JPH0951512A - 文字放送受信装置 - Google Patents

文字放送受信装置

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JPH0951512A
JPH0951512A JP7202191A JP20219195A JPH0951512A JP H0951512 A JPH0951512 A JP H0951512A JP 7202191 A JP7202191 A JP 7202191A JP 20219195 A JP20219195 A JP 20219195A JP H0951512 A JPH0951512 A JP H0951512A
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JP
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data
teletext
mode
screen
signal
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JP7202191A
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Inventor
Masahiko Yamazaki
昌彦 山崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、簡易な構成で文字放送情報とオン
スクリーン情報とを同一テレビジョン画面に同時に表示
することができ、経済的にも有利である文字放送受信装
置を提供するものである。 【解決手段】文字放送データ及びオンスクリーンデータ
が記憶された第1及び第2のメモリに対する読み出しア
ドレスをそれぞれ生成することで、第1及び第2のメモ
リから文字放送データ及びオンスクリーンデータを読み
出す手段を有するメモリ制御手段を備えるとともに、第
1のメモリから読み出された文字放送データを画面表示
に対応するデータ形式に変換する手段と、この変換され
た文字放送データと第2のメモリから読み出されたオン
スクリーンデータとを、外部設定されたモード切替位置
情報に基づいて選択する手段と、この選択されたデータ
に画面表示用の表示処理を施す手段とを有する表示制御
手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビジョン信
号の垂直帰線期間中に多重化された文字放送信号にデコ
ード処理を施す文字放送受信装置に係り、特にその文字
放送情報とオンスクリーン情報とを同一テレビジョン画
面に同時に表示するようにしたものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、現在では、テレビジョン
信号の垂直帰線消去期間中に、文字や図形等を表わす文
字放送信号を多重して放送する文字多重放送が普及して
いる。この文字多重放送において、受信側では、テレビ
ジョン受信機本体に内蔵された文字放送受信装置によっ
て、テレビジョン信号から分離した文字放送信号にデコ
ード処理を施すことにより、テレビジョン画面上に文字
画面を表示させるようにしている。
【0003】すなわち、この文字放送受信装置にあって
は、まず、その文字放送受信部において、受信されたテ
レビジョン信号からその垂直帰線期間に多重された文字
放送信号を抽出する。その後、この抽出された文字放送
信号の中から、視聴者の選択した番組データが、文字放
送信号処理部に導入される。この文字放送信号処理部
は、入力された番組データを、ドットパターンデータD
Pと、前景色データFGと、背景色データBGと、フラ
ッシング処理等のための属性データCCとで構成される
文字放送データに変換している。
【0004】このようにして、上記文字放送信号処理部
から出力される文字放送データは、図12に示すよう
に、入力端子11を介してメモリ制御部12に供給され
る。このメモリ制御部12には、RAM(Random Acces
s Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メ
モリが内蔵されており、図示しないCPU(Central Pr
occessing Unit)の制御に基づいて、入力された文字放
送データがRAMに書き込まれる。このメモリ制御部1
2のRAMに蓄えられた文字放送データは、図示しない
テレビジョン受信機本体の動作に同期したタイミングで
読み出され、文字放送データ表示制御部13に供給され
る。
【0005】この文字放送データ表示制御部13は、入
力された文字放送データに対して、その属性データCC
に基づいて表示処理を行なうことによって、当該文字放
送データを、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信
号及びY(輝度)信号からなるカラーデータ信号と、テ
レビ/文字切り替え信号Ysと、テレビハーフトーン信
号YMとに変換している。
【0006】このうち、カラーデータ信号は、それぞれ
が2値のR信号、G信号、B信号及びY信号とから構成
されている。また、上記テレビ/文字切り替え信号Ys
は、Ys=“0”のときがテレビジョン信号の画面表示
を行なう期間を表わし、Ys=“1”のときが文字放送
データの画面表示を行なう期間を表わしている。
【0007】さらに、上記テレビハーフトーン信号YM
は、テレビジョン信号の表示画面に文字放送データを重
ねて合わせて表示する場合に、テレビジョン信号表示画
面の輝度レベルを下げる制御を行なうもので、YM=
“1”のときがテレビジョン信号表示画面の輝度レベル
を下げる期間を表わしている。つまり、YM=“1”の
期間は、上記したYs=“0”のテレビジョン信号の画
面表示を行なう期間となる。なお、YM=“0”の期間
は、テレビジョン信号による表示画面の輝度レベルの制
御は行なわれないものとなる。
【0008】一方、近年のテレビジョン受信機にあって
は、視聴者の操作に基づいて、例えばチャンネル番号、
音量、時刻情報や各種の画像調整のためのメニュー等
を、テレビジョン信号の表示画面上に重ね合わせて表示
するための、OSD(On Screen Display )機能を備え
たものが実用化されている。このOSD機能は、上記C
PUの制御に基づいて、メモリ制御部12に内蔵された
ROMから、任意の文字や図形情報に対応するオンスク
リーンデータを読み出すことにより実現される。このオ
ンスクリーンデータは、ドット単位の着色を行なう4ビ
ットのR信号、G信号、B信号及びY信号に対応する形
式となっている。
【0009】そして、上記メモリ制御部12のROMか
ら読み出されたオンスクリーンデータは、オンスクリー
ン表示制御部14に供給される。このオンスクリーン表
示制御部14は、上記文字放送データと同様に、入力さ
れたオンスクリーンデータに対して、フラッシング処理
等の各種表示処理を施すことによって、当該オンスクリ
ーンデータを、R信号、G信号、B信号及びY信号より
なるカラーデータ信号と、テレビ/文字切り替え信号Y
sと、テレビハーフトーン信号YMとに変換している。
【0010】この場合、テレビ/文字切り替え信号Ys
は、Ys=“0”のときがテレビジョン信号の画面表示
を行なう期間を表わし、Ys=“1”のときがオンスク
リーンデータの画面表示を行なう期間を表わしている。
なお、テレビジョン受信機によっては、テレビ/文字切
り替え信号Ysに無関係に、テレビジョン信号の表示画
面上にオンスクリーンデータを重ね合わせて表示するも
のもある。また、オンスクリーンデータの表示の際に
は、通常、テレビジョン信号による表示画面の輝度レベ
ルの変更をしないので、テレビハーフトーン信号YM=
“0”となっている。
【0011】ここで、上記文字放送データ表示制御部1
3の出力と、オンスクリーン表示制御部14の出力と
は、合成部15に供給される。この合成部15は、メモ
リ制御部12から出力されるモード信号に基づいて、文
字放送データ表示制御部13の出力と、オンスクリーン
表示制御部14の出力とを合成している。そして、この
合成部15の出力が、出力端子16を介して画面表示に
供されることにより、文字放送情報とオンスクリーン情
報とが同一テレビジョン画面上に同時に表示されるよう
になる。
【0012】しかしながら、上記のように、文字放送情
報とオンスクリーン情報とを同一テレビジョン画面に同
時に表示する場合、文字放送データとオンスクリーンデ
ータとは相互にデータ形式が異なるため、文字放送デー
タを表示制御するための文字放送データ表示制御部13
と、オンスクリーンデータを表示制御するためのオンス
クリーン表示制御部14とをそれぞれ設ける必要がある
とともに、両表示制御部13,14の出力を合成するた
めの合成部15も設ける必要があるので、回路規模が増
大し経済的に不利になるという問題が生じている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、文字放
送情報とオンスクリーン情報とを同一テレビジョン画面
上に同時に表示する場合、従来では、文字放送データを
表示制御するための表示制御部と、オンスクリーンデー
タを表示制御するための表示制御部とをそれぞれ設ける
とともに、両表示制御部の出力を合成する合成部を設け
る必要があるので、回路規模が増大し経済的な不利を招
くという問題を有している。
【0014】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、簡易な構成で文字放送情報とオンスクリ
ーン情報とを同一テレビジョン画面上に同時に表示する
ことができ、経済的にも有利である極めて良好な文字放
送受信装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る文字放送
受信装置は、テレビジョン信号に多重化された文字放送
データを画面表示する文字放送表示モードと、画面表示
に対応するデータ形式のオンスクリーンデータを画面表
示するオンスクリーン表示モードとを有するものを対象
としている。
【0016】そして、文字放送データが記憶される第1
のメモリと、オンスクリーンデータが記憶された第2の
メモリと、これら第1及び第2のメモリに対する読み出
しアドレスをそれぞれ生成することにより、該第1及び
第2のメモリから文字放送データ及びオンスクリーンデ
ータを読み出す読み出し手段とを備えたメモリ制御手段
と、第1のメモリから読み出された文字放送データを画
面表示に対応するデータ形式に変換する変換手段と、こ
の変換手段から出力された文字放送データと第2のメモ
リから読み出されたオンスクリーンデータとを、外部設
定されたモード切替位置情報に基づいて選択する選択手
段と、この選択手段で選択されたデータに画面表示用の
表示処理を施す表示処理手段とを備えた表示制御手段と
を備えるようにしたものである。
【0017】上記のような構成によれば、第1のメモリ
から読み出された文字放送データと、第2のメモリから
読み出されたオンスクリーンデータとを、共通の表示制
御手段によって表示制御するようにしたので、従来のよ
うに、文字放送データを表示制御するための表示制御部
と、オンスクリーンデータを表示制御するための表示制
御部とをそれぞれ別個に設ける必要がなく、回路規模の
縮小を図り構成を簡易化し、経済的にも有利とすること
ができる。
【0018】また、文字放送データとオンスクリーンデ
ータとを、外部設定されたモード切替位置情報に基づい
て同一画面内で選択的に画面表示させるようにしたの
で、従来のように、両表示制御部の出力を合成する合成
部を設ける必要もなく、文字放送情報とオンスクリーン
情報とを同一テレビジョン画面上に同時に表示すること
ができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。まず、ここ
で説明する文字放送受信装置は、テレビジョン受信機本
体に内蔵されるもので、その文字放送受信部において、
受信されたテレビジョン信号からその垂直帰線期間に多
重された文字放送信号が抽出される。その後、この抽出
された文字放送信号の中から、視聴者の選択した番組デ
ータが、文字放送信号処理部に導入される。この文字放
送信号処理部は、入力された番組データを、ドットパタ
ーンデータDPと、前景色データFGと、背景色データ
BGと、フラッシング処理等のための属性データCCと
で構成される文字放送データに変換している。
【0020】このうち、ドットパターンデータDPは、
文字や図形のドットパターンを示している。また、前景
色データFG及び背景色データBGは、R信号、G信
号、B信号及びY信号にそれぞれ対応する4ビットの色
データである。さらに、属性データCCは、フラッシン
グ処理かコンシール処理かを指定する4ビットデータで
ある。なお、フラッシング処理は、属性データCCによ
って指定された領域の文字または図形を所定時間間隔
(例えば0.5秒)で背景色で隠したり復元したりする
機能である。また、コンシール処理は、指定された領域
の文字や図形を背景色で隠す機能である。そして、前景
色データFG、背景色データBG及び属性データCC
は、それぞれ4×4ドットのブロック単位で指定される
ものである。
【0021】このようにして、上記文字放送信号処理部
から出力される文字放送データは、図1に示すように、
入力端子17を介してメモリ制御部18に供給される。
このメモリ制御部18には、RAMやROM等の半導体
メモリが内蔵されており、図示しないCPUの制御に基
づいて、入力された文字放送データがRAMに書き込ま
れる。このメモリ制御部18のRAMに蓄えられた文字
放送データは、テレビジョン受信機本体の動作に同期し
たタイミングで読み出され、画面表示のために表示制御
部19に供給される。
【0022】この表示制御部19では、そのデータ形式
変換部20において、入力された文字放送データに対
し、属性データCCに基づいたデータ形式の変換処理を
施すことにより、当該文字放送データを、それぞれが4
ビットのR信号、G信号、B信号及びY信号に変換して
いる。この例では、ドットパターンデータDPに基づい
て、前景色データFGまたは背景色データBGが割り当
てられる。
【0023】つまり、DP=“1”の部分は、文字・図
形表示部分であるため、前景色データFGを割り当て、
DP=“0”の部分は、文字・図形以外の表示部分であ
るため、背景色データBGを割り当てるようにしてい
る。さらに、属性データCCによってフラッシング処理
及びコンシール処理が指定されていれば、DP=“1”
の部分に背景色データBGを割り当てることにより、こ
れらの処理が実現されることになる。
【0024】また、上記CPUによりスーパーインポー
ズモード(テレビジョン信号に文字放送データを合成し
て画面表示するモード)が指定されると、テレビジョン
受信機本体でテレビハーフトーン処理(テレビジョン信
号の表示画面の輝度レベルを下げる処理)を行なうため
に、テレビハーフトーン信号YMが制御される。このテ
レビハーフトーン処理は、4ビットの背景色データBG
が、R信号=“1”,G信号=“1”,B信号=
“1”,Y信号=“1”であるならば、その部分でYM
=“1”に制御することによって実現される。
【0025】そして、文字放送データから形式変換され
たR信号、G信号、B信号及びY信号の4ビットデータ
と、テレビハーフトーン信号YMとが、セレクタ21に
供給される。このセレクタ21には、上記CPUの指示
に基づいてメモリ制御部18で生成される、文字放送表
示とオンスクリーン表示とを切り替えるためのモード信
号が供給されている。このモード信号は、“0”のとき
文字放送データの表示モードを示し、“1”のときオン
スクリーンデータの表示モードを示している。このた
め、モード信号が“0”の文字放送表示モードであると
すれば、文字放送データから得られたR信号、G信号、
B信号及びY信号の4ビットデータと、テレビハーフト
ーン信号YMとが、表示処理部22に供給される。
【0026】この表示処理部22は、上記CPUにより
スーパーインポーズモードが指定されると、入力された
R信号、G信号、B信号及びY信号に対して透明色検出
処理を施して、テレビ/文字切り替え信号Ysとテレビ
ハーフトーン信号YMとを制御している。この透明色検
出処理は、R信号=“0”,G信号=“0”,B信号=
“0”,Y信号=“1”である部分は、Ys=“0”を
発生し、テレビジョン信号を画面表示させるようにして
いる。
【0027】なお、透明色部分以外の文字放送データで
は、Ys=“1”となる。また、YM=“1”である部
分は、Ys=“0”となる。このようにして表示処理が
施されたR信号、G信号、B信号及びY信号と、テレビ
/文字切り替え信号Ysと、テレビハーフトーン信号Y
Mとが、出力端子23を介して画面表示に供されること
により、テレビジョン信号の表示画面上に文字放送デー
タが重ね合わされて画面表示されるようになる。
【0028】次に、オンスクリーンデータをテレビジョ
ン信号の表示画面上に重ね合わせて表示する場合につい
て説明する。すなわち、OSD機能は、上記CPUの制
御に基づいて、メモリ制御部18に内蔵されたROMか
ら、任意の文字や図形情報に対応するオンスクリーンデ
ータを読み出すことにより実現される。このオンスクリ
ーンデータは、ドット単位の着色を行なう4ビットのR
信号、G信号、B信号及びY信号に対応する形式となっ
ている。
【0029】そして、上記メモリ制御部18のROMか
ら読み出されたオンスクリーンデータは、表示制御部1
9に供給されるが、文字放送データとはデータ形式が異
なるので、直接セレクタ21に供給される。そして、上
記モード信号が“1”のオンスクリーン表示モードであ
れば、オンスクリーンデータであるR信号、G信号、B
信号及びY信号の4ビットデータが表示処理部22に供
給される。また、テレビハーフトーン信号YMは、モー
ド信号が“1”であるならば、“0”固定となりテレビ
ハーフトーン処理が行なわれなくなる。
【0030】さらに、表示処理部22では、上記CPU
によりスーパーインポーズモードが指定されると、入力
されたR信号、G信号、B信号及びY信号に対して透明
色検出処理を施して、テレビ/文字切り替え信号Ysを
制御している。この透明色検出処理は、R信号=
“0”,G信号=“0”,B信号=“0”,Y信号=
“1”である部分は、Ys=“0”を発生し、テレビジ
ョン信号を画面表示させるようにしている。なお、透明
色部分以外のオンスクリーンデータでは、Ys=“1”
となる。
【0031】このように、共通の表示処理部22を用い
て文字放送データとオンスクリーンデータとの表示処理
を行なう場合には、メモリ制御部18のROMに記憶さ
れるオンスクリーンデータは、表示する文字や図形等に
対応するデータ以外の部分を透明色データにしておき、
さらに、文字放送データとオンスクリーンデータとを切
り替えるセレクタ21を、透明色検出処理よりも前段に
設けるようにする。これにより、オンスクリーンデータ
をテレビジョン信号の表示画面上に重ね合わせて表示す
ることが可能となる。
【0032】さらに、表示制御部12において、文字放
送データと同様のフラッシング処理等の各種表示処理を
行なうことも可能である。このようにして表示処理を行
なったオンスクリーンデータのR信号、G信号、B信号
及びY信号と、テレビ/文字切り替え信号Ysと、テレ
ビハーフトーン信号YMとが、出力端子23を介して画
面表示に供されることにより、テレビジョン信号の表示
画面上にオンスクリーンデータが重ね合わされて画面表
示されるようになる。
【0033】以上のように、同一の表示制御部19を用
いて、文字放送データとオンスクリーンデータとに選択
的に表示処理を施すことができる。ここで、文字放送デ
ータとオンスクリーンデータとを、同一画面内に同時に
表示することについて説明する。図2は、垂直方向にラ
イン単位で文字放送データとオンスクリーンデータとを
切り替えて画面表示する場合の、メモリ制御部18の例
を示し、図3は、その表示形態を示している。すなわ
ち、メモリ制御部18は、文字放送データが記憶される
メモリ(文多プレーン)24と、オンスクリーンデータ
を記憶しているメモリ(OSDプレーン)25とを備え
ている。
【0034】これらのメモリ24,25は、各アドレス
に対応して1ビットのデータを記憶しているものとす
る。そして、メモリ24,25のアドレスは、ラインカ
ウンタ26の出力による垂直方向アドレスと、図示しな
い水平カウンタの出力による水平方向アドレスとによっ
て指定されるが、以下の説明では水平方向アドレスにつ
いては省略する。
【0035】まず、文字放送データの記憶されるメモリ
24においては、その垂直方向アドレスが8ビットのラ
インカウンタ26によって0〜255まで指定され、そ
の水平方向アドレスが図示しない水平カウンタによって
指定されることによって、ドットパターンデータDPが
1ビットづつ読み出される。この場合、ドットパターン
データDPは、ドット単位のデータであるが、前景色デ
ータFG、背景色データBG及び属性データCCは、4
×4ドット単位のデータである。
【0036】このため、メモリ24から読み出される前
景色データFG、背景色データBG及び属性データCC
それぞれのデータ量は、ドットパターンデータDPの1
/4であって、垂直方向アドレスは8ビットのラインカ
ウンタ26の出力の上位6ビットにより0〜63まで指
定され、水平方向アドレスに対応して各データが1ビッ
トづつ読み出される。
【0037】また、オンスクリーンデータの記憶された
メモリ25においては、その垂直方向アドレスが8ビッ
トのラインカウンタ26によって0〜255まで指定さ
れ、その水平方向アドレスが図示しない水平カウンタに
よって指定されることによって、R信号、G信号、B信
号及びY信号が1ビットづつ読み出される。このように
して、各メモリ24,25から1ビットづつ読み出され
る各々4種類のデータは、切替部27に供給されて、上
記モード信号に基づいて選択的に導出され、出力端子2
8を介して前記表示制御部19に供給される。
【0038】次に、上記モード信号の生成について説明
する。すなわち、上記CPUを介してアドレス設定レジ
スタ29に、オンスクリーン表示モードから文字放送表
示モードに切り替えるためのラインの位置を示す6ビッ
トのデータを設定する。そして、このアドレス設定レジ
スタ29に設定された6ビットのデータと、ラインカウ
ンタ26の出力の上位6ビットのデータとが、一致検出
部30で比較され、両データが一致したか否かの検出結
果がモード信号発生部31に出力される。これにより、
モード信号発生部31は、一致検出部30の検出結果に
基づいてモード信号を生成し、切替部27に供給すると
ともに、出力端子32を介して前記表示制御部19に供
給している。
【0039】例えば、アドレス設定レジスタ29に“1
00000”(32)なる6ビットデータが設定された
とする。この場合、初期状態として、モード信号発生部
31からモード信号“1”が出力されているとする。こ
のときは、オンスクリーン表示モードであるので、切替
部27は、オンスクリーンデータを表示制御部19に導
いている。この状態で、8ビットラインカウンタ26の
出力が“10000000”(128)になると、一致
検出部30は、アドレス設定レジスタ29の6ビット設
定値と、ラインカウンタ26の上位6ビットとが一致し
たことを示す信号を、モード信号発生部31に出力す
る。
【0040】このため、モード信号発生部31は、モー
ド信号を、オンスクリーン表示モードに対応する“1”
から、文字放送表示モードに対応する“0”に切り替え
る。これにより、切替部27は、メモリ25から出力さ
れる文字放送データを表示制御部19に導くように切り
替えられ、ここに、図3に示すように、同一テレビジョ
ン画面において、その上部にオンスクリーン情報を表示
し、下部に文字放送情報を表示することができるように
なる。なお、アドレス設定レジスタ29を複数個備え、
それぞれに異なる6ビットデータを設定するようにすれ
ば、同一画面上で、文字放送表示モードとオンスクリー
ン表示モードとを複数回切り替えることが可能となる。
【0041】次に、図4は、この発明の第2の実施の形
態を示すもので、垂直方向にライン単位で文字放送デー
タとオンスクリーンデータとを切り替えて画面表示する
場合の、メモリ制御部18の例を示し、図5は、その表
示形態を示している。図4において、図2と同一部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。すなわち、上
記ラインカウンタ26の出力のうち上位5ビットのデー
タは、モード信号切替部33に供給され、4つのモード
設定レジスタ34〜37に設定されたデータの選択に供
される。このモード信号切替部33は、詳細は後述する
が、選択されたモード設定レジスタ34〜37に設定さ
れたデータに基づいて、モード信号を切り替えるもので
ある。
【0042】これらモード設定レジスタ34〜37は、
それぞれが上記CPUを介して8ビットのデータを設定
することができる。これにより、全てのモード設定レジ
スタ34〜37を用いることで、8ビット×4=32ビ
ット分のデータを設定することができる。そして、ライ
ンカウンタ26の出力のうち上位5ビットのデータに基
づいて、4つのモード設定レジスタ34〜37に設定さ
れたデータを選択するということは、メモリ24,25
に垂直方向アドレスを与える8ビットのラインカウンタ
26のとり得る値0〜255に対して、8ライン単位で
モード信号を切り替えることができることになる。
【0043】具体的に言えば、モード信号切替部33
は、ラインカウンタ26の出力の上位5ビットのうちの
上位2ビットに基づいて、図6(a)に示すように、モ
ード設定レジスタ34〜37自体を選択し、ラインカウ
ンタ26の出力の上位5ビットのうちの下位3ビットに
基づいて、図6(b)に示すように、選択されたモード
設定レジスタ34〜37に設定されているデータの8つ
のビットを選択し、この選択されたビットの値をモード
信号としている。
【0044】例えば、モード設定レジスタ35に“00
110011”なる8ビットデータが設定されたとす
る。すると、モード信号切替部33では、ラインカウン
タ26の出力値が64〜127、つまりラインカウンタ
26の出力のうち上位2ビットが“01”の期間に、モ
ード設定レジスタ35が選択される。この場合、モード
信号切替部33では、ラインカウンタ26の出力値が6
4〜79、つまりラインカウンタ26の出力の上位5ビ
ットのうちの下位3ビットが“000”,“001”の
期間に“1”が選択され、モード信号として出力され
る。このため、ラインカウンタ26の出力値が64〜7
9の期間は、オンスクリーン表示モードとなる。
【0045】また、モード信号切替部33では、ライン
カウンタ26の出力値が80〜95、つまりラインカウ
ンタ26の出力の上位5ビットのうちの下位3ビットが
“010”,“011”の期間に“0”が選択され、モ
ード信号として出力される。このため、ラインカウンタ
26の出力値が80〜95の期間は、文字放送表示モー
ドとなる。以下、同様にしてラインカウンタ26の出力
値に基づいて、モード信号が切り替えられることによ
り、図5に示すように、オンスクリーン情報と文字放送
情報とを、同一テレビジョン画面上に最低8ライン単位
で交互に表示することができる。図5では、テレビジョ
ン画面上のオンスクリーンデータの表示領域を斜線で示
している。
【0046】なお、図5では、モード設定レジスタ34
に“11111111”なる8ビットデータが設定さ
れ、モード設定レジスタ36に“00000000”な
る8ビットデータが設定され、モード設定レジスタ37
に“11110000”なる8ビットデータが設定され
た例も示している。この場合、ラインカウンタ26の出
力値が0〜64の期間は、モード信号が“1”でオンス
クリーン表示モードとなり、ラインカウンタ26の出力
値が128〜191の期間は、モード信号が“0”で文
字放送表示モードとなる。また、ラインカウンタ26の
出力値が192〜255の期間は、画面の上部に文字放
送情報が表示され、下部にオンスクリーン情報が表示さ
れることになる。
【0047】さらに、図4に示した第2の実施の形態に
おいて、モード設定レジスタを8個備える構成とするこ
とにより、文字放送表示モードとオンスクリーン表示モ
ードとを4ライン単位で指定して、1画面中で複数回切
り替えることが可能となる。ここで、4ライン単位でモ
ードの切り替えを行なうようにした理由は、メモリ24
に記憶された前景色データFG、背景色データBG及び
属性データCCが4×4ドット単位のデータ構成である
ため、3ライン以下で文字放送データとオンスクリーン
データとを切り替えると、文字放送データのデコード処
理が正確に行なえなくなるからである。
【0048】次に、図7は、この発明の第3の実施の形
態を示すもので、ブロック単位で文字放送データとオン
スクリーンデータとを切り替えて画面表示する場合の、
メモリ制御部18の例を示し、図8は、その表示形態を
示している。図7において、図2と同一部分には同一符
号を付し、その説明は省略する。すなわち、上記メモリ
24,25は、それぞれ6ビットの水平カウンタ38に
より水平方向アドレスが与えられ、8ビットの垂直カウ
ンタ39により垂直方向アドレスが与えられる。このた
め、水平方向アドレスは、0〜63まで指定可能であ
り、垂直方向アドレスは、0〜255まで指定可能とな
る。
【0049】これにより、メモリ24においては、14
ビットのアドレスが与えられ、各アドレスに対応する4
ビットのドットパターンデータDPが読み出されること
になる。このドットパターンデータDPは、256×6
4×4ビットのデータ量を持っている。また、ドットパ
ターンデータDPは、ドット単位のデータであるが、前
景色データFG、背景色データBG及び属性データCC
は、4×4ドット単位で色や属性を指定するデータであ
るから、各々のデータ量はドットパターンデータDPの
1/4となっている。
【0050】そして、メモリ24においては、垂直方向
アドレスが、8ビットの垂直カウンタ39の上位6ビッ
トによって0〜63まで指定され、水平方向アドレス
が、6ビットの水平カウンタ38によって0〜63まで
指定されるので、各12ビットのアドレスに対応する4
ビットのデータが読み出される。なお、前景色データF
G、背景色データBG及び属性データCCは、64×6
4×4ビットのデータ量を持っている。
【0051】ここで、メモリ24から読み出されるデー
タは、各4ビットのドットパターンデータDP、前景色
データFG、背景色データBG及び属性データCCであ
るが、図示しないパラレル/シリアル変換回路によって
それぞれ最上位ビットから1ビットづつ切替部27に供
給される。
【0052】また、上記メモリ25においては、垂直方
向アドレスが、8ビットの垂直カウンタ39によって0
〜255まで指定され、水平方向アドレスが、6ビット
の水平カウンタ38によって0〜63まで指定されるの
で、メモリ24のドットパターンデータDPと同様に、
14ビットのアドレスで指定された各4ビット単位のR
信号、G信号、B信号及びY信号が読み出される。そし
て、メモリ25から読み出された各4ビット単位のR信
号、G信号、B信号及びY信号は、図示しないパラレル
/シリアル変換回路によってそれぞれ最上位ビットから
1ビットづつ切替部27に供給される。
【0053】このようにして、各メモリ24,25から
読み出された各4種類のデータは、モード信号に基づい
て切替部27で選択的に切り替えられて、1ビットづつ
前記表示制御部19に供給される。
【0054】次に、上記モード信号の生成について説明
する。すなわち、上記CPUを介して垂直アドレス設定
レジスタ40と水平アドレス設定レジスタ41とに、オ
ンスクリーン表示モードと文字放送表示モードとを切り
替えるための位置を示す6ビットのデータをそれぞれ設
定する。そして、この垂直アドレス設定レジスタ40に
設定された6ビットのデータと、垂直カウンタ39の出
力の上位6ビットのデータとが、一致検出部42で比較
され、両データが一致したか否かの検出結果がモード信
号発生部43に出力される。
【0055】また、この水平アドレス設定レジスタ41
に設定された6ビットのデータと、水平カウンタ38の
出力である6ビットのデータとが、一致検出部44で比
較され、両データが一致したか否かの検出結果が上記モ
ード信号発生部43に出力される。これにより、モード
信号発生部43は、一致検出部42,44の検出結果に
基づいて、モード信号を生成している。
【0056】例えば、垂直及び水平アドレス設定レジス
タ40,41に、それぞれ“100000”(32)な
る6ビットデータが設定されたとする。この場合、図8
に示すように、初期状態として、モード信号発生部43
から、垂直方向モード信号として“1”が発生され、水
平方向モード信号として“0”が生成されているものと
する。そして、このモード信号発生部43は、垂直及び
水平モード信号の論理積をとったデータをモード信号と
して出力するようにしている。
【0057】このため、この初期状態の時点では、モー
ド信号発生部43からは“0”のモード信号が発生され
ているので、文字放送表示モードとなっており、切替部
27がメモリ24の出力を表示制御部19に導くように
切り替えられている。この状態で、水平カウンタ38の
出力が“100000”(32)になると、一致検出部
44は、水平アドレス設定レジスタ41の6ビット設定
値と、水平カウンタ38の6ビット出力とが一致したこ
とを示す信号を、モード信号発生部43に出力する。
【0058】これにより、モード信号発生部43は、水
平方向モード信号を、文字放送表示モードに対応する
“0”から、オンスクリーン表示モードに対応する
“1”に切り替える。このため、モード信号発生部43
からは、水平方向モード信号“1”と垂直方向モード信
号“1”とを論理積演算したモード信号“1”が発生さ
れるので、オンスクリーン表示モードとなって切替部2
7がメモリ25の出力を表示制御部19に導くように切
り替えられる。
【0059】以下、このような動作が、垂直方向モード
信号が“0”になるまで繰り返されることにより、図8
に示すように、オンスクリーン情報をテレビジョン画面
の図中右上に表示し、文字放送情報を同一テレビジョン
画面の左上及び下半分に表示することができる。図8で
は、テレビジョン画面上のオンスクリーンデータの表示
領域を斜線で示している。なお、垂直及び水平アドレス
設定レジスタ40,41をそれぞれ複数個備え、各々に
異なる6ビットデータを設定するようにすれば、同一画
面上においてブロック単位で、文字放送表示モードとオ
ンスクリーン表示モードとを複数回切り替えることが可
能となる。
【0060】次に、図9は、この発明の第4の実施の形
態を示すもので、ブロック単位で文字放送データとオン
スクリーンデータとを切り替えて画面表示する場合の、
メモリ制御部18の例を示し、図10は、その表示形態
を示している。図9において、図7と同一部分には同一
符号を付し、その説明は省略する。すなわち、上記垂直
カウンタ39の出力のうち上位4ビットのデータは、垂
直モード信号切替部45に供給され、2つの垂直モード
設定レジスタ46,47に設定されたデータの選択に供
される。この垂直モード信号切替部45は、詳細は後述
するが、選択された垂直モード設定レジスタ46,47
に設定されたデータに基づいて、垂直モード信号を切り
替えるものである。
【0061】また、上記水平カウンタ38の出力のうち
上位4ビットのデータは、水平モード信号切替部48に
供給され、2つの水平モード設定レジスタ49,50に
設定されたデータの選択に供される。この水平モード信
号切替部48も、詳細は後述するが、選択された水平モ
ード設定レジスタ49,50に設定されたデータに基づ
いて、水平モード信号を切り替えるものである。
【0062】これら垂直モード設定レジスタ46,47
及び水平モード設定レジスタ49,50は、それぞれが
上記CPUを介して8ビットのデータを設定することが
できる。これにより、垂直方向及び水平方向にそれぞれ
8ビット×2=16ビット分のデータを設定することが
できる。つまり、メモリ24,25に対してそれぞれ垂
直方向アドレスを与える垂直カウンタ39のとり得る値
0〜255に対して、16ライン単位でモード信号を切
り替えることができ、メモリ24,25に対してそれぞ
れ水平方向アドレスを与える水平カウンタ38のとり得
る値0〜63に対して、4ドット単位でモード信号を切
り替えることができることになる。
【0063】そして、垂直モード信号切替部45及び水
平モード信号切替部48から出力される垂直モード信号
及び水平モード信号は、モード信号発生部51に供給さ
れて論理積演算されることによりモード信号が生成さ
れ、切替部27や上記表示制御部19に供給されてい
る。
【0064】ここで、上記垂直モード信号切替部45
は、垂直カウンタ39の出力の上位4ビットのうちの最
上位ビットに基づいて、図11(a)に示すように、垂
直モード設定レジスタ46,47自体を選択し、垂直カ
ウンタ39の出力の上位4ビットのうちの下位3ビット
に基づいて、図11(b)に示すように、選択された垂
直モード設定レジスタ46,47に設定されているデー
タの8つのビットを選択し、この選択されたビットの値
を垂直モード信号としている。
【0065】また、上記水平モード信号切替部48も、
水平カウンタ38の出力の上位4ビットのうちの最上位
ビットに基づいて、図11(a)に示すように、水平モ
ード設定レジスタ49,50自体を選択し、水平カウン
タ38の出力の上位4ビットのうちの下位3ビットに基
づいて、図11(b)に示すように、選択された水平モ
ード設定レジスタ49,50に設定されているデータの
8つのビットを選択し、この選択されたビットの値を水
平モード信号としている。
【0066】例えば、垂直モード設定レジスタ46に
“11110000”なる8ビットデータが設定された
とする。すると、垂直モード信号切替部45では、垂直
カウンタ39の出力値が0〜127、つまり垂直カウン
タ39の出力のうち最上位ビットが“0”の期間に、垂
直モード設定レジスタ46が選択される。この場合、垂
直モード信号切替部45では、垂直カウンタ39の出力
値が0〜63、つまり垂直カウンタ39の出力の上位4
ビットのうちの下位3ビットが“000”,“00
1”,“010”,“011”の期間に“0”が選択さ
れ、垂直モード信号としてモード信号発生部51に出力
される。
【0067】また、垂直モード信号切替部45では、垂
直カウンタ39の出力値が64〜127、つまり垂直カ
ウンタ39の出力の上位4ビットのうちの下位3ビット
が“100”,“101”,“110”,“111”の
期間に“1”が選択され、垂直モード信号としてモード
信号発生部51に出力される。
【0068】同様に、水平モード設定レジスタ49に
“11110000”なる8ビットデータが設定された
とする。すると、水平モード信号切替部48では、水平
カウンタ38の出力値が0〜31、つまり水平カウンタ
38の出力のうち最上位ビットが“0”の期間に、水平
モード設定レジスタ49が選択される。この場合、水平
モード信号切替部48では、水平カウンタ38の出力値
が0〜15、つまり水平カウンタ38の出力の上位4ビ
ットのうちの下位3ビットが“000”,“001”,
“010”,“011”の期間に“0”が選択され、水
平モード信号としてモード信号発生部51に出力され
る。
【0069】また、水平モード信号切替部48では、水
平カウンタ38の出力値が16〜31、つまり水平カウ
ンタ38の出力の上位4ビットのうちの下位3ビットが
“100”,“101”,“110”,“111”の期
間に“1”が選択され、水平モード信号としてモード信
号発生部51に出力される。以下、同様にして水平及び
垂直カウンタ38,39の出力値に基づいて、水平及び
垂直モード信号が切り替えられ、両モード信号がモード
信号発生部51で論理積演算されることによって、図1
0に示すように、オンスクリーン情報と文字放送情報と
を、同一テレビジョン画面上にブロック単位で切り替え
て表示することができる。図10では、テレビジョン画
面上のオンスクリーンデータの表示領域を斜線で示して
いる。なお、図10では、垂直及び水平モード設定レジ
スタ47,50に、それぞれ“00000011”なる
8ビットデータが設定された例を含めている。
【0070】以上のようにして、文字放送表示モードと
オンスクリーン表示モードとを、垂直方向16ライン、
水平方向4ドット単位で指定することができる。また、
垂直モード設定レジスタ46,47を8個備える構成と
することで、文字放送表示モードとオンスクリーン表示
モードとを、垂直方向4ライン単位で指定し、1画面中
で複数回切り替えることが可能となる。
【0071】ここで、4ライン単位でモードの切り替え
を行なうようにした理由は、図4に示した第2の実施の
形態の場合と同様に、メモリ24に記憶された前景色デ
ータFG、背景色データBG及び属性データCCが4×
4ドット単位のデータ構成であるため、3ライン以下で
文字放送データとオンスクリーンデータとを切り替える
と、文字放送データのデコード処理が正確に行なえなく
なるからである。
【0072】また、図2、図4、図7及び図9に示した
メモリ制御部18の構成において、メモリ24,25の
出力を選択するために切替部27を設置するようにして
いるが、メモリ制御部18から出力されるドットパター
ンデータDP、前景色データFG、背景色データBG、
属性データCC及びR信号、G信号、B信号、Y信号を
導く信号線が8本以上のデータバスであれば、切替部2
7は構成上必要ないことになる。ただし、メモリ制御部
18から導出されるデータバスが4本の信号線であれ
ば、予め切替部27によって、文字放送データとオンス
クリーンデータとを切り替える必要がある。
【0073】さらに、ブロック単位で文字放送データと
オンスクリーンデータとを切り替えて画面表示する場合
において、メモリ24または25から読み出された各4
ビットのドットパターンデータDP、前景色データF
G、背景色データBG、属性データCCまたはR信号、
G信号、B信号、Y信号を、図示しないパラレル/シリ
アル変換回路によって、最上位ビットから1ビットづつ
切替部27に供給するように説明したが、このような構
成に限定されるものではなく、例えば各データを4ビッ
ト単位のまま表示制御部19に供給する構成としても良
い。
【0074】特に、文字放送データであるドットパター
ンデータDP、前景色データFG、背景色データBG及
び属性データCCは、4ビット単位のデータであるの
で、表示制御部19内のデータ形式変換部20で属性デ
ータCCに基づく表示処理を施した後に、1ビット単位
のR信号、G信号、B信号及びY信号に変換する構成と
しても良い。
【0075】また、データ形式変換部20において、文
字放送データにフラッシングやコンシール等の各種表示
処理を施して、ドットパターンデータDP、前景色デー
タFG、背景色データBG及び属性データCCから、R
信号、G信号、B信号及びY信号に変換しているが、こ
の表示処理やデータの形式変換を行なうために文字放送
データが遅延されることになる。このため、セレクタ2
1によって、文字放送データとオンスクリーンデータと
を切り替える際に、オンスクリーンデータに比して文字
放送データが遅れることになる。
【0076】この文字放送データの遅れを解消するため
に、オンスクリーンデータのメモリ25からの読み出し
開始タイミングを遅らせるか、フリップフロップ等でデ
ータを遅延させて、文字放送データと合わせるようにす
る必要がある。
【0077】以上に述べた各実施の形態から明らかなよ
うに、文字放送データとオンスクリーンデータとに同一
の表示制御部19で表示制御処理を施すとともに、水平
ライン単位あるいは所定ブロック単位で制御モードを切
り替えることにより、簡易な構成で文字放送情報とオン
スクリーン情報とを同一テレビジョン画面に同時に表示
することができるようになる。なお、この発明は上記し
た各実施の形態に限定されるものではなく、この外その
要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することがで
きる。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
簡易な構成で文字放送情報とオンスクリーン情報とを同
一テレビジョン画面に同時に表示することができ、経済
的にも有利である極めて良好な文字放送受信装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る文字放送受信装置の第1の実施
の形態を説明するために示すブロック構成図。
【図2】同第1の実施の形態におけるメモリ制御部の詳
細を示すブロック構成図。
【図3】同第1の実施の形態における表示形態を説明す
るために示す図。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図5】同第2の実施の形態における表示形態を説明す
るために示す図。
【図6】同第2の実施の形態における選択内容を説明す
るために示す図。
【図7】この発明の第3の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図8】同第3の実施の形態における表示形態を説明す
るために示す図。
【図9】この発明の第4の実施の形態を示すブロック構
成図。
【図10】同第4の実施の形態における表示形態を説明
するために示す図。
【図11】同第4の実施の形態における選択内容を説明
するために示す図。
【図12】従来の文字放送受信装置を示すブロック構成
図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…メモリ制御部、13…文字放送
データ表示制御部、14…オンスクリーン表示制御部、
15…合成部、16…出力端子、17…入力端子、18
…メモリ制御部、19…表示制御部、20…データ形式
変換部、21…セレクタ、22…表示処理部、23…出
力端子、24,25…メモリ、26…ラインカウンタ、
27…切替部、28…出力端子、29…アドレス設定レ
ジスタ、30…一致検出部、31…モード信号発生部、
32…出力端子、33…モード信号切替部、34〜37
…モード設定レジスタ、38…水平カウンタ、39…垂
直カウンタ、40…垂直アドレス設定レジスタ、41…
水平アドレス設定レジスタ、42…一致検出部、43…
モード信号発生部、44…一致検出部、45…垂直モー
ド信号切替部、46,47…垂直モード設定レジスタ、
48…水平モード信号切替部、49,50…水平モード
設定レジスタ、51…モード信号発生部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/36 530 H04N 5/445 Z 5/40 H04N 5/445

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号に多重化された文字放
    送データを画面表示する文字放送表示モードと、画面表
    示に対応するデータ形式のオンスクリーンデータを画面
    表示するオンスクリーン表示モードとを有する文字放送
    受信装置において、 前記文字放送データが記憶される第1のメモリと、前記
    オンスクリーンデータが記憶された第2のメモリと、こ
    れら第1及び第2のメモリに対する読み出しアドレスを
    それぞれ生成することにより、該第1及び第2のメモリ
    から前記文字放送データ及びオンスクリーンデータを読
    み出す読み出し手段とを備えたメモリ制御手段と、 前記第1のメモリから読み出された文字放送データを画
    面表示に対応するデータ形式に変換する変換手段と、こ
    の変換手段から出力された文字放送データと前記第2の
    メモリから読み出されたオンスクリーンデータとを、外
    部設定されたモード切替位置情報に基づいて選択する選
    択手段と、この選択手段で選択されたデータに画面表示
    用の表示処理を施す表示処理手段とを備えた表示制御手
    段とを具備してなることを特徴とする文字放送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記モード切替位置情
    報をアドレスで設定するアドレス設定手段と、このアド
    レス設定手段で設定されたアドレスと前記読み出し手段
    で生成されるアドレスとを比較する比較手段とを備え、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記文字放送デー
    タとオンスクリーンデータとを選択することを特徴とす
    る請求項1記載の文字放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、前記アドレス設定手段
    で設定されたアドレスと、前記読み出し手段で生成され
    前記第1及び第2のメモリに与えられる垂直方向アドレ
    スとを比較し、該比較結果に基づいて前記文字放送デー
    タとオンスクリーンデータとを選択することにより、同
    一画面内で水平ライン単位で前記文字放送表示モードと
    オンスクリーン表示モードとを切り替えることを特徴と
    する請求項2記載の文字放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、前記アドレス設定手段
    で設定された垂直方向アドレス及び水平方向アドレス
    と、前記読み出し手段で生成され前記第1及び第2のメ
    モリに与えられる垂直方向アドレス及び水平方向アドレ
    スとをそれぞれ比較し、該比較結果に基づいて前記文字
    放送データとオンスクリーンデータとを選択することに
    より、同一画面内でブロック単位で前記文字放送表示モ
    ードとオンスクリーン表示モードとを切り替えることを
    特徴とする請求項2記載の文字放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記モード切替位置情
    報を複数のモードデータとして設定するモード設定手段
    と、このモード設定手段で設定された複数のモードデー
    タを、前記読み出し手段で生成されるアドレスに基づい
    て選択するモード選択手段とを備え、前記モード選択手
    段で選択されたモードデータに基づいて、前記文字放送
    データとオンスクリーンデータとを選択することを特徴
    とする請求項1記載の文字放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記モード選択手段は、前記読み出し手
    段で生成され前記第1及び第2のメモリに与えられる垂
    直方向アドレスに基づいて、前記モード設定手段で設定
    された複数のモードデータを選択し、該選択されたモー
    ドデータに基づいて前記文字放送データとオンスクリー
    ンデータとを選択することにより、同一画面内で水平ラ
    イン単位で前記文字放送表示モードとオンスクリーン表
    示モードとを切り替えることを特徴とする請求項5記載
    の文字放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記モード設定手段は、前記モード切替
    位置情報を複数の垂直方向モードデータ及び水平方向モ
    ードデータとして設定し、前記モード選択手段は、前記
    読み出し手段で生成され前記第1及び第2のメモリに与
    えられる垂直方向アドレス及び水平方向アドレスに基づ
    いて、前記モード設定手段で設定された複数の垂直方向
    モードデータ及び水平方向モードデータをそれぞれ選択
    し、該選択された垂直方向モードデータ及び水平方向モ
    ードデータに基づいて前記文字放送データとオンスクリ
    ーンデータとを選択することにより、同一画面内でブロ
    ック単位で前記文字放送表示モードとオンスクリーン表
    示モードとを切り替えることを特徴とする請求項5記載
    の文字放送受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003058139A (ja) * 2001-08-14 2003-02-28 Sony Corp 表示制御装置及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003058139A (ja) * 2001-08-14 2003-02-28 Sony Corp 表示制御装置及び方法

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