JPH09511971A - 引張装置の分離可能な分岐用手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、梁から組み立てられた略矩形の修理台（３）に保持装置（１）を取り外し可能に固定する装置であって、この装置で損傷を受けた車両が修理作業中に固定されるようにしている。梁には、それらの各外方に面する側に、前記側面の上水平端部および下水平端部の領域内に配置される溝形外形部材（４ａ，４ｂ）と共に、互いに向き合う開口を有して組み立てられる。これらの外形部材は、一般に修理作業用の装置を固定させるのに用いられる。各々の梁にあっては、下外形部材（４ｂ）が梁の側面の外方に面する下端線の下方に突き出している。保持装置（１）は、一方では上溝形外形部材（４ａ）の上側（４ａ１）と、各溝形部材（４ａ，４ｂ）の前側面（４ａ２，４ｂ１）に係合に係合し、他方では上溝形部材（４ａ）と、前方の下端線の下方で下溝形外形部材の下方に突き出た部分の背後とに係止する部材（５）と共に組み立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】 引張装置の分離可能な分岐用手段 ［従来技術］ 本発明は、梁や略矩形のものから組み立てられた修理台を取り外し可能に 固定するための装置に関し、この装置で、損傷を受けた車両が修理作業中に固定 されるようにするものである。前記梁には、それらの各外方に面する側において 、前記側面の上水平端部および下水平端部の領域内に配置される溝形外形部材と 共に、互いに向き合う開口を有して組み立てられ、前記外形部材は一般に、修理 作業用の装置を固定するのに用いられる。 こうした固定装置は、ＥＰ−Ｂｌ−００６５９４２号により知られている 。この場合の固定部材は、溝形断面のシートを含み、３つのプレートから成る。 上側のものと、下側のものと、プレートは、それらの間に間隔を有して連結され 、梁の上，下および外側で係合するように意図されている。回動可能に取り付け られたノブからなるロック部材を半回転することによって、内側の下コーナの回 りを固く締め、梁の内側下部と係合させることが可能になる。ノブは、修理作業 中に回動できないように意図したロックキーと共に設計され、梁から緩む保持装 置に達しようとしている。 この公知の保持装置は、万一バランスが崩れると、梁に沿ったある範囲に スライドすることがあり、自然に良好な修理結果を害すると共に、修理作業を遂 行する総人員に対し危険を及ぼすこともある。 さらに、この公知の装置は、修理台に対し安全にするのに比較的煩わしく 、時間を浪費し、また、意図された手法において、キーを簡単に置き忘れるとい う欠点を被る。 本発明の目的は、有効な固定が修理台に遂行されるような手段と、保持装 置と修理台との間の滑動が排除されるような構造によって、上述した第１に定義 されるタイプの装置を提供することにある。 これは、各々の梁にあって、下外形部材が梁の側面の外方に面する下端線 の下方に突き出しており、保持装置は、一方では少なくとも溝形外形部材の上側 、および各溝形部材の前側面に係合し、他方では上溝形部材、および前方の下端 線の下方で下溝形外形部材の下方に突き出た部分の背後に係止する部材と共に組 み立てられるという本発明に基づいて達成される。 固定装置の有益な構造は、請求項２に示すように、上溝形部材の上面と、 各溝形部材の前側面とに係合するように設計された保持装置（１）に対して静止 する構造部を含み、第１の軸の回りを回動可能な第１のレバー部は、下溝形部材 の背後との係合を起こすように設計され、第２の軸の回りを回動可能であって、 第１のレバー部の上方に向けた突起上に位置した第２のロック部は、上溝形部材 の下方に面した開口との係合を起こすように設計されることを特徴とする。 本発明は、修理台と係合または離脱した本発明の固定装置の側面からの平 面図である第１ａ図と第１ｂ図に示す添付図面を参照して、以下詳細に説明され るであろう。第２図は、第１ａ図における修理台から見た固定装置の平面図を示 している。 ［発明の実施形態］ 図面において、１は固定装置を除く全てのものの中で、通常のタイプの車 輪２によって搬送される保持台の大体の部分を示し、また３は、梁から組み立て られた矩形の修理台の大体の部分を示している。この修理台は、その外方の側面 ３ａに２つの溝形外形部材４ａ，４ｂを備えており、これらは互いに向き合う開 口を有して、前記外方の側面の上下に配置される。これらの外形部材は、修理が 成される車両が台に固定されることによって、修理台および固定装置を保持する 脚あるいは車輪の固定用に通常用いられる。これらの外形部材４ａ，４ｂは、よ り明確に示してはいないが、図面の平面から外方に面しているべきである。保持 装置や修理台リバーサルは、例えばＥＰ Ｏ ０６５ ９４２号から専門家に良く知れ渡っているため、ここでは詳細に説明 しない。 本発明によれば、下溝形部材４ｂは、梁の側面３ａの外方に面する下端線３ａ １の下方に突き出している。保持装置は修理台３を固定するものであるが、これ は、５により一般に示される部材と共に組み立てられる。部材５は、一方では上 溝形部４ａの上側面４ａ１のみならず、この図示した実施例では、梁の上側面３ ｂと、各溝形部材４ａ，４ｂの前側面４ａ２，４ｂ１にも係合し、他方では上溝 形外形部材４ａに係合すると共に、下溝形部４ｂの背後、より正確にいうと、前 方の下端線の下方で下溝形部材４ｂの下方に突き出た部分の背後に係止する。 図示した本実施例では、前記部材５は保持装置に対し静止し、しかも、上溝形 部材４ａの上面４ａ１と共に、上および下溝形外形部材の上側面４ａ１および下 前面４ｂ１の各々と係合する係合面５ａ１，５ａ２と設計される構造部５ａを含 んでいる。部材５は、それ自体の軸６，７に各々回動可能に取り付けられる２つ の可動部５ｂ，５ｃをさらに構成する。これらのものは、保持装置１の主要方向 を横断して、すなわち、修理作業中にほぼ水平に向けられる。これ以降、レバー 部と称せられることになる可動部５ｂは、下溝形外形部材４ｂの背後に係合して 設けられるように設計される。レバー部５ｂは、この目的のために対応する凹所 ５ｂ１を有するが、これに加えて、修理台３の梁の下側３ｃ１を押す接合面を支 持する支持面５ｂ２を有する。レバー部５ｂは、他方の可動部５ｃが押して支持 する２つの上方に向けられた突起５ｂ３を有する。この部材５ｃは、今後ロック 部と称せられることになるが、これは、上溝形外形部材４ａ３のスリット４ａ３ に適合するように、その外端５ｃ１にて設計される。ロック部５ｃをも含んだレ バー部５ｂは、頂部に六角形の頭８を備え、この頭に適当なスパナが向けられる ねじ山を切ったねじ８を回動することで、図１ａに示す梁３との係合を解除した その下端位置から、図１ｂに示す梁と係合した上端位置に操作される。 以下、修理台に対する保持装置の固定を簡潔に説明することになろう。動作シ ーケンスを反転すると、修理台から保持装置を外すことになろう。 図１ａに示す位置から、保持装置はその車輪２の助力により修理台の位置に転 動され、その表面５ａは表面４ａ１，３ｂに対して支持し、表面５ａ２は表面４ ａ２，４ｂ１に対向する。ねじ８を時計回りに回転すると、レバーアーム５ｂの みならずロック部５ｃもそれと共に上昇し、溝形外形部材４ｂの下方に突出した 部分４ｂが凹所５ｂ１内に係合し、表面５ｂ２が表面３ｃ１に係合する。そして これにより、ロック部５ｃの外端５ｃ１が、上溝形部材の下方に面したスリット ４ａ３内に把持できる。この方法により、修理台に対して、保持装置を非常に確 実で、自由に動き、かつ頑丈に固定することが達成される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．梁から組み立てられた略矩形の修理台（３）に保持装置（１）を取り外し可 能に固定する装置であって、この装置で損傷を受けた車両が修理作業中に固定さ れるようにし、前記梁には、それらの各外方に面する側に、前記側面の上水平端 部および下水平端部の領域内に配置される溝形外形部材（４ａ，４ｂ）と共に、 互いに向き合う開口を有して組み立てられ、前記外形部材は一般に修理作業用の 装置を固定させるのに用いられるものにおいて、 各々の梁にあっては、下外形部材（４ｂ）が梁の側面の外方に面する下端 線の下方に突き出しており、保持装置（１）は、一方では少なくとも溝形外形部 材の上側、および各溝形部材の前側面に係合し、他方では上溝形部材、および前 方の下端線の下方で下溝形外形部材の下方に突き出た部分の背後に係止する部材 と共に組み立てられることを特徴とする装置。 ２．前記部材は、上溝形部材（４ａ）の上面（４ａ１）と係合すると共に、各溝 形部材（４ａ，４ｂ）の前側面（４ａ２，４ｂ１）に対向して係合するように設 計された保持装置（１）に対して静止する構造部（５ａ）を含み、第１の軸（６ ）の回りを回動可能な第１のレバー部（５ｂ）は、下溝形外形部材（４ｂ）の背 後との係合を起こすように設計され、第２の軸（７）の回りを回動可能であって 、第１のレバー部の上方に向けた突起（５ｂ３）上に位置した第２のロック部（ ５ｃ）は、上溝形外形部材（４ａ）の下方に面した開口との係合を起こすように 設計されたことを特徴とする請求項１記載の装置。