JPH09511470A - 自転車および運動装置のためのペダル機械装置 - Google Patents

自転車および運動装置のためのペダル機械装置

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JPH09511470A
JPH09511470A JP7520793A JP52079395A JPH09511470A JP H09511470 A JPH09511470 A JP H09511470A JP 7520793 A JP7520793 A JP 7520793A JP 52079395 A JP52079395 A JP 52079395A JP H09511470 A JPH09511470 A JP H09511470A
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Abstract

(57)【要約】 自転車のペダルの前方回転により駆動車輪に前進動力を作用させるのに加えて、ペダルの後方回転により駆動車輪に対して前進動力を作用させることを特徴とする自転車の機械構造。さらに好ましくは、一方のペダルの回転方向と逆の方向で他方のペダルが回転することを特徴とする自転車の機械構造。

Description

【発明の詳細な説明】 自転車および運動装置のためのペダル機械装置 本発明は、ペダル駆動装置、特に自転車およびペダル駆動運動装置に関する。 発明の背景 サイクリングは優れた運動である。適度なサイクリングは、脚の筋肉に多量の 血液を供給して心拍数を増大させる点で一般的に身体の健康によい。また、ジョ ギングのように脚部に常時衝撃が加わることもない。 基本的な自転車の構成にあっては、自転車の乗り手がペダル軸に取り付けられ た一対の自転車ペダルを脚足部で駆動することで、ペダル軸は作動され、鎖輪を 介して自転車チェーンにより自転車の後部車輪が駆動される。 前方方向に動く典型的な自転車の乗り手は、自転車ペダルを前方動きの自転車 の車輪と同じ回転方向に回転させるために自転車ペダルに力を作用させる(この 回転方向は“前方方向”として後述する。逆方向の回転方向は“逆方向”として 後述する。自転車の様々な部品の回転方向が時計回りまたは反時計回りとして説 明される。また、自転車の右側面が視点として考慮されているので、全ての図面 は右側面からの自転車およびその部品の視点を示す)。現在使われている典型的 な自転車は逆方向には運転されない。これらの自転車では自転車が前進するとき ペダルを反時計回りに回転することはできるが、そのような動作は自転車の車輪 に動力を与えない。このように、従来の自転車では、前方方向にペダル を回転させることによってのみ自転車の車輪に動力を作用させることができる。 通常、ペダルの下向きのストロークによってのみ動力が後輪に作用するが、自転 車乗りが靴をペダルに留めることはかなりよく行われている。そのとき、ペダル の上向きのストロークでも動力を後輪に作用させることができる。 従来の自転車では、ペダルの逆の動きで自転車の車輪に動力を作用させること はできない。これを改善することにより自転車の運動器具としての価値を高める とともに、別の脚部箇所およびその筋肉を使うことにより長距離サイクリング旅 行での持久力を向上させることに着目した異なる推進方法も提供できるであろう 。 これらの自転車の性能向上のために必要なものは、自転車の乗り手がペダルの 前方方向および逆方向のどちらででも自転車の車輪に前進駆動力を作用させる自 転車の機械装置である。 発明の概要 本発明は自転車の付属品に対して自転車ペダルの前方回転によって自転車駆動 車輪に前進推力を与えるだけでなく、自転車ペダルの逆方向回転によっても自転 車後輪に前進推力を与える。実施例として各ペダルが同時に逆方向に回転するも のであってもよい。 本発明は、使用者が、腿、膝鍵、ふくらはぎ、下腹部、背中、身体の様々な上 部および側面筋肉の調子を整えるために幅広い運動を提供することに適している 。本発明は、通常と逆回転のペダルリング、前方方向への交互のペダルリング、 逆方向への交互のペダルリング、カンガルーあるいはポーゴー棒ペダルリング、 および(前方回転および後方回転を交互におこなう)反対回転ペダルリングを提 供する。 図面の簡単な説明 図1Aは、本発明の第1実施例に係わる断面を部分的に示す自転車フレームお よびクランクシャフトの平面図である。 図1Bは、図1Aの自転車フレームおよびクランクシャフトの側面図である。 図2Aは、本発明の第2実施例に係わる断面を部分的に示す自転車フレームお よびクランクシャフトの平面図である。 図2Bは、図2Aの自転車フレームおよびクランクシャフトの側面図である。 図3Aは、本発明の第2実施例に係わる断面を部分的に示す自転車フレームお よびクランクシャフトの平面図である。 図3Bは、図3Aの自転車フレームおよびクランクシャフトの側面図である。 図4は、図1〜3の実施例において逆ペダルリングのために使用される平歯車 の別の形状を示している。 図5は、自転車のハンドルバーによって前方ペダルリングあるいは逆ペダルリ ング、およびペダルの相対位置を選択する運動モード切換え部分を設けるように 改良した図3Aの実施例の断面を部分的に示す平面図である。 図6は、図5の6−6線で切断された断面図であり、運動モード切換え部分で 使われる位置ディスクおよび制御ディスクの組立て図を示している。 図7は、本発明で実施できる様々なペダルリング位置を示している。 好ましい実施例の詳細な説明 前方ペダルリングまたは逆ペダルリングでの前進動作 図1Aと図1Bは、ペダルの前方回転または逆回転で自転車の前進動作を与え る本発明の第1実施例を示している。この実施例は、通常の自転車に特定の装置 を追加して設けたものである。その追加される装置は、図1A上の点線1内に示 されている。図1Aと1Bは、本発明に関係する通常の自転車の部品を示してい る。左ペダル2と右ペダル3は、それぞれペダルアーム4と5を介してペダルシ ャフト6に取り付けられている。シート管12およびダウン管14は自転車フレ ームを形成している。前車輪8、駆動車輪10、駆動チェーン13およびペダル 鎖輪15は、自転車フレームに取り付けられている。 この実施例において、図1Aに示される伝動装置が追加されるようにペダルシ ャフト6はアダプター29に拡張している。追加される部品は、傘歯車16、1 8および逆傘歯車20である。逆傘歯車20は、傘歯車16、18に一致する歯 車であり、留め金28によりダウン管14に固定されるフレーム26に設けられ た軸受24内で回転する逆傘歯車軸22上を回転する。歯車16は、歯車16を 軸6回りの反時計回り方向に自由に回転させる(すなわち、クランク軸に動力を 作用させることなしに)とともに時計回り方向に軸6と共に回転して軸6を駆動 させる(すなわち、クランク軸に動力を作用させる)一方向回転クラッチ17上 に設けられている。歯車18は、歯車18を軸6回りの時計回り方向に自由に回 転させるとともに反時計回り方向に軸6と共に回転して軸6を駆動させる一方向 回転クラッチ19上に設けられている。歯車16は、ペダル鎖輪15と共に回転 するようファスナー30により固定されている。ペダル腕4、5は軸6に固定さ れており、軸6と共に回転する。ペダル 鎖輪15は、軸受11により軸6上を自由に回転するよう設けられている。 乗り手がペダル2、3を時計回り方向に回転させるとき、ペダル軸6も時計回 り方向に回転する。ペダル軸6の時計回り方向の回転により一方向回転クラッチ 17がペダル軸6に係合し、それによって傘歯車16がペダル軸6と一致して時 計回り方向に回転する。この動作は、時計回りの動きをファスナー30を介して ペダル鎖輪15に伝え、駆動チェーン13、後輪鎖輪、後車輪10に時計回りの 動きを伝える。 傘歯車16の前方回転は、ファスナー30に時計回り方向の回転を伝えること に加えて、傘歯車18を逆傘歯車20を介して反時計回り方向に回転させる。一 方向回転クラッチ19は軸6に係合していないが、軸6が時計回り方向に回転す るとき傘歯車18を反時計回り方向に回転させる。 乗り手がペダル2、3を反時計回り方向に回転させるとき、ペダル軸6も反時 計回り方向に回転する。ペダル軸6の反時計回りの回転により一方向回転クラッ チ19がペダル軸6に係合し、傘歯車18がペダル軸6と一致して反時計回り方 向に回転する。傘歯車18の反時計回り方向の回転は、傘歯車16を逆傘歯車2 0を介して時計回り方向に回転させる。ペダル軸6が反時計回り方向に回転する とき一方向回転クラッチ17はペダル軸6に係合しないので、傘歯車16は時計 回りに回転することができる。この動作は、ペダル軸6が反時計回り方向に回転 するとき、ペダル鎖輪15を軸受11回りで時計回り方向に回転させる。先に説 明したように、傘歯車16の時計回り方向の回転により、ファスナー30、ペダ ル鎖輪15、駆動チェーン13、後輪鎖輪を介して後車輪10は時計回り方向に 回転する。 ペダルが時計回り方向または反時計回り方向に回転するとき、歯車1 8、20の回転から、エネルギまたは自転車の総効率は大きな損失を生じない。 歯車のわずかな損失によって自転車の総効率は減少するが、それほど大きくない 。この歯車の効率減少分は実際上わずかなものであると判断される。 このように、本発明のこの改良により、自転車の乗り手は時計回り方向あるい は反時計回り方向のどちらでもペダルを踏むことができる。この実施例でペダル を踏むことができる方法は、前方ペダルリング、逆ペダルリング、左側はさみ、 および右側はさみである(図7参照)。この様々なペダル回転で脚部とその筋肉 が少し異なる方法で使われることにより、忍耐力が向上され、長距離のサイクリ ング旅行がより快適なものとなるのである。 歯車16、18は、今あるクランクケースの直径内の大きさのものが好ましい 。当業者は、他の装置や大きさの歯車でも代わりになることが分かるであろう。 また、当業者がよく知っている技術を使って歯車に適切な覆いがされるべきであ ろう。 カンガルーストローク 図2Aおよび図2Bは、図1Aおよび図1Bで示される同一部品を使った僅か に異なる実施例を示している。図2Aおよび図2Bは、ペダル位置でのみ図1A および図1Bと異なっている。図2Aおよび図2Bで明白なように、ペダル腕4 、5は互いに平行であり、どちらも自転車前方に向かっている。ペダル腕4、5 は、それぞれペダル軸6に固定されているので互いに平行となっている。 この実施例では、自転車乗りの靴がペダル2、3にしっかり取り付けられるべ きである。ペダル2、3に靴をしっかり取り付けるために、ペダル2、3に直接 ボルト締めする靴のつま先留めや靴のような販売器具 を使うことができる。 自転車を推進するために、自転車乗りはペダル2、3を同時に押し下げ、また ペダル2、3を同時に押し上げる。下向きのストロークおよび上向きのストロー クにより後車輪10に動力が伝達される。特に、自転車乗りがペダル2、3を押 し下げるとき、ペダル腕4、5に固定されているペダル軸6は時計回り方向に回 転する。ペダル軸6の時計回り方向の回転により一方向回転クラッチ17をペダ ル軸6に係合させ、傘歯車16をペダル軸6と一致して時計回り方向に回転させ る。先に説明したように、傘歯車16の時計回り方向の回転によって、ファスナ ー30、ペダル鎖輪15およびチェーン13を介して後車輪10は時計回り方向 に回転する。 自転車乗りがペダル2、3を押し上げるとき、ペダル軸6は反時計回りに回転 する。ペダル軸6の反時計回りの回転により一方向回転クラッチ19をペダル軸 6に係合させ、傘歯車18をペダル軸6と一致して反時計回りに回転させる。傘 歯車18の反時計回りの回転によって、傘歯車16を逆傘歯車20を介して時計 回りに回転させる。ペダル軸6が反時計回りに回転するとき、一方向回転クラッ チ17はペダル軸6に係合しないので、傘歯車16は、反時計回りに回転するペ ダル軸6の回りを時計回りに回転することができる。傘歯車16の時計回りの回 転により、ファスナー30、ペダル鎖輪15、駆動チェーン13を介して後車輪 10は時計回りに回転する。 希望によっては、時計の2時と4時の位置の間でペダルの動きを制限するため に、時計の2時と4時の位置にリミッターを備えることもできる。また、後方お よび前方、時計回り方向または反時計回り方向で脚部動作をするために、リミッ ターを非常に様々な他の位置に設けることができる。これらの多彩な選択位置に より、下腹部、臀部、およびそれら に関係する筋肉のために効果的な運動を行うことができる。本実施例によると、 自転車乗りは、前方平行、後方平行、下揺り椅子(図7参照)のようなモードに より自転車を踏むことができる。 はしご登り 図3Aおよび図3Bは、ペダル2、3を同時に逆方向に回転させ、ペダルを交 互に往復運動させるとき、自転車を前進させる実施例を示している。交互動作は 、各四分円から開始することができる。この実施例は、図1Aおよび図1Bで示 される部品と傘歯車32、34(傘歯車16、18と類似している)を含んでい る。説明上の便宜のためだけに、両歯車対は自転車フレームの右側に示されてい ることに注意すべきである。当業者は、歯車対の一方は自転車の左側に位置させ ることができ、また両歯車対は低いブラケットの覆い(クランクケース)内に位 置させることができることがわかるであろう。逆遊び歯車40は歯車32、34 と一致し、逆遊び歯車40はフレーム26内に設けられた軸受44内で回転する 逆転軸42上を回転する。歯車32はペダル軸6に固定され、歯車34は軸受3 6上をペダル軸6回りに自由に回転する。また右ペダル腕5は、軸受47上のペ ダル軸6回りを自由に回転する。歯車32、34が設けられているため、ペダル 2、3は逆方向に回転する必要がある。歯車32が歯車34に係合しているので 、ペダル2はペダル軸6と同じ方向に回転する一方、ペダル3はペダル軸6の回 転方向と逆方向に回転する。上述のように構成されているため、ペダルの往復運 動によって自転車は前進する。この実施例は、他の脚部の筋肉に加えて臀部およ び大膝腱の筋肉を運動させる脚部動作であるはしご登りを行うのに最適である。 この実施例によって、自転車乗りは、前部交互平行、後部交互平行、下交互半月 、右反対回転、左反対回転、正面はしご登り、後ろはしご登 り、右側双方向、左側双方向(図7参照)のようなモードで自転車のペダル操作 をおこなうことができる。時計の7時と11時の位置、および1時と5時の位置 のそれぞれの間で交互ペダル動きを制限するために、リミッターを備えることも できる。 詳細に説明すると、ペダル腕4が時計回り方向に回転するとき、ペダル腕4に 固定されるペダル軸6も時計回り方向に回転する。この動作により、一方向回転 クラッチ17がペダル軸6に係合し、傘歯車16がペダル軸6と一致して時計回 り方向に回転する。傘歯車16の時計回り方向の回転により、ファスナー30、 ペダル鎖輪15、駆動チェーン13を介して後車輪10は時計回り方向に回転す る。傘歯車16の時計回り方向の回転により、傘歯車18を逆傘歯車20を介し て反時計回り方向に回転させる。ペダル軸6が時計回り方向に駆動されるとき一 方向回転クラッチ19はペダル軸6に係合しないので、傘歯車18は時計回りに 回転するペダル軸6回りを反時計回り方向に回転することができる。 ペダル腕4が反時計回り方向に回転するとき、ペダル軸6は反時計回り方向に 回転する。この動作により、一方向回転クラッチ19がペダル軸6に係合し、傘 歯車18がペダル軸6と一致して反時計回り方向に回転する。傘歯車18の反時 計回り方向の回転により、傘歯車16は逆傘歯車20を介して時計回り方向に回 転する。傘歯車16は、一方向回転クラッチ17がペダル軸6に係合していない ため反時計回り方向に回転するペダル軸6回りを時計回り方向に回転することが できる。歯車16の時計回り方向の回転により、ペダル鎖輪15はファスナー3 0を介して時計回り方向に回転する。ペダル軸6が反時計回り方向に回転する一 方、ペダル鎖輪15は、軸受11回りを時計回り方向に回転することができる。 ペダル鎖輪15の時計回り方向の回転により、駆動チェーン13を介して後車輪 10は時計回り方向に回転する。 ペダル腕5が時計回り方向に回転するとき、ペダル腕5および傘歯車34にし っかり取り付けられたファスナー38を介して傘歯車34も時計回り方向に回転 する。この動作により、傘歯車32は逆傘歯車40を介して反時計回り方向に回 転する。傘歯車32はペダル軸6に固定されているので、ペダル軸6は傘歯車3 2と共に反時計回り方向に回転する。ペダル腕5は軸受47上のペダル軸6回り を回転するので、ペダル軸6はペダル腕5と逆回りに回転する。ペダル軸6の反 時計回り方向の回転によって、一方向回転クラッチ19がペダル軸6に係合し、 それによって、傘歯車18がペダル軸6と一致して反時計回り方向に回転する。 傘歯車18の反時計回り方向の回転により、逆傘歯車20を介して傘歯車16が 時計回り方向に回転する。歯車16の時計回り方向の回転により、鎖輪15およ び駆動チェーン13を介して後車輪10は時計回りに回転する。 ペダル腕5が反時計回り方向に回転するとき、傘歯車34もファスナー38を 介して反時計回り方向に回転する。この動作により、傘歯車32は逆傘歯車40 を介して時計回り方向に回転する。傘歯車32はペダル軸6に固定されているの で、ペダル軸6は時計回り方向に回転する。ペダル軸6の時計回り方向の回転に よって、一方向回転クラツチ17がペダル軸6に係合し、それによって、傘歯車 16およびペダル鎖輪15が時計回り方向に回転する。 このように構成されているため、自転車乗りは、ペダル2、3をそれぞれを使 って交互に時計回り方向および反時計回り方向のストロークで自転車を前進させ ることができる。 歯車34の代わりにペダル腕5をフランジ46に連結させても、前の2つの章 で説明したように両ペダルを同一方向で回転させて自転車を操縦することができ る。フランジ46およびペダル腕4はペダル軸6にし っかり取り付けられているので、ペダル腕4、フランジ46(ペダル腕5がフラ ンジ46に取り付けられているときはペダル腕5)、およびペダル軸6は常に同 一方向に回転する。 サイクリング運動 ミノウラやブラックバーン・コーポレーションが販売しているユニット部品を 自転車の静止運動フレーム上に取り付けることができる。その結果、通常の自転 車を多彩な運動を選択できるエクササイズマシンに改造することができる。 ペダルの相対位置 当業者が注意すべきは、上述の本発明の実施例はすべて、2つのペダルの回転 方向が互いに同一でも逆であっても、2つのペダルは同一速度で回転するという ことである。どちらの場合であっても相対的な開始位置が重要である。これらの 開始位置は、ペダル腕をペダル軸6、歯車34、またはフランジ46上の特定の 相対位置に固定させることによって様々な方法で決めることができる。 ペダル相対位置およびペダル相対回転の遠隔操作 道路で自転車に乗っている間、乗り手の意志でペダルの相対位置およびペダル の相対回転を選択できるようにするのが当然適切である。これは、図5、6に示 されるようにハンドルバー制御をするクラッチ−ケーブルの装置によりなされる 。図5に示されるようにペダル軸と歯車の基本的な構成は図3A、3Bと同じで ある。位置ディスク50、52が、制御ディスク54およびピン56に沿って追 加して設けられる。位置ディスク52は歯車34に取り付けられ、ペダル軸6上 を自由に回転する。 位置ディスク50はペダル軸6に固定されている。ペダル腕5はペダル軸6上を 自由に回転し、滑ることができるように先尖部材58を介して制御ディスク54 に連結される。ペダル軸6に沿う制御ディスク54の軸方向の動きは、ハンドル バー66上に設けられたレバー64を介してシフト機械装置62を遠隔操作する ことよって行われる。ケーブル68は、アクチュエータ64とシフター62の間 を連結する。図6は、制御ディスク54と位置ディスク50の側面図を示してい る。位置ディスク50、52は、ペダル軸の中心軸から等間隔に位置しており、 それぞれ4つの四分円を代表する4つの穴を有している。制御ディスク54は、 互いに180度離れるとともに、位置ディスク50、52の穴にはまる2つのピ ン56を有している。制御ディスク54の縁は、滑べることができる継手63を 介してシフト機械装置62によって特定の位置に保持される。自転車の乗り手が シフター64を動かせるとき、制御ディスク54は軸方向にペダル軸6に沿って 移動する。シフター64が“O”の位置にあるとき、交互ペダリング(右側のペ ダルは、左側のペダルおよびペダル軸の回転方向と逆の回転方向に回転する)の ためにピン56は位置ディスク52の穴にはめられる。この動きは、位置ディス ク52が傘歯車34に固定されているため、位置ディスク52は傘歯車34と同 一方向に回転するためである。ペダル軸6が時計回り方向に回転するとき、傘歯 車34は反時計回り方向に回転し、そのため、位置ディスク52は反時計回り方 向に回転し、さらに制御ディスク54はピン58でペダル腕5に接続されている ので、ペダル腕5は逆時計方向に回転する。シフター64が“S”の位置に動く とき、連続的な前方または逆ペダリング(右側ペダルは、ペダル軸および左側ペ ダルと同一の回転方向に回転する)のために、ピン56は位置ディスク50中に はめられる。位置ディスク50はペダル軸6に固定されているので、位置ディス ク50は ペダル軸6およびペダル腕4と同一方向に回転する。制御ディスク54が位置デ ィスク50に係合して制御ディスク54が位置ディスク50と同一方向に回転す ることによって、ペダル腕5はピン58を介してペダル腕4と同一方向に回転す る。シフター64がニュートラル位置Nにあるとき、ペダルは互いにどんな位置 にでも動くことができる。しかし、シフター64がニュートラル位置Nの位置に あるとき、ペダル腕5は本発明の歯車に対して動力を作用させることはできない 。 選択の多様性 図7は、本発明で利用できる様々なペダリング方法をまとめたものである。 他の歯車構成 本発明の実施例として傘歯車を使ったものを説明したが、この分野の当業者で あれば、多くの他の歯車でも同一の作用効果を有することがわかるであろう。上 述の逆回転の効果を得るために、平歯車が使われてもよい。図4は、平歯車によ って逆回転の効果がどのように引き起こされるかを説明している。駆動軸75は 歯車71に固定されており、歯車71は軸77上を回転する遊び歯車72に係合 している。遊び歯車72は、歯車71、74と比較して大きな幅を有している。 軸78上を回転する遊び歯車73は、歯車74および遊び歯車72に係合してい る。遊び歯車73は、歯車71、74と比較して大きな幅を有している。出力軸 76は歯車74に固定されており、入力軸75と同一の中心を有している。遊び 歯車と歯車71、74との間隔は、それらが互いに連動しないようになっており 、このようにすることで入力軸75および出力軸76間で中心が同一の逆回転を させている。この分野の当業者は、またこれらの 逆回転効果はチェーンおよび鎖輪の構成によっても可能であることが分かるであ ろう。実際、出願人は、最初の実演モデルをチェーンおよび鎖輪の部品を使って 実験して成功している。 上述の説明では多くの限定を行ったが、これらは本発明の範囲の限定であると 解釈すべきでなく、単に本発明の好ましい実施例の例示にすぎない。当業者は、 本発明の権利範囲にあるにもかかわらず多くの他の実施例を思いつくであろう。 したがって、実施例ではなく、法的な範囲である添付の特許請求範囲により発明 の範囲を判断すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年5月23日 【補正内容】 請求の範囲 1.軸を有するペダル軸と、 時計回り又は反時計回りで前記ペダル軸を駆動するよう前記ペダル軸に取り 付けられた複数のペダル腕と、 前記ペダル腕のそれぞれに取り付けられた複数のペダルと、 前記ペダル軸が時計回り方向に駆動されるとき乗物を前進させるとともに、 前記ペダル軸が反時計回り方向に駆動されるとき乗物を前進させる駆動手段と、 を備えたことを特徴とするペダル駆動の乗物。 2.前記駆動手段が、前記軸の回りを回転するよう前記ペダル軸に取り付けられ た第1および第2歯車を有することを特徴とする請求項1記載のペダル駆動の乗 物。 3.前記第1歯車および前記第2歯車が前記軸の回りを逆方向に回転するよう伝 動手段を介して前記第1歯車および前記第2歯車が互いに連結されたことを特徴 とする請求項2記載のペダル駆動の乗物。 4.前記歯車および前記伝動手段は、傘歯車であることを特徴とする請求項3記 載のペダル駆動の乗物。 5.前記歯車および前記伝動手段は、平歯車であることを特徴とする請求項3記 載のペダル駆動の乗物。 6.前記駆動手段は、さらに前記軸の回りを回転するよう取り付けられたペダル 鎖輪を有することを特徴とする請求項3記載のペダル駆動の乗物。 7.前記第1歯車および前記ペダル鎖輪が共に前記軸の回りに回転するよう前記 第1歯車が前記ペダル鎖輪に取り付けられたことを特徴とする請求項6記載のペ ダル駆動の乗物。 8.前記駆動手段が、さらに前記ペダル鎖輪の時計回り方向の回転に応 じて乗物を前進駆動する手段を有することを特徴とする請求項7記載のペダル駆 動の乗物。 9.前記第1歯車が前記ペダル軸の反時計回り方向に回転自在であるとともに、 前記乗物に駆動力が作用するとき前記ペダル軸と共に時計回り方向に回転し該ペ ダル軸により駆動されるよう、クラッチ手段により前記第1歯車が前記ペダル軸 に取り付けられたことを特徴とする請求項3記載のペダル駆動の乗物。 10.前記第2歯車が前記ペダル軸の時計回り方向に回転自在であるとともに、前 記乗物に駆動力が作用するとき前記ペダル軸と共に反時計回り方向に回転し該ペ ダル軸により駆動されるよう、クラッチ手段により前記第2歯車が前記ペダル軸 に取り付けられたことを特徴とする請求項9記載のペダル駆動の乗物。 11.前記ペダル腕の一つにより駆動されるとともに、前記ペダル軸に回転自在に 取り付けられた第3歯車と、 前記ペダル軸に固定された第4歯車と、 前記第3歯車および前記第4歯車を前記軸回りで逆方向に回転させるよう前 記第3歯車および前記第4歯車を連結する伝動手段と、を有することを特徴とす る請求項10記載のペダル駆動の乗物。 12.前記歯車および前記伝動手段は、傘歯車であることを特徴とすることを特徴 とする請求項11記載のペダル駆動の乗物。 13.前記歯車および前記伝動手段は、平歯車であることを特徴とすることを特徴 とする請求項11記載のペダル駆動の乗物。 14.前記駆動手段が、さらに、 前記ペダル軸に回転自在に取付けられたペダル鎖輪と、 前記第1歯車および前記ペダル鎖輪が前記ペダル軸の回りを共に回転するよ う前記第1歯車を前記ペダル鎖輪に固定する手段と、を有 することを特徴とする請求項10記載のペダル駆動の乗物。 15.前記ペダル腕の一つが前記ペダル軸に対し回転自在に取り付けられ、さらに 、 該ペダル腕の一つが前記ペダル軸の回りを反時計回り方向に回転するのに対 応して前記ペダル軸を時計回り方向に駆動するとともに、該ペダル腕の一つが前 記ペダル軸の回りを時計回り方向に回転するのに対応して前記ペダル軸を反時計 回り方向に駆動する逆転手段、を有することを特徴とする請求項1記載のペダル 駆動の乗物。 16.前記ペダル軸を前記ペダル腕の一つと同一方向に回転させるよう該ペダル腕 の一つを前記ペダル軸に選択的に連結し、あるいは、 前記ペダル軸に前記ペダル腕の一つと逆方向の回転を生じさせるよう前記ペ ダル腕の一つを前記逆転手段に連結する手段をさらに有することを特徴とする請 求項15記載のペダル駆動の乗物。 17.ペダル軸と、 一方の端部が前記ペダル軸に取付けられた左ペダル腕と、 一方の端部が前記ペダル軸に取付けられた右ペダル腕と、 前記左ペダル腕に取付けられた左ペダルと、 前記右ペダル腕に取付けられた右ペダルと、 反時計回り方向では前記ペダル軸の回りに回転自在であるとともに、時計回り方 向では前記ペダル軸と共に回転して前記ペダル軸により駆動されるよう、一方向 回転クラッチにより前記ペダル軸に取り付けられた第1歯車と、 時計回り方向では前記ペダル軸の回りに回転自在であるとともに、 反時計回り方向では前記ペダル軸と共に回転して前記ペダル軸により駆動さ れるよう、一方向回転クラッチにより前記ペダル軸に取り付けられた第2歯車と 、 前記第1および第2歯車を前記ペダル軸の回りで逆方向に回転させるよう前 記第1および第2歯車を連結する第3歯車と、を備えたことを特徴とするペダル 駆動の乗物。 18.前記右ペダル腕が前記ペダル軸に回転自在に取り付けられ、さらに、前記右 ペダル腕に固定され前記ペダル軸に回転自在に取り付けられた第4歯車と、 前記ペダル軸に固定された第5歯車と、 前記第4歯車および前記第5歯車を前記ペダル軸の軸回りで逆方向に回転さ せるよう前記第4歯車および前記第5歯車を連結する第6歯車と、 前記右ペダル腕を前記第4歯車と共に回転し前記第4歯車を駆動するよう連 結する連結手段と、を有することを特徴とする請求項17記載のペダル駆動の乗 物。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年12月13日 【補正内容】 請求の範囲 1.軸を有するペダル軸と、 時計回り又は反時計回りで前記ペダル軸を駆動するよう前記ペダル軸に取り 付けられた複数のペダル腕と、 前記ペダル腕のそれぞれに取り付けられた複数のペダルと、 駆動チェーンと、 前記ペダル軸が時計回り方向に駆動されるとき前記駆動チェーンの一方向の 回転により乗物に前進力を伝達するとともに、前記ペダル軸が反時計回り方向に 駆動されるとき前記駆動チェーンの一方向の回転により乗物に前進力を伝達する 駆動手段と、を備えたことを特徴とする自転車のようなペダル駆動の乗物。 2.前記駆動手段が、前記軸の回りを回転するよう前記ペダル軸に取り付けられ た第1および第2歯車を有することを特徴とする請求項1記載のペダル駆動の乗 物。 3.前記第1歯車および前記第2歯車が前記軸の回りを逆方向に回転するよう前 記第1歯車および前記第2歯車を互いに連結する伝動手段を有することを特徴と する請求項2記載のペダル駆動の乗物。 4.前記歯車および前記伝動手段は、傘歯車であることを特徴とする請求項3記 載のペダル駆動の乗物。 5.前記歯車および前記伝動手段は、平歯車であることを特徴とする請求項3記 載のペダル駆動の乗物。 6.前記駆動手段は、さらに前記軸の回りを回転するよう前記ペダル軸に取り付 けられたペダル鎖輪を有することを特徴とする請求項3記載のペダル駆動の乗物 。 7.前記第1歯車および前記ペダル鎖輪が共に前記軸の回りに回転する よう前記第1歯車が前記ペダル鎖輪に取り付けられたことを特徴とする請求項6 記載のペダル駆動の乗物。 8.前記駆動手段が、さらに前記ペダル鎖輪の時計回り方向の回転に応じて乗物 を前進駆動する手段を有することを特徴とする請求項7記載のペダル駆動の乗物 。 9.前記第1歯車が前記ペダル軸の前記反時計回り方向に回転自在であるととも に、前記乗物に駆動力が作用するとき前記ペダル軸と共に前記時計回り方向に回 転し該ペダル軸により駆動されるよう前記第1歯車を前記ペダル軸に取り付ける クラッチ手段をさらに有することを特徴とする請求項3記載のペダル駆動の乗物 。 10.前記第2歯車が前記ペダル軸の前記時計回り方向に回転自在であるとともに 、前記乗物に駆動力が作用するとき前記ペダル軸と共に前記反時計回り方向に回 転し該ペダル軸により駆動されるよう前記第2歯車を前記ペダル軸に取り付ける クラッチ手段をさらに有することを特徴とする請求項9記載のペダル駆動の乗物 。 11.前記ペダル腕の一つにより駆動されるとともに、前記ペダル軸に回転自在に 取り付けられた第3歯車と、 前記ペダル軸に固定された第4歯車と、 前記第3歯車および前記第4歯車を前記軸回りで逆方向に回転させるよう前 記第3歯車および前記第4歯車を連結する伝動手段と、を有することを特徴とす る請求項10記載のペダル駆動の乗物。 12.前記歯車および前記伝動手段は、傘歯車であることを特徴とすることを特徴 とする請求項11記載のペダル駆動の乗物。 13.前記歯車および前記伝動手段は、平歯車であることを特徴とすることを特徴 とする請求項11記載のペダル駆動の乗物。 14.前記駆動手段が、さらに、 前記ペダル軸に回転自在に取付けられたペダル鎖輪と、 前記第1歯車および前記ペダル鎖輪が前記ペダル軸の回りを共に回転するよ う前記第1歯車を前記ペダル鎖輪に固定する手段と、を有することを特徴とする 請求項10記載のペダル駆動の乗物。 15.前記ペダル腕の一つが前記ペダル軸に対し回転自在に取り付けられ、さらに 、 該ペダル腕の一つが前記ペダル軸の回りを反時計回り方向に回転するのに対 応して前記ペダル軸を時計回り方向に駆動するとともに、 該ペダル腕の一つが前記ペダル軸の回りを時計回り方向に回転するのに対応 して前記ペダル軸を反時計回り方向に駆動する逆転手段、を有することを特徴と する請求項1記載のペダル駆動の乗物。 16.前記ペダル軸を前記ペダル腕の一つと同一方向に回転させるよう該ペダル腕 の一つを前記ペダル軸に選択的に連結し、あるいは、 前記ペダル軸に前記ペダル腕の一つと逆方向の回転を生じさせるよう前記ペ ダル腕の一つを前記逆転手段に連結する手段をさらに有することを特徴とする請 求項15記載のペダル駆動の乗物。 17.ペダル軸と、 第1端部と第2端部を有するとともに該第1端部が前記ペダル軸に取付けら れた左ペダル腕と、 第1端部と第2端部を有するとともに該第1端部が前記ペダル軸に取付けら れた右ペダル腕と、 前記左ペダル腕の前記第2端部に取付けられた左ペダルと、 前記右ペダル腕の前記第2端部に取付けられた右ペダルと、 第1歯車と、 反時計回り方向では前記第1歯車を前記ペダル軸の回りに回転自在にすると ともに、時計回り方向では前記第1歯車を前記ペダル軸と 共に回転させて前記ペダル軸により前記第1歯車が駆動されるように前記第1歯 車を前記ペダル軸に取り付ける第1一方向回転クラッチと、 第2歯車と、 時計回り方向では前記第2歯車を前記ペダル軸の回りに回転自在にするとと もに、反時計回り方向では前記第2歯車を前記ペダル軸と共に回転させて前記ペ ダル軸により前記第2歯車が駆動されるように前記第2歯車を前記ペダル軸に取 り付ける第2一方向回転クラッチと、 前記第1歯車および前記第2歯車を前記ペダル軸の回りで逆方向に回転させ るよう前記第1歯車および前記第2歯車を連結する第3歯車と、を備えたことを 特徴とする自転車のようなペダル駆動の乗物。 18.前記右ペダル腕が前記ペダル軸に回転自在に取り付けられ、さらに、 前記右ペダル腕に固定され前記ペダル軸に回転自在に取り付けられた第4歯 車と、 前記ペダル軸に固定された第5歯車と、 前記第4歯車および前記第5歯車を前記ペダル軸の軸回りで逆方向に回転さ せるよう前記第4歯車および前記第5歯車を連結する第6歯車と、 前記右ペダル腕を前記第4歯車と共に回転し前記第4歯車を駆動するよう連 結する連結手段と、を有することを特徴とする請求項17記載のペダル駆動の乗 物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BR,BY,CA,C N,CZ,EE,FI,HU,JP,KR,LT,LV ,MX,NO,NZ,PL,RU,SI,SK,UA, US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.軸を有するペダル軸と、 時計回り又は反時計回りで前記ペダル軸を駆動するよう前記ペダル軸に取り 付けられた複数のペダル腕と、 前記ペダル腕のそれぞれに取り付けられた複数のペダルと、 前記ペダル軸が時計回り方向に駆動されるとき乗物を前進させるとともに、 前記ペダル軸が反時計回り方向に駆動されるとき乗物を前進させる駆動手段と、 を備えたことを特徴とするペダル駆動の乗物。 2.前記駆動手段が、前記軸の回りを回転するよう前記ペダル軸に取り付けられ た第1および第2歯車を有することを特徴とする請求項1記載のペダル駆動の乗 物。 3.前記第1歯車および前記第2歯車が前記軸の回りを逆方向に回転するよう伝 動手段を介して前記第1歯車および前記第2歯車が互いに連結されたことを特徴 とする請求項2記載のペダル駆動の乗物。 4.前記歯車および前記伝動手段は、傘歯車であることを特徴とする請求項3記 載のペダル駆動の乗物。 5.前記歯車および前記伝動手段は、平歯車であることを特徴とする請求項3記 載のペダル駆動の乗物。 6.前記駆動手段は、さらに前記軸の回りを回転するよう取り付けられたペダル 鎖輪を有することを特徴とする請求項3記載のペダル駆動の乗物。 7.前記第1歯車および前記ペダル鎖輪が共に前記軸の回りに回転するよう前記 第1歯車が前記ペダル鎖輪に取り付けられたことを特徴とする請求項6記載のペ ダル駆動の乗物。 8.前記駆動手段が、さらに前記ペダル鎖輪の時計回り方向の回転に応 じて乗物を前進駆動する手段を有することを特徴とする請求項7記載のペダル駆 動の乗物。 9.前記第1歯車が前記ペダル軸の反時計回り方向に回転自在であるとともに、 前記乗物に駆動力が作用するとき前記ペダル軸と共に時計回り方向に回転し該ペ ダル軸により駆動されるよう、クラッチ手段により前記第1歯車が前記ペダル軸 に取り付けられたことを特徴とする請求項3記載のペダル駆動の乗物。 10.前記第2歯車が前記ペダル軸の時計回り方向に回転自在であるとともに、前 記乗物に駆動力が作用するとき前記ペダル軸と共に反時計回り方向に回転し該ペ ダル軸により駆動されるよう、クラッチ手段により前記第2歯車が前記ペダル軸 に取り付けられたことを特徴とする請求項9記載のペダル駆動の乗物。 11.前記ペダル腕の一つにより駆動されるとともに、前記ペダル軸に回転自在に 取り付けられた第3歯車と、 前記ペダル軸に固定された第4歯車と、 前記第3歯車および前記第4歯車を前記軸回りで逆方向に回転させるよう前 記第3歯車および前記第4歯車を連結する伝動手段と、を有することを特徴とす る請求項10記載のペダル駆動の乗物。 12.前記歯車および前記伝動手段は、傘歯車であることを特徴とすることを特徴 とする請求項11記載のペダル駆動の乗物。 13.前記歯車および前記伝動手段は、平歯車であることを特徴とすることを特徴 とする請求項11記載のペダル駆動の乗物。 14.前記駆動手段が、さらに、 前記ペダル軸に回転自在に取付けられたペダル鎖輪と、 前記第1歯車および前記ペダル鎖輪が前記ペダル軸の回りを共に回転するよ う前記第1歯車を前記ペダル鎖輪に固定する手段と、を有 することを特徴とする請求項10記載のペダル駆動の乗物。 15.前記ペダル腕の一つが前記ペダル軸に対し回転自在に取り付けられ、さらに 、 該ペダル腕の一つが前記ペダル軸の回りを反時計回り方向に回転するのに対 応して前記ペダル軸を時計回り方向に駆動するとともに、該ペダル腕の一つが前 記ペダル軸の回りを時計回り方向に回転するのに対応して前記ペダル軸を反時計 回り方向に駆動する逆転手段、を有することを特徴とする請求項1記載のペダル 駆動の乗物。 16.前記ペダル軸を前記ペダル腕の一つと同一方向に回転させるよう該ペダル腕 の一つを前記ペダル軸に選択的に連結し、あるいは、 前記ペダル軸に前記ペダル腕の一つと逆方向の回転を生じさせるよう前記ペ ダル腕の一つを前記逆転手段に連結する手段をさらに有することを特徴とする請 求項15記載のペダル駆動の乗物。 17.ペダル軸と、 一方の端部が前記ペダル軸に取付けられた左ペダル腕と、 一方の端部が前記ペダル軸に取付けられた右ペダル腕と、 前記左ペダル腕に取付けられた左ペダルと、 前記右ペダル腕に取付けられた右ペダルと、 反時計回り方向では前記ペダル軸の回りに回転自在であるとともに、時計回 り方向では前記ペダル軸と共に回転して前記ペダル軸により駆動されるよう、一 方向回転クラッチにより前記ペダル軸に取り付けられた第1歯車と、 時計回り方向では前記ペダル軸の回りに回転自在であるとともに、反時計回 り方向では前記ペダル軸と共に回転して前記ペダル軸により駆動されるよう、一 方向回転クラッチにより前記ペダル軸に取り付けられた第2歯車と、 前記第1および第2歯車を前記ペダル軸の回りで逆方向に回転させるよう前 記第1および第2歯車を連結する第3歯車と、を備えたことを特徴とするペダル 駆動の乗物。 18.前記右ペダル腕が前記ペダル軸に回転自在に取り付けられ、さらに、前記右 ペダル腕に固定され前記ペダル軸に回転自在に取り付けられた第4歯車と、 前記ペダル軸に固定された第5歯車と、 前記第4歯車および前記第5歯車を前記ペダル軸の軸回りで逆方向に回転さ せるよう前記第4歯車および前記第5歯車を連結する第6歯車と、 前記右ペダル腕を前記第4歯車と共に回転し前記第4歯車を駆動するよう連 結する連結手段と、を有することを特徴とする請求項18記載のペダル駆動の乗 物。
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