JP2809514B2 - 繊維懸濁液をスクリーニングする方法と装置 - Google Patents

繊維懸濁液をスクリーニングする方法と装置

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景および要約 本発明は、繊維懸濁液をスクリーニング又は分別する
方法と装置、言い換えると、それ以降の処理を行なう前
に、繊維懸濁液から、不要な成分、例えば、不要な繊維
断片、繊維束、不純物(例えば屑や破片)を分離する方
法と装置に関するものである。繊維懸濁液は、この方法
と装置による分別処理又はスクリーニング処理によっ
て、合格画分(採取された繊維を含む部分)と不合格画
分或いは廃棄画分(繊維を採取された後の部分)とに分
別される。本発明は、特に、低稠度又は中稠度(例えば
0.1〜5%)のセルローズ懸濁液(木材パルプ)に適用
可能である。
繊維懸濁液のスクリーニングは、たいていの場合、ス
クリーンハウジング内に配置された平らなスクリーンプ
レート又はスクリーンシリンダによって行われる。これ
らのスクリーンプレート又はスクリーンシリンダは、繊
維懸濁液の合格画分と不合格画分とを分別するための開
口(すなわち円形の孔、細長いスロット)を有するスク
リーニング媒体によって構成されている。
パルプ加工工業で通常用いられる圧力スクリーンは、
スクリーンハウジング内に配置されたスクリーンシリン
ダを有している。中実の回転部材上で、ハイドロフォイ
ル又はその他のパルスを発生させる装置で作業するよう
に構成されたロータが、スクリーンハウジング内に、ス
クリーンシリンダと同軸上に配置されている。このロー
タとスクリーンシリンダとの間には狭いスクリーニング
ゾーンが形成される。繊維懸濁液の入口は、スクリーン
シリンダの供給側入口端部に接続され、不合格画分の出
口は、スクリーンシリンダの廃棄出口端部に接続されて
いる。合格画分の出口は、スクンリーンシリンダの出口
側に接続されている。繊維懸濁液の入口は、スクリーン
シリンダの内側又は外側に接続することができるため、
それに応じて、スクリーンシリンダの入口側は、スクリ
ーンシリンダの内側又は外側に形成される。
スクリーンは、懸濁液(繊維と液体)に完全に満たさ
れて作業し、分別される繊維懸濁液は、スクリーンシリ
ンダの入口端部へ運ばれ、ロータとスクリーンシリンダ
との間のスクリーニングゾーンに入る。繊維懸濁液は、
これによって、スクリーンシリンダの供給側に対して接
線方向に運ばれる。ロータにより、繊維懸濁液の周速度
が高められる間に、繊維懸濁液は、螺旋状の流路内をス
クリーンシリンダに沿って、スクリーンシリンダの廃棄
出口端部へ流れる。
合格画分は、スクリーニングゾーンからスクリーンシ
リンダの開口を介して取り出され、不合格分画は、スク
リーンシリンダの供給側に沿って推進され、廃棄出口へ
運ばれる。スクリーンシリンダ、すなわちスクリーニン
グ媒体の表面は、清潔に保たれ、ロータ上でのハイドロ
フォイル又はその他の類似の要素によるパルス効果によ
って障害物が除かれる。ハイドロフォイルは、スクンリ
ーンシリンダの表面近くを移動する。あるいはまた、静
止ロータと回転シリンダとによってパルス効果を生じさ
せることもできる。
スクリーニング媒体は、スクリーニングゾーンの中央
部と、特にスクリーニングゾーンの出口端部、つまり不
合格画分の廃棄端部とでは十分に働かない傾向があるこ
とが、しばらく前から判明している。繊維懸濁液が、螺
旋状の流路内をスクリーニングゾーンの出口へ向かって
流れるさい、、ロータの運動によって、繊維懸濁液の周
速度が加速される。本発明によれば、繊維懸濁液の周速
度は、スクリーンシリンダに沿って増大するので、スク
リーニング能力に影響を与える静圧は低下し、動圧の上
昇によって相殺されることは判明した。したがって、ス
クリーンシリンダの開口を流過する合格画分の流速は、
シリンダの入口端部で最大となり、廃棄端部では最低と
なる。
入口端部で、例えば約1m/sの周速度で導入される繊維
懸濁液は、スクリーニングゾーンの端部近くでかなり増
大するのに対し、繊維懸濁液とロータとの間の速度差は
減少する。約20〜25m/sの周速度を有するロータは、ス
クリーニングゾーンの廃棄端部近くでは、ほとんど等し
い速度を繊維懸濁液に生じさせる。このため、ロータと
繊維懸濁液との間の相対速度が減じ、ロータによって生
じる繊維マット破壊パルスは、スクリーシリンダ廃棄端
部近くでは減少する。従来のスクリーンは、その限界に
追い込まれると、出口端部で繊維懸濁液を濃縮(脱水)
し始める。この大きな理由は、ロータと繊維懸濁液との
間の回転速度差が減少するために、ロータが生じさせる
パルス又は乱流が減少するためと思われる。
繊維のマットは、スクリーニング媒体の入口(供給)
側に形成されるので、開口(孔又はスロット)を流過す
る合格繊維懸濁液を流れは、更に減少する。このため
に、結局は、スクリーンシリンダの廃棄端部に隣接する
孔が、完全に閉塞される。この廃棄端部の閉塞現象によ
って、清掃効果を最適化するために望ましい孔寸法はス
ロット寸法が事実上制限されることになる。
本発明に至るまでは、スクリーン開口寸法を減少させ
て、スクリーニング条件を最適化することは、同時に他
のスクリーニング条件に逆の影響を与えることなしに
は、不可能と思われて来た。スクリーンシリンダの、異
なる軸方向区域、例えば垂直のスクリーンシリンダの頂
点区域と底部区域とでは、異なるスクリーニング条件が
支配することが知られているが、他方、そうした状態を
補正するために、ロータ形状を変え、スクリーニング媒
体とロータとの間隔をスクリーニングゾーンの廃棄端部
へ向かって増大させ、スクリーニングゾーン内へ蒸留水
を噴射し、繊維懸濁液を異なる区域でスクリーニングゾ
ーンへ供給すること等々を行って、スクリーニング条件
を最適化することが、提案されて来た。しかしながら、
本発明に至るまでに、最適な均等なスクリーニング条
件、つまりスクリーンシリンダの全表面の全長にわたっ
て最適なスクリーニング能力と清掃効率を得るための、
経済的かつ有効な方法な提案されたことがなかった。
木材パルプのスクリーニングの場合、ふつう目標とさ
れるのは、次の性能基準である: −高いスクリーニング効率、すなわち、効率的なスク
リーニングによって、不合格画分のみが不要物(屑)と
され、不合格画分に含まれる合格画分が最小化されるこ
と。
−高い屑除去効率、すなわち、不要物(屑)が出来る
だけ100%近く除去され、必要な繊維のみを含む合格画
分(流)が得られること。
−目標能力での良好な作動、すなわち、供給流、合格
流、不合格流の間の稠度変化が最小で、適度な圧力降下
を伴ってスクリーン操作が行われること。
総じて、すべての現在の新しいスクリーニング技術が
求めていることは、前記の目標の達成である。前記の目
標/性能パラメータに影響する1つの鍵は、スクリーニ
ングされる繊維懸濁液の滞留時間である。繊維懸濁液
は、入口端部から廃棄端部まで、スクリーンを通過しな
がら移動するため、屑と繊維とがスクリーン内で費やす
時間が長くなる(滞留時間が長くなる)。スクリーンが
低率の不合格画分除去率で稼働されれば、滞留時間は、
更に長くなろう。
繊維、屑、水を含有する所定量Vの繊維懸濁液を仮定
した場合、従来技術の場合、次のように言うことができ
る。すなわち、スクリーン内側での滞留時間が長けれ
ば、それだけ、a)繊維より水の捕集量が多くなる。
b)比較的細かいが、依然として不合格の屑の占める量
(所定量V中で)が、合格画分流内で増大する。[スク
リーンに沿った一定位置での屑の2次元又は3次元の寸
法がバリア効果を妨げる場合(つまりスクリーン開口寸
法に対応する場合)、スクリーンシリンダが屑をも合格
させることになる]。c)繊維密度が開口の割に高過ぎ
る(繊維の渋滞がスクリーン開口のところに生じる)た
め、スクリーンシリンダの下方の不合格画分廃棄端部
が、有効なスクリーニング(=繊維の合格画分の良好な
流れ)が妨害される。d)同じ所定合格画分流(能力)
が、いまやスクリーンシリンダの小さい“開放”部を通
過せねばならないため、圧力降下3(dp)が増大する。
シリンダ開口内での速度を高めるためには、圧力を高め
る必要があり、屑の含有量が増大すれば、屑がシリンダ
開口を通過して合格側へ“押込まれる”ことになる。
本発明により判明した点は、、最適なスクリーンを達
成するには、スクリーン軸方向の異なる部分では、異な
るスクリーニング媒体が必要とされるという点である。
従来のスクリーニング技術の場合の合格画分内の諸要
素、つまり繊維、屑、水を分析することによって、明ら
かになる点は、これまで、合格画分が、スクリーンシリ
ンダ軸方向の異なる区域からの異なる合格画分の折衷で
あり、スクリーニングの最適な成果ではなかったという
点である。
したがって、望まれることは、屑除去の平均的な全体
効率を改善すると同時に、にスクリーニング能力を改善
することである。言い換えると、スクリーンシリンダ、
スクリーン、スクリーニング方法を改善して、不純物が
その他の不要成分が、合格側へ流入せぬよう、より効率
的に防止し、かつまた合格繊維が、特にスクリーンの不
合格画分廃棄端部で、より効率的にスクリーンを流過で
きるようにすることである。
本発明が提供する改良されたスクリーンおよび繊維懸
濁液のスクリーニング方法の場合、前述の種々の欠点が
最小化されている。本発明は、特にパルプ製造及び製紙
工業用の、改良スクリーン及びセルローズ繊維懸濁液の
スクリーニング方法を提供するものである。この方法の
場合、スクリーニングは、改良された流体力学的なスク
リーニング条件下で行われる。また、本発明により提供
されるスクリーンシリンダ、スクリーン、繊維懸濁液の
スクリーニング方法は、スクリーンシリンダの入口端部
及び廃棄端部で、従来とは異なる、より効率的なスクリ
ーニング条件で作業することができる。更に本発明が提
供するスクリーンシリンダ、スクリーン、スクリーニン
グ方法では、改良された能力と稼働性能とを有するスク
リーンにより作業が可能であると同時に、屑除去の効率
が維持もしくは改善されている。
本発明によれは、最適化されたスクリーニング成績を
得るための、新しい非均一のスクリーニング媒体が得ら
れる。その場合、スクリーンシリンダは、軸方向に多区
画を有するか、漸次的に変化するか、連続的に変化する
かのいずれかに構成される。
スクリーニング性能の改良は、本発明によれば、供給
側の外輪郭、例えは、供給側の表面形状又はスクリーン
開口の入口側形状の設計/製造を介して、スクリーニン
グ特性を漸次的に、又は段階的に変化させることによっ
て達せられる。これによって、入口端部と廃棄端部とで
は繊維懸濁液の状態や流体力学的条件が異なるにもかか
わらず、スクリーンシリンダのすべての部分で最適スク
リーニングが可能になる。
本発明により得られる繊維懸濁液をスクリーニングす
る方法の場合、入口端部の廃棄端部とを有するスクリー
ンハウジング内に配置されたスクリーニング媒体が用い
られる。このスクリーニング媒体はスクリーン開口を有
しており、その供給側は、繊維懸濁液入口と廃棄出口と
に接続され、その出口側は、合格画分出口に接続されて
おり、供給側の少なくとも一部が成形されている。本発
明の方法は次の段階を有している。すなわち、a)スク
リーンハウジング入口端部へ繊維懸濁液を導入し、スク
リーニング媒体を供給側と接触させ、スクリーニング媒
体のスクリーン開口から、合格画分がスクリーニング媒
体の出口側へ流れ、不合格画分が廃棄出口へ流れるよう
にする。b)廃棄出口を介してハウジングから不合格画
分を排出する。c)合格画分を受入れ出口を介してハウ
ジングから送出する。d)ハウジングの廃棄端部に隣接
するスクリーニング媒体供給側の表面形状を、ハウジン
グの入口端部に隣接する供給側とは異なる形状に構成す
ることにより、ハウジング廃棄端部に隣接するスクリー
ニング媒体供給側での繊維懸濁液の乱流を、ハウジング
入口端部に隣接する供給側の乱流に比して増大させ、そ
れによって、入口端部と比較して廃棄端部での、スクリ
ーン開口を通過する繊維懸濁液の流速及び稠度の差を調
整し、表面形状を変えない場合より、入口端部から廃棄
端部へ至るまでのスクリーニング媒体の性能を一層均等
化する。
本発明による改良された方法の場合、スクリーニング
媒体の廃棄端部に隣接する供給側を利用して、この供給
側で、入口端部に隣接する供給側より流動化の度合が激
しく又は高くされる。これにより、スクリーニング媒体
は、その廃棄端部には成形された供給側表面を有し、他
方、その入口端部には滑らかな供給側表面を有してい
る。言うまでもなく、廃棄端部と入口端部双方に隣接す
る供給側が、成形表面(溝付き)を有するようにするこ
ともできる。その場合には、例えば異なる成形表面形状
を有するようにすることによって、異なる乱流を発生さ
せることができる。例えば、乱流に影響を与えることの
できる変量には、溝の深さ、溝の下流壁部の傾斜角度、
溝と溝との間隔、開口縁の曲率半径(“Suspensions In
Process Flows",Kerekes,CPPA Journal of Record,Tec
hnical Section,Canada,1994年4月号,P.18,19参照)、
溝内の開口数、溝内の開口寸法又は形状(すなわち孔又
はスロット)が含まれる。
本発明は、また、次のようなスクリーンシリンダを提
供する。すなわち、長(elongation)軸線と、複数の第
1スクリーン開口が設けられている円筒形の供給側表面
と、第1スクリーン開口と連通している複数の第2スク
リーン開口を有する円筒形の出口側表面と、長軸線に沿
った複数の表面の第1端部及び長軸線に沿った複数の表
面の第2端部と、前記第1端部に隣接し第1懸濁液乱流
誘起能力を有する供給側表面の第1表面形状と、前記第
2端部に隣接し第2懸濁液乱流誘起能力を有する供給側
表面の第2表面形状とを備えており、この第2の懸濁液
乱流誘起能力が、第1懸濁液乱流誘起能力の少なくとも
約10%(好ましくは少なくとも約40%、通常は100%以
上)大であるようなスクリーンシリンダである。先に方
法について説明した通り、異なる乱流は、次のパラメー
タの1つ以上(もしくはすべて)を変化させることによ
って得ることができる:溝の深さ、溝の下流側壁の傾斜
角度、溝間隔、開口縁の曲率、溝内の開口数、溝内のス
クリーン開口の寸法と形状(すなわち孔又はスロッ
ト)。
スクリーンシリンダの入口端部と廃棄端部との間の乱
流レベルの変化を測定することは困難であり、現行の工
業標準規格は存在しない。問題の乱流レベルは、スクリ
ーンシリンダ表面近くの乱流であり、ロータ表面近くの
乱流ではない。乱流レベルの比較は、乱流強度レベル
(m2/s2)で比較可能である。乱流レベルが恐らく最大
となる場合は、スクリーンシリンダの入口区画が滑らか
で廃棄端部が大幅に成形されている場合、例えば、従来
のプロファイル(PROFILE )・スクリーンシリンダの
ような場合であろう。スクリーンシリンダの形状には無
関係な多くの、乱流に影響する変量、例えば、流出/流
入モード、圧力降下、接線速度、ロータの型式等々が存
在する一方、スクリーニング媒体の表面形状の結果とし
ての、乱流の大きさの差異を概算すると、次の値にな
る: 滑らかな表面 約2〜4m2/s2 プロファイル の表面 約15〜30m2/s2 つまり、このシナリオでは、廃棄端部に隣接する区画
の乱流は、表面形状の相違だけの結果として(最終的に
は全乱流差に一役買う他の要因とは無関係に)、入口端
部に隣接する区域の乱流より、100%以上増の高い値で
ある。
本発明によるスクリーンシリンダは、通常、入口端部
と廃棄端部とを有する圧力スクリーンハウジングと組み
合わせて提供される。スクリーンシリンダは、スクリー
ンハウジング内に組付けられているので、シリンダ第1
端部はハウジング入口端部に隣接し、シリンダ第2端部
はハウジングの廃棄端部に隣接することになる。スクリ
ーンシリンダにパルスを与えるため、ロータが備えら
れ、スクリーンシリンダとロータとは、相対的に回転運
動可能である。例えば、スクリーンシリンダの供給側表
面は、スクリーンシリンダの内表面であり、ロータは、
スクリーンシリンダ内に設置され、回転するが、スクリ
ーンシリンダは定置したままにされる。
本発明によれば、スクリーニングゾーンの廃棄端部に
隣接する区画に、より激しい、又は乱流のスクリーニン
グ条件を作り出すことができる。増大した乱流は、廃棄
端部の高濃度の繊維懸濁液に作用し、その結果、繊維が
互いに分離され、それによってスクリーン開口を通過す
る合格画分の流速が高められる。また、屑、繊維束、そ
の他の不要成分がスクリーニング媒体の廃棄端部でスク
リーン開口を通過するのを防止するため、所望とあれ
ば、開口の直径、すなわち円形孔の直径、又はスロット
の幅を縮小することができる。これらの寸法は、乱流又
は流動化を増大させることによって、かなり縮小でき、
しかもスクリーニング能力を減じることがない。
パルプ用スクリーンの場合、例えは機械加工によっ
て、溝と隆起部とが交互に、スクリーニング媒体の入口
側に形成され、スクリーンを通過するパルプの流れ特性
が調節される。これら溝の方向は、繊維懸濁液の流れ方
向に対して横方向であるのが好ましい。プロファイル
成形スクリーンシリンダの場合は、アメリカ合衆国特許
第4529520号及びアメリカ合衆国特許第4986900号双方に
示されているように、溝付きの供給側は、溝の上流側壁
が、スクリーニング媒体の包絡面に対し1つ角度(例え
ば直角、例えば約85゜〜120゜)をなしているのに対
し、溝の下流側面が別の角度(例えば、包絡面に対し60
゜〜5゜)をなしている。スクリーン開口は、溝の底部
(に隣接又は完全に底部内)に形成されている。特殊な
形状の溝を有するプロファイル 成形スクリーンシリン
ダは、スクリーン開口(孔又はスロット)のところで極
めて強い乱流を誘起し、スクリーニング媒体を流過する
流体流に対する抵抗を低減する。言い換えると、スクリ
ーニング媒体を、合格繊維懸濁液が円滑に流過する。こ
のように、プロファイル 成形スクリーンシリンダは、
より高い一貫性をもって、より少ない圧力降下で稼働
し、しかも長繊維の分別が低減される。溝と隆起部と
は、WO90/10110に示されているように、シックナーにも
使用できる。
プロファイル 成形スクリーンシリンダを、溝の上流
側面の角度を90゜からわずかに傾斜させるように構成す
ると(例えば最大値約+30゜)、開口へ向かって、より
強い流れが誘起されるが、屑除去効率の低下という代償
を払わねばならない。スクリーニング能力と合格繊維純
度とのバランスは、この場合、前記の角度又は開口の寸
法をわずかに変更することによって調整できる。いずれ
にしても、表面上方の垂直位置からシリンダのいずれか
の個々の溝を見た場合、上流側壁は、下流の傾斜面より
明らかに垂直面に近く見える(例えば約30゜傾斜してい
る場合でも)。
本発明の一好適実施例によれば、前述のプロファイル
成形スクリーンシリンダを利用する場合、スクリーニ
ング媒体の廃棄端部の溝は、入口端部に隣接する溝よ
り、約0.2〜2mm、好ましくは0.3〜1.2mm深くすることに
よって、廃棄端部に隣接するスクリーン表面近くの乱流
を増大させることができる(少なくとも10%増、好まし
くは少なくとも約40%増、通常は100%以上増)。
本発明の別の好適実施例によれば、溝の成形形状によ
って誘起される乱流の違いは、溝側壁の傾斜を変化させ
ることによって達せられる。溝の下流側壁の傾斜度を大
きくするか、上流と下流の側壁間の角度差を小さくすれ
ば、それだけスクリーン開口のところで繊維懸濁液に誘
起される乱流は増大する。もちろん、成形形状のあらゆ
る要因は協働するので、いくつかの形状変化の影響は、
他の要因の影響と相殺されることも有り得る。例えば、
廃棄端部の溝を、入口端部に溝より深くした場合には、
望ましい理由があれば、廃棄端部の溝の下流側壁の傾斜
度を、入口端部の下流側壁の傾斜度より小さくすること
が可能であり、その場合にも、廃棄端部のところに十分
な乱流を得ることができる。
本発明の別の好適実施例によれば、更に、スクリーニ
ング媒体の入口端部と廃棄端部に隣接する孔又はスロッ
トの寸法や種類を異なるものにすることが可能である。
屑がスクリーンを流過する確率は、スクリーニング媒体
の廃棄端部近くで屑の濃度が高まるにつれて増大する。
また、滞留時間が長くなることによっても、屑のスクリ
ーン流過確率は高くなる。したがって、廃棄端部に近い
孔又はスロットの寸法を、より小さくすることによっ
て、スクリーンの遮断効果を高め、屑の流過量増大傾向
を相殺することが望ましい。スクリーニング能力を増す
ために、廃棄端部で乱流を増大させることによって、小
さくされた開口の詰まりが防止されることにもなる。ス
ロット寸法(又は円形孔の直径)は、入口端部のそれよ
り、約10〜100+%(好ましくは約20〜50%)小さくな
るように変更できる。例えば、スクリーンプレートのス
ロット寸法は、廃棄端部では約0.1〜0.5mm、例えば約0.
1〜0.2mm、入口端部では約0.35〜0.5mmという具合に変
えることができる。
また、入口端部と廃棄端部との開口を異なる種類にす
る、すなわち入口端部には円形の孔を、廃棄端部にスロ
ットを設けることで、異なるスクリーニング条件を実現
することもできる。
成形表面での溝及び/又は開口の間隔、滑らかな表面
の開口間隔、溝底部の幅は、スクリーニング条件の変更
に応じて調節することが望ましい。例えば、廃棄端部に
隣接する区画での間隔を、入口端部でより、少なくとも
約10%広くすることによって、著しい乱流の違いが達成
される。すなわち、その場合には、入口端部近くには、
1インチ(2.54cm)当たり約7〜9個(例えば8個)の
溝が設けられているのに対し、廃棄端部近くには、1イ
ンチ当たり約5〜7個(例えば6個)の溝、つまり1イ
ンチ当たり少なくとも約1個少ない数の溝が設けられる
ことになる。
本発明は、繊維懸濁液がシリンダの内側から外側へ流
過するスクリーンシリンダにも、シリンダの外側から内
側へ流過するスクリーンシリンダにも、使用できること
が理解されよう。
本発明は、スクリーンプレートに機械加工やバーの溶
接により溝を設けたり、類似の表面隆起部を設けたスク
リーンプレートを曲げ加工又は成型加工して製造された
スクリーンシリンダと共に、使用できる。本発明は、ま
た、間にスロットを有する平行なロッドで造られたスク
リーンシリンダ、又は円筒形のウェッジワイヤ部分を有
するスクリーンシリンダとも、一緒に使用できる。スク
リーニング媒体の廃棄端部の乱流は、媒体表面に溶接に
よる成形部によって増大させることができる。
本発明により得られるスクリーニング技術によれば、
例えば、スクリーンの外形パラメータを、漸次的に、又
は2段階のみではなく、所望とあれば数段階で(例えば
3段階以上で)段階的に、又は事実上連続的に(例えば
溝毎に)変更することによって、スクリーニング特性を
変化させ、それによって、スクリーニング装置のどの軸
方向区画でも、最適の流体力学的/スクリーニング条件
を得ることができる。また、溝付きスクリーンプレート
内のスクリーン開口は、異なるパターンで設けることが
できる。例えば、いくつかの溝には1列の開口を設け、
隣接する溝には、溝をゼロにするか2列に設ける等々で
ある。
本発明によれば、スクリーニング媒体の廃棄端部に高
濃度の繊維層が形成されるのを防止する最適のスクリー
ニングコンセプトが得られ、それによって、より均質な
合格繊維流が、スクリーニング媒体を流過することによ
り、またスクリーンシリンダ全体にわたって、より均等
で、より良好なスクリーニング能力分布が可能になる。
本発明により、特に、稠度や屑濃度の比較的高い状態の
場合に、屑除去効率を犠牲にすることなしに、スクリー
ニングが、可能になる。
本発明により、成形(例えば溝付き)スクリーンシリ
ンダ、従来型式の滑らかなスクリーンシリンダいずれを
用いた場合にも、スクリーニングの大幅な改善が見ら
れ、かつスクリーニング能力及び合格繊維純度が改善さ
れ、また廃棄率も低減される。
要するに、スクリーニング媒体の廃棄端部に近いスク
リーン開口を、他の開口より小さくすることで、より効
果的な屑除去を維持する一方、同時に、廃棄端部に近い
区域で乱流又は流動化を高めることによって、スクリー
ニング能力を維持もしくは増進する。小さくされた開口
寸法は、乱流又は流動化の増大によって補償されるわけ
である。
本発明は、単一のスクリーン又はスクリーンシリンダ
において、入口端部隣接区画では低濃度の、また廃棄端
部隣接区画では高濃度のスクリーニング条件が得られる
ようにするものである。また、多くの工程において、単
一のスクリーン又はスクリーンシリンダを用いて、従来
型式の2個の別個の1次と2次のスクリーン又はスクリ
ーンシリンダを用いた場合と同じスクリーニング成績と
スクリーニング能力が得られるようにするものである。
均等の従来型式のスクリーンシリンダでは、1次スクリ
ーンシリンダで、低濃度の屑が、2次スクリーンシリン
ダで、高濃度の屑が分別された。
以下で、本発明を添付図面につき、更に詳しく説明す
る。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明による構成の異なるスクリーン区画
を有するスクリーンシリンダが収容されたスクリーンハ
ウジングの略示垂直横断面図である。
第2図〜第4図は、第1図に示した3つのスクリーン
表面の拡大水平横断面図である。
第5図〜第7図は、本発明によるスクリーンシリンダ
の別の実施例の、第2図〜第4図に対応する拡大水平横
断面図である。
第8図〜第10図は、本発明によるスクリーンシリンダ
の更に別の実施例の、第2図〜第4図に対応する拡大水
平横断面図である。
第11図及び第12図は、本発明によるスクリーンシリン
ダの更に別の実施例の、第2図〜第4図に対応する拡大
水平横断面図であり、この場合、スクリーンシリンダ
は、2つだけの異なるスクリーン表面を有している。
図面の詳細な説明 第1図は、本発明により構成され、好ましくは、概し
て低稠度また中稠度(約0.1〜5%)のセルローズパル
プをスクリーニングするために用いるスクリーン10を示
した図である。スクリーン10は、スクリーンシリンダ14
と、このシリンダ14内に同軸配置されたロータ16とを有
するシリンダハウジング12を備えている。上下に同軸的
に重ねられ、円形部材24及び26によって連結された3個
の円筒形のスクリーン区画又はスクリーンプレート(又
は円筒形ウェッジワイヤ区画)18、20、22によって、ス
クリーンシリンダ14が構成されている。円筒形のスクリ
ーン区画18、20、22は、アメリカ合衆国特許第4986900
号(この特許に開示されている点は、参照することによ
り本明細書に取り入れられている)に示されているよう
に、別個に形成され、互いにボルト結合されている。し
たがって、摩耗することの多いこれらのスクリーン区画
は交換でき、乱流の異なる特性も変更できる。これらの
スクリーン区画は、セラミック材料製にすることも可能
だか、通常は、シリンダ14全体が金属製である。
スクリーンハウジング12は、スクリーンハウジング12
の頂部で分別されるパルプ、繊維懸濁液、その他のスラ
リーいずれか用の入口28を備えている。繊維懸濁液は、
スクリーンシリンダ14とロータ16との間に形成される環
状スクリーニングゾーン32の上方端部、つまり入口端部
30内へ供給される。繊維懸濁液は、これによって、スク
リーンシリンダ14に向かって接線方向に導入される。不
合格材料の出口34は、スクリーンハウジング12の底部に
設けられ、円形のスクリーニングゾーン32の廃棄端部36
に接続されている。合格繊維出口38は、スクリーンシリ
ンダ14とスクリーンハウジング12との間の外側環状スペ
ース40と連通している。
繊維懸濁液は、入口28へ流入し、スクリーンプレート
18の内側の供給側表面区画42に対し接線方向に導入され
る。合格繊維懸濁液流44は、圧力によって強制され、ス
クリーン区画又はスクリーンプレート18、20、22、すな
わち、これらに設けられた開口(例えば垂直方向のスロ
ット)46、48、50(第2図〜第4図)を流過する。不合
格の繊維、棒状物、繊維束、屑、その他の不純物は、開
口46、48、50の通過を阻止され、スクリーンシリンダ14
の内側に沿って強制的に流下せしめられ、スクリーン部
分20、22を過ぎ、廃棄出口34へ達する。
繊維懸濁液は、ロータ16のブレート52によってスクリ
ーンシリンダ14に沿って強制移動させられる。ブレード
52は、また、開口46、48、50のところで、繊維懸濁液内
に清掃作用を有するパルスを生じさせ、繊維が開口内に
詰まるのを防止する。
スクリーニング媒体を形成するスクリーンシリンダ14
の内側の供給側表面区画42、42′、42″は、本発明によ
り、入口端部30(スクリーン区画18)、中間区画20、廃
棄端部(スクリーン区画22)のところで、それぞれ異な
る形状を有している。第2図、第3図、第4図には、異
なる供給側表面形状42、42′、42″を有するスクリーン
区画又はスクリーンプレート18、20、22の拡大水平断面
が示されている。[スクリーン区画の供給側表面形状に
ついての説明は、円筒形のウェッジワイヤ区画の供給側
表面形状についても該当する]。すべてのスクリーン区
画は、供給側に成形部を有している。成形された供給側
表面には、開口46、48、50が、溝56、56′、56″内に開
口しており、スクリーンプレートに沿って繊維懸濁液の
流れ方向(矢印45)に対し事実上直角方向に延びてい
る。溝56、56′、56″は、図示されているように、事実
上直角方向の上流側壁58、58′、58″(例えば、流れ方
向45に対し約85゜〜115゜の各度をなしている)と、著
しく傾斜した下流側壁60、60′、60″とを有している。
溝56、56′、56″の深さd、d′、d″は、異なるス
クリーンプレート又はプレート区画18、20、22で、それ
ぞれ異なっている。好ましくは、入口端部のスクリーン
区画又はスクリーンプレート18は、最も浅い溝56を有
し、廃棄端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート
22は、最も深い溝56″を有し、b<d′<d″となるよ
うにされている。溝を深くすれば、それだけ乱流度は高
くなり、この乱流が、特定の溝深さを有するスクリーニ
ングゾーンを流過する繊維懸濁液に誘起される。例えば
深さd″は、深さd′により約0.2〜2.0mm(好ましくは
0.3〜1.2mm)深く、深さd′は、深さdとd″とのほぼ
中間の値である(例えば0.1〜1.0mm)。こうすることに
よって、溝56″により誘起される乱流は、溝56によって
誘起される乱流より、少なくとも10%(好ましくは少な
くとも40%)増大する。他の要素の変更(例えば溝間隔
の変更、又は乱流誘起障害物の付加)も利用される場合
には、必要となる深さの差は極めて僅かな値となる。
市販のプロファイル 成形スクリーンシリンダ(アメ
リカ合衆国特許第4529520号)、又はこれと同等の特許
のシリンダの形状(とりわけアメリカ合衆国特許第4950
402号、第5000842号、4880540号、第5073254号、1991年
5月2日付けで刊行されたPCT出願WO91/05911、中国特
許ZL第92220840.9号、1990年10月26日刊行日本特許出願
Hei第2−264092号。)が、好ましい。しかし、他の形
状を採用することもできる。例えば、Cusiに対するアメ
リカ合衆国特許第2827169号の、起伏を設けた(波形
の)スクリーンプレート等の形状のものも利用すること
ができる。
第5図〜第7図は、溝形状の別の変化形を示したもの
である。この場合は、廃棄端部のスクリーン区画又はス
クリーンプレート22の各溝の下流側壁60、60′、60″の
傾斜角度α、α′、α″が、中間及び入口端部のスクリ
ーン区画又はスクリーンプレート20、18の下流側壁のそ
れより大きくされている。すなわち、α<α′<α″と
されている。傾斜角度α″はスクリーンプレートの包絡
面に対して、事実上直角をなす場合もある。しかし、通
常は、傾斜角度αは約10゜〜30゜、α′は約20゜〜40゜
(角度αより少なくとも約5゜〜10゜大)である。同時
に、各溝の上流側壁58、58′、58″と下流側壁60、6
0′、60″との間に角度β、β′、β″も、変えられて
おり、入口端部のスクリーン区画又はスクリーンプレー
ト18から、廃棄端部のスクリーン区画又はスクリーンプ
レート22へ向かって小さくされている。より急傾斜の下
流側壁60、60′、60″を有する溝によって、廃棄端部で
は、繊維懸濁液により激しい流動化が生ぜめられてい
る。廃棄端部のスクリーン区画又はスクリーンプレート
22には、より小さい開口、つまり孔50が設けられており
(開口46の寸法に比較して)、それによって、屑がスク
リーニング媒体を流過するのが防止されている。
第8図〜第10図に示した成形スクリーン区画又はスク
リーンプレート18、20、22の有利な組合せの場合、溝
(凹所)の深さd、d′、d″は、乱流を増強するた
め、スクリーンシリンダ14の区画18の0.8mmから、中間
区画20の1.0mmを経て、廃棄端部の区画22の1.2mmへの増
大させてある。また、スクリーンシリンダ14の入口端部
から廃棄端部へ向かって、溝の下流側壁60、60′、60″
の傾斜角度α、α′、α″は、35゜から25゜に減少さ
せ、溝の底部62、62′、62″の幅は狭められ、溝間隔
は、1インチ(2.54cm)当たり約7〜9(例えば8)個
の溝から、約5〜7(例えば6)個の溝へと増大させ、
それにより、最適な流体力学的状態が達成されている。
スクリーン開口の幅(特にスロットの場合)は、同時
に、約20〜50%以上、例えば0.35mmから0.15mmへと狭め
られたことにより、廃棄繊維又は屑がスクリーニング媒
体を流過するのが防止されている。
第11図と第12図には、本発明による更に別のスクリー
ンシリンダ14′が示されている。このスクリーンシリン
ダ14′は、2つの異なったスクリーン区画又はスクリー
ンプレートを有している。入口端部のスクリーン区画又
はスクリーンプレート(第11図)は、事実上滑らかな供
給側面41を有し、廃棄端部のスクリーン区画又はスクリ
ーンプレート(第12図)は、成形供給側面41″を有して
いる。
スロット寸法(又は円形孔直径)(例えば、第2図〜
第4図の符号46、48、50)は変えることができ、廃棄端
部のスロットは、入口端部のスロットより、約10〜100
+%(好ましくは約20〜50%)狭くされている。例えば
スロット寸法は、スロット付きスロットプレートの場
合、廃棄端部では約0.1〜0.5mm、例えば0.1〜0.2mm、入
口端部では約0.35〜0.5mmの範囲で変えれらる。また、
本発明によれば、異なる種類のスクリーン開口を組合わ
せることもできる。スクリーンシリンダ14の入口端部の
区画18には、円滑な流れを得るために、ホッパ状の円形
開口を設けることもでき、他方、廃棄端部に隣接する区
画20は、より狭い幅のスロットを設けた、乱流を誘起す
る溝形状を有するようにすることができる。各スロット
の幅は、各円形孔の直径よりかなり小さくする。例えば
廃棄端部の区画20では、スロット50の幅は、入口端部の
区画18の孔46の直径の10〜20%に過ぎない。
精密な表面形状パラメータには関わりなく、本発明に
よれば、入口28近くと出口34近くとの間のスクリーンシ
リンダ14の表面形状の相違によって、スクリーンシリン
ダ表面に乱流を、少なくとも約10%増、好ましくは40%
増、通常は100%以上増の値に増大させることができ
る。差異を最大にした状態では、スクリーンシリンダ表
面形状に起因するスクリーンシリンダ表面の乱流は、入
口28近くでの約2〜4m2/s2(例えば滑らかなシリンダの
場合)から、出口34近くでの約15〜30m2/s2(例えば大
幅に成形されたシリンダの場合)と変化し、言い換える
と、約3.75〜1から約15〜1倍の変化を示す。
付加的な乱流は、種々のロータ形状と、スクリーニン
グゾーン32内の他の要素とによって達せられる。本発明
は、また、水平に配置されたシリンダ又は平らなスクリ
ーンプレートを有するスクリーンにも利用できる。本発
明は、また、スクリーンシリンダの外側から内側へ合格
繊維流を流下させるスクリーンシリンダを有するスクリ
ーンや、互いに同軸的に配置された複式スクリーンシリ
ンダを有するスクリーンにも利用できる。スクリーンシ
リンダ廃棄端部の乱流誘起溝又は流れ障害物が、その底
部に2個以上のスロット又は円形孔の列を有するように
するか、又は乱流を誘起する溝が孔又はスロットを有さ
ないようにすることもできる。
以上、本発明を、現時点で最も実際的かつ好適流れ実
施例について説明したが、本発明は、開示した実施例に
ついて限定されるものではなく、添付請求の範囲の枠を
逸脱することなしに、種々の変更態様及び同等の構成が
可能であることは言うまでもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平5−36552(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21D 5/16 D21D 5/02 D21D 5/06 B01D 29/30

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口端部(30)と廃棄端部(36)とを有す
    るスクリーンハウジング(12)内に配置されたスクリー
    ニング媒体を使用して繊維懸濁液をスクリーニングする
    方法であって、前記スクリーニング媒体がスクリーン開
    口(46、48、50)を有するようにし、スクリーニング媒
    体の供給側(42)を、繊維懸濁液の入口(28)と廃棄出
    口(34)とに接続し、スクリーニング媒体の出口側(4
    0)を採取繊維出口(38)に接続しつつ、 (a)繊維懸濁液をハウジングの入口端部へ導入し、ス
    クリーニング媒体の供給側と流れ接触させ、スクリーニ
    ング媒体の開口が、採取繊維をスクリーニング媒体の出
    口側へ流過させ、採取後懸濁液は廃棄出口へ流れるよう
    にする段階と、 (b)廃棄出口を介して、採取後懸濁液をハウジングか
    ら排出する段階と、 (c)採取繊維出口を介して、採取繊維をハウジングか
    ら排出する段階とを有する形式のものにおいて、 ハウジングの入口端部(30)に比較して、ハウジングの
    廃棄端部(36)に隣接するスクリーニング媒体供給側
    に、異なる表面形状に形成し、それによって、入口端部
    に隣接する区画の乱流と比較して、廃棄端部に隣接する
    スクリーニング媒体供給側(42)のスクリーン表面近く
    での繊維懸濁液の乱流誘起能力を増大させることを特徴
    とする、繊維懸濁液をスクリーニングする方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、入口端部
    (30)に隣接するスクリーニング媒体の区画での繊維懸
    濁液の乱流に比較して、廃棄端部(36)に隣接するスク
    リーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流が、少なく
    とも約10%増となることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法において、入口端部
    (30)に隣接するスクリーニング媒体の区画での繊維懸
    濁液の乱流に比較して、廃棄端部(36)に隣接するスク
    リーニング媒体の区画での繊維懸濁液の乱流が、少なく
    とも約100%の増となることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の方法において、入口端部
    (30)に隣接する供給側表面(42)には第1表面形状
    を、また廃棄端部(36)に隣接する供給側表面(42″)
    には、より著しい乱流を誘起する第2表面形状を設ける
    ことによって実施されることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の方法において、第1表面形
    状が第1深さの溝(56)を備え、溝底部に隣接してスク
    リーン開口(46)が設けられ、第2表面形状が第2深さ
    (d″)を有するようにし、更に、第1深さより、約0.
    2〜2.0mm深い第2深さであることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載の方法において、第2表面形
    状のスクリーン開口(48,50)が、第1表面形状のスク
    リーン開口(46)より、約20〜50%狭い幅又は直径を有
    することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】請求項4記載の方法において、第1及び第
    2の表面形状のそれぞれが、繊維懸濁液の流れ方向に対
    し事実上直角の上流壁部(58、58′、58″)と、凹所
    と、凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に
    延びる下流壁部とによって形成される表面形状を有して
    おり、更に、第2表面形状の角度αを第1表面形状の角
    度より少なくとも約10%だけ大きくすることを特徴とす
    る方法。
  8. 【請求項8】請求項4記載の方法において、第1表面形
    状が、第1溝間隔を有する溝(56)を備え、第2表面形
    状が、第2溝間隔有する溝(56′、56″)備え、更に、
    第2溝間隔を、第1溝間隔より、少なくとも約10%広く
    することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】請求項4記載の方法において、第1及び第
    2の表面形状のそれぞれが、繊維懸濁液の流れ方向に対
    し事実上直角の上流壁部(58、58′、58″)と、凹所
    と、凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸進的に
    延びる下流壁部(60、60′、60″)とによって形成さ
    れ、1インチ(2.54cm)当たり一定数の溝を有してお
    り、更に、1インチ当たりの溝数が、第1表面形状から
    第2表面形状へ向かって減少し、また角度αが、第1表
    面形状から第2表面形状部へ向かって減少することを特
    徴とする方法。
  10. 【請求項10】繊維懸濁液をスクリーニングするスクリ
    ーンシリンダであって、長軸線と、 複数の開口(46、48、50)と、 円筒形供給側表面(42、42′、42″)と、 円筒形出口側(40)表面と、 前記長軸線に沿った前記双方の表面の第1端部及び第2
    端部とを有する形式のものにおいて、 前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面近くに繊
    維懸濁液乱流を誘起する第1能力を備えた滑らかな、又
    は成形された供給側表面(42)を有する前記供給側表面
    の第1表面形状と、 前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面近くに繊
    維懸濁液乱流を誘起する第2能力を有する成形された供
    給側表面(42″)を備えた前記供給側表面の第2表面形
    状とを有し、前記第2能力が、前記第1能力より大であ
    ることを特徴とする、繊維懸濁液をスクリーニングする
    スクリーンシリンダ。
  11. 【請求項11】請求項10記載のスクリーンシリンダにお
    いて、前記第1と第2の表面形状の間に、前記供給側表
    面の少なくとも1つの付加成形部が設けられるように
    し、前記少なくとも1つの付加成形部が、前記第1と第
    2の表面形状の能力の間で、繊維懸濁液乱流を誘起する
    第3の能力を有することを特徴とするスクリーンシリン
    ダ。
  12. 【請求項12】請求項10記載のスクリーンシリンダにお
    いて、前記第1表面形状と前記第2表面形状とが異なる
    ことを特徴とするスクリーンシリンダ。
  13. 【請求項13】請求項10記載のスクリーンシリンダにお
    いて、前記供給側表面の表面形状が、前記第1表面(4
    2)形状から前記第2表面(42″)形状へ変化し、かつ
    また前記第2能力が、前記第1能力より、少なくとも10
    %、好ましくは100%大であることを特徴とするスクリ
    ーンシリンダ。
  14. 【請求項14】請求項10記載のスクリーンシリンダにお
    いて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面(42)
    の第1成形部が、第1深さ(d)を有する溝(56)を備
    え、前記第1スクリーン開口(46)が前記溝の底部に隣
    接しており、 −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面(4
    2″)の第2成形部が、第2深さ(d″)を有する溝を
    備え、前記第1スクリーン開口(50)が、前記溝の底部
    に隣接しており、前記第2深さが、前記第1深さより、
    約0.2〜2.0mm深いことを特徴とするスクリーンシリン
    ダ。
  15. 【請求項15】請求項14記載のスクリーンシリンダにお
    いて、前記第1成形部の溝(56)が、1インチ(2.54c
    m)当たりの第1溝数を有し、前記第2成形部の溝(5
    6″)が、1インチ当たりの第2溝数を有しており、更
    に、前記第2溝数が、前記第1溝数より少ないことを特
    徴とする少ないシリンダ。
  16. 【請求項16】請求項10記載のスクリーンシリンダにお
    いて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面の第1
    成形部が、溝(56)を有しており、この溝が、繊維懸濁
    液の流れ方向に対して事実上直角の上流壁部(58)と、
    凹所、この凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度αで漸
    進的に延びる下流壁部(60)とによって形成される第1
    成形表面形状を有しており、更に、前記第1スクリーン
    開口(46)が、前記凹所から前記出口側表面まで延びて
    おり、また −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面の第2
    成形部が、溝(56″)を有しており、この溝が、繊維懸
    濁液の流れ方向に対して事実上直角の上流壁部(58″)
    と、凹所と、この凹所から次の溝の上流壁部方向へ角度
    α″で漸進的に延びる下流壁部とによって形成される第
    2成形表面形状を有しており、また前記第1スクリーン
    開口(50)が、前記凹所から前記出口側表面まで延びて
    おり、更に角度α″が、角度αより、少なくとも約10゜
    大きいことを特徴とするスクリーンシリンダ。
  17. 【請求項17】請求項10記載のスクリーンシリンダにお
    いて、 −前記第1端部(30)に隣接する前記供給側表面(42)
    の第1成形部が、第1の幅又は直径を有する第1スクリ
    ーン開口(46)を備えた溝(56)を有しており、また、 −前記第2端部(36)に隣接する前記供給側表面(4
    2″)の第2成形部が、第2の幅又は直径を有する第1
    スクリーン開口(50)を有する溝(56″)を有してお
    り、前記第2の幅又は直径が、前記第1の幅又は直径よ
    り、少なくとも約20%小さいことを特徴とするスクリー
    ンシリンダ。
  18. 【請求項18】請求項17記載のスクリーンシリンダにお
    いて、前記開口(46、50)がスロットであり、前記第2
    の幅が、前記第1の幅より約20〜50%狭いことを特徴と
    するスクリーンシリンダ。
  19. 【請求項19】請求項17記載のスクリーンシリンダにお
    いて、第1直径を有する前記の孔が設けられており、前
    記第1直径の約10〜20%の幅を有するスロットが、前記
    第2の幅を有するスロットとして設けられていることを
    特徴とするスクリーンシリンダ。
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