JPH0951225A - ミリ波帯平面アンテナ - Google Patents
ミリ波帯平面アンテナInfo
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- JPH0951225A JPH0951225A JP20319295A JP20319295A JPH0951225A JP H0951225 A JPH0951225 A JP H0951225A JP 20319295 A JP20319295 A JP 20319295A JP 20319295 A JP20319295 A JP 20319295A JP H0951225 A JPH0951225 A JP H0951225A
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- dielectric substrate
- antenna
- wave band
- millimeter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ミリ波帯平面アンテナの交差偏波成分を抑制
し、また、高効率、小型および高機能なアンテナを得
る。 【構成】 地導体層1の上面に誘電体2aを介して放射
素子8および給電線路3が積層され、その上部に誘電体
スペーサ2bを介して地導体16に設けた放射窓4およ
び偏波グリッド18が形成されたものである。 【効果】 ミリ波帯平面アンテナの放射窓に放射素子の
偏波と垂直方向に長手方向へ偏波グリッドを設けること
により、交差偏波成分の抑制された特性が得られる効果
がある。
し、また、高効率、小型および高機能なアンテナを得
る。 【構成】 地導体層1の上面に誘電体2aを介して放射
素子8および給電線路3が積層され、その上部に誘電体
スペーサ2bを介して地導体16に設けた放射窓4およ
び偏波グリッド18が形成されたものである。 【効果】 ミリ波帯平面アンテナの放射窓に放射素子の
偏波と垂直方向に長手方向へ偏波グリッドを設けること
により、交差偏波成分の抑制された特性が得られる効果
がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば自動車の前面に
取付けられ、先行車との車間距離を測定するなどして車
の安全制御に用いられるアンテナに関するものであり、
さらには小型、薄型、軽量で高利得なミリ波帯平面アン
テナに関するものである。
取付けられ、先行車との車間距離を測定するなどして車
の安全制御に用いられるアンテナに関するものであり、
さらには小型、薄型、軽量で高利得なミリ波帯平面アン
テナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりミリ波帯平面アンテナとしては
誘電体基板上にストリップ導体を配置したマイクロスト
リップアンテナが知られている。また、アレー化した際
の給電線路の放射損、導体損による放射効率の低下を抑
制するために放射窓を用いたトリプレート線路給電の平
面アンテナが用いられてきた。例えば、図17は、太
田,”60GHz帯トリプレート給電型パッチアンテナ
の放射特性”,電子情報通信学会秋季信学全大,No
B−114,1993.に示されたミリ波帯平面アンテ
ナの構成を示す。図17において、1aおよび1bは地
導体、2aおよび2bは誘電体基板、3は給電線路、8
は放射素子、17はフィルム基板、4は放射窓である。
誘電体基板上にストリップ導体を配置したマイクロスト
リップアンテナが知られている。また、アレー化した際
の給電線路の放射損、導体損による放射効率の低下を抑
制するために放射窓を用いたトリプレート線路給電の平
面アンテナが用いられてきた。例えば、図17は、太
田,”60GHz帯トリプレート給電型パッチアンテナ
の放射特性”,電子情報通信学会秋季信学全大,No
B−114,1993.に示されたミリ波帯平面アンテ
ナの構成を示す。図17において、1aおよび1bは地
導体、2aおよび2bは誘電体基板、3は給電線路、8
は放射素子、17はフィルム基板、4は放射窓である。
【0003】次に動作原理について説明する。トリプレ
ート線路給電のミリ波帯マイクロストリップアンテナは
地導体1a上に誘電体基板2aを介して放射素子3が形
成されている。ここで、放射素子8と給電線路3が共平
面上にケミカルエッチングによりプリントされる。ま
た、放射素子8上に誘電体基板2bを介して放射窓4が
積層される。放射窓4は放射素子8の上に構成されるよ
うに設計され、放射窓4の大きさは放射素子8よりも大
きく設定するのが一般的である。放射窓4は放射素子8
の上部にのみ構成されるため、給電線路3は上下が地導
体で挟まれたトリプレート構造となる。これより給電線
路3からの不要放射を抑制することができ、簡単な構造
のミリ波帯平面アンテナが得られる。
ート線路給電のミリ波帯マイクロストリップアンテナは
地導体1a上に誘電体基板2aを介して放射素子3が形
成されている。ここで、放射素子8と給電線路3が共平
面上にケミカルエッチングによりプリントされる。ま
た、放射素子8上に誘電体基板2bを介して放射窓4が
積層される。放射窓4は放射素子8の上に構成されるよ
うに設計され、放射窓4の大きさは放射素子8よりも大
きく設定するのが一般的である。放射窓4は放射素子8
の上部にのみ構成されるため、給電線路3は上下が地導
体で挟まれたトリプレート構造となる。これより給電線
路3からの不要放射を抑制することができ、簡単な構造
のミリ波帯平面アンテナが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、トリプレ
ート構造で給電線路からの不要放射を抑さえ、簡単なミ
リ波帯平面アンテナが実現できるが以下のような問題点
がある。ミリ波帯においては給電線路幅や地導体間の距
離が波長に比較して大きくなるため、給電線路はTEM
モード以外の高次モードが発生し、マイクロストリップ
線路も高次モードが発生するため、それに伴うアンテナ
の交差偏波成分の劣化が問題となる。また、誘電体基板
の比誘電率が大きいほど、誘電体損が大きくなるために
アンテナの利得が下がり、また、放射素子と地導体間で
の電磁界が集中するために、帯域が狭くなるという問題
があった。また、比誘電率が1.1程度の発泡材は柔ら
かく、厚さのばらつきが大きく、均一な力の固定が難し
いという問題点があった。また、ミリ波帯においてはレ
ドームの厚さが波長に比べて無視できず、アンテナ特性
におよぼす影響が大きいという問題があった。また、こ
の種の多層構造のアンテナにおいては各層の押さえ方で
特性が大きく変化するという問題があった。また、アン
テナを45゜傾けて使用する際、正方配列のアンテナに
関しては対角が上下と左右に位置するため、アンテナの
外寸が大きく、設置場所が制限されるという問題があっ
た。また、45゜偏波を構成する際に放射素子に45゜
の角度から給電を行うと、給電線路の構成が複雑とな
り、ミリ波帯になると給電回路のスペースがなくなると
いう問題があった。また、アンテナ面にレドームを設置
する際に簡単な構成で防水機能を持たせることが困難で
あった。
ート構造で給電線路からの不要放射を抑さえ、簡単なミ
リ波帯平面アンテナが実現できるが以下のような問題点
がある。ミリ波帯においては給電線路幅や地導体間の距
離が波長に比較して大きくなるため、給電線路はTEM
モード以外の高次モードが発生し、マイクロストリップ
線路も高次モードが発生するため、それに伴うアンテナ
の交差偏波成分の劣化が問題となる。また、誘電体基板
の比誘電率が大きいほど、誘電体損が大きくなるために
アンテナの利得が下がり、また、放射素子と地導体間で
の電磁界が集中するために、帯域が狭くなるという問題
があった。また、比誘電率が1.1程度の発泡材は柔ら
かく、厚さのばらつきが大きく、均一な力の固定が難し
いという問題点があった。また、ミリ波帯においてはレ
ドームの厚さが波長に比べて無視できず、アンテナ特性
におよぼす影響が大きいという問題があった。また、こ
の種の多層構造のアンテナにおいては各層の押さえ方で
特性が大きく変化するという問題があった。また、アン
テナを45゜傾けて使用する際、正方配列のアンテナに
関しては対角が上下と左右に位置するため、アンテナの
外寸が大きく、設置場所が制限されるという問題があっ
た。また、45゜偏波を構成する際に放射素子に45゜
の角度から給電を行うと、給電線路の構成が複雑とな
り、ミリ波帯になると給電回路のスペースがなくなると
いう問題があった。また、アンテナ面にレドームを設置
する際に簡単な構成で防水機能を持たせることが困難で
あった。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、ミリ波帯で動作する平面アンテナの交差
偏波成分を抑制し、また、高効率、小型および高機能な
アンテナを提供することを目的とする。
たものであり、ミリ波帯で動作する平面アンテナの交差
偏波成分を抑制し、また、高効率、小型および高機能な
アンテナを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1にお
いては、平板状の地導体、上記地導体上に設けた誘電体
基板、上記誘電体基板上に設けた放射素子と給電回路、
上記放射素子と給電回路上に設けた誘電体基板、上記誘
電体基板上に設けた上記放射素子の偏波に垂直方向に複
数のスリットを長手方向に設けた放射窓を有する地導体
とが積層されたことを特徴とするものである。
いては、平板状の地導体、上記地導体上に設けた誘電体
基板、上記誘電体基板上に設けた放射素子と給電回路、
上記放射素子と給電回路上に設けた誘電体基板、上記誘
電体基板上に設けた上記放射素子の偏波に垂直方向に複
数のスリットを長手方向に設けた放射窓を有する地導体
とが積層されたことを特徴とするものである。
【0007】この発明の実施例2においては、平板状の
地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電体
基板上に設けた放射素子上に偏波方向と等しい方向に単
数もしくは複数のスリットを設けた放射素子と給電回
路、上記放射素子と給電回路上に設けた誘電体基板、上
記誘電体基板上に設けた上記放射素子の偏波に垂直な方
向に複数のスリットを長手方向に設けた放射窓を有する
地導体とが積層されたことを特徴とするものである。
地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電体
基板上に設けた放射素子上に偏波方向と等しい方向に単
数もしくは複数のスリットを設けた放射素子と給電回
路、上記放射素子と給電回路上に設けた誘電体基板、上
記誘電体基板上に設けた上記放射素子の偏波に垂直な方
向に複数のスリットを長手方向に設けた放射窓を有する
地導体とが積層されたことを特徴とするものである。
【0008】この発明の実施例3においては、請求項1
または2記載のミリ波帯平面アンテナにおいて、誘電体
基板材料に比誘電率が1.2から1.5の誘電体を用い
ることを特徴とするものである。
または2記載のミリ波帯平面アンテナにおいて、誘電体
基板材料に比誘電率が1.2から1.5の誘電体を用い
ることを特徴とするものである。
【0009】この発明の実施例4においては、平板状の
地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電体
基板上に設けた放射素子と給電回路、上記放射素子と給
電回路上に設けた誘電体基板、上記誘電体基板上に設け
た上記放射素子の偏波と垂直方向に複数のスリットを長
手方向に設けた放射窓を有する地導体、上記放射窓上に
設けた誘電体からなるレドームとが積層され、レドーム
の厚さを(半波長)/(√レドームの比誘電率)のほぼ
整数倍することを特徴とするものである。
地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電体
基板上に設けた放射素子と給電回路、上記放射素子と給
電回路上に設けた誘電体基板、上記誘電体基板上に設け
た上記放射素子の偏波と垂直方向に複数のスリットを長
手方向に設けた放射窓を有する地導体、上記放射窓上に
設けた誘電体からなるレドームとが積層され、レドーム
の厚さを(半波長)/(√レドームの比誘電率)のほぼ
整数倍することを特徴とするものである。
【0010】この発明の実施例5においては、平板状の
地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電体
基板上に設けた放射素子と給電回路、上記放射素子と給
電回路上に設けた誘電体基板、上記誘電体基板上に設け
た上記放射素子の偏波と垂直方向に複数のスリットを長
手方向に設けた放射窓を有する地導体とが積層された請
求項1〜4のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナに
おいて、上記放射窓上に設けた誘電体基板、上記基板上
に誘電体からなるレドームとが積層され、上記誘電体基
板の厚さを半波長のほぼ整数倍とすることを特徴とする
ものである。
地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電体
基板上に設けた放射素子と給電回路、上記放射素子と給
電回路上に設けた誘電体基板、上記誘電体基板上に設け
た上記放射素子の偏波と垂直方向に複数のスリットを長
手方向に設けた放射窓を有する地導体とが積層された請
求項1〜4のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナに
おいて、上記放射窓上に設けた誘電体基板、上記基板上
に誘電体からなるレドームとが積層され、上記誘電体基
板の厚さを半波長のほぼ整数倍とすることを特徴とする
ものである。
【0011】この発明の実施例6においては、請求項4
または5記載のミリ波帯平面アンテナにおいて、その反
りの外径方向をアンテナ前面に取り付けることを特徴と
するものである。
または5記載のミリ波帯平面アンテナにおいて、その反
りの外径方向をアンテナ前面に取り付けることを特徴と
するものである。
【0012】この発明の実施例7においては、放射素子
を複数個配列した請求項1〜5のいずれかに記載のミリ
波帯平面アンテナにおいて、外形が多角形構造であるこ
とを特徴とするものである。
を複数個配列した請求項1〜5のいずれかに記載のミリ
波帯平面アンテナにおいて、外形が多角形構造であるこ
とを特徴とするものである。
【0013】この発明の実施例8においては、放射素子
を複数個配列した請求項1〜5のいずれかに記載のミリ
波帯平面アンテナにおいて、アンテナを水平面に対して
約45゜傾けて使用することを特徴とするものである。
を複数個配列した請求項1〜5のいずれかに記載のミリ
波帯平面アンテナにおいて、アンテナを水平面に対して
約45゜傾けて使用することを特徴とするものである。
【0014】この発明の実施例9においては、請求項1
〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、下部地導体の形状を凹部とし、同地板の周囲には溝
が形成され、上記溝の中にゴム状のシールド材質を設置
し、レドームで押さえることを特徴とするものである。
〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、下部地導体の形状を凹部とし、同地板の周囲には溝
が形成され、上記溝の中にゴム状のシールド材質を設置
し、レドームで押さえることを特徴とするものである。
【0015】この発明の実施例10においては、請求項
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、アンテナの給電回路を二分割し、コンパレータを背
面に設置し、双方のアンテナを同相または逆相で励振
し、アンテナの背面に機械駆動系を設けたことを特徴と
するものである。
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、アンテナの給電回路を二分割し、コンパレータを背
面に設置し、双方のアンテナを同相または逆相で励振
し、アンテナの背面に機械駆動系を設けたことを特徴と
するものである。
【0016】この発明の実施例11においては、請求項
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、アンテナの給電系が多分割され、各々の給電系を切
り換える移相器あるいはスイッチが装荷されたことを特
徴とするものである。
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、アンテナの給電系が多分割され、各々の給電系を切
り換える移相器あるいはスイッチが装荷されたことを特
徴とするものである。
【0017】この発明の実施例12においては、請求項
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、独立したアンテナの給電系にスイッチが装荷された
ことを特徴とするものである。
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、独立したアンテナの給電系にスイッチが装荷された
ことを特徴とするものである。
【0018】この発明の実施例13においては、請求項
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、アンテナの給電系が2n分割され、バトラマトリク
スの回路が装荷されたことを特徴とするものである。
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、アンテナの給電系が2n分割され、バトラマトリク
スの回路が装荷されたことを特徴とするものである。
【0019】この発明の実施例14においては、請求項
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、給電回路とモノリシックマイクロ波集積回路送受信
機をアンテナ裏面に一体化することを特徴とするもので
ある。
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおい
て、給電回路とモノリシックマイクロ波集積回路送受信
機をアンテナ裏面に一体化することを特徴とするもので
ある。
【0020】この発明の実施例15においては、平板状
の地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電
体基板上に設けた放射素子上に偏波方向と等しい方向に
単数もしくは複数のスリットを設けた放射素子と給電回
路、上記放射素子と給電回路上に設けた誘電体基板、上
記誘電体基板上に設けた放射窓を有する地導体とが積層
されたことを特徴とするものである。
の地導体、上記地導体上に設けた誘電体基板、上記誘電
体基板上に設けた放射素子上に偏波方向と等しい方向に
単数もしくは複数のスリットを設けた放射素子と給電回
路、上記放射素子と給電回路上に設けた誘電体基板、上
記誘電体基板上に設けた放射窓を有する地導体とが積層
されたことを特徴とするものである。
【0021】
【作用】この発明の実施例1によれば、放射素子の偏波
に垂直な方向に複数のスリットを長手方向に設けた放射
窓を用いることで交差偏波が抑制される。
に垂直な方向に複数のスリットを長手方向に設けた放射
窓を用いることで交差偏波が抑制される。
【0022】この発明の実施例2によれば、放射素子に
偏波方向と等しい方向に単数もしくは複数のスリットを
設け、放射素子の偏波に垂直な方向に複数のスリットを
長手方向に設けた放射窓を用いることで放射効率が上昇
し、低交差偏波特性が得られる。
偏波方向と等しい方向に単数もしくは複数のスリットを
設け、放射素子の偏波に垂直な方向に複数のスリットを
長手方向に設けた放射窓を用いることで放射効率が上昇
し、低交差偏波特性が得られる。
【0023】この発明の実施例3によれば、誘電体基板
に厚さのばらつきが少ない比誘電率が1.2から1.5
の誘電体を用いることで、アンテナ面への密着が均一化
され、ばらつきの少ないアンテナの放射特性が得られ
る。
に厚さのばらつきが少ない比誘電率が1.2から1.5
の誘電体を用いることで、アンテナ面への密着が均一化
され、ばらつきの少ないアンテナの放射特性が得られ
る。
【0024】この発明の実施例4によれば、レドームの
厚さを(半波長)/(√レドームの比誘電率)のほぼ整
数倍とすることで反射が最小となり、アンテナの放射効
率が上がる。
厚さを(半波長)/(√レドームの比誘電率)のほぼ整
数倍とすることで反射が最小となり、アンテナの放射効
率が上がる。
【0025】この発明の実施例5によれば、アンテナ面
とレドームの距離を半波長のほぼ整数倍とすることで反
射が最小となり、アンテナの放射効率が上がる。
とレドームの距離を半波長のほぼ整数倍とすることで反
射が最小となり、アンテナの放射効率が上がる。
【0026】この発明の実施例6によれば、レドームの
反りの外径方向をアンテナ前面に取り付けることでアン
テナ面を密着でき、アンテナ特性のばらつきを低減でき
る。
反りの外径方向をアンテナ前面に取り付けることでアン
テナ面を密着でき、アンテナ特性のばらつきを低減でき
る。
【0027】この発明の実施例7によれば、アンテナの
外形を切り落とし、多角形とすることで、アンテナ最大
径を小さくできる。
外形を切り落とし、多角形とすることで、アンテナ最大
径を小さくできる。
【0028】この発明の実施例8によれば、アンテナを
水平面に対し約45゜傾けて使用することで容易にアン
テナの偏波を45゜傾けることができる。
水平面に対し約45゜傾けて使用することで容易にアン
テナの偏波を45゜傾けることができる。
【0029】この発明の実施例9によれば、地導体周囲
上面に設けた溝の中にゴム状のシールド材質を設置し、
レドームで押さえることで気密性を保ち、防水性を高め
ることができる。
上面に設けた溝の中にゴム状のシールド材質を設置し、
レドームで押さえることで気密性を保ち、防水性を高め
ることができる。
【0030】この発明の実施例10によれば、アンテナ
の給電回路を二分割し、スイッチを用いて双方のアンテ
ナを同相または逆相で励振し、和または差の放射パター
ンを形成し、さらにアンテナを機械駆動系により動作さ
せることで目標追尾可能なアンテナを構成できる。
の給電回路を二分割し、スイッチを用いて双方のアンテ
ナを同相または逆相で励振し、和または差の放射パター
ンを形成し、さらにアンテナを機械駆動系により動作さ
せることで目標追尾可能なアンテナを構成できる。
【0031】この発明の実施例11によれば、アンテナ
の給電回路を多分割し、各々の給電系を切り換える移相
器あるいはスイッチが装荷されたことでアンテナの指向
性を変化させることができる。
の給電回路を多分割し、各々の給電系を切り換える移相
器あるいはスイッチが装荷されたことでアンテナの指向
性を変化させることができる。
【0032】この発明の実施例12によれば、独立した
アンテナの給電系にスイッチが装荷されたことでアンテ
ナを選択することができ、各々のアンテナを個別に動作
させることができる。
アンテナの給電系にスイッチが装荷されたことでアンテ
ナを選択することができ、各々のアンテナを個別に動作
させることができる。
【0033】この発明の実施例13によれば、アンテナ
の給電系を2n分割し、バトラマトリクス回路を装荷す
ることでアンテナの指向性を容易に変化させることがで
きる。
の給電系を2n分割し、バトラマトリクス回路を装荷す
ることでアンテナの指向性を容易に変化させることがで
きる。
【0034】この発明の実施例14によれば、給電回路
とモノリシックマイクロ波集積回路送受信機をアンテナ
裏面に一体化することでアンテナ装置の小型化が達成で
きる。
とモノリシックマイクロ波集積回路送受信機をアンテナ
裏面に一体化することでアンテナ装置の小型化が達成で
きる。
【0035】この発明の実施例15によれば、放射素子
に偏波方向と等しい方向に単数もしくは複数のスリット
を設けることで低交差偏波特性が得られる。
に偏波方向と等しい方向に単数もしくは複数のスリット
を設けることで低交差偏波特性が得られる。
【0036】
実施例1.図1はこの発明の実施例1に係わるミリ波帯
平面アンテナを示す概略構成図である。図1において
は、地導体1aの表面に第1の誘電体基板2aを介して
放射素子8および給電線路3が積層され、その上部に第
2の誘電体基板2bを介して地導体1bに設けた放射窓
4および偏波グリッド18が形成される。第1および第
2の誘電体基板2aおよび2bは厚さが約10分の1波
長程度の低誘電率発泡シートからなる。また、放射素子
8および給電線路3はフィルム基板上にケミカルエッチ
ングにより得られる。放射窓4は薄い金属プレートをエ
ッチングして形成される。ここで、放射窓4には偏波グ
リッド18が放射素子8の偏波方向と垂直方向に設けて
ある。
平面アンテナを示す概略構成図である。図1において
は、地導体1aの表面に第1の誘電体基板2aを介して
放射素子8および給電線路3が積層され、その上部に第
2の誘電体基板2bを介して地導体1bに設けた放射窓
4および偏波グリッド18が形成される。第1および第
2の誘電体基板2aおよび2bは厚さが約10分の1波
長程度の低誘電率発泡シートからなる。また、放射素子
8および給電線路3はフィルム基板上にケミカルエッチ
ングにより得られる。放射窓4は薄い金属プレートをエ
ッチングして形成される。ここで、放射窓4には偏波グ
リッド18が放射素子8の偏波方向と垂直方向に設けて
ある。
【0037】次に動作について説明する。地導体上に誘
電体基板を介して放射素子および給電線路を積層し、さ
らに誘電体基板を介して放射窓を積層することにより給
電線路はトリプレート構造となり、給電線路からアンテ
ナ外部への不要放射が抑制される。また、放射窓に偏波
グリッドを放射素子の偏波方向と垂直に長手方向に設け
ることで、アンテナの正偏波以外の成分は放射窓が金属
壁と等価に考えられ、正偏波成分以外は全て偏波グリッ
ドに反射してアンテナ外部へ放射されない仕組みとな
る。このため、アンテナの交差偏波成分が抑制される。
電体基板を介して放射素子および給電線路を積層し、さ
らに誘電体基板を介して放射窓を積層することにより給
電線路はトリプレート構造となり、給電線路からアンテ
ナ外部への不要放射が抑制される。また、放射窓に偏波
グリッドを放射素子の偏波方向と垂直に長手方向に設け
ることで、アンテナの正偏波以外の成分は放射窓が金属
壁と等価に考えられ、正偏波成分以外は全て偏波グリッ
ドに反射してアンテナ外部へ放射されない仕組みとな
る。このため、アンテナの交差偏波成分が抑制される。
【0038】図2(a)および図2(b)は偏波グリッ
ドによるアンテナの交差偏波抑制の効果を示す図であ
る。図2(a)は放射窓に偏波グリッドを設けた場合の
240素子アレーの交差偏波特性を示している。図2
(b)は放射窓に偏波グリッドを設けない場合の240
素子アレーの交差偏波特性を示している。放射窓に偏波
グリッドを設けた場合の交差偏波の最悪値は−28dB
であり、放射窓に偏波グリッドを設けない場合の交差偏
波の最悪値は−18dBである。これらの測定結果よ
り、放射窓に偏波グリッドを設けることによる交差偏波
成分の抑制効果は明らかである。ここでは、各素子を同
振幅・同位相で例振する例を示したが、各素子の位相を
変えてビームをチルトさせた場合、あるいは振幅を変え
て低サイドローブ化を図った場合もこの発明は有効であ
る。また、方形マイクロストリップアンテナの例を示し
たが、円形マイクロストリップアンテナ等、他の形状で
もよい。放射窓も円形等他の形状にしてもよく、マイク
ロストリップアンテナや放射窓の形状にはこの発明は依
存しない。
ドによるアンテナの交差偏波抑制の効果を示す図であ
る。図2(a)は放射窓に偏波グリッドを設けた場合の
240素子アレーの交差偏波特性を示している。図2
(b)は放射窓に偏波グリッドを設けない場合の240
素子アレーの交差偏波特性を示している。放射窓に偏波
グリッドを設けた場合の交差偏波の最悪値は−28dB
であり、放射窓に偏波グリッドを設けない場合の交差偏
波の最悪値は−18dBである。これらの測定結果よ
り、放射窓に偏波グリッドを設けることによる交差偏波
成分の抑制効果は明らかである。ここでは、各素子を同
振幅・同位相で例振する例を示したが、各素子の位相を
変えてビームをチルトさせた場合、あるいは振幅を変え
て低サイドローブ化を図った場合もこの発明は有効であ
る。また、方形マイクロストリップアンテナの例を示し
たが、円形マイクロストリップアンテナ等、他の形状で
もよい。放射窓も円形等他の形状にしてもよく、マイク
ロストリップアンテナや放射窓の形状にはこの発明は依
存しない。
【0039】実施例2.図3はこの発明の実施例2に係
わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図である。図
3においては、放射素子8に偏波方向と等しい方向に単
数もしくは複数のスリット16を設ける。さらに、放射
素子8上に誘電体基板を介して偏波グリッド18を設け
た放射窓4を有する地導体板16が積層されている。
わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図である。図
3においては、放射素子8に偏波方向と等しい方向に単
数もしくは複数のスリット16を設ける。さらに、放射
素子8上に誘電体基板を介して偏波グリッド18を設け
た放射窓4を有する地導体板16が積層されている。
【0040】次に動作原理について説明する。放射窓に
グリッドを設けると交差偏波は抑制される。しかし、放
射窓にて完全反射した成分は給電線路間での多重反射あ
るいはアンテナ内部における伝搬等により特性が劣化す
る。そこで、放射素子にグリッドを設けることで放射素
子自信の交差偏波を抑制することができる。このため、
放射素子の上に偏波グリッドを設けた放射窓を積層する
ことで放射窓にて完全反射する成分が減少し、放射効率
が上がる。
グリッドを設けると交差偏波は抑制される。しかし、放
射窓にて完全反射した成分は給電線路間での多重反射あ
るいはアンテナ内部における伝搬等により特性が劣化す
る。そこで、放射素子にグリッドを設けることで放射素
子自信の交差偏波を抑制することができる。このため、
放射素子の上に偏波グリッドを設けた放射窓を積層する
ことで放射窓にて完全反射する成分が減少し、放射効率
が上がる。
【0041】実施例3.図4はこの発明の実施例3に係
わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図である。図
4においては、地導体1aの表面に第1の誘電体基板2
aを介して放射素子8および給電線路3が積層され、そ
の上部に第2の誘電体基板2bを介して地導体1bに設
けた放射窓4が形成され、第1および第2の誘電体基板
2aおよび2bは比誘電率が1.2〜1.5を特徴とす
るものである。上記放射窓に偏波グリッド18を設けて
もこの発明が有効であることは明らかである。
わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図である。図
4においては、地導体1aの表面に第1の誘電体基板2
aを介して放射素子8および給電線路3が積層され、そ
の上部に第2の誘電体基板2bを介して地導体1bに設
けた放射窓4が形成され、第1および第2の誘電体基板
2aおよび2bは比誘電率が1.2〜1.5を特徴とす
るものである。上記放射窓に偏波グリッド18を設けて
もこの発明が有効であることは明らかである。
【0042】次に動作原理について説明する。ミリ波帯
で誘電体基板をスペーサに用いるとき、誘電体の厚さの
ばらつきがアンテナ特性に与える影響が大きいことが考
えられる。比誘電率が1.1程度の低誘電率の発泡材で
は厚さのばらつきが大きい。そこで、比誘電率1.2〜
1.5のものを用いることで厚さのばらつきの少ないス
ペーサが実現でき、安定したアンテナの放射特性が得ら
れる。
で誘電体基板をスペーサに用いるとき、誘電体の厚さの
ばらつきがアンテナ特性に与える影響が大きいことが考
えられる。比誘電率が1.1程度の低誘電率の発泡材で
は厚さのばらつきが大きい。そこで、比誘電率1.2〜
1.5のものを用いることで厚さのばらつきの少ないス
ペーサが実現でき、安定したアンテナの放射特性が得ら
れる。
【0043】実施例4.図5はこの発明の実施例4に係
わるレドームを説明するための図である。最適な厚さは
d=nλ/2√εr(n=1,2,・・)式で表され
る。ここで、εrはレドームの比誘電率を示す。また、
レドーム材料は誘電体を用いてもよい。
わるレドームを説明するための図である。最適な厚さは
d=nλ/2√εr(n=1,2,・・)式で表され
る。ここで、εrはレドームの比誘電率を示す。また、
レドーム材料は誘電体を用いてもよい。
【0044】次に動作原理について説明する。ミリ波帯
では、レドーム厚は波長に比べて無視できるほど小さく
ないため、アンテナ特性に及ぼす影響は大きい。そこ
で、レドーム7は厚さを考慮して設計する必要がある。
基本的に反射波が同相で再放射されるよう設計される。
すなわち、最適な厚さは平面波の異なる誘電率を持つ層
への反射波の考え方から、はd=nλ/2√εr(n=
1,2,・・)式で表される。
では、レドーム厚は波長に比べて無視できるほど小さく
ないため、アンテナ特性に及ぼす影響は大きい。そこ
で、レドーム7は厚さを考慮して設計する必要がある。
基本的に反射波が同相で再放射されるよう設計される。
すなわち、最適な厚さは平面波の異なる誘電率を持つ層
への反射波の考え方から、はd=nλ/2√εr(n=
1,2,・・)式で表される。
【0045】実施例5.図6はこの発明の実施例5に係
わる発明を説明するための図である。図6においては、
地導体1aの表面に第1の誘電体2aを介して放射素子
8および給電線路3が積層され、放射素子8および給電
線路3上に第2の誘電体2bを介して放射窓4が形成さ
れるミリ波帯平面アンテナの上に厚さがほぼ半波長の整
数倍の発泡基板材料からなる誘電体基板5を介してレド
ーム7が積層されたものである。
わる発明を説明するための図である。図6においては、
地導体1aの表面に第1の誘電体2aを介して放射素子
8および給電線路3が積層され、放射素子8および給電
線路3上に第2の誘電体2bを介して放射窓4が形成さ
れるミリ波帯平面アンテナの上に厚さがほぼ半波長の整
数倍の発泡基板材料からなる誘電体基板5を介してレド
ーム7が積層されたものである。
【0046】次に動作原理について説明する。レドーム
厚を半波長のほぼ整数倍とすることで、平面波の反射は
抑えられる。しかし、レドームがアンテナ近傍にある場
合、平面波とはならず、レドームでの反射が生じる。そ
こで、アンテナ面、すなわち放射窓4とレドーム7の距
離を約半波長とすることでレドーム面での反射波がすべ
て同相で再放射されるようにすることができる。これに
より、アンテナ面を出たパワーがすべて放射され、高効
率なアンテナが実現できる。実施例においては、アンテ
ナ面とレドーム間には厚さが約半波長の低誘電率発泡材
からなる誘電体基板5を用いている。さらに、この誘電
体基板を介してアンテナ面をレドームで押さえること
で、アンテナ面を均一な力で押さえることができる。
厚を半波長のほぼ整数倍とすることで、平面波の反射は
抑えられる。しかし、レドームがアンテナ近傍にある場
合、平面波とはならず、レドームでの反射が生じる。そ
こで、アンテナ面、すなわち放射窓4とレドーム7の距
離を約半波長とすることでレドーム面での反射波がすべ
て同相で再放射されるようにすることができる。これに
より、アンテナ面を出たパワーがすべて放射され、高効
率なアンテナが実現できる。実施例においては、アンテ
ナ面とレドーム間には厚さが約半波長の低誘電率発泡材
からなる誘電体基板5を用いている。さらに、この誘電
体基板を介してアンテナ面をレドームで押さえること
で、アンテナ面を均一な力で押さえることができる。
【0047】実施例6.図7はこの発明の実施例6に係
わるレドームのアンテナ面への抑え方を説明するための
図である。実施例6によるミリ波帯平面アンテナにおい
ては、レドーム7の反りの外径方向をアンテナ前面に向
けて装着している。
わるレドームのアンテナ面への抑え方を説明するための
図である。実施例6によるミリ波帯平面アンテナにおい
ては、レドーム7の反りの外径方向をアンテナ前面に向
けて装着している。
【0048】次に動作原理について説明する。レドーム
をアンテナ面へ装着する場合、放射素子、発泡基板材料
を積層してアンテナを構成しているため、ミリ波帯では
各々ばらつき、厚さの変化により、アンテナ特性が変化
する。そこで、各層を密着させることがばらつきを低減
するために必要である。仮にレドームで周囲だけを押さ
えてもアンテナの中心部は押さえることができない。こ
の結果、各層が浮いてしまうことになる。レドーム7に
反りの構造を持たせ、その外径方向をアンテナの前面方
向に取り付けることでアンテナ面を密着できる。これ
は、レドームの中心部でアンテナ面へ力を加えることが
可能なためアンテナを構成する誘電体基板、放射素子、
放射窓を密着でき、ばらつきの少ない放射特性を得るこ
とが可能である。
をアンテナ面へ装着する場合、放射素子、発泡基板材料
を積層してアンテナを構成しているため、ミリ波帯では
各々ばらつき、厚さの変化により、アンテナ特性が変化
する。そこで、各層を密着させることがばらつきを低減
するために必要である。仮にレドームで周囲だけを押さ
えてもアンテナの中心部は押さえることができない。こ
の結果、各層が浮いてしまうことになる。レドーム7に
反りの構造を持たせ、その外径方向をアンテナの前面方
向に取り付けることでアンテナ面を密着できる。これ
は、レドームの中心部でアンテナ面へ力を加えることが
可能なためアンテナを構成する誘電体基板、放射素子、
放射窓を密着でき、ばらつきの少ない放射特性を得るこ
とが可能である。
【0049】実施例7.図8はこの発明の実施例7に係
わるアンテナ形状を説明するための図である。図8にお
いては、放射素子8は正方配列にてアレー化を行ってい
る。正方配列でアレー化を行った場合、アンテナ形状は
必然的に正方となるが、ここでは、アンテナ外形の四隅
を切り落とし、八角形のアンテナ形状となっている。こ
こに、各放射素子の入力インピーダンスが変わらないよ
う設計している。
わるアンテナ形状を説明するための図である。図8にお
いては、放射素子8は正方配列にてアレー化を行ってい
る。正方配列でアレー化を行った場合、アンテナ形状は
必然的に正方となるが、ここでは、アンテナ外形の四隅
を切り落とし、八角形のアンテナ形状となっている。こ
こに、各放射素子の入力インピーダンスが変わらないよ
う設計している。
【0050】次に動作原理について説明する。アンテナ
外形を多角形とすることでアンテナの最大径が小さくな
り、設置する際のスペースが小さくなる。例えば、32
×32素子アレーの四隅の素子、計48素子を切り落と
した場合、最大径の比で約12%の小型化に対し、わず
か0.17dB(2%)の利得低下にしかならない。よ
って、アンテナの小型化の手法としては極めて有効であ
る。
外形を多角形とすることでアンテナの最大径が小さくな
り、設置する際のスペースが小さくなる。例えば、32
×32素子アレーの四隅の素子、計48素子を切り落と
した場合、最大径の比で約12%の小型化に対し、わず
か0.17dB(2%)の利得低下にしかならない。よ
って、アンテナの小型化の手法としては極めて有効であ
る。
【0051】実施例8.図9はこの発明の実施例8に係
わるアンテナの設置の向きを示す図である。通常、45
゜偏波を得るには素子を45゜傾けて給電しなければな
らず、これを共平面で配線を行うのはスペース的に困難
である。図9においてはアンテナをアンテナ面を地面に
対し約45゜傾けて、45゜偏波のアンテナを実現でき
る。これにより、特に多素子アレーにおいては給電線路
配置の問題を回避できる。
わるアンテナの設置の向きを示す図である。通常、45
゜偏波を得るには素子を45゜傾けて給電しなければな
らず、これを共平面で配線を行うのはスペース的に困難
である。図9においてはアンテナをアンテナ面を地面に
対し約45゜傾けて、45゜偏波のアンテナを実現でき
る。これにより、特に多素子アレーにおいては給電線路
配置の問題を回避できる。
【0052】実施例9.図10はこの発明の実施例9に
係わるアンテナの防水対策を説明するための図である。
アンテナは地導体1a内側に誘電体基板2a、フィルム
基板17、誘電体基板2b、放射窓4および誘電体基板
5が収まるようにその深さが設計されている。また、こ
の地導体1aの周囲上面には凹上の溝が形成され、この
溝の中にゴム状シールド材質6を設置し、その上からレ
ドーム7で押さえ、地導体1aを固定している。
係わるアンテナの防水対策を説明するための図である。
アンテナは地導体1a内側に誘電体基板2a、フィルム
基板17、誘電体基板2b、放射窓4および誘電体基板
5が収まるようにその深さが設計されている。また、こ
の地導体1aの周囲上面には凹上の溝が形成され、この
溝の中にゴム状シールド材質6を設置し、その上からレ
ドーム7で押さえ、地導体1aを固定している。
【0053】次に動作原理について説明する。ゴム状シ
ールド材質6を地導体の周囲に設置し、図10に示すご
とくレドーム7を装着し、レドーム7の上からゴム状シ
ールド材質6の外側よりネジ9で地導体1を固定するこ
とでアンテナ内部の気密を保ち、防水性を高めることが
可能となる。また、接着剤等を用いないで上に重ねてい
くだけでアンテナが構成できるので、一連の組み立て作
業が容易になる。
ールド材質6を地導体の周囲に設置し、図10に示すご
とくレドーム7を装着し、レドーム7の上からゴム状シ
ールド材質6の外側よりネジ9で地導体1を固定するこ
とでアンテナ内部の気密を保ち、防水性を高めることが
可能となる。また、接着剤等を用いないで上に重ねてい
くだけでアンテナが構成できるので、一連の組み立て作
業が容易になる。
【0054】実施例10.図11(a)および(b)は
この発明の実施例10に係わるミリ波帯平面アンテナを
示す概略構成図である。図11(a)においてはアンテ
ナ10の給電系はAとBに2分割されており、AとBの
アンテナはコンパレータにてA+Bの信号とA−Bの信
号に合成される。ここで、AとBのアンテナは同じ諸元
で構成されている。また、図11(b)においてはアン
テナを上から見た図を示しており、機械駆動系12にて
アンテナ10を左右に動かす仕組みとなっている。
この発明の実施例10に係わるミリ波帯平面アンテナを
示す概略構成図である。図11(a)においてはアンテ
ナ10の給電系はAとBに2分割されており、AとBの
アンテナはコンパレータにてA+Bの信号とA−Bの信
号に合成される。ここで、AとBのアンテナは同じ諸元
で構成されている。また、図11(b)においてはアン
テナを上から見た図を示しており、機械駆動系12にて
アンテナ10を左右に動かす仕組みとなっている。
【0055】次に動作原理について説明する。コンパレ
ータにてA+Bの信号とA−Bの信号を合成すると和の
パターンと差のパターンが得られる。これらのパターン
を交互に切り替えることで目標移動の検知が可能とな
り、さらに、このアンテナを機械駆動系12を用いて左
右に振動させることで目標追尾の機能を持たせることが
可能となる。
ータにてA+Bの信号とA−Bの信号を合成すると和の
パターンと差のパターンが得られる。これらのパターン
を交互に切り替えることで目標移動の検知が可能とな
り、さらに、このアンテナを機械駆動系12を用いて左
右に振動させることで目標追尾の機能を持たせることが
可能となる。
【0056】実施例11.図12はこの発明の実施例1
1に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。アンテナ10の給電系はn分割されており、それぞ
れが独立したアンテナとなっている。またアンテナの給
電系に位相を切り換える移相器あるいはスイッチ13が
装荷され、給電回路を移相器あるいはスイッチを用いて
切り換える仕組みとなっている。
1に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。アンテナ10の給電系はn分割されており、それぞ
れが独立したアンテナとなっている。またアンテナの給
電系に位相を切り換える移相器あるいはスイッチ13が
装荷され、給電回路を移相器あるいはスイッチを用いて
切り換える仕組みとなっている。
【0057】次に動作原理について説明する。アンテナ
10の各アンテナ部分はそれぞれ独立しており、移相器
あるいはスイッチでこれらのアンテナに位相差を設けて
給電することで、簡単にアンテナのビーム方向を制御す
ることができる。よって、機械駆動なしに高速にビーム
が走査でき、目標を追尾できる。
10の各アンテナ部分はそれぞれ独立しており、移相器
あるいはスイッチでこれらのアンテナに位相差を設けて
給電することで、簡単にアンテナのビーム方向を制御す
ることができる。よって、機械駆動なしに高速にビーム
が走査でき、目標を追尾できる。
【0058】実施例12.図13はこの発明の実施例1
2に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。アンテナ10の給電系はn分割されており、それぞ
れが独立したアンテナとなっている。またアンテナの給
電系にスイッチ回路20が装荷され、給電回路をスイッ
チを用いて切り換える仕組みとなっている。
2に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。アンテナ10の給電系はn分割されており、それぞ
れが独立したアンテナとなっている。またアンテナの給
電系にスイッチ回路20が装荷され、給電回路をスイッ
チを用いて切り換える仕組みとなっている。
【0059】次に動作原理について説明する。アンテナ
10の各アンテナ部分はそれぞれ独立しており、これら
のアンテナをスイッチを切り換えることで、アンテナを
選択できる。例えば、各々の独立したアンテナはそれぞ
れ異なる指向性を持たせておき、これらのアンテナをス
イッチで切り換えて用いることでビームの指向性を変化
させることができるため、安価なアンテナの構成が可能
となる。
10の各アンテナ部分はそれぞれ独立しており、これら
のアンテナをスイッチを切り換えることで、アンテナを
選択できる。例えば、各々の独立したアンテナはそれぞ
れ異なる指向性を持たせておき、これらのアンテナをス
イッチで切り換えて用いることでビームの指向性を変化
させることができるため、安価なアンテナの構成が可能
となる。
【0060】実施例13.図14はこの発明の実施例1
3に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。アンテナ10の給電系は2n(n=1,2,・・
・)分割されており、それぞれの給電系はバトラーマト
リクス回路に接続されている。また、出力ポートは2n
個設けてある。
3に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。アンテナ10の給電系は2n(n=1,2,・・
・)分割されており、それぞれの給電系はバトラーマト
リクス回路に接続されている。また、出力ポートは2n
個設けてある。
【0061】次に動作原理について説明する。アンテナ
10の各アンテナの給電回路それぞれ独立しており、こ
れらの2n個の給電回路をバトラーマトリクス回路に接
続することで、各給電回路に位相差を設けることがで
き、アンテナの指向性を変化させ、マルチビームの形成
が可能となる。
10の各アンテナの給電回路それぞれ独立しており、こ
れらの2n個の給電回路をバトラーマトリクス回路に接
続することで、各給電回路に位相差を設けることがで
き、アンテナの指向性を変化させ、マルチビームの形成
が可能となる。
【0062】実施例14.図15はこの発明の実施例1
4に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。アンテナの給電回路とモノリシックマイクロ波集積
回路(MMIC)送受信機14をアンテナ裏面において
一体化している。
4に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。アンテナの給電回路とモノリシックマイクロ波集積
回路(MMIC)送受信機14をアンテナ裏面において
一体化している。
【0063】次に、動作原理を説明する。図15に示す
ように、アンテナの給電線路3の最終端は導波管変換器
15によりアンテナの地導体1の裏面に設けたMMIC
送受信機14と一体化される。これにより、給電系の損
失は導波管変換部15と給電線路3のみとなるため、効
率が上がる。また、送受信機のMMIC化により、アン
テナ系の小型化が可能となる。
ように、アンテナの給電線路3の最終端は導波管変換器
15によりアンテナの地導体1の裏面に設けたMMIC
送受信機14と一体化される。これにより、給電系の損
失は導波管変換部15と給電線路3のみとなるため、効
率が上がる。また、送受信機のMMIC化により、アン
テナ系の小型化が可能となる。
【0064】実施例15.図16はこの発明の実施例1
5に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。図16においては、放射素子8に偏波方向と等しい
方向に単数もしくは複数のスリット16を設ける。さら
に、放射素子8上に誘電体基板を介して放射窓4を有す
る地導体板16が積層されている。
5に係わるミリ波帯平面アンテナを示す概略構成図であ
る。図16においては、放射素子8に偏波方向と等しい
方向に単数もしくは複数のスリット16を設ける。さら
に、放射素子8上に誘電体基板を介して放射窓4を有す
る地導体板16が積層されている。
【0065】次に動作原理について説明する。放射素子
に偏波方向と等しい方向に単数もしくは複数のスリット
を設けることで正偏波成分以外の偏波の発生が抑制さ
れ、放射素子自体の交差偏波の発生を抑制することがで
き、放射効率が上がる。
に偏波方向と等しい方向に単数もしくは複数のスリット
を設けることで正偏波成分以外の偏波の発生が抑制さ
れ、放射素子自体の交差偏波の発生を抑制することがで
き、放射効率が上がる。
【0066】
【発明の効果】この発明の実施例1によれば、トリプレ
ート線路給電のマイクロストリップアンテナの放射窓に
放射素子の偏波と垂直方向に長手方向へ偏波グリッドを
設けたアンテナを提供しており、交差偏波成分の抑制に
効果がある。
ート線路給電のマイクロストリップアンテナの放射窓に
放射素子の偏波と垂直方向に長手方向へ偏波グリッドを
設けたアンテナを提供しており、交差偏波成分の抑制に
効果がある。
【0067】この発明の実施例2によれば、ミリ波帯平
面アンテナにおいて放射素子に偏波方向と等しい方向に
単数もしくは複数のスリットを設け、さらに、放射窓の
偏波と垂直方向に長手方向へ偏波グリッドを設けること
で交差偏波成分を抑制するとともに、放射効率を高める
効果がある。
面アンテナにおいて放射素子に偏波方向と等しい方向に
単数もしくは複数のスリットを設け、さらに、放射窓の
偏波と垂直方向に長手方向へ偏波グリッドを設けること
で交差偏波成分を抑制するとともに、放射効率を高める
効果がある。
【0068】この発明の実施例3によれば、誘電体基板
に比誘電率が1.2から1.5の誘電体を用いること
で、厚さのばらつきが減少し、アンテナ特性のばらつき
が少なくなる効果がある。
に比誘電率が1.2から1.5の誘電体を用いること
で、厚さのばらつきが減少し、アンテナ特性のばらつき
が少なくなる効果がある。
【0069】この発明の実施例4によれば、レドームの
厚さを(半波長)/(√レドームの比誘電率)のほぼ整
数倍とすることでレドーム面からの反射が最小となり、
アンテナの放射効率向上に効果がある。
厚さを(半波長)/(√レドームの比誘電率)のほぼ整
数倍とすることでレドーム面からの反射が最小となり、
アンテナの放射効率向上に効果がある。
【0070】この発明の実施例5によれば、放射窓とレ
ドームの距離を半波長のほぼ整数倍とすることで、レド
ームにおける反射波がすべて同相で再放射され、高効率
なアンテナが実現できる効果がある。
ドームの距離を半波長のほぼ整数倍とすることで、レド
ームにおける反射波がすべて同相で再放射され、高効率
なアンテナが実現できる効果がある。
【0071】この発明の実施例6によれば、レドームの
反りの外径方向をアンテナ正面方向に取り付けることで
アンテナ面を密着することで、アンテナ特性のばらつき
を低減させる効果がある。
反りの外径方向をアンテナ正面方向に取り付けることで
アンテナ面を密着することで、アンテナ特性のばらつき
を低減させる効果がある。
【0072】この発明の実施例7によれば、アンテナの
外形を多角形とすることで、アンテナ利得を低下させず
にアンテナを小型化できる効果がある。
外形を多角形とすることで、アンテナ利得を低下させず
にアンテナを小型化できる効果がある。
【0073】この発明の実施例8によれば、アンテナを
水平面に対し約45゜傾けて使用することでアンテナの
偏波を45゜傾け、簡単な給電回路で偏波を45゜傾け
る効果がある。
水平面に対し約45゜傾けて使用することでアンテナの
偏波を45゜傾け、簡単な給電回路で偏波を45゜傾け
る効果がある。
【0074】この発明の実施例9によれば、地導体に設
けた溝の中にゴム状のシールド材質を設置し、レドーム
で押さえることでアンテナ内部の気密性を保ち、防水性
を高める効果がある。
けた溝の中にゴム状のシールド材質を設置し、レドーム
で押さえることでアンテナ内部の気密性を保ち、防水性
を高める効果がある。
【0075】この発明の実施例10によれば、アンテナ
の給電回路を二分割し、コンパレータを用いて双方のア
ンテナを同相または逆相で励振し、和または差の放射パ
ターンを形成し、さらにアンテナを機械駆動系により動
作させることで簡単な構成で目標を追尾できる効果があ
る。
の給電回路を二分割し、コンパレータを用いて双方のア
ンテナを同相または逆相で励振し、和または差の放射パ
ターンを形成し、さらにアンテナを機械駆動系により動
作させることで簡単な構成で目標を追尾できる効果があ
る。
【0076】この発明の実施例11によれば、多分割さ
れたアンテナの給電回路に移相器あるいはスイッチを接
続し、各給電回路に至る位相を制御することでアンテナ
の放射指向性を容易に変化できる効果がある。
れたアンテナの給電回路に移相器あるいはスイッチを接
続し、各給電回路に至る位相を制御することでアンテナ
の放射指向性を容易に変化できる効果がある。
【0077】この発明の実施例12によれば、独立した
アンテナにスイッチを接続し、各アンテナを選択するよ
うにすることで、アンテナの切り換えが容易にできる効
果がある。
アンテナにスイッチを接続し、各アンテナを選択するよ
うにすることで、アンテナの切り換えが容易にできる効
果がある。
【0078】この発明の実施例13によれば、2n分割
されたアンテナの給電回路にバトラーマトリクス回路を
接続し、各給電回路に至る位相を制御することでアンテ
ナの放射指向性を容易に変化できる効果がある。
されたアンテナの給電回路にバトラーマトリクス回路を
接続し、各給電回路に至る位相を制御することでアンテ
ナの放射指向性を容易に変化できる効果がある。
【0079】この発明の実施例14によれば、MMIC
送受信機をアンテナ裏面において一体化することで、低
損失で、小型なアンテナ装置が得られる。アンテナ系を
小型化できる効果がある。
送受信機をアンテナ裏面において一体化することで、低
損失で、小型なアンテナ装置が得られる。アンテナ系を
小型化できる効果がある。
【0080】この発明の実施例15によれば、ミリ波帯
平面アンテナにおいて放射素子に偏波方向と等しい方向
に単数もしくは複数のスリットを設け、さらに放射窓を
設けることで交差偏波成分を抑制するとともに、放射効
率を高める効果がある。
平面アンテナにおいて放射素子に偏波方向と等しい方向
に単数もしくは複数のスリットを設け、さらに放射窓を
設けることで交差偏波成分を抑制するとともに、放射効
率を高める効果がある。
【図1】 この発明の実施例1を示すミリ波帯平面アン
テナの概略構成図である。
テナの概略構成図である。
【図2】 この発明の実施例1に係わる測定値を示す図
である。
である。
【図3】 この発明の実施例2を示すミリ波帯平面アン
テナの概略構成図である。
テナの概略構成図である。
【図4】 この発明の実施例3を示すミリ波帯平面アン
テナの概略構成図である。
テナの概略構成図である。
【図5】 この発明の実施例4を示すミリ波帯平面アン
テナの概略構成図である。
テナの概略構成図である。
【図6】 この発明の実施例5を示すミリ波帯平面アン
テナの概略断面図である。
テナの概略断面図である。
【図7】 この発明の実施例6を示すレドームの抑え方
を示すミリ波帯平面アンテナの概略断面図である。
を示すミリ波帯平面アンテナの概略断面図である。
【図8】 この発明の実施例7を示すミリ波帯平面アン
テナの概略図である。
テナの概略図である。
【図9】 この発明の実施例8を示すミリ波帯平面アン
テナの設置概念図である。
テナの設置概念図である。
【図10】 この発明の実施例9を示すミリ波帯平面ア
ンテナの概略断面図である。
ンテナの概略断面図である。
【図11】 この発明の実施例10を示すミリ波帯平面
アンテナの概略図である。
アンテナの概略図である。
【図12】 この発明の実施例11を示すミリ波帯平面
アンテナの概略図である。
アンテナの概略図である。
【図13】 この発明の実施例12を示すミリ波帯平面
アンテナの概略図である。
アンテナの概略図である。
【図14】 この発明の実施例13を示すミリ波帯平面
アンテナの概略図である。
アンテナの概略図である。
【図15】 この発明の実施例14を示すミリ波帯平面
アンテナの概略図である。
アンテナの概略図である。
【図16】 この発明の実施例16を示すミリ波帯平面
アンテナの概略構成図である。
アンテナの概略構成図である。
【図17】 従来のミリ波帯平面アンテナを説明する概
略構成図である。
略構成図である。
1a 第1の地導体板、1b 第2の地導体板、2a
第1の誘電体基板、2b 第2の誘電体基板、3 給電
線路、4 放射窓、5 第3の誘電体基板、6ゴム状シ
ールド材質、7 レドーム、8 放射素子、9 ネジ、
10 アンテナ、11 コンパレータ、12 機械駆動
系、13 移相器あるいはスイッチ、14 MMIC送
受信器、15 導波管変換器、16 スリット、17
フィルム基板、18 偏波グリッド、19 凹状の溝、
20 スイッチ回路、21 バトラーマトリクス回路。
第1の誘電体基板、2b 第2の誘電体基板、3 給電
線路、4 放射窓、5 第3の誘電体基板、6ゴム状シ
ールド材質、7 レドーム、8 放射素子、9 ネジ、
10 アンテナ、11 コンパレータ、12 機械駆動
系、13 移相器あるいはスイッチ、14 MMIC送
受信器、15 導波管変換器、16 スリット、17
フィルム基板、18 偏波グリッド、19 凹状の溝、
20 スイッチ回路、21 バトラーマトリクス回路。
フロントページの続き (72)発明者 春山 鉄男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 青木 浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (15)
- 【請求項1】 平板状の第1の地導体、上記第1の地導
体上に設けた第1の誘電体基板、上記第1の誘電体基板
上に設けた放射素子と給電回路、上記放射素子と給電回
路上に設けた第2の誘電体基板、上記第2の誘電体基板
上に設けた上記放射素子の偏波に垂直な方向に複数のス
リットを長手方向に設けた放射窓を有する第2の地導体
とが積層されたことを特徴とするミリ波帯平面アンテ
ナ。 - 【請求項2】 平板状の第1の地導体、上記第1の地導
体上に設けた第1の誘電体基板、上記第1の誘電体基板
上に設けた放射素子上に偏波方向と等しい方向に単数も
しくは複数のスリットを設けた放射素子と給電回路、上
記放射素子と給電回路上に設けた第2の誘電体基板、上
記第2の誘電体基板上に設けた上記放射素子の偏波に垂
直な方向に複数のスリットを長手方向に設けた放射窓を
有する第2の地導体とが積層されたことを特徴とするミ
リ波帯平面アンテナ。 - 【請求項3】 第1のおよび第2の誘電体基板は、比誘
電率が1.2から1.5であることを特徴とする請求項
1または2記載のミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項4】 平板状の第1の地導体、上記第1の地導
体上に設けた第1の誘電体基板、上記第1の誘電体基板
上に設けた放射素子と給電回路、上記放射素子と給電回
路上に設けた第2の誘電体基板、上記第2の誘電体基板
上に設けた上記放射素子の偏波に垂直方向に複数のスリ
ットを長手方向に設けた放射窓を有する第2の地導体、
上記放射窓上に設けた誘電体からなるレドームとが積層
され、レドームの厚さを(半波長)/(√レドームの比
誘電率)のほぼ整数倍することを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項5】 平板状の第1の地導体、上記第1の地導
体上に設けた第1の誘電体基板、上記第1の誘電体基板
上に設けた放射素子と給電回路、上記放射素子と給電回
路上に設けた第2の誘電体基板、上記第2の誘電体基板
上に設けた上記放射素子の偏波に垂直方向に複数のスリ
ットを長手方向に設けた放射窓を有する第2の地導体と
が積層された請求項1〜4のいずれかに記載のミリ波帯
平面アンテナにおいて、上記放射窓上に設けた第3の誘
電体基板、上記基板上に誘電体からなるレドームを積層
し、上記第3の誘電体基板の厚さを半波長のほぼ整数倍
とすることを特徴とするミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項6】 誘電体からなるレドームは、反りの外径
方向をアンテナ前面に取り付けることを特徴とする請求
項4または5に記載のミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項7】 放射素子を複数個配列した請求項1〜5
のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおいて、外
形が多角形構造であることを特徴とするミリ波帯平面ア
ンテナ。 - 【請求項8】 放射素子を複数個配列した請求項1〜5
のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナにおいて、ア
ンテナを水平面に対して約45゜傾けて使用することを
特徴とするミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項9】 平板状の第1の地導体の周囲の上面に凹
状の溝が形成され、上記溝の中にゴム状のシールド材質
を設置し、レドームで押さえることを特徴とする請求項
1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項10】 アンテナの給電回路を二分割し、コン
パレータを背面に設置し、双方のアンテナを同相または
逆相で励振し、アンテナの背面に機械駆動系を設けたこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のミリ波
帯平面アンテナ。 - 【請求項11】 アンテナの給電系が多分割され、各々
の給電系を切り換える移相器あるいはスイッチが装荷さ
れたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
ミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項12】 独立したアンテナの給電系にスイッチ
が装荷されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載のミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項13】 アンテナの給電系が2n(n=1,
2,・・・)分割され、バトラマトリクス回路が装荷さ
れたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
ミリ波帯平面アンテナ。 - 【請求項14】 給電回路とモノリシックマイクロ波集
積回路送受信機をアンテナ裏面に一体化することを特徴
とする請求項1〜5のいずれかに記載のミリ波帯平面ア
ンテナ。 - 【請求項15】 平板状の第1の地導体、上記第1の地
導体上に設けた第1の誘電体基板、上記第1の誘電体基
板上に設けた放射素子上に偏波方向と等しい方向に単数
もしくは複数のスリットを設けた放射素子と給電回路、
上記放射素子と給電回路上に設けた第2の誘電体基板、
上記第2の誘電体基板上に設けた放射窓を有する第2の
地導体とが積層されたことを特徴とするミリ波帯平面ア
ンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20319295A JPH0951225A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | ミリ波帯平面アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20319295A JPH0951225A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | ミリ波帯平面アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0951225A true JPH0951225A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16469995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20319295A Pending JPH0951225A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | ミリ波帯平面アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0951225A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09275317A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Nec Corp | マイクロストリップアンテナ |
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CN115250596A (zh) * | 2021-04-27 | 2022-10-28 | 北京小米移动软件有限公司 | 安装结构、电子设备及安装结构的加工方法 |
-
1995
- 1995-08-09 JP JP20319295A patent/JPH0951225A/ja active Pending
Cited By (18)
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