JP3776082B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅用太陽光発電システムに採用して好適な太陽電池モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、例えばJIS C 8918で規定されている太陽電池モジュールの構造別分類体系によると、太陽電池モジュールはスーパーストレートタイプ,サブストレートタイプ及び充填タイプの3種類に分類されるが、ここでは、現在最もよく用いられているスーパーストレートタイプの太陽電池モジュールについて、図8、図9及び図10を参照して説明する。
【0003】
図8は代表的なスーパーストレートタイプ太陽電池モジュールの構造図であり、図9は図8のA面での切断面構造を示す図である。また、図10は図9に示す裏面カバー部材14の部分拡大断面図である。該図から明らかなように、インターコネクタ15によって互いに電気的に直列または並列に配線接続された複数の太陽電池セル11を有し、該太陽電池セル11の受光面側に透光性材料から成る前面カバー部材13を置いてモジュールの支持材とし、その下に透明な充填材料12と裏面カバー部材14を用いて前記複数の太陽電池セル11を封入している。
【0004】
前記透光性の前面カバー部材13としてはガラスが適しており、特に光透過率や耐衝撃強度に優れている白板強化ガラスがよく用いられている。前記透明な充填材料12としては紫外線による光透過率低下の少ないPVB(Poly Vinyl Bu-tylol)や、耐湿性に優れたEVA(Ethylene Vinyl Acetate)などが主に使用されている。また、裏面カバー部材14には、図10にその部分拡大断面を示すように、アルミニウム(Al)などの金属フィルム41をPET(Polyethylenetelephthalate)などの耐候性樹脂フィルム42,43でサンドウィッチした層構造を用い、耐候耐湿性と電気絶縁性を持たせている。
【0005】
さらに、モジュール全体の強度を持たせるため、軽量金属であるアルミニウム(Al)押し出し型材などから成る外枠16,17,18,19を取り付けている。なお、20は該外枠16,17,18,19を組み立てているネジである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の太陽電池モジュールは、1枚の大きな前記透光性前面カバー部材13に、小さい多数の太陽電池セル11を図8のように配列して出力電力を大きくしているが、モジュール1台当たりの発電量を大きくするため、配列される複数の太陽電池セル11の間隙を可能な限り狭くして多数搭載実装するのが通例である。しかるに、図9に示すように、インターコネクタ15によって互いに電気的に特に直列に配線接続された複数の太陽電池セル11は、その隣接する太陽電池セル11を電気絶縁するために、または、直列接続するセルの裏面から次のセルの表面へインターコネクタ15を配置するために、間隙を無視できる程度までに狭くすることが難しく、従来の太陽電池モジュールでは通常約2mm乃至5mmの間隙を必要としていた。このセル間隙に入射する光は発電に寄与せず、これに起因するモジュール搭載セル枚数当たりの太陽電池セル発電効率の低下を避けることができなかった。
【0007】
このモジュール搭載における太陽電池セル発電効率低下を少しでも緩和させるため、本出願人は、既に実開昭62-101247号公報に開示しているように、裏面カバー部材14の光入射側、すなわち、その表面側に散乱反射性を持たせるようにして、間隙に入射する太陽光を散乱反射させて再度前面カバー部材13で反射して太陽電池セル11に到達させることを目的とした太陽電池モジュールも、考案してきた。しかしながら、隣接する太陽電池セル11相互の間隙が、前記したように僅か約2mm乃至5mm程度の間隙では、その効果がほとんど確認されていなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の太陽電池モジュールは、相互にセル間隙を設けて平面状に配置される複数の太陽電池セルと、該複数の太陽電池セルの各受光面側に共通に配置される透光性材料から成る前面カバー部材と、前記複数の太陽電池セルの後方に共通に配置される裏面カバー部材とを有する太陽電池モジュールであって、前記裏面カバー部材は、顔料を混入させた樹脂性材料層と誘電体材料から成る耐候性材料層との少なくとも2層を有し、さらにこれらの層間に無機酸化物が付加挿入されることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記顔料を混入させた樹脂性材料層は、セル間隙を介して前方から入射される光を散乱反射させる反射性材からなるようにしてもよい。
前記顔料は、シリカを含む白色顔料であってもよい。
前記無機酸化物はSiOxであってもよい。
前記SiOxは、蒸着により付加挿入されるようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、特にスーパーストレートタイプ太陽電池モジュールとして構成した本発明の基本的原理を説明する図で、ガラスなどの透光性材料から成る前面カバー部材3及びEVAなどから成る透明充填材料2を介して入射した太陽光5が、所定の間隙Smを設けて平面状に配置してある複数の太陽電池セル1の受光面に到達して発電に寄与するとともに、該間隙Smに入射した太陽光5も、モジュール裏面カバー部材4に含ませてある特に散乱反射性を良くする反射性材によって反射され、さらに前記前面カバー部材3によって再反射し、前記複数の太陽電池セル1の各受光面に到達して、該複数の太陽電池セルの各々が各受光面に入射される光エネルギーをより高効率で電気エネルギーに変換できるようにしている。
【0011】
図2は、本発明の実用性確認実験のために用意した模擬のスーパーストレートタイプ太陽電池モジュール6で、該モジュールのほぼ中央部に出力測定セルQを配置し、さらにその周囲に8枚のダミーセルDを配置し、各セル相互間の間隙Smをパラメーターとして出力測定セルQの光発電出力を測定した。例えば、出力測定セルQの大きさは約100mm□の擬似角セルである。
【0012】
図3は、上記実験結果によるセル間隙Smに対する出力測定セルQの増加した電気出力変化率Qmの関係データをグラフ化したものである。例えば、セル間隙Smと電気出力変化率Qmとのデータは、2mm、4mm、8mm、16mm、32mmのセル間隙Smに対して、電気出力変化率Qmはそれぞれ、1%、3.5%、5.2%、7.2%、8.8%、となり、これによると、セル間隙Smに対する電気出力変化率Qmの特性曲線は指数関数的である。セル間隙Smが5mm以下であると電気出力変化率Qm[%]の値そのものがまだ小さく、セル間隙が30mmを越えると、電気出力変化率Qm値の増加割合がに小さくなり、飽和傾向となる。従って、セル間隙Smは、5mmより大きく、30mm程度の範囲が実用的である。なお、実験は100mm□の太陽電池セル使用で行ったので、セル間隙を100mmより大きく設定することは無意味である。
【0013】
図4は、図3の特性曲線を対数グラフ化したものであり、これによると、セル間隙Sm[mm]と電気出力変化率Qm[%]とに次の関係式が成立することがわかる。
Ln(Sm[mm])=A×(Qm[%])+B
ここに、Lnは自然対数関数、Smはセル間隙、Qmは電気出力変化率、A及びBは定数、である。定数Aは、各太陽電池セル裏面側に置かれた反射性部材の反射率及び前面カバー部材との距離等で定まる定数、定数Bは、太陽電池セル1枚の面積とその太陽光発電変換効率等で定まる定数で、上記実験結果においては、A=0.364、B=0.215であった。なお、この場合、各太陽電池セル裏面側に置かれた反射性部材の反射率は約70%であり、太陽電池セル1枚の大きさは100mm□で、その太陽光発電変換効率17%の単結晶セルを使用した。
【0014】
本発明の実施形態における太陽電池モジュールの上記実験例では、反射性部材を含むモジュール裏面カバー部材として、図10に示す前記従来例構造のものと同様の、特に3層構造としたその中心材のアルミニウム材41の上面側すなわち太陽光入射側の樹脂フィルム42に、シリカ(SiO2)などの白色顔料を混入させて散乱反射性を持たせるか、または、図9に示すEVAなどの充填材料12を上下2層にしてその下側すなわち太陽電池セル11(図2においては出力測定セルQ及びダミーセルD)の裏面側を充填する層に前記白色顔料を混入させて散乱反射性を持たせ(図示せず)、その散乱反射性部材の反射率を約70%としていたが、この反射率を80%、90%と高めれば、さらに電気出力向上に寄与することが別の実験でわかった。
【0015】
図5は、前記裏面カバー部材に含まれる散乱反射性部材の反射率をさらに高められる構造として、少なくとも光が入射するその表面または全体を凹凸形状にした裏面カバー部材7である。そして、その凹凸形状が三角波状またはピラミッド形または逆ピラミッド形状としている。このような形状であると、前面から入射してきた光5のほぼ全量が進行方向矢印5aのように多重反射して前面に戻り、再度前面カバー部材3で反射して太陽電池セル1に到達し、その電気出力向上に寄与することができる。なお、図5には図示していないが、アルミニウム材41の上部には透明な樹脂フィルム42または透明なEVAなどの充填材料2があるのは言うまでもない。また、このような凹凸形状にすると、アルミニウム材41の表面は、特に散乱反射性を良くするつや消し表面加工を施さなくて鏡面(つや有り)のままでもよい。
【0016】
ところで、スーパーストレートタイプ太陽電池モジュールの場合、その重量を軽くする必要性から前記裏面カバー部材4は薄く膜状に形成されるのが通例であるため、この裏面カバー部材4を図5のような凹凸形状の裏面カバー部材7にすると、内部のアルミニウム材41がさらに露出しやすくなり、モジュールとしての電気絶縁破壊事故が多発するようになることが考えられる。
【0017】
そこで、電気絶縁性を特に考慮して、前記裏面カバー部材7にアルミニウム材などの導電性金属材料を使用せず、代わりにシリカ(SiO2)などの白色顔料を混入させた樹脂フィルムと耐候性樹脂フィルムとの少なくとも2層以上で前記裏面カバー部材7を構成し、その層間に、さらに防湿機能の良い無機酸化物(例えばSiOX)や窒化物(例えばSiNX)などの誘電体膜を蒸着などの方法で付加挿入してある膜を、前記裏面カバー部材7として置き換えることも本発明実施形態の特徴としている。これを図5で示せば、41がシリカ(SiO2)などの白色顔料を混入させた樹脂フィルムに置き換わり、その裏面の耐候性樹脂フィルム43との間に、前記防湿機能の良い誘電体膜を蒸着などの方法で付加挿入した構造(図示せず)の裏面カバー部材7となる。
【0018】
以上、本発明実施の形態を図1乃至図5を参照して説明してきたが、これは実験で確認した理想的な実施形態であり、本発明をそのまま実施しようとすると、図2からもわかるように、各太陽電池セル相互間の間隙Smを5mmより大きく30mm程度迄広くすればするほどモジュールとしての面積が大きくならざるを得ない。しかし、実際問題として、太陽電池モジュールを住宅用太陽光発電システムなどとして数台乃至数十台をまとめてユニット化して設置しようとすると、多くの場合、その設置面積に制限を受けてしまう。
【0019】
そこで、従来と同一寸法のモジュールに本発明の実施形態を適用したのが、図6に示すモジュールであり、太陽電池セルの大きさは約100mm□の擬似角セル、太陽光発電変換効率は17%程度、を用いている。この図のモジュールと図8に示す従来のモジュールとを比較してみると、図8のモジュールでは、太陽電池セル11が6列×9行=54枚配置せられ、各セル相互間の間隙は列間行間共約2mmであり、太陽電池モジュールの受光側の大きさは、約614mm×約920mm=約5648.8cm2である。また、図6の本発明実施形態適用モジュールでは、図8のものと同じ太陽電池セルが6列×8行=48枚配置しており、その相互間の間隙は列間が従来と同様の約2mm、行間が約20mm、周辺のセルと枠との間隔を約2mmとしており、太陽電池モジュールの受光側の大きさは、約614mm×約944mm=約5796.2cm2である。なお、図6のA-A’部で切断した部分拡大断面図を図7に示すが、図6のB-B’部で切断した部分拡大断面図は図9の従来例図と同様である。
【0020】
ここにおいて、本発明適用モジュールの図6は、セル枚数が6枚少なくなっている分、モジュールとしての太陽光発電電気出力絶対値は少ないけれども、その電気出力変化率Qmは約4%向上していることが確かめられた。すなわち、本発明適用モジュール図6は、従来モジュール図8より太陽電池セル枚数の低減を図りつつ、相対的出力の向上を実現していることになる。なお、この電気出力変化率Qmの約4%向上は、図2の本発明基本形に換算すると、図3の特性グラフからもわかるように、太陽電池セル相互間の間隙Smを列間行間共5〜6mmにしたものに相当する。
【0021】
ところで、本発明適用モジュール図6のモジュール出力は126Wであったが、モジュール寸法を少し大きくすることが許されるとして、従来モジュールと同様に54枚の太陽電池セル搭載が可能であるとすると、そのモジュール出力は141.4Wにもなる。しかし、図8の従来モジュールでは、太陽電池セル54枚搭載であるにもかかわらず、そのモジュール出力は136Wであった。言い換えると、本発明適用モジュール図6の太陽電池セル1枚当たりの出力は、従来モジュール図8の2.52Wから、2.62Wに向上していることになる。
【0022】
以上のような特性のある本発明適用モジュール図6を利用して住宅用太陽光発電システムを構築すると、例えば本モジュール24枚使用では、その合計出力となるシステム出力は126W×24≒3.02kWとなり、公称出力3kWシステムに十分対応できる。しかるに、図8の従来モジュールの考え方のままで、その太陽電池セル搭載枚数を48枚にすると、モジュール出力は121Wしか取り出せず、そのシステム出力は121W×24≒2.90kWで、公称出力3kWシステムには対応できなかった。(従来では、太陽電池セル54枚搭載モジュールとして、システム出力136W×24≒3.26kWにして、公称出力3kWシステムに対応していた。)
言い換えると、本発明適用モジュールの図6は、図8の従来モジュールよりその太陽電池セル搭載枚数を54枚から48枚に、6枚も節約しているが、この節約効果は極めて大きい。すなわち、現在、モジュールの製造原価に対する太陽電池セルの原価(コスト)は7割以上も占めており、該太陽電池セル6枚の節約によるそのコストダウン効果は、((54/48)-1)×0.7=8.75%にも達する。このコストダウン効果は、住宅用太陽光発電システムの普及を図る上において、極めて重要なことである。なお、太陽電池セルや半導体集積回路などの製造に必要な高純度シリコンの精製には、今なお特殊な技術や設備がないと精製できず、本発明適用の太陽電池モジュールは、高純度シリコン原材料の逼迫問題の解決にも十分に貢献することになる。なお、本発明のを、代表的なスーパーストレートタイプ太陽電池モジュールで説明したが、JIS C 8918で規定されている他のサブストレートタイプ及び充填タイプの太陽電池モジュール、または、その他のタイプのモジュールにも適用できるのは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
本発明の太陽電池モジュールによれば、相互にセル間隙を設けて平面状に配置される複数の太陽電池セルと、該複数の太陽電池セルの各受光面側に共通に配置される透光性材料から成る前面カバー部材と、前記複数の太陽電池セルの後方に共通に配置される裏面カバー部材とを有する太陽電池モジュールであって、前記裏面カバー部材は、顔料を混入させた樹脂性材料層と誘電体材料から成る耐候性材料層との少なくとも2層を有し、さらにこれらの層間に無機酸化物が付加挿入されることを特徴とするものであり、太陽電池モジュールに入射した光の散乱・反射効果を高めることができ、太陽光発電変換効率を向上することができるとともに、防湿性に優れたモジュール構造とすることができる。
【0024】
また、顔料を混入させた樹脂性材料層は、セル間隙を介して前方から入射される光を散乱反射させる反射性材からなるようにすることにより、反射効果を高めることができる。特に、顔料にシリカを含む白色顔料を用いることにより、反射効果を高めることができる。
【0025】
また、無機酸化物にSiOxを使用することにより、特に蒸着により付加挿入することにより、防湿性を高めることができる。
【0026】
また、前記反射性材を少なくとも光が入射するその表面が凹凸形状であることを特徴とするものであり、太陽電池モジュールに入射した光の散乱・反射効果を高めることができ、太陽光発電変換効率を向上することができる。
【0027】
また、前記反射性材の凹凸形状が三角波状またはピラミッド形もしくは逆ピラミッド形であることを特徴とするものであり、光の全反射効果も利用して、太陽電池モジュールに入射した光の散乱・反射効果を高めることができ、太陽光発電変換効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態よりなる太陽電池モジュールの基本原理を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施の形態よりなる太陽電池モジュールの原理確認用模擬太陽電池モジュールの平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態よりなる太陽電池モジュールの電気出力変化率Qmとセル間隙Smとの関係を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施の形態よりなる太陽電池モジュールの電気出力変化率Qmとセル間隙Smとの関係を示す対数グラフである。
【図5】本発明の反射性部材を含む裏面カバー部材の構成を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の一実施例形態における太陽電池モジュールの平面図である。
【図7】図6のA-A’部で切断した部分拡大断面図である。
【図8】従来例のスーパーストレートタイプ太陽電池モジュールの一例を示す斜視図である。
【図9】従来例の図8のA面での切断面構造を示す拡大断面図である。
【図10】従来例のスーパーストレートタイプ太陽電池モジュールの裏面カバー部材の詳細を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 太陽電池セル
2 透明充填材料
3 前面カバー部材(透光性)
4 裏面カバー部材
5 入射光
7 凹凸形状のある裏面カバー部材
41 金属性フィルム、または裏面に誘電体膜付の散乱反射機能を持った耐候性樹脂フィルム
42 透明、または散乱反射機能を持った耐候性樹脂フィルム
43 耐候性樹脂フィルム

Claims (5)

  1. 相互にセル間隙を設けて平面状に配置される複数の太陽電池セルと、該複数の太陽電池セルの各受光面側に共通に配置される透光性材料から成る前面カバー部材と、前記複数の太陽電池セルの後方に共通に配置される裏面カバー部材とを有する太陽電池モジュールであって、
    前記裏面カバー部材は、顔料を混入させた樹脂性材料層と誘電体材料から成る耐候性材料層との少なくとも2層を有し、さらにこれらの層間に無機酸化物が付加挿入されることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記顔料を混入させた樹脂性材料層は、セル間隙を介して前方から入射される光を散乱反射させる反射性材からなることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記顔料は、シリカを含む白色顔料であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記無機酸化物はSiOxであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記SiOxは、蒸着により付加挿入されたことを特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール。
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