JPH095124A - 測定方法及び装置並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

測定方法及び装置並びに半導体装置の製造方法

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JPH095124A
JPH095124A JP7149098A JP14909895A JPH095124A JP H095124 A JPH095124 A JP H095124A JP 7149098 A JP7149098 A JP 7149098A JP 14909895 A JP14909895 A JP 14909895A JP H095124 A JPH095124 A JP H095124A
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optical path
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measurement
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JP7149098A
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Akira Kurosaki
亮 黒崎
Jun Kikuchi
純 菊地
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周囲の環境の影響を受けにくく、容易に光路
を変更することができる測定方法及び装置を提供する。 【構成】 チャンバ12内の被測定物10に可干渉性の
光を照射して、被測定物10の物理量を測定する。可干
渉性の光を出力し、被測定物10に照射する照射手段1
6、20と、被測定物10の透過光又は反射光の干渉光
強度から物理量を測定する測定手段22、26、28と
が設けられている。可干渉性の光が透過する物質からな
り、照射手段16、20から照射光、被測定物10の透
過光又は反射光の光路の一部を形成する測定光路部材3
0を、被測定物10が載置されるチャンバ12に挿入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物に可干渉性の
光を照射して、被測定物の物理量を測定する測定方法及
び装置に関し、特に、レーザ光を用いて半導体基板の温
度を非接触で測定する測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路の製造工程におい
ては、その特性がかなりの程度で温度制御に依存してお
り、半導体基板に対して非接触で、しかも正確な温度測
定が要求されている。このような非接触な半導体基板の
温度測定装置として、半導体基板の光透過率が温度の上
昇と共に減少することを利用したものが知られている
(特開昭63−271127号公報、特開昭63−79
339号公報、特開平3−216526号公報等参
照)。
【0003】また、被測定基板の表面での反射光と裏面
での反射光による干渉光の強度が温度により変化するこ
とを利用した温度測定方法が、特開平3−96247号
公報に開示されている。温度が変化すると、被測定基板
の誘電率が変化すると共に、被測定基板が膨脹して厚さ
が変化するので、干渉光の強度の変化を観測することに
より、温度の変化を測定することができる。
【0004】しかしながら、特開平3−96247号公
報に開示された温度測定方法では、温度が上昇中である
か下降中であるか判定できなかった。特開平3−962
47号公報に開示された温度測定方法と同様の原理によ
る測定方法であって、温度変化の方向をも測定できる温
度測定装置が、文献(K.L.Saenger, et al., "Waveleng
th-modulated interferometric thermometry for impro
ved substrate temperature measurement", Rev. Sci.
Instrum. Vol.63, No.8, pp.3862-3868, August 1992.
)に提案されている。
【0005】この文献に記載された温度測定装置は、発
振波長が約1.5μmの半導体レーザを使用し、その半
導体レーザに注入する電流を変化させることにより波長
変調したレーザ光を被測定基板に照射する。その被測定
基板からの反射光による干渉光を受光素子により受光し
て受光信号に変換し、さらに受光信号をロックインアン
プにより波長微分する。微分した受光信号と微分してい
ない受光信号とに基づいて温度が上昇中か下降中か判断
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の温度測定装置に
おいては、光源から被測定基板に至る測定光の光路や、
被測定物から光受光器に至る測定光の光路は、空間中に
ある。このため、測定光の状態が、その空間の状態に依
存し、温度勾配等の外乱の影響を受けやすいという問題
があった。また、測定光の光軸の向きの変更が必要な場
合でも、測定光の光軸の向きを変更することは容易では
なかった。
【0007】これに対し、測定光の光軸の向きを変更す
るために光ファイバを用いることが考えられるが、光フ
ァイバを高温雰囲気中に晒すことはできないので、高温
処理中の被測定基板の近傍にまで延ばすことはできなか
った。また、光ファイバを用いた場合にはその先端に光
コリメータを設ける必要がある。この点からも、光ファ
イバの設置場所、設置環境が制限されるという問題があ
った。
【0008】本発明の目的は、周囲の環境の影響を受け
にくく正確な温度測定を行うことができる測定方法及び
装置を提供することにある。本発明の目的は、容易に光
軸の向きを変更することができる測定装置を提供するこ
とにある。本発明の更に他の目的は、高温まで半導体基
板を温度測定しながら所定の処理を行うことができる半
導体装置の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被測定物に
可干渉性の光を照射して、前記被測定物の透過光又は反
射光の干渉光強度から物理量を測定する測定方法におい
て、前記被測定物が載置されるチャンバ内に、前記可干
渉性の光が透過する物質からなる測定光路部材を挿入
し、前記被測定物への照射光、前記被測定物の透過光又
は反射光は、前記測定光路部材を透過することを特徴と
する測定方法によって達成される。
【0010】上記目的は、被測定物に可干渉性の光を照
射して、前記被測定物の物理量を測定する測定装置にお
いて、可干渉性の光を出力し、前記被測定物に照射する
照射手段と、前記被測定物の透過光又は反射光の干渉光
強度から物理量を測定する測定手段と、前記被測定物が
載置されるチャンバ内に挿入され、前記可干渉性の光が
透過する物質からなり、前記照射手段からの照射光、前
記被測定物の透過光又は反射光の光路の一部を形成する
測定光路部材とを有することを特徴とする測定装置によ
って達成される。
【0011】上述した測定装置において、前記測定光路
部材の一端の側に前記被測定物が配置され、他端の側に
前記照射手段及び前記測定手段が配置され、前記照射手
段から照射光は、前記測定光路部材の前記他端に入射さ
れ、前記一端から出射されて前記被測定物に照射され、
前記被測定物からの透過光又は反射光は、前記測定光路
部材の前記一端から入射され、前記他端から出射され
て、前記測定手段に入射されることことが望ましい。
【0012】上述した測定装置において、前記測定光路
部材の前記一端に、前記照射光、反射光又は透過光の光
軸の向きを変更する切断面が形成されており、前記測定
光路部材の前記他端に入射された前記照射光の光軸の向
きを、前記切断面により変更して前記被測定物に照射
し、前記測定光路部材の前記一端に入射された前記透過
光又は反射光の光軸の向きを、前記切断面により変更し
て前記測定光路部材の前記他端から出射するが望まし
い。
【0013】上述した測定装置において、前記測定光路
部材は、一端が前記被測定物近傍に位置し、他端が前記
照射手段近傍に位置する第1の測定光路部材と、一端が
前記被測定物近傍に位置し、他端が前記測定手段近傍に
位置する第2の測定光路部材とを有し、前記照射手段か
ら照射光は、前記第1の測定光路部材の前記他端に入射
され、前記一端から出射されて、前記被測定物に照射さ
れ、前記被測定物からの透過光又は反射光は、前記第2
の測定光路部材の前記一端から入射され、前記他端から
出射されて、前記測定手段に入射されることが望まし
い。
【0014】上記目的は、チャンバ内に半導体基板を載
置し、可干渉性の光を出力し、前記半導体基板に照射す
る照射手段と、前記半導体基板の透過光又は反射光の干
渉光強度から物理量を測定する測定手段と、前記チャン
バ内に挿入され、前記可干渉性の光が透過する物質から
なり、前記照射手段からの照射光、前記半導体基板の透
過光又は反射光の光路の一部を形成する測定光路部材と
を有する温度測定装置を用いて、前記チャンバ内に載置
された前記半導体基板の温度を測定しながら、熱処理、
イオン注入処理、エッチング処理、拡散処理、前処理及
び堆積処理のいずれかの処理を行うことを特徴とする半
導体装置の製造方法によって達成される。
【0015】
【作用】本発明によれば、チャンバ内に、可干渉性の光
が透過する物質からなる測定光路部材を挿入し、被測定
物への照射光、被測定物の透過光又は反射光が、測定光
路部材を透過するようにしているので、周囲の環境の影
響を受けにくく正確な測定を行うことができる。
【0016】本発明によれば、可干渉性の光を出力し、
被測定物に照射する照射手段と、被測定物の透過光又は
反射光の干渉光強度から物理量を測定する測定手段と、
チャンバ内に挿入され、可干渉性の光が透過する物質か
らなり、照射手段からの照射光、被測定物の透過光又は
反射光の光路の一部を形成する測定光路部材とを設けた
ので、周囲の環境の影響を受けにくく正確な測定を行う
ことができる。
【0017】上述した測定装置において、測定光路部材
の一端の側に被測定物を配置し、他端の側に照射手段及
び前記測定手段を配置し、照射手段から照射光は、測定
光路部材の他端に入射され、一端から出射されて被測定
物に照射され、被測定物からの透過光又は反射光は、測
定光路部材の一端から入射され、他端から出射されて、
測定手段に入射するようにすれば、測定光路部材の端部
を加工するだけで、容易に光軸の向きを変更することが
できる。
【0018】上述した測定装置において、測定光路部材
は、一端が前記被測定物近傍に位置し、他端が前記照射
手段近傍に位置する第1の測定光路部材と、一端が前記
被測定物近傍に位置し、他端が前記測定手段近傍に位置
する第2の測定光路部材とを有し、照射手段から照射光
は、第1の測定光路部材の他端に入射され、一端から出
射されて、被測定物に照射され、被測定物からの透過光
又は反射光は、第2の測定光路部材の一端から入射さ
れ、他端から出射されて、測定手段に入射するようにす
れば、周囲の環境の影響を受けにくく正確な測定を行う
ことができる。
【0019】本発明においては、チャンバ内に半導体基
板を載置し、可干渉性の光を出力し、半導体基板に照射
する照射手段と、半導体基板の透過光又は反射光の干渉
光強度から物理量を測定する測定手段と、チャンバ内に
挿入され、可干渉性の光が透過する物質からなり、照射
手段からの照射光、半導体基板の透過光又は反射光の光
路の一部を形成する測定光路部材とを有する温度測定装
置を用いて、チャンバ内に載置された半導体基板の温度
を測定するようにしたので、高温まで半導体基板を温度
測定しながら、熱処理、イオン注入処理、エッチング処
理、拡散処理、前処理及び堆積処理のいずれかの処理を
適切に行うことができる。
【0020】
【実施例】
[第1実施例]本発明の第1実施例による温度測定装置
を図1を用いて説明する。本実施例の温度測定装置で
は、半導体基板にレーザ光を照射し、その反射光による
干渉光の強度変化を観察することにより被測定基板の温
度を決定する。
【0021】被測定物である半導体基板10は、チャン
バ12内に収納され、半導体基板10を加熱するヒータ
14上に載置されている。温度測定される半導体基板1
0としては、厚さ約0.5mmのシリコン基板を使用し
た。なお、半導体基板10としてはシリコン基板の他
に、GaAs基板、InP基板等の他の半導体基板でも
よい。
【0022】レーザ光源16からパルス状のレーザ光が
出射される。レーザ光源16内には半導体レーザ(図示
せず)が設けられている。この半導体レーザとしては、
10Hz以上のパルス発振が可能なAPC付の半導体レ
ーザにより構成することが望ましい。レーザ光源16か
ら出射されたパルス状のレーザ光は、光ファイバ18を
介してコリメート光学部20に導かれる。パルス状のレ
ーザ光は、コリメート光学部20により平行光線束とし
て出射される。
【0023】コリメート光学部20に近接して光受光器
22が設けられている。この光受光器22により半導体
基板10からの反射光を受光する。光受光器22として
は、立ち上がり時間が50μs以下であることが望まし
い。光受光器22により受光された受光信号は、データ
信号線24を介してA/D変換ユニット26に伝送され
る。A/D変換ユニット26はアナログ信号である受光
信号をデジタル信号に変換し、コンピュータ28に出力
する。
【0024】コンピュータ28は入力されたデジタル受
光信号から、反射光による干渉光の強度変化を計算し、
その計算結果に基づいて測定温度と共に温度変化方向を
決定する。チャンバ12内外を結ぶ測定光路を形成する
ために、チャンバ12に測定光路部材30が設けられて
いる。測定光路部材30は、レーザ光が透過する物質、
例えば、石英、サファイア、ZnSe、Ge、KBr、
CaF2、BaF2、クラウンガラス等により形成されて
いる。
【0025】測定光路部材30はロッド形状をしてお
り、チャンバ12内の半導体基板10に対して平行に延
びている。半導体基板10上方の測定光路部材30の端
部は、半導体基板10に照射光を照射し、半導体基板1
0からの反射光を光受光器22に導くことができるよう
に加工されている。図2に示すように、測定光路部材3
0の端部を45度の角度で切断して切断面30aを形成
する。また、切断面30a下方の半導体基板10側を加
工して平面30bを形成する。
【0026】測定光路部材30中を透過してきた照射光
は、切断面30aにおいて反射して光軸の向きを90度
変更し、平面30bから出射して半導体基板10にほぼ
垂直に入射する。逆に、半導体基板10からの反射光は
平面30bにほぼ垂直に入射し、切断面30aで反射し
て光軸の向きを90度変更し、測定光路部材30中を逆
方向に透過する。
【0027】コリメート光学部20及び光受光器22
と、測定光路部材30との間には、ビーム分割部32が
設けられている。ビーム分割部32は、コリメート光学
部20からの照射光を測定光路部材30の端部に導き、
測定光路部材30の端部からの測定光を光受光部22に
導く。ビーム分割部32は、コリメート光学部20の正
面に設けられた偏光ビームスプリッタ32aと、光受光
器22の正面に設けられた偏光ビームスプリッタ32b
と、偏光ビームスプリッタ32aと測定光路部材30の
端部との間に設けられた四分の一波長板32cにより構
成されている。
【0028】コリメート光学部20から出射されたパル
ス状のレーザ光は、偏光ビームスプリッタ32a、四分
の一波長板32cを介して、測定光路部材30の端部に
入射される。測定光路部材30の端部から出射された測
定光は、四分の一波長板32cを介して偏光ビームスプ
リッタ32aに入射される。この測定光は、偏光ビーム
スプリッタ32aにより光軸の向きが90度変更され、
更に、偏光ビームスプリッタ32bにより光軸の向きが
再度90度変更され、光受光器22に入射される。
【0029】本実施例による温度測定装置の動作につい
て説明する。レーザ光源16から出射されたパルス状の
レーザ光は、光ファイバ18を介してコリメート光学部
20に導かれ、コリメート光学部20から平行光線束と
して出射される。コリメート光学部20から出射された
パルス状のレーザ光は、ビーム分割部32の偏光ビーム
スプリッタ32a、四分の一波長板32cを透過して、
測定光路部材30の端部に入射される。
【0030】端部に入射されたレーザ光は測定光路部材
30を透過し、半導体基板10側の45度に切断された
切断面32aで反射して平面30bから出射し、半導体
基板10にほぼ垂直に入射する。半導体基板10からの
反射光は、測定光路部材30の端部の平面30bに入射
し、切断面30aにおいて反射し、測定光路部材30中
を逆方向に透過する。この透過した測定光は測定光路部
材30の端部から出射される。
【0031】測定光路部材30の端部から出射された測
定光は、四分の一波長板32cを介して偏光ビームスプ
リッタ32aに入射され、この偏光ビームスプリッタ3
2a、32bにより光軸の向きが変更され、光受光器2
2に入射される。光受光器22により受光された受光信
号は、データ信号線24を介してA/D変換ユニット2
6に伝送され、A/D変換ユニット26によりアナログ
信号からデジタル信号に変換される。コンピュータ28
は入力されたデジタル受光信号から、反射光による干渉
光の強度変化を計算し、その計算結果に基づいて測定温
度と共に温度変化方向を決定する。
【0032】このように本実施例によれば、チャンバ内
の半導体基板近傍に測定光路部材を設け、この測定光路
部材により、光コリメート部から半導体基板を介して光
受光器に至る測定光の光路の一部を形成したので、半導
体基板の周囲の環境の影響を受けにくく正確な温度測定
を行うことができる。また、測定光路部材の端部に簡単
な加工を施すだけで、容易に光軸の向きを変更すること
ができる。
【0033】さらに、本実施例によれば、チャンバのど
の位置に窓がある場合でも、半導体基板に対して垂直に
照射光を入射することができるので、精度の良い温度測
定を行うことができる。この点について詳細に説明す
る。本実施例のように、光の干渉を利用した温度測定方
法では、被測定物の法線に対する入射角度が小さい、す
なわち、被測定物に対してなるべく垂直に照射した方が
精度良く測定できる。しかしながら、半導体装置の製造
に用いられるチャンバの場合、半導体基板の直上である
チャンバの天井に窓があることはほとんどなく、通常は
チャンバの側壁に窓が形成されている。温度測定用に新
たに窓を形成する場合でも、チャンバの天井よりも側壁
の方が作りやすい。
【0034】これは、チャンバの天井側には、ガス清流
用のシャワーヘッドや高周波電源等があるからである。
また、エッチング量やデポジット量の均一性を保つうえ
からも、チャンバの天井側に穴をあけて窓を形成するこ
とは望ましくない。そこで、従来は、チャンバの側壁の
窓から半導体基板に照射光を入射していたので、半導体
基板に対して斜めの角度から光が照射し、精度の良い温
度測定を行うことがむずかしい。
【0035】しかるに、本実施例では、チャンバの側壁
にしか窓がない場合でも、その窓を改造して測定光路部
材を挿入するようにすれば、その端部から半導体基板に
対してレーザ光を垂直に入射することができる。したが
って、精度の良い温度測定を行うことができる。また、
本実施例による温度測定装置を用いて、半導体基板の温
度を測定しながら、半導体基板に対して所定の処理、例
えば、熱処理、イオン注入処理、エッチング処理、拡散
処理、前処理、堆積処理等の処理を行えば、正確な温度
測定により適切な処理を行うことができる。したがっ
て、所望の特性の半導体装置を製造することができると
共に、半導体装置の製造歩留まりが向上することができ
る。 [第2実施例]次に、本発明の第2実施例による温度測
定装置を図3を用いて説明する。図1及び図2に示す温
度測定装置と同一又は同種の構成要素には同一の符号を
付して説明を省略又は簡略にする。
【0036】本実施例では半導体基板の透過光を用い、
その透過光による干渉光の強度変化を観察することによ
り被測定基板の温度を決定する。そして、測定光路部材
を工夫して、ビーム分割部を用いることなく照射光と反
射光を分離できるようにしたものである。被測定物であ
る半導体基板10は、チャンバ12内において、図3に
示すように水平に載置されている。
【0037】レーザ光源16、コリメート光学部20
は、光受光器22、A/D変換ユニット26、コンピュ
ータ28は、共にチャンバ12の左側に配置されてい
る。コリメート光学部20及び光受光器22と、チャン
バ12内の半導体基板10とを結ぶ測定光路を形成する
ために、測定光路部材30が設けられている。測定光路
部材30は、太いロッド形状をしており、石英、サファ
イア等のレーザ光を透過する物質から形成されている。
【0038】測定光路部材30は、チャンバ12内の半
導体基板10に対して平行に延びている。半導体基板1
0上方の測定光路部材30の端部は、半導体基板10に
照射光を照射し、半導体基板10からの反射光を光受光
器22に導くことができるように加工されている。図3
に示すように、測定光路部材30の端部の中央に半導体
基板10が挿入するための凹部30eを形成する。凹部
30eの上方及び下方の端部を45度の角度で切断して
切断面30a、30cを形成する。切断面30a下方の
凹部30eの内面を平坦にして平面30bを形成し、切
断面30c上方の凹部の内面を平坦にして平面30dを
形成する。
【0039】測定光路部材30の反対側の端部の近傍に
は、第1実施例のビーム分割部32を設けることなく、
コリメート光学部20及び光受光器22が配置されてい
る。コリメート光学部20は、測定光路部材30の端部
の下部に配置され、光受光器22は、測定光路部材30
の端部の上部に配置されている。コリメート光学部20
から出射した照射光は、測定光路部材30の端部の下部
に入射し、測定光路部材30を透過する。測定光路部材
30中を透過してきた照射光は、切断面30cにおいて
反射して光路を90度変更し、平面30dから出射して
半導体基板10にほぼ垂直に入射する。半導体基板10
の透過光は平面30bにほぼ垂直に入射し、切断面30
aで反射して光軸の向きを90度変更し、測定光路部材
30中を逆方向に透過する。測定光路部材30の端部の
上部から出射した透過光は、光受光器22により受光さ
れる。
【0040】本実施例による温度測定装置の動作につい
て説明する。レーザ光源16から出射されたパルス状の
レーザ光は、光ファイバ18を介してコリメート光学部
20に導かれ、コリメート光学部20から平行光線束と
して出射される。コリメート光学部20から出射された
パルス状のレーザ光は、測定光路部材30の端部に入射
される。端部に入射されたレーザ光は測定光路部材30
を透過し、半導体基板10側の45度に切断された切断
面32cで反射して平面30dから出射し、半導体基板
10にほぼ垂直に入射する。
【0041】半導体基板10の透過光は、測定光路部材
30の端部の平面30bに入射し、切断面30aにおい
て反射し、測定光路部材30中を逆方向に透過する。こ
の透過した測定光は測定光路部材30の端部から出射さ
れる。測定光路部材30の端部から出射された測定光
は、光受光器22に入射される。光受光器22により受
光された受光信号は、データ信号線24を介してA/D
変換ユニット26に伝送され、A/D変換ユニット26
によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。コ
ンピュータ28は入力されたデジタル受光信号から、反
射光による干渉光の強度変化を計算し、その計算結果に
基づいて測定温度と共に温度変化方向を決定する。
【0042】このように本実施例によれば、チャンバ内
の半導体基板近傍に測定光路部材を設け、この測定光路
部材により、光コリメート部から半導体基板を介して光
受光器に至る測定光の光路の一部を形成したので、半導
体基板の周囲の環境の影響を受けにくく正確な温度測定
を行うことができる。また、測定光路部材の端部に簡単
な加工を施すだけで、容易に光軸の向きを変更すること
ができる。さらに、本実施例によれば、チャンバの側壁
に窓がある場合でも、半導体基板に対して垂直に照射光
を入射することができるので、精度の良い温度測定を行
うことができる。 [第3実施例]次に、本発明の第3実施例による温度測
定装置を図4を用いて説明する。図1乃至図3に示す温
度測定装置と同一又は同種の構成要素には同一の符号を
付して説明を省略又は簡略にする。
【0043】本実施例では半導体基板の透過光を用い、
その透過光による干渉光の強度変化を観察することによ
り被測定基板の温度を決定する。被測定物である半導体
基板10は、チャンバ12内において、図4に示すよう
に、垂直に起立して載置されている。レーザ光源16、
コリメート光学部20は、チャンバ12の左側に配置さ
れ、光受光器22、A/D変換ユニット26、コンピュ
ータ28は、チャンバ12の右側に配置されている。
【0044】チャンバ12内外を結ぶ測定光路を形成す
るために、チャンバ12に2つの測定光路部材30A、
30Bが設けられている。測定光路部材30A、30B
は、共に、ロッド形状をしており、石英、サファイア等
のレーザ光を透過する物質から形成されている。測定光
路部材30Aは、チャンバ12内の半導体基板10の左
側の面と、コリメート光学部20との間に設けられてい
る。コリメート光学部20から出射されたレーザ光は、
測定光路部材30Aの端部に入射され、測定光路部材3
0Aを透過して、端部から出射し、半導体基板10に入
射される。
【0045】測定光路部材30Bは、チャンバ12内の
半導体基板10の右側の面と、光受光器22との間に設
けられている。半導体基板10の透過光は、測定光路部
材30Bの端部に入射され、測定光路部材30Bを透過
して、端部から出射し、光受光器22に入射される。本
実施例による温度測定装置の動作について説明する。
【0046】レーザ光源16から出射されたパルス状の
レーザ光は、光ファイバ18を介してコリメート光学部
20に導かれ、コリメート光学部20から平行光線束と
して出射される。コリメート光学部20から出射された
パルス状のレーザ光は、測定光路部材30Aの端部に入
射し、測定光路部材30A中を透過し、半導体基板10
にほぼ垂直に入射する。
【0047】半導体基板10の透過光は、測定光路部材
30Bの端部に入射し、測定光路部材30B中を透過
し、光受光器22に入射する。光受光器22により受光
された受光信号は、データ信号線24を介してA/D変
換ユニット26に伝送され、A/D変換ユニット26に
よりアナログ信号からデジタル信号に変換される。コン
ピュータ28は入力されたデジタル受光信号から、反射
光による干渉光の強度変化を計算し、その計算結果に基
づいて測定温度と共に温度変化方向を決定する。
【0048】このように本実施例によれば、チャンバ内
の半導体基板近傍に測定光路部材を設け、この測定光路
部材により、光コリメート部から半導体基板を介して光
受光器に至る測定光の光路の一部を形成したので、半導
体基板の周囲の環境の影響を受けにくく正確な温度測定
を行うことができる。 [第4実施例]次に、本発明の第4実施例による温度測
定装置を図5を用いて説明する。図1乃至図4に示す温
度測定装置と同一又は同種の構成要素には同一の符号を
付して説明を省略又は簡略にする。
【0049】本実施例では、第3実施例と異なり、ひと
つの測定光路部材を用い、半導体基板の透過光による干
渉光の強度変化を観察することにより被測定基板の温度
を決定する。被測定物である半導体基板10は、チャン
バ12内において、図5に示すように、垂直に起立して
載置されている。
【0050】レーザ光源16、コリメート光学部20
は、チャンバ12の左側に配置され、光受光器22、A
/D変換ユニット26、コンピュータ28は、チャンバ
12の右側に配置されている。チャンバ12内外を結ぶ
測定光路を形成するために、チャンバ12にひとつの測
定光路部材30が設けられている。測定光路部材30中
央の半導体基板10の位置には凹部30eが形成されて
いる。半導体基板10の縁が凹部30eに挿入される。
【0051】測定光路部材30の左側の端部にはコリメ
ート光学部20が設けられ、右側の端部には光受光器2
2が設けられている。コリメート光学部20から出射さ
れたパルス状のレーザ光は、測定光路部材30Aの端部
に入射され、測定光路部材30Aを透過して、凹部30
eにおいて出射し、半導体基板10に入射される。半導
体基板10の透過光は、再び測定光路部材30に入射さ
れ、測定光路部材30を透過して、端部から出射し、光
受光器22に入射される。
【0052】本実施例による温度測定装置の動作につい
て説明する。レーザ光源16から出射されたパルス状の
レーザ光は、光ファイバ18を介してコリメート光学部
20に導かれ、コリメート光学部20から平行光線束と
して出射される。コリメート光学部20から出射された
パルス状のレーザ光は、測定光路部材30の端部に入射
し、測定光路部材30中を透過し、凹部30eに挿入さ
れた半導体基板10にほぼ垂直に入射する。半導体基板
10の透過光は、測定光路部材30の凹部30eから入
射し、測定光路部材30中を透過し、光受光器22に入
射する。
【0053】光受光器22により受光された受光信号
は、データ信号線24を介してA/D変換ユニット26
に伝送され、A/D変換ユニット26によりアナログ信
号からデジタル信号に変換される。コンピュータ28は
入力されたデジタル受光信号から、反射光による干渉光
の強度変化を計算し、その計算結果に基づいて測定温度
と共に温度変化方向を決定する。
【0054】このように本実施例によれば、チャンバ内
の半導体基板近傍に測定光路部材を設け、この測定光路
部材により、光コリメート部から半導体基板を介して光
受光器に至る測定光の光路の形成したので、半導体基板
の周囲の環境の影響を受けにくく正確な温度測定を行う
ことができる。 [第5実施例]次に、本発明の第5実施例による温度測
定装置を図6を用いて説明する。図1乃至図5に示す温
度測定装置と同一又は同種の構成要素には同一の符号を
付して説明を省略又は簡略にする。
【0055】本実施例では半導体基板にレーザ光を斜め
に入射し、半導体基板からの反射光による干渉光の強度
変化を観察することにより被測定基板の温度を決定す
る。被測定物である半導体基板10は、第1の実施例と
同様に、チャンバ12内のヒータ14上に載置されてい
る。レーザ光源16、コリメート光学部20は、チャン
バ12の左側に配置され、半導体基板10に対して斜め
方向からレーザ光を照射する。光受光器22、A/D変
換ユニット26、コンピュータ28は、チャンバ12の
右側に配置され、半導体基板10からの反射光を受光す
る。
【0056】チャンバ12内外を結ぶ測定光路を形成す
るために、チャンバ12に2つの測定光路部材30A、
30Bが設けられている。測定光路部材30A、30B
は、ロッド形状をしており、石英、サファイア等のレー
ザ光を透過する物質から形成されている。測定光路部材
30Aは、チャンバ12内の半導体基板10上面と、コ
リメート光学部20との間に設けられている。コリメー
ト光学部20から出射されたレーザ光は、測定光路部材
30Aの端部に入射され、測定光路部材30Aを透過し
て、端部から出射し、半導体基板10に斜めに入射され
る。
【0057】測定光路部材30Bは、チャンバ12内の
半導体基板10上面と、光受光器22との間に設けられ
ている。半導体基板10からの反射光は、測定光路部材
30Bの端部に入射され、測定光路部材30Bを透過し
て、端部から出射し、光受光器22に入射される。本実
施例による温度測定装置の動作について説明する。
【0058】レーザ光源16から出射されたパルス状の
レーザ光は、光ファイバ18を介してコリメート光学部
20に導かれ、コリメート光学部20から平行光線束と
して出射される。コリメート光学部20から出射された
パルス状のレーザ光は、測定光路部材30Aの端部に入
射し、測定光路部材30A中を透過し、半導体基板10
に斜めに入射する。
【0059】半導体基板10からの反射光は、測定光路
部材30Bの端部に入射し、測定光路部材30B中を透
過し、光受光器22に入射する。光受光器22により受
光された受光信号は、データ信号線24を介してA/D
変換ユニット26に伝送され、A/D変換ユニット26
によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。コ
ンピュータ28は入力されたデジタル受光信号から、反
射光による干渉光の強度変化を計算し、その計算結果に
基づいて測定温度と共に温度変化方向を決定する。
【0060】このように本実施例によれば、チャンバ内
の半導体基板近傍に測定光路部材を設け、この測定光路
部材により、光コリメート部から半導体基板を介して光
受光器に至る測定光の光路の一部を形成したので、半導
体基板の周囲の環境の影響を受けにくく正確な温度測定
を行うことができる。 [変形例]本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可
能である。
【0061】例えば、上記実施例では、測定光路部材の
材料の具体例として、石英、サファイアを記載したが、
レーザ光が透過する物質であればよく、ZnSe、G
e、KBr、CaF2、BaF2、クラウンガラス等の物
質でもよい。また、上記実施例では半導体基板の温度を
測定したが、温度により厚さや誘電率が変化するもので
あれば、他の材料の基板でもよい。また、基板形状に限
らず、他の形状の被測定物でもよい。
【0062】また、上記実施例では、パルス状のレーザ
光を用いて温度を測定したが、これに限られるものでは
なく、可干渉性の光であればよい。さらに、上記実施例
では被測定物の温度を測定したが、温度以外の物理量を
測定する場合でもよい。
【0063】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、チャンバ
内に、可干渉性の光が透過する物質からなる測定光路部
材を挿入し、被測定物への照射光、被測定物の透過光又
は反射光が、測定光路部材を透過するようにしているの
で、周囲の環境の影響を受けにくく正確な測定を行うこ
とができる。
【0064】本発明によれば、可干渉性の光を出力し、
被測定物に照射する照射手段と、被測定物の透過光又は
反射光の干渉光強度から物理量を測定する測定手段と、
チャンバ内に挿入され、可干渉性の光が透過する物質か
らなり、照射手段からの照射光、被測定物の透過光又は
反射光の光路の一部を形成する測定光路部材とを設けた
ので、周囲の環境の影響を受けにくく正確な測定を行う
ことができる。
【0065】上述した測定装置において、測定光路部材
の一端の側に被測定物を配置し、他端の側に照射手段及
び前記測定手段を配置し、照射手段から照射光は、測定
光路部材の他端に入射され、一端から出射されて被測定
物に照射され、被測定物からの透過光又は反射光は、測
定光路部材の一端から入射され、他端から出射されて、
測定手段に入射するようにすれば、測定光路部材の端部
を加工するだけで、容易に光軸の向きを変更することが
できる。
【0066】上述した測定装置において、測定光路部材
は、一端が前記被測定物近傍に位置し、他端が前記照射
手段近傍に位置する第1の測定光路部材と、一端が前記
被測定物近傍に位置し、他端が前記測定手段近傍に位置
する第2の測定光路部材とを有し、照射手段から照射光
は、第1の測定光路部材の他端に入射され、一端から出
射されて、被測定物に照射され、被測定物からの透過光
又は反射光は、第2の測定光路部材の一端から入射さ
れ、他端から出射されて、測定手段に入射するようにす
れば、周囲の環境の影響を受けにくく正確な測定を行う
ことができる。
【0067】本発明においては、チャンバ内に半導体基
板を載置し、可干渉性の光を出力し、半導体基板に照射
する照射手段と、半導体基板の透過光又は反射光の干渉
光強度から物理量を測定する測定手段と、チャンバ内に
挿入され、可干渉性の光が透過する物質からなり、照射
手段からの照射光、半導体基板の透過光又は反射光の光
路の一部を形成する測定光路部材とを有する温度測定装
置を用いて、チャンバ内に載置された半導体基板の温度
を測定するようにしたので、高温まで半導体基板を温度
測定しながら、熱処理、イオン注入処理、エッチング処
理、拡散処理、前処理及び堆積処理のいずれかの処理を
適切に行うことができ、所望の特性の半導体装置を製造
することができると共に、半導体装置の製造歩留まりを
向上させ、半導体製造技術に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による温度測定装置を示す
図である。
【図2】図1に示す温度測定装置の測定光路部材の端部
の詳細を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例による温度測定装置を示す
図である。
【図4】本発明の第3実施例による温度測定装置を示す
図である。
【図5】本発明の第4実施例による温度測定装置を示す
図である。
【図6】本発明の第5実施例による温度測定装置を示す
図である。
【符号の説明】
10…半導体基板 12…チャンバ 14…ヒータ 16…レーザ光源 18…光ファイバ 20…コリメート光学部 22…光受光器 24…データ信号線 26…A/D変換ユニット 28…コンピュータ 30,30A、30B…測定光路部材 32…ビーム分割部 32a、32b…偏光ビームスプリッタ 32c…四分の一波長板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に可干渉性の光を照射して、前
    記被測定物の透過光又は反射光の干渉光強度から物理量
    を測定する測定方法において、 前記被測定物が載置されるチャンバ内に、前記可干渉性
    の光が透過する物質からなる測定光路部材を挿入し、前
    記被測定物への照射光、前記被測定物の透過光又は反射
    光は、前記測定光路部材を透過することを特徴とする測
    定方法。
  2. 【請求項2】 被測定物に可干渉性の光を照射して、前
    記被測定物の物理量を測定する測定装置において、 可干渉性の光を出力し、前記被測定物に照射する照射手
    段と、 前記被測定物の透過光又は反射光の干渉光強度から物理
    量を測定する測定手段と、 前記被測定物が載置されるチャンバ内に挿入され、前記
    可干渉性の光が透過する物質からなり、前記照射手段か
    らの照射光、前記被測定物の透過光又は反射光の光路の
    一部を形成する測定光路部材とを有することを特徴とす
    る測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の測定装置において、 前記測定光路部材の一端の側に前記被測定物が配置さ
    れ、他端の側に前記照射手段及び前記測定手段が配置さ
    れ、 前記照射手段から照射光は、前記測定光路部材の前記他
    端に入射され、前記一端から出射されて前記被測定物に
    照射され、前記被測定物からの透過光又は反射光は、前
    記測定光路部材の前記一端から入射され、前記他端から
    出射されて、前記測定手段に入射されることを特徴とす
    る測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の測定装置において、 前記測定光路部材の前記一端に、前記照射光、反射光又
    は透過光の光軸の向きを変更する切断面が形成されてお
    り、 前記測定光路部材の前記他端に入射された前記照射光の
    光軸の向きを、前記切断面により変更して前記被測定物
    に照射し、 前記測定光路部材の前記一端に入射された前記透過光又
    は反射光の光軸の向きを、前記切断面により変更して前
    記測定光路部材の前記他端から出射することを特徴とす
    る測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の測定装置において、 前記測定光路部材は、 一端が前記被測定物近傍に位置し、他端が前記照射手段
    近傍に位置する第1の測定光路部材と、 一端が前記被測定物近傍に位置し、他端が前記測定手段
    近傍に位置する第2の測定光路部材とを有し、 前記照射手段から照射光は、前記第1の測定光路部材の
    前記他端に入射され、前記一端から出射されて、前記被
    測定物に照射され、 前記被測定物からの透過光又は反射光は、前記第2の測
    定光路部材の前記一端から入射され、前記他端から出射
    されて、前記測定手段に入射されることを特徴とする測
    定装置。
  6. 【請求項6】 チャンバ内に半導体基板を載置し、可干
    渉性の光を出力し、前記半導体基板に照射する照射手段
    と、前記半導体基板の透過光又は反射光の干渉光強度か
    ら物理量を測定する測定手段と、前記チャンバ内に挿入
    され、前記可干渉性の光が透過する物質からなり、前記
    照射手段からの照射光、前記半導体基板の透過光又は反
    射光の光路の一部を形成する測定光路部材とを有する温
    度測定装置を用いて、前記チャンバ内に載置された前記
    半導体基板の温度を測定しながら、熱処理、イオン注入
    処理、エッチング処理、拡散処理、前処理及び堆積処理
    のいずれかの処理を行うことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441737B1 (ko) * 2001-03-28 2004-07-27 가부시끼가이샤 도시바 박막의 막두께 모니터링 방법 및 기판 온도 측정 방법
WO2007094435A1 (ja) * 2006-02-15 2007-08-23 National University Corporation Okayama University 温度センサ

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