JPH09511797A - 繊維懸濁液をスクリーニングする方法と装置 - Google Patents

繊維懸濁液をスクリーニングする方法と装置

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JPH09511797A JP8506228A JP50622896A JPH09511797A JP H09511797 A JPH09511797 A JP H09511797A JP 8506228 A JP8506228 A JP 8506228A JP 50622896 A JP50622896 A JP 50622896A JP H09511797 A JPH09511797 A JP H09511797A
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Abstract

(57)【要約】 廃棄端部と入口端部とでは、繊維懸濁液(例えば底稠度のパルプ)のスクリーニング時のスクリーンシリンダの仕事の成績が異なる。この差異を、スクリーンシリンダの供給側表面を次のように構成することで調整する。すなわち、スクリーンの廃棄端部に隣接するスクリーンシリンダ表面近くには、入口端部に隣接する区域より多くの乱流が誘起されるようにする。通常、この乱流の増大は、少なくとも約10%(好ましくは少なくとも約40%、通常は100%以上)である。乱流の増大は、入口端部には事実上滑らかなスクリーニング媒体表面を設け、廃棄端部に隣接するスクリーニング媒体表面には成形部を設けるか、又は異なる乱流誘起度の第1と第2の成形表面を設けることによって達成できる。成形表面は、通常は、溝を有するようにし、乱流に影響する変量は、溝の深さ、溝の下流壁部の傾斜角度、溝間隔、開口(孔又はスロット)縁部の曲率半径、溝内の開口数、溝内の開口(孔又はスロット)寸法である。スクリーンシリンダは、圧力スクリーンハウジング内に組付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維懸濁液をスクリーニングする方法と装置 発明の背景および要約 本発明は、繊維懸濁液をスクリーニング又は分別する方法と装置、言い換える と、それ以降の処理を行なう前に、繊維懸濁液から、不要な成分、例えば、不要 な繊維断片、繊維束、不純物(例えば屑や破片)を分離する方法と装置に関する ものである。繊維懸濁液は、この方法と装置による分別処理又はスクリーニング 処理によって、合格画分と不合格画分とに分別される。本発明は、特に、低稠度 又は中稠度(例えば0.1〜5%)のセルローズ懸濁液(木材パルプ)に適用可 能である。 繊維懸濁液のスクリーニングは、たいていの場合、スクリーンハウジング内に 配置された平らなスクリーンプレート又はスクリーンシリンダによって行われる 。これらのスクリーンプレート又はスクリーンシリンダは、繊維懸濁液の合格画 分と不合格画分とを分別するための開口(すなわち円形の孔、細長いスロット) を有するスクリーニング媒体によって構成されている。 パルプ加工工業で通常用いられる圧力スクリーンは、スクリーンハウジング内 に配置されたスクリーンシリンダを有している。中実の回転部材上で、ハイドロ フォイル又はその他のパルスを発生させる装置で作業するように構成されたロー タが、スクリーンハウジング内に、スクリーンシリンダと同軸的に配置されてい る。このロータとスクリーンシリンダとの間には狭いスクリーニングゾーンが形 成される。繊維懸濁液の入口は、スクリーンシリンダの供給側入口端部に接続さ れ、不合格画分の出口は、スクリーンシリンダの廃棄出口端部に接続されている 。合格画分の出口は、スクリーンシリンダの出口側に接続されている。繊維懸濁 液の入口は、スクリーンシリンダの内側又は外側に接続することができるため、 それに応じて、スクリーンシリンダの入口側は、スクリーンシリンダの内側又は 外側に形成される。 スクリーンは、懸濁液(繊維と液体)で完全に満たされて作業し、分別される 繊維懸濁液は、スクリーンシリンダの入口端部へ運ばれ、ロータとスクリーンシ リンダとの間のスクリーニングゾーンに入る。繊維懸濁液は、これによって、ス クリーンシリンダの供給側に対し接線方向に運ばれる。ロータにより、繊維懸濁 液の周速度が高められる間に、繊維懸濁液は、螺旋状の流路内をスクリーンシリ ンダに沿って、スクリーンシリンダの廃棄出口端部へ流れる。 合格画分は、スクリーニングゾーンからスクリーンシリンダの開口を介して取 り出され、不合格画分は、スクリーンシリンダの供給側に沿って推進され、廃棄 出口へ運ばれる。スクリーンシリンダ、すなわちスクリーニング媒体の表面は、 清潔に保たれ、ロータ上でのハイドロフォイル又はその他の類似の要素によるパ ルス効果によって障害物が除かれる。ハイドロフォイルは、スクリーンシリンダ の表面近くを移動する。あるいはまた、静止ロータと回転シリンダとによってパ ルス効果を生じさせることもできる。 スクリーニング媒体は、スクリーニングゾーンの中央部と、特にスクリーニン グゾーンの出口端部、つまり不合格画分の廃棄端部とでは十分に働かない傾向が あることが、しばらく前から判明している。繊維懸濁液が、螺旋状の流路内をス クリーニングゾーンの出口へ向かって流れるさい、ロータの運動によって、繊維 懸濁液の周速度が加速される。本発明によれば、繊維懸濁液の周速度は、スクリ ーンシリンダに沿って増大するので、スクリーニング能力に影響を与える静圧は 低下し、動圧の上昇によって相殺されることが判明した。したがって、スクリー ンシリンダの開口を流過する合格画分の流速は、シリンダの入口端部で最大とな り、廃棄端部では最低となる。 入口端部で、例えば約1m/sの周速度で導入される繊維懸濁液は、スクリー ニングゾーンの端部近くでかなり増大するのに対し、繊維懸濁液とロータとの間 の速度差は減少する。約20〜25m/sの周速度を有するロータは、スクリー ニングゾーンの廃棄端部近くでは、ほとんど等しい速度を繊維懸濁液に生じさせ る。このため、ロータと繊維懸濁液との間の相対速度が減じ、ロータによって生 じる繊維マット破壊パルスは、スクリーンシリンダ廃棄端部近くでは減少する。 従来のスクリーンは、その限界に追い込まれると、出口端部で繊維懸濁液を濃縮 (脱水)し始める。この大きな理由は、ロータと繊維懸濁液との間の回転速度差 が減少するために、ロータが生じさせるパルス又は乱流が減少するためと思われ る。 繊維のマットは、スクリーニング媒体の入口(供給)側に形成されるので、開 口(孔又はスロット)を流過する合格繊維懸濁液の流れは、更に減少する。この ために、結局は、スクリーンシリンダの廃棄端部に隣接する孔が、完全に閉塞さ れる。この廃棄端部の閉塞現象によって、清掃効果を最適化するために望ましい 孔寸法又はスロット寸法が事実上制限されることになる。 本発明に至るまでは、スクリーン開口寸法を減少させて、スクリーニング条件 を最適化することは、同時に他のスクリーニング条件に逆の影響を与えることな しには、不可能と思われて来た。スクリーンシリンダの、異なる軸方向区域、例 えば垂直のスクリーンシリンダの頂部区域と底部区域とでは、異なるスクリーニ ング条件が支配することが知られているが、他方、そうした状態を補正するため に、ロータ形状を変え、スクリーニング媒体とロータとの間隔をスクリーニング ゾーンの廃棄端部へ向かって増大させ、スクリーニングゾーン内へ蒸留水を噴射 し、繊維懸濁液を異なる区域でスクリーニングゾーンへ供給すること等々を行っ て、スクリーニング条件を最適化することが、提案されて来た。しかしながら、 本発明に至るまでに、最適に均等なスクリーニング条件、つまりスクリーンシリ ンダの全表面の全長にわたって最適なスクリーニング能力と清掃効率を得るため の、経済的かつ有効な方法は提案されたことがなかった。 木材パルプのスクリーニングの場合、ふつう目標とされるのは、次の性能基準 である: −高いスクリーニング効率、すなわち、効率的なスクリーニングによって、不 合格画分のみが不要物(屑)とされ、不合格画分に含まれる合格画分が最小化さ れること。 −高い屑除去効率、すなわち、不要物(屑)が出来るだけ100%近く除去さ れ、必要な繊維のみを含む合格画分(流)が得られること。 −目標能力での良好な作動、すなわち、供給流、合格流、不合格流の間の稠度 変化が最小で、適度な圧力降下を伴ってスクリーン操作が行われること。 総じて、すべての現在の新しいスクリーニング技術が求めていることは、前記 の目標の達成である。前記の目標/性能パラメータに影響する1つの鍵は、スク リーニングされる繊維懸濁液の滞留時間である。繊維懸濁液は、入口端部から廃 棄端部まで、スクリーンを通過しながら移動するため、屑と繊維とがスクリーン 内で費やす時間は長くなる(滞留時間が長くなる)。スクリーンが低率の不合格 画分除去率で稼働されれば、滞留時間は、更に長くなろう。 繊維、屑、水を含有する所定量Vの繊維懸濁液を仮定した場合、従来技術の場 合、次のように言うことができる。すなわち、スクリーン内側での滞留時間が長 ければ、それだけ、a)繊維より水の捕集量が多くなる。b)比較的細かいが、 依然として不合格の屑の占める量(所定量V中で)が、合格画分流内で増大する 。[スクリーンに沿った一定位置での屑の2次元又は3次元の寸法がバリア効果 を妨げる場合(つまりスクリーン開口寸法に対応する場合)、スクリーンシリン ダが屑をも合格させることになる]。c)繊維密度が開口の割に高過ぎる(繊維 の渋滞がスクリーン開口のところに生じる)ため、スクリーンシリンダの下方の 不合格画分廃棄端部が、有効なスクリーニング(=繊維の合格画分の良好な流れ )が妨害される。d)同じ所定合格画分流(能力)が、いまやスクリーンシリン ダの小さい“開放”部を通過せねばならないため、圧力降下(dp)が増大する 。シリンダ開口内での速度を高めるには、圧力を高める必要があり、屑の含有量 が増大すれば、屑がシリンダ開口を通過して合格側へ“押込まれる”ことになる 。 本発明により判明した点は、最適スクリーンを達成するには、スクリーン軸方 向の異なる部分では、異なるスクリーニング媒体が必要とされるという点である 。従来のスクリーニング技術の場合の合格画分内の諸要素、つまり繊維、屑、水 を分析することによって、明らかになる点は、これまでは、合格画分が、スクリ ーンシリンダ軸方向の異なる区域からの異なる合格画分の折衷であり、スクリー ニングの最適な成果ではなかったという点である。 したがって、望まれることは、屑除去の平均的な全体効率を改善すると同時に 、スクリーニング能力を改善することである。言い換えると、スクリーンシリン ダ、スクリーン、スクリーニング方法を改善して、不純物やその他の不要成分が 、合格側へ流入せぬよう、より効率的に防止し、かつまた合格繊維が、特にスク リーンの不合格画分廃棄端部で、より効率的にスクリーンを流過できるようにす るこ とである。 本発明が提供する改良されたスクリーンおよび繊維懸濁液のスクリーニング方 法の場合、前述の種々の欠点が最小化されている。本発明は、特にパルプ製造及 び製紙工業用の、改良スクリーン及びセルローズ繊維懸濁液のスクリーニング方 法を提供するものである。この方法の場合、スクリーニングは、改良された流体 力学的なスクリーニング条件下で行われる。また、本発明により提供されるスク リーンシリンダ、スクリーン、繊維懸濁液のスクリーニング方法は、スクリーン シリンダの入口端部及び廃棄端部で、従来とは異なる、より効率的なスクリーニ ング条件で作業することができる。更に、本発明が提供するスクリーンシリンダ 、スクリーン、スクリーニング方法では、改良された能力と稼働性能とを有する スクリーンにより作業が可能であると同時に、屑除去の効率が維持もしくは改善 されている。 本発明によれば、最適化されたスクリーニング成績を得るための、新しい非均 一のスクリーニング媒体が得られる。その場合、スクリーンシリンダは、軸方向 に多区画を有するか、漸次的に変化するか、連続的に変化するかのいずれかに構 成される。 スクリーニング性能の改良は、本発明によれば、供給側の外輪郭、例えば、供 給側の表面形状又はスクリーン開口の入口側形状の設計/製造を介して、スクリ ーニング特性を漸次的に、又は段階的に変化させることによって達せられる。こ れによって、入口端部と廃棄端部とでは繊維懸濁液の状態や流体力学的条件が異 なるにもかかわらず、スクリーンシリンダのすべての部分で最適スクリーニング が可能になる。 本発明により得られる繊維懸濁液をスクリーニングする方法の場合、入口端部 と廃棄端部とを有するスクリーンハウジング内に配置されたスクリーニング媒体 が用いられる。このスクリーニング媒体はスクリーン開口を有しており、その供 給側は、繊維懸濁液入口と廃棄出口とに接続され、その出口側は、合格画分出口 に接続されており、供給側の少なくとも一部が成形されている。本発明の方法は 次の段階を有している。すなわち、a)スクリーンハウジングの入口端部へ繊維 懸濁液を導入し、スクリーニング媒体の供給側と接触させ、スクリーニング媒体 のスクリーン開口から、合格画分がスクリーニング媒体の出口側へ流れ、不合格 画分が廃棄出口へ流れるようにする。b)廃棄出口を介してハウジングから不合 格画分を排出する。c)合格画分を受入れ出口を介してハウジングから送出する 。d)ハウジングの廃棄端部に隣接するスクリーニング媒体供給側の表面形状を 、ハウジングの入口端部に隣接する供給側とは異なる形状に構成することにより 、ハウジング廃棄端部に隣接するスクリーニング媒体供給側での繊維懸濁液の乱 流を、ハウジング入口端部に隣接する供給側の乱流に比して増大させ、それによ って、入口端部と比較して廃棄端部での、スクリーン開口を通過する繊維懸濁液 の流速及び稠度の差を調整し、表面形状を変えない場合より、入口端部から廃棄 端部へ至るまでのスクリーニング媒体の性能を一層均等化する。 本発明による改良された方法の場合、スクリーニング媒体の廃棄端部に隣接す る供給側を利用して、この供給側で、入口端部に隣接する供給側より流動化の度 合が激しく又は高くされる。これにより、スクリーニング媒体は、その廃棄端部 には成形された供給側表面を有し、他方、その入口端部には滑らかな供給側表面 を有している。言うまでもなく、廃棄端部と入口端部双方に隣接する供給側が、 成形表面(溝付き)を有するようにすることもできる。その場合には、例えば異 なる成形表面形状を有するようにすることによって、異なる乱流を発生させるこ とができる。例えば、乱流に影響を与えることのできる変量には、溝の深さ、溝 の下流側壁部の傾斜角度、溝と溝との間隔、開口縁の曲率半径(“Suspensions In Process Flows”,Kerekes,CPPA Journal of Record,Technical Section,Ca nada,1994 年4 月号,P.18,19参照)、溝内の開口数、溝内の開口寸法又は形状( すなわち孔又はスロット)が含まれる。 本発明は、また、次のようなスクリーンシリンダを提供する。すなわち、長( elongation)軸線と、複数の第1スクリーン開口が設けられている円筒形の供給 側表面と、第1スクリーン開口と連通している複数の第2スクリーン開口を有す る円筒形の出口側表面と、長軸線に沿った複数の表面の第1端部及び長軸線に沿 った複数の表面の第2端部と、前記第1端部に隣接し第1懸濁液乱流誘起能力を 有する供給側表面の第1表面形状と、前記第2端部に隣接し第2懸濁液乱流誘起 能力を有する供給側表面の第2表面形状とを備えており、この第2の懸濁液乱 流誘起能力が、第1懸濁液乱流誘起能力の少なくとも約10%(好ましくは少な くとも約40%、通常は100%以上)大であるようなスクリーンシリンダであ る。先に方法について説明した通り、異なる乱流は、次のパラメータの1つ以上 (もしくはすべて)を変化させることによって得ることができる: 溝の深さ、 溝の下流側壁の傾斜角度、溝間隔、開口縁の曲率、溝内の開口数、溝内のスクリ ーン開口の寸法と形状(すなわち孔又はスロット)。 スクリーンシリンダの入口端部と廃棄端部との間の乱流レベルの変化を測定す ることは困難であり、現行の工業標準規格は存在しない。問題の乱流レベルは、 スクリーンシリンダ表面近くの乱流であり、ロータ表面近くの乱流ではない。乱 流レベルの比較は、乱流強度レベル(m2/s2)で比較可能である。乱流レベル が恐らく最大となる場合は、スクリーンシリンダの入口区画が滑らかで廃棄端部 が大幅に成形されている場合、例えば、従来のプロファイル シリンダの形状には無関係な多くの、乱流に影響する変量、例えば、流出/流入 モード、圧力降下、接線速度、ロータの型式等々が存在する一方、スクリーニン グ媒体の表面形状の結果としての、乱流の大きさの差異を概算すると、次の値に なる: 滑らかな表面 約 2〜 4m2/s2 つまり、このシナリオでは、廃棄端部に隣接する区画の乱流は、表面形状の相違 だけの結果として(最終的には全乱流差に一役買う他の要因とは無関係に)、入 口端部に隣接する区域の乱流より、100%以上増の高い値である。 本発明によるスクリーンシリンダは、通常、入口端部と廃棄端部とを有する圧 力スクリーンハウジングと組み合わせて提供される。スクリーンシリンダは、ス クリーンハウジング内に組付けられているので、シリンダ第1端部はハウジング 入口端部に隣接し、シリンダ第2端部はハウジングの廃棄端部に隣接することに なる。スクリーンシリンダにパルスを与えるため、ロータが備えられ、スクリー ンシリンダとロータとは、相対的に回転運動可能である。例えば、スクリーンシ リンダの供給側表面は、スクリーンシリンダの内表面であり、ロータは、スクリ ーンシリンダ内に配置され、回転するが、スクリーンシリンダは定置したままに される。 本発明によれば、スクリーニングゾーンの廃棄端部に隣接する区画に、より激 しい、又は乱流のスクリーニング条件を作り出すことができる。増大した乱流は 、廃棄端部の高濃度の繊維懸濁液に作用し、その結果、繊維が互いに分離され、 それによってスクリーン開口を通過する合格画分の流速が高められる。また、屑 、繊維束、その他の不要成分がスクリーニング媒体の廃棄端部でスクリーン開口 を通過するのを防止するため、所望とあれば、開口の直径、すなわち円形孔の直 径、又はスロットの幅を縮小することができる。これらの寸法は、乱流又は流動 化を増大させることによって、かなり縮小でき、しかもスクリーニング能力を減 じることがない。 パルプ用スクリーンの場合、例えば機械加工によって、溝と隆起部とが交互に 、スクリーニング媒体の入口側に形成され、スクリーンを通過するパルプの流れ 特性が調節される。これら溝の方向は、繊維懸濁液の流れ方向に対して横方向で あ 衆国特許第4529520号明細書に示されているように(この開示内容は、こ こで参照することにより本明細書に取り入れられている)、溝の上流側壁が、ス クリーニング媒体の包絡面に対し1つの角度(例えば直角、例えば約85°〜1 20°)をなしているのに対し、溝の下流側面が別の角度(例えば、包絡面に対 し60°〜5°)をなしている。スクリーン開口は、溝の底部(に隣接又は完全 リーンシリンダは、スクリーン開口(孔又はスロット)のところで極めて強い乱 流を誘起し、スクリーニング媒体を流過する流体流に対する抵抗を低減する。言 い換えると、スクリーニング媒体を、合格繊維懸濁液が円滑に流過する。このよ り少ない圧力降下で稼働し、しかも長繊維の分別が低減される。 わずかに傾斜させるように構成すると(例えば最大約+30°)、開口へ向かっ て、より強い流れが誘起されるが、屑除去効率の低下という代償を払わねばなら ない。スクリーニング能力と合格繊維純度とのバランスは、この場合、前記の角 度又は開口の寸法をわずかに変更することによって調整できる。いずれにしても 、表面上方の垂直位置からシリンダのいずれかの個々の溝を見た場合、上流側壁 は、下流の傾斜面より明らかに垂直面に近く見える(例えば約30°傾斜してい る場合でも)。 ダを利用する場合、スクリーニング媒体の廃棄端部の溝は、入口端部に隣接する 溝より、約0.2〜2mm、好ましくは0.3〜1.2mm深くすることによっ て、廃棄端部に隣接するスクリーン表面近くの乱流を増大させることができる( 少なくとも10%増、好ましくは少なくとも約40%増、通常は100%以上増 )。 本発明の別の好適実施例によれば、溝の成形形状によって誘起される乱流の違 いは、溝側壁の傾斜を変化させることによって達せられる。溝の下流側壁の傾斜 度を大きくするか、上流と下流の側壁間の角度差を小さくすれば、それだけスク リーン開口のところで繊維懸濁液に誘起される乱流は増大する。もちろん、成形 形状のあらゆる要因は協働するので、いくつかの形状変化の影響は、他の要因の 影響と相殺されることも有り得る。例えば、廃棄端部の溝を、入口端部の溝より 深くした場合には、望ましい理由があれば、廃棄端部の溝の下流側壁の傾斜度を 、入口端部の下流側壁の傾斜度より小さくすることが可能であり、その場合にも 、廃棄端部のところに十分な乱流を得ることができる。 本発明の別の好適実施例によれば、更に、スクリーニング媒体の入口端部と廃 棄端部に隣接する孔又はスロットの寸法や種類を異なるものにすることが可能で ある。屑がスクリーンを流過する確率は、スクリーニング媒体の廃棄端部近くで 屑の濃度が高まるにつれて増大する。また、滞留時間が長くなることによっても 、屑のスクリーン流過確率は高くなる。したがって、廃棄端部に近い孔又はスロ ットの寸法を、より小さくすることによって、スクリーンの遮断効果を高め、屑 の流過量増大傾向を相殺することが望ましい。スクリーニング能力を増すために 、廃棄端部で乱流を増大させることによって、小さくされた開口の詰まりが防止 されることにもなる。スロット寸法(又は円形孔の直径)は、入口端部のそれよ り、 約10〜100+%(好ましくは約20〜50%)小さくなるように変更できる 。例えば、スクリーンプレートのスロット寸法は、廃棄端部では約0.1〜0. 5mm、例えば約0.1〜0.2mm、入口端部では約0.35〜0.5mmと いう具合に変えることができる。 また、入口端部と廃棄端部との開口を異なる種類にする、すなわち入口端部に は円形の孔を、廃棄端部にはスロットを設けることで、異なるスクリーニング条 件を実現することもできる。 成形表面での溝及び/又は開口の間隔、滑らかな表面の開口間隔、溝底部の幅 は、スクリーニング条件の変更に応じて調節することが望ましい。例えば、廃棄 端部に隣接する区画での間隔を、入口端部でより、少なくとも約10%広くする ことによって、著しい乱流の違いが達成される。すなわち、その場合には、入口 端部近くには、1インチ(2.54cm)当たり約7〜9個(例えば8個)の溝 が設けられるのに対し、廃棄端部近くには、1インチ当たり約5〜7個(例えば 6個)の溝、つまり1インチ当たり少なくとも約1個少ない数の溝が設けられる ことになる。 本発明は、繊維懸濁液がシリンダの内側から外側へ流過するスクリーンシリン ダにも、シリンダの外側から内側へ流過するスクリーンシリンダにも、使用でき ることが理解されよう。 本発明は、スクリーンプレートに機械加工やバーの溶接により溝を設けたり、 類似の表面隆起部を設けたスクリーンプレートを曲げ加工又は成型加工して製造 されたスクリーンシリンダと共に、使用できる。本発明は、また、間にスロット を有する平行なロッドで造られたスクリーンシリンダ、又は円筒形のウェッジワ イヤ部分を有するスクリーンシリンダとも、一緒に使用できる。スクリーニング 媒体の廃棄端部の乱流は、媒体表面に溶接による成形部によって増大させること ができる。 本発明により得られるスクリーニング技術によれば、例えば、スクリーンの外 形パラメータを、漸次的に、又は2段階のみではなく、所望とあれば数段階で( 例えば3段階以上で)段階的に、又は事実上連続的に(例えば溝毎に)変更する ことによって、スクリーニング特性を変化させ、それによって、スクリーニン グ装置のどの軸方向区画でも、最適の流体力学的/スクリーニング条件を得るこ とができる。また、溝付きスクリーンプレート内のスクリーン開口は、異なるパ ターンで設けることができる。例えば、いくつかの溝には1列の開口を設け、隣 接する溝には、溝をゼロにするか2列に設ける等々である。 本発明によれば、スクリーニング媒体の廃棄端部に高濃度の繊維層が形成され るのを防止する最適のスクリーニングコンセプトが得られ、それによって、より 均質な合格繊維流が、スクリーニング媒体を流過することになり、またスクリー ンシリンダ全体にわたって、より均等で、より良好なスクリーニング能力分布が 可能になる。本発明により、特に、稠度や屑濃度の比較的高い状態の場合に、屑 除去効率を犠牲にすることなしに、スクリーニングが、可能になる。 本発明により、成形(例えば溝付き)スクリーンシリンダ、従来型式の滑らか なスクリーンシリンダいずれを用いた場合にも、スクリーニングの大幅な改善が 見られ、かつスクリーニング能力及び合格繊維純度が改善され、また廃棄率も低 減される。 要するに、スクリーニング媒体の廃棄端部に近いスクリーン開口を、他の開口 より小さくすることで、より効果的な屑除去を維持する一方、同時に、廃棄端部 に近い区域で乱流又は流動化を高めることによって、スクリーニング能力を維持 もしくは増進する。小さくされた開口寸法は、乱流又は流動化の増大によって補 償されるわけである。 本発明は、単一のスクリーン又はスクリーンシリンダにおいて、入口端部隣接 区画では低濃度の、また廃棄端部隣接区画では高濃度のスクリーニング条件が得 られるようにするものである。また、多くの工程において、単一のスクリーン又 はスクリーンシリンダを用いて、従来型式の2個の別個の1次と2次のスクリー ン又はスクリーンシリンダを用いた場合と同じスクリーニング成績とスクリーニ ング能力が得られるようにするものである。均等の従来型式のスクリーンシリン ダでは、1次スクリーンシリンダで、低濃度の屑が、2次スクリーンシリンダで 、高濃度の屑が分別された。 以下で、本発明を添付図面につき、更に詳しく説明する。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明による構成の異なるスクリーン区画を有するスクリーンシリ ンダが収容されたスクリーンハウジングの略示垂直横断面図である。 第2図〜第4図は、第1図に示した3つのスクリーン表面の拡大水平横断面図 である。 第5図〜第7図は、本発明によるスクリーンシリンダの別の実施例の、第2図 〜第4図に対応する拡大水平横断面図である。 第8図〜第10図は、本発明によるスクリーンシリンダの更に別の実施例の、 第2図〜第4図に対応する拡大水平横断面図である。 第11図及び第12図は、本発明によるスクリーンシリンダの更に別の実施例 の、第2図〜第4図に対応する拡大水平横断面図であり、この場合、スクリーン シリンダは、2つだけの異なるスクリーン表面を有している。 図面の詳細な説明 第1図は、本発明により構成され、好ましくは、概して低稠度また中稠度(約 0.1〜5%)のセルローズパルプをスクリーニングするために用いるスクリー ン10を示した図である。スクリーン10は、スクリーンシリンダ14と、この シリンダ14内に同軸配置されたロータ16とを有するシリンダハウジング12 を備えている。上下に同軸的に重ねられ、円形部材24及び26によって連結さ れた3個の円筒形のスクリーン区画又はスクリーンプレート(又は円筒形ウェッ ジワイヤ区画)18、20、22によって、スクリーンシリンダ14が構成され ている。円筒形のスクリーン区画18、20、22は、アメリカ合衆国特許第4 986900号(この特許に開示されている点は、参照することにより本明細書 に取り入れられている)に示されているように、別個に形成され、互いにボルト 結合されている。したがって、摩耗することの多いこれらのスクリーン区画は交 換でき、乱流の異なる特性も変更できる。これらのスクリーン区画は、セラミッ ク材料製にすることも可能だが、通常は、シリンダ14全体が金属製である。 スクリーンハウジング12は、スクリーンハウジング12の頂部で分別される パルプ、繊維懸濁液、その他のスラリーいずれか用の入口28を備えている。繊 維懸濁液は、スクリーンシリンダ14とロータ16との間に形成される環状スク リーニングゾーン32の上方端部、つまり入口端部30内へ供給される。繊維懸 濁液は、これによって、スクリーンシリンダ14に向かって接線方向に導入され る。不合格材料の出口34は、スクリーンハウジング12の底部に設けられ、円 形のスクリーニングゾーン32の廃棄端部36に接続されている。合格繊維出口 38は、スクリーンシリンダ14とスクリーンハウジング12との間の外側環状 スペース40と連通している。 繊維懸濁液は、入口28へ流入し、スクリーンプレート18の内側の供給側表 面区画42に対し接線方向に導入される。合格繊維懸濁液流44は、圧力によっ て強制され、スクリーン区画又はスクリーンプレート18、20、22、すなわ ち、これらに設けられた開口(例えば垂直方向のスロット)46、48、50( 第2図〜第4図)を流過する。不合格の繊維、棒状物、繊維束、屑、その他の不 純物は、開口46、48、50の通過を阻止され、スクリーンシリンダ14の内 側に沿って強制的に流下せしめられ、スクリーン部分20、22を過ぎ、廃棄出 口34へ達する。 繊維懸濁液は、ロータ16のブレード52によってスクリーンシリンダ14に 沿って強制移動させられる。ブレード52は、また、開口46、48、50のと ころで、繊維懸濁液内に清掃作用を有するパルスを生じさせ、繊維が開口内に詰 まるのを防止する。 スクリーニング媒体を形成するスクリーンシリンダ14の内側の供給側表面区 画42、42′、42″は、本発明により、入口端部30(スクリーン区画18 )、中間区画20、廃棄端部36(スクリーン区画22)のところで、それぞれ 異なる形状を有している。第2図、第3図、第4図には、異なる供給側表面形状 42、42′、42″を有するスクリーン区画又はスクリーンプレート18、2 0、22の拡大水平断面が示されている。[スクリーン区画の供給側表面形状に ついての説明は、円筒形のウェッジワイヤ区画の供給側表面形状についても該当 する]。すべてのスクリーン区画は、供給側に成形部を有している。成形された 供給側表面には、開口46、48、50が、溝56、56′、56″内に開口し ており、スクリーンプレートに沿って繊維懸濁液の流れ方向(矢印45)に対し 事実上直角方向に延びている。溝56、56′、56″は、図示されているよう に、事実上直角方向の上流側壁58、58′、58″(例えば、流れ方向45 に対し約85°〜115°の各度をなしている)と、著しく傾斜した下流側壁6 0、60′、60″とを有している。 溝56、56′、56″の深さd、d′、d″は、異なるスクリーンプレート 又はプレート区画18、20、22で、それぞれ異なっている。好ましくは、入 口端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート18は、最も浅い溝56を有し 、廃棄端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート22は、最も深い溝56″ を有し、d<d′<d″となるようにされている。溝を深くすれば、それだけ乱 流度は高くなり、この乱流が、特定の溝深さを有するスクリーニングゾーンを流 過する繊維懸濁液に誘起される。例えば深さd″は、深さd′より約0.2〜2 .0mm(好ましくは0.3〜1.2mm)深く、深さd′は、深さdとd″と のほぼ中間の値である(例えば0.1〜1.0mm)。こうすることによって、 溝56″により誘起される乱流は、溝56によって誘起される乱流より、少なく とも10%(好ましくは少なくとも40%)増大する。他の要素の変更(例えば 溝間隔の変更、又は乱流誘起障害物の付加)も利用される場合には、必要となる 深さの差は極めて僅かな値となる。 9520号)、又はこれと同等の特許のシリンダの形状(とりわけアメリカ合衆 国特許第4950402号、第5000842号、4880540号、第507 3254号、1991年5月2日付けで刊行されたPCT出願WO91/059 11、中国特許ZL第92 2 20840.9号、1990年10月26日刊 行日本特許出願Hei第2−264092号。これらの開示は、参照することに よって本明細書に取り入れられている)が、好ましい。しかし、他の形状を採用 することもできる。例えば、Cusiに対するアメリカ合衆国特許第28271 69号の、起伏を設けた(波形の)スクリーンプレート等の形状のものも利用す ることができる。 第5図〜第7図は、溝形状の別の変化形を示したものである。この場合は、廃 棄端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート22の各溝の下流側壁60、6 0′、60″の傾斜角度α、α′、α″が、中間及び入口端部のスクリーン区画 又はスクリーンプレート20、18の下流側壁のそれより大きくされている。す なわち、α<α′<α″とされている。傾斜角度α″はスクリーンプレートの包 絡面に対して、事実上直角をなす場合もある。しかし、通常は、傾斜角度αは約 10°〜30°、α′は約20°〜40°(角度αより少なくとも約5°〜10 °大)である。同時に、各溝の上流側壁58、58′、58″と下流側壁60、 60′、60″との間に角度β、β′、β″も、変えられており、入口端部のス クリーン区画又はスクリーンプレート18から、廃棄端部のスクリーン区画又は スクリーンプレート22へ向かって小さくされている。より急傾斜の下流側壁6 0、60′、60″を有する溝によって、廃棄端部では、繊維懸濁液により激し い流動化が生ぜしめられる。廃棄端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート 22には、より小さい開口、つまり孔50が設けられており(開口46の寸法に 比較して)、それによって、屑がスクリーニング媒体を流過するのが防止されて いる。 第8図〜第10図に示した成形スクリーン区画又はスクリーンプレート18、 20、22の有利な組合わせの場合、溝(凹所)の深さd、d′、d″は、乱流 を増強するため、スクリーンシリンダ14の区画18の0.8mmから、中間区 画20の1.0mmを経て、廃棄端部の区画22の1.2mmへと増大させてあ る。また、スクリーンシリンダ14の入口端部から廃棄端部へ向かって、溝の下 流側壁60、60′、60″の傾斜角度α、α′、α″は、35°から25°に 減少させ、溝の底部62、62′、62″の幅は狭められ、溝間隔は、1インチ (2.54cm)当たり約7〜9(例えば8)個の溝から、約5〜7(例えば6 )個の溝へと増大させ、それにより、最適な流体力学的状態が達成されている。 スクリーン開口の幅(特にスロットの場合)は、同時に、約20〜50%以上、 例えば0.35mmから0.15mmへと狭められことにより、廃棄繊維又は屑 がスクリーニング媒体を流過するのが防止されている。 第11図と第12図には、本発明による更に別のスクリーンシリンダ14′が 示されている。このスクリーンシリンダ14′は、2つの異なったスクリーン区 画又はスクリーンプレートを有している。入口端部のスクリーン区画又はスクリ ーンプレート(第11図)は、事実上滑らかな供給側面41を有し、廃棄端部の スクリーン区画又はスクリーンプレート(第12図)は、成形供給側面41″を 有している。 スロット寸法(又は円形孔直径)(例えば、第2図〜第4図の符号46、48 、50)は変えることができ、廃棄端部のスロットは、入口端部のスロットより 、約10〜100+%(好ましくは約20〜50%)狭くされている。例えばス ロット寸法は、スロット付きスロットプレートの場合、廃棄端部では約0.1〜 0.5mm、例えば0.1〜0.2mm、入口端部では約0.35〜0.5mm の範囲で変えられる。また、本発明によれば、異なる種類のスクリーン開口を組 合わせることもできる。スクリーンシリンダ14の入口端部の区画18には、円 滑な流れを得るために、ホッパ状の円形開口を設けることもでき、他方、廃棄端 部に隣接する区画20は、より狭い幅のスロットを設けた、乱流を誘起する溝形 状を有するようにすることができる。各スロットの幅は、各円形孔の直径よりか なり小さくする。例えば廃棄端部の区画20では、スロット50の幅は、入口端 部の区画18の孔46の直径の10〜20%に過ぎない。 精密な表面形状パラメータには関わりなく、本発明によれば、入口28近くと 出口34近くとの間のスクリーンシリンダ14の表面形状の相違によって、スク リーンシリンダ表面に乱流を、少なくとも約10%増、好ましくは40%増、通 常は100%以上増の値に増大させることができる。差異を最大にした状態では 、スクリーンシリンダ表面形状に起因するスクリーンシリンダ表面の乱流は、入 口28近くでの約2〜4m2/s2(例えば滑らかなシリンダの場合)から、出口 34近くでの約15〜30m2/s2(例えば大幅に成形されたシリンダの場合) と変化し、言い換えると、約3.75〜1から約15〜1倍の変化を示す。 付加的な乱流は、種々のロータ形状と、スクリーニングゾーン32内の他の要 素とによって達せられる。本発明は、また、水平に配置されたシリンダ又は平ら なスクリーンプレートを有するスクリーンにも利用できる。本発明は、また、ス クリーンシリンダの外側から内側へ合格繊維流を流下させるスクリーンシリンダ を有するスクリーンや、互いに同軸的に配置された複式スクリーンシリンダを有 するスクリーンにも利用できる。スクリーンシリンダ廃棄端部の乱流誘起溝又は 流れ障害物が、その底部に2個以上のスロット又は円形孔の列を有するようにす るか、又は乱流を誘起する溝が孔又はスロットを有さないようにすることもでき る。 以上、本発明を、現時点で最も実際的かつ好適流れ実施例について説明したが 、本発明は、開示した実施例について限定されるものではなく、添付請求の範囲 の思想及び枠を逸脱することなしに、種々の変更態様及び同等の構成が可能であ ることは言うまでもない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月10日 【補正内容】 ーンシリンダ内に配置され、回転するが、スクリーンシリンダは定置したままに される。 本発明によれば、スクリーニングゾーンの廃棄端部に隣接する区画に、より激 しい、又は乱流のスクリーニング条件を作り出すことができる。増大した乱流は 、廃棄端部の高濃度の繊維懸濁液に作用し、その結果、繊維が互いに分離され、 それによってスクリーン開口を通過する合格画分の流速が高められる。また、屑 、繊維束、その他の不要成分がスクリーニング媒体の廃棄端部でスクリーン開口 を通過するのを防止するため、所望とあれば、開口の直径、すなわち円形孔の直 径、又はスロットの幅を縮小することができる。これらの寸法は、乱流又は流動 化を増大させることによって、かなり縮小でき、しかもスクリーニング能力を減 じることがない。 パルプ用スクリーンの場合、例えば機械加工によって、溝と隆起部とが交互に 、スクリーニング媒体の入口側に形成され、スクリーンを通過するパルプの流れ 特性が調節される。これら溝の方向は、繊維懸濁液の流れ方向に対して横方向で 衆国特許第4529520号及びアメリカ合衆国特許第4986900号双方に 示されているように、溝付きの供給側は、溝の上流側壁が、スクリーニング媒体 の包絡面に対し1つの角度(例えば直角、例えば約85°〜120°)をなして いるのに対し、溝の下流側面が別の角度(例えば、包絡面に対し60°〜5°) をなしている。スクリーン開口は、溝の底部(に隣接又は完全に底部内)に形成 スクリーン開口(孔又はスロット)のところで極めて強い乱流を誘起し、スクリ ーニング媒体を流過する流体流に対する抵抗を低減する。言い換えると、スクリ ーニング媒体を、合格繊維懸濁液が円滑に流過する。このように、 い圧力降下で稼働し、しかも長繊維の分別が低減される。溝と隆起部とは、WO 90/10110に示されているように、シックナーにも使用できる。 わずかに傾斜させるように構成すると(例えば最大約+30°)、開口へ向かっ て、より強い流れが誘起されるが、屑除去効率の低下という代償を払わねばなら に対し約85°〜115°の各度をなしている)と、著しく傾斜した下流側壁6 0、60′、60″とを有している。 溝56、56′、56″の深さd、d′、d″は、異なるスクリーンプレート 又はプレート区画18、20、22で、それぞれ異なっている。好ましくは、入 口端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート18は、最も浅い溝56を有し 、廃棄端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート22は、最も深い溝56″ を有し、d<d′<d″となるようにされている。溝を深くすれば、それだけ乱 流度は高くなり、この乱流が、特定の溝深さを有するスクリーニングゾーンを流 過する繊維懸濁液に誘起される。例えば深さd″は、深さd′より約0.2〜2 .0mm(好ましくは0.3〜1.2mm)深く、深さd′は、深さdとd″と のほぼ中間の値である(例えば0.1〜1.0mm)。こうすることによって、 溝56″により誘起される乱流は、溝56によって誘起される乱流より、少なく とも10%(好ましくは少なくとも40%)増大する。他の要素の変更(例えば 溝間隔の変更、又は乱流誘起障害物の付加)も利用される場合には、必要となる 深さの差は極めて僅かな値となる。 9520号)、又はこれと同等の特許のシリンダの形状(とりわけアメリカ合衆 国特許第4950402号、第5000842号、4880540号、第507 3254号、1991年5月2日付けで刊行されたPCT出願WO91/059 11、中国特許ZL第92 2 20840.9号、1990年10月26日刊 行日本特許出願Hei第2−264092号。)が、好ましい。しかし、他の形 状を採用することもできる。例えば、Cusiに対するアメリカ合衆国特許第2 827169号の、起伏を設けた(波形の)スクリーンプレート等の形状のもの も利用することができる。 第5図〜第7図は、溝形状の別の変化形を示したものである。この場合は、廃 棄端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート22の各溝の下流側壁60、6 0′、60″の傾斜角度α、α′、α″が、中間及び入口端部のスクリーン区画 又はスクリーンプレート20、18の下流側壁のそれより大きくされている。す る。 以上、本発明を、現時点で最も実際的かつ好適流れ実施例について説明したが 、本発明は、開示した実施例について限定されるものではなく、添付請求の範囲 の枠を逸脱することなしに、種々の変更態様及び同等の構成が可能であることは 言うまでもない。 請求の範囲 1. 入口端部(30)と廃棄端部(36)とを有するスクリーンハウジング (12)内に配置されたスクリーニング媒体を使用して繊維懸濁液をスクリーニ ングする方法であって、前記スクリーニング媒体がスクリーン開口(46、48 、50)を有するようにし、スクリーニング媒体の供給側(42)を、繊維懸濁 液の入口(28)と廃棄出口(34)とに接続し、スクリーニング媒体の出口側 (40)を合格画分出口(38)に接続し、供給側の少なくとも一部が成形され ており、前記方法が次の段階、すなわち、 (a)繊維懸濁液をハウジングの入口端部へ導入し、スクリーニング媒体の供 給側と流れ接触させ、スクリーニング媒体の開口が、合格画分をスクリーニング 媒体の出口側へ流過させ、廃棄画分は廃棄出口へ流れるようにする段階と、 (b)廃棄出口を介して、廃棄画分をハウジングから排出する段階と、 (c)合格画分出口を介して、合格画分をハウジングから排出する段階とを有 する形式のものにおいて、 (d)ハウジングの入口端部(30)に比較して、ハウジングの廃棄端部(3 6)に隣接するスクリーニング媒体供給側に、異なる表面形状を形成し、それに よって、入口端部に隣接する区画の乱流と比較して、廃棄端部に隣接するスクリ ーニング媒体供給側(42)のスクリーン表面近くでの繊維懸濁液の乱流を増大 させ、廃棄端部でスクリーン開口(46、48、50)を流過する繊維懸濁液の 速度と稠度とが、入口端部でのそれらと異なるように調節し、そうすることによ って、双方の端部に等しい表面形状が設けられている場合よりも、入口端部から 廃棄端部までのスクリーニング媒体の作業が、より均等におこなわれるようにす る段階を有することを特徴とする、繊維懸濁液をスクリーニングする方法。 2. 請求項1記載の方法において、段階(d)が、入口端部(30)に隣接 するスクリーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流に比較して、廃棄端部(3 6)に隣接するスクリーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流が、少なくとも 約10%増となるように実施されることを特徴とする方法。 3. 請求項1記載の方法において、段階(d)が、入口端部(30)に隣接 するスクリーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流に比較して、廃棄端部(3 6)に隣接するスクリーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流が、少なくとも 約100%の増となるように実施されることを特徴とする方法。 4. 請求項2記載の方法において、段階(d)が、入口端部(30)に隣接 する供給側(42)には第1成形部を、また廃棄端部(36)に隣接する供給側 (42″)には、より著しい乱流を誘起する第2成形部を設けることによって実 施されることを特徴とする方法。 5. 請求項4記載の方法において、第1成形部が第1深さの溝(56)を備 え、溝底部に隣接してスクリーン開口(46)が設けられ、第2成形部が第2深 さ(d″)を有するようにし、更に、段階(d)が、第1深さより、約0.2〜 2.0mm深い第2深さが得られるように実施されることを特徴とする方法。 6. 請求項4記載の方法において、第2成形部のスクリーン開口(48,5 0)が、第1成形部のスクリーン開口(46)より、約20〜50%大きい幅又 は直径を有するようにすることを特徴とする方法。 7. 請求項4記載の方法において、第1及び第2の成形部のそれぞれが、繊 維懸濁液の流れ方向に対し事実上直角の上流壁部(58、58′、58″)と、 凹所と、凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に延びる下流壁部とに よって形成される成形表面形状を有しており、更に、段階(d)が、第2成形部 の角度αを第1成形部の角度αより少なくとも約10%だけ大きくすることによ り実施されることを特徴とする方法。 8. 請求項4記載の方法において、第1成形部が、第1溝間隔を有する溝( 56)を備え、第2成形部が、第2溝間隔有する溝(56′、56″)備えるよ うにし、更に、段階(d)が、第2溝間隔を、第1溝間隔より、少なくとも約1 0%広くすることにより実施されることを特徴とする方法。 9. 請求項4記載の方法において、第1及び第2の成形部のそれぞれが、繊 維懸濁液の流れ方向に対し事実上直角の上流壁部(58、58′、58″)と、 凹所と、凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に延びる下流壁部(6 0、60′、60″)とによって形成され、1インチ(2.54cm)当たり一 定数の溝を有しており、更に、1インチ当たりの溝数が、第1成形部から第2成 形部へ向かって減少し、また角度αが、第1成形部から第2成形部へ向かって減 少するようにして、段階(d)が実施されることを特徴とする方法。 10. 請求項3記載の方法において、入口端部(30)に隣接する区画には 、事実上滑らかなスクリーニング媒体表面を形成し、また廃棄端部(36)に隣 接する区画には、成形されたスクリーニング媒体表面を形成することによって、 段階(d)が実施されることを特徴とする方法。 11. 繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダであって、 長軸線と、 複数の第1スクリーン開口(46、48、50)を備えた円筒形供給側表面( 42、42′、42″)と、 前記第1スクリーン開口と連通する複数の第2スクリーン開口を備えた円筒形 出口側(40)表面と、 前記長軸線に沿った前記双方の表面の第1端部及び第2端部とを有する形式の ものにおいて、 前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面近くに繊維懸濁液乱流を誘起 する第1能力を備えた滑らかな、又は成形された供給側表面(42)を有する前 記供給側表面の第1表面形状と、 前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面近くに繊維懸濁液乱流を誘起 する第2能力を有する成形された供給側表面(42″)を備えた前記供給側表面 の第2表面形状とを有し、前記第2能力が、前記第1能力より大であることを特 徴とする、繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダ。 12. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1表面(42 )形状が、事実上滑らかな供給側表面を有し、前記第2表面(42″)形状が、 成形された供給側表面を有することを特徴とする、スクリーンシリンダ。 13.請求項12記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の表面 形状の間に、前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部が設けられるように し、この少なくとも1つの付加成形部が、前記第1と第2の表面形状の能力の間 で、繊維懸濁液乱流を誘起する第3の能力を有することを特徴とする、スクリー ンシリンダ。 14. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1表面形状が 、第1成形表面形状を有し、前記第2表面形状が、第2成形表面形状を有するこ とを特徴とするスクリーンシリンダ。 15. 請求項14記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の表 面形状の間に、前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部が設けられるよう にし、前記少なくとも1つの付加成形部が、前記第1と第2の表面形状の能力の 間で、繊維懸濁液乱流を誘起する第3の能力を有することを特徴とするスクリー ンシリンダ。 16. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記スクリーンシリ ンダが、入口端部(30)と廃棄端部(36)とを有する圧力スクリーンハウジ ングと組み合わされており、前記スクリーンシリンダが、前記スクリーンハウジ ング内に、第1端部(18)が前記ハウジング入口端部隣接し、第2端部(22 )が前記ハウジング廃棄端部に隣接するように組付けられており、更に、前記ス クリーンシリンダが、このシリンダにパルスを与えるロータ(16)と組み合わ されており、前記スクリーンシリンダとロータとが、互いに対し回転運動可能で あることを特徴とするスクリーンシリンダ。 17. 請求項16記載のスクリーンシリンダにおいて、前記スクリーン開口 (46、48、50)が円形孔であり、また前記スクリーンシリンダ供給側表面 が、前記スクリーンシリンダの内表面であり、更に前記ロータ(16)が前記ス クリーンシリンダ内部に組付けられ、回転するのに対し、前記スクリーンシリン ダが定置されたままであることを特徴とするスクリーンシリンダ。 18. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記供給側表面(4 2、42′、42″)の形状が、前記第1表面(42)から前記第2表面(42 ″)形状へ漸次的に変化することを特徴とするスクリーンシリンダ。 19. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記供給側表面の表 面形状が、前記第1表面(42)形状から前記第2表面(42″)形状へ段階的 に変化し、かつまた前記第2能力が、前記第1能力より、少なくとも10%、好 ましくは100%大であることを特徴とするスクリーンシリンダ。 20. 請求項19記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の表 面形状の間に、少なくとも第3の表面(42′)形状が備えられ、この第3表面 形状が、繊維懸濁液乱流を誘起する第3の能力を有しており、この第3の能力が 、繊維懸濁液に乱流を誘起する前記第1と第2の能力の中間であることを特徴と するスクリーンシリンダ。 21. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面(42)の第1成形部が、 第1深さ(d)を有する溝(56)を備え、前記第1スクリーン開口(46)が 前記溝の底部に隣接しており、 −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面(42″)の第2成形部が 、第2深さ(d″)を有する溝を備え、前記第1スクリーン開口(50)が、前 記溝の底部に隣接しており、前記第2深さが、前記第1深さより、約0.2〜2 .0mm深いことを特徴とするスクリーンシリンダ。 22. 請求項21記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の端 部の間に、前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部が備えられ、この成形 部が、第3深さ(d′)を有する溝(56′)を備え、前記第1スクリーン開口 (48)が溝底部に隣接しており、前記第3深さが、前記第1と第2の深さの中 間の深さであることを特徴とするスクリーンシリンダ。 23. 請求項21記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第2深さ(d″ )が、前記第1深さより、約0.3〜1.2mm深いことを特徴とするスクリー ンシリンダ。 24. 請求項21記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の成 形部のそれぞれの前記溝(56、56′、56″)が、繊維懸濁液の流れ方向( 45)に対し事実上直角の上流壁部(58、58′、58″)と、凹所と、この 凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に延びる下流壁部(60、60 ′、60″)とによって形成される成形表面形状を有しており、前記上流壁部( 58、58′、58″)のいずれの傾斜角度も、前記入口側表面に対し直角の位 置、かつ前記入口側表面上方の位置から見て、前記下流壁部(60、60′、6 0″)より、明らかに垂直面に近くされており、更に、前記第1スクリーン開口 (46、48、50)が、前記凹所から前記出口側表面へ延び、また前記第1 成形部の角度αが、前記第2成形部の角度αより大であることを特徴とするスク リーンシリンダ。 25. 請求項24記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1成形部の溝 (56)が、1インチ(2.54cm)当たりの第1溝数を有し、前記第2成形 部の溝(56″)が、1インチ当たりの第2溝数を有しており、更に、前記第2 溝数が、前記第1溝数より少ないことを特徴とする少ないシリンダ。 26. 請求項25記載のスクリーンシリンダにおいて、1インチ当たりの前 記第1溝数が約7〜9個、同じく前記第2溝数が約5〜7個であり、前記第2溝 数が、前記第1溝数より、1インチ(2.54cm)当たり少なくとも約1個少 ないことを特徴とするスクリーンシリンダ。 27. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面の第1成形部が、溝(56 )を有しており、この溝が、繊維懸濁液の流れ方向に対して事実上直角の上流壁 部(58)と、凹所と、この凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に 延びる下流壁部(60)とによって形成される第1成形表面形状を有しており、 更に、前記第1スクリーン開口(46)が、前記凹所から前記出口側表面まで延 びており、また −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面の第2成形部が、溝(56 ″)を有しており、この溝が、繊維懸濁液の流れ方向に対して事実上直角の上流 壁部(58″)と、凹所と、この凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度α″で漸 進的に延びる下流壁部とによって形成される第2成形表面形状を有しており、ま た前記第1スクリーン開口(50)が、前記凹所から前記出口側表面まで延びて おり、更に角度α″が、角度αより、少なくとも約10°大きいことを特徴とす るスクリーンシリンダ。 28. 請求項27記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1成形部の溝 (56)が、1インチ(2.54cm)当たりの第1溝数を有し、前記第2成形 部の溝が、1インチ当たりの第2溝数を有しており、更に、前記第2溝数が、前 記第1溝数より少ないことを特徴とするスクリーンシリンダ。 29. 請求項28記載のスクリーンシリンダにおいて、前記溝(56)の1 インチ当たりの前記第1溝数が約7〜9個、前記溝(56″)の前記第2溝数が 約5〜7個であり、前記第2溝数が、前記第1溝数より、1インチ当たり少なく とも約1個少ないことを特徴とするスクリーンシリンダ。 30. 請求項27記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の端 部の間に、前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部が備えられ、この成形 部が角度α′を有する溝(56′)を有し、この角度α′が、角度αより少なく とも約5°大きく、角度α″より少なくとも約5°小さいことを特徴とするスク リーンシリンダ。 31. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面(42)の第1成形部が、 第1の幅又は直径を有する第1スクリーン開口(46)を備えた溝(56)を有 しており、また、 −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面(42″)の第2成形部が 、第2の幅又は直径を有する第1スクリーン開口(50)を有する溝(56″) を有しており、前記第2の幅又は直径が、前記第1の幅又は直径より、少なくと も約20%小さいことを特徴とするスクリーンシリンダ。 32. 請求項31記載のスクリーンシリンダにおいて、前記開口(46、5 0)がスロットであり、前記第2の幅が、前記第1の幅より約20〜50%狭い ことを特徴とするスクリーンシリンダ。 33. 請求項31記載のスクリーンシリンダにおいて、第1直径を有する前 記の孔が設けられており、前記第1直径の約10〜20%の幅を有するスロット が、前記第2の幅を有するスロットとして設けられていることを特徴とするスク リーンシリンダ。 【手続補正書】 【提出日】1997年3月19日 【補正内容】 『 請求の範囲 1. 入口端部(30)と廃棄端部(36)とを有するスクリーンハウジング (12)内に配置されたスクリーニング媒体を使用して繊維懸濁液をスクリーニ ングする方法であって、前記スクリーニング媒体がスクリーン開口(46、48 、50)を有するようにし、スクリーニング媒体の供給側(42)を、繊維懸濁 液の入口(28)と廃棄出口(34)とに接続し、スクリーニング媒体の出口側 (40)を合格画分出口(38)に接続し、供給側の少なくとも一部が成形され ており、前記方法が次の段階、すなわち、 (a)繊維懸濁液をハウジングの入口端部へ導入し、スクリーニング媒体の供 給側と流れ接触させ、スクリーニング媒体の開口が、合格画分をスクリーニング 媒体の出口側へ流過させ、廃棄画分は廃棄出口へ流れるようにする段階と、 (b)廃棄出口を介して、廃棄画分をハウジングから排出する段階と、 (c)合格画分出口を介して、合格画分をハウジングから排出する段階とを有 する形式のものにおいて、 (d)ハウジングの入口端部(30)に比較して、ハウジングの廃棄端部(3 6)に隣接するスクリーニング媒体供給側に、異なる表面形状を形成し、それに よって、入口端部に隣接する区画の乱流と比較して、廃棄端部に隣接するスクリ ーニング媒体供給側(42)のスクリーン表面近くでの繊維懸濁液の乱流を増大 させ、廃棄端部でスクリーン開口(46、48、50)を流過する繊維懸濁液の 速度と稠度とが、入口端部でのそれらと異なるように調節し、そうすることによ って、双方の端部に等しい表面形状が設けられている場合よりも、入口端部から 廃棄端部までのスクリーニング媒体の作業が、より均等におこなわれるようにす る段階を有することを特徴とする、繊維懸濁液をスクリーニングする方法。 . 繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダであって、 長軸線と、 複数の第1スクリーン開口(46、48、50)を備えた円筒形供給側表面( 42、42′、42″)と、 前記第1スクリーン開口と連通する複数の第2スクリーン開口を備えた円筒 形出口側(40)表面と、 前記長軸線に沿った前記双方の表面の第1端部及び第2端部とを有する形式の ものにおいて、 前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面近くに繊維懸濁液乱流を誘起 する第1能力を備えた滑らかな、又は成形された供給側表面(42)を有する前 記供給側表面の第1表面形状と、 前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面近くに繊維懸濁液乱流を誘起 する第2能力を有する成形された供給側表面(42″)を備えた前記供給側表面 の第2表面形状とを有し、前記第2能力が、前記第1能力より大であることを特 徴とする、繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダ。 . 請求項記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1表面形状が、第 1成形表面形状を有し、前記第2表面形状が、第2成形表面形状を有することを 特徴とするスクリーンシリンダ。 . 請求項記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の表面形 状の間に、前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部が設けられるようにし 、前記少なくとも1つの付加成形部が、前記第1と第2の表面形状の能力の間で 、繊維懸濁液乱流を誘起する第3の能力を有することを特徴とするスクリーンシ リンダ。 . 請求項記載のスクリーンシリンダにおいて、前記供給側表面(42、 42′、42″)の形状が、前記第1表面(42)から前記第2表面(42″) 形状へ漸次的に変化することを特徴とするスクリーンシリンダ。 . 請求項記載のスクリーンシリンダにおいて、前記供給側表面の表面形 状が、前記第1表面(42)形状から前記第2表面(42″)形状へ段階的に変 化し、かつまた前記第2能力が、前記第1能力より、少なくとも10%、好まし くは100%大であることを特徴とするスクリーンシリンダ。 . 請求項記載のスクリーンシリンダにおいて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面(42)の第1成形部が、 第1深さ(d)を有する溝(56)を備え、前記第1スクリーン開口(46)が 前記溝の底部に隣接しており、 −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面(42″)の第2成形部が 、第2深さ(d″)を有する溝を備え、前記第1スクリーン開口(50)が、前 記溝の底部に隣接しており、前記第2深さが、前記第1深さより、約0.2〜2 .0mm深いことを特徴とするスクリーンシリンダ。 . 請求項記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1成形部の溝(5 6)が、1インチ(2.54cm)当たりの第1溝数を有し、前記第2成形部の 溝(56″)が、1インチ当たりの第2溝数を有しており、更に、前記第2溝数 が、前記第1溝数より少ないことを特徴とする少ないシリンダ。 . 請求項記載のスクリーンシリンダにおいて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面の第1成形部が、溝(56 )を有しており、この溝が、繊維懸濁液の流れ方向に対して事実上直角の上流壁 部(58)と、凹所と、この凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に 延びる下流壁部(60)とによって形成される第1成形表面形状を有しており、 更に、前記第1スクリーン開口(46)が、前記凹所から前記出口側表面まで延 びており、また −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面の第2成形部が、溝(56 ″)を有しており、この溝が、繊維懸濁液の流れ方向に対して事実上直角の上流 壁部(58″)と、凹所と、この凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度α″で漸 進的に延びる下流壁部とによって形成される第2成形表面形状を有しており、ま た前記第1スクリーン開口(50)が、前記凹所から前記出口側表面まで延びて おり、更に角度α″が、角度αより、少なくとも約10°大きいことを特徴とす るスクリーンシリンダ。 10. 請求項記載のスクリーンシリンダにおいて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面(42)の第1成形部が、 第1の幅又は直径を有する第1スクリーン開口(46)を備えた溝(56)を有 しており、また、 −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面(42″)の第2成形部が 、第2の幅又は直径を有する第1スクリーン開口(50)を有する溝(56″) を有しており、前記第2の幅又は直径が、前記第1の幅又は直径よ り、少なくとも約20%小さいことを特徴とするスクリーンシリンダ。 11. 請求項10記載のスクリーンシリンダにおいて、前記開口(46、5 0)がスロットであり、前記第2の幅が、前記第1の幅より約20〜50%狭い ことを特徴とするスクリーンシリンダ。 12. 請求項10記載のスクリーンシリンダにおいて、第1直径を有する前 記の孔が設けられており、前記第1直径の約10〜20%の幅を有するスロット が、前記第2の幅を有するスロットとして設けられていることを特徴とするスク リーンシリンダ。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 入口端部と廃棄端部とを有するスクリーンハウジング内に配置されたス クリーニング媒体を使用して繊維懸濁液をスクリーニングする方法であって、前 記スクリーニング媒体がスクリーン開口を有するようにし、スクリーニング媒体 の供給側を繊維懸濁液の入口と廃棄出口とに接続し、スクリーニング媒体の出口 側を合格画分出口に接続し、供給側の少なくとも一部が成形される形式のものに おいて、 前記方法が次の段階、すなわち、 (a)繊維懸濁液をハウジングの入口端部へ導入し、スクリーニング媒体の供 給側と流れ接触させ、スクリーニング媒体の開口が、合格画分をスクリーニング 媒体の出口側へ流過させ、廃棄画分は廃棄出口へ流れるようにする段階と、 (b)廃棄出口を介して、廃棄画分をハウジングから排出する段階と、 (c)合格画分出口を介して、合格画分をハウジングから排出する段階と、 (d)ハウジングの入口端部に比較して、ハウジングの廃棄端部に隣接するス クリーニング媒体供給側に、異なる表面形状を形成し、それによって、入口端部 に隣接する区画の乱流と比較して、廃棄端部に隣接するスクリーニング媒体供給 側のスクリーン表面近くでの繊維懸濁液の乱流を増大させ、廃棄端部でスクリー ン開口を流過する繊維懸濁液の速度と稠度とが、入口端部でのそれらと異なるよ うに調節し、そうすることによって、双方の端部に等しい表面形状が設けられて いる場合よりも、入口端部から廃棄端部までのスクリーニング媒体の作業が、よ り均等におこなわれるようにする段階とを有することを特徴とする、繊維懸濁液 をスクリーニングする方法。 2. 請求項1記載の方法において、段階(d)が、入口端部に隣接するスク リーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流に比較して、廃棄端部に隣接するス クリーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流が、少なくとも約10%増となる ように実施されることを特徴とする方法。 3. 請求項1記載の方法において、段階(d)が、入口端部に隣接するスク リーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流に比較して、廃棄端部に隣接するス クリーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流が、約100%以上の増となるよ うに実施されることを特徴とする方法。 4. 請求項2記載の方法において、段階(d)が、出口側に隣接する供給側 には第1成形部を、また廃棄端部に隣接する供給側には、より強い乱流を誘起す る第2成形部を設けることによって実施されることを特徴とする方法。 5. 請求項4記載の方法において、第1成形部が第1深さを有する溝を備え 、溝の底部近くにスクリーン開口が設けられ、第2成形部が第2の深さを有する ようにし、更に、段階(d)が、第1深さより、約0.2〜2.0mmだけ深い 第2深さが得られるように実施されることを特徴とする方法。 6. 請求項4記載の方法において、第2成形部のスクリーン開口が、第1成 形部のスクリーン開口より、約20〜50%だけ大きい幅又は直径を有するよう にすることを特徴とする方法。 7. 請求項4記載の方法において、第1及び第2の成形部のそれぞれが、繊 維懸濁液の流れ方向に対し事実上直角の上流壁部と、上流壁部より出口側表面近 くに位置する凹所と、凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に延びる 下流壁部とによって形成される成形部及び表面形状を有しており、更に、段階( d)が、第1成形部の角度αより、第2成形部の角度αを、少なくとも約10° だけ大きくするように実施されることを特徴とする方法。 8. 請求項4記載の方法において、第1成形部が、第1溝間隔を有する溝を 備え、第2成形部が、第2溝間隔を有する溝を備えるようにし、更に、段階(d )が、第2溝間隔が、第1溝間隔より、少なくとも約10%広くなるように実施 されることを特徴とする方法。 9. 請求項4記載の方法において、第1及び第2の成形部のそれぞれが、繊 維懸濁液の流れ方向に対し事実上直角の上流壁部と、上流壁部より出口側表面近 くに位置する凹所と、凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に延びる 下流壁部とによって形成され、1インチ(2.54cm)当たり一定数の溝を有 しており、更に、段階(d)が、1インチ当たりの溝数を、第1成形部から第2 成形部へ向かって減少させ、かつ角度αを、第1成形部から第2成形部へ向かっ て減少させるように実施されることを特徴とする方法。 10. 請求項3記載の方法において、段階(d)が、入口端部に隣接する区 画には、事実上滑らかなスクリーニング媒体表面を形成し、また廃棄端部に隣接 する区画には、成形されたスクリーニング媒体表面を形成することによって実施 されることを特徴とする方法。 11. 繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダにおいて、 長軸線と、 複数の第1スクリーン開口を備えた円筒形供給側表面と、 前記第1スクリーン開口と連通する複数の第2スクリーン開口を備えた円筒形 出口側表面と、 前記長軸線に沿った前記双方の表面の第1端部及び第2端部と、 前記第1端部に隣接する前記供給側表面近くに繊維懸濁液乱流を誘起する第1 能力を備えた前記供給側表面の第1表面形状と、 前記第2端部に隣接する前記供給側表面近くに繊維懸濁液乱流を誘起する第2 能力備えた前記供給側表面の第2表面形状とを有し、前記第2能力が、前記第1 能力より、少なくとも約10%大であることを特徴とする、繊維懸濁液をスクリ ーニングするスクリーンシリンダ。 12. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1表面形状が 、事実上滑らかな供給側表面を有し、前記第2表面形状が、成形された供給側表 面を有することを特徴とする、スクリーンシリンダ。 13.請求項12記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の表面 形状の間に、前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部を有するようにし、 この少なくとも1つの付加成形部が、前記第1と第2の表面形状の能力の間で、 繊維懸濁液乱流を誘起する第3の能力を有することを特徴とする、スクリーンシ リンダ。 14. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1表面形状が 、第1成形表面形状を有し、前記第2表面形状が、第2成形表面形状を有するこ とを特徴とするスクリーンシリンダ。 15. 請求項14記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の表 面形状の間に、前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部を有し、前記少な くとも1つの付加成形部が、前記第1と第2の表面形状の能力の間で、繊維懸濁 液乱流を誘起する第3の能力を有することを特徴とするスクリーンシリンダ。 16. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、入口端部と廃棄端部 とを有する圧力スクリーンハウジングと、スクリーンシリンダの前記第1端部が 、前記ハウジング入口端部近くに位置するように、またスクリーンシリンダの前 記第2端部が、前記ハウジング廃棄端部近くに位置するように、前記スクリーン ハウジング内に組付けられた前記スクリーンシリンダと、前記スクリーンシリン ダにパルスを与えるロータとが組み合わされており、前記スクリーンシリンダと ロータとが、互いに回転運動可能であることを特徴とするスクリーンシリンダ。 17. 請求項16記載のスクリーンシリンダにおいて、前記スクリーン開口 が円形孔であり、また前記スクリーンシリンダ供給側表面が、前記スクリーンシ リンダの内表面であり、更に前記ロータが前記スクリーンシリンダ内部に組付け られ、回転するのに対し、前記スクリーンシリンダが定置されたままであること を特徴とするスクリーンシリンダ。 18. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記供給側表面の形 状が、前記第1表面形状から前記第2表面形状へ漸次的に変化することを特徴と するスクリーンシリンダ。 19. 請求項11記載のスクリーンシリンダにおいて、前記供給側表面の表 面形状が、前記第1表面形状から前記第2表面形状へ段階的に変化し、かつまた 前記第2能力が、前記第1能力より、少なくとも100%大であることを特徴と するスクリーンシリンダ。 20. 請求項19記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の表 面形状の間に、少なくとも第3の表面形状が備えられ、この第3表面形状が、繊 維懸濁液乱流を誘起する第3の能力を有しており、この第3の能力が、繊維懸濁 液に乱流を誘起する前記第1と第2の能力の中間であることを特徴とするスクリ ーンシリンダ。 21. 繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダにおいて、 長軸線と、 複数の第1スクリーン開口を備えた円筒形供給側表面と、 前記第1スクリーン開口と連通する複数の第2スクリーン開口を備えた円筒形 出口側表面と、 前記長軸線に沿った前記双方の表面の第1端部及び第2端部と、 前記供給側表面の第1成形部とが備えられ、この第1成形部が、前記第1端部 に隣接し、第1深さを有する溝を備え、この溝が、溝底部に隣接する前記第1ス クリーン開口を有しており、更に 前記供給側表面の第2成形部が備えられ、この第2成形部が、前記第2端部に 隣接し、第2深さを有する溝を備え、この溝が、溝底部に隣接する前記第1スク リーン開口を有し、前記第2深さが、前記第1深さより約0.2〜2.0mm深 いことを特徴とする、繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダ。 22. 請求項21記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の端 部の間に、前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部が備えられ、この成形 部が、第3深さを有する溝を備え、この溝が、溝底部に隣接する前記第1スクリ ーン開口を有しており、更に、前記第3深さが、前記第1と第2の深さの中間の 深さであることを特徴とするスクリーンシリンダ。 23. 請求項21記載のスクリーンシリンダにおいて、入口端部と廃棄端部 とを有する圧力スクリーンハウジングと、スクリーンシリンダの前記第1端部が 、前記ハウジング入口端部近くに位置するように、またスクリーンシリンダの前 記第2端部が、前記ハウジング廃棄端部近くに位置するように、前記スクリーン ハウジング内に組付けられた前記スクリーンシリンダと、前記スクリーンシリン ダにパルスを与えるロータとが組み合わされており、前記スクリーンシリンダと ロータとが、互いに回転運動可能であることを特徴とするスクリーンシリンダ。 24. 請求項21記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第2深さが、前 記第1深さより、約0.3〜1.2mm深いことを特徴とするスクリーンシリン ダ。 25. 請求項21記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の成 形部のそれぞれの前記溝が、繊維懸濁液の流れ方向に対し事実上直角の上流壁部 と、上流壁部より出口側表面近くに位置する凹所と、この凹所から次の溝の上流 壁部方向へ角度αで漸進的に延びる下流壁部とによって形成される成形部及び表 面形状を有しており、前記上流壁部のいずれの傾斜角度も、前記入口側表面に対 し直角の位置、かつ前記入口側表面上方の位置から見て、前記下流壁部より、は るかに小さく、明らかに垂直面に近くされており、更に、前記第1スクリーン開 口が、前記凹所から前記出口側表面へ延び、また前記第1成形部角度αが、前記 第2成形部角度αより大であることを特徴とするスクリーンシリンダ。 26. 請求項25記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1成形部の溝 が、1インチ(2.54cm)当たりの第1溝数を有し、前記第2成形部の溝が 、1インチ当たりの第2溝数を有しており、更に、前記第2溝数が、前記第1溝 数より少ないことを特徴とする少ないシリンダ。 27. 請求項26記載のスクリーンシリンダにおいて、1インチ当たりの前 記第1溝数が約7〜9個、同じく前記第2溝数が約5〜7個であり、前記第2溝 数が、前記第1溝数より、1インチ(2.54cm)当たり少なくとも約1個少 ないことを特徴とするスクリーンシリンダ。 28. 繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダにおいて、 長軸線と、 複数の第1スクリーン開口を備えた円筒形供給側表面と、 前記第1スクリーン開口と連通する複数の第2スクリーン開口を備えた円筒形 出口側表面と、 前記長軸線に沿った前記双方の表面の第1端部及び第2端部と、 前記第1端部に隣接し、溝を有する前記供給側表面の第1成形部とが備えられ 、この溝が、繊維懸濁液の流れ方向に対して事実上直角の上流壁部と、上流壁部 より出口側表面近くに位置する凹所と、この凹所から次の溝の上流壁部へ向かっ て角度αで漸進的に延びる下流壁部とによって形成される第1成形表面形状を有 しており、更に、前記第1スクリーン開口が、前記凹所から前記出口側表面まで 延びており、 更に、前記第2端部に隣接し、溝を有する前記供給側表面の第2成形部が備え られ、この溝が、繊維懸濁液の流れ方向に対して事実上直角の上流壁部と、上流 壁部より出口側表面近くに位置する凹所と、この凹所から次の溝の上流壁部へ向 かって角度α″で漸進的に延びる下流壁部とによって形成される第2成形表面形 状を有しており、更に、前記第1スクリーン開口が、前記凹所から前記出口側表 面まで延び、更に角度α″が、角度αより、少なくとも約10°大きいことを特 徴とする、繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダ。 29. 請求項28記載のスクリーンシリンダにおいて、入口端部と廃棄端部 とを有する圧力スクリーンハウジングと、スクリーンシリンダの前記第1端部が 、前記ハウジング入口端部近くに位置するように、またスクリーンシリンダの前 記第2端部が、前記ハウジング廃棄端部近くに位置するように、前記スクリーン ハウジング内に組付けられた前記スクリーンシリンダと、前記スクリーンシリン ダにパルスを与えるロータとが組合わされており、前記スクリーンシリンダとロ ータとが、互いに回転運動可能であることを特徴とするスクリーンシリンダ。 30. 請求項28記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1成形部の溝 が、1インチ(2.54cm)当たりの第1溝数を有し、前記第2成形部の溝が 、1インチ当たりの第2溝数を有しており、更に、前記第2溝数が、前記第1溝 数より少ないことを特徴とする少ないシリンダ。 31. 請求項28記載のスクリーンシリンダにおいて、1インチ当たりの前 記第1溝数が約7〜9個、同じく前記第2溝数が約5〜7個であり、前記第2溝 数が、前記第1溝数より、1インチ当たり少なくとも約1個少ないことを特徴と するスクリーンシリンダ。 32. 請求項28記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1と第2の端 部の間に前記供給側表面の少なくとも1つの付加成形部が備えられ、この成形部 が角度α′を有する溝を有し、この角度α′が、角度αより約5°大きく、角度 α″より少なくとも約5°小さいことを特徴とするスクリーンシリンダ。 33. 繊維懸濁液をスクリーニングするスクリーンシリンダにおいて、 長軸線と、 複数の第1スクリーン開口を備えた円筒形供給側表面と、 前記第1スクリーン開口と連通する複数の第2スクリーン開口を備えた円筒形 出口側表面と、 前記長軸線に沿った前記双方の表面の第1端部及び第2端部と、 前記供給側表面の第1成形部とが備えられ、この成形部が、前記第1端部に隣 接し、第1の幅又は直径を有する前記第1スクリーン開口を備えた溝を有してお り、 更に、前記供給側表面の第2成形部が備えられ、この成形部が、前記第2端部 に隣接し、第2の幅又は直径を有する前記第1スクリーン開口を備えた溝を有し 、前記第2の幅又は直径が、前記第1の幅又は直径より少なくとも約20%小さ いことを特徴とするスクリーンシリンダ。 34. 請求項33記載のスクリーンシリンダにおいて、前記開口がスロット であり、前記第2の幅が、前記第1の幅より約20〜50%狭いことを特徴とす るスクリーンシリンダ。 35. 請求項33記載のスクリーンシリンダにおいて、入口端部と廃棄端部 とを有する圧力スクリーンハウジングと、スクリーンシリンダの前記第1端部が 、前記ハウジング入口端部近くに位置するように、またスクリーンシリンダの前 記第2端部が、前記ハウジング廃棄端部近くに位置するように、前記スクリーン ハウジング内に組付けられた前記スクリーンシリンダと、前記スクリーンシリン ダにパルスを与えるロータとが組み合わされており、前記スクリーンシリンダと ロータとが、互いに回転運動可能であることを特徴とするスクリーンシリンダ。 36. 請求項33記載のスクリーンシリンダにおいて、前記第1直径を有す る孔が設けられており、かつまた前記第1直径の約10〜20%の幅を有するス ロットが、第2の幅を有するスロットとして設けられていることを特徴とするス クリーンシリンダ。
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