JPH09512205A - 粒状表面の処理 - Google Patents

粒状表面の処理

Info

Publication number
JPH09512205A
JPH09512205A JP7526566A JP52656695A JPH09512205A JP H09512205 A JPH09512205 A JP H09512205A JP 7526566 A JP7526566 A JP 7526566A JP 52656695 A JP52656695 A JP 52656695A JP H09512205 A JPH09512205 A JP H09512205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granular
composition
recreation
treating
oil component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7526566A
Other languages
English (en)
Inventor
クラウフォード,ロバート,ムライ
Original Assignee
バクロー ガーデンズ ピーティーワイ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バクロー ガーデンズ ピーティーワイ リミテッド filed Critical バクロー ガーデンズ ピーティーワイ リミテッド
Publication of JPH09512205A publication Critical patent/JPH09512205A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C13/00Pavings or foundations specially adapted for playgrounds or sports grounds; Drainage, irrigation or heating of sports grounds
    • E01C13/06Pavings made in situ, e.g. for sand grounds, clay courts E01C13/003
    • E01C13/065Pavings made in situ, e.g. for sand grounds, clay courts E01C13/003 at least one in situ layer consisting of or including bitumen, rubber or plastics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D121/00Coating compositions based on unspecified rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D123/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D123/02Coating compositions based on homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 レクリエーション表面を改良する方法と組成物を開示する。この方法は、粒状表面材料を結合するに充分な量でこの粒状表面材料をスプレー可能な組成物と組み合わせるステップを有する。この組成物は、流体のオイル成分内に分散又は溶解された合成重合体材料を有する。この組成物は、天然ゴム及び合成ゴム、オレフィン、オレフィン共重合体、ポリオレフィン、ポリオレフィン共重合体、オレフィンおよびポリオレフィンの混合物、及び上記の一個以上の混合物から選択される。オイル成分は、石油を基材としてもよい。この組成物は、本来の場所で、粒状表面材料と混合してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 粒状表面の処理 本発明はレクリエレーション表面を改造するための組成物および方法に関し、 特に、練習用のトラック、競技用のトラック、ゴルフコースのバンカーなどのよ うな人間および(または)動物用の粒状のレクリエーション表面の特性を改造す る組成物及び方法に関する。 発明の背景 置換地表材料が提案されかつ一般に知られている。これらの材料は、DENE −HUNT LTDによるオーストラリア特許出願57764/86に記載され た歴青質乳剤(bitumen emulsion)及び水と生の粒状プラスチック材料の混合物を 有し、NIMERICKに付与された米国特許3,708,319号は、細かい 粒状材料が風によりあちこちに吹き去られ、または、水により次々と洗われるの を防止するために、この細かい粒状材料の表面に一つ以上の粒状の水膨張性のポ リマを任意に含むドライオイルの付与を開示している。さらに、AYTOL A SPHALTE LTDおよびNOONAWEENA LTDの名称でのオース トラリア特許第625755(30589/89)号は、練習領域の上面層を形 成するための砂のような粒状材料との混合用の組成物であって、オイル成分でコ ーティングされた弾性粒状充填物を有する組成物を開示している。 置換用の土壌材料として使用される材料の他の提案は、EN−TOUT−CA S plcの名称でのオーストラリア特許出願67541/87に開示されたも のであって、オイル内の合成ポリマ材料の結合剤で処理された砂または他の粒状 鉱物材料を有し、このオイルは、永久にレーキを掛けることができる不活性な分 離した材料を生ずるように周囲温度でほぼ非流体となるものである。この置換土 壌材料は、馬の調教に適当な表面を提供すると云われている。 上記開示の最も有名な商業的な実施の形態は、現在、商標名EQUITRAC Kで市販されている上記のEN−TOUT−CASのも のである。このEN−TOUT−CASの組成物は、しかしながら、多数の欠点 がある。これらは、表面にこの粒状材料を配置する前にこの粒状材料を結合剤と 混合するために前もって広範な準備をする必要がある。さらに、エチルビニール アセテートから作られているEN−TOUT−CASの組成物は、大地が、馬の 走駆中に蹴り上げられるときの馬用の障害地域となることがある固体の塊を形成 する傾向を有する。さらに、EN−TOUT−CAS組成物は、多湿条件または 寒冷条件下では非常に固くなり、そして高温条件または乾燥条件下では非常に粘 着性を有し、かくして、処理された地表面の特性は首尾一貫しなくなる。さらに 、比較的短期間(例えば5年間)にわたり、EQUITRACKで処理された表 面は、固化し、かつ、置換が必要となる傾向がある。この処理は、従って、有限 な寿命を持つと現在考えられている。 従って、変化する天候条件下で不当には変化しない特性を有する処理面を提供 するために、レクリエーション表面に本来の場所で与えるることができるレクリ エーション表面組成物を処理する方法が必要である。また、荷重条件が変化中で もほぼ安定したレクリエーション表面を提供する組成物が必要となる。 発明の概要 従って、本発明は、一実施例では、粒状のレクリエーション表面(recreationa l surface)を処理するための方法において、粒状表面材料を、この粒状表面材料 を結合するに充分な量のスプレー可能な組成物と組み合わせるステップを有し、 この組成物が、流体オイル成分内に分散又は溶解された天然ゴム及び合成ゴム、 オレフィン(類)、オレフィン(類)重合体、ポリオレフィン(類)の共重合体 、ポリオレフィン(類)、オレフィン(類)およびポリオレフィン(類)の混合 物、及び上記の一個以上からなる混合物から選ばれた合成重合体材料を有し、そ れにより、処理された粒状表面を形成することを特徴とする粒状のレクリエーシ ョン表面の処理方法を提供する。 他の実施例では、本発明は、粒状のレクリエーション表面を処理するための組 成物であって、流体オイル成分内に分散又は溶解された天然ゴム及び合成ゴム、 オレフィン(類)、オレフィン(類)共重合体、ポリオレフィン(類)、ポリオ レフィン(類)共重合体、オレフィン(類)およびポリオレフィン(類)の混合 物、及び上記の一個以上からなる混合物を提供する。なるべくなら、このオイル 成分は、周囲温度でほぼ流体となるように選択された粘度を持つことが好ましい 。この組成物は、なるべくなら、粒状のレクリエーション面と本来の場所で組み 合わせることができることが好ましい。 驚くべきことに、従来技術の粒状表面処理とは対照的に、本発明による組成物 で処理された粒状面は、固いかたまりを形成する傾向はなく、また、かなりの程 度まで、このかたまりを形成する傾向はない。これにより、この処理された表面 及びその内部に形成されたどのようなかたまりも、せん断力がその表面に加わる とき、例えば、その表面に馬の蹄が降りるときに、容易に破壊することができる 。 上記のように、本発明による組成物に使用されるポリマ材料は、天然ゴム及び 合成ゴム、オレフィン、オレフィンの共重合体、ポリオレフィン、このポリオレ フィンの共重合体およびオレフィンとポリオレフィンの混合物を有してもよい。 さらに特定の例には、ジエン,ポリイソブチレン、エチレン/ポリエチレンの共 重合体、スチレン/ブタジエンの共重合体、およびスチレン/ブチレンの共重合 体が含まれる。この共重合体材料は、なるべくなら、環境条件に依存して程度が 変化して、水分を吸収するように選択されることが好ましい。 ポリマ材料の分子量は、なるべくなら、適当に大きい方が望ましい。本発明に よる組成物用のポリマ材料の適当な分子量は、少なくとも約20,000であり 、好ましくは、約70,000ないし約400,000の範囲内にあることが望 ましい。 オイル成分に対する合成ポリマの割合は、この組成物の所望の特性に依存して 上記の分子量の範囲内で変化してもよい。これらの特性は、乾燥性、粘度、浸透 性などである。 選択された一定の分子量の場合、小割合のポリマが大割合の重油成分の大部分 と結合して粘性組成物を生ずるようにしてもよい。あるいはまた、ほぼ同一の選 択された一定の分子量の場合、大割合のポリマが小割合の軽油と結合して乾燥し た組成物を形成してもよい。 さらに、高粘度のオイル成分と結合した低分子量のポリマは、比較的浸透性の ある組成物を生じ易い。 分子量及び成分の割合を別な具合に変化することも本発明の範囲内にあると考 える。 ポリマ材料は適当な重量部で組成物内に存在してもよい。なるべくなら、この ポリマ材料は、約1%ないし約20%の重量部の範囲で、最も好ましくは、約3 %ないし約6%の重量部で存在することが望ましい。 本発明の一実施例では、本発明による組成物で使用されるポリマ材料は、なる べくなら、エチレンおよびプロピレンの共重合体を有することが好ましい。現在 は、エチレン/ポリピレンの共重合体は、約50%の重量部のエチレンを含むこ とが好適である。 現在の好適なエチレン及びポリピレンの共重合体材料は、エチレンおよびポリ ピレンの固体共重合体である、Exxon Corporationにより製造 されたVISTALON404(商標名)である。 本発明による組成物のオイル成分は、なるべくなら、このオイルが周囲温度で ほぼ流体となるように選択された粘度を有することが好ましい。このオイル成分 の粘度は、約2500センチストークスまでの範囲内にあってもよいが、なるべ くなら、40℃で約10センチストークスないし約1000センチストークスの 範囲にあることが好ましい。 このオイル成分は、有機性のオイル、石油を基材とするオイル、瀝青または気 体オイル、シリコン化オイル、モラセス、ラテックスおよびアルジネイトから選 択してもよい。なるべくなら、オイルは、低芳香物を含むことが好ましく、石油 を基材とするオイルの場合は、なるべくなら、主としてパラフィン性であること が好ましい。 オイル成分は、任意の適当量で組成物内に存在してもよい。しかし、なるべく なら、オイル成分は、約80%ないし約99%の体積部、最も好ましくは、約9 4%体積部ないし約97%体積部の範囲内で組成物内に存在することが好ましい 。 本発明により提供される組成物は、処理された粒状面に対する紫外線の影響を 減少するために一個以上の紫外線安定剤を含んでもよい。本発明に重要とは考え られないが、紫外線安定剤を添加すると、組成物の流体をより長く維持するに役 立つ。また、一つの好適な実施例では、チオジプロピオニック酸を有する紫外線 安定剤を使用すると、驚くべきことに、相乗的な紫外線安定化及び酸化防止効果 を生じるということが分かった。この適当な安定剤の一つは、IRGANOX( チバガイギーの商標)であり、これは、チオプロピオニック酸のジアルキルエス テルである。他の適当な紫外線安定剤には、ベンゾフェノンがある。 この組成物を安定化するための一個以上の酸化防止剤は本発明による組成物に 添加してもよい。この組成物内に存在するどのような酸化防止剤も、組成物の、 約0.5%重量部ないし約3%重量部の範囲で存在してもよいが、なるべくなら 、約1%重量部ないし約2%重量部の範囲で存在することが好ましい。適当な酸 化防止剤の一例は、フェノールを基材としたIRGANOXのようなフェノール を基材とするものである。 審美的なために、一個以上の顔料を組成物に添加してもよい。一般的に現在当 業界で知られているどのような顔料も本発明の組成物に添加するに適当である。 顔料は、合成ポリマ及びオイル成分の混合中に必要に応じて本発明による組成物 に添加してもよい。 本発明による組成物は、砂、土壌、粘土、おがくず、木繊維、プラスチックの ような一個以上の粒状材料と混合してもよい。これらの粒状材料は、プラスチッ タ、ワックス、ゴム、コルク、ウール、寸断カーペットまたは同様な材料の充填 剤及び(または)再強化繊維を含んでもよく、または、含まなくてもよい。本来 の場所かまたは粒状表面に配置する前に混合を行ってもよい。 ポリマ材料は分散を容易にするために、粒状形でオイル成分に添加してもよい 。固形ポリマの場合、このポリマは、なるべくなら、オイル中での分散または溶 解を促進するために小さく切断することが好ましい。 本発明による組成物は、その粘度を特徴とすることもできる。なるべくなら、 この組成物の粘度は、少なくとも約300センチストークスが好ましく、さらに 好ましい範囲は、約300センチストークスから約8000センチストークスの 範囲である。ゴルフコースのバンカーのフロアのようなある用途の場合、なるべ くなら、粘度は、約600センチストークスから約1000センチストークスの 範囲であることが好ましく、一方、競技場のトラックのような用途の場合、粘度 は、約1500センチストークスから約3500センチストークスの範囲にある ことがさらに好ましい。 本発明による組成物は、べとつき性(tackness)を有し、また一方、 凝集性(cohesive)及び粘着性(adhesive)の両方があると一 般的に観察されている。 本発明による現在好適な一つの組成物は、次の成分を有する: 鉱物油 ーーー 約2175重量部、 合成ゴム ーーー 約59重量部、 酸化防止剤(フェノールを基材とするIRGANOX) ーーー 約50重量部、 安定剤(チオディプロピオニック酸を基材とするIRGANOX) ーーー 約21重量部。 粒状面材料は、なるべくなら、実質的に固体の塊を形成するように固まる傾向 のない材料、または、本発明による組成物と結合されるときにかなりの程度その ようには固まる傾向がない材料から選ぶことが好ましい。適当な一つの表面材料 は、砂からなるものか砂を含有するものである。 直径が約6mmまでの粒子サイズが本発明の実施に特に適当であるということ がわかった。この粒子サイズがさらに類似するばするほど、この粒子の詰まり具 合は、減少しがちとなり、一方、粒子サイズがさらに変化しやすくなればなるほ ど、得られる粒子の詰まり具合はさらに大となる。 本発明による組成物は、この組成物を粒状表面材料と混合することによって、 本来の場所かまたは前準備段階のいずれかでこの粒状表面材料と結合させてもよ い。本発明では、この処理すべき粒状表面に直接この組成物をスプレーすること をむしろ選択する。しかし、この粒状表面材料の前処理と、これに続く、この粒 状表面材料の適当な表面への付与も、本発明の範囲内に存在するものと考える。 本発明による組成物の本来の場所での利用の場合、この組成物は、所望の深さ までまぐわ及び(または)レーキを掛けることを含む、例えば、機械的方法で、 処理される粒状表面と混合することが好ましい。 この組成物は、なるべくなら、この表面材料を結合するに充分な量でこの粒状 表面材料に与えることが好ましい。表面に与えられる組成物の量は、それが混合 される粒状物の種類および組成により変化し、そして、所望の結果が得られる。 本発明による組成物が結合剤表面全体を構成することを、一般的に意図するも のではないが、本組成物は、このような機能を果たすことができる。本発明の一 般的意図は、本発明による組成物が正常な基準によりすでに結合され、または十 分に詰められた表面の結合状態を補足または改良することである。他の面では、 本発明の組成物は、表面を構成する材料、すなわち、粘土、合成物および種々の 粒状サイズにより達成される表面の自然な結合状態を改善する。 従って、本発明の組成物は、この組成物を適当な表面に配置する前に粒状表面 材料と混合することができるが、本発明のこの組成物を、すでに配置された粒状 表面に直接広げて、それを本来の場所で混合することが、さらに好都合であると いうことがわかった。 粒状表面材料の粒子は、なるべくなら、本発明による組成物でコーティングさ れることが好ましい。この粒状材料は、なるべくなら、有限な空気量を含有し、 したがって、地表面に対して柔らかいクッション感覚を生じるように選択される ことが好ましい。 上記のように、本発明による組成物は、例えば、スプレーまたは他の利用方法 により、本来の場所での処理によって処理される粒状表面材料と組み合わせても よい。練習用のトラックのような粒状表面についての一つの特に好適な実施例で は、約75mmの深さまでまぐわ、または、レーキを掛けることによる本来の場 所での混合を伴う、粒状表面の1平方メートルあたりこの組成物の約0.2リッ トルないし約5リットルの範囲内の付与率が、処理した面の所望特性をほぼ達成 するということがわかった。なるべくなら、この組成物は、最初、1平方メート ルあたり約1リットルないし約2リットルの範囲内の割合で、さらに好ましくは 、処理される面の1平方メートルあたり約1.5リットルの割合で付与されるべ きである。約75mmの深さまでまぐわ、または、レーキをかけることにより混 合された毎年1平方メートルあたり約0.2リットルないし約1リットルの範囲 内 でのその後の組成物の付与は、この表面を所望の状態に維持するに充分であると いうことがわかった。他の用途では、例えば、ゴルフコースのバンカーの場合、 これらの付与率は、上記の付与率のほぼ下限にあってもよい。 本発明による粒状表面材料を処理する一つの好適な方法は、処理すべき表面を 本発明による組成物と、なるべくならスプレーにより、そして、この表面を所望 深さまで、まぐわ、または、レーキを掛けることにより接触させるステップを含 有する。使用の前か、雨降りが生じる前に所望の固さまでこの表面が落ち着くか 固まることができれば好ましい。この表面は、コンパクト化、ローラ掛けまたは 他の公知の方法により固めてもよい。 好都合にも、この組成物は、熱を加えずに処理すべき表面に適用される。しか し、加速混合時間が要求されるならば、この組成物は、加熱してもよい。 本発明による組成物は、この表面のあたりにクッションのある、すなわち、弾 力性の感じを生じるに役立つより大きな空気量を保持する能力を表面に与えると いうことが分かった。この弾力性は、コルク、ゴム、寸断カーペット、ポリマな どのような他の物質の繊維または粒状物を加えることによってさらに改善するこ とができる。 人間、動物または物体の変化方向の場合、本発明により処理された粒状面は、 この面を押圧する対象物の重量及び形に従い、そして、その移動の角度でこの表 面のしっかりした充分な堆積層を形成するということが分かった。これにより、 この表面を滑る可能性が減少するということが分かった。 好適な実施例の簡単な説明 本発明の好適な実施例を馬調教用の表面の処理に関し次の非制限的な例につい て以下説明する。本発明による組成物は、いずれにしても、馬調教用の表面の処 理に限定されず、ゴルフコースのバンカーなどのような他の粒状表面をも含むと いうことが容易に理解されよう。 例1 約50%のエチレンを含有するエチレン/プロピレン共重合体は、約1重量部 のオイル成分に対し約1重量部の共重合体の比で約40℃で約100センチスト ークスの粘度を持つ石油オイル成分と混合器内に配置された。この組成物は、約 170℃まで加熱され、一方、攪拌により溶解された。その結果できた組成物は 、2600センチストークスの動粘度を有するということが分かった。 この組成物は、次に(水散布トラックに似た装置)の有孔プラスチック3m管 を介して1平方メートルあたり1リットルの付与速度で現存の乾燥した粒状砂表 面にスプレーをされ、約75mmの深さまでまぐわをかけることにより徹底的に 混合された。この表面は、次に、競争準備完了状態までローラ掛け(ある状況で は、突き固めも使用することができる)によって固められた。 こうして処理された表面は、かなりの度合いのばね緩衝作用、通気性及び弾性 を示し、それにより、馬のひづめは、未処理の砂の場合に期待されるほどは砂の 中に沈まないということが分かった。馬のひづめは、また他の面に通常有すると 思われるよりもさらに確固とした跳躍踏切点を有し、これにより、少ない努力で 動物がその表面を横切って移動することができるということが発見された。 さらに、処理された粒状砂表面は堅固だったけれども、この砂の表面は、ひづ めによって放り上げられるときに固い塊となるほどぎっしりとは詰め込まれず、 かわりに、分離されて細かい粒状のスプレーとなるということが観察された。そ の切り取られた土片の縁は、現存の表面のように固くならず、そして、その馬の 脚の関節をその不均一な表面で揺れさせることによってその関節に応力を生じさ せるようなことをせずに、次の蹄がその場所に降りたときに再び平らな表面に容 易に一致するようになった。 また、全然塵埃が発生しないということが分かり、落下物は容易に除去される ということが分かった。 本発明により処理された粒状表面の現在の保守は、簡単であることが分かった 。それは、(乾燥期間中に)非常に軽く水をまき、まぐわをかけ、かつ、所望の 固さ又は軟らかさに合うようにローラ掛けをすだけでよいからである。 さらに、ローラを掛けた平坦な表面に10℃ないし40℃の合理的な上反りを 形成することによって、水はその斜面から捌けるので、その表面はほぼ耐水性と なる。 試行中、上記の組成物は、トラックの表面が失われたり、または、その生成物 がその基層に浸出せずに30日の期間にわたり一定の間隔で大雨を経験した。 雨が表面の基層に滲み出て、流れ去ることができない場合には、その確固とし たローラ掛けにより水が捌けるということが分かった。 例2 この例では、例1の組成のポリマ成分が半分だけ減少された。その結果生じた 組成物の粘度は、約770センチストークスであった。この組成物は、1平方メ ートルあたり約1リットルの割合で特定の表面に与えられ、そして、ゴルフコー スのバンカーの部分の場合には特に所望な結果を有し、水と風の浸食を減少し、 そして、その粒状面を結合するということが分かった。 例3 この例では、例1の組成物のポリマ成分は、300重量部まで増加され、そし て、1平方メートルあたり約2リットルの付与率で所望の特性を持つ粒状面を得 るために、分子量とそのオイル成分の粘度は、例1の場合と比較して著しく減少 された。この組成物で処理された粒状面は、例1の組成物で処理された粒状面の 特性に似た特性を示した。 例4 この例では、所望特性を持つ処理表面を達成するために、ポリイソブチレンの 75重量部と軽油を有するエチレン/プロピレン共重合体の25重量部と、酸化 防止剤の50重量部との混合物が準備され、そして、75mmの深さまで1平方 メートルあたり約1.5リットルの割合で粒状表面に付与された。この組成物で 処理された粒状表面は、例1の組成物で処理された粒状表面に似た特性を示した 。 例5 この例では、95%のスチレンを有するスチレン/ブタジエン共重合体の18 4重量部と、軽い鉱油を持つ50%のプロピレンを備えたエチレン/プロピレン の共重合体の92重量部と、酸化防止剤/紫外線安定剤の1.5%重量部の混合 物が準備された。得られた組成物は、1平方メートルあたり約4リットルの付与 率で埃っぽい粒状表面に付与された。この粒状表面は、組成物のかなりの量を吸 収するということが分かった。この組成物で処理された粒状表面は、例1の組成 物で処理された表面に似た特性を示したが、例外は、それが乾燥剤であるという ことであった。 例3と例5の組成物のポリマ成分が多くなると、乾燥剤の組成物と、従って、 乾燥剤により処理された粒状表面が一般的に作られたということが上記の各例か ら観察された。 本発明による組成物は、その処理された表面を安定化するに役立つ(これは通 常のことではあるが必ずしも粒状表面であるとは限らない)ということが分かり 、そして、埃の発生及び表面の浸食を防止するに役立つ。この組成物は、また、 表面のタッション効果を提供する。 本発明による組成物で処理された表面は、従来技術の組成物とは異なり、一般 的には固体の固まりを生ぜず、この処理された面を再度破壊することができると いうことも分かった。 合成ポリマ材料およびオイル成分の組み合わせにより、この表面のずれが衝撃 時に制限されるようにかなりの度合いの堅固さがこの処理面に与えられるという ことが分かった。これにより、表面に浮力が生じ、すなわち、表面での沈下性が 減少し、かつ、非常に改良された足離れのよい区域が生じた。 上記は、主に、調教用または競馬用のトラックに関するものであったが、本発 明による組成物は、風または雨のような優勢な悪天候条件、大交通量領域、ゴル フコースのバンカーなどに対する安定度を要求する任意の表面を含む多くの他の 表面を処理するに適当であるということが知られるべきである。 ここでは、特に好適な実施例に関して本発明を記載することが好都合であった が、他の構成もまた本発明の範囲内に入るものと考えられる点は理解されるべき である。ここに記載した構成に対する変形例、変更及び(又は)付加的な構成は 、本発明の範囲に入るものと考えられる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年6月3日 【補正内容】 明細書 粒状表面の処理 本発明はレクリエレーション表面を改造するための組成物および方法に関し、 特に、練習用のトラック、競技用のトラック、ゴルフコースのバンカーなどのよ うな人間および(または)動物用の粒状のレクリエーション表面の特性を改造す る組成物及び方法に関する。 発明の背景 置換地表材料が提案されかつ一般に知られている。これらの材料は、DENE −HUNT LTDによるオーストラリア特許出願57764/86に記載され た歴青質乳剤及び水と生の粒状プラスチック材料の混合物を有し、NIMERI CKに付与された米国特許3,708,319号は、細かい粒状材料が風により あちこちに吹き去られ、または、水により次々と洗われるのを防止するために、 この細かい粒状材料の表面に一つ以上の粒状の水膨張性のポリマを任意に含むド ライオイルの付与を開示している。さらに、AYTOL ASPHALTE L TDおよびNOONAWEENA LTDの名称でのオーストラリア特許第62 5755(30589/89)号は、練習領域の上面層を形成するための砂のよ うな粒状材料との混合用の組成物であって、オイル成分でコーティングされた弾 性粒状充填物を有する組成物を開示している。 置換用の土壌材料として使用される材料の他の提案は、EN−TOUT−CA S plcの名称でのオーストラリア特許出願67541/87に開示されたも のであって、オイル内の合成ポリマ材料の結合剤で処理された砂または他の粒状 鉱物材料を有し、このオイルは、永久にレーキを掛けることができる不活性な分 離した材料を生ずるように周囲温度でほぼ非流体となるものである。この置換土 壌材料は、馬の調教に適当な表面を提供すると云われている。 上記開示の最も有名な商業的な実施の形態は、現在、 商標名EQUITRACKで市販されている上記のEN−TOUT−CASのも のである。このEN−TOUT−CASの組成物は、しかしながら、多数の欠点 がある。これらは、表面にこの粒状材料を配置する前にこの粒状材料を結合剤と 混合するために前もって広範な準備をする必要がある。さらに、エチルビニール アセテートから作られているEN−TOUT−CASの組成物は、大地が、馬の 走駆中に蹴り上げられるときの馬用の障害地域となることがある固体の塊を形成 する傾向を有する。さらに、EN−TOUT−CAS組成物は、多湿条件または 寒冷条件下では非常に固くなり、そして高温条件または乾燥条件下では非常に粘 着性を有し、かくして、処理された地表面の特性は首尾一貫しなくなる。さらに 、比較的短期間(例えば5年間)にわたり、EQUITRACKで処理された表 面は、固化し、かつ、置換が必要となる傾向がある。この処理は、従って、有限 な寿命を持つと現在考えられている。 従って、変化する天候条件下で不当には変化しない特性を有する処理面を提供 するために、レクリエーション表面に本来の場所で与えるることができるレクリ エーション表面組成物を処理する方法が必要である。また、荷重条件が変化中で もほぼ安定したレクリエーション表面を提供する組成物が必要となる。 発明の要約 従って、本発明は、一実施例では、粒状のレクリエーション表面を処理するた めの方法において粒状表面材料を、この粒状表面材料を結合するに充分な量のス プレー可能な組成物と組み合わせるステップを有し、この組成物が、流体のオイ ル成分に分散または溶解されたエチレン及びプロピレンの共重合体を有し、それ により、処理された粒状表面を形成することを特徴とする粒状のレクリエーショ ン表面の処理方法を提供する。 他の実施例では、本発明は、粒状のレクリエーション表面を結合するに充分な 量のスプレー可能な組成物でこの粒状表面にスプレーをかけ(前記組成物は、ほ ぼ非瀝青であり、そして、ほぼ非歴青質の流体オイル成分内に分散又は溶解され た天然ゴム及び合成ゴム、オレフィン(類)、オレフィン(類)共重合体、ポリ オレフィン(類)、ポリオレフィン(類)共重合体、オレフィン(類)およびポ リオレフィン(類)の混合物、及び上記の一個以上の混合物を有し)、所望の深 さまで前記レクリエーション表面にまぐわ及び(又は)レーキを掛けることによ り前記組成物を前記粒状表面と混合し、及び、前記表面のローラ掛けおよび(又 は)突き固めによって前記表面を固め、それにより、処理された粒状表面を形成 することを特徴とする粒状のレクリエーション表面の処理方法を提供する。 また他の実施例では、本発明は、ほぼ非歴青質の流体のオイル成分内に分散又 は溶解されたエチレン及びプロピレンの共重合体を有する合成重合体材料を含有 するほぼ非歴青質のスプレー可能な粒状表面処理組成物。なるべくなら、このオ イル成分は、周囲温度でほぼ流体となるように選択された粘度を持つことが好ま しい。この組成物は、なるべくなら、粒状のレクリエーション面と本来の場所で 組み合わせることができることが好ましい。 驚くべきことに、従来技術の粒状表面処理とは対照的に、本発明による組成物 で処理された粒状面は、固いかたまりを形成する傾向はなく、また、かなりの程 度まで、このかたまりを形成する傾向はない。これにより、この処理された表面 及びその内部に形成されたどのようなかたまりも、せん断力がその表面に加わる とき、例えば、その表面に馬の蹄が降りるときに、容易に破壊することができる 。 上記のように、本発明による組成物に使用されるポリマ材料は、天然ゴム及び 合成ゴム、オレフィン、オレフィンの共重合体、ポリオレフィン、このポリオレ フィンの共重合体およびオレフィンとポリオレフィンの混合物を有してもよい。 さらに特定の例には、ジエン,ポリイソブチレン、エチレン/ポリエチレンの共 重合体、スチレン/ブタジエンの共重合体、およびスチレン/ブチレンの共重合 体が含まれる。この共重合体材料は、なるべくなら、環境条件に依存して程度が 変化して、水分を吸収するように選択されることが好ましい。 ポリマ材料の分子量は、なるべくなら、適当に大きい方が望ましい。本発明に よる組成物用のポリマ材料の適当な分子量は、少なくとも約20,000であり 、好ましくは、約70,000ないし約400,000の範囲内にあることが望 ましい。 オイル成分に対する合成ポリマの割合は、この組成物の所望の特性に依存して 上記の分子量の範囲内で変化してもよい。これらの特性は、乾燥性、粘度、浸透 性などである。 選択された一定の分子量の場合、小割合のポリマが大割合の重油成分の大部分 と結合して粘性組成物を生ずるようにしてもよい。あるいはまた、ほぼ同一の選 択された一定の分子量の場合、大割合のポリマが小割合の軽油と結合して乾燥し た組成物を形成してもよい。 さらに、高粘度のオイル成分と結合した低分子量のポリマは、比較的浸透性の ある組成物を生じ易い。 分子量及び成分の割合を別な具合に変化することも本発明の範囲内にあると考 える。 ポリマ材料は適当な重量部で組成物内に存在してもよい。なるべくなら、この ポリマ材料は、約1%ないし約20%の重量部の範囲で、最も好ましくは、約3 %ないし約6%の重量部で存在することが望ましい。 本発明の一実施例では、本発明による組成物で使用されるポリマ材料は、なる べくなら、エチレンおよびプロピレンの共重合体を有することが好ましい。現在 は、エチレン/ポリピレンの共重合体は、約50%の重量部のエチレンを含むこ とが好適である。 現在の好適なエチレン及びポリピレンの共重合体材料は、エチレンおよびポリ ピレンの固体共重合体である、Exxon Corporationにより製造 されたVISTALON404(商標名)である。 本発明による組成物のオイル成分は、なるべくなら、このオイルが周囲温度で ほぼ流体となるように選択された粘度を有することが好ましい。このオイル成分 の粘度は、約2500センチストークスまでの範囲内にあってもよいが、なるべ くなら、40℃で約10センチストークスないし約1000センチストークスの 範囲にあることが好ましい。 このオイル成分は、有機性のオイル、石油を基材とするオイル、瀝青または気 体オイル、シリコン化オイル、モラセス、ラテックスおよびアルジネイトから選 択してもよい。なるべくなら、オイルは、低芳香物を含むことが好ましく、石油 を基材とするオイルの場合は、なるべくなら、主としてパラフィン性であること が好ましい。 オイル成分は、任意の適当量で組成物内に存在してもよい。しかし、なるべく なら、オイル成分は、約80%ないし約99%の体積部、最も好ましくは、約9 4%体積部ないし約97%体積部の範囲内で組成物内に存在することが好ましい 。 本発明により提供される組成物は、処理された粒状面に対する紫外線の影響を 減少するために一個以上の紫外線安定剤を含んでもよい。本発明に重要とは考え られないが、紫外線安定剤を添加すると、組成物の流体をより長く維持するに役 立つ。また、一つの好適な実施例では、チオジプロピオニック酸を有する紫外線 安定剤を使用すると、驚くべきことに、相乗的な紫外線安定化及び酸化防止効果 を生じるということが分かった。この適当な安定剤の一つは、IRGANOX( シバガイギーの商標)であり、これは、チオプロピオニック酸のジアルキルエス テルである。他の適当な紫外線安定剤には、ベンゾフェノンがある。 この組成物を安定化するための一個以上の酸化防止剤は本発明による組成物に 添加してもよい。この組成物内に存在するどのような酸化防止剤も、組成物の、 約0.5%重量部ないし約3%重量部の範囲で存在してもよいが、なるべくなら 、約1%重量部ないし約2%重量部の範囲で存在することが好ましい。適当な酸 化防止剤の一例は、フェノールを基材としたIRGANOXのようなフェノール を基材とするものである。 審美的なために、一個以上の顔料を組成物に添加してもよい。一般的に現在当 業界で知られているどのような顔料も本発明の組成物に添加するに適当である。 顔料は、合成ポリマ及びオイル成分の混合中に必要に応じて本発明による組成物 に添加してもよい。 本発明による組成物は、砂、土壌、粘土、おがくず、木繊維、プラスチックの ような一個以上の粒状材料と混合してもよい。これらの粒状材料は、プラスチッ ク、ワックス、ゴム、コルク、ウール、寸断カーペットまたは同様な材料の充填 剤及び(または)再強化繊維を含んでもよく、または、含まなくてもよい。本来 の場所かまたは粒状表面に配置する前に混合を行ってもよい。 ポリマ材料は分散を容易にするために、粒状形でオイル成分に添加してもよい 。固形ポリマの場合、このポリマは、なるべくなら、オイル中での分散または溶 解を促進するために小さく切断することが好ましい。 本発明による組成物は、その粘度を特徴とすることができる。なるべくなら、 この組成物の粘度は、少なくとも約300センチストークスが好ましく、さらに 好ましい範囲は、約300センチストークスから約8000センチストークスの 範囲である。ゴルフコースのバンカーのフロアのようなある用途の場合、なるべ くなら、粘度は、約600センチストークスから約1000センチストークスの 範囲であることが好ましく、一方、競技場のトラックのような用途の場合、粘度 は、約1500センチストークスから約3500センチストークスの範囲にある ことがさらに好ましい。 本発明による組成物は、べとつき性(tackness)を有し、また一方、 凝集性(cohesive)及び粘着性(adhesive)の両方があると一 般的に観察されている。 本発明による現在好適な一つの組成物は、次の成分を有する: 鉱物油 ーーー 約2175重量部、 合成ゴム ーーー 約59重量部、 酸化防止剤(フェノールを基材とするIRGANOX) ーーー 約50重量部、 安定剤(チオディプロピオニッタ酸を基材とするいRGANOX) ーーー 約21重量部。 粒状面材料は、なるべくなら、実質的に固体の塊を形成するように固まる傾向 のない材料、または、本発明による組成物と結合されるときにかなりの程度その ようには固まる傾向がない材料から選ぶことが好ましい。適当な一つの表面材料 は、砂からなるものか砂を含有するものである。 直径が約6mmまでの粒子サイズが本発明の実施に特に適当であるということ がわかった。この粒子サイズがさらに類似するばするほど、この粒子の詰まり具 合は、減少しがちとなり、一方、粒子サイズがさらに変化しやすくなればなるほ ど、得られる粒子の詰まり具合はさらに大となる。 本発明による組成物は、この組成物を粒状表面材料と混合することによって、 本来の場所かまたは前準備段階のいずれかでこの粒状表面材料と結合させてもよ い。本発明では、この処理すべき粒状表面に直接この組成物をスプレーすること をむしろ選択する。しかし、この粒状表面材料の前処理と、これに続く、この粒 状表面材料の適当な表面への付与も、本発明の範囲内に存在するものと考える。 本発明による組成物の本来の場所での利用の場合、この組成物は、所望の深さ までまぐわ及び(または)レーキを掛けることを含む、例えば、機械的方法で、 処理される粒状表面と混合することが好ましい。 この組成物は、なるべくなら、この表面材料を結合するに充分な量でこの粒状 表面材料に与えることが好ましい。表面に与えられる組成物の量は、それが混合 される粒状物の種類および組成により変化し、そして、所望の結果が得られる。 本発明による組成物が結合剤表面全体を構成することを、一般的に意図するも のではないが、本組成物は、このような機能を果たすことができる。本発明の一 般的意図は、本発明による組成物が正常な基準によりすでに結合され、または十 分に詰められた表面の結合状態を補足または改良することである。他の面では、 本発明の組成物は、表面を構成する材料、すなわち、粘土、合成物および種々の 粒状サイズにより達成される表面の自然な結合状態を改善する。 従って、本発明の組成物は、この組成物を適当な表面に配置する前に粒状表面 材料と混合することができるが、本発明のこの組成物を、すでに配置された粒状 表面に直接広げて、それを本来の場所で混合することが、さらに好都合であると いうことがわかった。 粒状表面材料の粒子は、なるべくなら、本発明による組成物でコーティングさ れることが好ましい。この粒状材料は、なるべくなら、有限な空気量を含有し、 したがって、地表面に対して柔らかいクッション感覚を生じるように選択される ことが好ましい。 上記のように、本発明による組成物は、例えば、スプレーまたは他の利用方法 により、本来の場所での処理によって処理される粒状表面材料と組み合わせても よい。練習用のトラックのような粒状表面についての一つの特に好適な実施例で は、約75mmの深さまでまぐわ、または、レーキを掛けることによる本来の場 所での混合を伴う、粒状表面の1平方メートルあたりこの組成物の約0.2リッ トルないし約5リットルの範囲内の付与率が、処理した面の所望特性をほぼ達成 するということがわかった。なるべくなら、この組成物は、最初、1平方メート ルあたり約1リットルないし約2リットルの範囲内の割合で、さらに好ましくは 、処理される面の1平方メートルあたり約1.5リットルの割合で付与されるべ きである。約75mmの深さまでまぐわ、または、レーキをかけることにより混 合された毎年1平方メートルあたり約0.2リットルないし約1リットルの範囲 内でのその後の組成物の付与は、この表面を所望の状態に維持するに充分である ということがわかった。他の用途では、例えば、ゴルフコースのバンカーの場合 、これらの付与率は、上記の付与率のほぼ下限にあってもよい。 本発明による粒状表面材料を処理する一つの好適な方法は、処理すべき表面を 本発明による組成物と、なるべくならスプレーにより、そして、この表面を所望 深さまで、まぐわ、または、レーキを掛けることにより接触させるステップを含 有する。使用の前か、雨降りが生じる前に所望の固さまでこの表面が落ち着くか 固まることができれば好ましい。この表面は、コンパクト化、ローラ掛けまたは 他の公知の方法により固めてもよい。 好都合にも、この組成物は、熱を加えずに処理すべき表面に適用される。しか し、加速混合時間が要求されるならば、この組成物は、加熱してもよい。 本発明による組成物は、この表面のあたりにクッションのある、すなわち、弾 力性の感じを生じるに役立つより大きな空気量を保持する能力を表面に与えると いうことが分かった。この弾力性は、コルク、ゴム、寸断カーペット、ポリマな どのような他の物質の繊維または粒状物を加えることによってさらに改善するこ とができる。 人間、動物または物体の変化方向の場合、本発明により処理された粒状面は、 この面を押圧する対象物の重量及び形に従い、そして、その移動の角度でこの表 面のしっかりした充分な堆積層を形成するということが分かった。これにより、 この表面を滑る可能性が減少するということが分かった。 好適な実施例の簡単な説明 本発明の好適な実施例を馬調教用の表面の処理に関し次の非制限的な例につい て以下説明する。本発明による組成物は、いずれにしても、馬調教用の表面の処 理に限定されず、ゴルフコースのバンカーなどのような他の粒状表面をも含むと いうことが容易に理解されよう。 例1 約50%のエチレンを含有するエチレン/プロピレン共重合体は、約1重量部 のオイル成分に対し約1重量部の共重合体の比で約40℃で約100センチスト ークスの粘度を持つ石油オイル成分と混合器内に配置された。この組成物は、約 170℃まで加熱され、一方、攪拌により溶解された。その結果できた組成物は 、2600センチストークスの動粘度を有するということが分かった。 この組成物は、次に(水散布トラックに似た装置)の有孔プラスチッタ3m管 を介して1平方メートルあたり1リットルの付与速度で現存の乾燥した粒状砂表 面にスプレーをされ、約75mmの深さまでまぐわをかけることにより徹底的に 混合された。この表面は、次に、競争準備完了状態までローラ掛け(ある状況で は、突き固めも使用することができる)によって固められた。 こうして処理された表面は、かなりの度合いのばね緩衝作用、通気性及び弾性 を示し、それにより、馬のひづめは、未処理の砂の場合に期待されるほどは砂の 中に沈まないということが分かった。馬のひづめは、また他の面に通常有すると 思われるよりもさらに確固とした跳躍踏切点を有し、これにより、少ない努力で 動物がその表面を横切って移動することができるということが発見された。 さらに、処理された粒状砂表面は、堅固だったけれども、この砂の表面は、ひ づめによって放り上げられるときに固い塊となるほどぎっしりとは詰め込まれず 、かわりに、分離されて細かい粒状のスプレーとなるということが観察された。 その切り取られた土片の縁は、現存の表面のように固くならず、そして、その馬 の脚の関節をその不均一な表面で揺れさせることによってその関節に応力を生じ させるようなことをせずに、次の蹄がその場所に降りたときに再び平らな表面に 容易に一致するようになった。 また、全然塵埃が発生しないということが分かり、落下物は容易に除去される ということが分かった。 本発明により処理された粒状表面の現在の保守は、簡単であることが分かった 。それは、(乾燥期間中に)非常に軽く水をまき、まぐわをかけ、かつ、所望の 固さ又は軟らかさに合うようにローラ掛をするだけでよいからである。 さらに、ローラを掛けた平坦な表面に10℃ないし40℃の合理的な上反りを 形成することによって、水はその斜面から捌けるので、その表面はほぼ耐水性と なる。 試行中、上記の組成物は、トラックの表面が失われたり、または、その生成物 がその基層に浸出せずに30日の期間にわたり一定の間隔で大雨を経験した。 雨が表面の基層に滲み出て、流れ去ることができない場合には、その確固とし たローラ掛けにより水が捌けるということが分かった。 例2 この例では、例1の組成のポリマ成分が半分だけ減少された。その結果生じた 組成物の粘度は、約770センチストークスであった。この組成物は、1平方メ ートルあたり約1リットルの割合で特定の表面に与えられ、そして、ゴルフコー スのバンカーの部分の場合には特に所望な結果を有し、水と風の浸食を減少し、 そして、その粒状面を結合するということが分かった。 例3 この例では、例1の組成物のポリマ成分は、300重量部まで増加され、そし て、1平方メートルあたり約2リットルの付与率で所望の特性を持つ粒状面を得 るために、分子量とそのオイル成分の粘度は、例1の場合と比較して著しく減少 された。この組成物で処理された粒状面は、例1の組成物で処理された粒状面の 特性に似た特性を示した。 例4 この例では、所望特性を持つ処理表面を達成するために、ポリイソブチレンの 75重量部と軽油を有するエチレン/プロピレン共重合体の25重量部と、酸化 防止剤の50重量部との混合物が準備され、そして、75mmの深さまで1平方 メートルあたり約1.5リットルの割合で粒状表面に付与された。この組成物で 処理された粒状表面は、例1の組成物で処理された粒状表面に似た特性を示した 。 例5 この例では、95%のスチレンを有するスチレン/ブタジエン共重合体の18 4重量部と、軽い鉱油を持つ50%のプロピレンを備えたエチレン/プロピレン の共重合体の92重量部と、酸化防止剤/紫外線安定剤の1.5%重量部の混合 物が準備された。得られた組成物は、1平方メートルあたり約4リットルの付与 率で埃っぽい粒状表面に付与された。この粒状表面は、組成物のかなりの量を吸 収するということが分かった。この組成物で処理された粒状表面は、例1の組成 物で処理された表面に似た特性を示したが、例外は、それが乾燥剤であるという ことであった。 例3と例5の組成物のポリマ成分が多くなると、乾燥剤の組成物と、従って、 乾燥剤により処理された粒状表面が一般的に作られたということが上記の各例か ら観察された。 本発明による組成物は、その処理された表面を安定化するに役立つ(これは通 常のことではあるが必ずしも粒状表面であるとは限らない)ということが分かり 、そして、埃の発生及び表面の浸食を防止するに役立つ。この組成物は、また、 表面のクッション効果を提供する。 本発明による組成物で処理された表面は、従来技術の組成物とは異なり、一般 的には固体の固まりを生ぜず、この処理された面を再度破壊することができると いうことも分かった。 合成ポリマ材料およびオイル成分の組み合わせにより、この表面のずれが衝撃 時に制限されるようにかなりの度合いの堅固さがこの処理面に与えられるという ことが分かった。これにより、表面に浮力が生じ、すなわち、表面での沈下性が 減少し、かつ、非常に改良された足離れのよい区域が生じた。 上記は、主に、訓練用または競馬用のトラックに関するものであったが、本発 明による組成物は、風または雨などの優勢な悪天候条件、大交通量領域、ゴルフ コースのバンカーなどに対する安定度を要求する任意の表面を含む多くの他の表 面の処理に適当であるということが知られるべきである。 ここでは、特に好適な実施例に関して本発明を記載することが好都合であった が、他の構成もまた本発明の範囲内に入るものと考えられる点は理解されるべき である。ここに記載した構成に対する変形例、変更及び(又は)付加的な構成は 、 本発明の範囲に入るものと考えられる。 請求の範囲 1.粒状のレクリエーション表面を処理するための方法において粒状表 面材料を、この粒状表面材料を結合するに充分な量のスプレー可能な組成物と組 み合わせるステップを有し、この組成物が、流体のオイル成分に分散または溶解 されたエチレン及びプロピレンの共重合体を有し、それにより、処理された粒状 表面を形成することを特徴とする粒状のレクリエーション表面の処理方法。 2.前記組み合わせるステップは、前記粒状表面材料を前記スプレー可 能な組成物でスプレーし、かつ、前記組成物を本来の場所で前記粒状表面材料と 混合することを有する請求項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 3.前記混合は、所望の深さまで前記処理された表面にまぐわ及び(又 は)レーキを掛ける請求項2記載の粒状のレクリエーション表面の処埋方法。 4.ローラ掛けおよび(又は)突き固めにより混合に続き前記処理され た表面を固めるステップを更に有する請求項3記載の粒状のレクリエーション表 面の処理方法。 5.前記重合体材料の分子量は、少なくとも約20,000である請求 項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 6.前記組成物の粘度は、少なくとも約300センチストークスである 請求項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 7.前記重合体材料は、1%ないし20%重量部の範囲内の量で前記組 成物内に存在する請求項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 8.前記流体のオイル成分は、石油を基材とするオイルである請求項1 記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 9.前記流体のオイル成分は、80%ないし99%の体積部の範囲内の 量で前記組成物内に存在する請求項1記載の粒状のレタリエーション表面の処理 方法。 10.前記流体のオイル成分の粘度は、40℃で約2500センチスト ークスまでのものである請求項9記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法 。 11.前記組成物は、一個以上の紫外線安定剤を有する請求項1記載の 粒状のレクリエーション表面の処理方法。 12.前記組成物は、一個以上の酸化防止剤を有する請求項1記載の粒 状のレクリエーション表面の処理方法。 13.前記組成物は、一個以上の顔料を有する請求項1記載の粒状のレ クリエーション表面の処理方法。 14.前記組成物は、粒状表面の1平方メートルあたり約0.2リット ルないし5リットルの範囲内の割合で前記粒状表面と組み合わされる請求項1記 載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 15.前記レクリエーション表面は、ゴルフコースまたはトラック、例 えば、競争馬用のトラックに関するものである請求項4記載の粒状のレクリエー ション表面の処理方法により処理されたレクリエーション表面。 16.粒状のレクリエーション表面を結合するに充分な量のスプレー可 能な組成物でこの粒状表面にスプレーをかけ(前記組成物は、ほぼ非歴青質であ り、そして、ほぼ非歴青質の流体オイル成分内に分散又は溶解された天然ゴム及 び合成ゴム、オレフィン、オレフィン重合体、ポリオレフィン、ポリオレフィン 重合体、オレフィンおよびポリオレフィンの混合物、及び上記の一個以上の混合 物を有し)、所望の深さまで前記レクリエーション表面にまぐわ及び(又は)レ ーキを掛けることにより前記組成物を前記粒状表面と混合し、及び、前記表面の ローラ掛けおよび(又は)突き固めによって前記表面を固め、それにより、処理 された粒状表面を形成することを特徴とする粒状のレクリエーション表面の処理 方法。 17.前記重合体材料は、ジエン、ポリイソブチレン、エチレン及びプ ロピレンの共重合体、スチレンおよびブタジエンの共重合体、スチレンおよびブ チレンの共重合体、および上記の物質の1個以上からなる混合物から選ばれる請 求項16記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 18.前記重合体材料は、エチレン及びプロピレンの共重合体を有する 請求項17記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 19.前記レクリエーション面は、ゴルフコース、トラック、例えば、 競争馬用のトラックである請求項16の粒状のレクリエーション表面の処理方法 により処理されたレクリエーション表面。 20.ほぼ非歴青質の流体のオイル成分内に分散又は溶解されたエチレ ン及びプロピレンの共重合体を有する合成重合体材料を含有するほぼ非歴青質の スプレー可能な粒状表面処理組成物。 21.前記重合体材料の分子量は、少なくとも約20,000である請 求項20記載のほぼ非歴青質のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 22.少なくとも約300センチストークスの粘度を有する請求項20 記載のほぼ非歴青質のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 23.前記重合体材料は、1%ないし20%の重量部の範囲内の量で前 記組成物内に存在する請求項20記載のほぼ非歴青質のスプレー可能な粒状表面 処理組成物。 24.前記流体のオイル成分は、約80%ないし99%の体積部の範囲 内の量で前記組成物に存在する請求項20記載のほぼ非歴青質のスプレー可能な 粒状表面処理組成物。 25.前記流体のオイル成分は、石油を基材とする請求項20記載のほ ぼ非歴青質のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 26.前記流体のオイル成分の粘度は、40℃で約2500センチスト ークスまである請求項20記載のほぼ非歴青質のスプレー可能な粒状表面処理組 成物。 27.さらに1個以上の紫外線安定剤を更に有する請求項20記載のほ ぼ非歴青質のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 28.一個以上の酸化防止剤を更に有する請求項20記載のほぼ非歴青 質のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 29.一個以上の顔料をさらに有する請求項20記載のほぼ非歴青質の スプレー可能な粒状表面処理組成物。 30.粒状表面材料を処理するために、ほぼ非歴青質の流体のオイル成 分内に分散又は溶解されたエチレンとプロピレンの共重合体を有する重合体材料 を含有しているほぼ非歴青質の材料のドラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C09D 121/00 9362−4J C09D 121/00 123/16 7446−4J 123/16 E01C 13/00 9125−2D E01C 13/00 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA,US, UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.粒状のレクリエーション表面を処理するための方法において、粒状 表面材料を、この粒状表面材料を結合するに充分な量のスプレー可能な組成物と 組み合わせるステップを有し、この組成物が、流体オイル成分内に分散又は溶解 された天然ゴム及び合成ゴム、オレフィン、オレフィン重合体、ポリオレフィン 、ポリオレフィン重合体、オレフィンおよびポリオレフィンの混合物、及び上記 の一個以上の混合物から選ばれた合成重合体材料を有し、それにより、処理され た粒状表面を形成することを特徴とする粒状のレクリエーション表面の処理方法 2.前記重合体材料は、ジエン、ポリイソブチレン、エチレン及びプロ ピレンの共重合体、スチレンおよびブタジエンの共重合体、スチレンおよびブチ レンの共重合体、および上記の物質の1個以上からなる混合物から選ばれる請求 項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 3.前記重合体材料は、エチレン及びプロピレンの共重合体を有する請 求項2記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 4.前記重合体材料の分子量は、少なくとも約20,000である請求 項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 5.前記組成物の粘度は、少なくとも約300センチストークスである 請求項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 6.前記重合体材料は、1%ないし20%重量部の範囲内の量で前記組 成物内に存在する請求項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 7.前記流体のオイル成分は、石油を基材とするオイルである請求項1 記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 8.前記流体のオイル成分は、80%ないし99%の体積部の範囲内の 量で前記組成物内に存在する請求項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理 方法。 9.前記流体のオイル成分の粘度は、40℃で少なくとも2500セン チストークスまでのものである請求項9記載の粒状のレクリエーション表面の処 理方法。 10.前記組成物は、一個以上の紫外線安定剤を有する請求項1記載の 粒状のレクリエーション表面の処理方法。 11.前記組成物は、一個以上の酸化防止剤を有する請求項1記載の粒 状のレクリエーション表面の処理方法。 12.前記組成物は一個以上の顔料を有する請求項1記載の粒状のレク リエーション表面の処理方法。 13.前記組成物は、粒状表面の1平方メートルあたり約0.2リット ルないし5リットルの範囲内の割合で前記粒状表面と組み合わされる請求項1記 載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 14.前記組成物は、前記粒状表面材料と本来の場所で混合される請求 項1記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 15.前記混合は、所望の深さまで前記処理面にまぐわ及び(又は)レ ーキを掛る請求項14記載の粒状のレクリエーション表面の処理方法。 16.ローラ掛けおよび(又は)突き固めにより前記処理した面を固め るステップを更に有する請求項15記載の粒状のレクリエーション表面の処理方 法。 17.粒状のレクリエーション表面を結合するに充分な量のスプレー可 能な組成物でこの粒状のレクリエーション表面材料にスプレーをかけ(前記組成 物は、流体の石油を基材とするオイル成分内に分散又は溶解されたエチレンおよ びプロピレン共重合体を有し)、所望の深さまで前記レクリエーション表面にま ぐわ及び(又は)レーキを掛け、及び、ローラ掛けおよび(又は)突き固めによ って前記表面材料を固め、それにより、処理された粒状表面を形成することを特 徴とする粒状のレクリエーション表面の処理方法。 18.前記レクリエーション表面は、ゴルフコース、トラック、例えば 、競争馬用のトラックである請求項17の粒状のレクリエーション表面の処理方 法により処理されたレクリエーション表面。 19.流体のオイル成分内に分散又は溶解された合成重合体材料を有し 、この重合体材料が、天然ゴム及び合成ゴム、オレフィン、オレフィン重合体、 ポリオレフィン、ポリオレフィン重合体、オレフィンおよびポリオレフィンの混 合 物、及び上記の一個以上よりなる混合物を有することを特徴とするスプレー可能 な粒状表面処理組成物。 20.前記重合体材料は、ジエン、ポリイソブチレン、エチレン及びプ ロピレンの共重合体、スチレンおよびブタジエンの共重合体、スチレンおよびブ チレンの共重合体、および上記の物質の1個以上よりなる混合物から選ばれる請 求項19記載のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 21.前記重合体材料は、エチレン及びプロピレンの共重合体を有する 請求項20記載の粒状のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 22.前記重合体材料の分子量は、少なくとも約20,000である請 求項19記載のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 23.少なくとも約300センチストークスの粘度を有する請求項19 記載のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 24.前記重合体材料は、1%ないし20%の重量部の範囲内の量で前 記組成物内に存在する請求項19記載のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 25.前記流体のオイル成分は、約80%ないし99%の体積部の範囲 内の量で前記組成物に存在する請求項19記載のスプレー可能な粒状表面処理組 成物。 26.前記流体のオイル成分は、石油を基材とする請求項19記載のほ ぼ非瀝青質のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 27.前記流体のオイル成分の粘度は、40℃で約2500センチスト ークスまである請求項19記載のスプレー可能な粒状表面処理組成物。 28.さらに1個以上の紫外線安定剤を更に有する請求項19記載のス プレー可能な粒状表面処理組成物。 29.一個以上の酸化防止剤を更に有する請求項19記載のスプレー可 能な粒状表面処理組成物。 30.一個以上の顔料をさらに有する請求項20記載のスプレー可能な 粒状表面処理組成物。 31.粒状表面材料を処理するために、流体のオイル成分内に分散又は 溶解された天然ゴム及び合成ゴム、オレフィン、オレフィン重合体、ポリオレフ ィン、ポリオレフィン重合体、オレフィンおよびポリオレフィンの混合物、及び 上記の一個以上からなる混合物から選択された重合体材料を有する材料のドラム 。
JP7526566A 1994-04-15 1995-04-13 粒状表面の処理 Pending JPH09512205A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AUPM5109A AUPM510994A0 (en) 1994-04-15 1994-04-15 Treatment of particulate surfaces
AU5109 1994-04-15
PCT/AU1995/000211 WO1995028451A1 (en) 1994-04-15 1995-04-13 Treatment of particulate surfaces

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09512205A true JPH09512205A (ja) 1997-12-09

Family

ID=3779689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7526566A Pending JPH09512205A (ja) 1994-04-15 1995-04-13 粒状表面の処理

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0756613A4 (ja)
JP (1) JPH09512205A (ja)
AU (1) AUPM510994A0 (ja)
BR (1) BR9507375A (ja)
NZ (1) NZ283700A (ja)
WO (1) WO1995028451A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014121500A (ja) * 2012-12-24 2014-07-03 Nof Corp 馬場クッション材用バインダ組成物

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE50207366D1 (de) * 2001-08-23 2006-08-10 Schmidt Solveig Allwettertrittschicht insbesondere für Reitplätze
GB2415389A (en) * 2004-06-25 2005-12-28 Mark Anthony West A surface for horse riding

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2329067A1 (de) * 1973-06-07 1975-01-02 Lothar Bestmann Verfahren und vorrichtung zum aufbringen von material auf flaechen
NL7907359A (nl) * 1979-10-03 1981-04-07 Cindu Chemie Bv Bindmiddel op basis van een mengsel van een steenkool- teer en een bitumen, alsmede werkwijze voor een opper- vlakbehandeling van wegen.
GB8600735D0 (en) * 1986-01-14 1986-02-19 En Tout Cas Plc Substitute ground surface material
IE903353A1 (en) * 1989-09-21 1991-04-10 En Tout Cas Plc Ground surface material
ES2101080T3 (es) * 1990-12-18 1997-07-01 Elf Antar France Componente de betun/polimero que permite obtener composiciones de betun polimero con susceptibilidad termica muy baja utilizables para la elaboracion de revestimientos.
GB2251247A (en) * 1990-12-24 1992-07-01 Trac Tek Systems Inc Racetrack surface composition
AU667905B2 (en) * 1993-06-10 1996-04-18 Japan Racing Association, The Paving composition, cushion material and horse race track made thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014121500A (ja) * 2012-12-24 2014-07-03 Nof Corp 馬場クッション材用バインダ組成物

Also Published As

Publication number Publication date
WO1995028451A1 (en) 1995-10-26
NZ283700A (en) 1998-02-26
AUPM510994A0 (en) 1994-05-12
EP0756613A1 (en) 1997-02-05
EP0756613A4 (en) 1998-04-15
BR9507375A (pt) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4819933A (en) All weather surfaces
US4592931A (en) Method for soil stabilization and fugitive dust control
US4792133A (en) Substitute ground surface material
CA2670189A1 (en) A method of producing an infill material for synthetic-grass structures, corresponding material, and synthetic grass structure
EP0775237B1 (en) Improved surfaces for sporting and other activities
JPH09512205A (ja) 粒状表面の処理
JP5576285B2 (ja) 馬術用表面材料
KR101438190B1 (ko) 투수성, 비산 억제성능 및 강도가 뛰어난 친환경 마사토 포장재 및 그 시공방법
JPH03503061A (ja) 運動場
USRE34267E (en) Substitute ground surface material
GB2304348A (en) Composition for artificial tracks and other surfaces
US11578268B1 (en) Malleable surface material
AU2209495A (en) Treatment of particulate surfaces
US11946206B2 (en) Artificial turf system and support layer
US10851300B1 (en) Malleable surface material
US2648603A (en) Surfacing composition and method
JP2005008782A (ja) アスファルト乳剤組成物
JP4088514B2 (ja) 砂粒被覆用樹脂組成物
US20080017826A1 (en) Binder and particulate containing compositions
JP4082997B2 (ja) 樹脂砂およびその製造方法
JPH04261903A (ja) 人工芝生構造体、それからなる庭園用被覆材および歩径路
WO1999019567A1 (en) Synthetic surfaces
GB2277545A (en) Soil stabilization and consolidation method and compositions
US1213555A (en) Roadway composition.
JPH089847B2 (ja) プレイグラウンドの表層