JPH0951117A - 太陽電池モジュール及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその製造方法

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JPH0951117A
JPH0951117A JP7258519A JP25851995A JPH0951117A JP H0951117 A JPH0951117 A JP H0951117A JP 7258519 A JP7258519 A JP 7258519A JP 25851995 A JP25851995 A JP 25851995A JP H0951117 A JPH0951117 A JP H0951117A
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cell module
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filler
resin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の太陽電池モジュールは、機械的強度の
維持のために金属板等を使用しており、質量が大きく扱
いも不便であるという問題があった。 【解決手段】 太陽電池セル3が透光性プラスチック樹
脂4によって封止され、且つこの透光性プラスチック樹
脂4に、線膨張係数が太陽電池セル3と透光性プラスチ
ック樹脂4との中間の値を有するフィラ5が添加されて
なることを特徴とする。ここで、フィラ5の屈折率は、
透光性プラスチック4内の太陽電池セル3が不可視とな
り、且つ太陽電池セル3の光電変換作用が確保される値
に選択されてなることを特徴とする。また、太陽電池セ
ル3が透光性プラスチック樹脂4によって封止され、且
つ太陽電池セル3の表裏面をフィラを添加したウレタン
樹脂6でコーティングしてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池充電用の2
次電源、または電源を必要とする機器の1次電源として
の太陽電池モジュール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池モジュールは、構造的
に、主にスーパーストレートタイプ、サブストレートタ
イプ及びポッティングタイプの3種類に分類される。以
下、図面を参照して従来タイプの太陽電池モジュールに
ついて説明する。図11及び図12は代表的なスーパー
ストレートタイプの太陽電池モジュールの断面図及び斜
視図、図13は代表的なサブストレートタイプの断面
図、図14は代表的なポッティングタイプの断面図を各
々示している。
【0003】まず、図11及び図12に示すスーパース
トレートタイプの太陽電池モジュールは、インターコネ
クタ101によって直列または並列に接続された太陽電
池セル102が透明樹脂103内に封止されている。こ
の透明樹脂103は、透明白板強化ガラス等からなるフ
ロントカバー104と耐候性フィルム等からなるバック
カバー105によってラミネートされ(挟まれ)、積層
板106を構成している。そして、この積層板106が
アルミニウム等でできた枠107に取り付けられてい
る。この枠107は、太陽電池モジュールを一般に架台
と呼ばれる金属、強化プラスチック、木材等で作られた
構造体に取り付け、固定する際に使用されるものであ
る。取り付けにおいては、太陽電池モジュールを支える
枠107に設けられた孔部(図示せず)と架台に設けら
れた孔部にボルトを通す等によって両者を固定する。
【0004】このスーパーストレートタイプの太陽電池
モジュールは、比較的容量の大きい屋外機器の電源用と
して使用されている。
【0005】次に、図13に示すサブストレートタイプ
の太陽電池モジュールは、インターコネクタ101によ
って直列または並列に接続された太陽電池セル102が
透明樹脂103内に封止されている。この透明樹脂10
3は、透明耐候性フィルム等からなるフロントカバー1
08と、アルミニウム板等からなる金属板109によっ
てラミネートされて(挟まれて)いる。このサブストレ
ートタイプの太陽電池モジュールは、主に比較的容量の
小さい機器の電源用として使用されている。
【0006】また、図14に示すポッティングタイプの
太陽電池モジュールは、インターコネクタ101によっ
て直列または並列に接続された太陽電池セル102が透
明プラスチックの容器110内に透明樹脂103によっ
て封止されている。このポッティングタイプの太陽電池
モジュールは主に、小さい容量の機器の電源用として使
用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来のスーパーストレートタイプまたはサブストレ
ートタイプの太陽電池モジュールは、機械的な強度を維
持するためにガラスまたはアルミニウム等の板を使用し
ており、或は、太陽電池モジュールを外部に設置するた
めのアルミニウム等からなる枠107を構成材料として
採用するために、全体の重量が大きくなるという問題点
があった。
【0008】また、従来のポッティングタイプの太陽電
池モジュールも、太陽電池セルを収納するスペースを確
保した上で、プラスチックケースで充分な機械的強度を
維持する必要上、プラスチックケースの重量が大きくせ
ざるを得ないという問題点があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、軽量で且つ充分
な機械的強度も有する実使用性に優れた太陽電池モジュ
ールを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の太陽電池モジュールは、太陽電池
セルが透光性プラスチック樹脂によって封止され、且つ
前記透光性プラスチック樹脂に、線膨張係数が前記太陽
電池セルと前記プラスチック樹脂との中間の値を有する
フィラが添加されてなることを特徴とする。
【0011】ここで、請求項2に記載のように、前記フ
ィラの屈折率は、前記透光性プラスチックと略同一の屈
折率が選択されてなることを特徴とする。
【0012】また、請求項3に記載のように、前記フィ
ラの屈折率は、前記透光性プラスチック内の太陽電池セ
ルが準不可視となり、且つ太陽電池セルの光電変換作用
が確保される値に選択されてなることを特徴とする。
【0013】また、請求項4に記載のように、太陽電池
セルが透光性プラスチック樹脂によって封止され、且つ
前記太陽電池セルは表裏面がウレタン樹脂によってコー
ティングされてなることを特徴とする。
【0014】ここで、請求項5に記載のように、前記ウ
レタン樹脂に、線膨張係数が前記太陽電池セルと前記ウ
レタン樹脂との間の値を有するフィラが添加されてなる
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項6として、請求項1乃至5の
いづれかに記載の太陽電池モジュールにおいて、前記太
陽電池セルと、該太陽電池セルの表裏の少なくとも片面
側に太陽電池セル表面から離間して並行配置された平面
状のガラス繊維とが、前記透光性プラスチック樹脂によ
って一体的に封止されてなることを特徴とする。
【0016】また、請求項7として、請求項1乃至6の
いづれかに記載の太陽電池モジュールの周縁部に透光性
プラスチック樹脂からなる枠体が設けられ、前記枠体は
該枠体を構成する透光性プラスチック樹脂と異なった屈
折率を有するフィラが添加されてなることを特徴とす
る。
【0017】請求項8として、請求項1乃至7のいづれ
かに記載の太陽電池モジュールにおいて、前記フィラは
ガラスフィラであることを特徴とする。
【0018】請求項9として、請求項1乃至7のいづれ
かに記載の太陽電池モジュールにおいて、前記フィラは
着色されたガラスフィラであることを特徴とする。
【0019】また、請求項10として、請求項1乃至9
のいづれかに記載の太陽電池モジュールにおいて、前記
透光性プラスチック樹脂の厚み方向に略垂直で、一端が
前記太陽電池モジュールの平面部より突出するととも
に、他端が前記太陽電池セルに接続される出力取り出し
用のインターコネクタに接触する出力取り出しピンが設
けられてなることを特徴とする。
【0020】ここで、請求項11として請求項10に記
載の太陽電池モジュールにおいて、前記出力取り出しピ
ンの内、前記透光性プラスチック内の出力取り出しピン
設置部分にはネジ切り部が形成されてなることを特徴と
する。
【0021】また、請求項12として、請求項4または
5のいづれかに記載の太陽電池モジュールの製造方法に
おいて、前記ウレタン樹脂を溶剤によって希釈する工程
と、希釈後のウレタン樹脂をスプレーガンによって太陽
電池セルの表裏面に吹き付けてコーティングを行う工程
とを含むことを特徴とする。
【0022】また、請求項13として、請求項10また
は11のいづれかに記載の太陽電池モジュールの製造方
法において、プラスチック樹脂注入用の内部が太陽電池
モジュールの外形をなすとともに、前記太陽電池モジュ
ールの出力取り出し用のインターコネクタと対向する箇
所に、予め着脱可能な孔部形成用アタッチメントが設け
られた成形用型を備え、前記成形用型の内部に、前記出
力取り出し用のインターコネクタが前記孔部形成用アタ
ッチメントと接触するように太陽電池構成部品を配置し
て、プラスチック樹脂を注入し硬化させる工程と、硬化
したプラスチック樹脂を成形用型から取り外し、前記ア
タッチメントを前記プラスチック樹脂から抜き取る工程
と、前記アタッチメントを抜き取った後の孔部に、出力
取り出しピンを挿入する工程とを、有することを特徴と
する。
【0023】上記各請求項の作用について、以下説明す
る。
【0024】請求項1によれば、透光性プラスチック樹
脂に、線膨張係数が太陽電池セルと透光性プラスチック
樹脂の間にあるフィラを添加しているので、太陽電池セ
ルと樹脂間の密着性を向上することができ、温度変化の
大きい屋外等での使用においても剥離を防止できる。こ
れによって、全体がプラスチックで構成された非常に軽
量な太陽電池モジュールを実現できる。
【0025】請求項2によれば、フィラの屈折率を透光
性プラスチック樹脂と略同一としているので、フィラを
添加してもプラスチック樹脂の透明度を確保でき、光電
変換効率が低下することを回避できる。
【0026】請求項3によれば、フィラの屈折率の選択
によって、樹脂内の太陽電池セルが準不可視となり、且
つ光電変換作用が確保されるようにしているので、例え
ば、太陽電池による電力供給があり、しかも、外観上、
太陽電池セル等は見えないような製品を実現できる。
【0027】請求項4によれば、太陽電池セルの表裏面
にウレタン樹脂をコーティングしているので、太陽電池
セルと透光性樹脂との密着性を向上できる。これによっ
て、全体がプラスチックで構成された非常に軽量な太陽
電池モジュールを実現できる。
【0028】請求項5によれば、請求項4の構造のウレ
タン樹脂にフィラを添加することによって、より密着性
を強化できる。
【0029】請求項6によれば、上記プラスチック構成
の太陽電池モジュールの機械的強度をより向上できる。
【0030】請求項7によれば、太陽電池モジュールの
外縁に枠体を設けているので、モジュール全体の機械的
強度、取り付け性の容易さを実現できる。また、太陽電
池セルを封止している部分を透明にして高い光電変換効
率を確保する一方、枠体には樹脂と屈折率の異なるフィ
ラを添加させて白濁(着色)させて、外部との色調を合
わせることができる。
【0031】請求項8に示すように、フィラとしてガラ
スフィラを用いることによって、屈折率の選択性が比較
的広くとれ、透光性プラスチック樹脂の白濁の度合いを
様々に設定しやすい、という利点がある。
【0032】請求項9に示すように、フィラとして着色
フィラを使用すれば、プラスチック樹脂の色を製品の様
々な色調に合わせることができる。
【0033】請求項10によれば、出力取り出しピンを
モジュール内のインターコネクタに直接接触させるよう
に一体的に構成しているので、部品点数も少なく、全体
の構成を簡易にできる。
【0034】請求項11のように、出力取り出しピンに
ネジ切り部を設けることによって、ピンとプラスチック
樹脂との密着性を向上できる。
【0035】請求項12によれば、ウレタン樹脂のコー
ティングをスプレーガンの吹き付けによって行えるの
で、工程が容易な上コーティング厚みを薄くでき、太陽
電池セルと透光性プラスチック樹脂との密着性の向上に
寄与できる。
【0036】請求項13によれば、予め孔部形成用アタ
ッチメントを設けておくことによって、出力取り出しピ
ンを挿入、固定するための孔部を太陽電池モジュールの
形成時に作りつけることができるので、製造工程の簡略
化を図れる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例について、
図1を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る太陽電池モジュールの断面図である。図1における太
陽電池モジュール1は、インターコネクタ2で接続され
た複数の太陽電池素子3が、透光性プラスチック樹脂4
(ここでは、不飽和ポリエステル樹脂を使用した場合で
説明する)によって封止されている。
【0038】ここで、太陽電池素子3を単に透光性プラ
スチック樹脂4によって封止するだけでは、透光性プラ
スチック樹脂4の線膨張係数(不飽和ポリエステル樹脂
の場合は約10×10-6/℃)と太陽電池素子3の線膨
張係数(約2×10-6/℃)との差異が大きいために、
特に温度変化の大きい屋外等においては両者間の剥離が
生じるといった問題が考えられる。そこで、この問題を
防止するために本実施例では透光性プラスチック樹脂4
に、線膨張係数が太陽電池セル3と透光性プラスチック
樹脂4との間の値を有するガラスフィラ5を添加してい
る。
【0039】本実施例によれば、プラスチック樹脂のみ
で太陽電池モジュールの外形を構成しているので、全体
を軽量にできる。従来構造の太陽電池モジュールと比較
すると、例えば図11に示す従来のスーパーストレート
タイプの太陽電池モジュールはガラス等からなるフロン
トカバー104を、また、図13に示すサブストレート
タイプの太陽電池モジュールはアルミニウム等からなる
金属板109を有しているので、重量が大きく、また、
図14に示すポッティングタイプの太陽電池モジュール
は容器110でモジュール強度を確保させる必要上、厚
み等を充分とらなければならず、やはり重量が大きくな
っていた。この点、本実施例の構造は、基本的にプラス
チック樹脂のみで構成しているので、従来に比較して全
体の重量を非常に軽量化できる。
【0040】ところで、本実施例において、ガラスフィ
ラ5の屈折率を選択することによって、透光性プラスチ
ック樹脂4の透光性を確保したり、白濁させる等が可能
となる。通常、太陽電池セル周辺は光電変換のため光を
通す必要性から、透明度を確保しておくというのが一般
的な通念であるが、発明者は、透光性プラスチック樹脂
4の白濁の程度によっては完全に非透過とはならず、光
電変換効果を確保することが可能であることを見いだし
た。
【0041】そして、この作用を有効に活用することに
よって、例えば、外観状、太陽電池素子やインターコネ
クタを見えないようにした上で、且つ太陽電池としての
機能をも持たせることが可能となった(当然ながら光電
変換効率はプラスチック樹脂を白濁させない場合に比較
して若干低下するものの、太陽電池モジュールを組み込
む製品として特に大きな変換効率を要しない限り、問題
は生じない)。
【0042】以下に、透光性プラスチック樹脂4(不飽
和ポリエステル樹脂;屈折率が1.553)にガラスフ
ィラを添加した場合のプラスチックの白濁状態を示す。
【0043】
【表1】
【0044】表1に示すように、例えば屈折率が1.4
60のガラスフィラを50%混合すると、成型されたプ
ラスチックはガラスフィラを混合しない場合の透過率の
約1/2(54.8%)となる。
【0045】なお、透光性プラスチック樹脂4として
は、不飽和ポリエステル樹脂の他に、例えばアクリル樹
脂も使用できる。
【0046】以上のように、太陽電池によって供給され
る電力を必要とするが、外観上、太陽電池素子等を見え
ないようにしたい製品に、この太陽電池モジュールは極
めて有効である。しかも、この太陽電池モジュールは上
述のように非常に軽量なので、例えばハンディタイプの
携帯用端末機器等の製品に特に有効である。
【0047】以上、屈折率の異なるガラスフィラの添加
によって白濁させる場合を説明したが、着色されたガラ
スフィラを使用しても同等の効果をもたらすことが可能
である。着色ガラスフィラを使用すれば、太陽電池モジ
ュールを組み込む製品等の様々な色調との対応を図るこ
とができる。
【0048】また、フィラとしては、ガラスフィラに限
らず、樹脂、金属等のフィラも考えられる。しかし、金
属は非光透過性のため不適当であり、樹脂については線
膨張係数の選択性の点で問題がある(線膨張係数が大き
い)ため、実使用上、ガラスフィラを使用するのが適当
である。
【0049】図2は本発明の他の実施例による太陽電池
モジュールの断面図である。本実施例においては、温度
変化による太陽電池セル3と透光性プラスチック樹脂4
間の剥離を防止するために、太陽電池セルの表裏面にウ
レタン樹脂6をコーティングしている。この構造によっ
ても太陽電池セル3と透光性プラスチック樹脂4間の密
着強度を向上させることができる。
【0050】しかし、このウレタン樹脂6のコーティン
グのみでは、温度変化が大きいときには充分な密着性を
確保できるとは言えないため、さらに、ウレタン樹脂6
に線膨張係数が太陽電池セル3とウレタン樹脂6との間
の値を有するガラスフィラ7を添加している。これによ
って、確実な密着性が確保できる。
【0051】ところで、単にガラスフィラを添加するだ
けでは、ウレタン樹脂6の透光性が低下してしまい、太
陽電池モジュールとしての光電変換効率が低下してしま
う。そこで、各種屈折率のガラスフィラを検討したとこ
ろ、以下の表2に示すように屈折率1.460の場合に
良好な透光性を保てることを確認した。ここで、透光性
プラスチック樹脂4としては、図1の場合と同様、屈折
率が1.553の不飽和ポリエステル樹脂を使用してい
る。
【0052】
【表2】
【0053】この図2の構造によれば、図1のように透
光性プラスチック樹脂4にガラスフィラを添加するので
はなく、太陽電池セル3自体をコーティングするウレタ
ン樹脂6のみにガラスフィラ7を添加するので、フィラ
の使用量は図1に比較して少なくて済み、低コストに抑
えることができる。
【0054】また、ウレタン樹脂6のコーティングは以
下のようにして行った。まず、ウレタン樹脂6にガラス
フィラ7を添加し、次いでイソプロピルアルコール、ト
ルエンを1:1:1の配合比で混合、希釈する。そし
て、この溶剤で希釈したウレタン樹脂6をスプレーガン
によって太陽電池セル3の表裏面に吹き付けコーティン
グを行う。次にコーティングが完了した太陽電池セル3
を恒温槽(オーブン)に入れ、ウレタン樹脂6を硬化
(乾燥)させた後、成型工程に移す。
【0055】ここで、溶剤の配合比を上記のように設定
することによって、ウレタン樹脂6の厚みを、100μ
m以下の薄く且つ均一なコーティングとすることができ
る。このようにコーティング厚みを100μm以下にす
ることによって密着性の向上を図れることを確認した。
【0056】図3は図1及び図2の実施例を組み合わせ
た太陽電池モジュールの断面図である。本実施例は、透
光性プラスチック樹脂4及びウレタン樹脂6にそれぞ
れ、ガラスフィラ5及び7を添加した構造である。この
構造によれば、図2の実施例に比較すれば添加するフィ
ラの量は増えるものの、図1及び図2の実施例よりもさ
らにセル−樹脂間の密着性を向上できる。特に、透光性
プラスチック樹脂4及びウレタン樹脂6それぞれに添加
するガラスフィラとして、GA−4(屈折率1.55
2)及びGA−5(屈折率1.46)を使用した場合
に、最も大きな密着性を得ることができた。GA−4及
びGA−5の添加量はそれぞれ20%及び10〜30%
とした。この場合の透光性は約96%である。
【0057】ところで、上記図1乃至図3の太陽電池モ
ジュールは単品でも様々な製品への組み込みが可能であ
るが、枠体を備えることによって、モジュール品として
の機械的な強度を向上できるとともに、外部への取り付
けを自在にすることもできる。この例を図4及び図5を
参照して説明する。ここでは、図1の太陽電池モジュー
ルを取り上げて説明する。図4に示すように、図1に示
した太陽電池モジュール1の周囲に枠体8を設けてい
る。枠体8は全体の軽量化のために、太陽電池モジュー
ル1と同様、プラスチック樹脂によって成形している。
【0058】図4の枠体を設けた太陽電池モジュールの
製法は、まず、図5に示すような枠体8を、型等(図示
せず)にプラスチック樹脂を注入して予め成型してお
く。この枠体8には、図5に示すように、後に太陽電池
モジュール1を成形するための凹部9が設けられてい
る。次に、この凹部9にインターコネクタ2によって直
列または並列に接続された太陽電池セル3を設置し、こ
の枠体8を別の型等に設置し、別のプラスチック樹脂を
注入することにより、図4の太陽電池モジュールを成型
する。
【0059】この太陽電池モジュールは、全体がプラス
チック樹脂で構成されている上、太陽電池セル3が封止
されている部分の厚みを3mm程度にできるので、非常
に軽量にできる。また、成型された2つのプラスチック
樹脂は一体化されているので、全体の機械的強度が大き
い。
【0060】ところで、この図4の太陽電池モジュール
においても、上述したプラスチックを白濁(着色)させ
る技術を適用できるのは勿論である。図4の太陽電池モ
ジュールは2つのプラスチック樹脂部から構成されてい
るので、例えば太陽電池セルを封止している部分のプラ
スチック樹脂は透明にして高い光電変換効率を確保する
一方、枠体8のみを白濁(着色)させて製品等との色調
を合わせるといったことも可能である。勿論、ある程度
の変換効率が得られる範囲でモジュール1の部分を白濁
(着色)させるようにしてもよい。
【0061】図6は本発明の他の実施例による太陽電池
モジュールの断面図である。基本的な構造は図1に示し
た太陽電池モジュールと同等であるので、ここでは異な
る点のみ説明する。図6の構造は、図1の例と比較する
と、太陽電池セル3の両面にセル表面から離間して並行
配置された平面状のガラス繊維10を、透光性プラスチ
ック樹脂4によって一体的に封止している点が異なって
いる。このガラス繊維10は太陽電池モジュール全体の
強度をより向上させるためのものである。この構造は、
図4に示すような枠体8を設けない単体の太陽電池モジ
ュールであるが、比較的大きな機械的強度を保証でき
る。
【0062】また、11は耐湿性・耐候性フィルムであ
り、より品質向上を図っている。
【0063】図7及び図8は、図1乃至図6に示した太
陽電池素子をプラスチック樹脂に封止した太陽電池モジ
ュールからの出力取り出し構造を示す断面図及び下面図
である。本実施例は、図7に示すように、出力取り出し
ピン12が、太陽電池モジュールの光入射面とは反対面
においてプラスチック樹脂4に対してネジ固定されてい
る。また、出力取り出しピン12の先端とインターコネ
クタ2との間には接触用のバネ13が設けられている。
出力取り出しピンには外部への接続用のケーブル14が
取り付けられている。そして、出力取り出しピン12の
外部露出部を覆う端子ボックス15が設けられている。
【0064】この出力取り出し構造は、例えば以下の製
造方法によって実現できる。まず、図9に示すように、
成型用型16内に太陽電池素子3、インターコネクタ2
等を配置するとともに、成型用型16の出力取り出しピ
ンの取り付け部分にあたる箇所に、外側にネジ切り加工
を施した金属性の孔部形成用アタッチメント17を設け
ておく。次に、孔部形成用アタッチメント17をとりつ
けたまま、成型用型16内にガラスフィラ5を添加した
透光性プラスチック樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)4
を流し込み、硬化させる。硬化後、成型用型16から太
陽電池モジュールを取り外し、先に取り付けておいたア
タッチメントも取り外す。そして、孔部形成用アタッチ
メント17を外した後、この孔部形成用アタッチメント
17と同じサイズのネジ切り加工を施した導電性の出力
取り出しピン12を挿入(ネジ固定)する。ここで、出
力取り出しピンの先端にはインターコネクタとの接触性
を向上させるためのバネ13が取り付けられている。
【0065】この後、出力取り出しピン12に送電用の
ケーブル14をつなぎ、出力取り出しピン12の防湿性
向上のため、端子ボックス15でカバーする。
【0066】以上のように、本実施例によれば、太陽電
池モジュールの製造工程時に出力取り出しピン12を挿
入、固定するための孔部をモジュールに同時に作り込め
る、というメリットがある。従来タイプの太陽電池モジ
ュールにおいては、出力用のインターコネクタを外部接
続するために、別途接続部品を設ける必要があり、部品
点数を多く要するとともに、製造工程数の増加にもつな
がっていた。この点、本実施例によれば、出力端子構造
を簡易な構造とできるとともに、製造工程も簡略化でき
る。
【0067】図10は図7の応用例である。図7の場
合、出力取り出しピン12のネジと透光性プラスチック
樹脂4との嵌合がゆるくなってしまう恐れがあるため、
図10は、出力取り出しピン12を挿入する孔部の周囲
にネジ加工を施した金属性のパイプ18を設けたもので
ある。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、非常に軽量の太陽電池
モジュールを実現できる。また、見かけ上、太陽電池セ
ルやインターコネクタが見えず、しかも光電効果を有す
る、製品組み込み等に有用な太陽電池モジュールを提供
できる。以下、各請求項の効果を示す。
【0069】請求項1によれば、温度変化の大きい屋外
等での使用においても、太陽電池セル及び樹脂間で剥離
の生じない、プラスチック構成の非常に軽量な太陽電池
モジュールを実現できる。
【0070】請求項2によれば、プラスチック樹脂にフ
ィラを添加しても樹脂の透明度を確保でき、光電変換効
率の低下を回避できる。
【0071】請求項3によれば、太陽電池セルによる電
力供給があり、しかも、外観上、太陽電池セル等は見え
ないような太陽電池モジュールを実現できる。
【0072】請求項4によれば、請求項1と同様、プラ
スチック構成の非常に軽量な太陽電池モジュールを実現
できる。
【0073】請求項5によれば、請求項4の構造の太陽
電池モジュールの太陽電池セルと透光性プラスチック樹
脂との密着性をより強化できる。
【0074】請求項6によれば、プラスチック構成の太
陽電池モジュールの強度を向上できる。
【0075】請求項7によれば、太陽電池モジュールの
外縁に枠体を設けているので、モジュール全体の機械的
強度、取り付け性の容易さを実現できる。また、太陽電
池セルを封止している部分を透明にして高い光電変換効
率を確保する一方、枠体には樹脂と屈折率の異なるフィ
ラを添加させて白濁(着色)させることにより、外部と
の色調を合わせることができる。
【0076】請求項8によれば、透光性プラスチック樹
脂の白濁の度合いの設定を容易に行える。
【0077】請求項9に示すように、プラスチック樹脂
の色を白濁させるだけでなく、太陽電池を組み込む製品
の様々な色調に合わせることができる。
【0078】請求項10によれば、出力取り出しピンを
モジュール内のインターコネクタに直接接触させるよう
に一体的に構成しているので、部品点数も少なく、全体
の構成を簡易にできる。
【0079】請求項11によれば、出力取り出しピンに
ネジ切り部を設けることによって、ピンとプラスチック
樹脂との密着性を向上できる。
【0080】請求項12によれば、太陽電池セルに対す
るウレタン樹脂のコーティングを容易に行え、且つコー
ティング厚みを薄くすることができる。
【0081】請求項13によれば、予め孔部形成用アタ
ッチメントを設けておくことによって、出力取り出しピ
ンを挿入、固定するための孔部を太陽電池モジュールの
形成時に作りつけることができるので、製造工程の簡略
化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による太陽電池モジュールの
断面図である。
【図2】本発明の他の実施例による太陽電池モジュール
の断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例による太陽電池モジ
ュールの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例による太陽電池モジュール
の斜視図である。
【図5】図4の太陽電池モジュールの製造方法を説明す
るための斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例による太陽電池モジュール
の断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例による太陽電池モジ
ュールの部分断面図である。
【図8】図7の太陽電池モジュールの下面図である。
【図9】図7の太陽電池モジュールの製造方法を説明す
るための断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例を説明するための
断面図である。
【図11】従来のスーパーストレートタイプの太陽電池
モジュールの部分断面図である。
【図12】図11の太陽電池モジュールの斜視図であ
る。
【図13】従来のサブストレートタイプの太陽電池モジ
ュールの断面図である。
【図14】従来のポッティングタイプの太陽電池モジュ
ールの断面図である。
【符号の説明】
2 インターコネクタ 3 太陽電池セル 4 透光性プラスチック樹脂 5、7 ガラスフィラ 6 ウレタン樹脂 8 枠体 10 ガラス繊維 12 出力取り出しピン 16 成型用型 17 孔部形成用アタッチメント

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池セルが透光性プラスチック樹脂
    によって封止され、且つ前記透光性プラスチック樹脂
    に、線膨張係数が前記太陽電池セルと前記透光性プラス
    チック樹脂との間の値を有するフィラが添加されてなる
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の太陽電池モジュールに
    おいて、前記フィラの屈折率は、前記透光性プラスチッ
    クと略同一の屈折率が選択されてなることを特徴とする
    太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の太陽電池モジュールに
    おいて、前記フィラの屈折率は、前記透光性プラスチッ
    ク樹脂内の太陽電池セルが準不可視となり、且つ太陽電
    池セルの光電変換作用が確保される値に選択されてなる
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 太陽電池セルが透光性プラスチック樹脂
    によって封止され、且つ前記太陽電池セルは表裏面がウ
    レタン樹脂によってコーティングされてなることを特徴
    とする太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の太陽電池モジュールに
    おいて、前記ウレタン樹脂に、線膨張係数が前記太陽電
    池セルと前記ウレタン樹脂との間の値を有するフィラが
    添加されてなることを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいづれかに記載の太陽
    電池モジュールにおいて、前記太陽電池セルと、該太陽
    電池セルの表裏の少なくとも片面側に太陽電池セル表面
    から離間して並行配置された平面状のガラス繊維とが、
    前記透光性プラスチック樹脂によって一体的に封止され
    てなることを特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいづれかに記載の太陽
    電池モジュールの周縁部に透光性プラスチック樹脂から
    なる枠体が設けられ、前記枠体は該枠体を構成する透光
    性プラスチック樹脂と異なった屈折率を有するフィラが
    添加されてなることを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいづれかに記載の太陽
    電池モジュールにおいて、前記フィラはガラスフィラで
    あることを特徴とする太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7のいづれかに記載の太陽
    電池モジュールにおいて、前記フィラは着色されたガラ
    スフィラであることを特徴とする太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいづれかに記載の太
    陽電池モジュールにおいて、前記透光性プラスチック樹
    脂の厚み方向に略垂直で、一端が前記太陽電池モジュー
    ルの平面部より突出するとともに、他端が前記太陽電池
    セルに接続される出力取り出し用のインターコネクタに
    接触する出力取り出しピンが設けられてなることを特徴
    とする太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の太陽電池モジュー
    ルにおいて、前記出力取り出しピンの内、前記透光性プ
    ラスチック内の出力取り出しピン設置部分にはネジ切り
    部が形成されてなることを特徴とする太陽電池モジュー
    ル。
  12. 【請求項12】 請求項4または5のいづれかに記載の
    太陽電池モジュールの製造方法において、 前記ウレタン樹脂を溶剤によって希釈する工程と、希釈
    後のウレタン樹脂をスプレーガンによって太陽電池セル
    の表裏面に吹き付けてコーティングを行う工程とを含む
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8または9のいづれかに記載の
    太陽電池モジュールの製造方法において、 プラスチック樹脂注入用の内部が太陽電池モジュールの
    外形をなすとともに、前記太陽電池モジュールの出力取
    り出し用のインターコネクタと対向する箇所に、予め着
    脱可能な孔部形成用アタッチメントが設けられた成形用
    型を備え、 前記成形用型の内部に、前記出力取り出し用のインター
    コネクタが前記孔部形成用アタッチメントと接触するよ
    うに太陽電池構成部品を配置して、プラスチック樹脂を
    注入し硬化させる工程と、 硬化したプラスチック樹脂を成形用型から取り外し、前
    記アタッチメントを前記プラスチック樹脂から抜き取る
    工程と、 前記アタッチメントを抜き取った後の孔部に、出力取り
    出しピンを挿入する工程とを、有することを特徴とする
    太陽電池モジュールの製造方法。
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