【0005】また図5も従来技術であるパッキングを用
いたメカニカルシール方法である。図5において、サブ
ダクト4と線材6の上にそれぞれの径に合ったゴムなど
のパッキング11a,11bを装着し、それを半割スリ
ーブ12で保持し、それを締付けバンド13で締付固定
してサブダクト端末シールを構成する。
【0006】これら従来技術によるサブダクト端末シー
ル方法では、線材が小径で弱いためにシールの機械的強
度が強く十分なシール効果を有し、狭い所でも簡単な作
業で、短時間に作業ができるサブダクト端末シール方法
が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これら従来技術による
サブダクト端末シール方法では、線材が小径で弱いため
に、シールの機械的強度を強くできず、小さな力で線材
がずれ動きやすいし、シール効果も小さいため、十分な
シール方法ではなかった。またすべて手作業でかつ多種
の部品材料を用いるため、作業スペースを広く必要と
し、作業時間も長くかかることから、費用もかかり不経
済な方法であった。
【0008】よって、小径で弱い線材でも機械的強度が
強く十分なシール効果を有し、狭い所でも簡単な作業
で、短時間に作業ができるサブダクト端末シール方法が
求められていた。
【0009】そこで、本発明の目的は、前記した従来技
術の欠点を解消し、十分なシール効果を有すると共に作
業性に優れた経済的なサブダクト端末シール方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、管路内に設けられた1本又は複数本のサブ
ダクトの中に、電線等の線材を引き込み或いは送り込む
などして布設し、そのサブダクトの端末と線材とをシー
ルするサブダクト端末シール方法において、内面にホッ
トメルト型接着剤を設けた熱収縮チューブを、サブダク
トの端末に嵌め込んだ後加熱して、熱収縮チューブを収
縮させると共にホットメルト型接着剤を硬化させて熱収
縮チューブとサブダクト及び線材とを接着シールするサ
ブダクト端末シール方法である。
【0011】また、サブダクト端末から突出した線材に
自己融着テープを巻き付け、そのサブダクト端末と自己
融着テープ及び線材の表面を覆うように熱収縮チューブ
を嵌め込んだ後加熱させたり、熱収縮チューブに少なく
とも1本以上の引き裂き紐を予め通して熱収縮チューブ
を加熱収縮させるようにしてもよい。
【0012】上記構成によれば、内面にホットメルト型
接着剤を設けた熱収縮チューブをサブダクトの端末に嵌
め込んで加熱すれば、熱収縮チューブがこれらと密着す
るように収縮し、しかもホットメルト型接着剤により熱
収縮チューブとサブダクト及び線材とを接着し良好なシ
ールができる。
【0013】熱収縮チューブの内面のホットメルト型接
着剤としては、スチレン・ブタジエンのブロック重合エ
ラストマー(SBS)又はスチレン・イソプロピレンの
ブロック重合エラストマー(SIS)などを主成分とす
る熱可塑性エラストマー系接着剤が適するが、その他に
サブダクトや線材の害を与えず、加熱により粘着性がで
るものも適用できる。
【0014】これらのホットメルト型接着剤は、SIS
やSBSの接着性、粘着性を補強するためにクマロン・
インデ樹脂、ウッドロジン・石油系樹脂などの樹脂や可
塑剤,安定剤、必要に応じて溶剤を加えて調製されるも
のであり、熱収縮チューブの原チューブ押出し製造時に
2層同時押出し法によってチューブ内層として形成され
るか、溶剤に溶解された接着剤組成物をチューブ内面に
塗布後、溶剤を乾燥揮散させることによりチューブ内面
に接着層を形成させる。
【0015】熱収縮チューブは、収縮性からその厚さ1
〜3mmのもので、外径15〜25mmのサブダクトと
外径5mm以上の線材の両方に加熱によって十分収縮
し、両方の表面を線材に過渡な面圧を加えず接着するの
に十分な面圧で被覆することができるものを用いる。
【0016】サブダクト表面と線材の表面におけるそれ
ぞれの接着長は、10〜50mmが最適であり、線材の
被覆材の破断強度に近い機械的強度を有しながら、十分
なシール効果を発揮できるようにする。なお10mm以
下では十分な機械的強度がえられず、50mm以上では
過度の引張り強度を有することから好ましくない。
【0017】このホットメルト型接着剤を内面に設けた
熱収縮チューブは、サブダクト端末と線材を直接覆うよ
うに嵌め込んでもよいが、両者の外径が違うため段とな
り易いため、サブダクト端末から突出した線材に自己融
着テープを巻き付けて、サブダクトと線材間での外径の
形状が滑らかになるようにし、その後ホットメルト型接
着剤を内面に設けた熱収縮チューブを嵌め込むようにし
てもよい。
【0018】さらに、熱収縮チューブに予め引き裂き用
の紐(糸又はワイヤなどの線も含む)を通しておき、端
末シールを容易に解体できるように構成してもよい。
【0019】
【実施の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて詳述する。
【0020】図1は本発明のサブダクト端末シール方法
の一実施例を示したもので、既に端末シールを施した状
態を示している。
【0021】図において、4はサブダクトで、図3で説
明したように管路2に設けられている。このサブダクト
4内には電線・ケーブルなどの線材6が引き込み又は送
り込み或いはその併用で布設される。より具体的には外
径21mmのPVC製サブダクト4の中に外径10mm
の黒色ポリエチレンシースで保護された光ファイバケー
ブルの線材6が通線された例を示している。
【0022】この線材が通線布設される以前にサブダク
ト4の端末上には、加熱収縮前の厚さ2mm,長さ60
mmのホットメルト型接着剤17を予め内面に設けた熱
収縮チューブ14が配置される。サブダクト4の中に線
材6が布設・据付られた後に、サブダクト4の表面と線
材6の表面でそれぞれの接着長が約30mmとなるよう
に熱収縮チューブ14を加熱収縮させる。この加熱収縮
は、工業用ドライヤで約35分加熱することで完全に収
縮でき、図1に示したサブダクト端末シール7とするこ
とができる。
【0023】このサブダクト端末シール7は、水圧で5
気圧に耐えるシール効果を有し、ケーブルシース材の破
断強度に等しい引張り強度を持ち、内部の光ファイバに
は何の特性変化も与えない。
【0024】図2は、本発明の他の実施の形態を示した
ものである。
【0025】図2において、外径21mmのPVC製サ
ブダクト4に、黒色ポリエチレンシースで保護された外
径8mmの光ファイバケーブル線材6を通線布設し、そ
のサブダクト4の端末付近の線材6上に、自己融着テー
プ15を巻き付けてサブダクト4との外径の差を滑らか
にした。また完成されたサブダクト端末シール7の解体
を容易にするため、ホットメルト型接着剤17付熱収縮
チューブ14の内、すなわち自己融着テープの表面、線
材6の表面上に外径0.4mmのピアノ線1本を引き裂
き紐16を配置し、サブダクト4の表面及び線材6の表
面でのそれぞれの接着長が約20mmとなるよう熱収縮
チューブを加熱被覆して端末シール7とする。
【0026】この実施の形態においては、自己融着テー
プ15を巻き付けているため、熱収縮チューブ14に段
差が生ぜず滑らかとなり、シール効果、作業性も極めて
良好で、線材6である光ファイバケーブルには何の特性
変化も認められなかった。また熱収縮チューブ14から
出ている紐16でチューブを引き裂けば容易にシールを
解体できる。
【0027】また本発明では、1本のサブダクト内に小
径で複数本の線材が通線布設された場合であっても、そ
れらを束ねた径が5mm以上であれば適用でき、その場
合においても熱収縮チューブの内面に設けたホットメル
ト型接着剤が、熱収縮チューブを加熱する熱によって溶
け出し、それら複数本の小径線材間の間隙に入り込み充
填されるため、十分なシール効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によるサブダクト端
末シール方法によれば次のごとき優れた効果を発揮す
る。
【0029】(1) 必要とする部品材料の種類・員数とも
最少であり、使用する工具も電気ドライヤのみで加熱さ
せるだけですむため、作業スペースは取らず、作業自体
も簡単で、一人作業で、かつ短時間で完了でき、極めて
作業性のよい安価で経済的な方法である。
【0030】(2) サブダクトは、マンホールやハンドホ
ール、さらには機械設備内など非常に狭いところに使用
されるものであり、本発明によればサブダクト端末の加
工作業性に極めて優れた効果を発揮する。
【0031】(3) サブダクト内に布設される線材は、機
械的強度に弱いために、取扱に注意を要し、大きな面圧
を加えられないが、本発明によれば、光ファイバケーブ
ルであっても線材に悪影響を与えることなく十分な効果
が得られ、かつ線材に有しているのと同じ機械的強度を
得ることができ極めてその効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】サブダクト端末シールを適用する管路の断面図
である。
【図4】従来のサブダクト端末シールを示す断面図であ
る。
【図5】従来の他のサブダクト端末シールを示す断面図
である。
【符号の説明】
2 管路 4 サブダクト 6 線材 14 熱収縮チューブ 15 自己融着テープ 16 引き裂き紐 17 ホットメルト型接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外谷 茂雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 鈴木 英雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 花見 武光 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内に設けられた1本又は複数本のサ
    ブダクトの中に、電線等の線材を引き込み或いは送り込
    むなどして布設し、そのサブダクトの端末と線材とをシ
    ールするサブダクト端末シール方法において、内面にホ
    ットメルト型接着剤を設けた熱収縮チューブを、サブダ
    クトの端末に嵌め込んだ後加熱して、熱収縮チューブを
    収縮させると共にホットメルト型接着剤を硬化させて熱
    収縮チューブとサブダクト及び線材とを接着シールする
    ことを特徴とするサブダクト端末シール方法。
  2. 【請求項2】 外径15〜25mmのサブダクト内に、
    外径5mm以上の1本又は複数本の線材を布設し、熱収
    縮チューブとサブダクト及び線材の外周面との接着長が
    10〜50mmとなるように、厚さ1〜3mmの熱収縮
    チューブを嵌め込んだ後加熱させる請求項1記載のサブ
    ダクト端末シール方法。
  3. 【請求項3】 サブダクト端末から突出した線材に自己
    融着テープを巻き付け、そのサブダクト端末と自己融着
    テープ及び線材の表面を覆うように熱収縮チューブを嵌
    め込んだ後加熱させる請求項1記載のサブダクト端末シ
    ール方法。
  4. 【請求項4】 熱収縮チューブに少なくとも1本以上の
    引き裂き紐を予め通して熱収縮チューブを加熱収縮させ
    る請求項1又は3項に記載のサブダクト端末シール方
    法。
JP7202605A 1995-08-08 1995-08-08 サブダクト端末シール方法 Pending JPH0951618A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015097204A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 クーパー テクノロジーズ カンパニー 補強された高電圧用インライン型ヒューズアセンブリ、システム、及び、製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015097204A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 クーパー テクノロジーズ カンパニー 補強された高電圧用インライン型ヒューズアセンブリ、システム、及び、製造方法
US10553386B2 (en) 2013-11-15 2020-02-04 Eaton Intelligent Power Limited High voltage, reinforced in-line fuse assembly, systems, and methods of manufacture

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